JPH06311410A - 物体追尾装置 - Google Patents

物体追尾装置

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JPH06311410A
JPH06311410A JP6043146A JP4314694A JPH06311410A JP H06311410 A JPH06311410 A JP H06311410A JP 6043146 A JP6043146 A JP 6043146A JP 4314694 A JP4314694 A JP 4314694A JP H06311410 A JPH06311410 A JP H06311410A
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histogram
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spatiotemporal
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Keiko Abe
惠子 阿部
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、テレビカメラで撮影した動画像より
追跡目的とする目的物体を検出すると共に追跡する物体
追尾装置において、高精度かつ確実に物体の動きを検出
して自動的に目的物体を追跡する。 【構成】画面中に設定された指定領域に追跡の目的物体
を入れ追跡を開始すると、映像信号の指定領域内のヒス
トグラムを演算し、ヒストグラムの頻度の高い範囲に関
して時空間画像を求め、この結果得られる時空間画像の
軌跡によつて撮影手段又は指定領域の移動を制御するよ
うにしたことにより、従来のブロツクマツチングに比べ
て種々の物体でも確実に動きを検出して追跡し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1、図10、図26) 作用(図1、図10、図26) 実施例 (1)第1の実施例(図1〜図9) (2)第2の実施例(図2、図5〜図8、図10〜図2
5) (3)第3の実施例(図15〜図22、図25〜図3
4) (4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は物体追尾装置に関し、例
えばテレビジヨンカメラを目的物体の動きに合わせて動
かし目的物体を追跡するものに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、テレビジヨンカメラを目的物体の
動きに合わせて動かし目的物体を追跡する場合、まずテ
レビジヨンカメラで撮像された画像中の目的物体の動き
を検出する。この動き検出の方法としては、ブロツクマ
ツチング方法が一般的である。ブロツクマツチング方法
は画像のフレーム内を複数のブロツクに分割し、目的と
するブロツクを時間的に連続する次のフレームとの相関
演算を行い、誤差が最小になるブロツクを対応ブロツク
として動きを決定するものである。
【0004】このブロツクマツチング方法による動き検
出では目的物体を他物体或いは背景から分離しないでマ
ツチングを取る方法なので、最終的な判定を統計的な量
により決定している。すなわち正しい対応が取れなくて
も誤差が最小なブロツクを選択することにより、動きを
決定するようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述したよう
なブロツクマツチング方法による動き検出方法において
は、目的とするブロツクと時間的に連続する次のフレー
ムとの相関演算を行うため演算量が多く、さらにパター
ン化された物体の動きを検出することができないという
問題があつた。
【0006】さらに目的とするブロツクと時間的に連続
する次のフレームとの相関により動きを検出する単純な
ブロツクマツチングのため、物体の大きさ変化には対応
できず、目的物体を特定しているわけではない。従つて
物体が視野内からいなくなつても相関演算の最小の場所
を対応ブロツクとして出力してしまい誤つた動きを検出
してしまう問題があつた。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、高精度かつ確実に物体の動きを検出して自動的に目
的物体を追跡し得る物体追尾装置を提案しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、画面中に設定された指定領域WA
KU内の目的物体を追尾する物体追尾装置1において、
物体を撮影して映像信号を生成する撮影手段2と、初期
画面上の指定領域WAKU内の映像信号のヒストグラム
を演算するヒストグラム処理手段12と、ヒストグラム
の頻度の高い範囲に関して、時空間画像を求める時空間
画像処理手段11と、時空間画像の軌跡に基づいて、撮
影手段2を制御する制御手段13とを設けるようにし
た。
【0009】また本発明においては、画面中に設定され
た指定領域WAKU内の目的物体を追尾する物体追尾装
置1において、初期画面上の指定領域WAKU内の映像
信号のヒストグラムを演算するヒストグラム処理手段1
2と、ヒストグラムの頻度の高い範囲に関して、時空間
画像を求める時空間画像処理手段11と、時空間画像の
軌跡に基づいて、指定領域を制御する制御手段13とを
設けるようにした。
【0010】
【作用】画面中に設定された指定領域WAKUに追跡の
目的物体を入れ追跡を開始すると、映像信号の指定領域
WAKU内のヒストグラムを演算し、ヒストグラムの頻
度の高い範囲に関して時空間画像を求め、この結果得ら
れる時空間画像の軌跡によつて撮影手段2又は指定領域
WAKUの移動を制御するようにしたことにより、従来
のブロツクマツチングに比べて種々の物体でも確実に動
きを検出して追跡し得る。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0012】(1)第1の実施例 図1は全体として本発明による物体追尾装置1を示し、
テレビカメラからの映像信号は、レンズ2A、ズームレ
ンズ2B、絞り2C及びCCD撮像素子2Dを含む撮影
光学系2から出力される。映像信号はAGC回路3を通
りアナログデジタル変換回路(A/D)4でデジタル信
号に変換され、デジタルカメラ処理回路5でY/C分離
され、デジタルアナログ変換回路(D/A)6を通じて
輝度信号Y及びクロマ信号Cとして送出される。輝度信
号Y及びクロマ信号Cは図示せぬビユーフアインダに供
給され、表示が行われる。
【0013】またデジタルカメラ処理回路5でY/C分
