JPH10256187A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH10256187A JPH10256187A JP9081891A JP8189197A JPH10256187A JP H10256187 A JPH10256187 A JP H10256187A JP 9081891 A JP9081891 A JP 9081891A JP 8189197 A JP8189197 A JP 8189197A JP H10256187 A JPH10256187 A JP H10256187A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続孔内にタングステンを選択成長させる際
に、接続孔の開口部から外にタングステン膜がはみ出す
ことなく、配線形状不良や配線間ショート等の不良をま
ねかないようにする。 【解決手段】 接続孔21、22の内面に沿ってチタン
/窒化チタン膜6を形成した後、フォトレジスト膜7を
塗布する。しかる後、接続孔21、22の上端部からフ
ォトレジスト膜7の表面までの距離が、チタン/窒化チ
タン膜6が形成された状態での接続孔21、22の幅の
1/2以上となるまでフォトレジスト膜7をエッチング
する。そして、このフォトレジスト膜7をマスクとして
チタン/窒化チタン膜6をエッチングした後、フォトレ
ジスト膜7を除去し、チタン/窒化チタン膜6を種とし
てタングステン層を選択成長させる。
に、接続孔の開口部から外にタングステン膜がはみ出す
ことなく、配線形状不良や配線間ショート等の不良をま
ねかないようにする。 【解決手段】 接続孔21、22の内面に沿ってチタン
/窒化チタン膜6を形成した後、フォトレジスト膜7を
塗布する。しかる後、接続孔21、22の上端部からフ
ォトレジスト膜7の表面までの距離が、チタン/窒化チ
タン膜6が形成された状態での接続孔21、22の幅の
1/2以上となるまでフォトレジスト膜7をエッチング
する。そして、このフォトレジスト膜7をマスクとして
チタン/窒化チタン膜6をエッチングした後、フォトレ
ジスト膜7を除去し、チタン/窒化チタン膜6を種とし
てタングステン層を選択成長させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンタクトプラグ
としての金属薄膜を半導体基板上に選択的に形成するよ
うにした半導体装置の製造方法に関する。
としての金属薄膜を半導体基板上に選択的に形成するよ
うにした半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化および微細
化に伴い、多層配線技術が必要不可欠となっている。こ
の多層配線構造を実現するためには、絶縁膜を挟んで、
MOS、バイポーラなどの素子−金属配線間を、若しく
は、1層−2層配線のような金属配線間を接続しなけれ
ばならない。
化に伴い、多層配線技術が必要不可欠となっている。こ
の多層配線構造を実現するためには、絶縁膜を挟んで、
MOS、バイポーラなどの素子−金属配線間を、若しく
は、1層−2層配線のような金属配線間を接続しなけれ
ばならない。
【0003】従来、この接続を行うためには、上記絶縁
膜に所望の接続孔を開け、上層の金属配線の形成と同時
に接続孔の中を金属配線で埋め込んでいた。しかしなが
ら、近年では、接続孔の径もサブミクロンオーダーとな
り、接続孔の深さ/接続孔の径(アスペクト比)が1以
上になるために、接続孔の中に金属配線が入らず、確実
な接続を行うことができなくなってきた。そこで、この
問題点を解決するために、例えば特開平4−25159
号公報に記載されているような、タングステンの選択成
長法が提案されている。
膜に所望の接続孔を開け、上層の金属配線の形成と同時
に接続孔の中を金属配線で埋め込んでいた。しかしなが
ら、近年では、接続孔の径もサブミクロンオーダーとな
り、接続孔の深さ/接続孔の径(アスペクト比)が1以
上になるために、接続孔の中に金属配線が入らず、確実
な接続を行うことができなくなってきた。そこで、この
問題点を解決するために、例えば特開平4−25159
号公報に記載されているような、タングステンの選択成
長法が提案されている。
【0004】特開平4−25159号公報による配線の
形成方法について簡単に説明する。先ず、半導体基板上
に絶縁膜を形成し、この絶縁膜に接続孔を形成する。そ
して、接続孔の内面に沿って比較的膜厚の薄い、選択成
長の種として金属シリサイド膜を半導体基板上の全面に
形成した後、この半導体基板上にフォトレジスト膜を形
成し、フォトレジスト膜および金属シリサイド膜をエッ
チバックすることにより、接続孔内のみに金属シリサイ
ド膜を残存させる。さらに、接続孔内に残存するフォト
レジスト膜をアッシングで除去した後、金属シリサイド
膜を種にして、タングステン膜を接続孔内に選択成長さ
せる。これにより、接続孔内を確実に埋め込むタングス
テン膜を含む配線層を形成することができる。このよう
に金属シリサイド膜を選択成長の種として形成するの
は、タングステン膜は絶縁膜上には形成されにくいから
である。
形成方法について簡単に説明する。先ず、半導体基板上
に絶縁膜を形成し、この絶縁膜に接続孔を形成する。そ
して、接続孔の内面に沿って比較的膜厚の薄い、選択成
長の種として金属シリサイド膜を半導体基板上の全面に
形成した後、この半導体基板上にフォトレジスト膜を形
成し、フォトレジスト膜および金属シリサイド膜をエッ
チバックすることにより、接続孔内のみに金属シリサイ
ド膜を残存させる。さらに、接続孔内に残存するフォト
レジスト膜をアッシングで除去した後、金属シリサイド
膜を種にして、タングステン膜を接続孔内に選択成長さ
せる。これにより、接続孔内を確実に埋め込むタングス
テン膜を含む配線層を形成することができる。このよう
に金属シリサイド膜を選択成長の種として形成するの
は、タングステン膜は絶縁膜上には形成されにくいから
である。
【0005】また、特開平5−283536号公報に
は、コンタクト孔上に形成された導電膜をエッチングし
て配線を形成する際に、目ずれによりコンタクト孔の内
壁のチタン/窒化チタンがエッチングされることを防止
する製造方法が開示されている。
は、コンタクト孔上に形成された導電膜をエッチングし
て配線を形成する際に、目ずれによりコンタクト孔の内
壁のチタン/窒化チタンがエッチングされることを防止
する製造方法が開示されている。
【0006】特開平5−283536号公報による配線
の形成方法について簡単に説明する。先ず、半導体基板
上の層間絶縁膜に形成されたコンタクト孔の内壁にチタ
ン/窒化チタンをスパッタ形成した後に、タングステン
を成長させてコンタクト孔を埋め込む。次に、ドライエ
ッチングにより層間絶縁膜の表面を露出させ、チタン/
窒化チタンのみを選択的にエッチングして溝を形成す
る。次に、酸化シリコン膜を気相成長させて溝を埋め込
んだ後に、ドライエッチングによりタングステンの表面
を露出させ、その上に導電膜をスパッタ形成する。そし
て、フォトレジストをマスクとしてこの導電膜をドライ
エッチングすることにより、配線を形成する。
の形成方法について簡単に説明する。先ず、半導体基板
上の層間絶縁膜に形成されたコンタクト孔の内壁にチタ
ン/窒化チタンをスパッタ形成した後に、タングステン
を成長させてコンタクト孔を埋め込む。次に、ドライエ
ッチングにより層間絶縁膜の表面を露出させ、チタン/
窒化チタンのみを選択的にエッチングして溝を形成す
る。次に、酸化シリコン膜を気相成長させて溝を埋め込
んだ後に、ドライエッチングによりタングステンの表面
を露出させ、その上に導電膜をスパッタ形成する。そし
て、フォトレジストをマスクとしてこの導電膜をドライ
エッチングすることにより、配線を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−25159号公報による方法では、金属シリサイド
膜が接続孔の開口部(接続孔の上端部)に残ってしまう
ため、この金属シリサイド膜を種にして接続孔内部にタ
ングステン膜を選択成長させ、接続孔をタングステン膜
で埋め込む場合には、接続孔の開口部領域からもタング
ステン膜が成長し、接続孔の開口部から外にタングステ
ン膜がはみ出してしまう。その結果、接続孔の開口部か
ら外にはみ出たタングステン膜上に金属配線を形成する
際に、配線形状不良や配線間ショート等の不良を引き起
こすという問題点があった。
4−25159号公報による方法では、金属シリサイド
