JPH06311526A - Y/c分離回路 - Google Patents
Y/c分離回路Info
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- JPH06311526A JPH06311526A JP9605993A JP9605993A JPH06311526A JP H06311526 A JPH06311526 A JP H06311526A JP 9605993 A JP9605993 A JP 9605993A JP 9605993 A JP9605993 A JP 9605993A JP H06311526 A JPH06311526 A JP H06311526A
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- Japan
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- signal
- delay line
- output
- glass delay
- input
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、簡単な構成で高精度のY/C分離
回路を得ることを目的とする。 【構成】 ICの入力端子aに入力される合成映像信号
と、入力端子bに入力される色副搬送波とを第1加算器
5にて加算して搬送波多重信号を作成する。そして、こ
の搬送波多重信号と1Hガラス遅延線1から90度移相
器11を経由した合成映像信号とを乗算器10に入力す
る。乗算器10では、90度の位相差を基準として、2
つの信号の位相差のずれ量に応じた誤差信号を出力し、
ローパスフィルタ9へ出力する。ローパスフィルタ9か
らその誤差信号に応じた制御電圧が、1Hガラス遅延線
1を構成するジャイレータ7,8に与えられ、ジャイレ
ータ7,8のインダクタンス値が、1Hガラス遅延線1
の遅延時間が正確に1Hになるように自動的に調整され
る。
回路を得ることを目的とする。 【構成】 ICの入力端子aに入力される合成映像信号
と、入力端子bに入力される色副搬送波とを第1加算器
5にて加算して搬送波多重信号を作成する。そして、こ
の搬送波多重信号と1Hガラス遅延線1から90度移相
器11を経由した合成映像信号とを乗算器10に入力す
る。乗算器10では、90度の位相差を基準として、2
つの信号の位相差のずれ量に応じた誤差信号を出力し、
ローパスフィルタ9へ出力する。ローパスフィルタ9か
らその誤差信号に応じた制御電圧が、1Hガラス遅延線
1を構成するジャイレータ7,8に与えられ、ジャイレ
ータ7,8のインダクタンス値が、1Hガラス遅延線1
の遅延時間が正確に1Hになるように自動的に調整され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Y/C分離回路に関
し、特に、例えば1H(ライン)ガラス遅延線を用いて
コンポジット映像信号を輝度信号と色信号とに分離する
くし形Y/C分離回路に関する。
し、特に、例えば1H(ライン)ガラス遅延線を用いて
コンポジット映像信号を輝度信号と色信号とに分離する
くし形Y/C分離回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、一般的なこの種のくし形Y/C
分離回路を示す。
分離回路を示す。
【0003】このY/C分離回路は、ライン毎に色信号
の位相が反転することを利用して輝度信号と色信号とに
分離するものである。そのためには、1Hガラス遅延線
1の遅延時間は正確に1Hでなければならない。しかし
ながら、1Hガラス遅延線1は、一般に、矩形のガラス
基板の対角に一対の超音波トランスジューサを設け、そ
の間のガラス基板の表面形状によって一方の超音波トラ
ンスジューサに入力された電気信号を1H遅延した電気
信号として他方の超音波トランスジューサから取り出す
ものであり、ガラス基板の加工のばらつき等によって遅
延時間にばらつきが生じる。
の位相が反転することを利用して輝度信号と色信号とに
分離するものである。そのためには、1Hガラス遅延線
1の遅延時間は正確に1Hでなければならない。しかし
ながら、1Hガラス遅延線1は、一般に、矩形のガラス
基板の対角に一対の超音波トランスジューサを設け、そ
の間のガラス基板の表面形状によって一方の超音波トラ
