JPH1030919A - 道路縦断プロファイル測定装置及び方法 - Google Patents

道路縦断プロファイル測定装置及び方法

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JPH1030919A
JPH1030919A JP20542996A JP20542996A JPH1030919A JP H1030919 A JPH1030919 A JP H1030919A JP 20542996 A JP20542996 A JP 20542996A JP 20542996 A JP20542996 A JP 20542996A JP H1030919 A JPH1030919 A JP H1030919A
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JP
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road
vehicle
distance
road surface
measuring
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JP20542996A
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English (en)
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Shotaro Kato
昌太郎 加藤
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PASUKO DORO GIJUTSU CENTER KK
Original Assignee
PASUKO DORO GIJUTSU CENTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 右わだち部路面及び左わだち部路面の非対称
などにより車両が左右に傾いた場合でも、道路のプロフ
ァイルPRi及びPLiを正確に測定すると共に、水準
面に対する道路の車線中心部路面の高さに相当するプロ
ファイルPiを測定する。 【解決手段】 道路24の右わだち部路面28までの距
離を測定する変位センサ14と、車線中心部路面30ま
での距離を測定する変位センサ16と、左わだち部路面
26までの距離を測定する変位センサ18と、車両10
の前後方向及び左右方向の傾斜角度並びに高度変化を測
定するジャイロ・ユニット34とを車両10に搭載す
る。これらセンサの出力データを車両の所定移動距離毎
に求め、所定の式に従って、プロファイルPRi、PL
i及びPiを測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路を移動中の車
両を用いて、この道路のプロファイルを、順次測定する
装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路、特に車道の役割は、車両の走り、
曲がり及び止まるという運動を確実に支えることであ
り、これは、道路舗装の目的でもある。かかる道路を維
持管理するためには、道路特性の1つとしての道路縦断
プロファイルを測定する必要がある。
【0003】道路のわだち部は、車両が通行することに
より路面が凹んだ部分であり、車両は、通常このわだち
部に沿って道路を走行する。よって、車両に道路縦断プ
ロファイル測定装置を搭載し、車両を走行させながら道
路の各位置の路面を順次測定できると、道路の維持管理
上、極めて有効となる。
【0004】道路縦断プロファイル測定装置を搭載した
車両では、右及び左わだち部路面並びに車線中心部路面
に対向する車両の所定位置に、レーザ光線を利用した変
位距離センサが設けられ、車両の所定位置から道路の各
路面までの距離を求めている。そして、これらから求め
た距離から種々のプロファイルを計算できる。かかる道
路縦断プロファイル測定装置は、本願出願人による特開
平6−160078号公報や、特開平7−98222号
公報などに記載されている。
【0005】図1は、上述した道路縦断プロファイル測
定装置を搭載した車両10を、この車両の前から見た図
を示している。上述の如く、車両10は、左右のタイヤ
20及び22が道路24の左わだち部路面26及び右わ
だち部路面28に沿うように走行する。この車両10の