膜が接続孔の開口部(接続孔の上端部)に残ってしまう
ため、この金属シリサイド膜を種にして接続孔内部にタ
ングステン膜を選択成長させ、接続孔をタングステン膜
で埋め込む場合には、接続孔の開口部領域からもタング
ステン膜が成長し、接続孔の開口部から外にタングステ
ン膜がはみ出してしまう。その結果、接続孔の開口部か
ら外にはみ出たタングステン膜上に金属配線を形成する
際に、配線形状不良や配線間ショート等の不良を引き起
こすという問題点があった。
【0008】また、特開平5−283536号公報によ
る方法では、コンタクトの面積が酸化シリコン膜の厚み
分だけ実質的に減少してしまい、コンタクト孔上に配線
を形成する際の位置合わせに更なる高精度が要求され
る。一方、コンタクト孔をその分大きくしたならば、半
導体装置の高集積化の要請に反することになる。また、
酸化シリコンを気相成長させる工程や、ドライエッチン
グによりタングステンの表面を露出させる工程が必要と
なり、半導体装置の製造工程を複雑化させてしまう。
る方法では、コンタクトの面積が酸化シリコン膜の厚み
分だけ実質的に減少してしまい、コンタクト孔上に配線
を形成する際の位置合わせに更なる高精度が要求され
る。一方、コンタクト孔をその分大きくしたならば、半
導体装置の高集積化の要請に反することになる。また、
酸化シリコンを気相成長させる工程や、ドライエッチン
グによりタングステンの表面を露出させる工程が必要と
なり、半導体装置の製造工程を複雑化させてしまう。
【0009】そこで、本発明の目的は、接続孔内にタン
グステンなどの導電膜を選択成長させる際に、半導体装
置の製造工程を徒に複雑化させることなく、接続孔の開
口部から外に導電膜がはみ出すことなく、配線形状不良
や配線間ショート等の不良の発生を抑止する半導体装置
及びその製造方法を提供することにある。
グステンなどの導電膜を選択成長させる際に、半導体装
置の製造工程を徒に複雑化させることなく、接続孔の開
口部から外に導電膜がはみ出すことなく、配線形状不良
や配線間ショート等の不良の発生を抑止する半導体装置
及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、前記絶縁膜に接続孔を形成する第1の工程
と、前記接続孔の内面を含む全面に第1の導電膜を形成
する第2の工程と、前記接続孔を埋め込む塗布膜を形成
する第3の工程と、前記塗布膜が前記接続孔の底部に残
存するように、前記接続孔の上端部から前記塗布膜の表
面までの距離が、前記接続孔の幅から前記第1の導電膜
の厚みの2倍を引いた値の1/2以上となるまで前記塗
布膜をエッチングする第4の工程と、前記塗布膜をマス
クとして前記第1の導電膜をエッチングする第5の工程
と、しかる後、残存する前記塗布膜を除去する第6の工
程と、前記接続孔の内面に残存する前記第1の導電膜を
選択成長の種として、前記接続孔を埋め込むように第2
の導電膜を形成する第7の工程とを有する。
造方法は、前記絶縁膜に接続孔を形成する第1の工程
と、前記接続孔の内面を含む全面に第1の導電膜を形成
する第2の工程と、前記接続孔を埋め込む塗布膜を形成
する第3の工程と、前記塗布膜が前記接続孔の底部に残
存するように、前記接続孔の上端部から前記塗布膜の表
面までの距離が、前記接続孔の幅から前記第1の導電膜
の厚みの2倍を引いた値の1/2以上となるまで前記塗
布膜をエッチングする第4の工程と、前記塗布膜をマス
クとして前記第1の導電膜をエッチングする第5の工程
と、しかる後、残存する前記塗布膜を除去する第6の工
程と、前記接続孔の内面に残存する前記第1の導電膜を
選択成長の種として、前記接続孔を埋め込むように第2
の導電膜を形成する第7の工程とを有する。
【0011】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記接続孔を形成する前記第2の工程にお
いて、幅の異なる複数の接続孔を形成し、前記塗布膜を
エッチングする前記第4の工程において、最も幅が大き
い接続孔の開口部から前記塗布膜の表面までの距離が、
前記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引
いた値の1/2以上となるまで前記塗布膜をエッチング
する。
においては、前記接続孔を形成する前記第2の工程にお
いて、幅の異なる複数の接続孔を形成し、前記塗布膜を
エッチングする前記第4の工程において、最も幅が大き
い接続孔の開口部から前記塗布膜の表面までの距離が、
前記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引
いた値の1/2以上となるまで前記塗布膜をエッチング
する。
【0012】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタン
積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド膜、
モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコ
ン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜のうち
の1種を材料として含み、前記第2の導電膜が、タング
ステン膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜のうち
の1種を材料として含む。
においては、前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタン
積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド膜、
モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコ
ン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜のうち
の1種を材料として含み、前記第2の導電膜が、タング
ステン膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜のうち
の1種を材料として含む。
【0013】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
は、前記第7の工程の後に、前記第2の導電膜に接続さ
れる第3の導電膜を前記絶縁膜上に形成する第8の工程
を更に有する。
は、前記第7の工程の後に、前記第2の導電膜に接続さ
れる第3の導電膜を前記絶縁膜上に形成する第8の工程
を更に有する。
【0014】本発明の半導体装置の製造方法は、前記絶
縁膜に接続孔を形成する第1の工程と、前記接続孔の内
面を含む全面に第1の導電膜を形成する第2の工程と、
前記接続孔を埋め込む塗布膜を形成する第3の工程と、
前記塗布膜を前記絶縁膜の表面までエッチングする第4
の工程と、前記塗布膜及び前記第1の導電膜が前記接続
孔の底部に残存するように、前記接続孔の開口部から前
記塗布膜及び前記第1の導電膜の表面までの距離が、前
記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引い
た値の1/2以上となるまで前記塗布膜及び前記第1の
導電膜をエッチングする第5の工程と、残存する前記塗
布膜を除去する第6の工程と、前記接続孔の内面に残存
する前記第1の導電膜を選択成長の種として、前記接続
孔を埋め込むように第2の導電膜を選択的に成長させる
第7の工程とを有する。
縁膜に接続孔を形成する第1の工程と、前記接続孔の内
面を含む全面に第1の導電膜を形成する第2の工程と、
前記接続孔を埋め込む塗布膜を形成する第3の工程と、
前記塗布膜を前記絶縁膜の表面までエッチングする第4
の工程と、前記塗布膜及び前記第1の導電膜が前記接続
孔の底部に残存するように、前記接続孔の開口部から前
記塗布膜及び前記第1の導電膜の表面までの距離が、前
記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引い
た値の1/2以上となるまで前記塗布膜及び前記第1の
導電膜をエッチングする第5の工程と、残存する前記塗
布膜を除去する第6の工程と、前記接続孔の内面に残存
する前記第1の導電膜を選択成長の種として、前記接続
孔を埋め込むように第2の導電膜を選択的に成長させる
第7の工程とを有する。
