JPH06311147A - ダイバーシティ受信機システム - Google Patents

ダイバーシティ受信機システム

Info

Publication number
JPH06311147A
JPH06311147A JP6026907A JP2690794A JPH06311147A JP H06311147 A JPH06311147 A JP H06311147A JP 6026907 A JP6026907 A JP 6026907A JP 2690794 A JP2690794 A JP 2690794A JP H06311147 A JPH06311147 A JP H06311147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
signals
reception
internal clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6026907A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Seki
敬 子 関
Koji Ogura
倉 浩 嗣 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Microelectronics Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6026907A priority Critical patent/JPH06311147A/ja
Publication of JPH06311147A publication Critical patent/JPH06311147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した受信を保証することができ且つ回路
規模の小さいダイバーシティ受信機システムを提供す
る。 【構成】 アンテナ10,20(10A〜10N)とそ
れぞれ接続され、対応して接続されたアンテナから入力
した受信信号のベースバンド信号への周波数変換を行う
受信回路11,12(11A〜11N)と,これらの受
信回路から入力された中間周波数信号を比較して使用す
べきベースバンド信号を指定するダイバーシティブラン
チ比較回路30(300)と、このダイバーシティブラ
ンチ比較回路30(300)で指定されたベースバンド
信号の遅延検波を行って検波信号を出力するベースバン
ド遅延検波回路40(400)と、このベースバンド遅
延検波回路40(400)から入力された検波信号を用
いて内部クロックを生成するDPLL回路46とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル通信に使用す
るダイバーシティ受信機システムに係り、特に信号の受
信状態に拘らず安定した受信性能を有するとともに、電
力消費を抑制することのできるダイバーシティ受信機シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の受信用アンテナを備え
たダイバーシチ受信機システムが知られており、自動車
用車載電話、携帯電話機及び衛星通信システム等に使用
されている。このような受信機では、各受信用アンテナ
で同一情報に係わる信号が受信され、この中から選択さ
れた受信信号の復調データのみが出力される。以下、従
来のダイバーシティ受信機について、2本の受信用アン
テナを備えた携帯電話機用のダイバーシティ受信機を例
にとって説明する。
【0003】図4は、このようなダイバーシティ受信機
システムの一構成例を概略的に示すブロック図である。
同図において、受信用アンテナ10,20は、基地局か
ら送信された無線信号をそれぞれ受信する。受信用アン
テナ10によって受信された信号は、受信回路11に入
力された後、ベースバンド信号への周波数変換が行なわ
れる。そして、このベースバンド信号の同相成分(In-p
hase component)I1 および直交成分(Quadrature com
ponent)Q1 が、それぞれ遅延検波回路12に対して出
力される。
【0004】遅延検波回路12は、入力された同相成分
1 および直交成分Q1 のそれぞれについて遅延検波を
行NAい、この検波により生成された受信クロック成分
抽出信号Id1 ,Qd1 をそれぞれ出力する。
【0005】デジタル・フェイズ・ロックド・ループ
(Digital Phase-Locked Loop ;以下「DPLL」と略
記する)回路13は、受信クロック成分抽出信号I
1 ,Qd1 を入力し、内部クロックを生成する。この
内部クロックは、判定回路14,15に送られ、受信ク
ロック成分抽出信号Id1 ,Qd1 の正負の判定に使用
される。
【0006】これと同様に、受信用アンテナ20によっ
て受信された信号も、受信回路21に入力されてベース
