JPH06311135A - 交差偏波通信方式 - Google Patents

交差偏波通信方式

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JPH06311135A
JPH06311135A JP9742893A JP9742893A JPH06311135A JP H06311135 A JPH06311135 A JP H06311135A JP 9742893 A JP9742893 A JP 9742893A JP 9742893 A JP9742893 A JP 9742893A JP H06311135 A JPH06311135 A JP H06311135A
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JP
Japan
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polarized wave
antenna
cross
polarization
rotation angle
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JP9742893A
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Yoshiyuki Takeyasu
義幸 武安
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの偏波成分の一方の信号強度を最大にし
他方を最小にする交差偏波を第1の局から第2の局へ送
信させる交差偏波通信方式の提供。 【構成】 第1の局に、第1の局のアンテナ給電部1の
回転角度を検出する回転角度検出器3を設け、検出され
た回転角度を符号化して交差偏波として衛星回線に送信
し、第2の局に、この交差偏波の互いに直交する2つの
偏波成分の信号強度を出力する受信部14と、符号化さ
れた回転角度を復号する復号器15と、2つの偏波成分
の信号強度と復号された回転角度とから、2つの偏波成
分の一方の信号強度を最大にし他方を最小にするよう
に、給電部1の回転角を制御するための回転制御信号を
生成する交差偏波判定器16とを有し、回転制御信号を
符号化して交差偏波として送信し、第1の局では、この
交差偏波から回転制御信号を復号し、これと検出回転角
度とを基に、給電部1の回転角を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1及び第2の地球局
との間で衛星を介して交差偏波により通信を行う交差偏
波通信方式に関し、特に、地球局のアンテナ交差偏波を
遠隔から制御する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星通信では通信衛星中継器の周波数帯
域の有効利用の目的から、直交する2つの直線偏波を各
々送信局(第1の地球局)に割り当てて、周波数の多重
化を図っている。送信局アンテナの偏波と通信衛星の偏
波がずれていると、同一周波数で他方の偏波を使用して
いる送信局に干渉を与える。したがって、送信局の交差
偏波を最適に調整する必要がある。例えば、特開昭61
−46627号には、良好な交差偏波特性を得る装置が
開示されている。
【0003】従来の技術での交差偏波の調整方式を図2
に示す。受信局(第2の地球局)にて垂直偏波と水平偏
波の交差偏波信号強度を、分波器12を通じてスペクト
ラム・アナライザ20で測定する。送信局では、アンテ
ナの給電部1を電動あるいは手動による駆動器2´で回
転させることにより、送信波の交差偏波が最適になるよ
うに調整する。調整においては、受信局での測定者が、
垂直と水平偏波の信号強度をスペクトラム・アナライザ
20でそれぞれ読み取り、送信局に割り当てられている
偏波が最大に、且つその交差偏波が最小になるように、
電話回線21を通じて送信局の給電部3の回転方向と停
止位置を指示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、測定者間の連絡回線である電話回線に対して、測定
対象である衛星回線の伝播遅延が非常に大きいため、測
定値の判断と送信局の給電部回転停止とが不一致になる
問題点がある。これを避けるには、送信局の給電部回転
の調整を、衛星回線の伝播遅延以上の待ち時間間隔で行
う必要があり、交差偏波の調整に時間を要する。
【0005】本発明の課題は、上記問題点を除去し、交
差偏波の2つの偏波成分の調整を正確に行うことを可能
にする交差偏波通信方式を提供することにある。
【0006】本発明のもう一つの課題は、交差偏波の2
つの偏波成分の調整を短時間で行うことを可能にする交
差偏波通信方式を提供することにある。
【0007】本発明の別の課題は、交差偏波の2つの偏
波成分の調整を自動的に行うことを可能にする交差偏波
通信方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1及
