JPH0631084Y2 - 扉取付装置 - Google Patents

扉取付装置

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JPH0631084Y2
JPH0631084Y2 JP1988169373U JP16937388U JPH0631084Y2 JP H0631084 Y2 JPH0631084 Y2 JP H0631084Y2 JP 1988169373 U JP1988169373 U JP 1988169373U JP 16937388 U JP16937388 U JP 16937388U JP H0631084 Y2 JPH0631084 Y2 JP H0631084Y2
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hinge
top plate
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housing
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英一 甲斐
勤 赤坂
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、扉を左右任意の側から開閉操作することので
きる扉取付装置に関し、冷蔵庫、電子レンジ、製氷器、
家具等に利用できる。
〈従来技術〉 従来の冷蔵庫等の電気機器は、第3図〜第5図の如く、
筐体1が、天板2、左右側板3a,3b、背板4および
底板5からなる金属製の外箱6と、樹脂製の内箱7と、
庫内を複数の室に区画する仕切部8と、底前面板9とか
らなり、これら内外両箱6,7間に発泡断熱材10を発
泡充填することにより一体に形成されている。
そして、前面開口した筐体1の開口11を開閉する扉1
2a,12bの扉取付装置として、左右任意の側から扉
を開閉操作できるように扉12a,12bを枢着するた
めのヒンジ13,14,15が、開口11側の両端の上
段、中段および下段にそれぞれ取り付けられている。
中段および下段ヒンジ14,15は、仕切部8および底
前面板9の前面にねじ等の固定具にて固着され、上段ヒ
ンジ13は、天板2の上面の両端で天板2の裏面に装着
された左右のヒンジ固定板16a,16bによりねじ等
で固定される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来技術において、中段および下段ヒンジ14,1
5については、仕切部8および底前面板9の前面部左右
に固着されるため、ヒンジ間の平面度、平行度は十分に
確保することができる。
しかし、天板2に取り付けられる上段ヒンジ13につい
ては、以下の問題がある。すなわち、ヒンジ固定板16
a,16bを天板2の裏面に装着しているため、発泡断
熱材10の注入発泡時において、第4図の如く、天板2
が太鼓状に膨れることがある。あるいは、第5図の如
く、天板2と左右の側板3a,3bとの組み込み具合が
一定せず、凹凸を生じることがある。このため、天板2
のヒンジ固定板16a,16bの位置が一定しない等の
問題を生じる。
また、各ヒンジ間、特に上ヒンジ13と中ヒンジ14と
の幅寸法、高さ寸法等の狂いにより、直角度、平行度を
確保できなくなるために、扉の取付け作業が困難になつ
たり、上扉12aと下扉12bのずれを生じたり、ヒン
ジの曲がりによる扉の開閉に支障を生じる等の問題があ
る。
本考案は、上記問題点に鑑み、扉の取付作業を容易に行
うことができ、しかも筐体の変形を防止して精度よく扉
を取り付けることができる扉取付装置の提供を目的とす
る。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案による問題点解決手段は、第1,2図の如く、前
面に開口を有し内部に断熱材が注入発泡された筐体1
と、該筐体1の開口11側の両端に扉を左右任意の側か
ら開閉操作することのできるよう枢着された左右一対の
ヒンジ13とを備え、前記筐体1の天板2の前部内面側
に前記ヒンジ13を装着するためのヒンジ固定板18が
固定され、該ヒンジ固定板18に左右一対のヒンジ取付
部17が突出形成され、前記天板2の両端に、ヒンジ取
付部17を嵌め込んで前記天板2の上面から突出させる
ための孔19a,19bが形成されたものである。
〈作用〉 上記問題点解決手段において、電気機器等の筐体1に扉
を左右任意の側から開閉できるように取付けるとき、天
板2の両端の孔19a,19bに左右のヒンジ取付部1
7を嵌め込んで天板2の上面から突出させることによ
り、ヒンジ固定板18を天板2に位置決めして、ヒンジ
固定板18を天板2に固定する。そして、筐体1の中に
発泡断熱材を注入して発泡させ、筐体1を完成させる。
このとき、ヒンジ固定板18が天板2の前部の補強とな
り、天板2の孔19a,19bに嵌め込んで天板2の上
面から突出した左右のヒンジ取付部17により、天板2
の撓みや歪みを阻止し、天板2の変形を確実に防止して
平面度を確保することができる。
それから、左右のヒンジ取付部17にヒンジ13をねじ
等で装着することにより、扉取付装置が筐体1に取付け
られたことになる。このように、ヒンジ固定板18を左
右一対に形成することにより、ヒンジの取付部の左右幅
寸法を所定幅に容易に確保することができる。
また、天板2の平面度を確保することにより、ヒンジの
固定状態のバラツキが小さくなり、扉の取付作業を容易
に行ない得るとともに、各扉のずれを防止でき、扉の開
閉を非常に円滑に行なうことができるといつた精度のよ
い完成度の優れた電気機器等の筐体1を供給することが
できる。
〈実施例〉 以下、本考案の扉取付装置を冷蔵庫に適用したときの実
施例を第1,2図に基づいて説明する。第1図は本考案
の実施例を示す冷蔵庫筐体の斜視図、第2図は同じく扉
取付装置の要部拡大図である。なお、従来と同じ構成部
品には同一符号を付す。
本実施例の冷蔵庫は、第1図の如く、前面開口した金属
製の外箱6と、樹脂製の内箱7とからなる筐体1に、開
口11側の両端に扉を左右任意の側から開閉操作するこ
とのできるよう左右一対の上中下段の各ヒンジ13,1
4,15が取付けられ、該上段ヒンジ13に対応して左