前部バンパー12(又は後部バンパー)に固定したレー
ルには、このレールに沿って移動可能な右変位センサ1
4、中央変位センサ16及び左変位センサ18を取り付
ける。なお、測定する道路のわだち部路面の間隔は、各
道路においてほぼ一定のため、測定する道路に応じて、
測定走行前に、右変位センサ14が右わだち部路面28
に対向し、中央変位センサ16が車線中心部路面30に
対向し、左変位センサ18が左わだち部路面26に対向
するように、バンパー12上でこれらセンサを位置決め
し、固定する。変位センサ14、16及び18は、レー
ザ光線をバンパー12と垂直な下方に向かって発射し、
路面での反射を検出して、バンパー12に対して垂直な
方向に路面までの距離をデジタル的に測定する。なお、
変位センサ14、16及び18による距離測定位置は、
バンパー12に平行な一直線上である点に留意された
い。
【0006】道路縦断プロファイルには、車線中心部路
面30を基準とした左わだち部路面26のプロファイル
PLi と、車線中心部路面30を基準とした右わだち部
路面28のプロファイルPRi とがある。なお、iは、
道路に沿った各位置を表す。図2は、かかる測定を説明
するために、車両10に搭載された変位センサ及び道路
の路面の関係を概略的に示した図である。なお、図1と
は、左右が逆に成っている点に留意されたい。かかる図
2において、変位センサ14、16及び18は、夫々点
で表す。車両の各走行位置において、右変位センサ14
は、右わだち部路面28までの距離Ri を測定し、中央
変位センサ16は、車線中心部路面30までの距離Ci
を測定し、左変位センサ18は、左わだち部路面26ま
での距離Li を測定する。よって、プロファイルPRi
及びPLi は、夫々次のようになる。
【0007】PRi =Ri −Ci PLi =Li −Ci なお、プロファイルPRi は、舗装新設以後に発生した
右わだち部の凹凸に相当し、プロファイルPLi は、舗
装新設以後に発生した左わだち部の凹凸に相当する。上
述の式で、プロファイルPRi 及びPLi が求まるの
は、車線中心部路面30を通過する水平面32と、変位
センサ14、16及び18を結ぶ直線(即ち、バンパー
12)とが平行なためである。かかる場合は、車線中心
部路面30に対する右わだち部路面28及び左わだち部
路面28の深さがほぼ等しい場合などである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、道路の右わだ
ち部路面28と、左わだち部路面26との関係が常に対
称であるとは限らず、道路の状況によっては、図3に示
す場合もある。このような場合、変位センサ14、16
及び18が測定した路面までの距離Ri 、Ci 及びLi
は、バンパー12に対して垂直な距離であり、水平面3
2に垂直な距離ではない。よって、この場合には、プロ
ファイルPRi 及びPLi を正確に測定することができ
ない。また、車両が曲線走行などにより傾いた場合に
も、同様な現象が生じて、これらプロファイルの測定に
誤差が生じる。
【0009】道路縦断プロファイルには、水準面を基準
とした車線中心路面のプロファイルPi もある。これ
は、舗装新設時から存在していた路面の凹凸に相当す
る。なお、水準面とは、維持管理する道路の基準点(例
えば、道路の起点)における水準面であり、その道路に
沿った各位置でのプロファイルPi は、この水準面に対
する車線中心部路面の高さに相当する。このプロファイ
ルPi は、変位センサ14、16及び18を搭載した車
両を用いた従来の測定装置では、測定することができな
かった。
【0010】したがって、本発明の目的は、右わだち部
路面及び左わだち部路面の非対称などにより車両が左右
に傾いた場合でも、道路のプロファイルPRi 及びPL
i を正確に測定できる道路縦断プロファイル測定装置及
び方法の提供にある。本発明の他の目的は、水準面に対
する道路の車線中心部路面の高さに相当するプロファイ
ルPi を測定できる道路縦断プロファイル測定装置及び
方法の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の道路縦断プロフ
ァイル測定装置は、車両の所定位置から道路の路面まで
の変位距離を測定する変位距離測定手段と、この車両の
姿勢を測定する姿勢測定手段と、車両が路面上を走行し
た距離を測定する走行距離測定手段とを具えている。こ
の走行距離測定手段の測定値に応じて、車両が所定距離
