JPH0630980B2 - 写真入りカ−ド - Google Patents

写真入りカ−ド

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JPH0630980B2
JPH0630980B2 JP60219114A JP21911485A JPH0630980B2 JP H0630980 B2 JPH0630980 B2 JP H0630980B2 JP 60219114 A JP60219114 A JP 60219114A JP 21911485 A JP21911485 A JP 21911485A JP H0630980 B2 JPH0630980 B2 JP H0630980B2
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JP
Japan
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substituted
sheet
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alkyl group
polyvinyl chloride
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俊一 保坂
悠二 押越
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人物画像と文字画像とを合成して印画紙にプ
リントしてなる表示シートを用いた写真入りカードに関
するものである。
〔従来の技術〕
現在、身分証明カード(IDカード),運転免許証,ク
レジットカード,バンクカード,オイルカード,定期
券,診察券等多種多様なカードが広く用いられており、
これらのうち特に所有者を識別することが必要なカード
例えば社員証等の身分証明カードや運転免許証では、氏
名,生年月日等の個人情報の他に、所有者の写真(顔写
真)が入れられている。
前記写真入りカードのうち運転免許証では、個人情報を
タイプした申請書をカメラにセットし、人物の撮影時に
別のレンズによって個人情報を反転カラーペーパー(厚
さ0.23mm)に写し込み、この人物画像と文字画像と
がプリントされた反転カラーペーパーを2枚のポリエス
テルシートでサンドイッチした構造になっている。この
ポリエステルシートの片面には、エチレン共重合体を主
成分とする接着剤が予め塗布されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述した写真入りカードでは、反転カラーペーパーと2
枚のポリエステルシートは、エチレン共重合体を主成分
とする接着剤でシートシールされているが、カードをし
ごいた時に反転カラーペーパーとポリエステルシートと
がはがれやすいという問題がある。
更に、従来の写真入りカードでは、反転カラーペーパー
の部分が膨出し、周辺部がへこんでしまうため、取扱も
不便であるという問題がある。
また、写真入りカードの内、写真を嵌め込む開口を有す
る白色ポリ塩化ビニルからなる枠シートに、写真を嵌め
込んで、これを透明なポリ塩化ビニルからなるオーバー
シートで覆い、熱圧着する場合には、枠シートとオーバ
ーシートは確実に溶着されるが、写真とオーバーシート
とは完全には接着されないため、カードが折り曲げられ
たりすると、オーバーシートと写真とがはがれてしまい
その間に空気が入ってしまう。これにより、外観が損な
われるとともに、写真等の入れ換えも可能になり偽造さ
れるおそれもある。
これに対し、反転カラーペーパー等の写真と、ポリ塩化
ビニルからなるオーバーシートとを単に水系の接着剤を
用いて写真上に接着剤を塗布して接着する場合には、水
を吸収して写真が膨れてしまい外観が損なわれるという
新たな問題が発生する。これは、写真が有機溶剤系で溶
解可能な水素結合成分を含む極性の大きなポリマーを表
面層に持ち、その表面が親水性であることに起因する。
〔問題点を解決するための手段〕
前述した問題点を解決するために、本発明の写真入りカ
ードは、人物画像と、氏名等の文字画像とを合成して印
画紙にプリントしてなる表示シートと、前記表示シート
が嵌め込まれたポリ塩化ビニル製の枠シートと、この枠
シートの下面に接合された不透明なポリ塩化ビニル製の
コアシートと、枠シートの上面に接合された透明なポリ
塩化ビニル製の第1オーバーシートと、前記コアシート
の下面に接合された透明なポリ塩化ビニル製の第2オー
