JPH0631106Y2 - ワイヤ式ウインドレギュレータ機構の駆動装置 - Google Patents

ワイヤ式ウインドレギュレータ機構の駆動装置

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JPH0631106Y2
JPH0631106Y2 JP1984084818U JP8481884U JPH0631106Y2 JP H0631106 Y2 JPH0631106 Y2 JP H0631106Y2 JP 1984084818 U JP1984084818 U JP 1984084818U JP 8481884 U JP8481884 U JP 8481884U JP H0631106 Y2 JPH0631106 Y2 JP H0631106Y2
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JP
Japan
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gear
drum
wire
shaft
drive device
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JP1984084818U
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JPS61110774U (ja
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良一 福元
大一 白石
英二 岩崎
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 1)目的 (1)考案の産業上の利用分野 この考案は、駆動装置によりドラムを回転させ、ドラム
上に巻回されたワイヤを移動し、ワイヤに連結された窓
ガラスを昇降して窓を開閉するワイヤ式ウインドレギユ
レータ機構に関し、殊に、ワイヤを移動させる駆動装置
の改良に係る。
(2)従来技術との関連におけるこの考案の課題 従来この種のワイヤ式ウインドレギユレータ機構として
は、実公昭49−2336号のものが知られている。こ
のものでは、第1図に図示した駆動装置により、ワイヤ
10を移動させて、図示しない窓ガラスを昇降させて窓
を開閉させている。駆動装置は、ベース部材6に回転自
在に支承されたシヤフト8と、このシヤフト8上に並列
的に配され、しかも、シヤフト8と夫々一体回転可能な
ギア7及びドラム11と、ベース部材6に取付けられて
ギア7を回転させる駆動手段たるモータ1とを具備して
いる。モータ1の回転に応じてギア7を回転させ、シヤ
フト8を介してドラム11を回転し、これにより、ドラ
ム11の外周に巻付られたワイヤ10を移動せしめてい
た。
しかしながら、この駆動装置では、モータ1とギア7と
が直結されていた。このため、窓ガラスが閉位置又は開
位置に位置して作動し得なくなつて、モータ1の回動が
強制的に停止されると、モータ1の回転部分の慣性によ
る衝撃力がドラム11に作用する。従つて、ワイヤ10
には、異常な引張力が作用することとなり、ワイヤ10
は高強度を必要としてしまう。
このため、窓ガラスの全閉・全開時に生じる上記問題点
を解消するため、第2図に図示したように実開昭50−
26516号の如く、緩衝部材12を利用することが考
えられる。このものでは、駆動装置は、ベース部材6に
回転自在に支承されたシヤフト8と、このシヤフト8に
並列的に配され、しかも、シヤフト8上に夫々回転自在
に配設されたギア7及び従動部材11aと、モータ1と
から形成されていた。更に、ギア7には、空所7aを設
けて、この空所7aに緩衝部材12を配設すると共に、
緩衝部材12に形成した取付穴12aに従動部材11A
の突部11bを係止していた。
この結果、モータ1の回転によりギア7が回転すると、
緩衝部材11a及び突部11bを介して緩衝部材11a
が回転される。この従動部材11aの回転により窓ガラ
スが昇降される。そして窓ガラスが全閉又は全開位置に
位置して作動し得なくなつた場合には、ギア7の更なる
回転は緩衝部材12の変形により軽減されて従動部材1
1に伝達される。よつて、第3図に図示したように、従
動部材11をドラムとした場合、ドラム上に巻回された
ワイヤに作用する引張力を緩和させられる。
しかし、ベース部材6上にシヤフト8を設け、このシヤ
フト8上に夫々ギア7及びドラム11を回転自在に配設
している。このため、シヤフト8の軸方向に関してギア
7及びドラム11を厚くし、シャフト8に対する充分な
軸受面7c,11cを確保して、ギア7及びドラム11
のガタを防止していた。ところが、ギア7及びドラム1
1が厚いため、駆動装置が、シャフト8の軸方向に関し
て大型化してしまう。この結果、室内空間が狭められる
という問題があつた。
そこで、本考案では、ギアをベース部材上に直接回転自
在に配設することにより、駆動装置の上記問題点を解決
することを目的とする。
2)構成 (1)上記課題解決のために講じた技術的手段本考案で
は、以下の技術的手段を講じた。即ち、ギアの両側に夫
々互いに同軸な軸部が一体に設けられて、該両軸部によ
り該ギアがベース部材に回転自在に支承され、前記ギア