を走行する毎に、変位距離測定手段及び姿勢測定手段か
らの測定値を求めることにより、車両の左右の傾きに関
わらず、道路の各位置でのプロファイルPRi 及びPL
i を測定できる。また、水準面に対する道路の車線中心
部路面の高さに相当するプロファイルPi も測定でき
る。特に、本発明では、変位距離測定手段が、車両の第
1所定位置から道路の一方のわだち部路面までの変位距
離を測定する第1変位センサと、車両の第2所定位置か
ら道路の他方のわだち部路面までの変位距離を測定する
第2変位センサと、車両の第3所定位置から道路の車線
中心部路面までの変位距離を測定する中央変位センサと
を有しており、また、姿勢測定手段は、水準面に対する
車両の左右方向の傾斜角度及び前後方向の傾斜角度並び
に高度変化を測定する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
好適実施例を説明する。本発明の道路縦断プロファイル
測定装置は、図1に示すように、変位センサ14、16
及び18を具える上述の従来の測定装置に、更に姿勢測
定手段34を具えている。かかる姿勢測定手段34は、
車両の左右方向の傾斜角度(ロール角)θ及び前後方向
の傾斜角度(ピッチ角)φを測定すると共に、相対的な
高度変化ΔHも測定できる装置であり、例えば、リング
・レーザ・ジャイロやファイバ・オプティック・ジャイ
ロ等の光ジャイロや、静電浮上ジャイロ、核磁気共鳴ジ
ャイロ、振動ジャイロなどのジャイロを利用できる。な
お、車両10が傾くときは全体が一様に傾くので、姿勢
測定手段であるジャイロ・ユニット34の取り付け位置
は、バンパー12上に限らず、車両10の任意の位置、
例えば、車室内でもよい。
【0013】図4は、本発明の道路縦断プロファイル測
定装置の電気的ブロック図を示す。変位センサ14、1
6及び18は、従来と同様にレーザ光線を路面に向けて
発射し、その反射光を受けて、各変位センサからバンパ
ー12に垂直方向の路面までの距離をデジタル的に測定
する。これら変位センサ14、16及び18が変位距離
測定手段となる。ジャイロ・ユニット34は、車両10
の左右方向の傾斜角度θ及び前後方向の傾斜角度φ並び
に高度変化ΔHを表すデジタル・データを発生する。走
行距離センサ36は、タイヤの回転数などにより車両1
0が基準位置、例えば、道路の起点から走行した際の相
対距離を表すデジタル・データを発生する。
【0014】サンプル・パルス発生器38は、走行距離
センサ36からの距離データを受け、設定した走行距
離、例えば、10cm〜25cmの所定の走行距離毎に
サンプル・パルスを発生する。サンプル回路40は、サ
ンプル・パルス発生器38からのサンプル・パルスを受
けた時に、右変位センサ14からの変位距離データをデ
ータ・レコーダ(蓄積手段)50に供給する。同様に、
サンプル回路42、44、46及び48は、サンプル・
パルス発生器38からのサンプル・パルスを受けた時
に、変位センサ16及び18からの変位距離データ、ジ
ャイロ・ユニット34からの傾斜角度データ及び高度変
化データ、並びに走行距離センサ36からの走行距離デ
ータを夫々データ・レコーダ50に供給する。よって、
データ・レコーダ50には、車両の所定走行距離間隔
で、その走行距離データ(道路の位置情報になる)と共
に、各変位距離データ、傾斜角度データ及び高度変化デ
ータが蓄積される。
【0015】処理手段52は、例えば、コンピュータ・
システムであり、データ・レコーダ50に蓄積された所
定走行距離間隔におけるデータから、道路の各位置にお
ける道路縦断プロファイルを後述の如く演算して求め、
これら求めた結果を出力装置54に出力する。この出力
装置54は、例えば、表示モニタや、プリンタである。
また、データ・レコーダ50が必要な総てのデータを蓄
積した後に、処理手段52がプロファイルを求めてもよ
いが、各センサのデータがサンプルされる度に処理手段
52がプロファイルを求めてもよい。この場合、データ
・レコーダ50にバイパス回路を設け、サンプル回路の
出力信号を直接的に処理手段52に供給できるようにす
ればよい。
【0016】次に、求めたデータから、車線中心部路面
30を基準とした左わだち部路面26のプロファイルP
Li と、車線中心部路面30を基準とした右わだち部路
面28のプロファイルPRi とを求める方法を、図5を
参照して説明する。なお、図5では、左わだち部路面2
6、右わだち部路面28及び車線中心部路面30は、代
