JPH0539551Y2 - - Google Patents

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JPH0539551Y2
JPH0539551Y2 JP10704388U JP10704388U JPH0539551Y2 JP H0539551 Y2 JPH0539551 Y2 JP H0539551Y2 JP 10704388 U JP10704388 U JP 10704388U JP 10704388 U JP10704388 U JP 10704388U JP H0539551 Y2 JPH0539551 Y2 JP H0539551Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はアレスター内蔵形高圧カツトアウトの
改良に係り、特に放電ギヤツプ部の組立が簡単か
つ確実に行えるようにした構造に関するものであ
る。
(従来技術) 従来、本体碍子のほぼ中央に形成した凹状のア
レスター部に対して電圧非直線性を有する限流素
子の外に気密的に封着した放電ギヤツプ装置を収
納したものが提案されている。
そして上記放電ギヤツプ装置は本体碍子とは別
に、碍管、充電部側放電電極、接地側側放電電極
から構成されていると共に、碍管に形成したギヤ
ツプ形成孔の両端開口部を上記両放電電極により
低融点ガラスフリツトまたはメタライズドとろう
付け等を介して気密的に閉塞されている。そして
このように構成された放電ギヤツプ装置を、本体
碍子のアレスター部に対して低融点ガラスフリツ
トにより一体的に接合されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記の放電ギヤツプ装置においては普通磁器ま
たはアルミナ磁器さらにはチタン磁器からなる碍
管の両端を放電電極により封着した後、碍管を普
通磁器からなる本体碍子に対して封着する二度の
封着作業を行うことから、非常に作業性が悪いの
とともに二度の加熱により放電ギヤツプ装置にお
ける封着材(低融点ガラスフリツト)が不安定な
状態で固化する等放電ギヤンプ装置の気密接合に
対する信頼性が低いという問題があつた。
そこで、本考案は上記の問題点を解決すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記の問題点を解決するために、本体
碍子のほぼ中央に限流素子と放電ギヤツプ装置と
の直列接続からなるアレスターを収納するように
したものにおいて、上記アレスター部における本
体碍子に、上部に位置して限流素子の収納孔を、
下部に位置して作業孔を夫々同心的に形成し、こ
れら両孔間に碍管部を本体碍子と一体成形して設
け、該碍管部の中心部にはギヤツプ形成孔を上下
方向に貫通して形成し、該ギヤツプ形成孔の上端
開口部を上記限流素子に接続する接地側放電電極
で気密的に閉塞し、下端開口部をカツトアウトの
下部固定電極に接続する充電側放電電極で気密的
に閉塞し、更に、上記両電極には放電部を、上記
ギヤツプ形成孔内において離間対向させて設けた
ことを特徴とするものである。
(実施例) 次に図面に示す本考案の実施例について説明す
る。
第1図において、1は本体碍子であり、上、下
の凹状1a,1bには各々上、下部消弧装置2,
3が形成されている。この消弧装置2,3は、上
部固定電極4、上部消弧室5、上部電線接続端子
6、上部導電金具7、上部固定金具8からなり、
下部消弧装置3は同じく、下部固定電極9、下部
消弧室10、下部電線接続端子11、下部導電金
具12、下部固定金具13からなつている。
これらの上、下部消弧装置2,3は固定金具
8,13を介して本体碍子1の取付穴1c,1d
に接着材14により固定されている。この場合、
下部消弧装置3については延長した消弧室の一部
5aが接着材15を介して取付穴1eに固定され
て2箇所支持になつている。
第2図において、1fは本体碍子1の中央に位
置して設けたアレスター部であり、その上部に位
置して限流素子の収納孔1jが、下部に位置して
作業孔1nが夫々同心的に形成され、その収納孔
1j内には限流素子16a,16bが収納されて
いる。また、これら両孔1j,1n間に位置して
ギヤツプ装置17を構成する碍管部1hが本体碍
子1と一体成形されている。
該碍管部1hは、その中央部で本体碍子1と連