離されて得られる輝度信号Y及び色差信号R−Y、B−
Yは、それぞれローパスフイルタ(LPF)7を通過し
て可変画像圧縮回路8で画像圧縮される。このとき輝度
信号Y及び色差信号R−Y、B−Yが1/4又は1/8
に間引かれ、実際上 256× 256画素分の大きさ又は 128
× 128画素分の大きさに圧縮される。この切り替えはマ
イクロプロセツサ構成でなるシステム制御回路13から
の制御信号S1によつて制御される。このようにして圧
縮された輝度信号Y及び色差信号R−Y、B−Yのう
ち、直角座標系色信号R−Y、B−Yは、飽和度(Satu
ration)/色相(Hue )検出回路9を通つて極座標系Sa
turation、Hue に変換される。このようにして出力され
た1フイールド分のY信号、H信号、S信号はメモリ1
0に一旦蓄えられる。
【0014】メモリ10に記憶されたY信号、H信号、
S信号は、ヒストグラム処理回路12及び時空間画像処
理回路11に入力され、追尾するために指定された領域
内の色及び輝度信号ヒストグラムと、追尾指定された色
についてのx、y方向時空間画像及び輝度信号のx、y
方向時空間画像が生成される。システム制御回路13
は、色についてのx、y方向の時空間画像からx、y方
向の動きベクトル及び変形量を計算する。
【0015】またこのシステム制御回路13は、このよ
うにして得られるx、y方向の動きベクトル及び変形量
に基づいて、パンニングモータ駆動信号PAN、ズーム
レンズモータ駆動信号ZOOM、チルトモータ駆動信号
TILTを出力する。これらのモータ駆動信号PAN、
ZOOM、TILTでそれぞれパンニングモータ14、
ズームレンズモータ15、チルテイングモータ16が動
作し、自動的に目的物体を追尾し得るようになされてい
る。またはフオーカスロツク、AEなどを目的物体に焦
点ロツクしてコントロールすることもできる。なおシス
テム制御回路13からメモリ10への信号S2は領域指
定枠の設定、色領域と輝度領域の適応的な変更等のメモ
リ制御信号である。
【0016】またシステム制御回路13は、領域指定枠
の座標及び大きさの情報S3を枠信号発生部41に供給
する。枠信号発生部41は情報S3に基づいて領域指定
枠信号S4を発生する。領域指定枠信号S4はデジタル
アナログ変換回路6から出力された輝度信号Yに重畳さ
れ、ビユーフアインダ(図示せず)上に撮影された画像
と共に表示される。
【0017】ここでこの実施例の場合、飽和度(Satura
tion)/色相(Hue )検出回路9は、直角座標系色信号
R−Y、B−Yを極座標系Saturation、Hue に変換する
もので、実際上、直角座標系色信号R−Y、B−Yと極
座標系(HSIカラーモデル)Saturation、Hue の関係
は図2(A)及び(B)のように表される。なお、uは
R−Yの値を示し、VはB−Yの値を示す。ここで直角
座標系色信号R−Y、B−Yのダイナミツクレンジは
(-128、 127)であり、極座標系S、Hのダイナミツク
レンジは( 0、 255)であり、それぞれ次式
【数1】 によつて変換される。
【0018】この実施例では、まずユーザが入力部40
のカーソルキー等(図示せず)を使つて、ビユーフアイ
ンダ上の領域指定枠を移動し、追尾させたい目的物体を
領域指定枠にはめ込む。そしてユーザが所望の位置で入
力部40の確定キー等(図示せず)を押圧すると、初期
画面における領域指定枠が決定される。システム制御回
路13は、この初期画面における領域指定枠の座標及び
大きさをメモリ制御信号S2としてメモリ10に供給す
る。この実施例における目的物体は領域指定枠WAKU
内の赤い車である。
【0019】参考までに、この領域指定枠における色分
布を図4(A)及び図4(B)に示す。図4(A)は直
角座標系で示した場合で、図4(B)は極座標系で示し
た場合である。この実施例ではヒストグラム処理回路1
2で求められたHue ヒストグラムHST(図4(C))
を用いて、目的物体を特定する。領域指定枠WAKU内
のHue ヒストグラムHST(図4(C))における最も
頻度の高い色領域を目的物体の色と仮定し、このとき色
領域の最大範囲を20と限定する。これは極座標系の角度
θでは約28度に相当する。実際上色領域の範囲を限定し
ないと複数色を追跡することになるためにこの実施例で
色領域は、次式
【数2】 の範囲に限定されている。
【0020】またこの実施例の場合、時空間画像処理回
路11は、映像情報について図5(A)に示すような3
次元時空間直方体を想定し、当該3次元時空間直方体よ
り時空間画像を生成する。この時空間画像とは、一般に
連続入力される画像を時間軸方向に整列させて3次元時
空間直方体を形成し、この3次元時空間直方体のある時
刻における画像をx方向及びy方向に加算平均の演算を
行い、これを時間方向に並べたものである。この時空間
画像中にはカメラや物体の動きに合わせて濃淡縞模様が
表れる。
【0021】実際上3次元時空間直方体内の各画素の輝
度信号の値iは、次式
【数3】 で表されるが、3次元時空間直方体内の各画素のHue の
値h及びSaturationの値sは各々次式
【数4】 で表される。従つて目的物体の色決定によつて決定され
た色領域範囲(h1 ≦h≦h2 、この実施例においては
h1 =65、h2 =85)から、色時空間画像(Hue)は図
5(B)及び図5(C)に示すように、x方向について
次式
【数5】 及びy方向について次式
【数6】 で求める。
【0022】このようにして求めた各時刻における色時
空間画像を図6に示すように色領域範囲で規格化する。
この実施例では輝度信号による時空間画像は用いないよ
うになされている。このようにして求めた時空間画像は
図7に示すように表される。図7(A)は輝度信号によ
る時空間画像を示し、図7(B)は色信号による時空間
画像を示している。この例は赤い車でなる目的被写体が
緩やかな速度で動き出す様子をカメラを固定にしてレン
ズをワイドに引いて撮影したものである。
【0023】全画面で時空間画像を取ると情報量が圧縮
し過ぎて正しい結果を得にくい。そのため、実際には領
域をx方向及びy方向それぞれに8分割し、その各々の
領域で時空間画像を生成している。例として画面をそれ
ぞれx方向及びy方向に4分割した場合図8に示すよう
になる。指定した又は自動的にコントロールされた指定
枠の位置により現在の被写体が存在するブロツクを求め
ることができ、そのブロツクの情報を使つて動き量や変
形量を算出することができる。上述した図7は8分割し
た内の被写体の存在する3ブロツクについての時空間画
像である。
【0024】またこの実施例の物体追尾装置1では、こ
のようにして得られた色時空間画像について、システム