表的に表しているので、図2及び図3のように路面が曲
面として表されていない点に留意されたい。また、以下
に説明する方法を、処理手段52であるコンピュータ・
システム内にプログラムして、かかるコンピュータ・シ
ステムが実行してもよい。
【0017】図5に示すように、道路位置iにおいて、
左わだち部路面26及び右わだち部路面28が車線中心
部路面30に対して対称でない場合、車両10が左右に
傾くため、変位センサ14、16及び18が設置された
バンパー12も同様に傾く。右変位センサ14は、バン
パー12、即ち、変位センサ14、16及び18を結ぶ
直線に対して垂直方向に、右わだち部路面28までの距
離Ri を測定し、中央変位センサ16は、バンパー12
に対して垂直方向に車線中心部路面30までの距離Ci
を測定し、左変位センサ18は、バンパー12に対して
垂直方向に左わだち部路面26までの距離Li を測定す
る。なお、直線58は、バンパー12に平行で、中央セ
ンサ16が距離測定した車線中心部路面30の点を通る
直線である。一方、ジャイロ・ユニット34は、車両1
0の左右方向の傾斜角度、即ち、ロール角度θi を測定
する。このロール角度θi は、車線中心部路面30を通
る水平面32と、直線58との交差角度となる。これら
データRi 、Ci 、Li 及びθi は、走行距離センサ3
6の走行距離(i)に関連付けて、データ・レコーダ5
0に蓄積される。
【0018】処理手段52は、データ・レコーダ50か
ら上述のデータを読み出すか、サンプル回路40〜46
から直接得て、車線中心部路面30を基準とした左わだ
ち部路面26のプロファイルPLi と、車線中心部路面
30を基準とした右わだち部路面28のプロファイルP
Ri とを求める。まず、プロファイルPLi に関して
は、変位センサ18から左わだち部路面26までのバン
パー12に垂直な直線60と、直線58とは、直交する
ため、点62及び64の距離は、t×tan θi となる。
なお、tは、変位センサ14及び16間の距離及び変位
センサ16及び18間の距離である。これは、中央変位
センサ16を右変位センサ14及び左変位センサ18の
間の中心に配置したためである。よって、直線60に沿
った点64と左わだち部路面26までの距離は、図より
明らかなように、[Li −Ci −t×tan θi ]とな
る。一方、プロファイルPLi は、水平面32に垂直な
方向での車線中心部路面30から左わだち部路面26ま
での距離であるため、 PLi =(Li −Ci −t×tan θi )cos θi となる。
【0019】同様に、プロファイルPRi を求めると、 PRi =(Ri −Ci +t×tan θi )cos θi となる。なお、道路の状況により、中央変位センサ16
の設置位置が、変位センサ14及び18の間の中心から
ずれている場合には、PLi 及びPRi におけるtの値
を異ならせればよい。このように処理手段52が求めた
各位置、即ち、i=0、1、2、3・・・・nにおける
プロファイルは、走行距離、即ち、測定位置との関係
で、一覧表又はグラフなどの形式で、出力装置54によ
り出力される。なお、図5では、後述するプロファイル
Pi も図示している。このプロファイルPi は、道路の
起点における水平面、即ち、水準面56と、車線中心部
路面30との距離を示す。ところで、路面の状況が、図
2に示すように、左右のわだち部路面が車線中心部路面
に対して対象な場合、即ち、車両10が左右に傾かない
場合は、θi =0として、上述の計算を行えば、プロフ
ァイルPLi 及びPRiを同様に求めることができる。
【0020】次に、図6及び図7を参照して、プロファ
イルPi を求める方法について説明する。なお、図6
は、道路24上を測定装置搭載の車両10が走行してい
る状態の概略図であり、図7は、図6の一部分の拡大図
である。図における道路24の路面は、車線中心部路面
30であり、この路面30に沿った曲線66は、車両1
0に搭載された中央変位センサ16の軌跡である。上述
のように、水準面56は、ある位置、例えば、道路の起
点での水準面であり、中央変位センサ16の測定値Ci
と、ジャイロ・ユニット34のロール角度θi 、ピッチ
角度φi 及び高度変化ΔHi とは、車両10が所定距
離、例えば、10cm走行する毎に、データ・レコーダ
50に蓄積される。
【0021】道路位置i=0における水準面56から中
央変位センサの軌跡曲線66までの距離H0 が既知と仮
