JPH06307886A

JPH06307886A - 地図表示装置

Info

Publication number: JPH06307886A
Application number: JP5102603A
Authority: JP
Inventors: Naoki Ueno; 直樹上野
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1993-04-28
Filing date: 1993-04-28
Publication date: 1994-11-04
Anticipated expiration: 2018-05-19
Also published as: JP3407753B2

Abstract

(57)【要約】【目的】ナビゲーションシステムの情報記憶手段に記
憶されている情報をアラームで知らせることにより、運
転者が安全に走行できるようにする。【構成】地図やレストランなどのデータを提供する情
報記憶手段３と、情報を読出す情報読出し手段２と、読
出した情報を表示するための表示手段５と、ユーザの現
在位置を算出するための現在位置算出手段４と、領域や
アラーム設定を行う設定手段６と、設定領域内にレスト
ランなどの情報を含んでいるか判定する情報判定手段７
と、アラームを発生するアラーム発生手段８とを有す
る。したがって、走行中においてユーザにより選択され
た情報が、情報判定手段７によって領域内に情報がある
と判断されると、アラーム発生手段８によってアラーム
を発生させ、ユーザに情報を知らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動車などで走行補助
装置として用いられるナビゲーションシステムとしての
地図表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、自動車などで走行補助装置として
目的地までのナビゲーションを行うためにＧＰＳ(グロ
ーバル・ポジショニング・システム：人工衛星から送ら
れてくる位置情報を用いて自車位置を算出するシステ
ム)などを用いたカーナビゲーションシステムが構築さ
れている。一般的なナビゲーションシステムではＣＤ−
ＲＯＭなどの外部記憶装置に格納されている地図や各種
情報と、ＧＰＳより得られた自車位置を併せて液晶表示
装置(ＬＣＤ)などの地図表示装置に表示させることによ
り実現している。以下に従来の地図表示装置について説
明する。

【０００３】図10は従来の地図表示装置の機能ブロック
図であり、１はユーザが情報を選択するための入力手
段、２は情報記憶手段３(例えばＣＤ−ＲＯＭ)に格納さ
れている地図や各種情報を読出すための情報読出し手
段、４はＧＰＳなど自車の現在位置を算出するための現
在位置算出手段、５は現在位置算出手段４で算出された
現在位置を中心に地図を表示させ、かつ各種情報位置を
併せて表示させるための表示手段である。

【０００４】上記地図表示手段の処理の流れを図11のフ
ローチャートを用いて説明する。ＧＰＳなどの現在位置
算出手段４を用い、自車の現在位置を算出する(Ｓ1)。
算出した位置を中心に地図情報を情報記憶手段３より読
込み、ユーザの任意の縮尺で地図を表示する(Ｓ2)。同
様にユーザが選択した知りたい情報を情報記憶手段３よ
り読込み、シンボルとしてその情報が存在する位置に、
表示手段５上に展開された地図に重ねて表示する(Ｓ
3)。

【０００５】次に図12の従来の表示装置を用いた実際の
地図表示画面例を説明する。図12の地図表示画面19上の
23は自車を示すマーク、20，21，22はユーザが選択した
情報(ここでは、仮にユーザはレストランを選択してい
るとする)のシンボルである。

【０００６】この状態において、ユーザが特定のレスト
ラン、例えばレストラン21を目的地として予め登録し、
この目的地に向かってナビゲーションを行った場合は別
として、現在走行している道路からあまり入り込まない
場所のレストランを漠然と探しているとすると、いつ表
示されるかわからないレストランのシンボルを気にしな
がら運転するか、もしくはナビゲーションを中止して条
件にあった情報をマニュアルで検索していた。

【０００７】またユーザは、現在走行中の道路からあま
り離れていないレストラン情報だけを教えてもらいた
い、あるいは史跡情報だったら道路からだいぶ入り込ん
でいても情報を知りたい、などといった情報の種類によ
る知りたい範囲を設定すると行ったことができなかっ
た。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の地
図表示装置では、ユーザはいつ表示されるかわからない
目的とする情報を気にしながら運転する必要があり、安
全性に問題が生じ、また情報をマニュアルで探す煩雑さ
があった。

