JPH0631056U - 避雷器内蔵円筒形カットアウトの放圧装置 - Google Patents

避雷器内蔵円筒形カットアウトの放圧装置

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JPH0631056U
JPH0631056U JP8638292U JP8638292U JPH0631056U JP H0631056 U JPH0631056 U JP H0631056U JP 8638292 U JP8638292 U JP 8638292U JP 8638292 U JP8638292 U JP 8638292U JP H0631056 U JPH0631056 U JP H0631056U
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lightning arrester
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arrester
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憲治 武田
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Nippon Kouatsu Electric Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 避雷器内蔵円筒形カットアウトにおいて、避
雷器収納部の気密性を保持するとともに放圧を確実に行
なう。 【構成】 上部側を閉鎖し下端側を開口した避雷器収納
部には、中央に放出孔(10)を設けたドーナツ形の酸
化亜鉛素子を本体に固定保持すると共に上記放出孔の下
端には閉鎖板(14)を充当し、更に上記収納部の下端
の開口部を薄肉の封着板(22)で気密的に閉鎖し、さ
らに上記封着板の下側を下部カバー(58)の側方に延
長した薄肉の延長部(61)で閉鎖し、且つ上記閉鎖
板、封鎖板及び延長部は、異常内圧により開放される構
成としたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は避雷器内蔵円筒形カットアウトの改良に係り、特に避雷器収納部の放 圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術と本考案が解決しようとする問題点】
カットアウトの機能に避雷器の機能を追加した避雷器内蔵円筒形カットアウト はすでに公知である。この場合、侵入した雷サージが避雷器収納部内に収納する 酸化亜鉛素子の放電性能を越えるようなものであれば当然素子の外周面において 外部閃絡が発生する。したがって 収納部にあっては外部閃絡に伴う続流アーク 並びに圧力を速やかに収納部外へ放出して器体を破壊から保護する放圧装置が備 えられている。
【0003】
【問題解決のための具体的な手段】
本考案は上記収納部の放圧装置の改良に関するもので、磁器性の本体(2)を 左右2つに区画し、その一方には開閉部を、他方には避雷器収納部(5)を設け 、上記避雷器収納部に避雷器を収納したものにおいて、上記上部側を閉鎖し下端 側を開口した収納部には、中央に放出孔(10)を設けたドーナツ形の酸化亜鉛 素子を本体に固定保持すると共に上記放出孔の下端には閉鎖板(14)を充当し 、更に上記収納部の下端の開口部を薄肉の封着板(22)で気密的に閉鎖し、さ らに閉鎖板14を充当し、更に上記封着板の下側を本体の下端開口部に装着した 下部カバー(58)の側方に延長した薄肉の延長部(61)で閉鎖し、且つ上記 閉鎖板、封鎖板及び延長部は、異常内圧により開放される構成とした避雷器内蔵 円筒形カットアウトの放圧装置。
【0004】
【実施例】
次に図面に示す本考案の実施例について説明する。1は避雷器内蔵円筒形カッ トアウトであり、その筒形の磁器性の本体2は区画壁3によって左右に分けられ た開閉部4と避雷器収納部5とからなっている。その内の避雷器収納部5は本体 2の中央から下部に位置して側方へ突出形成されており、同部5は上端が閉鎖さ れ、また下端が開口した袋状になっている。