バンド信号に周波数変換された後、このベースバンド信
号の同相成分I2 および直交成分Q2 の遅延検波が遅延
検波回路22で行なわれる。そして、これにより生成さ
れた受信クロック成分抽出信号Id2 ,Qd2 を用いて
DPLL回路23で内部クロックが生成される。この内
部クロックは、判定回路24,25に送られ、受信クロ
ック成分抽出信号Id2 ,Qd2 の正負の判定に使用さ
れる。
【0007】ダイバーシティブランチ比較回路30は、
各受信用アンテナ10,20からそれぞれ受信回路1
1,21に取り込まれた受信信号の電界強度を比較し
て、復調データとして使用する受信信号を決定し、その
決定結果を示す信号(指定信号)を出力する。
【0008】セレクタ31は、ダイバーシティブランチ
比較回路30から入力された指定信号に基づいて、判定
回路14,15から入力した信号Id1 *,Qd1 *ま
たは判定回路24,25から入力した信号Id2 *,Q
2 *のうちのいずれか一方を選択して出力する。
【0009】パラレル/シリアル変換器32は、セレク
タ31から入力した信号Id*,Qd*(すなわち、I
1 *,Qd1 *またはId2 *,Qd2 *)を、シリ
アル信号に変換して、復調データとして出力する。
【0010】このように、従来のダイバーシティ受信機
は、受信回路、遅延検波回路等からなる復調系を受信用
アンテナ毎に有しており、各受信用アンテナから受信さ
れた信号を別個に復調していた。これに伴い、各復調系
で用いる内部クロックも異なるDPLL回路13,23
を用いてそれぞれ別個に生成されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ダイバーシティ受信機
のDPLL回路は、受信用アンテナで受信された信号の
電界強度が非常に弱いために、内部クロックを生成でき
ないことがある。この場合、他方の受信用アンテナの受
信信号の電界強度が強ければ、ダイバーシティブランチ
比較回路30は、この強い方の受信信号を指定する。
【0012】このような場合に、内部クロックが生成さ
れていない復調系の受信信号の電界強度が急激に増大し
て、内部クロックが生成されている復調系の受信信号の
電界強度よりも強くなると、ダイバーシティブランチ比
較回路30は直ちに受信信号の指定を切り換える。しか
し、受信信号の電界強度が急激に増大して内部クロック
を生成することができるようになっても、DPLL回路
で生成された内部クロックの位相同期が収束するまでに
は、ある程度の時間を要する。したがって、DPLL回
路による位相同期が収束する前に、このDPLL回路に
係る復調系の受信信号が復調データとして出力されてし
まう場合がある。
【0013】このような理由により、図4に示したよう
な従来のダイバーシティ受信機システムでは、受信用ア
ンテナで受信された信号の電界強度の変化が激しい場合
には、安定した受信を保証することができなかった。
【0014】また、受信用アンテナごとに遅延検波回路
やDPLL回路等が必要であったため回路規模が大き
く、携帯用電話機の小形化や低価格化の妨げになるとと
もに、消費電力の増大の原因にもなっていた。
【0015】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、受信用アンテナの受信状態
の変化が激しい場合であっても安定した受信を保証する
ことができ、かつ回路規模の小さいダイバーシティ受信
機システムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるダイバー
シティ受信機システムは、複数のアンテナを有し、これ
らの各アンテナの受信信号の中から選択された受信信号
の復調データを出力するダイバーシティ受信機システム
であって、それぞれが前記アンテナのいずれかに接続さ
れ、対応して接続された前記アンテナより入力された受
信信号をそれぞれ変調して変調信号を出力する、複数の
受信回路と、これらの複数の受信回路がそれぞれ出力し
た前記変調信号の中から、使用すべき前記変調信号を指
定する比較回路と、前記複数の受信回路から前記変調信
号をそれぞれ入力し、前記比較回路で指定された前記変
調信号の検波信号を出力する検波回路と、この検波回路
から入力された前記検波信号を用いて内部クロックを生
成するデジタル・フェイズ・ロックド・ループ回路と、
を備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明では、検波回路が出力するのは、各受信
回路が出力した変調信号を検波して得た検波信号のう
ち、比較回路で指定された変調信号に係る検波信号のみ
である。デジタル・フェイズ・ロックド・ループ回路
は、前記検波回路から入力された検波信号を用いて内部
クロックの生成を行なう。これにより、比較回路での指
定が変更された直後は、変更前に指定されていた変調信