制御回路13で図9に示すような手順を実行して、目的
物体の動き量及び変形量を検出する。すなわち図9はx
方向の時空間画像(図9(A))について行なつた処理
でありy方向についても同様な処理を行なう。
【0025】まず初期画面(t=0、t=t−1(図9
(B))について、色時空間画像において初期設定され
た領域指定枠座標(w0(t)、w1(t))の範囲内又は範囲
に股がる0でない座標領域(p0 、p1 )を統合し、次
【数7】 で表されるその幅width(t)を被写体の初期状態とする。
このようにするとその両端の座標と領域指定枠までの距
離d0(t)、d1(t)は、次式
【数8】 で表される。この(8)式でもしp0 <w0(t)ならd0
(t)=0とし、p1 <w1(t)ならd1(t)=0とする。実
際上初期画面においては動き量、変形量共に0である。
【0026】次に継続画面(t=t(図9(C))につ
いて、t=t−1の被写体幅に接続する0でない領域を
求める。そのときの両端座標を(p2 、p3 )とする。
このときの被写体幅は、次式
【数9】 より求め、変形量は、次式
【数10】 より求める。
【0027】続いて、(10)式より求めた変形量から新
たな領域指定枠座標を、次式
【数11】 より求め、このようにして領域指定枠の大きさと動きを
追跡することができる。この動きベクトルは、次式
【数12】 より求めることができる。
【0028】またシステム制御回路13は、x方向につ
いて処理して求めた動きベクトルmvx(t)を用い
た、次式
【数13】 よりパンニングモータ14を制御するパンニングモータ
駆動信号PANを発生する。同様にしてy方向から求め
た動きベクトルmvy(t)を用いた、次式
【数14】 よりチルテイングモータ16を制御するチルトモータ駆
動信号TILTを発生する。さらに領域枠の大きさの変
化に基づいて、次式
【数15】 より、ズームレンズモータ15を制御するズームレンズ
駆動信号ZOOMを発生する。なお(13)〜(15)式に
おいて、係数A、B、Cはカメラの状態に応じた値であ
る。
【0029】この実施例では、新たな領域指定枠座標か
ら、x及びy方向の動きベクトル、枠の大きさを検出し
て、パンニングモータ14、チルテイングモータ16、
ズームレンズモータ15を駆動するようにしたが、この
ような撮影光学系2の駆動は行わず、領域指定枠の移動
及び拡大、縮小のみ行うこともできる。この場合システ
ム制御回路13は、枠信号発生部41に対し新たな領域
指定枠座標の情報S3を供給する。枠信号発生部41は
新たな領域指定枠座標に基づいて、領域指定枠信号S4
を更新する。
【0030】以上の構成によれば、撮影光学系より取り
込んだ映像信号をY/C分離した後、追跡領域の色ヒス
トグラムから目的物体の色を推定し、その色の時空間画
像をx及びy方向それぞれに求め、その軌跡とその軌跡
の有する幅及び初期幅の相対的大きさから、x方向及び
y方向の動き量と変形量を検出するようにしたことによ
り、従来のブロツクマツチングに比べて少ない演算量で
パターン化された物体でも確実に動き量及び変形量を検
出し得る物体追尾装置を実現できる。
【0031】さらに上述の構成によれば、x及びy方向
の動き量と変形量に基づいて、カメラレンズ、カメラ本
体及び又はズームレンズを制御する駆動信号を生成する
ようにしたことにより、自動的に被写体を追跡すること
に加えて被写体の大きさの変化にも自動的に対応するこ
とができ、いつも好ましい大きさで目的物体を撮影する
ことができる物体追尾装置を実現でき、かくするにつき
使い勝手を格段的に向上し得る。
【0032】さらに上述の構成によれば、x及びy方向
の動き量と変形量に基づいて、領域指定枠を移動し、さ
らにその大きさを制御するようにしたことにより、所望
の目的物体を追尾することができ、目的物体に対する部
分的な画像処理等に応用することができる。
【0033】(2)第2の実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図10におい
て、20は全体として本発明の第2の実施例による物体
追尾装置を示し、この実施例の場合、飽和度(Saturati
on)/色相(Hue )検出回路9より出力される極座標系
Saturation、Hue のうち、色相(Hue )でなるH信号は
色フイルタ21を通じてメモリ10に一旦貯えられる。
【0034】メモリ10に記憶されたY信号、H信号、
S信号は、それぞれについての時空間画像処理回路2
2、23、24に入力され、追尾するために指定された
領域枠内の色及び輝度信号ヒストグラムを求められ、色
フイルタ21の出力の大きい上位n位色と最も頻度の高
い輝度範囲を目的物体の特徴量と仮定する。そして目的
物体の色及び輝度信号についてのx方向及びy方向の時
空間画像を求める。
【0035】これらの時空間画像からシステム制御回路
13で物体を特定した後、x及びy方向の動きベクトル
や状態判別さらに大きさ等を計算し、目的物体を追跡す
るためのパンニングモータ駆動信号PAN、ズームレン
ズモータ駆動信号ZOOM、チルトモータ駆動信号TI
LTを出力する。これらのモータ駆動信号PAN、ZO
OM、TILTでそれぞれパンニングモータ14、ズー
ムレンズモータ15、チルテイングモータ16が動作
し、自動的に目的物体を追尾し得るようになされてい
る。
【0036】この物体追尾装置20の場合、飽和度(Sa
turation)/色相(Hue )検出回路9は、図11に示す
ように、それぞれu及びvの値(u、vは各々R−Y、
B−Yの値を示す)からROM構成のhマトリクス9A
及びSマトリクス9Bを用いた表引きによつて変換が行
われる。このときに使う表として、図12に示すような
u又はvの分布を指数関数分布と仮定する。
【0037】そしてメモリ容量を減少させるため量子化
レベル数を 128からnステツプに減少させる。このよう
にして再量子されたu及びv軸によつてできるu−v平
面を図13に示すように、H、S用に2面準備する。変
換マツプの各部分は領域内平均値を、上述した(1)式
によつて予め計算で求めるようになされている。
【0038】またこの物体追尾装置20の場合、色フイ
ルタ21はu及びv信号から飽和度(Saturation)/色
相(Hue )検出回路9によつて得られるH信号につい
て、色範囲を限定して各色範囲内におけるヒストグラム
の積分値を出力するものである。
【0039】実際上H信号は図2の映像信号カラー平面
図に示したように二次元上で配置が決まつている。そこ
で色をHue領域で分類して色フイルタ21を構成す
る。ここで分類する色は一般に自然界で目にする色とし
て、赤色、青色、緑色、黄色、シアン、紫色、肌色を用