【0015】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記接続孔を形成する前記第2の工程にお
いて、幅の異なる複数の接続孔を形成し、前記塗布膜を
エッチングする前記第5の工程において、最も幅が大き
い接続孔の開口部から前記塗布膜の表面までの距離が、
前記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引
いた値の1/2以上となるまで前記塗布膜をエッチング
する。
においては、前記接続孔を形成する前記第2の工程にお
いて、幅の異なる複数の接続孔を形成し、前記塗布膜を
エッチングする前記第5の工程において、最も幅が大き
い接続孔の開口部から前記塗布膜の表面までの距離が、
前記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引
いた値の1/2以上となるまで前記塗布膜をエッチング
する。
【0016】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタン
積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド膜、
モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコ
ン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜のうち
の1種を材料として含み、前記第2の導電膜が、タング
ステン膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜のうち
の1種を材料として含む。
においては、前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタン
積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド膜、
モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコ
ン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜のうち
の1種を材料として含み、前記第2の導電膜が、タング
ステン膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜のうち
の1種を材料として含む。
【0017】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
は、前記第7の工程の後に、前記第2の導電膜に接続さ
れる第3の導電膜を前記絶縁膜上に形成する第8の工程
を更に有する。
は、前記第7の工程の後に、前記第2の導電膜に接続さ
れる第3の導電膜を前記絶縁膜上に形成する第8の工程
を更に有する。
【0018】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第5の工程において、前記塗布膜をエ
ッチングする際に酸素プラズマを用いるとともに、前記
塗布膜及び前記第1の導電膜をエッチングする際に塩素
雰囲気中で電子サイクロトロン共鳴により発生したプラ
ズマを用いる。
においては、前記第5の工程において、前記塗布膜をエ
ッチングする際に酸素プラズマを用いるとともに、前記
塗布膜及び前記第1の導電膜をエッチングする際に塩素
雰囲気中で電子サイクロトロン共鳴により発生したプラ
ズマを用いる。
【0019】本発明の半導体装置の製造方法は、前記絶
縁膜に接続孔を形成する第1の工程と、前記接続孔の内
面を含む全面に第1の導電膜を形成する第2の工程と、
前記接続孔を埋め込む塗布膜を形成する第3の工程と、
前記塗布膜及び前記第1の導電膜が前記接続孔の底部に
残存するように、前記接続孔の開口部から前記塗布膜及
び前記第1の導電膜の表面までの距離が、前記接続孔の
幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引いた値の1/
2以上となるまで前記塗布膜及び前記第1の導電膜をエ
ッチングする第4の工程と、残存する前記塗布膜を除去
する第5の工程と、前記接続孔の内面に残存する前記第
1の導電膜を選択成長の種として、前記接続孔を埋め込
むように第2の導電膜を選択的に成長させる第6の工程
とを有する。
縁膜に接続孔を形成する第1の工程と、前記接続孔の内
面を含む全面に第1の導電膜を形成する第2の工程と、
前記接続孔を埋め込む塗布膜を形成する第3の工程と、
前記塗布膜及び前記第1の導電膜が前記接続孔の底部に
残存するように、前記接続孔の開口部から前記塗布膜及
び前記第1の導電膜の表面までの距離が、前記接続孔の
幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引いた値の1/
2以上となるまで前記塗布膜及び前記第1の導電膜をエ
ッチングする第4の工程と、残存する前記塗布膜を除去
する第5の工程と、前記接続孔の内面に残存する前記第
1の導電膜を選択成長の種として、前記接続孔を埋め込
むように第2の導電膜を選択的に成長させる第6の工程
とを有する。
【0020】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記接続孔を形成する前記第2の工程にお
いて、幅の異なる複数の接続孔を形成し、前記塗布膜を
エッチングする前記第4の工程において、最も幅が大き
い接続孔の開口部から前記塗布膜の表面までの距離が、
前記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引
いた値の1/2以上となるまで前記塗布膜をエッチング
する。
においては、前記接続孔を形成する前記第2の工程にお
いて、幅の異なる複数の接続孔を形成し、前記塗布膜を
エッチングする前記第4の工程において、最も幅が大き
い接続孔の開口部から前記塗布膜の表面までの距離が、
前記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引
いた値の1/2以上となるまで前記塗布膜をエッチング
する。
【0021】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタン
積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド膜、
モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコ
ン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜のうち
の1種を材料として含み、前記第2の導電膜が、タング
ステン膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜のうち
の1種を材料として含む。
においては、前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタン
積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド膜、
モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコ
ン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜のうち
の1種を材料として含み、前記第2の導電膜が、タング
ステン膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜のうち
の1種を材料として含む。
【0022】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
は、前記第6の工程の後に、前記第2の導電膜に接続さ
れる第3の導電膜を前記絶縁膜上に形成する第7の工程
を更に有する。
は、前記第6の工程の後に、前記第2の導電膜に接続さ
れる第3の導電膜を前記絶縁膜上に形成する第7の工程
を更に有する。
【0023】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記塗布膜及び第1の導電膜をエッチング
する前記第4の工程において、塩素雰囲気中で電子サイ
クロトロン共鳴により発生したプラズマを用いる。
においては、前記塗布膜及び第1の導電膜をエッチング
する前記第4の工程において、塩素雰囲気中で電子サイ