号による内部クロックをそのまま使用することができ
る。
【0018】したがって、本発明では、位相同期が収束
する前の内部クロックが使用されることがなくなるの
で、受信用アンテナで受信された信号の電界強度の変化
が激しい場合でも安定した受信を保証することができ
る。
【0019】また、デジタル・フェイズ・ロックド・ル
ープ回路等を共通化することができるので、回路規模を
小さくすることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について、本発明を携
帯電話用のダイバーシティ受信機システムに適用した場
合を例にとって説明する。
【0021】図1は、第1実施例に係るダイバーシティ
受信機の構成を概略的に示すブロック図である。また、
図2は、図1に示したベースバンド遅延検波回路40の
内部構成を示すブロック図である。この第1実施例は、
受信用アンテナが2本の場合の例である。
【0022】図1において、受信用アンテナ10,20
は、従来の受信用アンテナ(図4参照)と同様であり、
基地局から送信された無線信号をそれぞれ受信する。
【0023】受信回路11,21は、受信用アンテナ1
0,20によって受信された信号をそれぞれ入力してベ
ースバンド信号への周波数変換を行なう。そして、受信
回路11はベースバンド信号の同相成分I1 および直交
成分Q1 を、受信回路12はベースバンド信号の同相成
分I2 および直交成分Q2 を、それぞれ出力する。この
第1実施例では、これらの各成分信号I1 ,Q1
2 ,Q2 は、8ビットの信号であるものとする。
【0024】また、これらの受信回路11,21は、そ
れぞれ、ダイバーシティブランチ比較回路30に対し
て、中間周波数(IF)信号を出力する。
【0025】ダイバーシティブランチ比較回路(本発明
における「比較手段」に相当する)30は、受信回路1
1,21から入力された中間周波数信号を用いて両受信
信号の電界強度を比較し、復調データに変換するベース
バンド信号を決定する。そして、この決定結果を示す信
号である指定信号SELを出力する。なお、この比較動
作は、中間周波数信号に代えてベースバンド信号を使用
することによっても行なうことができる。
【0026】ベースバンド遅延検波回路(本発明におけ
る「検波手段」に相当する)40は、上述の各ベースバ
ンド信号の成分I1 ,Q1 およびI2 ,Q2 と指定信号
SELとを入力する。そして、指定信号SELで指定さ
れたベースバンド信号の成分の遅延検波のみを行い、指
定されなかったベースバンド信号の成分の遅延検波につ
いては行なわない。
【0027】このベースバンド遅延検波回路40におい
て、遅延回路(本発明における「遅延手段」に相当す
る)41,42,43,44は、それぞれ、各ベースバ
ンド信号の成分I1 ,Q1 ;I2 ,Q2 をサンプルクロ
ック信号SCKのタイミングに従って入力し、これらの
各信号を1シンボル時間遅延させた遅延信号DI1 ,D
1 ;DI2 ,DQ2 を生成する。
【0028】セレクタ(本発明における「選択手段」に
相当する)45は、各ベースバンド信号の成分I1 ,Q
1 ;I2 ,Q2 、これらの成分の遅延信号DI1 ,DQ
1 ;DI2 ,DQ2 および指定信号SELを、それぞれ
入力する。そして、指定信号SELで指定されたベース
バンド信号の成分およびこれらの遅延信号を選択して出
力する。
【0029】例えば、ダイバーシティブランチ比較回路
30から入力された指定信号SELが受信回路11の出
力したベースバンド信号を指定しているときには、セレ
クタ45は、ベースバンド信号の同相成分I1 ,I2
中からI1 を選択して同相成分信号Iとして出力し、垂
直成分Q1 ,Q2 の中からQ1 を選択して直交成分信号
Qとして出力し、遅延信号DI1 ,DI2 の中からDI
1 を遅延信号DIとして出力し、さらに、遅延信号DQ
1 ,DQ2 の中からDQ1 を遅延信号DQとして出力す
る。
【0030】複素乗算回路(本発明における「演算手
段」に相当する)50は、セレクタ45の出力信号I,
Q,DI;DQを入力して遅延検波演算を行なうもので
あり、その詳細な構成は図2に示されている。この複素
乗算回路50において、乗算器51は信号Iと信号Qと
の乗算を、乗算器52は信号DIと信号DQとの乗算
を、乗算器53は信号DIと信号Qとの乗算を、乗算器
54は信号Iと信号DQとの乗算を行い、それぞれ16
ビットの乗算結果として同相成分の検波信号Idを出力
する。そして、乗算器51の出力値と乗算器52の出力
値とは加算器55で加算されて、同相成分の検波信号I
dとして出力される。また、乗算器53の出力値と乗算
器54の出力値とは減算器56で減算されて、直交成分
の検波信号Qdとして出力される。
【0031】DPLL回路46は、ベースバンド遅延検
波回路40の出力信号Id,Qdを入力しこれに基づい
て内部クロックを生成する。この内部クロックは、判定