いた。なお色範囲は経験的に、紫色(Mg)、赤色
(R)、肌色、黄色(Y)、緑色(G)、シアン(C
y)及び青色(B)について、それぞれ 20-40、 65-8
5、90-110、 115-135、 150-170、 195-215及び 225-24
5に決定した。
【0040】ここで例えば初期画像として図15に示す
ような画像について、赤い車でなる目的物体の色を決定
する際には、上述したHueヒストグラムに色フイルタ
21をかけ、各色範囲におけるヒストグラムの面積をフ
イルタ出力し、出力の上位n位まで(例えばn=2)の
色領域を目的物体の色と仮定する。実際上この色フイル
タ21には、各色の間にギヤツプが設けらられ、このギ
ヤツプによつて中間色の影響を有効に除去し得るように
なされている。
【0041】また時空間画像は第1の実施例と同様にし
て求めるが、この実施例では全画面で時空間画像を取る
と情報量が圧縮し過ぎて正しい結果を得難いため、実際
には図15(B)に示すように、画像領域をx及びy方
向それぞれ指定領域枠WAKUよりも幾分大きい幅の帯
状領域に限定し、当該領域内で図16に示すような時空
間画像を求めるようになされている。
【0042】またこの実施例に場合、システム制御回路
13は、このようにして得られる色時空間画像について
時間差分を求めるようになされている。このようにする
と、色時空間画像における静止した部分が削除され、変
化のあつた部分のみの情報が抽出される。このときわず
かな動きやエツジのところなどをノイズとして抽出して
しまうので、差分画像からある大きさ以下の移動領域を
除去する。
【0043】以上の構成において、実際上目的物体の追
跡を開始する場合には、まず最初に撮影者が追跡したい
物体をシステムに知らせる必要がある。そこで図15
(A)に示すように、第1の実施例の場合と同様にし
て、初期画面中に領域指定枠WAKUで追跡する物体を
決定し、そして追跡を開始する。このようにすると、図
17に示すように、領域指定枠WAKUのx及びy方向
のそれぞれの両端座標X0、X1 から目的とする物体の
位置がわかる。
【0044】そこで探索する領域をこの範囲とし、初期
画面の色時空間画像及び色時空間差分画像からこの範囲
内にある特徴量の座標(s0 、s1 )を求め、次式
【数16】 の条件を満たしている場合に目的物体として判断する。
あるいは、領域指定枠内に複数の特徴が分裂して存在す
る場合はその間隔がある値よりも小さければ統合し同一
の物体として見なす。
【0045】また初期状態で特定された目的物体の座標
から時間連続性を使つて物体の移動する様子を図18に
示すようにして調べる。初期状態t0 における物体の座
標を(s0 、s1 )とする。次の時刻t1 における座標
(s0 、s1 )に連続する座標(s2 、s3 )を求め
る。ここで物体の大きさは次式
【数17】 のように表され、このときの大きさの差dw は次式
【数18】 として表され、これにより物体の大きさを決定する。
【0046】またこの実施例では目的物体の状態の検出
として他の物体との交差や画面からの消去を検出する。
実際上他の物体の交差は図19(A)に示すような時空
間画像になり、物体の幅が他物体によつて隠されていく
様子がわかる。この物体幅の変化を使つて交差状態を推
定する。なお色で追跡物体を特定した場合、追跡物体の
色軌跡は図19(B)に示すように、途中で分断された
軌跡になる。
【0047】また物体が画面から消滅した場合、時空間
画像の運動軌跡が途切れるのでそれ以上は今までと同じ
アルゴリズムでは追跡が行えない。そこで、画面から消
滅したかどうかの判定が必要となる。図20に時空間画
像における画面からの消滅の様子を示す。物体の座標を
(s0 、s1 )とし、画面幅をwidth として、物体の座
標が次式
【数19】 あるいは
【数20】 の場合、画面から消滅しようとしていると判定するよう
になされている。
【0048】またこの実施例のシステム制御回路13で
は、色時空間画像によつて動きベクトルを検出するよう
になされ、実際上図21に示すように、まず色時空間画
像において特定した物体のある時刻tにおける両端座標
を(s0 、s1 )とする。時刻t−1で両端座標(s0
、s1 )に連続する特徴の両端座標を(s2 、s3 )
とする。この連続性を使つて両端座標及び中心座標から
求められる動きベクトルをmv1 、mv2 、mv3 とす
る。また図22に示すように、色時空間差分画像におい
て、領域指定枠内にあるすべてのエツジの時間連続性か
ら、動きベクトルを求める。このとき枠内にあるすべて
のエツジについて動きベクトルmvi 〜mvj とする。
【0049】ここで目的物体の輝度について、図23に
示すように、目的物体を指定した領域21内の輝度ヒス
トグラムを取り、頻度の偏りのある部分を目的物体の輝
度範囲(h0 、h1 )と決定する。続いて色信号と同様
にこの輝度範囲(h0 、h1)について平均値を求め、
x及びy方向それぞれ次式、
【数21】 により輝度時空間画像を生成する。計算範囲は色時空間
画像と同様に、図15(B)について上述した帯状領域
である。
【0050】続いて図24に示すように得られる輝度時
空間画像の領域指定枠内の特徴についてエツジ部分を検
出し、そのエツジを含む小領域のパターンマツチングを
行い、相関の一番大きい領域を対応する領域とみなし、
動きベクトルを算出する。このとき領域指定枠内にある
全てのエツジについて動きベクトルmvk 〜mvl を求
める。
【0051】このようにして色時空間画像、色時空間差
分画像及び輝度時空間画像よりそれぞれ求めた動きベク
トルmv1 、mv2 、mv3 、mvi 〜mvj 、mvk
〜mvl を総合的に判断し、これらの動きベクトルから
図25に示すようにして求まる動きベクトルヒストグラ
ムから、最大頻度の動き量をそのときの動きベクトルと
決定する。
【0052】以上の構成によれば、撮影光学系より取り
込んだ映像信号をY/C分離した後、追跡領域のヒスト
グラムから目的物体を特定し、その色時空間画像、色時
空間差分画像及び輝度時空間画像よりそれぞれ動きベク
トルを求め、これらの多数決をとつて動きベクトルを決
定するようにしたことにより、従来のブロツクマツチン
グに比べて少ない演算量でパターン化された物体でも確
実に動きを検出し得る物体追尾装置を実現できる。
【0053】さらに上述の構成によれば、従来のブロツ
クマツチングに比して情報量が少ないので演算量を少な
くでき、これにより処理の高速化を実現できると共にメ
モリ容量を小さくできる。また圧縮された特徴量を用い
ているため、物体の形や独特のパターン等に影響される
ことなく、動き量を計算することができ、目的物体を特