クロトロン共鳴により発生したプラズマを用いる。
【0024】本発明の半導体装置は、半導体基板と、前
記半導体基板上に形成されて接続孔を有する絶縁膜と、
前記接続孔の内面に形成されてなる第1の導電膜と、前
記接続孔を埋め込むように前記第1の導電膜上に形成さ
れた第2の導電膜とを備え、前記接続孔の開口部から前
記第1の導電膜の端部までの距離が、前記接続孔の幅か
ら前記第1の導電膜の厚みの2倍を引いた値の1/2以
上とされている。
記半導体基板上に形成されて接続孔を有する絶縁膜と、
前記接続孔の内面に形成されてなる第1の導電膜と、前
記接続孔を埋め込むように前記第1の導電膜上に形成さ
れた第2の導電膜とを備え、前記接続孔の開口部から前
記第1の導電膜の端部までの距離が、前記接続孔の幅か
ら前記第1の導電膜の厚みの2倍を引いた値の1/2以
上とされている。
【0025】本発明の半導体装置の一態様例において
は、前記絶縁膜が、第1の絶縁膜と第2の絶縁膜とを有
し、前記第1の絶縁膜は、シリコン酸化膜、硼燐珪酸ガ
ラス、燐珪酸ガラス、硼珪酸ガラスのうちの1種を材料
として含み、前記第2の絶縁膜は、硼燐珪酸ガラス、燐
珪酸ガラス、硼珪酸ガラスのうちの1種を材料として含
む。
は、前記絶縁膜が、第1の絶縁膜と第2の絶縁膜とを有
し、前記第1の絶縁膜は、シリコン酸化膜、硼燐珪酸ガ
ラス、燐珪酸ガラス、硼珪酸ガラスのうちの1種を材料
として含み、前記第2の絶縁膜は、硼燐珪酸ガラス、燐
珪酸ガラス、硼珪酸ガラスのうちの1種を材料として含
む。
【0026】本発明の半導体装置の一態様例において
は、前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタン積層膜、
タングステン膜、タングステンシリサイド膜、モリブデ
ン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコン膜、ア
モルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜のうちの1種を
材料として含み、前記第2の導電膜が、タングステン
膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜のうちの1種
を材料として含む。
は、前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタン積層膜、
タングステン膜、タングステンシリサイド膜、モリブデ
ン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコン膜、ア
モルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜のうちの1種を
材料として含み、前記第2の導電膜が、タングステン
膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜のうちの1種
を材料として含む。
【0027】本発明の半導体装置の一態様例は、前記絶
縁膜上に形成され、前記第2の導電膜に接続された第3
の導電膜を更に有する。
縁膜上に形成され、前記第2の導電膜に接続された第3
の導電膜を更に有する。
【0028】本発明の半導体装置は、半導体基板と、前
記半導体基板上に形成された第1の絶縁膜と、前記第1
の絶縁膜上に形成された第1の導電膜と、前記第1の導
電膜上に形成されて接続孔を有する第2の絶縁膜と、前
記接続孔の内面に形成されてなる第2の導電膜と、前記
接続孔を埋め込むように前記第2の導電膜上に形成され
た第3の導電膜とを備え、前記接続孔の開口部から前記
第2の導電膜の端部までの距離が、前記接続孔の幅から
前記第2の導電膜の厚みの2倍を引いた値の1/2以上
とされている。
記半導体基板上に形成された第1の絶縁膜と、前記第1
の絶縁膜上に形成された第1の導電膜と、前記第1の導
電膜上に形成されて接続孔を有する第2の絶縁膜と、前
記接続孔の内面に形成されてなる第2の導電膜と、前記
接続孔を埋め込むように前記第2の導電膜上に形成され
た第3の導電膜とを備え、前記接続孔の開口部から前記
第2の導電膜の端部までの距離が、前記接続孔の幅から
前記第2の導電膜の厚みの2倍を引いた値の1/2以上
とされている。
【0029】本発明の半導体装置の一態様例において
は、前記第1の絶縁膜は、シリコン酸化膜、硼燐珪酸ガ
ラス、燐珪酸ガラス、硼珪酸ガラスのうちの1種を材料
として含み、前記第2の絶縁膜は、硼燐珪酸ガラス、燐
珪酸ガラス、硼珪酸ガラスのうちの1種を材料として含
む。
は、前記第1の絶縁膜は、シリコン酸化膜、硼燐珪酸ガ
ラス、燐珪酸ガラス、硼珪酸ガラスのうちの1種を材料
として含み、前記第2の絶縁膜は、硼燐珪酸ガラス、燐
珪酸ガラス、硼珪酸ガラスのうちの1種を材料として含
む。
【0030】本発明の半導体装置の一態様例において
は、前記第2の導電膜が、チタン/窒化チタン積層膜、
タングステン膜、タングステンシリサイド膜、モリブデ
ン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコン膜、ア
モルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜のうちの1種を
材料として含み、前記第3の導電膜が、タングステン
膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜のうちの1種
を材料として含む。
は、前記第2の導電膜が、チタン/窒化チタン積層膜、
タングステン膜、タングステンシリサイド膜、モリブデ
ン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコン膜、ア
モルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜のうちの1種を
材料として含み、前記第3の導電膜が、タングステン
膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜のうちの1種
を材料として含む。
【0031】本発明の半導体装置の一態様例は、前記第
2の絶縁膜上に形成され、前記第3の導電膜に接続され
た第4の導電膜を更に有する。
2の絶縁膜上に形成され、前記第3の導電膜に接続され
た第4の導電膜を更に有する。
【0032】
【作用】本発明によれば、第2の導電膜(プラグ)の選
択成長の種となる第1の導電膜(バリア層)を、所定の
条件を満たすまで接続孔の上方においてエッチング除去
するため、接続孔内に第2の導電膜を選択成長させる際
に、接続孔の上端部から外に第2の導電膜がはみ出す前
に接続孔の埋め込みが終了する。
択成長の種となる第1の導電膜(バリア層)を、所定の
条件を満たすまで接続孔の上方においてエッチング除去
するため、接続孔内に第2の導電膜を選択成長させる際
に、接続孔の上端部から外に第2の導電膜がはみ出す前
に接続孔の埋め込みが終了する。
【0033】また、幅の異なる複数の接続孔が存在する
ときには、最も幅が広い接続孔に関して所定の条件を満
たすように第1の導電膜を接続孔の上方においてエッチ
ング除去するため、接続孔内に第2の導電膜を選択成長
させる際に、いずれの接続孔においても接続孔の上端部
から外に第2の導電膜がはみ出すことがない。
ときには、最も幅が広い接続孔に関して所定の条件を満
たすように第1の導電膜を接続孔の上方においてエッチ
ング除去するため、接続孔内に第2の導電膜を選択成長
させる際に、いずれの接続孔においても接続孔の上端部
から外に第2の導電膜がはみ出すことがない。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
て、図面を参照して説明する。
【0035】先ず、図1を参照して、本発明に係る半導
体装置及びその製造方法の原理を説明する。
体装置及びその製造方法の原理を説明する。
【0036】図1(a)において、幅の狭い接続孔21
および幅の広い接続孔22に関して、接続孔21、22
の上端部からバリア層23の最上部までの距離はともに
Mである。そして、幅の狭い接続孔21は、バリア層2
3が形成された状態での幅がXであり、接続孔21の上
端部からバリア層23の最上部までの距離Mが、幅Xの
1/2の長さLよりも大きくなるようにされている。ま
た、幅の広い接続孔22は、バリア層23が形成された
状態での幅がYであり、接続孔22の上端部からバリア
層23の最上部までの距離Mが、幅Yの1/2の長さN