バーシートと、前記表示シートと第1オーバーシートと
を接合した接着層とからなり、この接着層は、ベースポ
リマーにブレンドポリマーの少なくとも1つと混合した
接着剤から構成されており、前記ベースポリマーとして
はポリアミド又は塩素化ポリプロピレンが用いられ、前
記ブレンドポリマーとしては、下記の一般式で表わされ
たコポリマーを用いたものである。
一般式 式中Xは水素原子,ハロゲン原子,シアノ基,又は置換
あるいは無置換のアルキル基を表す。
Yは水素原子,ハロゲン原子,シアノ基,置換あるいは
無置換のアルキル基,アリール基,又は (ここで、R1は炭素数1〜6の置換あるいは無置換の
アルキル基、又は置換あるいは無置換のアリール基であ
る。)、 (ここで、R2は置換あるいは無置換のアルキル基、又
は置換あるいは無置換のアリール基である。) (ここで、R3及びR4はいずれも水素原子,置換ある
いは無置換のアルキル基,又は置換あるいは無置換のア
リール基である。R3とR4は同じであっても異なって
いてもよい。)を表す。
Aはエチレン系不飽和モノマーと共重合可能なエチレン
性不飽和カルボン酸あるいはカルボン酸塩又はカルボン
酸無水物から誘導される繰り返し単位(モノマー単位)
を表す。
x及びyはコポリマー中のモノマー成分のモル百分率で
あり、下記の関係にある。
x+y=100、0<x<60、40≦y<100 前
記の置換アルキル基や置換アリール基の置換基として
は、水酸基,カルボキシル基,ハロゲン基(好ましくは
塩素原子),シアノ基,アルキル基,アリール基等があ
る。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図及び第2図は本発明の写真入りカードを示すもの
である。表示シート1としては、カールの発生を防止す
るために、100〜160μの薄手のカラー印画紙が用
いられ、そのプリント面に人物画像1aと、氏名等の個
人情報を表した文字画像1bと、図形画像1cとがプリ
ントされている。前記表示シート1は、TVカメラで撮
影した人物画像と、例えばキー入力した氏名,年齢等の
個人情報を表した文字画像とをコンピュータを用いて合
成(レイアウト)し、この合成画像をCRTで表示して
カラー印画紙に焼き付け、これを現像処理することによ
り作成されている。
前記表示シート1の膨出を防止するために、白色又は透
明なポリ塩化ビニルの枠シート2が用いられ、この枠シ
ート2に形成した大きな開口2aにカード1が嵌め込ま
れる。この枠シート2は、カードを平坦にするために、
表示シート1とほぼ同じ厚さにするのがよい。この枠シ
ート2の下面には、カードの折曲がりを防止するため
に、コアシート3が接合される。このコアシート3は、
白色をしたポリ塩化ビニルから作られており、その下面
には注意事項等の文字が印刷されている。前記枠シート
2の下面には透明なポリ塩化ビニルの第1オーバーシー
ト4が熱圧着され、またコアシート3の下には透明なポ
リ塩化ビニルの第2オーバーシート5が熱圧着されてい
る。この第2オーバーシート5の下面には磁気ストライ
プ7が接合されているが、これは第1オーバーシート4
の上面に接合してもよい。
第1オーバーシート4と表示シート1とを強く接着し
て、カードをしごいたときでもこれらがはがれないよう
にするために、表示シート1と第1オーバーシート4と
は、無色透明な接着剤6を介して接着されている。この
接着剤6は、表示シート1のプリント面に予め塗布され
ているが、接着剤6を表示シート1の両面に塗布しても
よい。
前記枠シート2とコアシート3と2枚のオーバーシート
4,5とは順次重ねられ、これを一対のフエロ板に挟ん
だ状態で、加熱しながら加圧して各シートを熱圧着し、
かつ表示シート1と第1オーバーシート4とを接着剤6
でヒートシールし、最後に打抜きカッターで表示シート
の回りに細い枠シートが残った状態に打ち抜く。大量生
産を行なう場合には、複数の開口を形成した大きな枠シ
ートを用い、各開口に表示シートをそれぞれ嵌め込み、
これに大きなサイズのコアシートと2枚のオーバーシー
トを前述したように重ねて熱圧着し、その後打抜きカッ
ターで1個ずつ又は複数個ずつ同時に打ち抜く。
第3図は第1オーバーシート4の下面の全面に接着剤6
0を塗布した実施例を示すものであり、第1図と同じ部
材には同じ符合を付してある。
次に、接着剤6について詳細に説明する。この接着剤6
としては、極性ポリマーであるポリ塩化ビニルと、水素
結合成分を含む極性の大きなポリマーを表面層に持つ表
