JPH063102A - 缶蓋の形状測定装置 - Google Patents

缶蓋の形状測定装置

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JPH063102A
JPH063102A JP16135592A JP16135592A JPH063102A JP H063102 A JPH063102 A JP H063102A JP 16135592 A JP16135592 A JP 16135592A JP 16135592 A JP16135592 A JP 16135592A JP H063102 A JPH063102 A JP H063102A
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JP
Japan
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lid
cap
shape
measuring
rotated
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JP16135592A
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English (en)
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Toshihide Nomura
俊秀 野村
Tadafumi Hirano
忠文 平野
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶蓋の形状検査の作業を自動化し、作業効率
を向上させる。 【構成】 缶蓋位置決め機構30によって、缶蓋におけ
るタブの位置を基準として、缶蓋を所定の位置に自動的
に配置する。ついで、形状測定機構40によって缶蓋の
形状を測定することにより、この測定を正確に行なうこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料缶などの缶を構成
する缶蓋の形状測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、いわゆるステイオンタブが取り
付けられたアルミ合金製の缶蓋の一例を示すもので、こ
の例では、薄肉で略円盤状に形成された缶蓋1の表面
に、略U字状をなす切り込み線2が形成されてスコア部
3が画成され、このスコア部3の一端側に、ステイオン
タブ(以下タブと略称する。)4がリベット5を介して
接合されている。こうした缶蓋1は、有底円筒状に構成
された缶胴の開口部に巻締めによって固定されて内容物
を密封することができるようになっている。
【0003】こうした缶蓋1を製造する場合には、プレ
ス加工などによって缶蓋1を所定の円盤状に形成し、こ
の缶蓋1にタブ4を取り付けた後、所定のゲージを用い
た測定機構によって缶蓋1の形状を測定し、品質検査を
行なっている。
【0004】ところで、缶蓋1の形状を測定して品質検
査を行なう場合には、缶蓋1における同一箇所(基準と
なる箇所)を測定する必要がある。そこで、従来では、
タブ4を基準として缶蓋1を所定の向きに配置し、この
状態で検査を行なっている。従来では、こうした配置作
業は、作業員による手作業で行なわれており、作業効率
が悪いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した事
情に鑑みてなされたもので、缶蓋の形状検査の作業を自
動化し、作業効率を向上させることのできる缶蓋形状測
定装置を提供することを特徴とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る缶蓋形状測
定装置は、缶蓋に設けられている形状測定基準部の位置
が規定位置となるように缶蓋の位置を調整する缶蓋位置
決め機構と、缶蓋の形状を測定する測定機構と、缶蓋位
置決め機構によって位置が調整された缶蓋を測定機構に
移送する移送機構とを備えた構成とされている。
【0007】
【作用】缶蓋位置決め機構によって、形状測定基準部
(例えばタブなど)の位置を、後続して行なわれる形状
測定工程において測定の障害とならない位置に配置す
る。ついで、測定機構によって缶蓋の形状を測定するこ
とにより、缶蓋の形状を正確に測定することができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例に係る缶蓋形状測定装置(以
下「測定装置」と称する。)の構成を図1〜図7に基づ
いて説明する。本例の測定装置は、基板10と、この基
板10上に設置されて多数の缶蓋1を保持するディスペ
ンスロータ20と、缶蓋1に形成されているタブ4(形