【0005】 6は避雷器収納部5の上壁7に形成したアース側端子用貫通孔、8は区画壁3 に対し斜状に形成した充電側端子用の貫通孔を示す。 次に避雷器部について説明する。9は中央に放出孔10を設けたドーナツ形の 酸化亜鉛(ZnO)素子であり、上下に2段積みした状態で収納されている。1 1は酸化亜鉛(ZnO)素子を2段積みした状態でその外周面を被覆するように したEPゴム、EPRゴム等の絶縁被覆材、12は酸化亜鉛(ZnO)素子の上 端面に接触するアルミ合金等からなるアース側電極、14は充電部側電極、13 の中央の穴15つまりは素子の下端側の放出孔10を気密的に閉鎖した金属性の 閉鎖板であり、例えば極めて薄肉のステンレス板、アルミ板、銅板が使用される 。
【0006】 なお、閉鎖板14はシリコーン系の接着剤でもって素子の下端面に接着される 。16は充電側側電極13の下方に位置して設けた例えばCリング等からなるバ ネ性を備えた止着体であり、収納部の内壁面の凹部17に嵌入係止されるもので 、さらにその上面側にはバネ止着板18が載置されている。またバネ止着板18 は図4に示すようにその中央と周囲とに放出穴19、20が設けられており上記 の充電部側電極13と同止着板18との間には圧縮状態のコイルバネ21が介装 されている。22はバネ止着板18のさらに下方に位置して設けた薄肉の銅板な どからなる封着板であり、あらかじめメタライズドやスクリーン印刷等によって 形成した下端の内段部23の金属層24に対し半田付けなどによって封着される 。止着板22の外面には合成樹脂製の封着補助板が被着されているが、同板25 はなくしてもよい。なお、封着板22や封着補助板25については溝状の放出案 内部が時によって設けられることがある。
【0007】 26は酸化亜鉛(ZnO)素子の絶縁被覆11と収納部5の内周面との間さら にはアース側電極12および充電部側電極13との間の間隙に対し密に充填した シリコーン系の充填材、27はアース側電極12の上面と上壁との間に介在した 緩衝板、28はアース側電極12の中央のネジ孔28aに対し螺着したボルト形 のアース側端子であり上壁7に設けた貫通孔6に対し内側から挿入し、そして先 端を外部に突出したもので同端子はゴムパッキン29、押さえ金具30、バネ座 金31を介してナット32によって締め付け固定されている。
【0008】 なお、アース側端子については後述の低融点ガラスフリット33による封着を 考慮して同フリットの熱膨脹係数と近似のコバール材が使用される。 34はアース側端子28と取付金具35間を接続するリード線、36,37は 接続用のボルト、ナットを示す。39は貫通孔6の内方の壁面に設けた凹部であ り、同孔を貫通するアース側端子28は凹部39に充填された低融点ガラスフリ ット33によって封着されている。
【0009】 なお、封着に使用される低融点ガラスフリット33は普通磁器或いはアルミナ 含有磁器、さらにはコバールとの熱膨脹係数がマッチングしているもの(例えば 品名:T191・封着温度430℃,品名:T439・封着温度450℃、いず れも岩城硝子製)が使用に適している。38は接続導板であり、中央にコバール 部40を備えその両端にスポットによって銅部41、14′を溶着している。そ の一部の銅部41が充電部側電極13に接続されました他端の銅部41′は区画 壁3に形成した斜状の貫通孔8を経て開閉部側の下部固定電極42に接続されて いる。
【0010】 43は上記接続導体38のコバール部40が貫通孔8を通過する際に同孔を気 密的に封着するようにした低融点ガラスフリットであり、同フリットの外側には 例えば石綿等の断熱部材44が押し込まれている。
【0011】 次に開閉部側について説明する。開閉部側の構造は従来公知のカットアウトと 同じものであり、上部には上部口出線45を設け、また下部側面には下部口出線 46を設けている。47は開閉部の上部の内部に吊下状に備えた上部固定電極、 48は消孤筒、49は消孤棒、50は緩衝リング、51はパッキンを示す。42 は下部固定電極であり前記避雷器側の充電部側電極13に対し接続導体38を介 して接続されている。52は下部口出部46と下部固定電極42との間を接続す るリード、53はヒューズ筒であり絶縁筒54の上部の上部接触子55は上部固 定電極47と接触し、また下部接触子56は下部固定電極42と接触して本体内 に保持されている。57はヒューズ筒53に充填したヒューズを示す。58は開 閉部ならびに避雷器部の各々の開口部59、60を閉鎖するように接着固定した 合成樹脂性の下部カバーであり、側方へ延長しかつ薄肉に形成した延長部61で もって収納部の下端の開口部59を閉鎖し、上記封着板22を衝突等の破損から 保護するようになっている。なお、延長部61の上面側には開口部の内段部62 に当接する隆起部63が形成されている。64は開閉部の開口部60を閉鎖する ようにした合成樹脂製の密栓であり、係合片65によって取脱自在に保持されて いる。66は連結紐を示す。