結し、その上下部が両孔1j,1nの内径より小
径にして突出していると共にその中心部に、上下
に貫通するギヤツプ形成孔1mを形成している。
18,19はキヤツプ形状の充電側放電電極と
接地側放電電極であり、これらの各電極は封鎖部
18a,19aがコバール金属から作られ、また
放電部18b,19bがステンレス等の耐弧メタ
ルにて作られている。そして両放電電極18,1
9は、上記碍管部1hの上下の開口端1g,1i
に対し被せた状態で、周片18d,19dを碍管
部1hの突出部外周面にかしめて低融点ガラスフ
リツト20により封着されるが、この場合その放
電部18b,19bが碍管部1h内に位置して所
定の放電ギヤツプGを形成する。
なお、上記の放電部18b,19bは閉鎖部1
8a,19aの中央の貫通穴に貫通して固着され
るがこの場合の貫通箇所における隙間はろう材で
気密的に塞がれる。18c,19cは閉鎖部18
a,19aを貫通して外側に突出したネジ接続部
である。21はコバール金属からなる連通管であ
り、同管は充電側放電電極18の封鎖部18aに
対し偏心て設けられ、碍管部1hの内外を連通す
るようにして設けられている。
上記において両放電電極18,19は低融点ガ
ラスフリツト20、例えば結晶質の封着ガラス
(岩城ガラス製、品番名7574、封着温度750℃)に
よる封着手段の外、別の熔融温度が1000℃前後の
銀ろうを使用して気密接合(封着)してもよい。
ただしこの場合は碍管部1hの開口端1g,1i
の外周面にマンガン、モリブデンの合金属を形成
し、これにニツケルメツキを施したメタライズド
部を予め設けておき、このメタライズド部に対し
て放電電極18,19を銀ろうによりそれぞれ気
密接合することでもよい。
なお、上記の連通管21の封じ切りは上述した
放電電極の封着後、つまりは封着時の加熱によつ
て一旦上昇した碍管部1h内の温度が常温状態に
戻つた時点で同管をカシメ付け、さらに先端を
TIG熔接によつて素早く封じ切る。これにより放
電ギヤツプ装置17の碍管部内は1気圧ないしは
それ以上の気圧に保たれ、そして放電ギヤツプG
におけるAC(商用周波)放電開始電圧が13.9kv以
上、インパルス放電開始電圧が33kv以下に設定
される。
封着が終わつた放電ギヤツプ装置17はその充
電側放電電極18のネジ接続部18cが接続導片
23を介して下部固定電極9に接続され、また接
地側放電電極19のネジ接続部19cが接続補助
金具24における下部のネジ部24aに対しスプ
リングワツシヤー25を介して連通接続される。
26は接続ナツトを示す。27は上記接続後に放
電ギヤツプ装置Gの全体が覆われるようにしてア
レスター部1f内に充填した絶縁性の充填材であ
り、シリコーン樹脂が使用される。
次にアレスター部上方側に収納した限流素子の
構成について説明する。
同素子16a,16bは酸化亜鉛(ZnO)素子
からなるドーナツ形の限流素子であり、縦方向に
2段積みして直列接続され、さらに上記放電ギヤ
ツプGに対して直列に接続されている。28は皿
バネからなる接触片であり、同接触片28は限流
素子16bと前記接続補助金具24との間、限流
素子16a,16b間、限流素子16aとガイド
金具29との間にそれぞれ圧縮された状態で介在
されている。
なお、この場合限流素子16a,16b、接触
片28、ガイド金具29はこれらが積み重ねられ
た状態で各穴が1つの貫通孔を形成するようにな
つており、その貫通孔16cが素子外絡時におけ
るアーク放出孔となる。30は素子側周面を密着
被覆するEPゴムまたはEPTゴム等からなる絶縁
性の保護筒であり、同筒により素子爆裂時の衝撃
を柔らげるようにしている。31は収納孔1j内
壁面と保護筒30及びガイド金具29との間に注
入した上記と同様のシリコーン樹脂からなる充填
材、32はOリング33を介して気密的にカシメ
付けたキヤツプ金具であり、外側に位置して接地
端子34が固着されている。なお、キヤツプ金具
32とガイド金具29との間には圧縮状態でコイ
ルバネSが介在されている。
22は貫通孔16cを閉鎖する放圧案内用の金
属蓋であり接続材で止着されている。
第1図において、35は取付金具であり、本体
碍子の上部外面1kに固設した2本のボルト36
によりネジ着されている。37は本体碍子1に対
しピン38によつて軸着した蓋体碍子であり、そ
の内面側には弾性部材の嵌合金具39および係合
片40によつて取脱自在に装着されたヒユーズ筒
41を備えている。上記ヒユーズ筒41はその上
部に上方へ突出するブレード形の上部可動電極4
2と、また下部に下部可動電極43とを備えたも
ので、さらにこれら両可動電極42,43間を電
気的に接続するヒユーズ筒44が備えられてい
る。なお、上記の両可動電極42,43は蓋体碍
子37の閉蓋時、本体碍子1側のクリツプ形の固
定電極4,9に対し、それぞれ挟入接触するよう
になつていて、それにより電気的に閉路するよう
になつている。45は本体碍子1と当接する蓋体
碍子37の突出部の全外周面に付設したゴムパツ
キンを示す。
次に作用について説明する。
上記構成からなる高圧カツトアウトは、平常時
は放電ギヤツプ装置の放電ギヤツプGにおいて絶
縁が確保されるため、上部電線接続端子6−上部
固定電極4−上部可動電極42−ヒユーズ44−
下部可動電極43−下部固定電極9−下部電線接
続端子11−高圧引下線−柱上用変圧器の一次側
端子の経路で通電される。
次に雷サージが侵入すると同サージにより放電
ギヤツGにおいて放電が発生するため、上部電線
接続端子6に侵入した雷サージは、上部固定電極
4−上部可動電極42−ヒユーズ44−下部可動
電極43−下部固定電極9−接続導片23−充電
側放電電極18−放電ギヤツプG−接続側放電電
極19−接続補助金具24−接触片28−限流素
子16b−接触片28−限流素子16a−接触片
28−ガイド金具29−コイルバネS−ギヤツプ
金具32−接地端子34−同端子に接続する接地
線を経て大地に至る放電経路に逃がされる。
(考案の効果) 本考案は以上の構成からなり、アレスター部の
放電ギヤツプ装置の碍管部が本体碍子と一体に形
成されており、その碍管部の上下に突出する開口
端を放電電極でもつて封着する構成のため、放電
ギヤツプ装置の封着作業が一度で済むなど作業性
が一段と高められるのは勿論のこと、従来のよう
に前に一度封着した箇所に対し再加熱しないため
その封着部材等の劣化を促進ないしは招いたりす
ることはない。
また、放電ギヤツプ装置の碍管部は上述したよ
うに本体碍子と一体的に形成されているため放電
ギヤツプ装置の構造が著しく堅固になる。このこ
とは万が一限流素子が劣化してその絶縁特性を失
うことがあつてもギヤツプ装置(碍管部)におい
て確実に絶縁が確保できるため地路事故へと発展
させるおそれが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
アレスター内蔵形高圧カツトアウトの縦断面図、
第2図は第1図の要部拡大断面図、第3図は接地
側放電電極の縦断面図、第4図は充電側放電電極
の縦断面図、第5図は充電側放電電極の閉鎖部の
縦断面図、第6図のイ,ロは皿バネからなる接触
片の側断面図と平面図である。 1……本体碍子、1f……アレスター部、1
g,1i……開口端、1h……碍管、1j……限
流素子収納孔、1m……ギヤツプ形成孔、1n…
…作業孔、9……下部固定電極、16a,16b
……限流素子、17……放電ギヤツプ装置、18
……充電側放電電極、18b……放電部、19…
…接地側放電電極、19b……放電部、20……
低融点ガラスフリツト、G……放電ギヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体碍子のほぼ中央に限流素子と放電ギヤツプ
    装置との直列接続からなるアレスターを収納する
    ようにしたものにおいて、上記アレスター部にお
    ける本体碍子に、上部に位置して限流素子の収納
    孔を、下部に位置して作業孔を夫々同心的に形成
    し、これら両孔間に碍管部を本体碍子と一体成形
    して設け、該碍管部の中心部にはギヤツプ形成孔
    を上下方向に貫通して形成し、該ギヤツプ形成孔
    の上端開口部を上記限流素子に接続する接地側放
    電電極で気密的に閉塞し、下端開口部をカツトア
    ウトの下部固定電極に接続する充電側放電電極で
    気密的に閉塞し、更に、上記両電極には放電部
    を、上記ギヤツプ形成孔内において離間対向させ
    て設けたことを特徴とするアレスター内蔵形高圧
    カツトアウト。
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