状測定基準部)の位置が規定位置となるように前記缶蓋
1の位置を調整する缶蓋位置決め機構30と、缶蓋1の
形状を測定する測定機構40と、缶蓋位置決め機構30
によって位置が調整された缶蓋1を測定機構40に移送
する第1移送機構(移送機構)50と、形状が測定され
た缶蓋1を収納する、上面が開口された排出ボックス6
0と、缶蓋位置決め機構30から排出ボックス60まで
缶蓋を移送する第2移送機構70とから構成されてい
る。
【0009】前記ディスペンスロータ20は、略円盤状
に形成されて水平に配置され、かつ、適宜の制御モータ
(図示せず)によって軸回りに任意の角度で回転させら
れる本体21と、この本体21の下方に水平に配置され
た円盤状の昇降板22と、この昇降板22をボールネジ
機構などを介して上下動させる制御モータ23とから構
成されている。前記本体21は、軸方向に貫通され、か
つ、周方向に60゜間隔で形成された6個の貫通孔21
aを有している。これらの貫通孔21aの内径は、缶蓋
1の外径よりも若干大きく形成されており、内部にそれ
ぞれ10〜15枚程度の缶蓋1を積層状態で収納できる
ようになっている。また、貫通孔21aの下端には、缶
蓋1の落下を阻止するフランジ(図示せず)が突設され
ている。前記昇降板22は、1つの貫通孔21aの下方
に配置されている。昇降板22の外径は、貫通孔21a
およびその下端に形成されたフランジの内径よりも小さ
くされており、制御モータ23に連結されたボールネジ
機構を駆動することによって、貫通孔21aの内外を問
わず移動できるようになっている。また、各貫通孔21
aの側部には、外部と連通される切り欠き21bが形成
されている。
【0010】前記缶蓋位置決め機構30は、図2に示さ
れているように、基板10の上方に水平に配設された基
台31と、この基台31の中央部に形成された貫通孔3
1aにクロスローラーベアリング(2分割された外輪と
1つの内輪との間に略紡錘形状をなす転動体を介装した
ベアリング)32を介して挿入されたスプロケットハウ
ジング33と、このスプロケットハウジング33の上端
部に嵌合された缶蓋保持リング34と、この缶蓋保持リ
ング34の上面外周部に、周方向に沿って形成された環
状凹部34aに取り付けられたL字状の複数の突起部材
35と、前記スプロケットハウジング33の下端部外周
に嵌合して固定された従動スプロケット36と、この従
動スプロケット36に噛み合った駆動スプロケット37
と、この駆動スプロケット37を、シャフト38、カッ
プリング38aを介して回転駆動するステッピングモー
タ39と、前記シャフト38をベアリング131を介し
て支持する支持板132と、前記ステッピングモータ3
9を支持するブラケット133の先端上部に固定されて
上方へ延出されたブラケット134と、このブラケット
134の側面に固定され、かつ、缶蓋保持リング34の
内部へ向くように配置された反射式の光電センサ(距離
センサ)135と、第1移送機構50の先端部に取り付
けられた反射式の光電センサ(距離センサ)136とか
ら構成されている。
【0011】前記光電センサ135は、図2中一点鎖線
で示しているように、その被計測点が、缶蓋保持リング
34上に表面を下にして載置された缶蓋1のタブ(形状
測定基準部)4の有無を検知しうる位置(すなわち、缶
蓋1の中心からタブ4の外端部までの距離を半径とする
円周上の位置)に設定されている。また、光電センサ1
36の被計測点は、第1移送機構50のエアチャック5
9(後述)を缶蓋保持リング34の上方に配置した状態
において、表面を上にして缶蓋保持リング34に載置さ
れた缶蓋1のタブ4の有無を、前記光電センサ135と
同様に感知しうる位置に設定されている。
【0012】前記複数の突起35は、第1移送機構50
に取り付けられた3個の爪59a(後述)と干渉しない
位置に配置されると共に、この突起35の内側に配置さ
れる缶蓋1の横方向(径方向)への移動を防止する位置
に配置されている。
【0013】前記測定機構40は、円盤状に形成され、
水平に配置されたターンテーブル41と、このターンテ
ーブル41の一端側(図1中上端側)に設置された本体
42とから構成されている。前記ターンテーブル41の
上面には、その周方向に沿って、凹状に形成されて内部
に缶蓋1を収納する12個の載置部41aが等間隔で形
成されている。ターンテーブル41の下方には、このタ
ーンテーブル41を任意の角度づつ回転駆動させる、ス
テッピングモータなどの適宜の制御モータが連結されて
いる。前記本体42は、載置部41a上に載置され、か
つ、図1中(ハ)で示す位置に移送された缶蓋1の上面
の形状をセンサなどを用いて測定するもので、従来から
用いられている公知の構成のものである。
【0014】前記第1移送機構50は、図3に示されて
