JPH06310507A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JPH06310507A
JPH06310507A JP12065993A JP12065993A JPH06310507A JP H06310507 A JPH06310507 A JP H06310507A JP 12065993 A JP12065993 A JP 12065993A JP 12065993 A JP12065993 A JP 12065993A JP H06310507 A JPH06310507 A JP H06310507A
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resist
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホールと上部配線との間に位置ずれが生じた
場合でも埋込み導電材と上部配線との接触面積が大きく
減少しないようにする。 【構成】 層間絶縁膜10のホール部に導電材12が埋
め込まれ、その埋込み導電材12の上部配線との接触部
分が凸形状12a又は凹形状2bとなっている。埋込み
導電材12と上部配線の材質は互いに異なるものを選択
する。ホール部の埋込み導電材12の開口部での形状が
(C)のように上面12aが円錐形で、絶縁膜10の表
面とその上面12aの円錐の斜面とのなす角をαとした
場合、埋込み導電材12と上部配線部材14との接触面
積は、埋込み導電材12の上面形状が平坦面である場合
に比べて1/cosα倍になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置とその製造方
法に関し、特に下部配線又は半導体素子部と上部配線と
の間の接続部に特徴を有する半導体装置とその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の集積化が進むにつれて、コ
ンタクトホール径やスルーホール径が小さくなり、また
配線幅も狭くなってきている。集積回路においては、ト
ランジスタと配線部又は多層配線構造における下部配線
と上部配線とを電気的に接続させなければならない。従
来は層間絶縁膜にコンタクトホールやスルーホールを設
け、そのコンタクトホールやスルーホールを介して上部
配線と下部の配線やトランジスタとを接続している。そ
の接続部では、図1(A)に示されるようにコンタクト
ホールやスルーホール2の径に比べて上部配線4の幅を
大きくすることによって、上部配線の段切れなどを防止
している。
【0003】しかし、コンタクトホール径やスルーホー
ル径が小さくなり、また配線幅も狭くなるにつれて、コ
ンタクト部やスルーホール部での配線の段切れが多くな
り、配線の信頼性の低下を招いている。接続部での配線
の信頼性を向上させる1つの方法として、コンタクトホ
ールやスルーホールに埋込み導電材を形成し、接続部で
の配線の段差を減少させることが提案されている(特公
平4−10219号公報や特開平4−17329号公報
参照)。特公平4−10219号公報では、シリコン基
板上に形成された絶縁膜の開口に選択的にタングステン
を成長させてその開口を埋め込み、平坦化を行ない、そ
の上にアルミニウム配線を形成している。特開平4−1
7329号公報では基板開口部に選択成長法によって第
1のアルミニウム膜を形成して表面を平坦化した後、絶
縁膜表面にエネルギー粒子を照射することによって絶縁
膜上にもアルミニウム膜が成長するようにし、第2のア
ルミニウム膜を形成している。
【0004】コンタクトホールやスルーホールを導電材
で埋め込むそれらの方法は、配線の信頼性を向上させる
上で有用な方法であり、段切れの心配がないため、図1
(A)のように接続部のみ配線幅を広くする必要がな
い。そのため隣接する配線との距離を近づけることがで
き、素子寸法を縮小する上で有用である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コンタクトホ
ール径やスルーホール径が小さくなり、配線幅が狭くな
ってくるにつれて、新たに生じる問題点として、コンタ
クトホールやスルーホールに対して上部配線の位置がず
れた場合の問題がある。例えばスルーホールと上部配線
の場合を考えると、仮にスルーホールの大きさを一辺が
0.4μmの正方形、配線幅を0.4μmとした場合、
図1(B)に示されるようにスルーホール径と配線4の
間に位置ずれがない場合には配線メタル4と埋込みメタ
ルの接触面積はスルーホール径の表面積と等しくなる。