定する。すると、道路位置i=1における距離H1 は、 H1 =H0 +ΔH1 となる。なお、ΔH1 =H1 −H0 であるが、ジャイロ
・ユニット34が測定した高度変化から正確に求まる。
同様に、 H2 =H1 +ΔH2 H3 =H2 +ΔH3 となり、一般には、 Hn =H(n-1) +ΔHi となる。よって、 Hi =H0 +ΣΔHn ただし、Σは、n=0からiまでの和である。また、H
の右側の半角文字及び記号は、添え字を意味し、例え
ば、H(n-1) は位置n−1における距離Hとなる。上述
では、H0 が既知と仮定したが、道路の維持管理に必要
なのは、道路縦断プロファイルの形状であるので、H0
は、任意に定めてもよい。すなわち、ある位置での距離
Hを基準として、相対的に各位置の距離Hi が求まれば
よい。
【0022】車両10は、図6に示すように前後に傾く
ほかに、図5に示すように左右に傾くこともある。この
ように車両10が左右に傾斜した場合、中央変位センサ
16から、水準面に対して垂直な方向に沿った車線中心
部路面30まで距離は、 Ci ×cos θi ×cos φi となる。これは、車両の左右傾斜のロール角度θi 及び
前後傾斜のピッチ角度φi の両方を考慮した値である。
【0023】よって、プロファイルPi は、 Pi =Hi −Ci ×cos θi ×cos φi =H0 +ΣΔHn −Ci ×cos θi ×cos φi となる。よって、処理手段52は、中央変位センサ1
6、ジャイロ・ユニット34及び走行距離センサ36の
測定値を用いて、道路の各位置におけるプロファイルP
i を求めることができ、その結果を、上述のプロファイ
ルPLi 及びPRiと共に出力装置54により出力でき
る。
【0024】処理手段52は、上述の求めたプロファイ
ルPLi 、PRi 及びPi を基にして、その他のプロフ
ァイル、例えば、左わだち部の総合プロファイル(PL
i +Pi )、右わだち部の総合プロファイル(PRi +
Pi )、舗装新設後に発生したわだち部の凹凸の左右平
均プロファイル([PLi +PRi ]/2)、わだち部
路面の総合プロファイルの左右平均([PLi +PRi
]/2+Pi )などを求めてもよい。
【0025】上述は、本発明の好適な実施例について説
明したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変更
及び変形が可能である。例えば、高速道路のように、わ
だち路面が2組できる場合の道路縦断プロファイルを測
定する場合には、特開平7−98222号公報に記載し
たように、3個以上の変位センサを車両に搭載して、複
数組のわだち部路面に対する変位距離を同時に測定して
もよい。また、車線中心部路面の変位距離を測定するた
めに、複数の中央変位センサを設け、これらセンサの測
定値から最適なものを選択したり、計算により最適値を
求めるようにしてもよい。さらに、車両には、処理手段
及び出力装置を搭載しないで、測定が終わった後、デー
タ・レコーダから蓄積情報を取り出し、測定センターな
どで一括処理してもよい。また、上述では、データは、
デジタル形式としたが、アナログ形式であってもよい。
この場合は、アナログ・デジタル変換器でデジタル形式
に変換してコンピュータ・システムが処理するか、アナ
ログ・コンピュータ・システムを用いればよい。
【0026】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、右わだち部
路面及び左わだち部路面の非対称などにより車両が左右
に傾いた場合でも、道路縦断プロファイルPRi 及びP
Li を正確に測定できる。また、水準面に対する道路の
車線中心部路面の高さに相当するプロファイルPi を測
定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来の道路縦断プロファイル測定装
置を搭載した車両を示す図である。
【図2】道路縦断プロファイルの測定を説明するため
に、車両に搭載された変位センサ及び道路の路面の関係
を概略的に示した図である。
【図3】道路縦断プロファイルの測定を説明するため
に、車両に搭載された変位センサ及び道路の路面の関係
を概略的に示した図である。
【図4】本発明の道路縦断プロファイル測定装置の電気
的ブロック図を示す。
【図5】本発明により道路縦断プロファイルを測定する
方法を説明するための図である。
【図6】本発明により道路縦断プロファイルを測定する
方法を説明するための他の図である。