いるように、基板10の上面に固定されたアームベース
51と、このアームベース51の上部に立設された4本
のアームアングルロッド52と、このアームアングルロ
ッド52の上端に固定されたモーターベース53と、こ
のモーターベース53の下面に固定されたステッピング
モータ54と、モーターベースの上部に立設された4本
のモーターアングルロッド55と、このロッド55の上
端に固定されたハウジングベース56と、このハウジン
グベース56に軸受等(後述)を介して回動可能に取り
付けられ、前記ステッピングモータ54によって回動さ
せられるスイングアーム57と、このスイングアーム5
7の自由端(図3中左端)にロッドを下方に向けて配設
されたエアシリンダ58と、このシリンダ58のロッド
に取り付けられ、かつ水平に配置されたリフタープレー
ト152と、このリフタープレート152の下面に固定
されて缶蓋1を把持、開放するエアチャック59と、前
記リフタープレート152に固定されると共に、前記ス
イングアーム57にブシュ57aを介して摺動自在に嵌
入されたガイドシャフト151とから構成されている。
【0015】前記エアチャック59は、その下部に、エ
アチャック59の径方向に沿って延出されるとともに等
間隔で離間された3本の爪59a(図4参照)を有して
いる。これらの爪59aは、前記位置決め機構30の突
起部材35と干渉しない位置に配設されており、爪59
aによって保持された缶蓋1をそのままの状態で突起部
材35の内部に収納できるようになっている。各爪59
aは、エアチャック59を動作させることによって、そ
の径方向に沿って前後動し、その内側に缶蓋1を把持す
ることができるように構成されている。前記爪59aの
さらに詳細な構成を図6および図7に基づいて説明す
る。爪59aは、垂直方向に延出された起立部59bを
備えており、この起立部59bの内面には、上部側に形
成された傾斜面59cと、この傾斜面59cの下端から
外方に延びる段差面59dと、この段差面59dから下
方に延出され、傾斜面59cとほぼ平行とされた傾斜面
59eとが形成されている。そして、前記傾斜面59c
は、図6に示されているように、缶蓋1の表側を爪59
aによって把持した場合に缶蓋1の側部が当接する位置
に形成されており、前記傾斜面59eは、図7に示され
ているように、缶蓋1の裏側を爪59aによって把持し
た場合に缶蓋1の側部が当接する位置に形成されてい
る。
【0016】つぎに、図5に基づいて、スイングアーム
57の回転機構について詳細に説明する。スイングアー
ム57の基端部には、下方に突出されたアームシャフト
57bが嵌入されており、このアームシャフト57bの
下端は、カップリング153を介してステッピングモー
タ54のシャフトに連結されている。ハウジングベース
56には貫通孔56aが形成されており、この貫通孔5
6aには、略円筒状に形成されたベアリングハウジング
154が固定されている。このベアリングハウジング1
54の内周面上部には、クロスローラーベアリング15
5の外輪が固定されている。このクロスローラーベアリ
ング155の内輪は、インナーリング156によってア
ームシャフト57bに固定されている。また、ベアリン
グハウジング154の内周面下部とアームシャフト57
との間には、円すいころ軸受157が介装されて、下方
への荷重を受けられるようになっている。
【0017】また、スイングアーム57の自由端側に
は、図2に示されるように、ブラケット57cを介し
て、前記した光電センサ136が取り付けられている。
【0018】前記第2移送機構70は、第1移送機構5
0と同様に構成されたもので、スイングアーム77を回
動させるステッピングモータ(図示せず)と、スイング
アーム77の自由端に取り付けられて、缶蓋1を把持、
開放するエアチャック79とを備えている。第2移送機
構70の構成は、第1移送機構50と同様であるので、
説明の煩雑を避けるために詳細についての説明を省略す
る。
【0019】つぎに、前記のように構成された本例の測
定装置の動作について説明する。まず、ディスペンスロ
ータ20の各貫通孔21aの内部に、タブ4が取り付け
られている缶蓋1を水平にかつ積層した状態で収納す
る。このときには、タブ4が取り付けられている面(表
面)を上にした状態で積層された缶蓋1を所定の(1ま
たは2以上の)貫通孔21aに収納し、表面を下にした
状態で積層されたものをそれ以外の貫通孔21aに収納
しておく。
【0020】ついで、本体21に取り付けられている制
御モータを駆動して、所定の貫通孔21aをリフタ22
の上方に配置する(図1に示した状態)。本例では、ま
ず、表面を上にした缶蓋1を収納した貫通孔21aをこ
の場所に配置する。ついで、リフタ22をモータ23に
よって上昇させ、缶蓋1を規定位置(本体21の上面か