よりも大きくなるようにされている。
および幅の広い接続孔22に関して、接続孔21、22
の上端部からバリア層23の最上部までの距離はともに
Mである。そして、幅の狭い接続孔21は、バリア層2
3が形成された状態での幅がXであり、接続孔21の上
端部からバリア層23の最上部までの距離Mが、幅Xの
1/2の長さLよりも大きくなるようにされている。ま
た、幅の広い接続孔22は、バリア層23が形成された
状態での幅がYであり、接続孔22の上端部からバリア
層23の最上部までの距離Mが、幅Yの1/2の長さN
よりも大きくなるようにされている。
【0037】図1(b)で示すように、接続孔21、2
2にプラグ24を途中まで形成すると、バリア層23が
プラグ24の選択成長の種となり、成長速度が同じであ
るため、接続孔21、22の上端部からプラグ24の最
上部までの距離はともにPである。また、接続孔21は
接続孔22よりも幅が狭いため、接続孔21が総てプラ
グ24で埋め込まれる前に接続孔21の両側面のバリア
層23から成長してきたプラグ24が中心付近で接触し
て一体となる。そして、これ以降、接続孔21について
は、プラグ24が上方へほぼ均一に成長する。
2にプラグ24を途中まで形成すると、バリア層23が
プラグ24の選択成長の種となり、成長速度が同じであ
るため、接続孔21、22の上端部からプラグ24の最
上部までの距離はともにPである。また、接続孔21は
接続孔22よりも幅が狭いため、接続孔21が総てプラ
グ24で埋め込まれる前に接続孔21の両側面のバリア
層23から成長してきたプラグ24が中心付近で接触し
て一体となる。そして、これ以降、接続孔21について
は、プラグ24が上方へほぼ均一に成長する。
【0038】次に、図1(c)で示すように、接続孔2
2に関しては、両側面のバリア層23から成長してきた
プラグ24が、接続孔22を完全に埋め込んだ時点で、
中心付近で接触して一体となる。このとき、接続孔21
のプラグ24も接続孔21を完全に埋め込んだ状態であ
り、いずれの接続孔21、22においても接続孔21、
22の上端部から外にプラグ24がはみ出すことがな
い。
2に関しては、両側面のバリア層23から成長してきた
プラグ24が、接続孔22を完全に埋め込んだ時点で、
中心付近で接触して一体となる。このとき、接続孔21
のプラグ24も接続孔21を完全に埋め込んだ状態であ
り、いずれの接続孔21、22においても接続孔21、
22の上端部から外にプラグ24がはみ出すことがな
い。
【0039】このように、幅の異なる複数の接続孔2
1、22が存在するときには、最も幅が広い接続孔22
に関してバリア層23の最上部と接続孔の上端部との距
離が所定以上となるようにしておけば、接続孔21、2
2内にプラグ24を選択成長させる際に、いずれの接続
孔21、22においても接続孔21、22の上端部から
外にプラグ24がはみ出すことがなくなる。
1、22が存在するときには、最も幅が広い接続孔22
に関してバリア層23の最上部と接続孔の上端部との距
離が所定以上となるようにしておけば、接続孔21、2
2内にプラグ24を選択成長させる際に、いずれの接続
孔21、22においても接続孔21、22の上端部から
外にプラグ24がはみ出すことがなくなる。
【0040】次に、図2及び図3を参照して、本発明の
具体的な実施形態を説明する。なお、この実施形態にお
いては、半導体装置の構成をその製造工程とともに順次
説明する。
具体的な実施形態を説明する。なお、この実施形態にお
いては、半導体装置の構成をその製造工程とともに順次
説明する。
【0041】図2、図3は、本発明の実施形態の半導体
装置の製造工程を順に示す断面図である。先ず、図2
(a)に示すように、半導体基板1の素子形成領域に、
ゲート絶縁層(不図示)を介して不純物を含有した多結
晶シリコン膜からなるMOSトランジスタのゲート電極
(不図示)を形成した後、ゲート電極の両脇の半導体基
板1の表面分極にソース・ドレインとなる一対の不純物
拡散層(その一方が符号2で示されており、他方は図3
(a)の断面には現れていない)をイオン注入により形
成する。その後、半導体基板1上の全面にシリコン等の
酸化膜やBPSG膜等からなる層間絶縁膜3を形成して
から、この層間絶縁膜3を貫通し、他方の不純物拡散層
(不図示)が底面となる接続孔(不図示)を形成した
後、この接続孔の内面を埋める金属配線層4をパターン
形成する。
装置の製造工程を順に示す断面図である。先ず、図2
(a)に示すように、半導体基板1の素子形成領域に、
ゲート絶縁層(不図示)を介して不純物を含有した多結
晶シリコン膜からなるMOSトランジスタのゲート電極
(不図示)を形成した後、ゲート電極の両脇の半導体基
板1の表面分極にソース・ドレインとなる一対の不純物
拡散層(その一方が符号2で示されており、他方は図3
(a)の断面には現れていない)をイオン注入により形
成する。その後、半導体基板1上の全面にシリコン等の
酸化膜やBPSG膜等からなる層間絶縁膜3を形成して
から、この層間絶縁膜3を貫通し、他方の不純物拡散層
(不図示)が底面となる接続孔(不図示)を形成した
後、この接続孔の内面を埋める金属配線層4をパターン
形成する。
【0042】その後、半導体基板1上に不純物含有溶融
ガラス5、例えば、BPSG膜、PSG膜、BSG膜を
形成し、その表面を平坦化する。そして、この不純物含
有溶融ガラス5および層間絶縁膜3を貫通し、且つ、一
方の不純物拡散層2が底面となる接続孔31を形成する
と共に、不純物含有溶融ガラス5を貫通し、且つ、金属
配線層4が底面となる接続孔32を形成する。これら2
つの接続孔31、32において、接続孔31の深さは、
層間絶縁膜3および金属配線層4の膜厚分だけ接続孔3
2よりも深くなる。また、接続孔31の径は、0.6μ
m(600nm)であり、接続孔32の径は、0.4μ
m(400nm)である。その後、接続孔31、32を
含む半導体基板1上の表面に、スパッタ法等を用いてチ
タン膜と窒化チタン膜を順次形成することにより、上面
における膜厚が100nm程度のチタン/窒化チタン積
層薄膜6を形成する。このチタン/窒化チタン積層薄膜
6は、接続孔31、32内を埋め込まないように接続孔
の凹凸に沿って形成する。しかる後、平坦化層としてフ
ォトレジスト膜7を膜厚1.5μm程度塗布する。
ガラス5、例えば、BPSG膜、PSG膜、BSG膜を
形成し、その表面を平坦化する。そして、この不純物含
有溶融ガラス5および層間絶縁膜3を貫通し、且つ、一
方の不純物拡散層2が底面となる接続孔31を形成する
と共に、不純物含有溶融ガラス5を貫通し、且つ、金属
配線層4が底面となる接続孔32を形成する。これら2
つの接続孔31、32において、接続孔31の深さは、
層間絶縁膜3および金属配線層4の膜厚分だけ接続孔3
2よりも深くなる。また、接続孔31の径は、0.6μ
m(600nm)であり、接続孔32の径は、0.4μ
m(400nm)である。その後、接続孔31、32を
含む半導体基板1上の表面に、スパッタ法等を用いてチ
タン膜と窒化チタン膜を順次形成することにより、上面
における膜厚が100nm程度のチタン/窒化チタン積
層薄膜6を形成する。このチタン/窒化チタン積層薄膜
6は、接続孔31、32内を埋め込まないように接続孔
の凹凸に沿って形成する。しかる後、平坦化層としてフ
ォトレジスト膜7を膜厚1.5μm程度塗布する。
【0043】次に、図3(b)に示すように、フォトレ
ジスト膜7を摂氏200℃程度でベークした後、酸素プ
ラズマによりフォトレジスト膜7を不純物含有溶融ガラ
ス5の上面および接続孔31、32の内部までエッチバ
ックする。このとき、フォトレジスト膜7が接続孔3
1、32の底部に残存するようにするとともに、接続孔
31の上端部からフォトレジスト膜7の表面までの距離
が、チタン/窒化チタン積層薄膜6が形成された状態で
の接続孔31の幅の1/2以上、製造工程におけるばら
つきを考慮すれば5/8〜7/8、更に好適には約3/
4となるようにする。これにより、接続孔31よりも幅
の狭い接続孔32についても、当然に、接続孔32の上
端部からフォトレジスト膜7の表面までの距離が、チタ
ン/窒化チタン積層薄膜6が形成された状態での接続孔
32の幅の1/2以上となる。本実施形態では、接続孔
31、32の側面のチタン/窒化チタン積層薄膜6の膜
厚が50nmであり、(600−50×2)÷2=25
0以上、具体的には接続孔31、32の上端部からフォ
トレジスト膜7の表面までの距離(凹み量)が400n
mとなるようにエッチングした。