【０００９】本発明は地図表示装置の操作上の煩雑さを
軽減し、かつ安全性を損なわない情報の提供を目的とす
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、地図やレストランなどのデータを提供する情
報記憶手段と、知りたい情報を指定選択する入力手段
と、情報を読出す情報読出し手段と、読出した情報を表
示するための表示手段と、ユーザの現在位置を算出する
ための現在位置算出手段と、領域やアラーム設定を行う
設定手段と、ユーザ現在位置と設定した領域の中にレス
トランなどの情報を含んでいるか判定する情報判定手段
と、アラームを発生するアラーム発生手段とを有するこ
とを特徴とする。

【００１１】

【作用】本発明によれば、走行中においてユーザにより
選択された情報が、情報判定手段によって領域内に情報
があると判断されると、アラーム発生手段によってアラ
ームを発生させユーザに情報を知らせることができる。
したがって、操作上の煩雑さを軽減し、かつ安全性を損
なわずにユーザに必要な情報を提供できる。

【００１２】

【実施例】図１は本発明の一実施例における地図表示装
置の機能ブロック図であり、前記図10と同じ機能ブロッ
クには同じ番号を付し、その説明を省略する。本実施例
においては、前記機能ブロック以外に次の機能ブロック
を有する。図１において、６は領域設定やアラームＯ
Ｎ，ＯＦＦ設定を行う設定手段、７は、ユーザ現在位置
と設定した領域を基にその領域内にレストランなど、ユ
ーザが指定した情報を含んでいるか判断する情報判定手
段、８はアラームを発生するアラーム発生手段である。

【００１３】また、図２は図１を実施する回路ブロック
図であり、図２において、９は中央処理装置、10はキー
入力を行うためのキーボード、11，12は表示を行うため
のＬＣＤと表示メモリ、13はランダムアクセスメモリ
(ＲＡＭ)、14はリードオンリメモリ(ＲＯＭ)、15は地図
情報や各種情報を記憶しているコンパクトディスクメモ
リ(ＣＤ)、16はアラームを発生するスピーカであり、こ
れら各部は信号授受用のバスで結合されている。

【００１４】上記図１の各機能ブロックと図２の各回路
ブロックとは、次のように対応し機能する。図１の入力
手段１および設定手段６は図２のキーボード10により、
図１の情報読出し手段２，現在位置算出手段４および情
報判定手段７は図２の中央処理装置９がＲＡＭ13および
ＲＯＭ14との情報の授受により、また図１の情報記憶手
段３は図２のＣＤ15により、図１の表示手段５は図２の
ＬＣＤ11および表示メモリ12により、図１のアラーム発
生手段８は図２のスピーカ16により、それぞれ実行され
る。

【００１５】以上のように構成された本実施例の地図表
示装置の動作を、図３，図４，図５に示す処理の流れを
示す各フローチャートおよび図６，図７，図８，図９の
表示された地図や情報のシンボルを用いて説明する。

【００１６】まず、図３の領域設定ルーチンにて領域設
定，アラーム設定を行うか決定する。領域設定を行うか
どうかの設定を行う(Ｓ14)。領域設定を行うことをユー
ザが選択し設定すると(Ｓ15)、情報記憶手段３に記憶さ
れている情報項目を検索し、図６の領域設定画面17を表
示する。上記Ｓ15では、ユーザは設定したい図６に示す
情報の項目18を選択し、かつ自車の位置を示すマーク23
を基準にして設定距離Ｌと設定角度θとを、設定手段６
(キーボード10)のアップ，ダウンのキーを用いて順に設
定し、領域設定を終える。続いてアラームを鳴らす，鳴
らさないの設定を設定手段６により行う(Ｓ16)。ここで
鳴らすことを選択すると、アラームフラグをたてる(Ｓ1
7)。これらにより設定のルーチンを終える。

【００１７】次に実際走行中の画面について説明する。
図４はメインのナビルーチンであり、ここでは図３の設
定ルーチンでアラームを鳴らすことを設定したものとす
る。

【００１８】また、図７は実際走行中の地図表示画面19
を示し、24は上記図３のＳ15で領域設定された領域ライ
ンである。その他、前記図12と同一符号は同じシンボル
を示す。

【００１９】図４のメインのナビルーチンに入ると、Ｇ
ＰＳなどの現在位置算出手段４を用いて自車位置を算出
し(Ｓ1)、それを基に情報記憶手段３より地図情報，レ
ストラン情報を読込み、現在位置を中心に地図を表示手
段５上に表示し(Ｓ2)、併せてレストラン情報のシンボ
ルを地図上の位置と対応する位置に重ねて表示する (Ｓ
3)。すると表示手段５上の地図表示画面19は、図７から
図８のように自車が走行すると、画面はスクロールして
いく。レストランのシンボル21が領域ライン24内に入る
と(Ｓ4)、情報が入ってきたと判断、さらにアラームフ
ラグがたっていることを確認すると(Ｓ5)、アラーム発
生手段８によりアラームを発生させ(Ｓ6)、ユーザに情
報があることを知らせる。

【００２０】同時に該当するレストランの詳細情報を情
報記憶手段３から検索し、先頭のアドレスを記憶する
(Ｓ7)。ユーザが図９のようなレストランの詳細情報を
みる場合は、設定手段６の情報ボタンを押すことによっ
て可能となる。この情報ボタンの検出は、図５の設定入
力ルーチン(Ｓ18〜Ｓ25)で行っている。ある一定の時間
的間隔で動作している設定入力ルーチンでは、情報ボタ
ンを押されたことを検出(Ｓ21)すると、情報フラグをた
てる(Ｓ22)。これをメインルーチン内で検出し (Ｓ8)、
Ｓ7で記憶したアドレスを基にデータを読込み(Ｓ9)、詳
細情報を表示手段５上に表示する(Ｓ10)。また、地図画
面に戻りたい場合、情報ボタンをユーザが押せば(Ｓ1
1)、情報フラグを初期化(Ｓ12)して地図画面へ復帰する
(Ｓ13)。

【００２１】

【発明の効果】以上説明したように本発明の地図表示装
置は、走行中においてユーザにより選択された情報が、
情報判定手段によって領域内に情報があると判断される
と、アラーム発生手段によってアラームを発生させユー
ザに情報を知らせることができる。したがって、操作上
の煩雑さを軽減し、かつ安全性を損なわずにユーザが必
要な情報を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における地図表示装置の機能
ブロック図である。

【図２】図１を実施する回路ブロック図である。

【図３】図１の領域設定ルーチンのフローチャートであ
る。

【図４】図１のメインナビルーチンのフローチャートで
ある。

【図５】図１の設定入力ルーチンのフローチャートであ
る。

【図６】図１の表示手段上における領域設定画面例であ
る。

【図７】図１の表示手段上における地図表示画面例であ
る。

【図８】図１の表示手段上における地図表示画面例であ
る。

【図９】図１の表示手段上における情報詳細画面例であ
る。

【図１０】従来の地図表示装置の機能ブロック図であ
る。

【図１１】図10の処理の流れを示すフローチャートであ
る。

【図１２】図10の表示処理を行った地図表示画面例であ
る。

【符号の説明】

１…入力手段、２…情報読出し手段、３…情報記憶
手段、４…現在位置算出手段、５…表示手段、６
…設定手段、７…情報判定手段、８…アラーム発生
手段、９…中央処理装置、 10…キーボード、 11…
液晶表示装置(ＬＣＤ)、 12…表示メモリ、 13…ラン
ダムアクセスメモリ(ＲＡＭ)、 14…リードオンリメモ
リ(ＲＯＭ)、 15…コンパクトディスクメモリ(ＣＤ)、
16…スピーカ、 17…領域設定画面、 18…情報の項
目、 19…地図表示画面、 20，21，22…レストランシ
ンボル、 23…自車位置マーク、 24…領域ライン、
Ｌ…設定距離、 θ…設定角度。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】地図やレストランなどのデータを提供す
る情報記憶手段と、知りたい情報を指定選択する入力手
段と、情報を読出す情報読出し手段と、読出した情報を
表示するための表示手段と、ユーザの現在位置を算出す
るための現在位置算出手段と、領域やアラーム設定を行
う設定手段と、ユーザ現在位置と設定した領域の中にレ
ストランなどの情報を含んでいるか判定する情報判定手
段と、アラームを発生するアラーム発生手段とを有する
ことを特徴とする地図表示装置。
【請求項２】前記情報判定手段の設定領域を情報の種
類別に予め設定できることを特徴とする請求項１記載の
地図表示装置。
【請求項３】前記アラーム発生手段によってアラーム
で知らせた情報の詳細をユーザの選択により前記表示手
段に表示することができることを特徴とする請求項１記
載の地図表示装置。