JPH06309029A - 移動車位置検出装置 - Google Patents
移動車位置検出装置Info
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- JPH06309029A JPH06309029A JP5095675A JP9567593A JPH06309029A JP H06309029 A JPH06309029 A JP H06309029A JP 5095675 A JP5095675 A JP 5095675A JP 9567593 A JP9567593 A JP 9567593A JP H06309029 A JPH06309029 A JP H06309029A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 40
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 16
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 移動車のずれ量及び傾きを判別する判別方法
を簡単にして、安価な移動車位置検出装置を提供する。 【構成】 移動車Aに、ステーションSTの側面の基準
部材101を検出する基準部材検出手段Uと、この基準
部材検出手段Uの検出情報に基づいて移動車の位置ずれ
量及び傾きを判別する判別手段とが設けられている移動
車位置検出装置において、基準部材検出手段Uが、基準
部材101を撮像する撮像手段S3と、基準部材との距
離を測定する距離センサS1,S2とを、移動車前後方
向に所定間隔離して設置して構成され、基準部材101
が、撮像手段S3にて位置ずれ量を判別するための情報
を表示する表示部M3と、距離センサにて距離を測定す
る平面状の被測定部M1,M2とを、移動車前後方向に
所定間隔離して設置して構成され、判別手段が、撮像手
段と距離センサとの検出情報に基づいて移動車の位置ず
れ量及び傾きを判別するように構成される。
を簡単にして、安価な移動車位置検出装置を提供する。 【構成】 移動車Aに、ステーションSTの側面の基準
部材101を検出する基準部材検出手段Uと、この基準
部材検出手段Uの検出情報に基づいて移動車の位置ずれ
量及び傾きを判別する判別手段とが設けられている移動
車位置検出装置において、基準部材検出手段Uが、基準
部材101を撮像する撮像手段S3と、基準部材との距
離を測定する距離センサS1,S2とを、移動車前後方
向に所定間隔離して設置して構成され、基準部材101
が、撮像手段S3にて位置ずれ量を判別するための情報
を表示する表示部M3と、距離センサにて距離を測定す
る平面状の被測定部M1,M2とを、移動車前後方向に
所定間隔離して設置して構成され、判別手段が、撮像手
段と距離センサとの検出情報に基づいて移動車の位置ず
れ量及び傾きを判別するように構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステーションの移動車
走行経路側の側面に、前記ステーションにおける設定適
正状態に対する移動車の位置ずれ量及び傾きを判別させ
るための情報を表示する基準部材が設けられ、前記移動
車に、前記基準部材を検出する基準部材検出手段と、こ
の基準部材検出手段の検出情報に基づいて前記移動車の
位置ずれ量及び傾きを判別する判別手段とが設けられて
いる移動車位置検出装置に関する。
走行経路側の側面に、前記ステーションにおける設定適
正状態に対する移動車の位置ずれ量及び傾きを判別させ
るための情報を表示する基準部材が設けられ、前記移動
車に、前記基準部材を検出する基準部材検出手段と、こ
の基準部材検出手段の検出情報に基づいて前記移動車の
位置ずれ量及び傾きを判別する判別手段とが設けられて
いる移動車位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記移動車の位置検出装置は、移動車が
ステーションに停止したときの状態(設定適正状態)に
対する移動車の位置ずれ量(車体前後方向でのずれ量、
及び車体横幅方向でのずれ量)及び傾きを検出し、この
検出結果に基づいて、移動車の位置ずれ量及び傾きを判
別するものである。そして、従来の位置検出装置では、
ステーションの移動車走行経路側の側面に沿って複数個
の反射板からなる基準部材を設置するとともに、これら
の各反射板に対応させて移動車側側面に光反射式の距離
センサーを設けて各反射板と各距離センサーとの間の距
離を検出し、この距離情報から上記ずれ量を判別するよ
うにしていた。但し、上記光反射式の距離センサーは、
単に反射板と距離センサーとの間の距離を検出するだけ
であるので、移動車のずれ量及び傾きを検出するには、
少なくとも1個の反射板の反射面をその他の反射板に対
して斜め形状に構成していた(例えば、特開昭60−1
7507号公報参照)。
ステーションに停止したときの状態(設定適正状態)に
対する移動車の位置ずれ量(車体前後方向でのずれ量、
及び車体横幅方向でのずれ量)及び傾きを検出し、この
検出結果に基づいて、移動車の位置ずれ量及び傾きを判
別するものである。そして、従来の位置検出装置では、
ステーションの移動車走行経路側の側面に沿って複数個
の反射板からなる基準部材を設置するとともに、これら
の各反射板に対応させて移動車側側面に光反射式の距離
センサーを設けて各反射板と各距離センサーとの間の距
離を検出し、この距離情報から上記ずれ量を判別するよ
うにしていた。但し、上記光反射式の距離センサーは、
単に反射板と距離センサーとの間の距離を検出するだけ
であるので、移動車のずれ量及び傾きを検出するには、
少なくとも1個の反射板の反射面をその他の反射板に対
して斜め形状に構成していた(例えば、特開昭60−1
7507号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の位置検出装
置では、少なくとも1個の反射板の反射面を斜め形状に
する必要があるために、基準部材が複雑化してその製作
及び設置に手間を要し高価になるという欠点があった。
更に、上記斜め形状を凸状に形成した場合にはその凸部
に移動車が接触しないように制御する必要があり、万が
一接触した場合には反射板等が損傷するおそれもあっ
た。
置では、少なくとも1個の反射板の反射面を斜め形状に
する必要があるために、基準部材が複雑化してその製作
及び設置に手間を要し高価になるという欠点があった。
更に、上記斜め形状を凸状に形成した場合にはその凸部
に移動車が接触しないように制御する必要があり、万が
一接触した場合には反射板等が損傷するおそれもあっ
た。
【0004】そのため、上記問題点を解決する方法とし
て、ステーションの移動車走行経路側の側面に沿って、
移動車のずれ量及び傾きを判別するためのマークを表示
させた表示部を複数個設置すると共に、これらの各表示
部夫々に対応させて移動車側側面にTVカメラ等の撮像
手段を複数個設けて各表示部を撮像し、この撮像情報に
基づいて移動車のずれ量及び傾きを判別する方法が提案
されている(例えば、本発明人が提案した特願平4−2
95557号参照)。
て、ステーションの移動車走行経路側の側面に沿って、
移動車のずれ量及び傾きを判別するためのマークを表示
させた表示部を複数個設置すると共に、これらの各表示
部夫々に対応させて移動車側側面にTVカメラ等の撮像
手段を複数個設けて各表示部を撮像し、この撮像情報に
基づいて移動車のずれ量及び傾きを判別する方法が提案
されている(例えば、本発明人が提案した特願平4−2
95557号参照)。
【0005】しかしながら、上記方法では、TVカメラ
等の撮像手段が少なくとも2個必要であり、これらの撮
像情報に基づいて画像処理を行うため処理が複雑であ
り、しかも、撮像手段が高価であるという問題があっ
た。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上記両従来技術の欠点を解消すべく、
移動車のずれ量及び傾きを判別する判別方法を簡単にす
ると共に、基準部材を簡素化してその製作及び設置を容
易にして、安価な移動車位置検出装置を提供することに
ある。
等の撮像手段が少なくとも2個必要であり、これらの撮
像情報に基づいて画像処理を行うため処理が複雑であ
り、しかも、撮像手段が高価であるという問題があっ
た。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上記両従来技術の欠点を解消すべく、
移動車のずれ量及び傾きを判別する判別方法を簡単にす
ると共に、基準部材を簡素化してその製作及び設置を容
易にして、安価な移動車位置検出装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の移動車位置検出
装置は、ステーションの移動車走行経路側の側面に、前
記ステーションにおける設定適正状態に対する移動車の
位置ずれ量及び傾きを判別させるための情報を表示する
基準部材が設けられ、前記移動車に、前記基準部材を検
出する基準部材検出手段と、この基準部材検出手段の検
出情報に基づいて前記移動車の位置ずれ量及び傾きを判
別する判別手段とが設けられているものであって、その
第1特徴構成は、前記基準部材検出手段が、前記基準部
材を撮像してその表示情報を読み取る撮像手段と、前記
基準部材との距離を測定する距離センサとを、移動車前
後方向に所定間隔離して設置して構成されており、前記
基準部材が、前記撮像手段にて前記位置ずれ量を判別す
るための情報を表示する表示部と、前記距離センサにて
距離を測定する平面状の被測定部とを、移動車前後方向
に所定間隔離して設置して構成されており、前記判別手
段が、前記撮像手段と前記距離センサとの検出情報に基
づいて前記移動車の位置ずれ量及び傾きを判別するよう
に構成されている点にある。第2特徴構成は、一対の前
記距離センサが、前記撮像手段に対して移動車前後方向
に振り分けて設置され、一対の前記被測定部が、前記表
示部に対して移動車前後方向に振り分けて設置され、前
記判別手段が、前記一対の距離センサの検出情報に基づ
いて前記移動車の傾きを判別し、前記撮像手段及び前記
一対の距離センサの検出情報に基づいて前記移動車の前
後方向及び左右方向の位置ずれ量を判別するように構成
されている点にある。
装置は、ステーションの移動車走行経路側の側面に、前
記ステーションにおける設定適正状態に対する移動車の
位置ずれ量及び傾きを判別させるための情報を表示する
基準部材が設けられ、前記移動車に、前記基準部材を検
出する基準部材検出手段と、この基準部材検出手段の検
出情報に基づいて前記移動車の位置ずれ量及び傾きを判
別する判別手段とが設けられているものであって、その
第1特徴構成は、前記基準部材検出手段が、前記基準部
材を撮像してその表示情報を読み取る撮像手段と、前記
基準部材との距離を測定する距離センサとを、移動車前
後方向に所定間隔離して設置して構成されており、前記
基準部材が、前記撮像手段にて前記位置ずれ量を判別す
るための情報を表示する表示部と、前記距離センサにて
距離を測定する平面状の被測定部とを、移動車前後方向
に所定間隔離して設置して構成されており、前記判別手
段が、前記撮像手段と前記距離センサとの検出情報に基
づいて前記移動車の位置ずれ量及び傾きを判別するよう
に構成されている点にある。第2特徴構成は、一対の前
記距離センサが、前記撮像手段に対して移動車前後方向
に振り分けて設置され、一対の前記被測定部が、前記表
示部に対して移動車前後方向に振り分けて設置され、前
記判別手段が、前記一対の距離センサの検出情報に基づ
いて前記移動車の傾きを判別し、前記撮像手段及び前記
一対の距離センサの検出情報に基づいて前記移動車の前
後方向及び左右方向の位置ずれ量を判別するように構成
されている点にある。
【0007】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、例えば1台の
撮像手段と1台の距離センサとが移動車に設け、ステー
ションの移動車走行経路側の側面の前記撮像手段と距離
センサとに対応した位置に表示部と被測定部とを設け、
移動車がステーションの横側方に位置すると、表示部の
表示情報が移動車の撮像手段によって読み取られ、被測
定部との距離が移動車の距離センサによって検出され、
それらの情報より移動車の位置ずれ量及び傾きが判別さ
れる。第2特徴構成によれば、1台の撮像手段とその撮
像手段に対して移動車前後方向に振り分けて設置された
一対の距離センサとが移動車に設けられており、一対の
距離センサの距離情報に基づいて移動車の傾きが判別さ
れ、1台の撮像手段の読み取り情報と一対の距離センサ
の距離情報とに基づいて、移動車の位置ずれ量が判別さ
れる。
撮像手段と1台の距離センサとが移動車に設け、ステー
ションの移動車走行経路側の側面の前記撮像手段と距離
センサとに対応した位置に表示部と被測定部とを設け、
移動車がステーションの横側方に位置すると、表示部の
表示情報が移動車の撮像手段によって読み取られ、被測
定部との距離が移動車の距離センサによって検出され、
それらの情報より移動車の位置ずれ量及び傾きが判別さ
れる。第2特徴構成によれば、1台の撮像手段とその撮
像手段に対して移動車前後方向に振り分けて設置された
一対の距離センサとが移動車に設けられており、一対の
距離センサの距離情報に基づいて移動車の傾きが判別さ
れ、1台の撮像手段の読み取り情報と一対の距離センサ
の距離情報とに基づいて、移動車の位置ずれ量が判別さ
れる。
【0008】
【発明の効果】本発明の第1特徴構成によれば、例えば
1台の撮像手段と1台の距離センサとにより、移動車の
位置ずれ量及び傾きを判別することができるので、撮像
手段が1台で済み、従って、簡単な画像処理で移動車の
ずれ量及び傾きを判別することができ、且つ、安価な移
動車位置検出装置を提供するに至った。同時に、基準部
材の表示面を従来のように斜め形状例えば凸形状にする
必要がなく平面状にできるので、例えばシート状に形成
した基準部材をステーションの側面に貼着する等その製
作及び設置を容易且つ安価に行うことができ、又、例え
ば凸形状の場合ような移動車と基準部材との接触による
それらの損傷も回避される。第2特徴構成によれば、一
対の距離センサにより移動車の傾きを判別するように構
成されているので、第1特徴構成による効果を維持しな
がらも、1台の撮像手段と1台の距離センサとを使用し
た場合に比べ、より高精度に移動車の傾きを判別するこ
とができる。
1台の撮像手段と1台の距離センサとにより、移動車の
位置ずれ量及び傾きを判別することができるので、撮像
手段が1台で済み、従って、簡単な画像処理で移動車の
ずれ量及び傾きを判別することができ、且つ、安価な移
動車位置検出装置を提供するに至った。同時に、基準部
材の表示面を従来のように斜め形状例えば凸形状にする
必要がなく平面状にできるので、例えばシート状に形成
した基準部材をステーションの側面に貼着する等その製
作及び設置を容易且つ安価に行うことができ、又、例え
ば凸形状の場合ような移動車と基準部材との接触による
それらの損傷も回避される。第2特徴構成によれば、一
対の距離センサにより移動車の傾きを判別するように構
成されているので、第1特徴構成による効果を維持しな
がらも、1台の撮像手段と1台の距離センサとを使用し
た場合に比べ、より高精度に移動車の傾きを判別するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4に示すように、複数の移動車A(A1〜A
3)が停止して物品の移載作業を行うための複数のステ
ーションST(ST1〜ST5)が設置され、これらの
ステーションSTより設定距離離れた基準点Z(Z1〜
Z5)夫々を通過するように走行コースL1が設定され
ており、移動車Aは、この走行コースL1での走行と、
上記基準点Z−ステーションST間L2での走行とを行
って、各ステーション間を自律走行するように構成され
ている。尚、図5は、実際の搬送設備のレイアウトを簡
略化して描いており、各移動車Aは、地上側の管理手段
Cから作業指令が与えられるに伴って、ステーションS
Tの何れかで物品を積込み、その物品を他の何れかのス
テーションSTに卸す場合を想定している。
する。図4に示すように、複数の移動車A(A1〜A
3)が停止して物品の移載作業を行うための複数のステ
ーションST(ST1〜ST5)が設置され、これらの
ステーションSTより設定距離離れた基準点Z(Z1〜
Z5)夫々を通過するように走行コースL1が設定され
ており、移動車Aは、この走行コースL1での走行と、
上記基準点Z−ステーションST間L2での走行とを行
って、各ステーション間を自律走行するように構成され
ている。尚、図5は、実際の搬送設備のレイアウトを簡
略化して描いており、各移動車Aは、地上側の管理手段
Cから作業指令が与えられるに伴って、ステーションS
Tの何れかで物品を積込み、その物品を他の何れかのス
テーションSTに卸す場合を想定している。
【0010】次に移動車Aの構成について説明する。移
動車Aは、図1、図3に示すように、2個の走行用の駆
動輪3と、2個の従動輪4とにより走行するように構成
されており、この駆動輪3は、走行用モータ33にて駆
動輪3を推進駆動させると共に、操向用モータ32にて
操向駆動されるように構成されている。更に、図1〜図
3に示すように、移動車Aには、移動車Aの走行路のマ
ップ情報を記憶した記憶装置59と、このマップの基準
方向に対する移動車Aの傾きを検出する方向検出手段と
してのレートジャイロ51と、移動車Aの走行距離を検
出する走行距離検出手段としてのエンコーダ52と、移
動車Aの現在位置及び傾きを検出する現在位置検出手段
54と、移動車Aの走行を制御する制御手段55と、管
理手段Cとの間で無線通信を行う移動車A側の通信装置
56と、ステーションSTで物品の移載作業を行う際に
ステーションSTとの間で物品の載置状態を通信する光
通信装置57とが設けられている。尚、図中、53は走
行用モータ33のモータ駆動回路であり、走行用モータ
33は、モータ駆動回路53及びエンコーダ52を内蔵
している。又、移動車Aの左側面には、上記光通信装置
57と一対の距離センサS1,S2と撮像手段としての
イメージセンサS3とが設けられており、一対の距離セ
ンサS1,S2は、図1の如く、イメージセンサS3に
対して車体前後方向に距離e離して振り分けて設置され
ている。
動車Aは、図1、図3に示すように、2個の走行用の駆
動輪3と、2個の従動輪4とにより走行するように構成
されており、この駆動輪3は、走行用モータ33にて駆
動輪3を推進駆動させると共に、操向用モータ32にて
操向駆動されるように構成されている。更に、図1〜図
3に示すように、移動車Aには、移動車Aの走行路のマ
ップ情報を記憶した記憶装置59と、このマップの基準
方向に対する移動車Aの傾きを検出する方向検出手段と
してのレートジャイロ51と、移動車Aの走行距離を検
出する走行距離検出手段としてのエンコーダ52と、移
動車Aの現在位置及び傾きを検出する現在位置検出手段
54と、移動車Aの走行を制御する制御手段55と、管
理手段Cとの間で無線通信を行う移動車A側の通信装置
56と、ステーションSTで物品の移載作業を行う際に
ステーションSTとの間で物品の載置状態を通信する光
通信装置57とが設けられている。尚、図中、53は走
行用モータ33のモータ駆動回路であり、走行用モータ
33は、モータ駆動回路53及びエンコーダ52を内蔵
している。又、移動車Aの左側面には、上記光通信装置
57と一対の距離センサS1,S2と撮像手段としての
イメージセンサS3とが設けられており、一対の距離セ
ンサS1,S2は、図1の如く、イメージセンサS3に
対して車体前後方向に距離e離して振り分けて設置され
ている。
【0011】次に、駆動輪3及び従動輪4の構造を、図
3,図4にて説明する。走行用モータ33は、駆動スプ
ロケット61、チェーン62、従動スプロケット63を
介して駆動輪3を駆動するように構成されている。尚、
図中64は、チェーン62のテンション用スプロケット
である。駆動輪3は、縦軸芯P周りで回動するようにベ
アリング65を介して車体フレーム2に取り付けられて
いる。操向用モータ32は、駆動スプロケット68、チ
ェーン67、従動スプロケット66を介して駆動輪3の
操向を制御するように構成されている。従動輪4は、縦
軸芯Q周りで自由に回動するようにベアリング69を介
して車体フレーム2に取り付けられている。尚、図中、
1は物品を移載するための移動車Aの物品移載装置であ
り、その構成は省略するものとする。
3,図4にて説明する。走行用モータ33は、駆動スプ
ロケット61、チェーン62、従動スプロケット63を
介して駆動輪3を駆動するように構成されている。尚、
図中64は、チェーン62のテンション用スプロケット
である。駆動輪3は、縦軸芯P周りで回動するようにベ
アリング65を介して車体フレーム2に取り付けられて
いる。操向用モータ32は、駆動スプロケット68、チ
ェーン67、従動スプロケット66を介して駆動輪3の
操向を制御するように構成されている。従動輪4は、縦
軸芯Q周りで自由に回動するようにベアリング69を介
して車体フレーム2に取り付けられている。尚、図中、
1は物品を移載するための移動車Aの物品移載装置であ
り、その構成は省略するものとする。
【0012】次に、記憶装置59について説明する。こ
の記憶装置59には、移動車Aの走行路面上(マップ
上)における、各ステーションSTでの停止位置、前記
基準点Zの位置、及び前記基準点Z夫々を通過する走行
コースL1の走行路位置等のマップ情報と、各ステーシ
ョンST夫々を区別する識別情報とより構成されてい
る。
の記憶装置59には、移動車Aの走行路面上(マップ
上)における、各ステーションSTでの停止位置、前記
基準点Zの位置、及び前記基準点Z夫々を通過する走行
コースL1の走行路位置等のマップ情報と、各ステーシ
ョンST夫々を区別する識別情報とより構成されてい
る。
【0013】次に、ステーションSTについて説明す
る。ステーションSTの移動車走行経路側の側面には、
図1に示すように、移動車Aの光通信装置57と通信を
行うための光通信装置100と、ステーションSTにお
ける設定適正状態に対する移動車Aの位置ずれ量及び傾
きを判別させるための情報を表示する基準部材101と
が設けられている。この基準部材101には、図6に示
すように、移動車Aの一対の距離センサS1,S2とイ
メージセンサS3とに対向した位置に、一対の被測定部
M1,M2と移動車Aの位置ずれ量を判別するための情
報を表示する表示部M3とが設けられている。尚、この
一対の被測定部M1,M2は、白色の平面にて構成され
ており、表示部M3に対して移動車前後方向に距離e離
して振り分けて設置されている。表示部M3には、白色
の背景の中に横方向及び縦方向が夫々所定幅p,qに形
成された長方形の黒色部(以下マークmという)が設け
られており、このマークmの中心と表示部M3の中心m
cとが一致するようにマークmは構成されている。従っ
て、移動車Aの距離センサS1,S2は、被測定部M
1,M2夫々との距離を測定し、イメージセンサS3
は、表示部M3に表示された表示情報(マークm)を読
み取るように構成されている。尚、ステーションSTに
は、図2に示すように、管理手段Cと通信を行うための
通信装置(図示せず)が設けられており、この通信装置
を介してステーションSTから管理手段Cに対して物品
の搬送要求を行うように構成されている。
る。ステーションSTの移動車走行経路側の側面には、
図1に示すように、移動車Aの光通信装置57と通信を
行うための光通信装置100と、ステーションSTにお
ける設定適正状態に対する移動車Aの位置ずれ量及び傾
きを判別させるための情報を表示する基準部材101と
が設けられている。この基準部材101には、図6に示
すように、移動車Aの一対の距離センサS1,S2とイ
メージセンサS3とに対向した位置に、一対の被測定部
M1,M2と移動車Aの位置ずれ量を判別するための情
報を表示する表示部M3とが設けられている。尚、この
一対の被測定部M1,M2は、白色の平面にて構成され
ており、表示部M3に対して移動車前後方向に距離e離
して振り分けて設置されている。表示部M3には、白色
の背景の中に横方向及び縦方向が夫々所定幅p,qに形
成された長方形の黒色部(以下マークmという)が設け
られており、このマークmの中心と表示部M3の中心m
cとが一致するようにマークmは構成されている。従っ
て、移動車Aの距離センサS1,S2は、被測定部M
1,M2夫々との距離を測定し、イメージセンサS3
は、表示部M3に表示された表示情報(マークm)を読
み取るように構成されている。尚、ステーションSTに
は、図2に示すように、管理手段Cと通信を行うための
通信装置(図示せず)が設けられており、この通信装置
を介してステーションSTから管理手段Cに対して物品
の搬送要求を行うように構成されている。
【0014】次に、現在位置検出手段54について説明
する。この現在位置検出手段54は、移動車Aが走行コ
ースL1を走行する場合には、前記レートジャイロ51
とエンコーダ52との検出結果に基づいて、マップ上に
おける移動車Aの現在位置及び傾きを検出するように構
成されており、基準点Z−ステーションST間L2を走
行する場合には、距離センサS1,S2及びイメージセ
ンサS3の検出情報に基づいてステーションSTにおけ
る設定適正状態(適正停止状態)に対する移動車Aの位
置ずれ量及び傾きを検出するように構成されている。従
って、距離センサS1,S2及びイメージセンサS3
は、ステーションSTに設けられた基準部材101を検
出する基準部材検出手段Uとして機能し、現在位置検出
手段54は、ステーションSTにおける設定適正状態
(適正停止状態)に対する移動車Aの位置ずれ量及び傾
きを判別する判別手段といて機能する。尚、図1は、移
動車AがステーションSTに停止したときの設定適正状
態つまり適正停止状態を示している。
する。この現在位置検出手段54は、移動車Aが走行コ
ースL1を走行する場合には、前記レートジャイロ51
とエンコーダ52との検出結果に基づいて、マップ上に
おける移動車Aの現在位置及び傾きを検出するように構
成されており、基準点Z−ステーションST間L2を走
行する場合には、距離センサS1,S2及びイメージセ
ンサS3の検出情報に基づいてステーションSTにおけ
る設定適正状態(適正停止状態)に対する移動車Aの位
置ずれ量及び傾きを検出するように構成されている。従
って、距離センサS1,S2及びイメージセンサS3
は、ステーションSTに設けられた基準部材101を検
出する基準部材検出手段Uとして機能し、現在位置検出
手段54は、ステーションSTにおける設定適正状態
(適正停止状態)に対する移動車Aの位置ずれ量及び傾
きを判別する判別手段といて機能する。尚、図1は、移
動車AがステーションSTに停止したときの設定適正状
態つまり適正停止状態を示している。
【0015】次に、現在位置検出手段54が、距離セン
サS1,S2及びイメージセンサS3の検出結果に基づ
いて、ステーションSTにおける設定適正状態(適正停
止状態)に対する移動車Aの位置ずれ量及び傾きを検出
する検出方法を、図6〜図9に基づいて説明する。移動
車AがステーションSTの横側方に位置すると、図7に
示すように、前記マークmをイメージセンサS3によっ
て撮像されてイメージセンサS3の画面内に捉えられ
る。ここで、移動車AがステーションSTに停止した設
定適正状態において、イメージセンサS3の画面中心G
cがステーションSTの側面の前記表示部M3のマーク
mの中心位置mcと一致するように構成されている。そ
して、移動車Aが、例えば図9に示すように、移動車A
の車体中心Gが設定適正状態よりも後方側で且つステー
ションSTから離れる方向に位置ずれし、又、車体後方
側が車体前方側に較べてステーションSTに近づく状態
にある場合には、マークmの中心mcが画面内の中心G
cよりも右側に位置している。
サS1,S2及びイメージセンサS3の検出結果に基づ
いて、ステーションSTにおける設定適正状態(適正停
止状態)に対する移動車Aの位置ずれ量及び傾きを検出
する検出方法を、図6〜図9に基づいて説明する。移動
車AがステーションSTの横側方に位置すると、図7に
示すように、前記マークmをイメージセンサS3によっ
て撮像されてイメージセンサS3の画面内に捉えられ
る。ここで、移動車AがステーションSTに停止した設
定適正状態において、イメージセンサS3の画面中心G
cがステーションSTの側面の前記表示部M3のマーク
mの中心位置mcと一致するように構成されている。そ
して、移動車Aが、例えば図9に示すように、移動車A
の車体中心Gが設定適正状態よりも後方側で且つステー
ションSTから離れる方向に位置ずれし、又、車体後方
側が車体前方側に較べてステーションSTに近づく状態
にある場合には、マークmの中心mcが画面内の中心G
cよりも右側に位置している。
【0016】そして、検出マークmの中心mcと画面の
中心Gcとの画面内での位置ずれ、具体的には、図8に
示すように検出マークmの画面内中央での水平方向信号
幅の中点と画面水平方向の中央とのずれに相当するビッ
ト数を計測することによって、検出マークmとイメージ
センサS3との車体前後方向に沿った位置ずれΔxが検
出される。
中心Gcとの画面内での位置ずれ、具体的には、図8に
示すように検出マークmの画面内中央での水平方向信号
幅の中点と画面水平方向の中央とのずれに相当するビッ
ト数を計測することによって、検出マークmとイメージ
センサS3との車体前後方向に沿った位置ずれΔxが検
出される。
【0017】次に、距離センサS1,S2の検出情報h
1,h2より、移動車Aの傾きθは、下記数1にて求め
られる。
1,h2より、移動車Aの傾きθは、下記数1にて求め
られる。
【数1】θ=tan-1((h1−h2)/2e) 更に、移動車Aの中心GのステーションSTに対する移
動車前後方向の位置ずれ量x及び移動車左右方向の位置
ずれ量yは、下記数2にて求められる。
動車前後方向の位置ずれ量x及び移動車左右方向の位置
ずれ量yは、下記数2にて求められる。
【数2】 x=−Δx/cos(θ)−sin(θ)×(W+H) y=−cosθ1×(W+H) 但し、Hは、(h1+h2)/2であり、Wは、中心G
から移動車側面までの距離である。従って、ステーショ
ンSTにおける設定適正状態(適正停止状態)に対する
移動車Aの位置ずれ量、つまり移動車Aの設定適正状態
(適正停止状態)に対する移動車前後方向の位置ずれ量
X及び移動車左右方向の位置ずれ量Yは、移動車Aをス
テーションSTに停止させた場合の移動車Aの中心Gと
ステーションST側面との距離をdとすると、X=x,
Y=y−dにて求めることができる。
から移動車側面までの距離である。従って、ステーショ
ンSTにおける設定適正状態(適正停止状態)に対する
移動車Aの位置ずれ量、つまり移動車Aの設定適正状態
(適正停止状態)に対する移動車前後方向の位置ずれ量
X及び移動車左右方向の位置ずれ量Yは、移動車Aをス
テーションSTに停止させた場合の移動車Aの中心Gと
ステーションST側面との距離をdとすると、X=x,
Y=y−dにて求めることができる。
【0018】次に、制御手段55による移動車Aの走行
制御について説明する。制御手段55は、現在位置検出
手段54にて判別された移動車Aの現在位置及び傾きに
基づいて、この現在位置及び傾きを修正すべく走行用モ
ータ33及び操向用のモータ32を夫々駆動させ、移動
車Aの走行を制御するように構成されている。つまり、
制御手段55は、走行コースL1での走行において、レ
ートジャイロ51及びエンコーダ52の検出結果に基づ
いてマップ情報における移動車Aの現在位置及び傾きを
判別しながら走行コースL1に沿った走行を実行し、基
準点Z−ステーションST間L2の走行において、距離
センサS1,S2及びイメージセンサS3の検出情報に
基づいて、ステーションSTにおける設定適正状態(適
正停止状態)に対する移動車Aの位置ずれ量X,Y及び
傾きθを判別しながら、基準点Z−ステーションST間
L2の横行き走行を実行するように構成されている。つ
まり、上記走行コースL1での走行より基準点Z−ステ
ーションST間L2の走行に移行するにおいて、移動車
Aを基準点Z(基準点Z近傍)にて一旦停止させ、この
状態で距離センサS1,S2及びイメージセンサS3を
動作させて移動車Aの位置ずれ量X,Y及び傾きθを判
別し、この判別結果に基づいて、駆動輪3の方向を変更
する。そして、所定距離走行毎に、ステーションSTに
対する移動車Aの位置ずれ量X,Y及び傾きθを順次判
別し、この判別結果に基づいて、移動車Aの位置ずれ量
X,Y及び傾きθをを順次修正しながら走行するように
構成されている。
制御について説明する。制御手段55は、現在位置検出
手段54にて判別された移動車Aの現在位置及び傾きに
基づいて、この現在位置及び傾きを修正すべく走行用モ
ータ33及び操向用のモータ32を夫々駆動させ、移動
車Aの走行を制御するように構成されている。つまり、
制御手段55は、走行コースL1での走行において、レ
ートジャイロ51及びエンコーダ52の検出結果に基づ
いてマップ情報における移動車Aの現在位置及び傾きを
判別しながら走行コースL1に沿った走行を実行し、基
準点Z−ステーションST間L2の走行において、距離
センサS1,S2及びイメージセンサS3の検出情報に
基づいて、ステーションSTにおける設定適正状態(適
正停止状態)に対する移動車Aの位置ずれ量X,Y及び
傾きθを判別しながら、基準点Z−ステーションST間
L2の横行き走行を実行するように構成されている。つ
まり、上記走行コースL1での走行より基準点Z−ステ
ーションST間L2の走行に移行するにおいて、移動車
Aを基準点Z(基準点Z近傍)にて一旦停止させ、この
状態で距離センサS1,S2及びイメージセンサS3を
動作させて移動車Aの位置ずれ量X,Y及び傾きθを判
別し、この判別結果に基づいて、駆動輪3の方向を変更
する。そして、所定距離走行毎に、ステーションSTに
対する移動車Aの位置ずれ量X,Y及び傾きθを順次判
別し、この判別結果に基づいて、移動車Aの位置ずれ量
X,Y及び傾きθをを順次修正しながら走行するように
構成されている。
【0019】次に、図5の如く、ステーションST2に
停止中の移動車A1が、管理手段Cからの指令により、
ステーションST3へ走行を行う場合を例にとって、移
動車Aの走行を説明する。先ず、ステーションST2に
停止中の移動車A1は、管理手段Cからの上記指令を受
け取ると、先ず距離センサS1,S2及びイメージセン
サS3を作動させ、これらの検出情報に基づいて基準点
Z2まで走行し、停止する。そして、操向用モータ32
を駆動させて、駆動輪3の方向を車体前後方向へと変更
し、その後レートジャイロ51及びエンコーダ52の検
出結果に基づいて走行コースL1に沿って走行を行う。
移動車A1が、基準点Z3に到達すると、車体を一旦停
止させる。そして、再び距離センサS1,S2及びイメ
ージセンサS3を作動させ、これらの検出結果に基づい
て、操向用モータ32を駆動させて駆動輪3の方向を車
体横方向へと変更し、その後、所定距離走行する毎に距
離センサS1,S2及びイメージセンサS3を作動させ
ながら、横行き走行を行ってステーションST3にて停
止する。
停止中の移動車A1が、管理手段Cからの指令により、
ステーションST3へ走行を行う場合を例にとって、移
動車Aの走行を説明する。先ず、ステーションST2に
停止中の移動車A1は、管理手段Cからの上記指令を受
け取ると、先ず距離センサS1,S2及びイメージセン
サS3を作動させ、これらの検出情報に基づいて基準点
Z2まで走行し、停止する。そして、操向用モータ32
を駆動させて、駆動輪3の方向を車体前後方向へと変更
し、その後レートジャイロ51及びエンコーダ52の検
出結果に基づいて走行コースL1に沿って走行を行う。
移動車A1が、基準点Z3に到達すると、車体を一旦停
止させる。そして、再び距離センサS1,S2及びイメ
ージセンサS3を作動させ、これらの検出結果に基づい
て、操向用モータ32を駆動させて駆動輪3の方向を車
体横方向へと変更し、その後、所定距離走行する毎に距
離センサS1,S2及びイメージセンサS3を作動させ
ながら、横行き走行を行ってステーションST3にて停
止する。
【0020】尚、移動車Aは、記憶装置59に記憶され
ているマップ情報上における移動車Aの現在位置及び基
準方向に対する傾きに基づいて、走行コースL1に沿っ
た走行を行うように構成されているが、このマップ情報
上における移動車Aの現在位置及び基準方向に対する傾
きのずれは、各ステーションSTでの停止時に修正され
るように構成されている。つまり、走行コースL1を走
行することによる移動車Aの現在位置及び基準方向に対
する傾きにおける誤差(レートジャイロ51及びエンコ
ーダ52による検出誤差)は、各ステーションSTに停
止する度に修正されるように構成されている。
ているマップ情報上における移動車Aの現在位置及び基
準方向に対する傾きに基づいて、走行コースL1に沿っ
た走行を行うように構成されているが、このマップ情報
上における移動車Aの現在位置及び基準方向に対する傾
きのずれは、各ステーションSTでの停止時に修正され
るように構成されている。つまり、走行コースL1を走
行することによる移動車Aの現在位置及び基準方向に対
する傾きにおける誤差(レートジャイロ51及びエンコ
ーダ52による検出誤差)は、各ステーションSTに停
止する度に修正されるように構成されている。
【0021】〔別実施例〕 上記実施例では、一対の距離センサS1,S2及び
イメージセンサS3の検出情報に基づいて、ステーショ
ンSTにおける設定適正状態に対する移動車Aの位置ず
れ量X,Y及び傾きθを判別するように構成されている
が、図9の如く、1個の距離センサS1と1個のイメー
ジセンサS3とにより、移動車Aの位置ずれ量X,Y
(又はx,y)及び傾きθを判別するようにしても良
い。以下、この判別方法を図10〜図12にて説明す