ジスト膜7を摂氏200℃程度でベークした後、酸素プ
ラズマによりフォトレジスト膜7を不純物含有溶融ガラ
ス5の上面および接続孔31、32の内部までエッチバ
ックする。このとき、フォトレジスト膜7が接続孔3
1、32の底部に残存するようにするとともに、接続孔
31の上端部からフォトレジスト膜7の表面までの距離
が、チタン/窒化チタン積層薄膜6が形成された状態で
の接続孔31の幅の1/2以上、製造工程におけるばら
つきを考慮すれば5/8〜7/8、更に好適には約3/
4となるようにする。これにより、接続孔31よりも幅
の狭い接続孔32についても、当然に、接続孔32の上
端部からフォトレジスト膜7の表面までの距離が、チタ
ン/窒化チタン積層薄膜6が形成された状態での接続孔
32の幅の1/2以上となる。本実施形態では、接続孔
31、32の側面のチタン/窒化チタン積層薄膜6の膜
厚が50nmであり、(600−50×2)÷2=25
0以上、具体的には接続孔31、32の上端部からフォ
トレジスト膜7の表面までの距離(凹み量)が400n
mとなるようにエッチングした。
【0044】しかる後、塩素雰囲気中でECRプラズマ
により不純物含有溶融ガラス5の上面および接続孔3
1、32の内面のフォトレジスト膜7で被覆されていな
いチタン/窒化チタン積層薄膜6をエッチング除去す
る。従って、接続孔31、32の上端部からチタン/窒
化チタン積層薄膜6の最上部までの距離(凹み量)も3
00nmとなる。
により不純物含有溶融ガラス5の上面および接続孔3
1、32の内面のフォトレジスト膜7で被覆されていな
いチタン/窒化チタン積層薄膜6をエッチング除去す
る。従って、接続孔31、32の上端部からチタン/窒
化チタン積層薄膜6の最上部までの距離(凹み量)も3
00nmとなる。
【0045】以上述べたフォトレジスト膜7のエッチン
グの工程とチタン/窒化チタン積層薄膜6のエッチング
の工程は、次のように置き換えることもできる。
グの工程とチタン/窒化チタン積層薄膜6のエッチング
の工程は、次のように置き換えることもできる。
【0046】即ち、フォトレジスト膜7を200℃程度
でベークした後、酸素プラズマによりフォトレジスト膜
7をガラス5の上面までエッチバックし、しかる後、塩
素雰囲気中で電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラズ
マにより、接続孔31、32内部のフォトレジスト膜
7、ガラス5の上面部位及び接続孔31,32内部のチ
タン/窒化チタン積層薄膜6をエッチング除去する。こ
のとき、フォトレジスト膜7とチタン/窒化チタン積層
薄膜6とは、塩素雰囲気中でのエッチングレートがほぼ
同じであるので、両者とも同程度の深さまで除去される
ことになる。
でベークした後、酸素プラズマによりフォトレジスト膜
7をガラス5の上面までエッチバックし、しかる後、塩
素雰囲気中で電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラズ
マにより、接続孔31、32内部のフォトレジスト膜
7、ガラス5の上面部位及び接続孔31,32内部のチ
タン/窒化チタン積層薄膜6をエッチング除去する。こ
のとき、フォトレジスト膜7とチタン/窒化チタン積層
薄膜6とは、塩素雰囲気中でのエッチングレートがほぼ
同じであるので、両者とも同程度の深さまで除去される
ことになる。
【0047】更に、上述したようにフォトレジスト膜7
とチタン/窒化チタン積層薄膜6とは、塩素雰囲気中で
のエッチングレートがほぼ同じであることを利用して、
図2(a)に示すようにフォトレジスト膜7を塗布形成
した後に、塩素雰囲気中でECRプラズマにより接続孔
31、32の内部まで、フォトレジスト膜7及びチタン
/窒化チタン積層薄膜6をエッチングしてもよい。
とチタン/窒化チタン積層薄膜6とは、塩素雰囲気中で
のエッチングレートがほぼ同じであることを利用して、
図2(a)に示すようにフォトレジスト膜7を塗布形成
した後に、塩素雰囲気中でECRプラズマにより接続孔
31、32の内部まで、フォトレジスト膜7及びチタン
/窒化チタン積層薄膜6をエッチングしてもよい。
【0048】なお、これらの場合においても、接続孔3
1の上端部からフォトレジスト膜7の表面までの距離
が、先に述べた範囲内の値となるようにする。
1の上端部からフォトレジスト膜7の表面までの距離
が、先に述べた範囲内の値となるようにする。
【0049】次に、図2(c)に示すように、接続孔3
1、32内に残存する平坦化層であるフォトレジスト膜
7をアッシングまたは有機洗浄により完全に除去する。
これにより、接続孔31、32の底面および側面の一部
に残るチタン/窒化チタン積層薄膜6を露出させる。
1、32内に残存する平坦化層であるフォトレジスト膜
7をアッシングまたは有機洗浄により完全に除去する。
これにより、接続孔31、32の底面および側面の一部
に残るチタン/窒化チタン積層薄膜6を露出させる。
【0050】次に、図3(a)に示すように、タングス
テンCVD装置を用いて、接続孔31、32の内部に残
したチタン/窒化チタン積層薄膜6上にだけ選択的にご
く薄くタングステン核(図示せず)を成長させた後、チ
タン/窒化チタン積層薄膜6を選択成長の種として、主
に六フッ化タングステン75sccm、水素450sc
cm、温度450℃、圧力80Torrの条件にて、タ
ングステン層8を接続孔31、32の内部のみに選択的
に成長させる。ここで、「sccm」とは、標準状態で
1分間に流れる体積(cc)を表す流量の単位である。
テンCVD装置を用いて、接続孔31、32の内部に残
したチタン/窒化チタン積層薄膜6上にだけ選択的にご
く薄くタングステン核(図示せず)を成長させた後、チ
タン/窒化チタン積層薄膜6を選択成長の種として、主
に六フッ化タングステン75sccm、水素450sc
cm、温度450℃、圧力80Torrの条件にて、タ
ングステン層8を接続孔31、32の内部のみに選択的
に成長させる。ここで、「sccm」とは、標準状態で
1分間に流れる体積(cc)を表す流量の単位である。
【0051】タングステン層8は、チタン/窒化チタン
積層薄膜6の表面から成長し、接続孔31、32を完全
に埋め込むが、チタン/窒化チタン積層薄膜6の凹み量
を上述のように規定しているために、タングステン層8
の最上部が接続孔31、32の開口部よりも上にはみ出
て成長する前に、接続孔31、32内を両方とも同時に
埋め込むことが可能となる。すなわち、タングステン層
8の成長時間を適当に選ぶことにより、タングステン層
8が接続孔31、32より外に飛び出ることなく、接続
孔31、32内だけにタングステン層8を良好に形成す
ることができる。
積層薄膜6の表面から成長し、接続孔31、32を完全
に埋め込むが、チタン/窒化チタン積層薄膜6の凹み量
を上述のように規定しているために、タングステン層8
の最上部が接続孔31、32の開口部よりも上にはみ出
て成長する前に、接続孔31、32内を両方とも同時に
埋め込むことが可能となる。すなわち、タングステン層
8の成長時間を適当に選ぶことにより、タングステン層
8が接続孔31、32より外に飛び出ることなく、接続
孔31、32内だけにタングステン層8を良好に形成す
ることができる。
【0052】次に、図3(b)に示すように、チタン膜
9/アルミニウム合金10からなる積層金属配線11を
パターン形成する。以上の工程により、ショートなどの
不良がなく、良好な特性を有するように上下の配線を接
続できる。
9/アルミニウム合金10からなる積層金属配線11を
パターン形成する。以上の工程により、ショートなどの
不良がなく、良好な特性を有するように上下の配線を接
続できる。
【0053】また接続孔32は径(幅)がチタン/窒化
チタン積層薄膜6が形成された状態で400−50×2
=300(mm)と接続孔31よりも小さいため、接続
孔31がタングステン層8によって埋まりきる前にタン
グステン層8により中心まで埋まってしまうが、チタン
/窒化チタン積層薄膜6をあらかじめ0.4μm(40
0nm)程度凹ませていたため、この時点で接続孔32
の開口部とタングステン層8の最上部の間に0.4−
0.3/2=0.25(μm)の隙間が残っている。ま
た、接続孔32はチタン/窒化チタン積層薄膜6の開口
部からの凹み量が接続孔31と同一であるため、タング
ステン層8の最上部からの深さもやはり0.25μmと
なっている。この後、タングステン層8が0.1μm成
長した段階で接続孔31が中心まで埋まり、さらに0.