示シート1とをヒートシール(熱圧着)により、接着す
ることが必要であり、更にその力学的性質においても強
靭性が必要である。接着剤6としては、次のベースポリ
マーにブレンドポリマーを混合したものを用いる。通
常、ベースポリマー95〜50に対してブレンドポリマ
ー5〜50で組み合わせて用いられる。
前記ベースポリマーとしては次のものが単独で用いられ
る。
(a) ポリアミド これには、ダイマー酸をベースにしたポリアミドがあ
り、好ましいものとしては、DPX−1163,117
5,1300,1358,DPX−1163N,DPX
−925N,DPX−922D,マクロメルト6238
(商品名:ヘンケル白水(株)製)等がある。
(b) 塩素化ポリプロピレン これには、スーパークロン822(商品名:山陽国策パ
ルプ(株)製)等がある。
前記ブレンドポリマーとしては、下記の一般式(I)で
表わされたコポリマーが用いられる。
一般式(I) 式中Xは水素原子,ハロゲン原子,シアノ基,又は置換
あるいは無置換のアルキル基を表す。
Yは水素原子,ハロゲン原子,シアノ基,置換あるいは
無置換のアルキル基,アリール基,又は (ここで、R1は炭素数1〜6の置換あるいは無置換の
アルキル基、又は置換あるいは無置換のアリール基であ
る。)、 (ここで、R2は置換あるいは無置換のアルキル基、又
は置換あるいは無置換のアリール基である。) (ここで、R3及びR4はいずれも水素原子,置換ある
いは無置換のアルキル基,又は置換あるいは無置換のア
リール基である。R3とR4は同じであっても異なって
いてもよい。)を表す。
Aはエチレン系不飽和モノマーと共重合可能なエチレン
性不飽和カルボン酸あるいはカルボン酸塩又はカルボン
酸無水物から誘導される繰り返し単位(モノマー単位)
を表す。
x及びyはコポリマー中のモノマー成分のモル百分率で
あり、下記の関係にある。
x+y=100、0<x<60、40≦y<100 前述した置換アルキル基や置換アリール基の置換基とし
ては、水酸基,カルボキシル基,ハロゲン基(好ましく
は塩素原子),シアノ基,アルキル基,アリール基等を
挙げることができる。
前記一般式(I)で表されるコポリマーのうち、更に好
ましいものには下記のものがある。すなわち式中、Xは
水素原子,アルキル残基の炭素数が1〜4の置換又は無
置換アルキル基である。Yは、 (ここでR1はアルキル残基の炭素数が1〜12の置換
又は無置換のアルキル基である。)、 (ここで、R2は炭素数が1〜12の置換又は無置換の
アルキル基である。)、 (ここでR3及びR4は、いずれも水素原子又は炭素数
が1〜12の置換あるいは無置換のアルキル基であり、
R3とR4は同じであっても異なっていてもよい)であ
る。
また、モノマー成分のモル百分率についてはyが60〜
99の場合が好ましく、更に好ましくは70〜90の場
合である。
Yのうち特に好ましいものは、 (ここで、R1はアルキル残基の炭素数1〜6、更に好
ましくは3〜5の置換あるいは無置換のアルキル基であ
る。)である。
A成分を与えるモノマーとしては、下記の一般式(II)
で表されるもの、又は無水マレイン酸である。
一般式(II) 式中、R5は、水素原子,又は炭素数が1〜6の置換あ
るいは無置換のアルキル基を表す。置換基の例として
は、水酸基,カルボキシル基,ハロゲン原子(好ましく
は塩素原子),シアノ基,アルキル基等を挙げることが
できる。R6としては、−R4−O−C−R7−COO
H基,水素原子,又は−R4−O−R8−COOH基を
表し、R4とR7は同じでも異なってもよく、それぞれ
アルキレン基(好ましくは炭素数が2〜4のもので更に
好ましくはエチレン基)を表し、R8は前記のようなア
ルキレン基又はアリレーン基(好ましくはフェニレン
基)を表す。また、これらの基は先に述べたような置換
基で更に置換されていてもよい。
一般式(II)で表されるモノマーは塩の形で使用されて
もよく、その塩を形成するカチオンとしてはアルカリ金
属イオン,アルカリ土類金属イオンやアンモニウムイオ
ンを挙げることができる。
このモノマーの具体例を遊離酸の形で代表して以下に列
挙する。
上記のモノマーの中でもアクリル酸やメタクリル酸の使
用が好ましい。
以下に一般式(I)で表されるコポリマーの具体例を列
挙する。(化合物例中の共重合比はモル百分率を表す) (a) (b) (c) (d) アクリル酸・メタクリル酸ブチル共重合体 (e) (f) (g) (h) (i) (j) スチレン・アクリル酸共重合体 (k) (l) メタクリル酸エチル・アクリル酸共重合体 (m) アクリル酸エチル・アクリル酸共重合体 (n) 次に実施例を挙げて本発明を説明する。