定してから追跡を行うので、視野内から消滅した場合で
も誤追跡を有効に防止できる。
【0054】さらに上述の構成によれば、x及びy方向
の動き量と変形量に基づいて、カメラレンズ、カメラ本
体及び又はズームレンズを制御する駆動信号を生成する
ようにしたことにより、自動的に被写体を追跡すること
に加えて被写体の大きさの変化にも自動的に対応するこ
とができ、いつも好ましい大きさで目的物体を撮影する
ことができる物体追尾装置を実現でき、かくするにつき
使い勝手を格段的に向上し得る。
【0055】さらにまた上述の構成によれば、x及びy
方向の動き量と変形量に基づいて、撮影光学系2を制御
するようにしたが、第1の実施例と同様に、領域指定枠
の移動及び拡大、縮小を行うこともできる。この場合、
新たな領域指定枠の座標は、x及びy方向の動きベクト
ル及び色時空間画像の幅から求められる。
【0056】(3)第3の実施例 図1及び図10との対応部分に同一符号を付して示す図
26において、30は全体として本発明の第3の実施例
による物体追尾装置を示し、メモリ10に記憶されたY
信号、H信号、S信号は、それぞれ時空間画像処理回路
22、23、24に入力される。そしてこのY、H、S
信号について追尾するために指定された指定領域枠内の
色及び輝度信号ヒストグラムが求められ、さらに色フイ
ルタ21の出力の大きい上位n位色についてx及びy方
向の時空間画像が求められる。ここで求めた時空間画像
をシステム制御回路13で特徴判別し目的物体の色かど
うかを判定する。
【0057】そしてその時空間画像を用いて目的物体の
座標を決定し二次元空間上でセグメンテーシヨンを行な
う。これ以後は決定した目的物体の色時空間画像の時間
連続性を使つてx及びy方向の動きベクトル、状態判
別、大きさを計算し、目的物体を追跡するためのパンニ
ングモータ駆動信号PAN、ズームレンズモータ駆動信
号ZOOM、チルトモータ駆動信号TILTを出力す
る。これらのモータ駆動信号PAN、ZOOM、TIL
Tでそれぞれパンニングモータ14、ズームレンズモー
タ15、チルテイングモータ16が動作し、自動的に目
的物体を追尾し得るようになされている。
【0058】またこの実施例の場合、システム制御回路
13では画面からの消滅や他物体との交差による一時的
な消滅等の目的物体の状態や、大きさ判定、二次元空間
上におけるセグメンテーシヨンなどを行なう。目的物体
が消滅したと判定された場合には、パターンマツチング
回路31、32、33によりY信号、H信号、S信号を
用いて消滅する前の物体の二次元パターンを使つてマツ
チングを行ない、再び画面に現われたかどうかを判定し
再び現われた場合には追跡を再開し得るようになされて
いる。
【0059】ここでこの実施例による物体追尾処理で
は、まず目的物体を背景より分離させる際や目的物体を
特定する際、第1及び第2の実施例の場合と同様に、ユ
ーザが追跡したい目的物体を初期画面上の領域指定枠で
指定してシステムをスタートさせることを前提にしてい
る。図15に示すように、入力画像サイズを(M、
N)、領域指定枠WAKUのウインドウの左上端点の座
標を(x0 、y0 )、領域指定枠WAKUのウインドウ
サイズを(wx、wy)とする。
【0060】図15(A)は目的物体を領域指定枠WA
KUで指定したシステムの初期状態であり、この例にお
ける目的物体は赤い車である。ここで時刻t=0の画像
(初期画面)において領域指定枠WAKU内のHueヒ
ストグラムに上述した図14の色フイルタをかけ、各色
範囲におけるヒストグラムの面積をフイルタ出力とし、
出力の上位n位まで(例えばn=2)の色領域について
時空間画像を作成する。
【0061】ここで生成された時空間画像をH(x、t
0 )とする。この時空間画像H(x、t0 )において、
H(x、t0 )=0からH(x、t0 )>0に変化する
点をxsi とし、H(x、t0 )>0からH(x、t0
)=0に変化する点をxeiとする。ここで(xsi 、
xei )で表される範囲は特徴が存在する、すなわちこ
の位置に色領域範囲(h1 、h2 )の物体が存在すると
いうことであり、これらに次式
【数22】 で表されるような関係が存在する場合には、iとi+1
を統合する(図27(A))。
【0062】このようにして求めた座標において、図2
7(B)に示すように、ウインドウの両端座標(x0 、
x0 +wx−1)にかかる座標(xs0 、xe0 )を目
的物体と決定する。同様にy方向ウインドウ座標(y0
、y0 +wy−1)から目的物体の座標(ys0 、y
e0 )を決定する。このとき次式、
【数23】 の関係が成り立てば、画面一面にその色が存在すること
により、その色を背景色と判定する。そうでない場合に
は目的物体の色と判定し、この色時空間画像を使つて追
跡を開始する。ここで座標(xs0 、xe0 )、(ys
0 、ye0 )を目的物体の初期座標として記憶する。
【0063】次に色信号をH(x、y、t)とし、目的
物体の色として決定された色領域範囲(h1 、h2 )か
ら時空間画像を求める。このとき時空間画像計算領域は
範囲を図15(B)に示すように、領域指定枠WAKU
を囲むx及びy方向矩形領域とする。x方向における領
域座標を(axs 、axe )、y方向における座標を
(ays 、aye )とすると、色信号時空間画像生成式
は次式
【数24】 で求める。
【0064】実際上目的物体を追跡する際には、t>0
において物体色として決定された色時空間画像を求め
る。ここで生成された時空間画像をH(x、t)とす
る。この時空間画像H(x、t)においてH(x、t)
=0からH(x、t)>0に変化する点をxsi 、H
(x、t)>0からH(x、t)=0に変化する点をx
eiとする。ここで(xsi 、xei )で表される範囲
は特徴が存在する、すなわちこの位置に色領域範囲(h
1 、h2 )の物体が存在するということである。なお上
述した(22)式と同様にxsi 、xei に、次式
【数25】 の関係がある場合はiとi+1を統合する。
【0065】また図28に示すように、t=0で求めた
目的物体の座標(xs0 、xe0 )、(ys0 、ye0
)に連続する特徴の座標(xs、xe)、(ys、y
e)を求める。このときの連続する特徴の座標は、次式
【数26】 のような連続関係式になる。ここで求めた座標が時刻t
における目的物体と判定する。これによりズームレンズ
モータ15をコントロールするズームレンズ駆動信号Z
OOMを次式
【数27】 によつて生成する。
【0066】続いて(xs、xe)を新たに(xs0 、
xe0 )として再び同じ手順で順次物体追跡、大きさ判
定、領域の特定を行なつていく。ここで求めた目的物体
領域(xs0 、xe0 )、(ys0 、ye0 )における