15μm成長して接続孔31、32が共に埋め込まれ
る。
チタン積層薄膜6が形成された状態で400−50×2
=300(mm)と接続孔31よりも小さいため、接続
孔31がタングステン層8によって埋まりきる前にタン
グステン層8により中心まで埋まってしまうが、チタン
/窒化チタン積層薄膜6をあらかじめ0.4μm(40
0nm)程度凹ませていたため、この時点で接続孔32
の開口部とタングステン層8の最上部の間に0.4−
0.3/2=0.25(μm)の隙間が残っている。ま
た、接続孔32はチタン/窒化チタン積層薄膜6の開口
部からの凹み量が接続孔31と同一であるため、タング
ステン層8の最上部からの深さもやはり0.25μmと
なっている。この後、タングステン層8が0.1μm成
長した段階で接続孔31が中心まで埋まり、さらに0.
15μm成長して接続孔31、32が共に埋め込まれ
る。
【0054】本実施形態では、基板と1層目金属配線と
の接続及び1層目の金属配線と2層目の金属配線との接
続を有する半導体装置の実施形態を示したが、本発明
は、それ以外の任意の配線層間の接続に用いても良いこ
とはいうまでも無い。
の接続及び1層目の金属配線と2層目の金属配線との接
続を有する半導体装置の実施形態を示したが、本発明
は、それ以外の任意の配線層間の接続に用いても良いこ
とはいうまでも無い。
【0055】また、上記の実施形態では、タングステン
層8を成長させるための下地膜にチタン/窒化チタン積
層薄膜6を用いたが、本発明では他のタングステン層8
を成長させることができる薄膜材料を用いても良い。例
えば、チタン/窒化チタン積層薄膜6の代りに、タング
ステン膜、タングステンシリサイド膜、モリブデン膜、
モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコン膜、非結晶シ
リコン膜、ゲルマニウム膜などを用いてもよい。更に、
上述する以外にタングステン層8を選択成長させること
が可能な金属シリサイド膜、金属膜、窒化物導電膜、珪
化物、半導体薄膜、シリコン(アモルファスシリコンや
多結晶シリコン)を用いてもよい。
層8を成長させるための下地膜にチタン/窒化チタン積
層薄膜6を用いたが、本発明では他のタングステン層8
を成長させることができる薄膜材料を用いても良い。例
えば、チタン/窒化チタン積層薄膜6の代りに、タング
ステン膜、タングステンシリサイド膜、モリブデン膜、
モリブデンシリサイド膜、多結晶シリコン膜、非結晶シ
リコン膜、ゲルマニウム膜などを用いてもよい。更に、
上述する以外にタングステン層8を選択成長させること
が可能な金属シリサイド膜、金属膜、窒化物導電膜、珪
化物、半導体薄膜、シリコン(アモルファスシリコンや
多結晶シリコン)を用いてもよい。
【0056】また、上記の実施形態では、接続孔を埋め
る金属としてタングステン層8を用いて説明したが、下
地膜を種にして選択的成長可能な金属膜、例えば、タン
グステン層8の代わりにアルミニウム膜またはアルミニ
ウム合金等を選択成長させても良い。
る金属としてタングステン層8を用いて説明したが、下
地膜を種にして選択的成長可能な金属膜、例えば、タン
グステン層8の代わりにアルミニウム膜またはアルミニ
ウム合金等を選択成長させても良い。
【0057】また、その膜厚や形成方法は、上記の実施
形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に逸脱
しない範囲で当該分野において通常の知識を持つ者なら
多様な変形が可能である。
形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に逸脱
しない範囲で当該分野において通常の知識を持つ者なら
多様な変形が可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、接続孔内にタングステ
ンなどのプラグを選択成長させる際に、接続孔の開口部
から外にプラグがはみ出すことなく、配線形状不良や配
線間ショート等の不良の発生が抑止される。
ンなどのプラグを選択成長させる際に、接続孔の開口部
から外にプラグがはみ出すことなく、配線形状不良や配
線間ショート等の不良の発生が抑止される。
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の原理を説明す
るための概略断面図である。
るための概略断面図である。
【図2】本発明の実施形態の半導体装置の製造方法を工
程順に示す概略断面図である。
程順に示す概略断面図である。
【図3】図2に引き続き、本発明の実施形態の半導体装
置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
1 半導体基板 2 不純物拡散層 3 層間絶縁膜 4 金属配線層 5 不純物含有溶融ガラス 6 チタン/窒化チタン積層薄膜(第1の導電膜) 7 フォトレジスト膜(塗布膜) 8 タングステン層(第2の導電膜) 9 チタン膜 10 アルミニウム合金 11 積層金属配線 21、22、31、32 接続孔
Claims (22)
- 【請求項1】 絶縁膜を有する半導体装置の製造方法に
おいて、 前記絶縁膜に接続孔を形成する第1の工程と、 前記接続孔の内面を含む全面に第1の導電膜を形成する
第2の工程と、 前記接続孔を埋め込む塗布膜を形成する第3の工程と、 前記塗布膜が前記接続孔の底部に残存するように、前記
接続孔の上端部から前記塗布膜の表面までの距離が、前
記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引い
た値の1/2以上となるまで前記塗布膜をエッチングす
る第4の工程と、 前記塗布膜をマスクとして前記第1の導電膜をエッチン
グする第5の工程と、 しかる後、残存する前記塗布膜を除去する第6の工程
と、 前記接続孔の内面に残存する前記第1の導電膜を選択成
長の種として、前記接続孔を埋め込むように第2の導電
膜を形成する第7の工程とを有することを特徴とする半
導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 絶縁膜を有する半導体装置の製造方法に
おいて、 前記絶縁膜に接続孔を形成する第1の工程と、 前記接続孔の内面を含む全面に第1の導電膜を形成する
第2の工程と、 前記接続孔を埋め込む塗布膜を形成する第3の工程と、 前記塗布膜を前記絶縁膜の表面までエッチングする第4
の工程と、 前記塗布膜及び前記第1の導電膜が前記接続孔の底部に
残存するように、前記接続孔の開口部から前記塗布膜及
び前記第1の導電膜の表面までの距離が、前記接続孔の
幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引いた値の1/
2以上となるまで前記塗布膜及び前記第1の導電膜をエ
ッチングする第5の工程と、 残存する前記塗布膜を除去する第6の工程と、 前記接続孔の内面に残存する前記第1の導電膜を選択成
長の種として、前記接続孔を埋め込むように第2の導電
膜を選択的に成長させる第7の工程とを有することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 絶縁膜を有する半導体装置の製造方法に
おいて、 前記絶縁膜に接続孔を形成する第1の工程と、 前記接続孔の内面を含む全面に第1の導電膜を形成する
第2の工程と、 前記接続孔を埋め込む塗布膜を形成する第3の工程と、 前記塗布膜及び前記第1の導電膜が前記接続孔の底部に
残存するように、前記接続孔の開口部から前記塗布膜及
び前記第1の導電膜の表面までの距離が、前記接続孔の
幅から前記第1の導電膜の厚みの2倍を引いた値の1/
2以上となるまで前記塗布膜及び前記第1の導電膜をエ
ッチングする第4の工程と、 残存する前記塗布膜を除去する第5の工程と、 前記接続孔の内面に残存する前記第1の導電膜を選択成
長の種として、前記接続孔を埋め込むように第2の導電
膜を選択的に成長させる第6の工程とを有することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記接続孔を形成する前記第2の工程に
おいて、幅の異なる複数の接続孔を形成し、 前記塗布膜をエッチングする前記第4の工程において、
最も幅が大きい接続孔の開口部から前記塗布膜の表面ま
での距離が、前記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚
みの2倍を引いた値の1/2以上となるまで前記塗布膜
をエッチングすることを特徴とする請求項1に記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記接続孔を形成する前記第2の工程に
おいて、幅の異なる複数の接続孔を形成し、 前記塗布膜及び第1の導電膜をエッチングする前記第5
の工程において、最も幅が大きい接続孔の開口部から前
記塗布膜の表面までの距離が、前記接続孔の幅から前記
第1の導電膜の厚みの2倍を引いた値の1/2以上とな
るまで前記塗布膜及び第1の導電膜をエッチングするこ
とを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 前記接続孔を形成する前記第2の工程に
おいて、幅の異なる複数の接続孔を形成し、 前記塗布膜及び第1の導電膜をエッチングする前記第4
の工程において、最も幅が大きい接続孔の開口部から前
記塗布膜の表面までの距離が、前記接続孔の幅から前記
第1の導電膜の厚みの2倍を引いた値の1/2以上とな
るまで前記塗布膜及び第1の導電膜をエッチングするこ
とを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項7】 前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタ
ン積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド
膜、モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シ
リコン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜の
うちの1種を材料として含み、 前記第2の導電膜が、タングステン膜、アルミニウム
膜、アルミニウム合金膜のうちの1種を材料として含む
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項8】 前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタ
ン積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド
膜、モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シ
リコン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜の
うちの1種を材料として含み、 前記第2の導電膜が、タングステン膜、アルミニウム
膜、アルミニウム合金膜のうちの1種を材料として含む
ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項9】 前記第1の導電膜が、チタン/窒化チタ
ン積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド
膜、モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シ
リコン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜の
うちの1種を材料として含み、 前記第2の導電膜が、タングステン膜、アルミニウム
膜、アルミニウム合金膜のうちの1種を材料として含む
ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項10】 前記第7の工程の後に、前記第2の導
電膜に接続される第3の導電膜を前記絶縁膜上に形成す
る第8の工程を更に有することを特徴とする請求項1に
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記第7の工程の後に、前記第2の導
電膜に接続される第3の導電膜を前記絶縁膜上に形成す
る第8の工程を更に有することを特徴とする請求項2に
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 前記第6の工程の後に、前記第2の導
電膜に接続される第3の導電膜を前記絶縁膜上に形成す
る第7の工程を更に有することを特徴とする請求項3に
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 前記第5の工程において、前記塗布膜
をエッチングする際に酸素プラズマを用いるとともに、
前記塗布膜及び前記第1の導電膜をエッチングする際に
塩素雰囲気中で電子サイクロトロン共鳴により発生した
プラズマを用いることを特徴とする請求項2に記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項14】 前記塗布膜及び第1の導電膜をエッチ
ングする前記第4の工程において、塩素雰囲気中で電子
サイクロトロン共鳴により発生したプラズマを用いるこ
とを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項15】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成されて接続孔を有する絶縁膜
と、 前記接続孔の内面に形成されてなる第1の導電膜と、 前記接続孔を埋め込むように前記第1の導電膜上に形成
された第2の導電膜とを備え、 前記接続孔の開口部から前記第1の導電膜の端部までの
距離が、前記接続孔の幅から前記第1の導電膜の厚みの
2倍を引いた値の1/2以上とされていることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項16】 前記絶縁膜は、第1の絶縁膜と第2の
絶縁膜とを有し、 前記第1の絶縁膜は、シリコン酸化膜、硼燐珪酸ガラ
ス、燐珪酸ガラス、硼珪酸ガラスのうちの1種を材料と
して含み、 前記第2の絶縁膜は、硼燐珪酸ガラス、燐珪酸ガラス、
硼珪酸ガラスのうちの1種を材料として含むことを特徴
とする請求項15に記載の半導体装置。 - 【請求項17】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に形成された第1の導電膜と、 前記第1の導電膜上に形成されて接続孔を有する第2の
絶縁膜と、 前記接続孔の内面に形成されてなる第2の導電膜と、 前記接続孔を埋め込むように前記第2の導電膜上に形成
された第3の導電膜とを備え、 前記接続孔の開口部から前記第2の導電膜の端部までの
距離が、前記接続孔の幅から前記第2の導電膜の厚みの
2倍を引いた値の1/2以上とされていることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項18】 前記第1の絶縁膜は、シリコン酸化
膜、硼燐珪酸ガラス、燐珪酸ガラス、硼珪酸ガラスのう
ちの1種を材料として含み、 前記第2の絶縁膜は、硼燐珪酸ガラス、燐珪酸ガラス、
硼珪酸ガラスのうちの1種を材料として含むことを特徴
とする請求項17に記載の半導体装置。 - 【請求項19】 前記第1の導電膜が、チタン/窒化チ
タン積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド
膜、モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シ
リコン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜の
うちの1種を材料として含み、 前記第2の導電膜が、タングステン膜、アルミニウム
膜、アルミニウム合金膜のうちの1種を材料として含む
ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置。 - 【請求項20】 前記第2の導電膜が、チタン/窒化チ
タン積層膜、タングステン膜、タングステンシリサイド
膜、モリブデン膜、モリブデンシリサイド膜、多結晶シ
リコン膜、アモルファスシリコン膜、ゲルマニウム膜の
うちの1種を材料として含み、 前記第3の導電膜が、タングステン膜、アルミニウム
膜、アルミニウム合金膜のうちの1種を材料として含む
ことを特徴とする請求項17に記載の半導体装置。 - 【請求項21】 前記絶縁膜上に形成され、前記第2の
導電膜に接続された第3の導電膜を更に有することを特
徴とする請求項15に記載の半導体装置。 - 【請求項22】 前記第2の絶縁膜上に形成され、前記
第3の導電膜に接続された第4の導電膜を更に有するこ
とを特徴とする請求項17に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9081891A JPH10256187A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9081891A JPH10256187A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10256187A true JPH10256187A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13759075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9081891A Withdrawn JPH10256187A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10256187A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013247335A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JP2015029097A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-12 | ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation | 異なるサイズのフィーチャへのボイドフリータングステン充填 |
US10395944B2 (en) | 2015-08-21 | 2019-08-27 | Lam Research Corporation | Pulsing RF power in etch process to enhance tungsten gapfill performance |
US10566211B2 (en) | 2016-08-30 | 2020-02-18 | Lam Research Corporation | Continuous and pulsed RF plasma for etching metals |
US11069535B2 (en) | 2015-08-07 | 2021-07-20 | Lam Research Corporation | Atomic layer etch of tungsten for enhanced tungsten deposition fill |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP9081891A patent/JPH10256187A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013247335A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JP2015029097A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-12 | ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation | 異なるサイズのフィーチャへのボイドフリータングステン充填 |
US11069535B2 (en) | 2015-08-07 | 2021-07-20 | Lam Research Corporation | Atomic layer etch of tungsten for enhanced tungsten deposition fill |
US10395944B2 (en) | 2015-08-21 | 2019-08-27 | Lam Research Corporation | Pulsing RF power in etch process to enhance tungsten gapfill performance |
US10566211B2 (en) | 2016-08-30 | 2020-02-18 | Lam Research Corporation | Continuous and pulsed RF plasma for etching metals |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |