JPH06309693A - 光センサー、情報記録装置および情報記録再生方法 - Google Patents

光センサー、情報記録装置および情報記録再生方法

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JPH06309693A
JPH06309693A JP5098207A JP9820793A JPH06309693A JP H06309693 A JPH06309693 A JP H06309693A JP 5098207 A JP5098207 A JP 5098207A JP 9820793 A JP9820793 A JP 9820793A JP H06309693 A JPH06309693 A JP H06309693A
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Application number
JP5098207A
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English (en)
Inventor
Osamu Shimizu
治 清水
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 増幅機能の大きな光センサーおよび情報記録
システムを得る。 【構成】 基材上に電極層を設け、該電極層上に光導電
層を積層してなる光センサーと、電極層上に電界または
電荷により情報記録が可能な情報記録層を積層してなる
情報記録媒体とが対向させて配置され、両電極間に電圧
を印加した状態での情報露光により情報記録媒体への情
報記録を可能とする情報記録システム用の光センサーに
おいて、特定の化学構造を有するビスアゾ顔料を電荷発
生層に使用したセンサーおよび、該光センサーを有する
情報記録システム。 【効果】 大きな増幅率を有する光センサーがおよび情
報記録システムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体へ光情報
を可視情報として記録することができる光センサーと情
報記録媒体とからなる情報記録装置、更に情報記録方法
に関し、特に情報記録媒体への情報記録性能が著しく増
幅される光センサーおよび情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前面に電極層が設けられた光導電層から
なる光センサーと、該光センサーに対向し、後面に電極
層が設けられた電荷保持層からなる情報記録媒体とを光
軸上に配置し、両導電層間に電圧を印加しつつ露光し、
入射光学像に応じて、電荷保持層に静電電荷を記録さ
せ、その静電電荷をトナー現像するかまたは電位読み取
りにより再生する方法は、例えば特開平1−29036
6号公報、特開平1−289975号公報に記載されて
いる。また、上記方法における電荷保持層を熱可塑性樹
脂層とし、静電電荷を熱可塑樹脂層表面に記録した後加
熱し、熱可塑性樹脂層表面にフロスト像を形成すること
により記録された静電電荷を可視化する方法は、例えば
特開平3−192288号公報に記載されている。
【0003】更に、本出願人等は、上記情報記録媒体に
おける情報記録層を高分子分散型液晶層として、上記同
様に電圧印加時露光し、光センサーにより形成される電
界により液晶層を配向させて情報記録を行い、情報記録
の再生にあたっては透過光あまいは反射光により可視情
報として再生する情報記録再生方法を、先に出願(特願
平2−186023号、特願平3−10847号)し
た。この情報記録再生方法は偏向板を使用しなくとも記
録された情報を可視化できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き情報記録媒体への情報形成に使用される光センサーで
あって、情報形成能に優れ、情報記録感度の向上した光
センサーおよび情報記録装置、情報記録方法の提供を課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材上に形成
した電極層上に電荷発生層と電荷輸送層の少なくとも二
層からなり情報記録媒体への情報形成に使用され、情報
記録媒体に付与される電界強度または電荷量が光照射に
つれて増幅され、また光照射を終了した後でも電圧を印
加し続けるとその導電性を持続し、引き続き電界強度ま
たは電荷量を情報記録媒体に付与し続ける作用を有する
光センサーにおいて、該電荷発生層が、電荷発生物質と
して主鎖に複数個のベンゼン環を有するビスアゾ顔料の
少なくとも一種を含有する光センサーである。また、ビ
スアゾ顔料がカップラー残基Aを有する下記の一般式
(1)〜(10)で示す化合物である光センサーであ
る。
【0006】
【化3】
【0007】また、カップラー残基Aが下記の一般式
(11)〜(20)で示すビスアゾ顔料である光センサ
ーである。
【0008】
【化4】
【0009】また、基材上に形成した電極層上に電荷発
生層と電荷輸送層の少なくとも二層を設けた情報記録媒
体への情報形成に使用され、情報記録媒体に付与される
電界強度または電荷量が光照射につれて増幅され、また
光照射を終了した後でも電圧を印加し続けるとその導電
性を持続し、引き続き電界強度または電荷量を情報記録
媒体に付与し続ける作用を有する特定のビスアゾ顔料を
含有する電荷発生層を有する光センサーと、基材上に設
けた電極層上に情報記録層を積層した情報記録媒体から
なる情報記録装置において、情報記録層が液晶相および
樹脂相からなる情報記録媒体からなり、光センサーと情
報記録媒体の少なくともいずれか一方の電極層を透明電
極とするとともに、光センサーと情報記録媒体を間隙を
設けて光軸上に対向配置し、両電極層間に電圧印加を可
能に結線した情報記録装置である。
【0010】また、基材上に形成した電極層上に電荷発
生層と電荷輸送層の少なくとも二層を設けた情報記録媒
体への情報形成に使用され、情報記録媒体に付与される
電界強度または電荷量が光照射につれて増幅され、また
光照射を終了した後でも電圧を印加し続けるとその導電
性を持続し、引き続き電界強度または電荷量を情報記録
媒体に付与し続ける作用を有する特定のビスアゾ顔料を
含有する電荷発生層を有する光センサーと、基材上に設
けた電極層上に情報記録層を積層した情報記録媒体から
なる情報記録装置において、情報記録層が液晶相および
樹脂相からなる情報記録媒体からなり、光センサーと情
報記録媒体の少なくともいずれか一方の電極層を透明電
極とするとともに、光センサーと情報記録媒体を間隙を
設けて光軸上に対向配置し、両電極層間に電圧を印加し
つつ光情報によって露光し、露光に応じて液晶層を配向
させて情報記録を行い、透過光あるいは反射光により可
視情報として情報記録媒体に記録した記録情報の再生を
行う情報記録方法である。
【0011】また、基材上に、下部電極層、電荷発生
層、電荷輸送層、誘電体層、情報記録層、上部電極層を
積層しており、下部電極層、電荷発生層、電荷輸送層か
らなる光センサー部が情報記録層への情報形成に使用さ
れ、情報記録層に付与される電界強度または電荷量が光
照射につれて増幅され、また光照射を終了した後でも電
圧を印加し続けるとその導電性を持続し、引き続き電界
強度または電荷量を情報記録層に付与し続ける作用を有
する情報記録媒体において、下部電極、上部電極の少な
くともいずれか一方は透明電極であり、光センサー部が
特定のビスアゾ顔料を含有する電荷発生層を有する光セ
ンサーであり、情報記録層が液晶層および樹脂層からな
り、両電極層間に電圧印加可能に結線した情報記録装置
である。
【0012】基材上に、下部電極層、電荷発生層、電荷
輸送層、誘電体層、情報記録層、上部電極層を積層して
おり、下部電極層、電荷発生層、電荷輸送層からなる光
センサー部が情報記録層への情報形成に使用され、情報
記録層に付与される電界強度または電荷量が光照射につ
れて増幅され、また光照射を終了した後でも電圧を印加
し続けるとその導電性を持続し、引き続き電界強度また
は電荷量を情報記録層に付与し続ける作用を有する情報
記録媒体を使用した情報記録再生方法において、下部電
極、上部電極の少なくともいずれか一方は透明電極であ
り、光センサー部が特定のビスアゾ顔料を含有する電荷
発生層を有する光センサーであり、情報記録層が液晶層
および樹脂層からなる情報記録媒体からなり、光センサ
ーと情報記録媒体の少なくともいずれか一方の電極層を
透明電極とするとともに、上部電極層と下部電極層間に
電圧を印加しつつ光情報によって露光し、露光に応じて
液晶層を配向させて情報記録を行い、透過光あるいは反
射光により可視情報として情報記録媒体に記録した記録
情報の再生を行う情報記録方法である。
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。まず、本
発明の光センサーは、電極層上に電荷発生層と電荷輸送
層からなる光導電層を積層している。光導電層は、一般
には光が照射されると照射部分で光キャリア(電子、正
孔)が発生し、それらのキャリアが層を移動することが
できる機能を有するものであり、特に電界が存在する場
合にその効果が顕著である層であるが、本発明の光セン
サーは、後述する光導電層と電極層とを適宜組合せるこ
とにより、光センサーへの光照射時において情報記録媒
体に付与される電界強度または電荷量が光照射につれて
増幅され、また光照射を終了した後でも電圧を印加し続
けるとその導電性を持続し、引続き電界強度または電荷
量を情報記録媒体に付与し続ける作用を有するに至るも
のである。
【0014】図1は本発明の光センサーを説明する断面
図であり、光センサー1は基板15に形成した電極層1
3上に、電荷発生層14′および電荷輸送層14″から
なる光導電層が形成されている。本発明の光センサーの
光導電層を形成する電荷発生層14′は、上記した一般
式(1)〜(10)で示されるビスアゾ顔料を含有して
おり、これらのビスアゾ顔料は、上記した式(11)〜
(20)に示すカップラー残基を有している。
【0015】また、式(17)で表されるカップラー残
基において、X1 、X2 には、下記の組み合わせのもの
が好ましい。
【0016】
【化5】
【0017】また、式(17)〜(20)で表されるカ
ップラー残基においてYとして表される置換基を有して
も良いフェニル、ナフチル、ビフェニル基には、下記の
基が好ましい。
【0018】
【化6】
【0019】また、本発明の光センサーに用いる電荷発
生剤としては、具体的には下記に記載のカップラー残基
を用いることができる。
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】
【化9】
【0023】
【化10】
【0024】
【化11】
【0025】
【化12】
【0026】
【化13】
【0027】
【化14】
【0028】光導電層を形成する上記の電荷発生剤はバ
インダー樹脂と混合して光導電層を形成している。バイ
ンダー樹脂の混合比は、電荷発生剤1重量部に対してバ
インダー樹脂を0〜10重量部、好ましくは0.1〜1
重量部の割合で使用するとことが望ましい。電荷発生層
は乾燥後膜厚として0.01〜1μmであり、好ましく
は0.1〜0.3μmとするとよい。
【0029】また、電荷輸送層14″は電荷輸送物質と
バインダー樹脂とからなる構成されている。電荷輸送物
質は、電荷発生物質で発生した電荷の輸送特性が良い物
質であり、例えば下記に化学構造を示すオキサジアゾー
ル系、オキサゾール系、トリアゾール系、チアゾール
系、トリフェニルメタン系、スチリル系、ピラゾリン
系、ヒドラゾン系、芳香族アミン系、カルバゾール系、
ポリビニルカルバゾール系、スチルベン系、エナミン
系、アジン系、アミン系、ブタジエン系、多環芳香族化
合物系等があり、ホール輸送性の良い物質とすることが
必要である。好ましくは、トリフェニルアミン系、ブタ
ジエン系、スチルベン系電荷輸送剤が挙げられ、具体的
には特開昭62−287257号公報、特開昭58−1
82640号公報、特開昭48−43942号公報、特
公昭34−5466号公報、特開昭58−198043
号公報、特開昭57−101844号公報、特開昭59
−195660号公報、特開昭60−69657号公
報、特開昭64−65555号公報、特開平1−164
952号公報、特開昭64−57263号公報、特開昭
64−68761号公報、特開平1−230055号公
報、特開平1−142654号公報、特開平1−142
655号公報、特開平1−155358号公報、特開平
1−155357号公報、特開平1−161245号公
報、特開平1−142643号公報等に記載した電荷輸
送材料が挙げられる。また、以上のように電荷として正
孔を輸送することに代えて電子を輸送する場合には、電
子輸送物質としては、特願平5−4721号に記載の電
子輸送物質を用いることができる。
【0030】バインダー樹脂としては、上記した電荷発
生層におけるバインダー樹脂と同様のものが使用できる
が、好ましくはポリビニルアセタール樹脂、スチレン樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂である。バイン
ダー樹脂は、電荷輸送剤1重量部に対して0.1〜10
重量部、好ましくは0.1〜1重量部の割合で使用する
ことが望ましい。電荷輸送層は乾燥後膜厚として1〜5
0μmであり、好ましくは10〜30μmとするとよ
い。
【0031】また、電荷発生層もしくは電荷輸送層に
は、必要に応じて光持続導電性付与剤が添加される。上
述の電荷発生層および電荷輸送層は、それ自体光持続導
電性を有するが、この光持続導電性付与剤は、電荷発生
層および電荷輸送層における光持続導電性を強化させる
ことを目的として添加されるものである。このような光
持続導電性付与剤としては、特願平5−4721号に記
載されているようなアリールメタン系色素、ジアゾニウ
ム塩類、酸無水物、o−ベンゾスルホイミド、ニンヒド
リン類、シアノ化合物、ニトロ化合物、塩化スルホニル
類、ジフェニルまたはトリフェニルメタン類、o−ベン
ゾイル安息香酸、ロイコ色素群が挙げられる。これらの
光持続導電性付与剤は、電荷発生物質1重量部に対して
0.001〜1重量部、好ましくは0.001〜0.1
重量部の割合で添加される。光持続導電性付与剤の添加
量が1重量部を越えると、光センサーとしての光導電性
機能が著しく低下するので好ましくない。また、上記光
持続導電性付与物質は、分光感度が可視光領域にないも
のもあり、可視光領域の光情報を利用する場合には、可
視光領域での感度を付与するために電子受容性物質、増
感色素等を更に添加することができる。電子受容性物質
としては、例えばニトロ置換ベンゼン、シアノ置換ベン
ゼン、ハロゲン置換ベンゼン、キノン類、トリニトロフ
ルオレノン等がある。また増感色素としてはトリフェニ
ルメタン色素、ピリリウム塩色素、キサンテン色素など
が挙げられる。電子受容性物質、増感色素等は、電荷発
生物質1重量部に対して0.001〜1重量部、好まし
くは0.01〜1重量部の割合で添加される。同時に光
情報が赤外領域にある場合には、フタロシアニン等の顔
料、ピロール系、シアニン系等の色素を同量程度添加す
るとよく、逆に紫外領域にあるいはそれ以下の波長域に
情報光がある場合には、それぞれの波長吸収物質を同量
添加することで目的が達成される。
【0032】また、有機化合物からなる電荷発生層の形
成には、溶剤としてジクロロエタン、1,1,2−トリ
クロロエタン、クロロベンゼン、テトラヒドロフラン、
シクロヘキサン、ジオキサン、1,2,3−トリクロロ
プロパン、エチルセルソルブ、1,1,1−トリクロロ
エタン、ジクロロメタン、メチルエチルケトン、クロロ
ホルム、トルエン等を使用して塗布溶液とするとよく、
塗布方法としては、ブレードコーティング法、ディッピ
ング法、スピンナーコーティング法等が挙げられる。
【0033】また、本発明のセンサーには、電荷注入制
御層を電極と電荷発生層の間に形成しても良い。電荷注
入制御層は、光センサーにおける電極層13から電荷発
生層14′への電荷注入性を制御して情報記録媒体に実
質的に印加される電圧を調節するために設けられるもの
である。このような電荷注入制御層は、情報記録媒体に
おける情報記録層が、特に、後述するような高分子分散
型液晶層である場合に、液晶の動作電圧領域に光センサ
ーの感度を設定することが必要である。つまり、露光部
において情報記録媒体に印加される電位(明電位)と未
露光部において情報記録媒体に印加される電位(暗電
位)との差(コントラスト電位)を情報記録媒体におけ
る液晶の動作領域において大きく取ることが必要である
からである。
【0034】そのため、例えば光センサーの未露光部に
対応する液晶層に印加される暗電位は液晶の動作開始電
位程度に設定する必要がある。そのために光センサーバ
ルクに105 V/cm〜106 V/cmの電界が与えら
れた状態で10-4〜10-8A/cm2 の暗電流が生じる
程度の導電性が要求され、好ましくは10-5〜10-7
/cm2 の範囲が好ましい。暗電流が10-8A/cm2
以下の光センサーでは液晶層が露光状態でも配向せず、
また10-4A/cm2 以上の暗電流の光センサーでは未
露光状態でも電圧印加と同時に電流が多く流れ、液晶が
配向し露光したとしても露光による透過率の差が得られ
ない。電荷注入制御層は、このような情報記録媒体の特
性との関係で適宜設けられる。
【0035】電極層13は、後述する情報記録媒体が不
透明であれば透明性を有することが必要であるが、情報
記録媒体が透明性を有する場合には透明、不透明いずれ
でもよく、50〜104 Ω/cm2 の表面抵抗率を安定し
て与える材料、例えば亜鉛、チタン、銅、鉄、錫等の金
属薄膜導電膜、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸
化チタン、酸化タングステン、酸化バナジウム等の無機
金属酸化物導電膜、四級アンモニウム塩等の有機導電膜
等であり、単独か或いは二種以上の複合材料として用い
られる。なかでも酸化物半導体が好ましく、特に酸化イ
ンジウム酸化錫複合酸化物(ITO)が好ましい。電極
層13は蒸着、スパッタリング、CVD、コーティン
グ、メッキ、ディッピング、電解重合等の方法により形
成される。またその膜厚は電極を構成する材料の電気特
性、および情報記録の際の印加電圧により変化させる必
要があるが、例えばITO膜では10〜300nm程度
であり、情報記録層との間の全面、或いは光導電層の形
成パターンに合わせて形成される。
【0036】基板15は、後述する情報記録媒体が不透
明であれば透明性を有することが必要であるが、情報記
録媒体が透明性を有する場合には透明、不透明いずれで
もよく、カード、フィルム、テープ、ディスク等の形状
を有し、光センサーを強度的に支持するものである。光
センサー自体が支持性を有する場合には設ける必要がな
いが、光センサーを支持することができるある程度の強
度を有していれば、その材質、厚みは特に制限がない。
例えば可撓性のあるプラスチックフィルム、或いはガラ
ス、ポリエステル、ポリカーボネート等のプラスチック
シート、カード等の剛体が使用される。なお、基板の電
極層13が設けられる面の他方の面には、電極層13が
透明であれば必要に応じて反射防止効果を有する層を積
層するか、また反射防止効果を発現しうる膜厚に透明基
板を調整するか、更に両者を組み合わせることにより反
射防止性を付与するとよい。
【0037】次に、本発明の情報記録システムについて
説明する。図2は、第1の情報記録システムの態様をそ
の断面により模式的に説明するための図で、情報記録層
11、電極層13′を順次積層した情報記録媒体2と上
述した光センサー1とをスペーサー19を配置して、光
センサーと情報記録媒体との間に空隙を設けて対向配置
し、積層して構成される。情報記録媒体2について説明
する。まず、本発明における情報記録媒体としては、そ
の情報記録層を高分子分散型液晶とする場合が挙げられ
る。本発明における高分子分散型液晶は液晶相中に合成
樹脂粒子が分散した構造を有しているが、液晶材料は、
スメクチック液晶、ネマチック液晶、コレステリック液
晶あるいはこれらの混合物を使用することができる。液
晶としては、その配向性を保持し、情報を永続的に保持
させるメモリー性の観点から、スメクチック液晶を使用
するのが好ましい。
【0038】スメクチック液晶としては、液晶性を呈す
る物質の末端基の炭素鎖が長いシアノビフェニル系、シ
アノターフェニル系、フェニルエステル系、更に弗素系
等のスメクチックA相を呈する液晶物質、強誘電性液晶
として用いられるスメクチックC相を呈する液晶物質、
或いはスメクチックH、G、E、F等を呈する液晶物質
等が挙げられる。又、ネマチック液晶を使用してもよ
く、スメクチック或いはコレステリック液晶と混合する
ことによりメモリー性を向上させることができ、例え
ば、シッフ塩基系、アゾキシ系、アゾ系、安息香酸フェ
ニルエステル系、シクロヘキシル酸フェニルエステル
系、ビフェニル系、ターフェニル系、フェニルシクロヘ
キサン系、フェニルピリジン系、フェニルオキサジン
系、多環エタン系、フェニルシクロヘキセン系、シクロ
ヘキシルピリミジン系、フェニル系、トラン系等の公知
のネマチック液晶を使用できる。又、ポリビニルアルコ
ール等と液晶材料を混合してマイクロカプセル化したも
のも使用できる。なお、液晶材料を選ぶ際には、屈折率
の異方向性の大きい材料の方がコントラストがとれるの