右一対のヒンジ取付部17が形成されたヒンジ固定板1
8が設けられ、該ヒンジ固定板18が筐体1の天板2に
固定されたものである。
前記筐体1は、従来と同じ構成であり、外箱6と内箱7
の両箱間に発泡断熱材を充填することで一体に形成され
ている。ただし、天板2の外箱側には、開口11側の両
端の前記ヒンジ取付部17に対応した位置に長方形の孔
19a,19bが形成されている。
前記上段ヒンジ13は、四角形の一辺に突出部20aが
設けられたヒンジ板20と、該突出部20aから垂直方
向に突設されたヒンジピン21とからなる。そして、ヒ
ンジ板20に筐体固定用のねじ孔20bが穿設されてい
る。
前記中段ヒンジ14は、長方形の取付板22と、該取付
板22から垂直に立上がる突片22aと、該突片22の
上下両面から垂直方向に突設されたヒンジピン21とか
らなる。そして、取付板22は、ねじ等により仕切部8
の前面に固着される。
また、前記下段ヒンジ15は、前記中段ヒンジ14と同
じ構成で、突片22aの片面だけからヒンジピン21が
突設されたもので、底前面板9の前面にねじ等で固着さ
れる。
前記ヒンジ固定板18は、一枚の長方形の板に所定の間
隔をおいて左右一対に断面コ字形の突出部が形成された
もので、該突出部がヒンジ取付部17となる。該ヒンジ
取付部17には、上段ヒンジ13の取付用のねじ孔17
aが穿設されている。
また、ヒンジ固定板18には、その中央と左右のヒンジ
取付部17の外側に筐体用ねじ孔18aが穿設され、ね
じ23により天板2の裏面側に取付けられる。
以上の如く構成された冷蔵庫において、扉を左右任意の
側から開閉できるように取付けるとき、まず天板2に、
その裏面側からヒンジ固定板18のヒンジ取付部17が
孔19a,19bから突出するようにねじ23で3箇所
を固着する。すると、ヒンジ取付部17は天板2の上面
から突出した状態となる。
そして、樹脂製の内箱7を外箱6に組み合わすことによ
つて、筐体1を組み立てる。その後、外箱6と内箱7と
の間に発泡断熱材を注入して発泡させ、筐体1を完成さ
せる。
それから、下段ヒンジ15を底前面板9に、中段ヒンジ
14を仕切部8にねじ等により装着する。
次に、天板2の上面から突出したヒンジ取付部17に上
段ヒンジ13をねじ等で装着することにより、扉取付装
置が冷蔵庫の筐体1に取付けられたことになる。
このように、ヒンジ固定板18を左右一体に形成するこ
とにより、ヒンジの取付部の左右幅寸法を所定幅に容易
に確保することができる。
そして、ヒンジ固定板18を天板2に固定するため、天
板2の補強となり、断熱材の注入発泡時の膨張収縮によ
る天板2の膨れ等の変形を防止することができ、天板2
の平面度を確保することができる。
そのため、ヒンジの固定状態のバラツキが小さくなり、
扉の取付作業を容易に行ない得るとともに、各扉のずれ
を防止でき、扉の開閉を非常に円滑に行なうことができ
るといつた精度のよい完成度の優れた冷蔵庫の筐体1を
供給することができる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
例えば、ヒンジ固定板18は本実施例のものに限らず、
一枚の平板にして天板2の上面に装着するようにしても
よい。
また、本実施例では、ヒンジ固定板18は天板2に配し
た例を示したが、仕切部、底板等に配してもよい。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案によると、左右一
対のヒンジ取付部がヒンジ固定板に突出形成されている
ため、ヒンジの取付部の左右幅寸法を所定幅に容易に確
保することができる。
また、ヒンジ固定板が天板の前部内面側に固定されてい
るため、ヒンジ固定板が天板の前部の補強となる。しか
も、ヒンジ取付部を天板の両端の孔に嵌め込んで天板の
上面から突出させることにより、断熱材の注入発泡時の
膨張収縮による天板の撓みや歪みを阻止し、天板の変形
を確実に防止して平面度を確保することができ、その
上、ヒンジ固定板の天板への位置合わせを容易に行なう
ことができる。
そのため、扉の取付作業を容易に行ない得るとともに、
各扉のずれを防止でき、扉の開閉を非常に円滑に行なう
ことができるといつた精度のよい完成度の優れた筐体を
供給することができるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す冷蔵庫筐体の斜視図、第
2図は同じく扉取付装置の要部拡大図、第3図は従来の
冷蔵庫の斜視図、第4図はその筐体の斜面図、第5図は
ヒンジ取付部の拡大図である。 1:筐体、11:開口、13,14,15:ヒンジ、1
7:ヒンジ取付部、18:ヒンジ固定板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に開口を有し内部に断熱材が注入発泡
    された筐体と、該筐体の開口側の両端に扉を左右任意の
    側から開閉操作することのできるよう枢着された左右一
    対のヒンジとを備えた扉取付装置において、前記筐体の
    天板の前部内面側に前記ヒンジを装着するためのヒンジ
    固定板が固定され、該ヒンジ固定板に左右一対のヒンジ
    取付部が突出形成され、前記天板の両端に、ヒンジ取付
    部を嵌め込んで前記天板の上面から突出させるための孔
    が形成されたことを特徴とする扉取付装置。
JP1988169373U 1988-12-28 1988-12-28 扉取付装置 Expired - Fee Related JPH0631084Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS491936U (ja) * 1972-04-07 1974-01-09
JPS5157699U (ja) * 1974-10-31 1976-05-06
JPS57110268U (ja) * 1980-12-26 1982-07-07

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JPH0289177U (ja) 1990-07-16

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