しかし、仮に配線とスルーホールの間に0.2μmの位
置ずれが生じた場合には、図1(C)に示されるように
埋込みメタルと配線4の接触面積は位置ずれがない場合
に比べて50%に減少してしまい、スルーホールに電流
を流した場合、溶断などの問題が生じる虞れがある。
【0006】また、特開平4−17329号公報に示さ
れているように埋込み導電材と上部配線材料が同じ材料
の場合には、位置ずれが生じると上部配線メタルのパタ
ーン形成時に埋込み導電材までエッチングされてしま
い、コンタクトやスルーホールの信頼性が著しく低下す
る問題もある。
【0007】本発明の第1の目的は、スルーホールやコ
ンタクトホールに導電材を埋め込むとともに、スルーホ
ールやコンタクトホールと上部配線との間に位置ずれが
生じた場合でも埋込み導電材と上部配線との接触面積が
大きく減少しない半導体装置を提供することである。本
発明の第2の目的は、接続部の信頼性が高くなる製造方
法を提供することをである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置で
は、下部配線又は半導体素子部と上部配線との間を絶縁
する絶縁層の一部に設けられた空孔の埋込み導電材と上
部配線の材質が異なり、かつ埋込み導電材の上部配線と
の接触部分が凸形状又は凹形状になっている。好ましい
態様では、上部配線は埋込み導電材上での幅がそれ以外
の部分での幅よりも広くなっている。
【0009】本発明の製造方法は以下の工程(A)から
(E)を含んで接続部を形成する。(A)下部配線上又
は半導体素子上から絶縁膜を堆積し、後で形成される上
部配線との間で接続部を形成する部分に空孔を形成する
工程、(B)前記空孔内に第1のメタルを形成するとと
もに、その第1のメタルの空孔開口部での端部が前記絶
縁膜の平面部とほぼ同じ高さになり、空孔開口部中央部
で凸状又は凹状となるように前記空孔を埋め込む工程、
(C)前記第1のメタル上及び前記絶縁膜上に第1のメ
タルとは異なる第2のメタル膜を堆積する工程、(D)
前記第2のメタル膜上にレジスト膜を形成し、そのレジ
スト膜を上部配線用にパターン化する工程、(E)前記
レジストパターンをマスクとして前記第2のメタル膜を
エッチングして上部配線にパターン化する工程。
【0010】製造方法の好ましい態様では、第2のメタ
ル膜上に形成されたレジスト膜の膜厚は、空孔上部と他
の部分とで異なり、そのレジストがポジ型である場合、
空孔上部でのレジスト膜厚がスイングカーブの極大点付
近になるように設定されている。
【0011】本発明の半導体装置の接続部は、図2
(A)又は(B)に示されるように、下部配線又は半導
体素子部と上部配線との間を絶縁するシリコン酸化膜、
BPSG膜、PSG膜などの層間絶縁膜10のコンタク
トホールやスルーホールに導電材12が埋め込まれ、そ
の埋込み導電材12の上部配線との接触部分が凸形状の
もの12a又は凹形状のもの2bとなっている。埋込み
導電材12としてはタングステン、ポリシリコン、アル
ミニウム、銅又はこれらの化合物や合金などを用いるこ
とができる。この埋込み導電材12を介して下部の配線
や半導体素子と接続される上部配線の材質としては、ポ
リシリコン、MoSi、WSi、TiSi、タングステ
ン、アルミニウム、銅、又はこれらの化合物や合金など
を用いることができる。埋込み導電材12と上部配線の
材質は互いに異なるものを選択する。
【0012】コンタクトホールやスルーホールの埋込み
導電材12の開口部での形状が例えば図2(C)に示さ
れるように、上面12aが円錐形で、絶縁膜10の表面
とその上面12aの円錐の斜面とのなす角をαとし、上
部配線材14の形状が埋込み導電材12の形状によらず
一定であるとした場合、埋込み導電材12と上部配線部
材14との接触面積は、埋込み導電材12の上面形状が
平坦面である場合に比べて1/cosα倍になる。上部配
線14がコンタクトホールやスルーホールに対して位置
ずれを起こした場合でもこの関係は保たれる。例えば、
α=45°とした場合には、埋込み導電材が平坦な上面
をもつ場合に比べて約40%接触面積が増大する。その
結果、図1(C)で問題になったような位置ずれに対す
る信頼性が向上する。
【0013】レジスト膜を平坦な表面上に形成するとき
は膜厚は均一になるが、下地に局所的な凹凸がある場合
は、レジストの流動性の影響により図3(A)に示され
るように下地20の凹状部分では平坦な場所に比べてレ
ジスト膜厚が厚くなり、下地20の凸状部分では逆に薄
くなる。一方、レジストの感度はレジスト表面と裏面で
の露光光の干渉によりレジスト膜厚に対して周期的に変
化する、いわゆるスイングカーブといわれる現象が存在
する。例えば、図3(B)は露光量を一定にしたときに
ポジ型レジスト膜厚の変化に対してライン・アンド・ス
ペースのレジストパターンの仕上り寸法がどのように変
化するかを示した図であるが、これもスイングカーブと
呼ばれるものの1つである。仕上り寸法とマスク寸法と
の差は露光量にも依存するが、レジスト膜厚の変化に対
し仕上り寸法で±0.1μm程度変動する。この変動の
周期はλ/2nとほぼ一致している。λは露光波長、n
はレジスト屈折率である。
【0014】本発明はレジスト膜厚に対してレジストパ
ターン寸法が変化する現象に着目し、コンタクトホール
やスルーホール部で上部配線の位置ずれが起こった場合
でも埋込み導電材と配線部材の接触面積が大きく減少し
ないようにしている。埋込み部材の形状が凸形である場
合には、平坦部でのレジスト膜厚を図3(B)の領域A
に設定すれば、埋込み導電材上ではレジスト膜厚が平坦
部に比べて薄くなるため、コンタクトホール部やスルー
ホール部に対して上部配線部材が位置ずれを起こしたと
き、埋込み導電材上の配線部材の幅が図3(C)に示さ
れるように埋込み導電上のみで広くなり、位置ずれに対
して信頼性の高い配線構造となる。
【0015】埋込み導電材の形状が凹状の場合には、平
坦部でのレジスト膜厚が図3(B)の領域Bになるよう
に設定すれば、埋込み導電材上ではレジスト膜厚が平坦
部よりも厚くなるので、レジストパターン幅は埋込み導
電材上で広くなり、この場合も図3(C)の配線4を形
成することができる。レジスト感度がレジスト膜厚に対
して周期的に変化する現象を利用して上部配線のパター
ン幅を制御する場合は、埋込み導電材上のレジスト膜厚
は埋込み導電材の上面形状に大きく依存するので、レジ
ストの粘性や膜厚などに対して最適な導電材上端面形状
を選ぶ必要がある。
【0016】
【実施例】(実施例1)シリコン基板上にアルミニウム
薄膜をスパッタリング法により約5000Åの厚さに成
膜した。成膜条件は、基板温度150℃、アルゴンガス
圧2×10-3Torr、RFパワー50W/cm2である。
次に、プラズマCVD法によりシリコン酸化膜を約50
00Åの厚さに成膜した。成膜条件は基板温度350
℃、SiH4流量20cc/分、N2O流量100cc/
分、N2流量50cc/分、RFパワー5W/cm2とし
た。
【0017】次に、酸化膜にホールパターンを形成する
ためのレジスト塗布を行ない、写真製版とエッチングを
行なった。エッチングはRIE法で行ない、エッチング
ガスとしてCHF3ガスを用いた。エッチング条件はガ
ス圧1Torr、ガス流量1リットル/分、基板温度15℃
とした。エッチングのホールサイズは0.3μmとし
た。
【0018】埋込み導電材としてホール部の上端面形状
が凸状になるようにするために、タングステンの選択C
VD法を用いた。選択CVD法は、基板温度、ガス流量
比、ガス圧によってタングステン成長表面の形状を制御
することができる。本実施例の条件としては、基板温度
250℃、WF6流量10cc/分、H2流量500cc
/分、シラン流量5cc/分、アルゴン流量10cc/
分、ガス圧200mTorrとした。成膜はホール径の端部
のタングステンがシリコン酸化膜の平面部とほぼ同じ高
さの位置になるまで成膜を行なった。その結果、タング
ステンメタル中央部は凸状になり、凸部頂点からシリコ
ン酸化膜平面までの高さはSEM観察の結果、約500
Åであった。
【0019】(実施例2)シリコン基板上にアルミニウ
ム薄膜を形成し、その上にシリコン酸化膜を形成し、そ
のシリコン酸化膜に写真製版とエッチングによりシリコ
ン酸化膜にホールパターンを形成した。ここまでは実施
例1と同じである。
【0020】埋込み導電材の上端面が凹状になるよう
に、タングステンのブランケットCVD法及びエッチバ
ック法を用いた。ブランケットCVD法はタングステン
成膜時のWF6/H2流量比を変化させることにより埋込
み導電材の上端面形状を凹状に形成することができる。
成膜条件として、基板温度450℃、WF6流量80c
c/分、H2流量1000cc/分、N2流量200cc
/分、アルゴン流量2000cc/分、ガス圧200m
Torrとした。ホールが完全に埋め込まれ、ホールの上部
にまで膜が形成されるまで成膜を続けた。その後、ホー
ルの端部のタングステン膜の高さがシリコン酸化膜の平
面部と同じ高さになるまでエッチバックを行なった。こ
のとき、埋込みタングステンの上端面形状がすり鉢状に
なり、シリコン酸化膜の平面部から埋込みタングステン
の凹み部分の高さはSEM観察の結果から約400Åで