に軸支部が設けられ且つドラムの内周面に軸受面が設け
られて、少なくとも該軸受面を介して前記ドラムが前記
軸支部上に枢支されると共に、前記軸受面に空所が形成
され、該空所に一対の緩衝部材が配設され、しかも、前
記軸支部に突部が形成され、該突部が前記両緩衝部材間
に係合された、ことにある。
(a)上記手段の作用 この結果、両端にて軸支されているから、ギアは、その
回転軸方向に関して薄くてもガタ付かなくなる。よつ
て、ギアを薄く為せるだけ、ギアの回転軸方向に関して
駆動装置が小型化されることとなる。又、緩衝部材が配
設される空所及び緩衝部材に係合される突部がドラムの
軸受面及びギアの軸支部に衝撃力吸収機能部位にもドラ
ム支持機能を持たせることができる。これにより、その
他のドラム支持機能部位を回転軸方向に関して小さくす
ることができ、結果、駆動装置が回転軸方向に関してよ
り小型化されることになる。
(3)実施例 以上図面に基いて本考案の典型的な実施例を説明する。
ワイヤを用いて窓ガラスを昇降させるワイヤ式ウインド
レギユレータ機構、特に、自動車用ウインドレギユレー
タ機構の一般的な構造は、第4図に示すようになつてい
る。21はドア、22は窓ガラス、23は駆動装置であ
る。24はドア内板21aにボルト等で固着され、駆動
装置23を支持するベース、25はガイドで、窓ガラス
22の下端に固着されたブラケツト27と係合するホル
ダ26の昇降を案内するものである。28,29はガイ
ド25の上下端に取付られたドア内板21aへの取付
板、30,31は取付板28,29に夫々枢着されたプ
リーで、ワイヤ33を案内する。
26aは窓ガラス2の全開即ち下限位置を規定するスト
ツパで、この下降位置でクツシヨン26bとホルダ26
とが当接する。ストツパ26aはボルト等でドア内板2
1aに固着されている。
次に本考案の要部たる駆動装置23について説明する。
第5図及び第6図に図示したように、ベース24にはモ
ータ(駆動手段)32が固着されると共に、ギア35が
回転自在に配設されている。ギア35の外周の歯45
は、モータ32の出力軸部34aに固着された出力ギア
34の歯34bと噛合されており、モータ32の回転に
よりギア35が回転される。
ベース24には、カバー49が固着され、ベース24と
カバー49の間に、ギア35が配設されている。ギア3
5の両側には夫々軸部35a,35bが互いに同軸的に
設けられ、軸部35aがベース24に、軸部35bがカ
バー49に夫々回転自在に支承されている。よつて、ギ
ア35は両端にて軸支されているから、薄巾であつても
ギアの傾きが防止される。ギア35には、軸支部39が
軸部35a,35bと同軸的に形成されている。ドラム
36に設けられた軸受面41を介してドラム36が軸支
部39上に枢支されている。ドラム36の図示(第6
図)右端には、軸孔43が設けられ、該孔43によりド
ラム36はギア35の軸部35b上でも枢支されてい
る。ドラム36の外周には、一条のネジ状の溝が設けら
れており、溝に沿つてワイヤ33の両端が巻付けられて
いる。ドラム36の両端には、夫々溝47,48が設け
られ、ワイヤ33の両端末33a,33bが係止されて
いる。
ギア35の軸部35bの先端にはスパイラルスプリング
37の可動端部が係止されている。ケース52はスプリ
ング37を収容するためにあり、カバー49に固定され
ている。
第8図に図示したように、ドラム36の軸受面41に
は、対称に3箇所空所38が設けられている。各空所に
は、夫々円柱状をした緩衝部材42が一対配設されてい
る。そして、両緩衝部材42の間には、ギア35の軸支
部39から径方向へ延在形成された突部40が係合され
ている。
ドラム36の空所38の開口端側には、フランジ36a
が設けられ、ギア35の側面を支持している。又、ギア
35の周囲には所要数だけ、穴46が設けられ、穴46
の底面46aを凸面とすることによりギア35をベース
24に点接触にて支持させている(第7図参照)。
第5図に図示したようにカバー49には、3箇所の取付
部49a,49b,49cが設けられ、この各取付部4
9a,49b,49cにてベース24に固着されてい
る。各取付部49a,49b,49cには夫々凹所50
a,50b,50cが設けられ、この凹所50a,50
b,50cにより、ギア35の側面(第6図で右側)が
支持されている。又、カバー49には、ドラム36の外
周と隣接する壁面53a,53b,53cが設けられて
いる。この壁面53a,53b,53cにより、緩みに
よるワイヤ33のドラムの溝からの脱落が防止される。
以上から成る実施例の作用を説明する。
窓ガラスを昇降させるため、モータ32を駆動するとギ
ア35が回転される。ギア35の回転は突部40より緩
衝部材42を介してドラム36に伝達されるから、ギア
35と一体的にドラム36が回転される。ドラム36上
に巻付られたワイヤ33がドラム36上で巻回され、ワ
イヤが全体として移動する。よつて、ワイヤ33に連結
された窓ガラス22が昇降され窓が開閉される。
窓ガラス22が降下して窓が全開されると、ホルダ26
がストツパ26aと当接する(第4図)。ホルダ26の
更なる下動が阻止され、ドラム36の回動も強制的に停
止される。ドラム36の回動が強制的に停止されると、
緩衝部材42の変形によりモータ32の回転部、いわゆ