ら若干突出した位置)まで上昇させる。ついで、第1移
送機構50のステッピングモータ54を駆動してスイン
グアーム57を回動させ、エアチャック59をリフタ2
2の上方に配置する。ついで、エアシリンダ58のロッ
ドを伸長させてエアチャック59を下降させ、3個の爪
59aの内部に1枚の缶蓋1を収納する。ついで、エア
チャック59を駆動して各爪59aを半径方向内側へ移
動させ、前記1枚の缶蓋1を爪59aの傾斜面59cに
当接させて把持する(図6参照)。ついで、エアシリン
ダ58のロッドを収縮させて缶蓋1を上昇させ、ステッ
ピングモータ54を駆動してスイングアーム57を回動
させ、前記1枚の缶蓋1を、缶蓋位置決め機構30の缶
蓋保持リング34の上方に配置する。ついで、エアシリ
ンダ58のロッドを伸長させて、缶蓋1を突起35の内
部に収める。ついで、エアチャック59を駆動して各爪
59aを半径方向外側に移動させ、缶蓋1の把持を解除
し、シリンダ58のロッドを収縮させてエアチャック5
9を上昇させる。この状態では、図2に示しているよう
に、第1移送機構50に取り付けられている光電センサ
136を、缶蓋1のタブ4を検知しうる位置に配置する
ことができる。
【0021】ついで、缶蓋位置決め機構30において
は、ステッピングモータ39を駆動して、駆動スプロケ
ット37、従動スプロケット36を介して缶蓋1を低速
で回転させる。この回転に伴い、タブ4の外端部が、光
電センサ136による被計測点に達する。そして、光電
センサ136がタブ4の存在を検知した時点でステッピ
ングモータ39の回転を停止する。これによって、本例
の装置では、タブ4の位置を、所定の位置(すなわち、
後続する缶蓋の形状測定工程において測定の障害となら
ない位置)に配置することができる。なお、本例の装置
では、前記のように位置決めされた缶蓋1を第1移送機
構50によってターンテーブル41に載置し、このター
ンテーブル41を回転させて本体42により形状を測定
する(これらの動作については後述する。)という作業
を行なうので、この缶蓋位置決め機構30では、こうし
た作業にともなう缶蓋1の移動量等(例えば周方向への
変位量)を考慮して、缶蓋1の位置決めを行なってお
く。ついで、シリンダ58のロッドを伸長させて、エア
チャック59の爪59aにより缶蓋1を再度把持する。
【0022】ついで、第1移送機構50のステッピング
モータ54を駆動してスイングアーム57を回動させ、
エアチャック59を、測定機構40のターンテーブル4
1において、図1中(イ)で示す位置にある載置部41
aの上部に配置する。ついで、シリンダ58のロッドを
伸長させて缶蓋1を載置部41aに収納し、エアチャッ
ク59を駆動して缶蓋1の把持を解除する。ついで、シ
リンダ58のロッドを収縮させた後、ステッピングモー
タ54を駆動してスイングアーム57を回動させ、エア
チャック59をディスペンスロータ20の貫通孔21a
上に配置する。このときには、モータ23を駆動してリ
フタ22を若干上昇させ、最上部の缶蓋1を規定の位置
まで上昇させておく。
【0023】測定機構40においては、ターンテーブル
41を、図1中反時計回りに30゜回転させ、図1中
(ロ)で示す位置に缶蓋1を移動させる。ついで、第1
移送機構50、缶蓋位置決め機構30を駆動して、前記
と同様に、図1中(イ)で示す位置にある載置部41a
に缶蓋1を載置する。
【0024】ついで、ターンテーブル41を反時計回り
にさらに30゜回転させ、図1中(ハ)で示す位置に缶
蓋1を移動させる。ついで、前記と同様に、図中(イ)
の位置にある載置部41aに缶蓋1を載置する。
【0025】一方、測定機構40においては、図中
(ハ)の位置にある缶蓋1に対し、本体42によって形
状の測定作業を行なう。この作業は、従来の作業と同様
であるので、詳細についての説明を省略する。
【0026】以上のようにして、ターンテーブル41を
間欠的に回転させつつ、本体42によって缶蓋1の形状
を測定し、さらに、第1移送機構50によってターンテ
ーブル41に缶蓋1を順次供給することができる。本例
の装置によれば、タブ4を所定位置に位置決めされた缶
蓋1を測定装置40に供給し、この缶蓋1に対して本体
42によって形状測定を行なっているので、缶蓋1を所
定の基準位置に配置することができ、缶蓋1の形状測定
を正確に行なうことができるという利点がある。
【0027】一方、本体42によって測定が終了した缶
蓋1は、ターンテーブル41の間欠回転に伴って図1中
(ニ)の位置に移動し、ついで(ホ)の位置に移動す
る。この時点で、第2移送機構70を駆動して、スイン
グアーム77を回動させ、エアチャックを位置(ホ)の
上方に配置し、爪79aを下降させてこの爪79aによ
って缶蓋1を把持する。ついで、缶蓋1を若干上昇させ
た後に、スイングアーム77を回動させて缶蓋1を排出
ボックス60上に配置し、爪79aを操作して缶蓋1を
落下させ、排出ボックス60内に収納する。以上の動作
を順次行なうことにより、位置(ホ)に達した缶蓋1を
順次排出ボックス60内に収納することができる。
【0028】また、本例の装置においては、ディスペン
スロータ20の1つの貫通孔21a内に収納されている
全ての缶蓋1が第1移送機構50によって移送された場
合には、本体21を周方向に60゜回転させ、他の貫通
孔21aに収納されている缶蓋1を供給することができ
る。したがって、本例の装置によれば、多数枚の缶蓋1
を自動的に供給することが可能であるという利点もあ
る。
【0029】前記した例では、表面を上にした缶蓋1の
形状測定作業について説明したが、本例の装置では、前
記したように、所定の貫通孔21aに、表面を下にされ
た缶蓋1を収納しており、この状態の缶蓋1についての
形状測定を行なうこともできる。この缶蓋1について
は、第1移送機構50により缶蓋1を缶蓋位置決め機構
30に配置した状態で、光電センサ135を用いてタブ
4の位置を規定位置とすることができる。そして、缶蓋
1が表であるか裏であるかについての認識は、制御ソフ
トに、ディスペンスロータ20の貫通孔21aの番号
を、缶蓋1の状態に対応して記憶させておくことによ
り、容易に行なうことができる。他の動作は前記と同様
であるので詳細についての説明を省略する。
【0030】さらに、本例の装置では、第1移送機構5
0の爪59aに、傾斜面59cおよび59eを設けたの
で、缶蓋1の表面を上にした場合(図6)であっても、
下にした場合(図7)であっても、爪59aの移動スト
ロークを同じとすることができ、爪59aの動作制御が
容易となるという利点がある。
【0031】なお、本例の装置では、形状測定基準部と
してタブ4を例にとって説明したが、例えば缶蓋に形成
された突起などであってもよい。要は、形状的に特異で
あって、その特異性により、缶蓋の方向性を一義的に決
定しうる部分であれば本例の装置を用いることが可能で
ある。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る缶蓋形状測定装置は、缶蓋
に設けられている形状測定基準部の位置が規定位置とな
るよう記缶蓋の位置を調整する缶蓋位置決め機構と、缶
蓋の形状を測定する測定機構と、缶蓋位置決め機構によ
って位置が調整された缶蓋を測定機構に移送する移送機
構とを備えた構成とされているので、形状測定基準部
(例えばタブなど)の位置を基準として、缶蓋を所定の
位置に配置することができ、測定機構によって缶蓋の形
状を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る缶蓋形状測定装置の平面
図である。
【図2】本発明の実施例に用いられる缶蓋位置決め機構
の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の実施例に用いられる第1移送機構の要
部拡大断面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の要部拡大図である。
【図6】本発明の実施例に用いられる第1移送機構の、
爪部分の拡大断面図である。
【図7】本発明の実施例に用いられる第1移送機構の、
爪部分の拡大断面図である。
【図8】缶蓋の平面図である。
【符号の説明】
1 缶蓋 4 タブ(形状測定基準部) 30 缶蓋位置決め機構 40 缶蓋形状測定機構 50 第1移送機構(移送機構)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶蓋に設けられている形状測定基準部の
    位置が規定位置となるように前記缶蓋の位置を調整する
    缶蓋位置決め機構と、前記缶蓋の形状を測定する測定機
    構と、前記缶蓋位置決め機構によって位置が調整された
    前記缶蓋を前記測定機構に移送する移送機構とを備えた
    ことを特徴とする缶蓋の形状測定装置。
JP16135592A 1992-06-19 1992-06-19 缶蓋の形状測定装置 Withdrawn JPH063102A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08136232A (ja) * 1994-11-02 1996-05-31 Kinjiyou Kiko Kk 缶蓋スコアー形状自動測定装置
USD971795S1 (en) 2020-08-26 2022-12-06 Wonderland Switzerland Ag Baby carriage

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