あった。
【0021】(比較例)本発明と従来技術の比較を行な
うため、埋込み導電材の上端面形状を平坦にしたサンプ
ルを作成した。埋込み導電材形成法としてはタングステ
ンのブランケットCVD法及びエッチバック法を用い
た。成膜条件として、基板温度450℃、WF6流量5
0cc/分、H2流量300cc/分、N2流量300c
c/分、アルゴン流量2000cc/分、ガス圧100
mTorrとした。ホールが完全に埋め込まれ、ホールの上
部にまで膜が形成されるまで成膜を続けた。その後、ホ
ールの端部のタングステン膜の高さがシリコン酸化膜の
平面部と同じ高さになるまでエッチバックを行なった
が、そのエッチパック条件はSF6流量80cc/分、
アルゴン流量30cc/分、RFパワー3W/cm2
ガス圧150mTorrとした。このとき、タングステン埋
込み層の上端面形状は平面状になった。
【0022】実施例1、2及び比較例でシリコン酸化膜
のホールに埋込みメタルを形成した後、上部配線メタル
を形成した。上部配線メタルとしてはアルミニウム薄膜
を用いた。成膜条件は前述の下層アルミニウム薄膜と同
じである。膜厚は約4000Åとした。
【0023】上層アルミニウム膜をパターン化するため
のレジストとしてTSCR−55IR(東京応化株式会
社の商品、ポジ型レジスト)を用いた。レジストのスイ
ングカーブを考慮して、レジスト膜厚及び露光条件を次
の4種類設定した。なお、レジスト膜厚は平坦部でのレ
ジスト膜厚を示しており、露光量は平坦部における最適
露光量(マスク寸法とレジスト仕上り寸法が等しくなる
露光量)を示している。露光波長は365nmであっ
た。 レジスト条件1:レジスト膜厚19000Å、露光量3
50ミリ秒 レジスト条件2:レジスト膜厚19300Å、露光量4
00ミリ秒 レジスト条件3:レジスト膜厚19600Å、露光量4
30ミリ秒 レジスト条件4:レジスト膜厚20000Å、露光量4
00ミリ秒
【0024】これらの最適露光量を縦軸、レジスト膜厚
を横軸にとって図示すると、図4に示されるようにな
る。条件1はスイングカーブの極大点の膜厚であり、こ
の膜厚よりも若干厚くても薄くても最適露光量が増える
膜厚である。条件2はこの膜厚よりも若干厚い場合には
最適露光量が増加し、若干薄い場合には最適露光量が減
少する膜厚である。条件3はこの膜厚よりも若干厚くて
も薄くても最適露光量が減少する膜厚である。条件4は
この膜厚よりも若干厚い場合には最適露光量が減少し、
若干薄い場合には最適露光量が増加する
【0025】配線メタルの寸法は平坦部での最適露光時
において0.3μm幅になるマスクを用い、本発明の効
果を確認する目的で、ホール位置と上部配線位置の位置
合わせは図5(A)のように0.15μmだけシフトさ
せた。そして、写真製版での現像後、RIE法を用いて
エッチングを行ない、レジスト除去後のホールの中心位
置における配線パターンの寸法L(図5(B))を測定
して本発明の効果を確認した。上部配線メタルのエッチ
ング条件はガス圧1×10-2Torr、CCl4流量20c
c/分、Cl2流量40cc/分、N2流量50cc/
分、RFパワー5W/cm2とした。結果を表1に示
す。
【0026】
【表1】
【0027】この結果から分かるように、比較例の埋込
み形状においては、レジストの膜厚に対して配線幅はほ
とんど変化しないが、実施例1においてはレジスト条件
1及び4において、実施例2においてはレジスト条件1
及び2において埋込みメタル上の上部配線メタルのパタ
ーン幅が比較例に比べて広くなっている。これは埋込み
メタル上のレジスト膜厚が平坦部に比べて最適露光量が
増加する膜厚になっているためであると考えられる。実
施例1におけるレジスト条件2及び3、実施例2におけ
るレジスト条件3及び4においてパターン幅が比較例に
比べて狭くなっているのは、埋込みメタル上のレジスト
膜厚が平坦部に比べて最適露光量が減少する膜厚になっ
ているためであると考えられる。
【0028】以上のことから、埋込み導電材の上部配線
メタルと接触する部分の形状を凸状又は凹状に形成する
ことにより、上部配線メタルとの接触面積が増大し、配
線メタルの信頼性が向上すること、さらに上部配線メタ
ルをパターン化する際のレジスト膜厚を適当に選ぶこと
によってパターン化の位置ずれに対し信頼性の高い配線
を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の半導体装置では、埋込み導電材
の上部配線との接触部分が凸形状又は凹形状になってい
るようにしたので、埋込み導電材と上部配線部材との接
触面積を増大させることができ、半導体装置の配線の信