【0012】 次に動作について説明する。常時は、上部口出線45−上部固定電極47ー上 部接触子55−ヒューズ57−下部接触子56−下部固定電極42−リード52 −下部口出線46を経て変圧器一次側端子に至る経路に至る経路で通電が行われ る。
【0013】 この場合、避雷器側の充電部側電極13も接続導片38を経て電圧は印加され るがこのような正常な電圧(対地4kV)では酸化亜鉛素子9が特に顕著な特性 変化をしないため高抵抗状態が維持されて電流は流れない。
【0014】 また上記の通電状態において雷サージ等の異常電圧が侵入してくると今度は素 子9に異常の電圧が印加されることになるため同素子は直ちに応答して低抵抗状 態となり該異常電圧を大地へ逃す。
【0015】 つまり、異常電圧は上部口出線45−上部固定電極47−上部接触子55−ヒ ューズ57−下部接触子56−下部固定電極42−接続導片38−充電部側電極 13−酸化亜鉛素子(ZnO)9−アース側電極12−アース側端子28−リー ド線34−取付金具35を経て腕金(特に図示しない)より大地へ逃れる。そし て、上記において酸化亜鉛素子9が続流遮断不能となった場合の同素子と直列の 開閉部側のヒューズ57でもってその続流を遮断して避雷器の爆発を防止する。
【0016】 また万が一に酸化亜鉛素子9において外絡が発生した場合にはその外絡によっ て発生した続流アークおよび上昇したガス(内圧)によって閉鎖板14、封着板 22、封着補助板25、下部カバー58の延長部61が一挙に離脱あるいは破断 し、そして素子9の放出孔10内のアークおよびガスを直ちに収納部外へ放出し 収納部を爆裂事故から保護する。
【0017】 なお、この放出時、当然のことながら酸化亜鉛素子9は充電部側電極13並び に充填材26によって強固に接着固定されているため、収納部内に素子は止まっ て残存した状態となる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以上の構成からなり、上記したように続流アークが発生した場合には 、薄肉の封着板、下部カバーの薄肉の延長部が破断したり飛散して避雷器収納部 内のアークや上昇した圧力を直ちに収納部外へ放出するため確実に収納部の爆裂 事故が確実に防止できる。また上記の薄肉の封着板は下部カバーの延長部により その下側が保護されているため衝突などによる破損事故が防止でき、安全性を一 段と高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の避雷器内蔵円筒形カットアウトの縦断
面図。
【図2】図1を上方からみた外観図。
【図3】避雷器部の拡大断面図。
【図4】バネ止着板の平面図。
【符号の説明】
2 本体 3 区画壁 4 開閉部 5 避雷器収納部 9 酸化亜鉛素子 10 放出孔 22 封着板 58 下部カバー 61 延長部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁器性の本体(2)を左右2つに区画
    し、その一方には開閉部を、他方には避雷器収納部
    (5)を設け、上記避雷器収納部に避雷器を収納したも
    のにおいて、上記上部側を閉鎖し下端側を開口した収納
    部には、中央に放出孔(10)を設けたドーナツ形の酸
    化亜鉛素子を本体に固定保持すると共に上記放出孔の下
    端には閉鎖板(14)を充当し、更に上記収納部の下端
    の開口部を薄肉の封着板(22)で気密的に閉鎖し、さ
    らに上記封着板の下側を本体の下端開口部に装着した下
    部カバー(58)の側方に延長した薄肉の延長部(6
    1)で閉鎖し、且つ上記閉鎖板、封鎖板及び延長部は、
    異常内圧により開放される構成としたことを特徴とする
    避雷器内蔵円筒形カットアウトの放圧装置。
JP8638292U 1992-12-16 1992-12-16 避雷器内蔵円筒形カットアウトの放圧装置 Expired - Lifetime JPH0650933Y2 (ja)

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