〔実施例1〕 TVカメラで撮像し、ビデオテープに録画した人物画像
と、キーボードで入力した文字画像と、デジタイザで入
力したCG画像とをコンピュータで合成(レイアウト)
した。表示シートとして、厚さが0.15mmのロール状
をしたカラー印画紙を用い、CRTに順次表示された3
種類の白黒合成画像をカラーフイルタを用いて赤色,緑
色,青色の単色合成画像にそれぞれ変換して三色順次露
光方式によりカラー画像を焼き付けた。このカラー印画
紙を現像処理し、そして充分乾燥させてから、そのプリ
ント面に接着剤を厚さ0.01mmに塗布した。この接着
剤が乾燥してから、横が75.6mm,縦が44mmに打ち
抜いた。
前記接着剤としては、次の組成からなるものを用いた。
ボリアミド ・・・18重量% (DPX−1163N:ヘンケル白水社製) アクリル酸・ブチルメタクリレート共重合体 (85:15mol比)・・・ 2重量% トルエン ・・・23重量% n−プロピルアルコール45重量% エタノール ・・・ 8重量% 水 ・・・ 4重量% 枠シートとしては、横が75.6mmで、縦が44mmの開
口を有し、厚みが0.2mmの白色をしたポリ塩化ビニル
のシートを用い、この開口に前記表示シートを嵌め込ん
だ。この枠シートの下面に、白色をした厚みが0.2mm
のポリ塩化ビニルのコアシートを重ねた。前記枠シート
の上面に、厚みが0.2mmの透明なポリ塩化ビニルの第
1オーバーシートを重ね、また前記コアシートの下面に
厚みが0.2mmの透明なポリ塩化ビニルの第2オーバー
シートを重ねた。
これらの4枚のシートの両面に、フエロ板(クロームメ
ッキしたステンレス板)を当て、プレス機で熱圧着し
た。この熱圧着は、プレス圧が15〜20kg/cm2であ
り、温度は140〜150℃であり、時間は3〜4分で
ある。この熱圧着後に、常温まで冷却してから、フエロ
板ととものカードを取り出した。この熱圧着後に、打抜
き機を用い、枠シートが幅5mmで表示シートを取り囲む
ように、横が85.6mmで縦が54mmに打ち抜き、写真
入りカードを完成した。
完成カードについて接着剤の接着性について調べたとこ
ろ、接着性が良好であった。
〔実施例2〕 接着剤として次のものを用い、実施例1と同じ方法で写
真入りカードを作成した。
ボリアミド ・・・15重量% (DPX−1163N:ヘンケル白水社製) アクリル酸・ブチルメタクリレート共重合体 (85:15mol比)・・・ 5重量% トルエン ・・・19重量% n−プロピルアルコール38重量% エタノール ・・・20重量% 水 ・・・ 3重量% この実施例2においても、実施例1と同様に接着剤の接
着性が良好であった。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、人物画像
と氏名等の文字画像とを印画紙に焼き付けた合成プリン
ト写真を表示シートとして用い、この表示シートを枠シ
ートに嵌め込んだから、個人識別情報等をカード本体に
印刷する必要がなく、これらの印刷工程を不要にでき
る。しかも、従来は、印刷したカード本体と顔写真とを
照合しながら、カードに顔写真を嵌め込む必要があった
が、本発明では、これらが表示シートに合成して記録さ
れているので、これらを照合することなく、単に枠シー
トの開口へ表示シートを嵌め込むだけでよく、作成を簡
単に行うことができる。
また、表示シートを枠シートの開口に嵌め込んだ後に、
その下にコアシートを接合し、このコアシートと枠シー
トとの両側に、オーバーシートをそれぞれ接合したか
ら、カード作成を能率良く行うことができる。しかも、
枠シートを用いているから、カード全体が平坦であり、
更にコアシートを介在させているから丈夫で、折り曲が
るおそれがない。また、反転カラーペーパーを2枚のポ
リエステルシートで単にサンドイッチした運転免許証の
ような従来のカードでは、周辺部がへこんだり、折れ曲
がり易くなる等の不都合があったが、本発明では枠シー
トによりカード全面においてその厚みが一定にされるの
で、上記不都合を解消することができる。
更にまた、表示シートは、前述した接着剤を介してオー
バーシートに接着されているから、両者の接着性が良好
になる。すなわち、ポリアミド又は塩素化ポリプロピレ
ンをベースポリマーとし、前述した一般式で表されたコ
ポリマーをブレンドポリマーとした接着剤により、印画