頼性が向上する。また、埋込み導電材と上部配線の材質
が異なっているので、上部配線メタル膜のパターン化の
際、位置合わせずれが生じた場合でも、埋込み導電材の
エッチング速度を小さくすることができるので、接続部
の信頼性が高まる。
【0030】また本発明の製造方法では、レジストがポ
ジ型である場合、空孔上部でのレジスト膜厚がスイング
カーブの極大点付近になるように設定したので、埋込み
導電材と上部配線部材の位置合わせにずれが生じた場合
においても、埋込み導電材上の配線部材の幅を太くする
ことができるので、埋込み導電材と上部配線部材の接触
面積を増大させることができ、半導体素子の信頼性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の配線接続部を示す概略平面図であり、
(A)は接続部の配線幅を広くした例、(B)はホール
径と上部配線幅を等しくした例、(C)は(B)におい
て位置合わせずれが生じた場合をそれぞれ表わしてい
る。
【図2】本発明の接続部での埋込み導電材を示す図であ
り、(A)は埋込み材の上端面形状が凸状の例を示す断
面図、(B)は埋込み材の上端面形状が凹状の例を示す
断面図、(C)は埋込み導電材と上部配線との接続を示
す断面図である。
【図3】レジスト膜厚によるレジスト感度の変化を利用
した本発明を説明する図であり、(A)は凹凸のある下
地上に形成されたレジスト膜を示す断面図、(B)はレ
ジスト膜厚に対するパターン寸法の変化を示す図、
(C)はレジスト膜厚に対する感度の変化を利用した本
発明における上部配線パターンを示す平面図である。
【図4】実施例においてレジスト膜厚を変化させたとき
の最適露光量を示す図である。
【図5】本発明の効果を示す図であり、(A)はホール
部と上部配線用マスクをずらせた状態を示す平面図、
(B)は(A)のマスク位置で上部配線を形成した状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
2 コンタクトホール 4 上部配線 10 シリコン酸化膜 12 ホールに埋め込まれた導電材 12a,12b 埋込み導電材の上端面 13 上部配線用マスク 14 上部配線 20 下地 22 レジスト膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部配線又は半導体素子部と上部配線と
    の間を絶縁する絶縁層の一部に空孔が設けられ、その空
    孔には下部配線又は半導体素子部と上部配線との間を電
    気的に接続させる導電材が埋め込まれている接続部を有
    する半導体装置において、 前記埋込み導電材と前記上部配線の材質が異なり、かつ
    前記埋込み導電材の前記上部配線との接触部分が凸形状
    又は凹形状になっていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記上部配線は前記埋込み導電材上での
    幅がそれ以外の部分での幅よりも広くなっている請求項
    1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 以下の工程(A)から(E)を含んで接
    続部を形成する半導体装置の製造方法。 (A)下部配線上又は半導体素子上から絶縁膜を堆積
    し、後で形成される上部配線との間で接続部を形成する
    部分に空孔を形成する工程、 (B)前記空孔内に第1のメタルを形成するとともに、
    その第1のメタルの空孔開口部での端部が前記絶縁膜の
    平面部とほぼ同じ高さになり、空孔開口部中央部で凸状
    又は凹状となるように前記空孔を埋め込む工程、 (C)前記第1のメタル上及び前記絶縁膜上に第1のメ
    タルとは異なる第2のメタル膜を堆積する工程、 (D)前記第2のメタル膜上にレジスト膜を形成し、そ
    のレジスト膜を上部配線用にパターン化する工程、 (E)前記レジストパターンをマスクとして前記第2の
    メタル膜をエッチングして上部配線にパターン化する工
    程。
  4. 【請求項4】 前記レジスト膜厚は前記空孔上部と他の
    部分とで異なり、そのレジストがポジ型である場合、前
    記空孔上部でのレジスト膜厚がスイングカーブの極大点
    付近になるように設定されている請求項3に記載の半導
    体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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