び第2の地球局との間で衛星を介して交差偏波により通
信を行う交差偏波通信方式において、前記第1の地球局
は、第1のアンテナへの給電を行う第1のアンテナ給電
部と、この第1のアンテナ給電部を回転するモーター
と、前記第1のアンテナ給電部の回転角度を検出する回
転角度検出器と、検出された回転角度を符号化する第1
の符号器と、符号化された回転角度を前記第1のアンテ
ナ給電部を介して前記第1のアンテナから第1の交差偏
波として送信する第1の送信器とを、有し、前記第2の
地球局は、第2のアンテナへの給電を行う第2のアンテ
ナ給電部と、前記第1の交差偏波を前記第1のアンテナ
から前記第1のアンテナ給電部を介して受信し、該第1
の交差偏波を互いに直交する2つの偏波成分に分波する
分波器と、該2つの偏波成分を切換え出力する切換器
と、切換え出力された2つの偏波成分の信号強度を出力
すると共に、切換え出力された2つの偏波成分の前記符
号化された回転角度を復号する受信復号器と、前記2つ
の偏波成分の信号強度と復号された回転角度とから、前
記2つの偏波成分の一方の信号強度を最大にし、他方を
最小にするように前記モータの回転角を制御するための
回転制御信号を生成する交差偏波判定器とを、有するこ
とを特徴とする交差偏波通信方式が得られる。
【0009】更に本発明によれば、前記第2の地球局
は、前記回転制御信号を符号化する符号器と、符号化さ
れた回転制御信号を前記第2のアンテナ給電部を介して
前記第2のアンテナから第2の交差偏波として送信する
送信器とを、有し、前記第1の地球局は、前記第2の交
差偏波を前記第1のアンテナから前記第1のアンテナ給
電部を介して受信し、前記符号化された回転制御信号を
復号する受信復号器と、前記回転角度検出器からの前記
検出された回転角度と、復号された回転制御信号とを基
に、前記交差偏波判定器における前記2つの偏波成分の
一方の信号強度が最大になり、他方が最小になるように
前記モータの回転角を制御する手段とを、有することを
特徴とする請求項1に記載の交差偏波通信方式が得られ
る。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である。図1にお
いて、送信局のアンテナの給電部1には、駆動用モータ
ー2が装着されている。モーター2で給電部1を駆動す
る際には、回転角度検出器3により給電部1の回転位
置、すなわち偏波角度が検出される。回転角度検出器3
の出力は符号器4で符号化されて送信器5を通じて、衛
星経由で受信局へ送信される。
【0011】受信局からの給電部1の回転制御信号を受
信するために、送信局には、分波器6、合成器7、受信
器8、及び復号器9が設けられている。分波器6は直交
する2つの直線偏波出力を持ち、その出力は合成器7で
合成される。復号器9は、受信局からの符号化された回
転制御信号を復号するためのものである。復号結果は比
較器10により、回転角度検出器3の出力と比較され
る。比較器10は、受信局からの回転制御信号と給電部
1の回転位置を比較することで、モーター2をいづれの
回転方向に駆動すべきか、あるいは停止すべきかを判定
する。
【0012】受信局では、アンテナの給電部11からの
出力は、分波器12で直交する2つの垂直偏波に分波さ
れて切換器13へ入力される。切換器13で2つの偏波
のうち1つが選択されて、受信器14でその信号強度が
測定される。また、受信された信号からは、復号器15
で送信局が符号化して送信した回転位置を復号して、交
差偏波判定器16で信号強度とそれに対応した回転位置
として取り込まれる。交差偏波判定器16は、切換器1
3に対して受信偏波の切り換えを制御するので、取り込
まれた信号強度と回転位置がいづれの偏波での値である
かが判定できる。
【0013】交差偏波判定器16では、上述のように関
連づけられた信号強度、回転位置、及び偏波種類から送
信局に割り当てられている偏波が最強になり、交差偏波
が最小になるまで送信局に対して給電部1の回転停止位
置を制御する。制御に際しては、符号器17で回転制御
信号を符号化して、送信器18を通じて送信局へ送信す
る。
【0014】送信局の受信機器中に合成器8を設けるこ
とで偏波ダイバシチ受信が可能であり、給電部1の回転
に伴う受信偏波の変化が生じても、受信局からの回転制
御信号の送信波を見失うことはない。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、第1の地球局としての
送信局での偏波角度を符号化して送信することから、第
2の地球局としての受信局での交差偏波信号強度と送信
局の偏波角度を一対一で対応させることができる。した
がって、衛星回線の伝播遅延が介在しても、受信局での
交差偏波特性の最適値判定と送信局での給電部駆動モー
タの停止位置が不一致になることはない。また、交差偏
波信号強度と送信局の偏波角度を一対一で対応させるこ
とができるので、衛星回線の伝播遅延時間以上に待ち時
間を設ける必要はなく、受信局からは、送信局に対して
給電部の回転制御信号を連続的に指示することが可能で