で好ましい。
【0039】樹脂粒子を形成する材料としては、例え
ば、紫外線硬化型樹脂であって、モノマー、オリゴマー
の状態で液晶材料と相溶性を有するもの、或いはモノマ
ー、オリゴマーの状態で液晶材料と共通の溶媒に相溶性
を有するものを好ましく使用できる。このような紫外線
硬化型樹脂としては、例えばアクリル酸エステル、メタ
クリル酸エステル等が挙げられ、モノマー、オリゴマー
の状態で、例えばジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ポ
リエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレン
グリコールジアクリレート、イソシアヌール酸(エチレ
ンオキサイド変性)トリアクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトール
テトラアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリ
レート、ヘキサンジオールジアクリレート等の多官能性
モノマー或いは多官能性ウレタン系、エステル系オリゴ
マー、更にノニルフェノール変性アクリレート、N−ビ
ニル−2−ピロリドン、2−ヒドロキシ−3−フェノキ
シプロピルアクリレート等の単官能性モノマー或いはオ
リゴマー等が挙げられる。溶媒としては、共通の溶媒で
あれば特に問題はなく、例えばキシレン等に代表される
炭化水素系溶媒、クロロホルム等に代表されるハロゲン
化炭化水素系溶媒、メチルセロソルブ等に代表されるア
ルコール誘導体系溶媒、ジオキサン等に代表されるエー
テル系溶媒等が挙げられる。
【0040】紫外線硬化型樹脂を硬化させる光硬化剤と
しては、例えば2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェ
ニルプロパン−1−オン(メルク社製 ダロキュア11
73)、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
(チバ・ガイギー社製 イルガキュア184)、1−
(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−
メチルプロパン−1−オン(メルク社製 ダロキュア1
116)、ベンジルジメチルケタール(チバ・ガイギー
社製 イルガキュア651)、2−メチル−1−〔4−
(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパノン
−1(チバ・ガイギー社製 イルガキュア907)、
2,4−ジエチルチオキサントン(日本化薬社製 カヤ
キュアDETX)とp−ジメチルアミノ安息香酸エチル
(日本化薬社製カヤキュアEPA)との混合物、イソプ
ロピルチオキサントン(ワードブレキンソップ社製 ク
ンタキュア・ITX)とp−ジメチルアミノ安息香酸エ
チルとの混合物等が挙げられるが、液状である2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン
が液晶材料、重合体形成性モノマー若しくはオリゴマー
との相溶性の面で特に好ましい。
【0041】液晶材料と樹脂の使用割合は、液晶の含有
量が10重量%〜90重量%、好ましくは40重量%〜
80重量%となるように使用するとよく、10重量%未
満であると情報記録により液晶相が配向しても光透過性
が低く、また、90重量%を越えると液晶の滲み出し等
の現象が生じ、画像ムラが生じ好ましくない。液晶は情
報記録相中に多く存在させることにより、コントラスト
比を向上させ、動作電圧を低くすることができる。
【0042】情報記録層の形成方法は、樹脂形成用材料
と液晶、光硬化剤等を溶媒に溶解または分散させた混合
溶液を、電極層上にブレードコーター、ロールコータ
ー、或いはスピンコーター等の塗布方法により塗布し、
光または熱により樹脂形成用材料を硬化させることによ
り形成される。なお、必要に応じて、溶液の塗布適性を
向上させ、表面性を良くするためにレベリング剤を添加
してもよい。
【0043】情報記録層形成にあたっては、樹脂形成用
材料と液晶との混合液が等方相を保持する温度以上に混
合溶液を加熱し、液晶と紫外線硬化型樹脂形成材料とを
完全に相溶させることが必要であり、これにより、樹脂
相と液晶相とが均一に分散した情報記録層とすることが
できる。液晶が等方相を示す温度以下で紫外線硬化させ
ると、液晶と紫外線硬化型樹脂材料との相分離が大きく
なるという問題が生じる。すなわち、液晶ドメインが成
長しすぎ、情報記録層表面にスキン層が完全に形成され
ず、液晶の滲み出し現象が生じたり、また紫外線硬化型
樹脂がマット化し、正確に情報を取り込むことが困難と
なり、好ましくなく、紫外線硬化型樹脂が液晶を保持で
きず、情報記録層を形成されないことすらある。他方、
溶媒を蒸発させる際に、等方相を保持するために加熱が
必要な場合には、特に電極層に対する濡れ性が低下し、
均一な情報記録層が得られないという問題がある。
【0044】電極層に対する濡れ性を維持するとともに
樹脂の表面に被膜を形成することを目的として、情報記
録層に弗素系界面活性剤を添加するとよい。このような
弗素系界面活性剤としては、例えば住友スリーエム
(株)製、フロラードFC−430、同フロラードFC
−431、N−(n−プロピル)−N−(β−アクリロ
キシエチル)−パーフルオロオクチルスルホン酸アミド
(三菱マテリアル(株)製EF−125M)、N−(n
−プロピル)−N−(β−メタクリロキシエチル)−パ
ーフルオロオクチルスルホン酸アミド(三菱マテリアル
(株)製EF−135M)、パーフルオロオクタンスル
ホン酸(三菱マテリアル(株)製EF−101)、パー
フルオロカプリル酸(三菱マテリアル(株)製EF−2
01)、N−(n−プロピル)−N−パーフルオロオク
タンスルホン酸アミドエタノール(三菱マテリアル
(株)製EF−121)、更に三菱マテリアル(株)製
EF−102、同EF−103、同EF−104、同E
F−105、同EF−112、同EF−121、同EF
−122A、同EF−122B、同EF−122C、同
EF−122A3、同EF−123A、同EF−123
B、同EF−132、同EF−301、同EF−30
3、同EF−305、同EF−306A、同EF−50
1、同EF−700、同EF−201、同EF−20
4、同EF−351、同EF−352、同EF−80
1、同EF−802、同EF−125DS、同EF−1
200、同EF−L102、同EF−L155、同EF
−L174、同EF−L215等が挙げられる。また、
3−(2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−1,2−
ジヒドロキシプロパン(三菱マテリアル(株)製MF−
100)、N−n−プロピル−N−2,3−ジヒドロキ
シプロピルパーフルオロオクチルスルホンアミド(三菱
マテリアル(株)製MF−110)、3−(2−パーフ
ルオロヘキシル)エトキシ−1,2−エポキシプロパン
(三菱マテリアル(株)製MF−120)、N−n−プ
ロピル−N−2,3−エポキシプロピルパーフルオロオ
クチルスルホンアミド(三菱マテリアル(株)製MF−
130)、パーフルオロヘキシルエチレン(三菱マテリ
アル(株)製MF−140)、N−(3−トリメトキシ
シリル)プロピル)パーフルオロヘプチルカルボン酸ア
ミド(三菱マテリアル(株)製MF−150)、N−
(3−トリメトキシシリル)プロピル)パーフルオロヘ
プチルスルホンアミド(三菱マテリアル(株)製MF−
160)等が挙げられる。弗素系界面活性剤は、液晶と
樹脂形成材料との合計量に対して0.1〜20重量%の
割合で添加される。
【0045】また、情報記録層形成における塗布溶液に
おける固形分濃度は10〜60重量%とするとよく、硬
化に際して、樹脂の種類、濃度、塗布層温度、また紫外
線照射条件等の硬化条件を適宜に設定することにより、
外表皮層として液晶相を有しない樹脂層のみからなるス
キン層を良好に形成させることができ、これにより情報
記録層における液晶の使用割合を増大することができ、
また液晶の滲み出しを無くすることができる。
【0046】以上、樹脂材料として紫外線硬化型樹脂に
ついて説明したが、その他、液晶材料と共通の溶媒に相
溶性を有する溶媒可溶型の熱硬化性樹脂、例えばアクリ
ル樹脂、メタクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチ
レン樹脂、及びこれらを主体とした共重合体、エポキシ
樹脂、シリコーン樹脂等を使用してもよい。
【0047】情報記録層の膜厚は解像性に影響を与える
ので、乾燥後膜厚0.1μm〜10μm、好ましくは3
μm〜8μmとするとよく、高解像性を維持しつつ、動
作電圧も低くすることができる。膜厚が薄すぎると情報
記録部のコントラストが低く、また、厚すぎると動作電
圧が高くなるので好ましくない。
【0048】なお、情報記録層がそれ自体支持性を有
し、支持体を省略する場合には、情報記録層の表面には
スキン層が形成されているので、例えばITO膜を蒸着
法、スパッタ法等により積層してもひび割れが生じな
く、導電性の低下のないものとできる。この場合、仮支
持体上に設けた情報記録層上に電極層を設けた後、仮支
持体を剥離して情報記録媒体とするとよい。
【0049】情報記録媒体における電極層13′は、上
述の光センサーにおける電極層13と同様の材料、及び
同様の積層方法で基板15上に設けられる。この情報記
録媒体は、図2に示すように上述した光センサーとスペ
ーサー19を介して、対向配置し、両電極層13、1
3′を電圧源Vを介して結線して第1の情報記録システ
ムとされる。このシステムにおける電極層13、13′
は、いずれか一方、または両方が透明性であればよい。
【0050】スペーサーとしては、ポリエチレンテレフ
タレート等のポリエステル、ポリイミド、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリ
ロニトリル、ポリアミド、ポリプロピレン、酢酸セルロ
ース、エチルセルロース、ポリカーボネート、ポリスチ
レン、ポリテトラフルオロエチレン等の樹脂フィルムを
使用して形成するとよく、また、上記各樹脂溶液を塗
布、乾燥させて形成してもよい。また、アルミニウム、
セレン、テルル、金、白金等の金属材料又は無機或いは
有機化合物を蒸着して形成してもよい。スペーサーの膜
厚は、光センサーと情報記録媒体との空隙距離となり、
情報記録層に印加される電圧配分に影響を与えるので、
少なくとも100μm以下とするとよく、好ましくは3
μm〜30μmとするとよい。
【0051】次に、第2の情報記録システムについて説
明する。図3は、本発明の第2の情報記録システムを断
面図により示す図であり、図中20は誘電体層であり、
また、図2と同一符号は同一内容を示す。第2の情報記
録システムは、第1の情報記録システムにおける光セン
サーと情報記録媒体とを誘電体層20を介して対向配置
し、直接積層したものである。第2の情報記録システム
は、光センサーにおける光導電層が溶媒を使用して塗布
形成される場合に特に適しており、光導電層上に情報記
録層を直接塗布形成すると、それらの相互作用により情
報記録層における液晶が溶出したり、又、情報記録層形
成用の溶媒により光導電材料が溶出することによる画像
ムラを防止することができ、また光センサーと情報記録
媒体との一体化を可能とするものである。
【0052】誘電体層20は、その形成にあたって、光
導電層形成材料、情報記録層形成材料のいずれに対して
も溶解性を有しないことが必要であり、また導電性を有
しないことが必要である。導電性を有する場合には、空
間電荷の拡散が生じ、解像度の劣化が生じることから絶
縁性が要求される。また、誘電体層は液晶層にかかる分
配電圧を低下させたり、或いは解像性を悪化させるの
で、膜厚は薄い方が好ましく、2μm以下とするとよい
が、逆に薄くすることにより、経時的な相互作用による
画像ノイズの発生ばかりでなく、積層塗布する際にピン
ホール等の欠陥による浸透の問題が生じる。ピンホール
等の欠陥による浸透性は積層塗布する材料の固形分比
率、溶媒の種類、粘度により異なるので、積層塗布され
るものの膜厚は適宜設定されるが、少なくとも10μm
以下の膜厚とするとよく、好ましくは0.1〜3μmと
するとよい。さらに、各層に掛かる電圧分配を考慮した
場合、薄膜化と共に誘電率の高い材料が好ましい。
【0053】誘電体層を形成する材料としては、無機材
料では SiO2 、TiO2、CeO2、Al2O3、GeO2、Si3N4 、AlN
、TiN 等を使用し、蒸着法、スパッタ法、化学蒸着
(CVD)法等により積層して形成するとよい。また、
有機溶剤に対して相溶性の少ない水溶性樹脂、例えばポ
リビニルアルコール、水系ポリウレタン、水ガラス等の
水溶液を使用し、スピンコート法、ブレードコート法、
ロールコート法等により積層してもよい。更に、塗布可
能な弗素樹脂を使用してもよく、この場合には弗素系溶
剤に溶解し、スピンコート法により塗布するか、またブ
レードコート法、ロールコート法等により積層してもよ
い。塗布可能な弗素樹脂としては、例えば特開平1−1
31215号公報等に開示された弗素樹脂、更に真空系
で膜形成されるポリパラキシリレン等の有機材料を好ま
しく使用することができる。
【0054】以上、本発明における情報記録システムに
ついての概略を説明したが、ここで、光センサーにおけ
る光電流の増幅作用について説明する。測定用光センサ
ーとしては、透明ガラス基材上にITO電極層が設けら
れ、該電極層上に光導電層が積層されて形成される光セ
ンサーにおいて、その光導電層上に0.16cm2 、厚
み10nm、表面抵抗1kΩ/□の金電極層を積層して
形成する。そして、この両電極間に直流の一定電圧を印
加すると共に、電圧印加開始後0.5秒後に基板側から
0.033秒間光照射し、測定時間中の光センサーにお
ける電流値挙動を、光照射開始時(t=0)から測定す
る。なお、照射光は、キセノンランプ(浜松ホトニクス
社製L2274)を光源に、グリーンフィルター(日本
真空光学社製)により、グリーン光を選択して照射し、
照射光強度を照度計(ミノルタ社製)で測定し、20ル
ックスのものとする。図4にそのフイルター特性を示
す。
【0055】この光強度で光照射した時、透明基材、I
TO膜の光透過率、フィルターの分光特性を考慮する
と、光導電層には4.2×1011個/cm2 秒のフォト
ンが入射する。そして、入射したフォトンが全て光キャ
リアに変換されると、理論的には光電流としては単位面
積当たり1.35×10-6A/cm2 の電流が発生す
る。
【0056】ここで、上記測定系により測定する場合
に、理論的光電流に対して、光センサーで実際に発生し
た光誘起電流の割合(光センサーで実際に発生した光誘
起電流値/理論的光電流値)をその光センサーにおける
量子効率と定義する。また光誘起電流とは、光照射部の
電流値から暗電流値を差し引いたものであり、光照射中
あるいは光照射後も電圧印加状態で光照射に起因する暗
電流以上の電流が流れるものをいい、所謂光電流とは相
違する。本発明の光センサーにおける光電流の増幅作用
とは、このような光誘起電流の挙動のことであると定義
する。
【0057】本発明における光電流増幅作用を有する光
センサーと、光電流増幅作用を有しない光センサー(以
下、比較センサーという)とを、上記測定系での測定結
果を使用して説明する。まず、比較用センサーについて
の測定結果を図5に示す。図5において(m)線は、上
記理論値(1.35×10-6A/cm2 )を示す参考線
で、光照射を0.033秒間行い、光照射の終了後も電
圧印加を継続した状態を示す。(n)線は光電流増幅作
用を有しない光センサーの実測線で光照射中でも光電流
の増加はなく、一定値をとることがわかり、その一定値
も理論値(1.35×10-6A/cm2 )を越えない。
この比較用センサーにおける量子効率はほぼ0.4と一
定である。光照射中の量子効率の変化を図6に示す。こ
れに対して、本発明の光センサーは、図7に示すように
光照射時は光電流が増加し、量子効率との関係を示す図
8から明らかなように、約0.01秒で量子効率は1を
越え、その後も量子効率は増加を続けることがわかる。
また、比較用センサーでは光照射終了と同時に光電流が
零となるため、光照射後継続して電圧印加しても電流は
流れない。これに対して、本発明の光センサーにおいて
は、光照射終了後も電圧印加を継続することにより光誘
起電流が継続して流れ、引き続いて光誘起電流を取り出
すことができる。
【0058】図9に比較用センサー(理論値)の電流量
の積分値(電荷量)の時間変化を示す。図においては、
量子効率1の理論的な光センサーにおける単位面積当た
りの電流量の積分値の時間変化を(O)線で示し、比較
用センサーにおける単位面積当たり電流の積分値の時間
変化を(P)線で示す。図9の電流の積分値Qは Q=∫(IPHOTO −Idark)dt(C) である。図から、比較用センサーは光照射終了後、I
PHOTO −Idarkが零になることから、積分値の増加は見
られない。また、図10に本発明の光センサーにおける
単位面積当たり電流の積分値の時間変化を同様に示す。
なお、同様に量子効率1の理論的な光センサーにおける
単位面積当たり電流の積分値の時間変化を(O)線で示
し、本発明の光センサーにおける電流の積分値の時間変
化を(P)線で示す。図に示すように、本発明の光セン
サーは、光照射終了後も増加を続けるため、比較用セン
サーに比して大きな効果が得られることがわかる。
【0059】次に、本発明の第1及び第2の情報記録シ
ステムにおける情報記録方法について説明する。図11
は、本発明の第1の情報記録システムにおける情報記録
方法を説明するための図である。第2の情報記録システ
ムにおいても同様である。図中11は情報記録層、13
は光センサーの電極層、13′は情報記録媒体の電極
層、14は光導電層、21は光源、22は駆動機構を有
するシャッター、23はパルスジェネレーター(電
源)、24は暗箱を示す。
【0060】電極層13、13′間に、パルスジェネレ
ーター23により電圧を印加しつつ、光源21から情報
光を入射させると、光が入射した部分の光導電層14で
発生した光キャリアは、両電極により形成される電界に
より情報記録層11側の界面まで移動し、電圧の再配分
が行われ、情報記録層11における液晶相が配向し、情
報光のパターンに応じた記録が行なわれる。
【0061】また、液晶によって動作電圧及び範囲が異
なるものもあるので、印加電圧及び印加電圧時間を設定
するにあたっては、情報記録媒体における電圧配分を適
宜設定し、情報記録層にかかる電圧配分を液晶の動作電
圧領域に設定するとよい。
【0062】本発明の情報記録方法は、面状アナログ記
録が可能であり、液晶レベルでの記録が得られるので、
高解像度の記録となり、また露光パターンは液晶相の配
向により可視像化されて保持される。
【0063】情報記録方法としては、カメラによる方
法、またレーザーによる記録方法がある。カメラによる
方法としては、通常のカメラに使用されている写真フィ
ルムの代わりに情報記録媒体が使用され、記録部材とす
るもので、光学的なシャッタも使用しうるし、また電気
的なシャッタも使用しうるものである。また、プリズム
及びカラーフィルターにより光情報を、R、G、B光成
分に分離し、平行光として取り出しR、G、Bの各色用
の3個の情報記録媒体で1コマを形成するか、または1
個の情報記録媒体の異なる部分にR、G、Bの各画像を
記録して1コマとすることにより、カラー撮影すること
もできる。
【0064】また、レーザーによる記録方法としては、
光源としてはアルゴンレーザー(514.488n
m)、ヘリウム−ネオンレーザー(633nm)、半導
体レーザー(780nm、810nm等)が使用でき、
画像信号、文字信号、コード信号、線画信号に対応した
レーザー露光をスキャニングにより行うものである。画
像のようなアナログ的な記録は、レーザーの光強度を変
調して行い、文字、コード、線画のようなデジタル的な
記録は、レーザー光のON−OFF制御により行う。ま
た画像において網点形成されるものには、レーザー光に
ドットジェネレーターON−OFF制御をかけて形成す
るものである。なお、光センサーにおける光導電層の分
光特性は、パンクロマティックである必要はなく、レー
ザー光源の波長に感度を有していればよい。
【0065】情報記録媒体に記録された露光情報は、図
12に示すように第1の情報記録システムの場合には情
報記録媒体を分離して、また第2の情報記録システムの
場合にはそのまま透過光により情報を再生すると、情報
記録部では液晶が電界方向に配向するために光Aは透過
するのに対して、情報を記録していない部位においては
光Bは散乱し、情報記録部とのコントラストがとれる。
また、光反射層を介して反射光により読み取ってもよ
い。具体的には、第1の情報記録システムの場合は、情
報記録媒体の電極をアルミニウム等の光反射型とした
り、誘電体ミラー層を電極と液晶層間に設けると良く、
第2の情報記録媒体の場合は、誘電体層を誘電体ミラー
層にすることで、反射読み取りが可能となる。
【0066】この積層体を組み込んだ、図13に示す情
報記録系において、光センサーと情報記録媒体における
両電極層間に750Vの直流電圧を0.05秒間印加す
ると同時に、撮像用カメラ(マミヤ社製RB67 改造
品)にて、グレースケールを1/30秒間、光センサー
側から投影露光した。露光後、情報記録媒体を取り出し
た。透過光により情報記録媒体を観察したところ、情報
記録層にはグレースケールに応じた光透過部からなる記
録部が観察された。次いで、情報記録媒体における記録
情報を、図14に示すように構築した情報出力系により
再生した。図中、41はフィルムスキャナー、42はパ
ソコン、43はプリンターである。情報記録媒体を、フ
ィルムスキャナー(ニコン社製、LS−3500)によ
り記録情報を読み取り、その情報を昇華転写プリンター
(JVC社製、SP−5500)を使用して情報出力し
た結果、グレースケールに応じた良好な印刷物が得られ
た。液晶の配向により記録された情報は、目視による読
み取りが可能な可視情報であるが、投影機により拡大し
て読み取ることもでき、レーザースキャニング、或いは
CCDを用いて高精度で情報を読み取ることができる。
なお必要に応じてシュリーレン光学系を用いることによ
り散乱光を防ぐことができる。以上、情報記録媒体とし
て、情報露光による記録を液晶の配向により可視化した
状態とするものであるが、液晶と合成樹脂との組合せを
選ぶことにより、一旦配向し、可視化した情報は消去せ
ず、メモリ性を付与することができる。また、等方相転
移付近の高温に加熱すると、メモリーを消去することが
できるので、再度の情報記録に使用することができる。
【0067】情報記録システムにおける情報記録媒体と
しては、例えば特開平3−7942号公報等に記載され
る電荷保持層を情報記録層とする静電情報記録媒体を使
用してもよく、この場合には情報は情報記録媒体におい
て静電荷の形で蓄積されるので、その静電電荷をトナー
現像するか、またはその静電電荷を例えば特開平1−2
90366号公報等に記載されるように電位読み取りに
より再生することができる。また、特開平4−4634
7号公報等に記載される、熱可塑性樹脂層を情報記録層
とする情報記録媒体を使用してもよく、この場合には、
上記同様に情報を静電荷の形で表面に蓄積した後、熱可
塑性樹脂層が加熱されることにより、情報をフロスト像
として蓄積し、可視情報として情報再生することが可能
である。
【0068】
【作用】本発明は、基材上に電極層を設け、電極層上に
電荷発生層と電荷輸送層からなる光導電層を積層した光
センサーと、電極層上に電界または電荷により情報記録
が可能な情報記録層を積層した情報記録媒体とが対向し
て配置され、両電極間に電圧を印加した状態での情報記
録により情報記録媒体への情報記録システムにおける光
センサーにおいて、特定の化学構造をビスアゾ顔料を含
有した電荷発生層を使用したので、光センサーの増幅率
が増大し、高感度の情報記録が可能となり、またまた光
照射を終了しても、電圧を印加し続けるとその導電性を
持続し、光照射量に相当する電界または電荷量以上の電
界または電荷量を情報記録媒体に付与しうる機能を有す
るので、より高感度の情報記録が可能となる。
【0069】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 実施例1 充分に洗浄した厚さ1.1mmのガラス基板上に、スパ
ッタリングによって、面積抵抗80Ω/□、膜厚50n
mのITO膜を成膜し透明電極層を形成した。透明電極
層上に、電荷発生物質として下記構造
【0070】
【化15】
【0071】を有するフルオレノンアゾ顔料3重量部と
バインダー樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡製 バ
イロン200)1重量部、溶媒としてテトラヒドロフラ
ン196重量部を混合し、混合機により十分に混練を行
い塗布液を作製した。
【0072】次に、電荷輸送物質として下記構造
【0073】
【化16】
【0074】のパラジメチルスチルベン25重量部と、
ポリスチレン樹脂(デンカ社製、HRM−3)5重量部
とを、ジクロロメタン:クロロベンゼン=68:102
の混合溶媒170重量部と混合溶解した塗布液を作製し
た。この溶液を先に作製した電荷発生層上に塗布し、8
0℃、2時間乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形
成して光センサーを作製した。
【0075】一方、ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート4重量部、スメクチック液晶S6(メルク社
製)6重量部、フッ素系界面活性剤フロラードFC−4
30(住友スリーエム社製)0.2重量部、光重合開始
剤ダロキュア1173(チバガイギー社製)0.2部の
混合物をキシレンにて固形分30重量%に調整した。こ
の溶液を、ガラス基板上にスパッタリングによって形成
した膜厚50nm、表面抵抗値80Ω/□のITOから
なる透明電極層上に、50μmの間隔に設定したブレー
ドコーターで塗布し、これを50℃に保持し、0.3J
/cm2 の紫外線光を照射して、膜厚6μmの高分子分
散型液晶よりなる情報記録媒体を作製した。
【0076】ついで、光センサーと情報記録媒体を対抗
させて、両者の周辺部には膜厚9μmのポリイミドフィ
ルムをスペーサーとして配置し、光センサーと情報記録
媒体との間に9μmの空隙を形成して接地した。次い
で、光センサー側からグレースケールを露光量0.1〜
10ルクスで投影露光すると同時に、表5に記載する直
流電圧を光センサー側電極層を正、情報記録媒体側電極
層を負として0.03秒間印加した。その結果、グレー
スケールに対応した透過像が情報記録層に形成され、グ
レースケールの低露光量側でも十分なコントラストが得
られる像が透過光により確認できた。更に、この情報記
録媒体をCCDラインセンサーを用いたスキャナーによ
り読み取り、昇華プリンターで出力した結果、階調性を
有し、高解像度のハードコピーが得られた。
【0077】
【発明の効果】本発明は、基材上に電極層を設け、電極
層上に光導電層を積層した光センサーと、電極層上に電
界または電荷により情報記録が可能な情報記録層を積層
した情報記録媒体とが対向して配置され、両電極間に電
圧を印加した状態での情報記録により情報記録媒体への
情報記録システムにおける光センサーにおいて、特定の
化学構造を有するビスアゾ顔料を含有した電荷発生層を
形成したので、光センサーの増幅率が増大し、高感度の
情報記録が可能となり、また光照射を終了しても、電圧
を印加し続けるとその導電性を持続し、光照射量に相当
する電界または電荷量以上の電界または電荷量を情報記
録媒体に付与しうる機能を有する光センサーによって高
感度の情報記録が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光センサーを説明する断面図である。
【図2】本発明の第1の情報記録システム説明する断面
図である。
【図3】本発明の第2の情報記録システム説明する断面
図である。
【図4】本発明の光センサーの光電流の増幅作用を説明
するために使用した測定系で使用したグリーンフィルタ
ーの分光特性を示す図である。
【図5】比較用センサーの光電流増幅作用の測定結果を
説明する図である。
【図6】比較用センサーの光照射中における量子効率の
変化を示す図である。
【図7】本発明の光センサーにおける光電流増幅作用を
説明する図である。
【図8】本発明の光センサーの光照射中における量子効
率の変化を示す図である。
【図9】比較用センサーにおける電流量の積分値(電荷
量)の時間変化を説明する図である。
【図10】本発明の光センサーにおける電流量の積分値
(電荷量)の時間変化を説明する図である。
【図11】本発明の情報記録方法を説明する図である。
【図12】本発明の情報記録方法を説明するための図で
ある。
【図13】本発明の情報記録システムにおける記録情報
の再生方法を説明するための図である。
【図14】本発明の情報記録システムにおける記録情報
の他の再生方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1…光センサー、2…情報記録媒体、11…情報記録
層、13、13′…電極層、14′…電荷発生層、1
4″…電荷輸送層、15…基板、19…スペーサー、2
0…誘電体層、21…光源、22…駆動機構を有するシ
ャッター、23…パルスジェネレーター(電源)、24
…暗箱、30…金電極、31…光源、32…シャッタ
ー、33…シャッター駆動機構、34…パルスジェネレ
ーター(電源)、35…オシロスコープ、41…フィル
ムスキャナー、42…パソコン、43…プリンター

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に形成した電極層上に電荷発生層
    と電荷輸送層の少なくとも二層からなり情報記録媒体へ
    の情報形成に使用され、情報記録媒体に付与される電界
    強度または電荷量が光照射につれて増幅され、また光照
    射を終了した後でも電圧を印加し続けるとその導電性を
    持続し、引き続き電界強度または電荷量を情報記録媒体
    に付与し続ける作用を有する光センサーにおいて、該電
    荷発生層が、電荷発生物質として主鎖に複数個のベンゼ
    ン環を有するビスアゾ顔料の少なくとも一種を含有する
    ことを特徴とする光センサー。
  2. 【請求項2】 ビスアゾ顔料がカップラー残基をAで表
    す下記の一般式(1)〜(10)で示す化合物であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光センサー。 【化1】
  3. 【請求項3】 カップラー残基Aが下記の一般式(1
    1)〜(20)で示すビスアゾ顔料であることを特徴と
    する請求項2記載の光センサー。 【化2】
  4. 【請求項4】 基材上に形成した電極層上に電荷発生層
    と電荷輸送層の少なくとも二層を設けた情報記録媒体へ
    の情報形成に使用され、情報記録媒体に付与される電界
    強度または電荷量が光照射につれて増幅され、また光照
    射を終了した後でも電圧を印加し続けるとその導電性を
    持続し、引き続き電界強度または電荷量を情報記録媒体
    に付与し続ける作用を有する請求項1〜3に記載の光セ
    ンサーと、基材上に設けた電極層上に情報記録層を積層
    した情報記録媒体からなる情報記録装置において、情報
    記録層が液晶相および樹脂相からなる情報記録媒体から
    なり、光センサーと情報記録媒体の少なくともいずれか
    一方の電極層を透明電極とするとともに、光センサーと
    情報記録媒体を間隙を設けて光軸上に対向配置し、両電
    極層間に電圧印加を可能に結線したことを特徴とする情
    報記録装置。
  5. 【請求項5】 基材上に形成した電極層上に電荷発生層
    と電荷輸送層の少なくとも二層を設けた情報記録媒体へ
    の情報形成に使用され、情報記録媒体に付与される電界
    強度または電荷量が光照射につれて増幅され、また光照
    射を終了した後でも電圧を印加し続けるとその導電性を
    持続し、引き続き電界強度または電荷量を情報記録媒体
    に付与し続ける作用を有する請求項1〜3に記載の光セ
    ンサーと、基材上に設けた電極層上に情報記録層を積層
    した情報記録媒体からなる情報記録装置において、情報
    記録層が液晶相および樹脂相からなる情報記録媒体から
    なり、光センサーと情報記録媒体の少なくともいずれか
    一方の電極層を透明電極とするとともに、光センサーと
    情報記録媒体を間隙を設けて光軸上に対向配置し、両電
    極層間に電圧を印加しつつ光情報によって露光し、露光
    に応じて液晶層を配向させて情報記録を行い、透過光あ
    るいは反射光により可視情報として情報記録媒体に記録
    した記録情報の再生を行うことを特徴とする情報記録方
    法。
  6. 【請求項6】 基材上に、下部電極層、電荷発生層、電
    荷輸送層、誘電体層、情報記録層、上部電極層を積層し
    ており、下部電極層、電荷発生層、電荷輸送層からなる
    光センサー部が情報記録層への情報形成に使用され、情
    報記録層に付与される電界強度または電荷量が光照射に
    つれて増幅され、また光照射を終了した後でも電圧を印
    加し続けるとその導電性を持続し、引き続き電界強度ま
    たは電荷量を情報記録層に付与し続ける作用を有する情
    報記録媒体において、下部電極、上部電極の少なくとも
    いずれか一方は透明電極であり、光センサー部が請求項
    1〜3記載の光センサーであり、情報記録層が液晶層お
    よび樹脂層からなり、両電極層間に電圧印加可能に結線
    したことを特徴とする情報記録装置。
  7. 【請求項7】 基材上に、下部電極層、電荷発生層、電
    荷輸送層、誘電体層、情報記録層、上部電極層を積層し
    ており、下部電極層、電荷発生層、電荷輸送層からなる
    光センサー部が情報記録層への情報形成に使用され、情
    報記録層に付与される電界強度または電荷量が光照射に
    つれて増幅され、また光照射を終了した後でも電圧を印
    加し続けるとその導電性を持続し、引き続き電界強度ま
    たは電荷量を情報記録層に付与し続ける作用を有する情
    報記録媒体を使用した情報記録再生方法において、下部
    電極、上部電極の少なくともいずれか一方は透明電極で
    あり、光センサー部が請求項1〜3記載の光センサーで
    あり、情報記録層が液晶層および樹脂層からなる情報記
    録媒体からなり、上部電極層と下部電極層間に電圧を印
    加しつつ光情報によって露光し、露光に応じて液晶層を
    配向させて情報記録を行い、透過光あるいは反射光によ
    り可視情報として情報記録媒体に記録した記録情報の再
    生を行うことを特徴とする情報記録方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391058B1 (ko) * 1999-09-29 2003-07-16 가부시끼가이샤 도시바 기록 매체, 기록 장치 및 기록 방법

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