る。図10の如く、移動車Aの左側面には、移動車Aの
中心Gに対し後方及び前方に夫々距離e離して距離セン
サS1及びイメージセンサS3が設けられている。そし
て、ステーションSTの側面の基準部材101には、距
離センサS1にて距離を測定するための平面状の被測定
部M1と、イメージセンサS3にて撮像するためのマー
クmを表示する表示部M3とが、距離センサS1とイメ
ージセンサS3夫々に対向するように距離2e離して設
けられている。図12中、h3は、イメージセンサS3
にて検出されるイメージセンサS3と表示部M3との距
離であり、検出マークmの画面内での大きさ、具体的に
は、図8に示すように検出マークmの画面内中央での水
平走査方向の信号幅(黒信号のビット数)を計測するこ
とによって(正確にはその検出面位置を計測することに
よって)、図11より検出マークmのマーク幅に対応す
る距離h3が検出される。従って、ステーションSTに
対する移動車前後方向の位置ずれ量x、移動車左右方向
の位置ずれ量y及び傾きθは、上記実施例の場合と同様
に考えて、下記数3にて求めることができる。
イメージセンサS3の検出情報に基づいて、ステーショ
ンSTにおける設定適正状態に対する移動車Aの位置ず
れ量X,Y及び傾きθを判別するように構成されている
が、図9の如く、1個の距離センサS1と1個のイメー
ジセンサS3とにより、移動車Aの位置ずれ量X,Y
(又はx,y)及び傾きθを判別するようにしても良
い。以下、この判別方法を図10〜図12にて説明す
る。図10の如く、移動車Aの左側面には、移動車Aの
中心Gに対し後方及び前方に夫々距離e離して距離セン
サS1及びイメージセンサS3が設けられている。そし
て、ステーションSTの側面の基準部材101には、距
離センサS1にて距離を測定するための平面状の被測定
部M1と、イメージセンサS3にて撮像するためのマー
クmを表示する表示部M3とが、距離センサS1とイメ
ージセンサS3夫々に対向するように距離2e離して設
けられている。図12中、h3は、イメージセンサS3
にて検出されるイメージセンサS3と表示部M3との距
離であり、検出マークmの画面内での大きさ、具体的に
は、図8に示すように検出マークmの画面内中央での水
平走査方向の信号幅(黒信号のビット数)を計測するこ
とによって(正確にはその検出面位置を計測することに
よって)、図11より検出マークmのマーク幅に対応す
る距離h3が検出される。従って、ステーションSTに
対する移動車前後方向の位置ずれ量x、移動車左右方向
の位置ずれ量y及び傾きθは、上記実施例の場合と同様
に考えて、下記数3にて求めることができる。
【数3】 θ=tan-1((h1−h3)/2e) x=−Δx/cos(θ)−sin(θ)×(W+H) y=−cosθ1×(W+H) 但し、Hは、(h1+h3)/2であり、Wは、中心G
から移動車側面までの距離である。 上記実施例では、撮像手段S3にて移動車Aの位置
ずれ量を判別するための情報を表示する表示部M3は、
図6の如く、横方向及び縦方向が夫々所定幅p,qに形
成された長方形のマークmにて構成されており、この長
方形のマークmを読み取って表示部M3の中心mcを判
別しているが、図13〜図16のようなマークmにて構
成し、表示部M3の中心mcを判別するようにしても良
い。つまり、図13では、マークm1が表示部M3の中
心mcを通って上下方向に延びる直線にて構成されてお
り、この直線を読み取って中心mc判別するようにして
も良い。図14では、長方形のマークm2の縦一辺が中
心mcと一致するように構成されており、この中心mc
と一致する縦一辺を検出して中心mcを判別するように
しても良い。図15では、マークm3が中心mcの位置
に点にて構成されており、この点を読み取って中心mc
を判別するようにしても良い。図16では、マークm4
が中心mcを中心とする円にて構成されており(この円
の内部を塗りつぶしても塗りつぶさなくても良い)、こ
の円を読み取って中心mcを判別するようにしても良
い。又、図6,図13〜図16に示した表示部M3の構
成において、白色部と黒色部とを反転させて構成するよ
うにしても良い。
から移動車側面までの距離である。 上記実施例では、撮像手段S3にて移動車Aの位置
ずれ量を判別するための情報を表示する表示部M3は、
図6の如く、横方向及び縦方向が夫々所定幅p,qに形
成された長方形のマークmにて構成されており、この長
方形のマークmを読み取って表示部M3の中心mcを判
別しているが、図13〜図16のようなマークmにて構
成し、表示部M3の中心mcを判別するようにしても良
い。つまり、図13では、マークm1が表示部M3の中
心mcを通って上下方向に延びる直線にて構成されてお
り、この直線を読み取って中心mc判別するようにして
も良い。図14では、長方形のマークm2の縦一辺が中
心mcと一致するように構成されており、この中心mc
と一致する縦一辺を検出して中心mcを判別するように
しても良い。図15では、マークm3が中心mcの位置
に点にて構成されており、この点を読み取って中心mc
を判別するようにしても良い。図16では、マークm4
が中心mcを中心とする円にて構成されており(この円
の内部を塗りつぶしても塗りつぶさなくても良い)、こ
の円を読み取って中心mcを判別するようにしても良
い。又、図6,図13〜図16に示した表示部M3の構
成において、白色部と黒色部とを反転させて構成するよ
うにしても良い。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】移動車のステーションでの停止状態を示す平面
図
図
【図2】制御構成のブロック図
【図3】移動車の車輪構造を示す平面図
【図4】移動車の車輪構造を示す側面図
【図5】移動車の走行説明図
【図6】基準部材の正面図
【図7】撮像手段による撮像画像を示す説明図
【図8】撮像手段による信号波形を示す説明図
【図9】位置ずれ量及び傾き検出の説明図
【図10】別実施例に係る移動車のステーションでの停
止状態を示す平面図
止状態を示す平面図
【図11】別実施例に係る距離検出の説明図
【図12】別実施例に係る位置ずれ量及び傾き検出の説
明図
明図
【図13】別実施例に係る表示部の正面図
【図14】別実施例に係る表示部の正面図
【図15】別実施例に係る表示部の正面図
【図16】別実施例に係る表示部の正面図
A 移動車 M1,M2 被測定部 M3 表示部 ST ステーション S1,S2 距離センサ S3 撮像手段 U 基準部材検出手段 54 判別手段 101 基準部材
Claims (2)
- 【請求項1】 ステーション(ST)の移動車走行経路
側の側面に、前記ステーション(ST)における設定適
正状態に対する移動車(A)の位置ずれ量及び傾きを判
別させるための情報を表示する基準部材(101)が設
けられ、 前記移動車(A)に、前記基準部材(101)を検出す
る基準部材検出手段(U)と、この基準部材検出手段
(U)の検出情報に基づいて前記移動車(A)の位置ず
れ量及び傾きを判別する判別手段(54)とが設けられ
ている移動車位置検出装置であって、 前記基準部材検出手段(U)は、 前記基準部材(101)を撮像してその表示情報を読み
取る撮像手段(S3)と、前記基準部材(101)との
距離を測定する距離センサ(S1,S2)とを、移動車
前後方向に所定間隔離して設置して構成されており、 前記基準部材(101)は、 前記撮像手段(S3)にて前記位置ずれ量を判別するた
めの情報を表示する表示部(M3)と、前記距離センサ
(S1,S2)にて距離を測定する平面状の被測定部
(M1,M2)とを、移動車前後方向に所定間隔離して
設置して構成されており、 前記判別手段(54)は、 前記撮像手段(S3)と前記距離センサ(S1,S2)
との検出情報に基づいて前記移動車(A)の位置ずれ量
及び傾きを判別するように構成されている移動車位置検
出装置。 - 【請求項2】 一対の前記距離センサ(S1,S2)
が、前記撮像手段(S3)に対して移動車前後方向に振
り分けて設置され、 一対の前記被測定部(M1,M2)が、前記表示部(M
3)に対して移動車前後方向に振り分けて設置され、 前記判別手段(54)は、 前記一対の距離センサ(S1,S2)の検出情報に基づ
いて前記移動車(A)の傾きを判別し、 前記撮像手段(S3)及び前記一対の距離センサ(S
1,S2)の検出情報に基づいて前記移動車(A)の前
後方向及び左右方向の位置ずれ量を判別するように構成
されている請求項1記載の移動車位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5095675A JPH06309029A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 移動車位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5095675A JPH06309029A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 移動車位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06309029A true JPH06309029A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14144081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5095675A Pending JPH06309029A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 移動車位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06309029A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5901805A (en) * | 1995-11-02 | 1999-05-11 | Japan Tobacco Inc. | Automatically guided vehicle |
JP2010026772A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Symtec Hozumi:Kk | 自動搬送車 |
CN102139699A (zh) * | 2010-02-02 | 2011-08-03 | 神技保寿美株式会社 | 自动搬运车 |
JP2012053837A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 無人搬送車および走行制御方法 |
JP2012206787A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Murata Machinery Ltd | 搬送車システム |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP5095675A patent/JPH06309029A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5901805A (en) * | 1995-11-02 | 1999-05-11 | Japan Tobacco Inc. | Automatically guided vehicle |
JP2010026772A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Symtec Hozumi:Kk | 自動搬送車 |
CN102139699A (zh) * | 2010-02-02 | 2011-08-03 | 神技保寿美株式会社 | 自动搬运车 |
JP2012053837A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 無人搬送車および走行制御方法 |
US9176502B2 (en) | 2010-09-03 | 2015-11-03 | Hitachi, Ltd. | Automatic guided vehicle and method for drive control of the same |
JP2012206787A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Murata Machinery Ltd | 搬送車システム |
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