るアーマチヤ,ウオーム(図示せず)及びギア34の慣
性エネルギーが変位エネルギーに変換され、除々にモー
タ回転は停止される。従つて、ワイヤ33には、モータ
32の回転部分の慣性による衝撃力が作用せず、異常な
張力は発生しなくなる。
3)考案の効果 (1)この考案によつて生じる特有の効果 駆動装置でギアの回転軸方向に関する厚さを薄くする別
の手段としてドラムの径を大きくすることが考えられ
る。しかしながら、径が大きくなつただけ、ドラムを回
転させるために大トルクを必要とするようになる。従つ
て、従前と同一のモータを利用した場合、窓ガラスを上
昇せしめられなくなる恐れがある。又、ドラムの回転に
対するワイヤの巻取り量が大きくなるから、窓ガラスの
昇降速度が速くなつてしまう。従つて、手等が挟まれる
という事態が発生する恐れもある。
しかるに、本考案の手段によれば、ドラムの外径自体は
従前とは変わらない。よつて、ドラムの回転トルク及び
ワイヤの移動速度を変化させないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のワイヤ式ウインドレギユレータ機構の駆
動装置を示す断面図、第2図はウインドレギユレータ機
構の駆動装置を示す断面図、第3図は従来装置を組合せ
て構成された駆動装置を示す断面図、第4図はワイヤ式
ウインドレギユレータ機構を示す正面図、第5図は本考
案による駆動装置の正面図、第6図は第5図のVI−VI線
に沿う断面を示す断面図、第7図は第6図の一部分を拡
大した拡大断面図、及び第8図は第6図のVIII−VIII線
に沿う断面を示す断面図である。 22……窓ガラス,23……駆動装置,24……ベー
ス,32……モータ,33……ワイヤ,35……ギア,
36……ドラム,35a,35b……軸部、38……空
所,39……軸支部,40……突部,42,42……緩
衝部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−26516(JP,U) 実開 昭58−116845(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部材上に回転自在に配設されたギア
    と、該ギアの回転に応じて回転されるドラムと、前記ギ
    アを回転する駆動手段とから成り、前記ドラムの回転に
    より、該ドラムの外周面上に巻回されたワイヤを移動さ
    せ、該ワイヤに連結された窓ガラスを昇降して窓を開閉
    するワイヤ式ウインドレギユレータ機構の駆動装置にお
    いて、該ギアの両側に夫々互いに同軸な軸部が一体に設
    けられて、該両軸部により該ギアが前記ベース部材に回
    転自在に支承され、前記ギアに軸支部が設けられ且つ前
    記ドラムの内周面に軸受面が設けられて、少なくとも該
    軸受面を介して前記ドラムが前記軸支部上に枢支される
    と共に、前記軸受面に空所が形成され、該空所に一対の
    緩衝部材が配設され、しかも、前記軸支部に突部が形成
    され、該突部が前記両緩衝部材間に係合された、ワイヤ
    式ウインドレギユレータ機構の駆動装置。
JP1984084818U 1984-06-06 1984-06-06 ワイヤ式ウインドレギュレータ機構の駆動装置 Expired - Lifetime JPH0631106Y2 (ja)

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JP1984084818U JPH0631106Y2 (ja) 1984-06-06 1984-06-06 ワイヤ式ウインドレギュレータ機構の駆動装置
US07/177,830 US4821589A (en) 1984-06-06 1988-03-18 Drive unit for wire-type window

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JP1984084818U JPH0631106Y2 (ja) 1984-06-06 1984-06-06 ワイヤ式ウインドレギュレータ機構の駆動装置

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JPS61110774U JPS61110774U (ja) 1986-07-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716904Y2 (ja) * 1988-03-14 1995-04-19 日本ケーブル・システム株式会社 モータ拘束用ショックアブソーバ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5332412Y2 (ja) * 1973-07-04 1978-08-11
JPS58116845U (ja) * 1982-02-04 1983-08-09 株式会社小松製作所 乾式ゴム圧縮ダンパ装置

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JPS61110774U (ja) 1986-07-14

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