紙からなる表示シートとポリ塩化ビニル製のオーバーシ
ートを接着したから、従来は接着が困難であったこれら
シートの接着を確実に行うことができる。したがって、
例えばカードをしごいた場合でも表示シートとオーバー
シートがはがれてその間に空気が入ることがなく外観が
損なわれることがない。また、はがれにより人物画像だ
けを切り取って入れ換えるような偽造を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の写真入りカードの層構造を示す断面図
である。 第2図は本発明の写真入りカードの平面図である。 第3図は第1オーバーシートの下面に接着剤を設けた別
の実施例を示す断面図である。 1……表示シート、1a……人物画像 1b……文字画像、1c……図形画像 2………枠シート、2a……開口 3………コアシート、 4………第1オーバーシート 5………第2オーバーシート 6………接着剤 7………磁気ストライプ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人物画像と、氏名等の文字画像とを合成し
    て印画紙にプリントしてなる表示シートと、 前記表示シートが嵌め込まれる開口が形成されたポリ塩
    化ビニル製の枠シートと、 前記枠シートの下面に接合された不透明なポリ塩化ビニ
    ル製のコアシートと、 前記枠シートの上面に接合された透明なポリ塩化ビニル
    製の第1オーバーシートと、 前記コアシートの下面に接合された透明なポリ塩化ビニ
    ル製の第2オーバーシートと、 前記表示シートと第1オーバーシートとを接合した接着
    層とから構成されており、 前記接着層は、ベースポリマーにブレンドポリマーの少
    なくとも1つを混合した接着剤から構成されており、 前記ベースポリマーとしてはポリアミド又は塩素化ポリ
    プロピレンが用いられ、前記ブレンドポリマーとして
    は、下記の一般式で表わされたコポリマーが用いられて
    いることを特徴とする写真入りカード。 一般式 式中Xは水素原子,ハロゲン原子,シアノ基,又は置換
    あるいは無置換のアルキル基を表す。 Yは水素原子,ハロゲン原子,シアノ基,置換あるいは
    無置換のアルキル基,アリール基,又は (ここで、R1は炭素数1〜6の置換あるいは無置換の
    アルキル基、又は置換あるいは無置換のアリール基であ
    る。)、 (ここで、R2は置換あるいは無置換のアルキル基、又
    は置換あるいは無置換のアリール基である。) (ここで、R3及びR4はいずれも水素原子,置換ある
    いは無置換のアルキル基,又は置換あるいは無置換のア
    リール基である。R3とR4は同じであっても異なって
    いてもよい。)を表す。 Aはエチレン系不飽和モノマーと共重合可能なエチレン
    性不飽和カルボン酸あるいはカルボン酸塩又はカルボン
    酸無水物から誘導される繰り返し単位(モノマー単位)
    を表す。 x及びyはコポリマー中のモノマー成分のモル百分率で
    あり、下記の関係にある。 x+y=100、0<x<60、40≦y<100 前
    記の置換アルキル基や置換アリール基の置換基として
    は、水酸基,カルボキシル基,ハロゲン基(好ましくは
    塩素原子),シアノ基,アルキル基,アリール基等があ
    る。
  2. 【請求項2】前記一般式で表されるブレンドポリマー
    は、アクリル酸・ブチルメタクリレート共重合体である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の写真入り
    カード。
  3. 【請求項3】前記接着層はその厚みが約0.01mmであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の写真入りカード。
  4. 【請求項4】前記コアシート及び枠シートは白色をして
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3
    項いずれか記載の写真入りカード。
  5. 【請求項5】前記コアシートは白色をしており、前記枠
    シートは透明であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項ないし第3項いずれか記載の写真入りカード。
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