ンスジューサに入力された電気信号を1H遅延した電気
信号として他方の超音波トランスジューサから取り出す
ものであり、ガラス基板の加工のばらつき等によって遅
延時間にばらつきが生じる。
【0004】従って、図2に示すように、1Hガラス遅
延線1を可変コイルLを用いて終端し、そのインダクタ
ンス値を調整することによって、1Hガラス遅延線1の
遅延時間のばらつきを補正している。
延線1を可変コイルLを用いて終端し、そのインダクタ
ンス値を調整することによって、1Hガラス遅延線1の
遅延時間のばらつきを補正している。
【0005】しかしながら、図2に示す従来のY/C分
離回路では、手作業によりその可変コイルLを調整して
いたので、調整に時間がかかるばかりでなく、製品毎に
性能のばらつきを生じていた。
離回路では、手作業によりその可変コイルLを調整して
いたので、調整に時間がかかるばかりでなく、製品毎に
性能のばらつきを生じていた。
【0006】そこで、本出願人は、特願平3−9889
1号公報に提案している如く、可変コイルLに代えて1
Hガラス遅延線1の入力側若しくは出力側の少なくとも
一方を終端する半導体可変インダクタンス回路(以下、
ジャイレータと記す)を用いて1Hガラス遅延線1を構
成していた。そして、この1Hガラス遅延線1の入出力
間の信号を乗算し、この乗算出力によりジャイレータを
制御することにより、1Hガラス遅延線1の遅延時間の
ばらつきを自動調整していた。
1号公報に提案している如く、可変コイルLに代えて1
Hガラス遅延線1の入力側若しくは出力側の少なくとも
一方を終端する半導体可変インダクタンス回路(以下、
ジャイレータと記す)を用いて1Hガラス遅延線1を構
成していた。そして、この1Hガラス遅延線1の入出力
間の信号を乗算し、この乗算出力によりジャイレータを
制御することにより、1Hガラス遅延線1の遅延時間の
ばらつきを自動調整していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、1
Hガラス遅延線からの出力信号には、1水平走査期間遅
延された信号成分以外に、僅かではあるが1水平走査期
間以上遅延された不要信号成分も存在している。このた
め、有効映像期間に存在するクロマ信号が1Hガラス遅
延線を通過することにより不要信号成分が発生し、この
不要信号成分がカラーバースト信号に加算されて、カラ
ーバースト信号の位相条件が変化してしまうことにな
る。
Hガラス遅延線からの出力信号には、1水平走査期間遅
延された信号成分以外に、僅かではあるが1水平走査期
間以上遅延された不要信号成分も存在している。このた
め、有効映像期間に存在するクロマ信号が1Hガラス遅
延線を通過することにより不要信号成分が発生し、この
不要信号成分がカラーバースト信号に加算されて、カラ
ーバースト信号の位相条件が変化してしまうことにな
る。
【0008】以下、上述の欠点を図3を用いて詳細に説
明する。
明する。
【0009】図3は、1Hガラス遅延線の入出力クロマ
信号を示しており、図3イは1Hガラス遅延線への入力
クロマ信号、図3ロは1Hガラス遅延線からの出力クロ
マ信号を示す。
信号を示しており、図3イは1Hガラス遅延線への入力
クロマ信号、図3ロは1Hガラス遅延線からの出力クロ
マ信号を示す。
【0010】図3において、1Hガラス遅延線に映像信
号の色飽和度が低い信号(C1,C3)が入力された場
合には、C1,C3の不要信号成分は図3ロに示すよう
にカラーバースト信号(B2,B4)に重畳される。し
かしながら、B2,B4の信号レベルに対してC1,C
3の不要信号成分の信号レベルが十分に低いため、この
不要信号成分がカラーバースト信号(B2,B4)に与
える影響は小さい。
号の色飽和度が低い信号(C1,C3)が入力された場
合には、C1,C3の不要信号成分は図3ロに示すよう
にカラーバースト信号(B2,B4)に重畳される。し
かしながら、B2,B4の信号レベルに対してC1,C
3の不要信号成分の信号レベルが十分に低いため、この
不要信号成分がカラーバースト信号(B2,B4)に与
える影響は小さい。
【0011】一方、1Hガラス遅延線に映像信号の色飽
和度が高い信号(C2)が入力された場合には、C2の
不要信号成分はカラーバースト信号(B3)に重畳され
る。この時、C2の不要信号成分の信号レベルは高いた
め、この不要信号成分がB3に与える影響は大きくな
り、B3の信号位相が変化する。従って、このB3を基
準とした信号によりジャイレータを制御すると、1Hガ
ラス遅延線の遅延量が正常時とは異なることになり、Y
/C分離度が劣化する。
和度が高い信号(C2)が入力された場合には、C2の
不要信号成分はカラーバースト信号(B3)に重畳され
る。この時、C2の不要信号成分の信号レベルは高いた
め、この不要信号成分がB3に与える影響は大きくな
り、B3の信号位相が変化する。従って、このB3を基
準とした信号によりジャイレータを制御すると、1Hガ
ラス遅延線の遅延量が正常時とは異なることになり、Y
/C分離度が劣化する。
【0012】尚、上述ではクロマ信号による不要信号成
分のY/C分離度への影響を説明したが、この他に輝度
信号による不要信号成分も同様にY/C分離度に影響を
与えることになる。
分のY/C分離度への影響を説明したが、この他に輝度
信号による不要信号成分も同様にY/C分離度に影響を
与えることになる。
【0013】また、弱電界時やVTR再生時の信号など
のようにノイズの多い信号においてもカラーバースト信
号の位相関係を正確に管理することは困難である。
のようにノイズの多い信号においてもカラーバースト信
号の位相関係を正確に管理することは困難である。
【0014】本発明は、上述の欠点に鑑みなされたもの
であり、簡単な構成で高精度のY/C分離回路を得るこ
とを目的とする。
であり、簡単な構成で高精度のY/C分離回路を得るこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラーバース
ト信号とクロマ信号とからなる第1の信号と該第1の信
号と周波数インターリーブ関係の輝度信号からなる第2
の信号との合成信号を1H(水平走査期間)ガラス遅延
線を用いて遅延させることによりクロマ信号と輝度信号
とに分離するY/C分離回路において、前記カラーバー
スト信号に同期した色副搬送波信号を前記合成信号の垂
直同期信号期間に多重する多重手段と、前記1Hガラス
遅延線の入力側及び出力側の少なくとも一方を終端する
半導体可変インダクタンス回路と、前記1Hガラス遅延
線の入出力間の信号に基づいて、前記半導体可変インダ
クタンス回路のインダクタンス値を制御する制御手段と
を備えることを特徴とするY/C分離回路である。
ト信号とクロマ信号とからなる第1の信号と該第1の信
号と周波数インターリーブ関係の輝度信号からなる第2
の信号との合成信号を1H(水平走査期間)ガラス遅延
線を用いて遅延させることによりクロマ信号と輝度信号
とに分離するY/C分離回路において、前記カラーバー
スト信号に同期した色副搬送波信号を前記合成信号の垂
直同期信号期間に多重する多重手段と、前記1Hガラス
遅延線の入力側及び出力側の少なくとも一方を終端する
半導体可変インダクタンス回路と、前記1Hガラス遅延
線の入出力間の信号に基づいて、前記半導体可変インダ
クタンス回路のインダクタンス値を制御する制御手段と
を備えることを特徴とするY/C分離回路である。
【0016】また、本発明は、カラーバースト信号とク
ロマ信号とからなる第1の信号と該第1の信号と周波数
インターリーブ関係の輝度信号からなる第2の信号との
合成信号を受ける第1の入力端子と、前記カラーバース
ト信号に同期した色副搬送波信号を受ける第2の入力端
子と、前記合成信号の垂直同期期間に前記第1の入力端
子からの信号と前記第2の入力端子からの信号とを加算
する加算手段と、半導体可変インダクタンス回路を有
し、前記加算器からの信号を1水平期間遅延する1Hガ
ラス遅延線と、前記1H遅延線の入出力間の信号を乗算
し、その乗算出力により前記半導体可変インダクタンス
回路を制御する制御手段とを備えるY/C分離回路であ
る。
ロマ信号とからなる第1の信号と該第1の信号と周波数
インターリーブ関係の輝度信号からなる第2の信号との
合成信号を受ける第1の入力端子と、前記カラーバース
ト信号に同期した色副搬送波信号を受ける第2の入力端
子と、前記合成信号の垂直同期期間に前記第1の入力端
子からの信号と前記第2の入力端子からの信号とを加算
する加算手段と、半導体可変インダクタンス回路を有
し、前記加算器からの信号を1水平期間遅延する1Hガ
ラス遅延線と、前記1H遅延線の入出力間の信号を乗算
し、その乗算出力により前記半導体可変インダクタンス
回路を制御する制御手段とを備えるY/C分離回路であ
る。
【0017】
【作用】カラーバースト信号に同期した色副搬送波信号
を前記映像信号の垂直同期信号期間に多重し、ガラス遅
延線を経由した信号と経由しない信号のそれぞれの色副
搬送波信号の位相関係が180度になるようにジャイレ
ータのインダクタンス値を自動的に制御する。
を前記映像信号の垂直同期信号期間に多重し、ガラス遅
延線を経由した信号と経由しない信号のそれぞれの色副
搬送波信号の位相関係が180度になるようにジャイレ
ータのインダクタンス値を自動的に制御する。
【0018】
【実施例】図1に本発明のY/C分離回路の1実施例を
示し、以下これについて説明する。
示し、以下これについて説明する。
【0019】まず、複合映像信号と、基準発振器等で作
成された複合映像信号のカラーバースト信号に同期した
色副搬送波とが、ICの入力端子a、bを介して、第1
加算器5に入力される。第1加算器5は、垂直同期分離
回路12より出力される垂直同期信号にて制御され、垂
直同期期間では複合映像信号と色副搬送波が加算されて
第1加算器5から出力され、垂直同期期間以外では色副
搬送波が加算されず、複合映像信号がそのまま第1加算
器5から出力されるように動作する。つまり、第1加算
器5からの出力信号は、複合映像信号の垂直帰線期間の
み基準発振器からの色副搬送波が重畳された信号とな
る。(以下、第1加算器5出力信号を搬送波多重映像信
号と記す。)搬送波多重映像信号は、第2加算器3、減
算器4の一方の入力端子、及びICの出力端子cを介し
て1Hガラス遅延線1に入力される。ここで、搬送波多
重信号は、1Hガラス遅延線1により1水平期間遅延さ
れた後、ICの入力端子eを介して電圧制御型可変利得
増幅器2に入力され、所定の利得に調整される。電圧制
御型可変利得増幅器2により利得制御された信号は、加
算器3、及び減算器4の他方の入力端子に入力されると
ともに、90度移相器11を介して乗算器11にも入力
される。その結果、第2加算器3からは輝度信号が出力
され、また減算器4からはクロマ信号が出力される。
成された複合映像信号のカラーバースト信号に同期した
色副搬送波とが、ICの入力端子a、bを介して、第1
加算器5に入力される。第1加算器5は、垂直同期分離
回路12より出力される垂直同期信号にて制御され、垂
直同期期間では複合映像信号と色副搬送波が加算されて
第1加算器5から出力され、垂直同期期間以外では色副
搬送波が加算されず、複合映像信号がそのまま第1加算
器5から出力されるように動作する。つまり、第1加算
器5からの出力信号は、複合映像信号の垂直帰線期間の
み基準発振器からの色副搬送波が重畳された信号とな
る。(以下、第1加算器5出力信号を搬送波多重映像信
号と記す。)搬送波多重映像信号は、第2加算器3、減
算器4の一方の入力端子、及びICの出力端子cを介し
て1Hガラス遅延線1に入力される。ここで、搬送波多
重信号は、1Hガラス遅延線1により1水平期間遅延さ
れた後、ICの入力端子eを介して電圧制御型可変利得
増幅器2に入力され、所定の利得に調整される。電圧制
御型可変利得増幅器2により利得制御された信号は、加
算器3、及び減算器4の他方の入力端子に入力されると
ともに、90度移相器11を介して乗算器11にも入力
される。その結果、第2加算器3からは輝度信号が出力
され、また減算器4からはクロマ信号が出力される。
【0020】そして、乗算器10からは1Hガラス遅延
線1による遅延量誤差分に準じた信号がローパスフィル
タ11へ出力され、ローパスフィルタ9で積分される。
線1による遅延量誤差分に準じた信号がローパスフィル
タ11へ出力され、ローパスフィルタ9で積分される。
【0021】ここで、ローパスフィルタ9には垂直同期
信号が供給されており、垂直帰線期間のみ動作し、それ
以外の期間(一般の映像信号期間)ではローパスフィル
タ9は垂直帰線期間に検出した値をホールドする構成と
なってる。
信号が供給されており、垂直帰線期間のみ動作し、それ
以外の期間(一般の映像信号期間)ではローパスフィル
タ9は垂直帰線期間に検出した値をホールドする構成と
なってる。
【0022】また、1Hガラス遅延線1の入出力端子に
は、それぞれジャイレータ7,8が接続されており、出
力終端インダクタンスとして機能し、そのインダクタン
ス値がローパスフィルタ9の出力によって制御される。
は、それぞれジャイレータ7,8が接続されており、出
力終端インダクタンスとして機能し、そのインダクタン
ス値がローパスフィルタ9の出力によって制御される。
【0023】従って、ジャイレータは、1Hガラス遅延
線1の入出力間の垂直帰線期間に重畳された色副搬送波
を乗算した検出出力により制御されることになる。
線1の入出力間の垂直帰線期間に重畳された色副搬送波
を乗算した検出出力により制御されることになる。
【0024】この実施例では、1Hガラス遅延線1から
の出力信号が90度移相器11で90度進相されて、複
合映像信号がそのまま、位相比較器を構成する乗算器1
0に与えられる。従って、乗算器10からは両信号が9
0度の位相差のときを基準として、両信号の位相差の9
0度からのずれ量に応じた誤差信号をローパスフィルタ
11に与える。従って、ローパスフィルタ11からは、
その位相差のずれ量に応じた制御電圧が出力され、その
制御電圧がジャイレータ7,8に与えられ、第2加算器
3、及び減算器4のそれぞれの入力端子に供給される信
号の位相差が常に180度となるように制御される。
の出力信号が90度移相器11で90度進相されて、複
合映像信号がそのまま、位相比較器を構成する乗算器1
0に与えられる。従って、乗算器10からは両信号が9
0度の位相差のときを基準として、両信号の位相差の9
0度からのずれ量に応じた誤差信号をローパスフィルタ
11に与える。従って、ローパスフィルタ11からは、
その位相差のずれ量に応じた制御電圧が出力され、その
制御電圧がジャイレータ7,8に与えられ、第2加算器
3、及び減算器4のそれぞれの入力端子に供給される信
号の位相差が常に180度となるように制御される。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成することによ
り、弱電界時やVTR再生時などのようにノイズが多い
映像信号に対して高精度のY/C分離回路を得ることが
できるばかりか、入力された合成映像信号の信号レベル
に影響されることなく、安定したY/C分離回路を得る
ことができる。
り、弱電界時やVTR再生時などのようにノイズが多い
映像信号に対して高精度のY/C分離回路を得ることが
できるばかりか、入力された合成映像信号の信号レベル
に影響されることなく、安定したY/C分離回路を得る
ことができる。
【図1】本発明のY/C分離回路を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】従来のY/C分離回路を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】1Hガラス遅延線への入力クロマ信号、及び1
Hガラス遅延線からの出力クロマ信号を示す図である。
Hガラス遅延線からの出力クロマ信号を示す図である。
1 ガラス遅延線 2 電圧制御型可変利得増幅器 3 第2加算器 4 減算器 5 第1加算器 7 ジャイレータ 8 ジャイレータ 9 ローパスフィルタ 10 乗算器 11 90度移相器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラーバース
ト信号とクロマ信号とからなる第1の信号と該第1の信
号と周波数インターリーブ関係の輝度信号からなる第2
の信号との合成信号を1H(水平走査期間)ガラス遅延
線を用いて遅延させることによりクロマ信号と輝度信号
とに分離するY/C分離回路において、前記カラーバー
スト信号に同期した色副搬送波信号を前記合成信号の垂
直帰線期間に多重する多重手段と、前記1Hガラス遅延
線の入力側及び出力側の少なくとも一方を終端する半導
体可変インダクタンス回路と、前記1Hガラス遅延線の
入出力間の信号に基づいて、前記半導体可変インダクタ
ンス回路のインダクタンス値を制御する制御手段とを備
えることを特徴とするY/C分離回路である。
ト信号とクロマ信号とからなる第1の信号と該第1の信
号と周波数インターリーブ関係の輝度信号からなる第2
の信号との合成信号を1H(水平走査期間)ガラス遅延
線を用いて遅延させることによりクロマ信号と輝度信号
とに分離するY/C分離回路において、前記カラーバー
スト信号に同期した色副搬送波信号を前記合成信号の垂
直帰線期間に多重する多重手段と、前記1Hガラス遅延
線の入力側及び出力側の少なくとも一方を終端する半導
体可変インダクタンス回路と、前記1Hガラス遅延線の
入出力間の信号に基づいて、前記半導体可変インダクタ
ンス回路のインダクタンス値を制御する制御手段とを備
えることを特徴とするY/C分離回路である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、本発明は、カラーバースト信号とク
ロマ信号とからなる第1の信号と該第1の信号と周波数
インターリーブ関係の輝度信号からなる第2の信号との
合成信号を受ける第1の入力端子と、前記カラーバース
ト信号に同期した色副搬送波信号を受ける第2の入力端
子と、前記合成信号の垂直帰線期間に前記第1の入力端
子からの信号と前記第2の入力端子からの信号とを加算
する加算手段と、半導体可変インダクタンス回路を有
し、前記加算器からの信号を1水平期間遅延する1Hガ
ラス遅延線と、前記1H遅延線の入出力間の信号を乗算
し、その乗算出力により前記半導体可変インダクタンス
回路を制御する制御手段とを備えるY/C分離回路であ
る。
ロマ信号とからなる第1の信号と該第1の信号と周波数
インターリーブ関係の輝度信号からなる第2の信号との
合成信号を受ける第1の入力端子と、前記カラーバース
ト信号に同期した色副搬送波信号を受ける第2の入力端
子と、前記合成信号の垂直帰線期間に前記第1の入力端
子からの信号と前記第2の入力端子からの信号とを加算
する加算手段と、半導体可変インダクタンス回路を有
し、前記加算器からの信号を1水平期間遅延する1Hガ
ラス遅延線と、前記1H遅延線の入出力間の信号を乗算
し、その乗算出力により前記半導体可変インダクタンス
回路を制御する制御手段とを備えるY/C分離回路であ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【作用】カラーバースト信号に同期した色副搬送波信号
を前記映像信号の垂直帰線期間に多重し、ガラス遅延線
を経由した信号と経由しない信号のそれぞれの色副搬送
波信号の位相関係が180度になるようにジャイレータ
のインダクタンス値を自動的に制御する。
を前記映像信号の垂直帰線期間に多重し、ガラス遅延線
を経由した信号と経由しない信号のそれぞれの色副搬送
波信号の位相関係が180度になるようにジャイレータ
のインダクタンス値を自動的に制御する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】まず、複合映像信号と、基準発振器等で作
成された複合映像信号のカラーバースト信号に同期した
色副搬送波とが、ICの入力端子a、bを介して、第1
加算器5に入力される。第1加算器5は、垂直同期分離
回路12より出力される垂直同期信号にて制御され、垂
直帰線期間では複合映像信号と色副搬送波が加算されて
第1加算器5から出力され、垂直帰線期間以外では色副
搬送波が加算されず、複合映像信号がそのまま第1加算
器5から出力されるように動作する。つまり、第1加算
器5からの出力信号は、複合映像信号の垂直帰線期間の
み基準発振器からの色副搬送波が重畳された信号とな
る。(以下、第1加算器5出力信号を搬送波多重映像信
号と記す。)搬送波多重映像信号は、第2加算器3、減
算器4の一方の入力端子、及びICの出力端子cを介し
て1Hガラス遅延線1に入力される。ここで、搬送波多
重映像信号は、1Hガラス遅延線1により1水平期間遅
延された後、ICの入力端子eを介して電圧制御型可変
利得増幅器2に入力され、所定の利得に調整される。電
圧制御型可変利得増幅器2により利得制御された信号
は、加算器3、及び減算器4の他方の入力端子に入力さ
れるとともに、90度位相器11を介して乗算器11に
も入力される。その結果、第2加算器3からは輝度信号
が出力され、また減算器4からはクロマ信号が出力され
る。
成された複合映像信号のカラーバースト信号に同期した
色副搬送波とが、ICの入力端子a、bを介して、第1
加算器5に入力される。第1加算器5は、垂直同期分離
回路12より出力される垂直同期信号にて制御され、垂
直帰線期間では複合映像信号と色副搬送波が加算されて
第1加算器5から出力され、垂直帰線期間以外では色副
搬送波が加算されず、複合映像信号がそのまま第1加算
器5から出力されるように動作する。つまり、第1加算
器5からの出力信号は、複合映像信号の垂直帰線期間の
み基準発振器からの色副搬送波が重畳された信号とな
る。(以下、第1加算器5出力信号を搬送波多重映像信
号と記す。)搬送波多重映像信号は、第2加算器3、減
算器4の一方の入力端子、及びICの出力端子cを介し
て1Hガラス遅延線1に入力される。ここで、搬送波多
重映像信号は、1Hガラス遅延線1により1水平期間遅
延された後、ICの入力端子eを介して電圧制御型可変
利得増幅器2に入力され、所定の利得に調整される。電
圧制御型可変利得増幅器2により利得制御された信号
は、加算器3、及び減算器4の他方の入力端子に入力さ
れるとともに、90度位相器11を介して乗算器11に
も入力される。その結果、第2加算器3からは輝度信号
が出力され、また減算器4からはクロマ信号が出力され
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 カラーバースト信号とクロマ信号とから
なる第1の信号と該第1の信号と周波数インターリーブ
関係の輝度信号からなる第2の信号との合成信号を1H
(水平走査期間)ガラス遅延線を用いて遅延させること
によりクロマ信号と輝度信号とに分離するY/C分離回
路において、前記カラーバースト信号に同期した色副搬
送波信号を前記合成信号の垂直同期信号期間に多重する
多重手段と、前記1Hガラス遅延線の入力側及び出力側
の少なくとも一方を終端する半導体可変インダクタンス
回路と、前記1Hガラス遅延線の入出力間の信号に基づ
いて、前記半導体可変インダクタンス回路のインダクタ
ンス値を制御する制御手段とを備えることを特徴とする
Y/C分離回路。 - 【請求項2】 カラーバースト信号とクロマ信号とから
なる第1の信号と該第1の信号と周波数インターリーブ
関係の輝度信号からなる第2の信号との合成信号を受け
る第1の入力端子と、前記カラーバースト信号に同期し
た色副搬送波信号を受ける第2の入力端子と、前記合成
信号の垂直同期期間に前記第1の入力端子からの信号と
前記第2の入力端子からの信号とを加算する加算手段
と、半導体可変インダクタンス回路を有し、前記加算器
からの信号を1水平期間遅延する1Hガラス遅延線と、
前記1H遅延線の入出力間の信号を乗算し、その乗算出
力により前記半導体可変インダクタンス回路を制御する
制御手段とを備えるY/C分離回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9605993A JPH06311526A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | Y/c分離回路 |
KR1019940005712A KR100296897B1 (ko) | 1993-03-23 | 1994-03-22 | 휘도/색도신호분리회로 |
US08/216,589 US5432565A (en) | 1993-03-23 | 1994-03-23 | Y/C separation circuit for video use having separating means for separating the chrominance signal and the luminance signal on the basis of input and output signals |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9605993A JPH06311526A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | Y/c分離回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311526A true JPH06311526A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14154874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9605993A Pending JPH06311526A (ja) | 1993-03-23 | 1993-04-22 | Y/c分離回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06311526A (ja) |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP9605993A patent/JPH06311526A/ja active Pending
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