Y、H、S信号は、図29に示すように、物体が消滅し
た場合に再び画面に登場したかどうか判定するためのパ
ターンマツチングに使うリフアレンス信号としてシステ
ム制御回路13に記憶する。
【0067】さらにマツチング判定時に参照する規準値
として時刻tー1におけるリフアレンス信号と時刻tに
おける目的物体領域の差分信号も記憶しておく。時刻t
ー1におけるリフアレンス領域座標を(xs0'、xe
0')、(ys0'、ye0')とするとY、H、S信号の各
参照誤差信号ΔY、ΔH、ΔSは次式
【数28】 のようになる。これらに信号は交差や消滅等の状態判定
が行なわれないかぎり毎時間更新される。
【0068】続いてこのシステム制御回路13では時刻
tとtー1との色時空間画像の時間差分を、次式
【数29】 より求める。このようにすると色時空間画像における静
止した部分が削除され動きのあつた部分の情報が抽出さ
れる。
【0069】次にこのシステム制御回路13では続いて
状態検出を行う。ここで検出する状態とは、他の物体と
の交差による一時的な消滅(図19)や、画面からの消
滅(図20)である。時空間画像における交差では、物
体が他物体と交差すると物体の幅が他物体によつて隠さ
れていき幅が小さくなつていくことがわかる。この現象
を使つて時刻tの時の物体幅をwx(t)、wy(t)
とし、時刻t−1の時の物体幅をwx(t−1)、wy
(t−1)とすると、次式
【数30】 の関係が存在するとき、交差が発生している可能性があ
るとする。その後時間連続性が途切れた場合交差が発生
したと判断する。
【0070】また図20に示すように、物体が画面から
消滅した場合、時空間画像の運動軌跡が途切れるのでそ
れ以上は今までと同じアルゴリズムでは追跡が行なえな
い。そこで画面から消滅したかどうかの判定が必要とな
る。物体の座標を(xs0 、xe0 )とし、画面幅をM
とすると、次式
【数31】 の関係が存在するとき、画面から消滅しようとしている
と判定する。そして時間連続性が無くなつたとき画面か
ら消滅したと判断する。
【0071】次にシステム制御回路13は、色時空間画
像による動きベクトルの検出を行う。すなわち図21に
示すように、色時空間画像において特定した物体のある
時刻t−1における両端座標を(xs0 、xe0 )、時
刻tで(xs0 、xe0 )に連続する特徴の両端座標を
(xs、xe)とする。この連続性を使つて両端座標及
び中心座標から求められる動きベクトルをmv1 、mv
2 、mv3 とする。
【0072】また図22に示すように、色時空間差分画
像において、領域指定枠内にある動きエツジの時間連続
性から動きベクトルを求める。このとき枠内にあるすべ
てのエツジについて動きベクトルmvi を求める。この
ようにして求めた動きベクトルmv1 、mv2 、mv3
、mvi を総合的に判断して最終的な動きベクトルを
決定する。すなわちこれらの動きベクトルmv1 、mv
2、mv3 、mvi から求まるヒストグラムから最大頻
度の動き量をそのときの動きベクトルmvと決定する。
【0073】ここで求めたx及びy方向の動きベクトル
mvx、mvyから、可変画像圧縮回路8における実際
の画像の大きさと処理対象の画像の大きさを考慮して、
パンニングモータ14及びチルテイングモータ16を制
御するパンニングモータ駆動信号PAN、チルトモータ
駆動信号TILTを次式
【数32】 に基づいて生成する。
【0074】またこの実施例のシステム制御回路13で
はパターンマツチングを使つて再出現した物体の追跡を
行うようになされており、まず状態判定で他物体との交
差が発生したと判定された場合、メモリ10に記憶され
ている目的物体のY、H、S信号によるリフアレンスパ
ターンを使つてパターンマツチングを行ない物体が再び
現われたかどうかをチエツクする。一時的に消滅して再
び現われるときの物体の大きさは消滅したときの大きさ
とはあまり変わらないものと仮定する。このときマツチ
ングを取る領域は、図30に示すように、消滅した位置
を中心に±(mvx+α)、±(mvy+α)とする。
【0075】また状態判定で画面から消滅したと判定さ
れた場合、メモリ10に記憶されている目的物体のY、
H、S信号によるリフアレンスパターンを使つてパター
ンマツチングを行ない、物体が再び現われたかどうかを
チエツクする。再び現われるときの物体の大きさは消滅
したときの大きさとはあまり変わらないものと仮定す
る。このときマツチングを取る領域は連続して撮影して
いるものとすると、図31に示すように、画像の4辺の
いずれかから登場すると仮定して画像周辺部とする。こ
のとき求めたパターンマツチングの誤差信号Yerror 、
Herror 、Serror として、次式
【数33】 が成立するとき、目的物体が再登場したと判断する。こ
こで変数α、β、γはリフアレンスパターンを保持した
ときと現在の画像の輝度レベル、色信号レベルの変化に
よつて決定される値である。
【0076】なおこの物体追尾装置30のシステム制御
回路13では、上述したような処理を図32、図33及
び図34の物体追尾処理手順SP0を実行することによ
り実現し得るようになされている。
【0077】以上の構成によれば、撮影光学系より取り
込んだ映像信号をY/C分離した後、追跡領域のヒスト
グラムから目的物体を特定し、その色時空間画像、色時
空間差分画像の時間連続性を利用してそれぞれ動きベク
トルを求め、これらの多数決をとつて動きベクトルを決
定するようにしたことにより、従来のブロツクマツチン
グに比べて少ない演算量でパターン化された物体でも確
実に動きを検出し得る物体追尾装置を実現できる。
【0078】さらに上述の構成によれば、従来のブロツ
クマツチングに比して時間連続情報を使つて動き追跡を
行うことにより、検出された動き量が不連続になること
を未然に防止し、自然な追跡を行うことができる。また
従来に比して情報量が少ないので演算量を少なくでき、
これにより処理の高速化を実現できると共にメモリ容量
を小さくできる。さらに圧縮された特徴量を用いている
ため、物体の形や独特のパターン等に影響されることな
く、動き量を計算することができ、目的物体を特定して
から追跡を行うので、視野内から消滅した場合でも誤追
跡を有効に防止できる。
【0079】さらに上述の構成によれば、従来の方法と
比較して、目的物体を特定してから追跡を行なうので、
視野内からいなくなつた場合の、誤追跡を防止すること
ができ、また目的物体領域を特定しながら逐次セグメン
テーシヨンを行なつているので、パターンマツチング用
のリフアレンスデータを得ることができ、時間連続性に
よる時間軸方向の追跡と空間方向のパターンマツチング