【図7】図6の部分的拡大図である。
【符号の説明】 10 車両 12 バンパー 14 右変位センサ(変位距離測定手段) 16 中央変位センサ(変位距離測定手段) 18 左変位センサ(変位距離測定手段) 24 道路 26 左わだち部路面 28 右わだち部路面 30 車線中心部路面 34 ジャイロ・ユニット(姿勢測定手段) 36 走行距離センサ(走行距離測定手段) 38 サンプル・パルス発生器 40〜48 サンプル回路 50 データ・レコーダ(蓄積手段) 52 処理手段 54 出力手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路縦断プロファイルを測定する装置で
    あって、 車両に搭載され、該車両の所定位置から上記道路の路面
    までの変位距離を測定する変位距離測定手段と、 上記車両に搭載され、該車両の姿勢を測定する姿勢測定
    手段と、 上記車両が上記路面上を走行した距離を測定する走行距
    離測定手段とを具え、 該走行距離測定手段の測定値に応じて、上記車両が所定
    距離を測定する毎に上記変位距離測定手段及び上記姿勢
    測定手段からの測定値を求めることを特徴とする道路縦
    断プロファイル測定装置。
  2. 【請求項2】 上記変位距離測定手段は、上記車両の第
    1所定位置から上記道路の一方のわだち部路面までの変
    位距離を測定する第1変位センサと、上記車両の第2所
    定位置から上記道路の他方のわだち部路面までの変位距
    離を測定する第2変位センサと、上記車両の第3所定位
    置から上記道路の車線中心部路面までの変位距離を測定
    する中央変位センサとを有し、 上記姿勢測定手段は、水準面に対する上記車両の左右方
    向の傾斜を測定することを特徴とする請求項1の道路縦
    断プロファイル測定装置。
  3. 【請求項3】 上記変位距離測定手段は、上記車両の所
    定位置から上記道路の車線中心部路面までの変位距離を
    測定する変位センサとを有し、 上記姿勢測定手段は、水準面に対する上記車両の左右方
    向の傾斜及び前後方向の傾斜並びに上記車両の高度変化
    量を測定することを特徴とする請求項1の道路縦断プロ
    ファイル測定装置。
  4. 【請求項4】 上記車両が所定距離を走行する毎に、上
    記走行距離測定手段の測定値と共に上記変位距離測定手
    段及び上記姿勢測定手段の測定値を順次蓄積する蓄積手
    段を更に具えたことを特徴とする請求項1の道路縦断プ
    ロファイル測定装置。
  5. 【請求項5】 上記蓄積手段に蓄積された上記所定距離
    毎の上記変位距離測定手段及び上記姿勢測定手段の測定
    値を演算処理する処理手段を更に具えたことを特徴とす
    る請求項4の道路縦断プロファイル測定装置。
  6. 【請求項6】 車両の第1所定位置から道路の一方のわ
    だち部路面までの第1変位距離R、上記車両の第2所定
    位置から上記道路の他方のわだち部路面までの第2変位
    距離L、並びに上記第1及び第2所定位置を結ぶ直線上
    にある上記車両の第3所定位置から上記道路の車線中心
    部路面までの第3変位距離Cを測定すると共に、水準面
    に対する上記車両の左右方向の傾斜θを測定し、 (L−C−t×tan θ)×cos θ 及び (R−C+t×tan θ)×cos θ を求め(ただし、tは、第3所定位置から第1又は第2
    所定位置までの距離)、 上記道路の車線中心部路面を基準にした上記わだち部路
    面のプロファイルを測定することを特徴とする道路縦断
    プロファイル測定方法。
  7. 【請求項7】 車両が所定距離を走行する毎に、上記車
    両の所定位置から道路の車線中心部路面までの変位距離
    Cを測定すると共に、水準面に対する上記車両の左右方
    向の傾斜角度θ、前後方向の傾斜角度φ及び高度変化Δ
    Hを測定し、 上記高度変化ΔHを順次累積して、上記水準面に対する
    上記車両の所定位置までの距離Hを求め、 上記傾斜角θ及びφ、上記距離H並びに上記変位距離C
    により、上記水準面を基準とした上記車線中心部路面の
    プロファイルを測定することを特徴とする道路縦断プロ
    ファイル測定方法。
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