あり、交差偏波の調整時間を従来技術よりも短縮できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による交差偏波通信方式のブ
ロック図。
【図2】従来の交差偏波通信方式のブロック図。
【符号の説明】
1 給電部 2 モーター 2´ 駆動器 3 回転角度検出器 4 符号器 5 送信器 6 分波器 7 合成器 8 受信器 9 復号器 10 比較器 11 給電部 12 分波器 13 切換器 14 受信器 15 復号器 16 交差偏波判定器 17 符号器 18 送信器 20 スペクトラム・アナライザ 21 電話回線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の地球局との間で衛星を介
    して交差偏波により通信を行う交差偏波通信方式におい
    て、 前記第1の地球局は、第1のアンテナへの給電を行う第
    1のアンテナ給電部と、この第1のアンテナ給電部を回
    転するモーターと、前記第1のアンテナ給電部の回転角
    度を検出する回転角度検出器と、検出された回転角度を
    符号化する第1の符号器と、符号化された回転角度を前
    記第1のアンテナ給電部を介して前記第1のアンテナか
    ら第1の交差偏波として送信する第1の送信器とを、有
    し、 前記第2の地球局は、第2のアンテナへの給電を行う第
    2のアンテナ給電部と、前記第1の交差偏波を前記第1
    のアンテナから前記第1のアンテナ給電部を介して受信
    し、該第1の交差偏波を互いに直交する2つの偏波成分
    に分波する分波器と、該2つの偏波成分を切換え出力す
    る切換器と、切換え出力された2つの偏波成分の信号強
    度を出力すると共に、切換え出力された2つの偏波成分
    の前記符号化された回転角度を復号する受信復号器と、
    前記2つの偏波成分の信号強度と復号された回転角度と
    から、前記2つの偏波成分の一方の信号強度を最大に
    し、他方を最小にするように前記モータの回転角を制御
    するための回転制御信号を生成する交差偏波判定器と
    を、有することを特徴とする交差偏波通信方式。
  2. 【請求項2】 前記第2の地球局は、前記回転制御信号
    を符号化する符号器と、符号化された回転制御信号を前
    記第2のアンテナ給電部を介して前記第2のアンテナか
    ら第2の交差偏波として送信する送信器とを、有し、 前記第1の地球局は、前記第2の交差偏波を前記第1の
    アンテナから前記第1のアンテナ給電部を介して受信
    し、前記符号化された回転制御信号を復号する受信復号
    器と、前記回転角度検出器からの前記検出された回転角
    度と、復号された回転制御信号とを基に、前記交差偏波
    判定器における前記2つの偏波成分の一方の信号強度が
    最大になり、他方が最小になるように前記モータの回転
    角を制御する手段とを、有することを特徴とする請求項
    1に記載の交差偏波通信方式。
JP9742893A 1993-04-23 1993-04-23 交差偏波通信方式 Expired - Lifetime JPH07105776B2 (ja)

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JPH06311135A true JPH06311135A (ja) 1994-11-04
JPH07105776B2 JPH07105776B2 (ja) 1995-11-13

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009081792A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線送信機及び無線送信方法
JP2010016572A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Fujitsu Ltd 無線通信装置及びシステム
JP2016119498A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 株式会社日立製作所 無線通信システム
US10574332B2 (en) 2017-10-31 2020-02-25 Hitachi, Ltd. Radio communication system and radio monitoring control system

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US10574332B2 (en) 2017-10-31 2020-02-25 Hitachi, Ltd. Radio communication system and radio monitoring control system

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Effective date: 19960514