手法を併用しているので、様々な場面におけるロバスト
な追跡が実現できる。
【0080】さらに上述の構成によれば、x及びy方向
の動き量と変形量に基づいて、カメラレンズ、カメラ本
体及び又はズームレンズを制御する駆動信号を生成する
ようにしたことにより、自動的に被写体を追跡すること
に加えて被写体の大きさの変化にも自動的に対応するこ
とができ、いつも好ましい大きさで目的物体を撮影する
ことができる物体追尾装置を実現でき、かくするにつき
使い勝手を格段的に向上し得る。
【0081】さらにまた上述の構成によれば、x及びy
方向の動き量と変形量に基づいて、撮影光学系2を制御
するようにしたが、第1の実施例と同様に、領域指定枠
の移動及び拡大、縮小を行うこともできる。この場合、
新たな領域指定枠の座標は、x及びy方向の動きベクト
ルmvx、mvy及び色時空間画像の幅から求められ
る。
【0082】(4)他の実施例 上述の実施例では、物体追尾装置としてテレビジヨンカ
メラ内に構成され、デジタルカメラ処理回路から得られ
る輝度信号及び色差信号を用いて画像中の目的物体の動
きを検出し追跡するようにした場合について述べたが、
これに変えテレビジヨンカメラと別に構成しテレビジヨ
ンカメラの出力信号より得られる輝度信号及び色差信号
を用いて、画像中の目的物体の動きを検出し、これによ
りテレビジヨンカメラを制御して追跡処理を実現するよ
うにしても、上述の実施例と同様の効果を実現できる。
【0083】上述の実施例においては、本発明による物
体追尾装置として、テレビジヨンカメラの撮影光学系を
目的物体の動きに合わせて動かし目的物体を追跡するも
のに適用した場合について述べたが、これに限らず、例
えばテレビジヨンカメラが載置された移動体を目的物体
の動きに合わせて動かし、目的物体を追跡するようなも
のにも適用し得る。
【0084】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、画面中に
設定された指定領域に追跡の目的物体を入れ追跡を開始
すると、映像信号の指定領域内のヒストグラムを演算
し、ヒストグラムの頻度の高い範囲に関して時空間画像
を求め、この結果得られる時空間画像の軌跡によつて撮
影手段又は指定領域の移動を制御するようにしたことに
より、従来のブロツクマツチングに比べて種々の物体で
も確実に動きを検出して追跡し得る物体追尾装置を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による物体追尾装置の第1の実施例を示
すブロツク図である。
【図2】映像信号カラー平面図の説明に供する略線図で
ある。
【図3】画面上で領域指定枠により目的物体を指定する
説明に供する略線図である。
【図4】目的物体の色及び飽和度の説明に供する略線図
である。
【図5】x方向及びy方向の時空間画像の生成の説明に
供する略線図である。
【図6】色範囲の決定の説明に供する略線図である。
【図7】生成された時空間画像の例を示す略線図であ
る。
【図8】時空間画像の生成の際の画面の領域分割を説明
する略線図である。
【図9】時空間画像中で動き及び変形量の説明に供する
略線図である。
【図10】本発明による物体追尾装置の第2の実施例を
示すブロツク図である。
【図11】飽和度/色相変換回路の構成を示すブロツク
図である。
【図12】色差信号の分布と量子化ステツプの関係の説
明に供する特性曲線図である。
【図13】色差信号を飽和度/色相に変換するマトリツ
クスの構成を示す略線図である。
【図14】色フイルタの説明に供する特性曲線図であ
る。
【図15】目的物体の指定と時空間画像計算領域の説明
に供する略線図である。
【図16】色時空間画像の説明に供する略線図である。
【図17】目的物体の特定の説明に供する略線図であ
る。
【図18】目的物体の大きさの検出の説明に供する略線
図である。
【図19】時空間画像における他物体との交差の説明に
供する略線図である。
【図20】時空間画像における画面からの消滅の説明に
供する略線図である。
【図21】色時空間画像による動きベクトル検出の説明
に供する略線図である。
【図22】色時空間差分画像による動きベクトル検出の
説明に供する略線図である。
【図23】輝度ヒストグラムの説明に供する特性曲線図
である。
【図24】輝度ヒストグラムによる動きベクトル検出の
説明に供する略線図である。
【図25】動きベクトルヒストグラムを示すヒストグラ
ムである。
【図26】本発明による物体追尾装置の第3の実施例を
示すブロツク図である。
【図27】目的物体の特定の説明に供する略線図であ
る。
【図28】時間連続性による目的物体座標の決定方法の
説明する略線図である。
【図29】物体が消滅した場合にパターンマツチングを
行う基準となるリフアレンス領域の説明に供する略線図
である。
【図30】物体が交差消滅した場合にパターンマツチン
グを行うマツチング領域を示す略線図である。
【図31】物体が画面から消滅した場合にパターンマツ
チングを行うマツチング領域を示す略線図である。
【図32】物体追尾処理手順の説明に供するフローチヤ
ートである。
【図33】図32に続けて物体追尾処理手順の説明に供
するフローチヤートである。
【図34】図32及び図33に続けて物体追尾処理手順
の説明に供するフローチヤートである。
【符号の説明】
1、20、30……物体追尾装置、2……撮影光学系、
3……AGC回路、4……アナログデジタル変換回路、
5……デジタルカメラ処理回路、6……デジタルアナロ
グ変換回路、7……ローパスフイルタ、8……可変画像
圧縮回路、9……飽和度/色相検出回路、10……メモ
リ、11、22、23、24……時空間画像処理回路、
12……ヒストグラム処理回路、13……システム制御
回路、14……パンニングモータ、15……ズームレン
ズモータ、16……チルテイングモータ、21……色フ
イルタ、31、32、33……パターンマツチング処理
回路。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面中に設定された指定領域内の目的物体
    を追尾する物体追尾装置において、 物体を撮影して映像信号を生成する撮影手段と、 初期画面上の上記指定領域内の上記映像信号のヒストグ
    ラムを演算するヒストグラム処理手段と、 上記ヒストグラムの頻度の高い範囲に関して、時空間画
    像を求める時空間画像処理手段と、 上記時空間画像の軌跡に基づいて、上記撮影手段を制御
    する制御手段とを具えること特徴とする物体追尾装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記時空間画像の軌跡に
    基づいて第1の動き量を検出し、当該第1の動き量に基
    づいて上記撮影手段の撮影方向の制御を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の物体追尾装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、上記時空間画像の軌跡の
    幅の変化に基づいて、上記撮影手段のズーミングを制御
    することを特徴とする請求項1に記載の物体追尾装置。
  4. 【請求項4】上記映像信号のHueを検出するHue検
    出手段を具え、上記ヒストグラム処理手段は上記Hue
    のヒストグラムを演算することを特徴とする請求項1に
    記載の物体追尾装置。
  5. 【請求項5】上記制御手段は、上記時空間画像の軌跡に
    基づいて、上記目的物体の交差又は上記画面からの消滅
    を判定することを特徴とする請求項1に記載の物体追尾
    装置。
  6. 【請求項6】上記映像信号のHueを検出するHue検
    出手段と、 上記Hueに対してフイルタリングする色フイルタ手段
    とを具え、上記時空間画像処理手段は、上記色フイルタ
    手段の出力の上位n位の色について、上記時空間画像を
    演算することを特徴とする請求項1に記載の物体追尾装
    置。
  7. 【請求項7】上記映像信号のHueを検出するHue検
    出手段を具え、上記ヒストグラム処理手段は上記Hue
    のヒストグラム及び輝度のヒストグラムを演算し、上記
    時空間画像処理手段は上記Hueのヒストグラム及び上
    記輝度のヒストグラムのそれぞれ頻度の高い範囲に関し
    て、輝度時空間画像及び色時空間画像を生成し、上記制
    御手段は上記輝度時空間画像及び上記色時空間画像の軌
    跡に基づいて第2及び第3の動き量を検出し、当該第2
    及び第3の動き量に基づいて上記第1の動き量を決定す
    ることを特徴とする請求項2に記載の物体追尾装置。
  8. 【請求項8】上記映像信号のHueを検出するHue検
    出手段を具え、上記ヒストグラム処理手段は上記Hue
    のヒストグラムを演算し、上記時空間画像処理手段は上
    記Hueのヒストグラムの頻度の高い範囲に関して、色
    時空間画像及び色時空間差分画像を生成し、上記制御手
    段は上記色時空間画像及び上記色時空間差分画像の軌跡
    に基づいて第2及び第3の動き量を検出し、当該第2及
    び第3の動き量に基づいて上記第1の動き量を決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の物体追尾装置。
  9. 【請求項9】上記制御手段は、上記目的物体の交差又は
    画面からの消滅が起こつた場合、目的物体領域のパター
    ンと現在の画面のパターンマツチングを行い、当該パタ
    ーンマツチングの誤差に基づいて、上記目的物体の再出
    現を判定することを特徴とする請求項5に記載の物体追
    尾装置。
  10. 【請求項10】画面中に設定された指定領域内の目的物
    体を追尾する物体追尾装置において、 初期画面上の上記指定領域内の映像信号のヒストグラム
    を演算するヒストグラム処理手段と、 上記ヒストグラムの頻度の高い範囲に関して、時空間画
    像を求める時空間画像処理手段と、 上記時空間画像の軌跡に基づいて、上記指定領域を制御
    する制御手段とを具えること特徴とする物体追尾装置。
  11. 【請求項11】上記制御手段は、上記時空間画像の軌跡
    に基づいて第1の動き量を検出し、当該第1の動き量に
    基づいて上記指定領域の移動を行うことを特徴とする請
    求項10に記載の物体追尾装置。
  12. 【請求項12】上記制御手段は、上記時空間画像の軌跡
    の幅の変化に基づいて、上記指定領域の大きさを制御す
    ることを特徴とする請求項10に記載の物体追尾装置。
  13. 【請求項13】上記映像信号のHueを検出するHue
    検出手段を具え、上記ヒストグラム処理手段は上記Hu
    eのヒストグラムを演算することを特徴とする請求項1
    0に記載の物体追尾装置。
  14. 【請求項14】上記制御手段は、上記時空間画像の軌跡
    に基づいて、上記目的物体の交差又は上記画面からの消
    滅を判定することを特徴とする請求項10に記載の物体
    追尾装置。
  15. 【請求項15】上記映像信号のHueを検出するHue
    検出手段と、 上記Hueに対してフイルタリングする色フイルタ手段
    とを具え、上記時空間画像処理手段は上記色フイルタ手
    段の出力の上位n位の色について、上記時空間画像を演
    算することを特徴とする請求項10に記載の物体追尾装
    置。
  16. 【請求項16】上記映像信号のHueを検出するHue
    検出手段を具え、上記ヒストグラム処理手段は上記Hu
    eのヒストグラム及び輝度のヒストグラムを演算し、上
    記時空間画像処理手段は上記Hueのヒストグラム及び
    上記輝度のヒストグラムのそれぞれ頻度の高い範囲に関
    して、輝度時空間画像及び色時空間画像を生成し、上記
    制御手段は上記輝度時空間画像及び上記色時空間画像の
    軌跡に基づいて第2及び第3の動き量を検出し、当該第
    2及び第3の動き量に基づいて上記第1の動き量を決定
    することを特徴とする請求項11に記載の物体追尾装
    置。
  17. 【請求項17】上記映像信号のHueを検出するHue
    検出手段を具え、上記ヒストグラム処理手段は上記Hu
    eのヒストグラムを演算し、上記時空間画像処理手段は
    上記Hueのヒストグラムの頻度の高い範囲に関して、
    色時空間画像及び色時空間差分画像を生成し、上記制御
    手段は上記色時空間画像及び上記色時空間差分画像の軌
    跡に基づいて第2及び第3の動き量を検出し、当該第2
    及び第3の動き量に基づいて上記第1の動き量を決定す
    るようにしたことを特徴とする請求項11に記載の物体
    追尾装置。
  18. 【請求項18】上記制御手段は、上記目的物体の交差又
    は画面からの消滅が起こつた場合、目的物体領域のパタ
    ーンと現在の画面のパターンマツチングを行い、当該パ
    ターンマツチングの誤差に基づいて、上記目的物体の再
    出現を判定することを特徴とする請求項14に記載の物
    体追尾装置。
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