回路47,48に送られて信号Id,Qdの正負の判定
に使用される。
【0032】パラレル/シリアル変換回路32は、判定
結果としての16ビットのパラレル信号Id*,Qd*
をシリアル信号に変換し、復調データとして出力する。
【0033】このように、この第1実施例では、DPL
L回路を1個のみ備えており、ベースバンド遅延検波回
路40により選択的されて検波された信号を用いて内部
クロックの生成のみを行う。すなわち、従来のダイバー
シティ受信機システム(図4参照)のように各受信信号
を復調した後に出力する復調データを選択するのではな
く、受信信号の選択を内部クロックを生成する前に行な
うことにしている。
【0034】したがって、この第1実施例に係るダイバ
ーシティ受信機システムでは、受信信号の電界強度が変
化して選択の切り換えが行なわれた直後は、切り換え前
の受信信号による内部クロックがそのまま使用される。
このため、位相同期が収束する以前の内部クロックが使
用されるおそれがないので、受信用アンテナで受信され
た信号の電界強度の変化が激しい場合であっても安定し
た受信を保証することができる。
【0035】また、DPLL回路46および複素乗算回
路50を異なる受信回路間で共通化することができるの
で、回路規模を小さくすることができる。
【0036】なお、このように、ダイバーシティ選択を
した後で遅延検波を行い、この遅延検波出力を用いて内
部クロックを生成して受信信号の正負の判定を行うこと
にした場合、一般には、一方の受信用アンテナからの受
信信号と他方の受信用アンテナからの受信信号との受信
時の遅延差が著しく大きいと、ダイバーシティブランチ
を切り換える際のクロックに含まれるジッタが大きくな
ってしまうおそれがある。このため、このように遅延差
が大きい場合には、ジッタを小さくするための回路であ
るマルチパス補償用波形等化回路が必要になる。しかし
ながら、この第1実施例で採用した遅延検波方式は、各
受信用アンテナの受信信号の遅延差が問題とならない場
合に採用される方式であり、このような問題が生じない
ことを前提としているので、マルチパス補償用波形等化
回路を使用する必要はない。
【0037】以上、本発明の第1実施例について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでないことはもち
ろんである。
【0038】例えば、第1実施例ではベースバンド信号
の選択のためのセレクタ45を複素乗算回路50の前に
設けたが、複素乗算回路50による遅延検波演算を行っ
た後でベースバンド信号の選択を行なってもよい。すな
わち、受信信号の安定化を図るという本発明の効果はD
PLL回路を共通化することによって得られるのである
から、信号の選択はDPLL回路よりも前であればよ
い。ただし、回路規模を小さくするためには共通化でき
る回路が多い方がよいので、セレクタ45を複素乗算回
路50の前に設けて複素乗算回路をも共通化するほうが
望ましい。
【0039】また、第1実施例ではダイバーシティ受信
機システムを受信用アンテナが2本の携帯電話に適用す
る場合を例にとって説明したが、受信用アンテナが3本
以上である場合や、他の機器に適用した場合にも本発明
の効果を得ることができることはもちろんである。
【0040】例えば、受信用アンテナを3本以上の多数
本備えた第2実施例に係るダイバーシティ受信機システ
ムについて図3を用いて説明する。
【0041】図3において、複数のアンテナ10A,1
0B,…,10M及び10Nは夫々複数の受信回路11
A,11B,…11M及び11Nに接続されている。複
数の受信回路11A,11B,…,11M及び11N
は、ダイバーシティブランチ比較回路300に対して夫
々中間周波数信号を出力し、この比較回路300は入力
された複数の中間周波数信号の電界強度を比較して復調
データに変換されるベースバンド信号を決定し、この決
定結果を示す指定信号SELをセレクタ400に出力す
る。
【0042】一方、受信回路11A,11B,…,11
M及び11Nは、それぞれ同相成分I1 ,I2 ,…,I
M 及びIN 並びに直交成分Q1 ,Q2 ,…,QM 及びQ
N をセレクタ450に出力すると共に、夫々の遅延回路
4A1 ,4A1 ,…,4M1及び4N1 に同相成分
1 ,I2 ,…,IM 及びIN を供給して遅延信号DI
1,DI2 ,…,DIM 及びDIN を得、かつそれぞれ
の遅延回路4A2 ,4A2,…,4M2 及び4N2 に直
交成分Q1 ,Q2 ,…,QM 及びQN を供給して遅延信
号DQ1 ,DQ2 ,…,DQM 及びDQN が得られる。
【0043】セレクタ450は、指定信号SELが決定
した受信回路11A,11B,…,11M及び11Nの
何れかを選択し、選択された受信回路からの各信号成分
I,DI,Q及びDQを演算手段としての複素乗算器5
00へ夫々出力する。複素乗算器500は、図2に示さ
れる第1実施例の複素乗算器50と同一構成を有し、複
数段にわたる演算により同相成分の検波信号Id及び直
交成分の検波信号Qdを出力する。
【0044】複素乗算器500が出力する夫々の成分の
検波信号Id及びQdは、第1実施例と同様の構成を有
するディジタルフェイズ−ロックドループ46及び判定
回路47及び48に夫々供給され、16ビットのパラレ
ル信号Id*及びQd*をパラレル/シリアル変換回路
32に供給し、ダイバーシティ受信機システムの出力端
子33にシリアル信号による復調データを出力する。
【0045】以上のようにして、3本以上の多数のアン
テナを備える第2実施例に係るダイバーシティ受信機シ
ステムにおいても、2本のアンテナを有する第1実施例
のダイバーシティ受信機システムと同様にDPLL回路
46を1つにできると共に判定回路を同相成分及び直交
成分のそれぞれの為の1対の判定回路47及び48とす
ることができる。
【0046】第1実施例のシステムに対応する図4に示
されるアンテナが2本の場合の従来のシステムを、図3
に示される多数本のアンテナを有する第2実施例のシス
テムに対応する従来例として類推すると明らかなよう
に、従来の場合アンテナが多数本のシステムはアンテナ
の数に相当する数のDPLL回路が必要となる。従って
第2実施例のシステムによれば、第1実施例のシステム
よりもDPLL回路等の共用化により一層の回路規模の
縮小を図れるという特有の効果を期待できる。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るダイバーシティ受信機システムによれば、使用される
受信信号が切り換えられた直後であっても、この切り換
えの前の内部クロックをそのまま使用することができる
ので、受信状態の変化が激しい場合でも常に安定した受
信を保証することができる。
【0048】また、デジタル・フェイズ・ロックド・ル
ープ回路等を共通化することができるので、回路規模を
小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るダイバーシティ受
信機システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した第1実施例のシステムにおけるベ
ースバンド遅延検波回路の内部構成を概略的に示すブロ
ック図である。
【図3】この発明の第2実施例に係るダイバーシティ受
信機システムの概略構成を示すブロック図である。
【図4】従来のダイバーシティ受信機システムの概略構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,10A,10B,…,10M,10N,20 受
信用アンテナ 11,11A,11B,…,11M,11N 受信回路 30,300 ダイバーシティブランチ比較回路 32 パラレル/シリアル変換回路 40,400 ベースバンド遅延検波回路 41,42,43,44,4A1,4A2,AB1,A
B2,…,AM1,4M2,4N1,4N2 遅延回路 45 セレクタ 46 デジタル・フェイズ・ロックド・ループ(DPL
L)回路 47,48 判定回路 50 複素乗算器 51,52,53,54 乗算器 55 加算器 56 減算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアンテナを有し、これらの各アンテ
    ナの受信信号の中から選択された受信信号の復調データ
    を出力するダイバーシティ受信機システムであって、 それぞれが前記アンテナのいずれかと接続され、対応し
    て接続された前記アンテナより入力された受信信号をそ
    れぞれ変調して変調信号を出力する、複数の無線回路
    と、 これらの複数の無線回路がそれぞれ出力した前記変調信
    号の中から、使用すべき前記変調信号を指定する比較回
    路と、 前記複数の無線回路から前記変調信号をそれぞれ入力
    し、前記比較回路で指定された前記変調信号の検波信号
    を出力する検波回路と、 この検波回路から入力された前記検波信号を用いて内部
    クロックを生成するデジタル・フェイズ・ロックド・ル
    ープ回路と、 を備えたことを特徴とするダイバーシティ受信機システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記検波回路が、 前記複数の無線回路からそれぞれ入力した前記変調信号
    を遅延させて遅延変調信号を出力する遅延手段と、 それぞれの前記変調信号および前記遅延変調信号を入力
    し、前記比較回路で指定された前記変調信号とこれに対
    応する前記遅延変調信号とを出力する選択手段と、 この選択手段から入力された前記変調信号および前記遅
    延変調信号を用いて遅延検波演算を行なう演算手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のダイバーシ
    ティ受信機システム。
JP6026907A 1993-02-26 1994-02-24 ダイバーシティ受信機システム Pending JPH06311147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6026907A JPH06311147A (ja) 1993-02-26 1994-02-24 ダイバーシティ受信機システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3802393 1993-02-26
JP5-38023 1993-02-26
JP6026907A JPH06311147A (ja) 1993-02-26 1994-02-24 ダイバーシティ受信機システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06311147A true JPH06311147A (ja) 1994-11-04

Family

ID=26364762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6026907A Pending JPH06311147A (ja) 1993-02-26 1994-02-24 ダイバーシティ受信機システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06311147A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100301887B1 (ko) * 1995-10-24 2001-10-22 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 위상변조신호로부터위상차를검출하는지연검파장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100301887B1 (ko) * 1995-10-24 2001-10-22 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 위상변조신호로부터위상차를검출하는지연검파장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0143039B1 (ko) 다이버시티 수신기
US6161001A (en) Diversity reception device
US5621770A (en) Method and system for processing first and second digital signal versions of a signal in a diversity receiver
KR930009845B1 (ko) 디지탈 신호용 다이버시티 수신장치
US7492836B2 (en) Wireless data communication demodulation device and demodulation method
JP3106818B2 (ja) ディジタル無線受信方法および装置
JPH0951296A (ja) 交差偏波間補償方法及び交差偏波間補償装置
JP5585449B2 (ja) 受信装置及び方法
JPH06311147A (ja) ダイバーシティ受信機システム
JP3567833B2 (ja) 情報端末
WO2001059980A1 (en) Dtse at less than two complex samples per symbol
JP3583932B2 (ja) 復調装置及び復調方法
JPH0583317A (ja) デイジタル位相変調信号復調回路
JP2000188585A (ja) Ofdm受信装置
JP2002009855A (ja) デジタル通信用復調装置
JP4453418B2 (ja) 位相調整方法、位相調整装置及び同相合成装置
JPH0738478A (ja) 検波後ダイバーシチ受信回路
JP3182376B2 (ja) ダイバーシチ受信装置
JPH09214461A (ja) ディジタル多重無線の交差偏波伝送受信機
JP3361930B2 (ja) 遅延検波回路
JP3279907B2 (ja) ディジタル受信装置
JP2754414B2 (ja) ダイバーシティ受信回路
EP0819348A1 (en) A demodulator for transmission systems and use of such a demodulator
JP2001144824A (ja) ディジタル受信装置
JPH07107127A (ja) Fsk復調器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030715