JPH0630782Y2 - 天井走行クレーンの安全柵 - Google Patents

天井走行クレーンの安全柵

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JPH0630782Y2
JPH0630782Y2 JP13890089U JP13890089U JPH0630782Y2 JP H0630782 Y2 JPH0630782 Y2 JP H0630782Y2 JP 13890089 U JP13890089 U JP 13890089U JP 13890089 U JP13890089 U JP 13890089U JP H0630782 Y2 JPH0630782 Y2 JP H0630782Y2
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JP
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carriage
crane
fence
overhead traveling
safety fence
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JP13890089U
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忍 竹内
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Kurimoto Ltd
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Kurimoto Ltd
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は、天井走行のクレーンにおける点検や修理に
おいて、作業員の安全を確保するための装置に係る。
[従来の技術] 従来より高所に設けられたクレーンの修理や点検に当っ
ては、作業員の墜落による労働災害を防止するために種
々の発明や考案が提起されている。例えば、実開昭62
−171582号公報や、実開昭61−78186号公
報や、実公昭61−11191号公報等も見受けられる
が、ここではその代表例として特開昭62−11189
2号公報を示してみると、第5図イ、ロに見られる通り
クレーンのガータ2a上にワイヤロープ101を支持
し、このワイヤーロープにはカラビナ及びナイロンネッ
ト縁鋼を介してナイロンネット102が設けられ、トロ
リーの移動と共に前記カラビナ、ナイロンネット縁鋼お
よびナイロンネットが移動し、前記トロリーの移動範囲
を狭めることなく水平ローラによってポール103が移
動して、ワイヤロープを折り畳むようにしたものであ
る。
[考案が解決しようとする課題] ここに示した内容のようにクレーンの走行台車(クラブ
トロリー)の側壁等の上部に沿って伸縮可能な防護ネッ
トを立設し、横行台車の横行と共にネットも伸縮して常
にガータに沿って安全柵を形成する構成が多く見られる
が、当該公報技術が適用されるのは、たとえば原子力発
電所の建屋天井に架設され各種機器の搬出、搬入に使用
されるクレーンであって、その使用頻度はさほど高いと
は言えず、鉄構の溶接や組立て工場、鋳物工場など激し
く動き回るクレーンに適用すればネットなどの損耗は極
めて大きくて到底実用に供することは不可能であろう。
ましてや火気や高熱を伴なうような作業環境では、ネッ
ト等のナイロン製品の使用は消防法によって制限を受け
ているし、損耗の激しい状態では安全装置自体の点検に
充分心を配らないと、かえって危険であるとさえ言え
る。
また走行台車の走行範囲を狭めないとは言うものの、実
施例の第5図を見る限り、なお幾許かの死角の生じるの
はやむをえないものと解される。本願考案は以上の課題
を解決するために、通常は横行台車と共動きすることな
く、従って妄りに損耗することなく完全に横行台車の行
動範囲外にあり、一旦作業がガータ上に登る必要が生じ
たときには、予め運転台の中から安全柵の張設を自在に
実施することのできる新しいクレーンの安全柵の提供を
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本願考案に係るクレーンの安全柵は、クレーン本体のガ
ータ上に架設した横行台車の軌道を両端の走行台車を越
えて延設し、該横行台車の軌道上を走行する複数個の車
輪と、該車輪上でそれぞれ支保される複数の支柱を配設
し、該複数の支柱間へ立菱状に伸縮自在な可動柵を張設
し、該可動柵を縮めて前記横行台車軌道の延長部におい
て係止する手段と、該係止を解除し伸ばして走行台車の
側壁に到達する手段と、伸縮のための前記車輪の駆動手
段と、前記すべての手段をクレーン運転台より遠隔操作
によって作動させる伝達系路とを具えたことによって前
記の課題を解決した。
[作用] 第1図イ、ロ、ハは本願考案の一実施例を示す正面図、
平面図、側面図であり、考案の作用をこれらの図に基い
て説明する。
天井走行クレーン1のガータ2の上に横行台車3(クラ
ブトロリー)の軌道4を走行用の軌道5を越えて両端を
建屋内にまで延設する。この横行用の軌道4の上を複数
個の車輪6が走行し、この車輪と一緒にこの上で支保す
る支柱7も横方向に移動する。支柱7は適当な個数だけ
具えられておりそれぞれの支柱同志の間には立菱状に伸
縮自在の可動柵8を張設していて、一番外寄りの支柱は
走行用の軌道を越えて係止され、一番内側の支柱が内側
へ移動していくと、図イのように横行台車3とガータ2
の両端までの間を柵で仕切って了う。また一番内側の支
柱が外寄りに移動して可動柵8を縮めてしまうと、全体
は縮合して立菱状はほぼ直線となり走行軌道5よりも外
側に折り重ねられて横行台車3の最大限の移動を妨げ
ず、フック9の死角を形成することがない。
さらに実施例においてより具体的に示すように、この支
柱の移動や外端および横行台車側における係止を運転台
10の中から遠隔操作によって作動させるので、運転員
はまず、運転台の中から支柱の外端における係止を解
き、次いで支柱の下部を支える車輪を転動させて支柱を
内側へ移動させ、横行台車に達すると車輪の転動を停止
し、ここではじめて自分が運転台から出てタラップ11
を伝ってガータ2の上に立つが、このときには既に安全
柵が完全にガータとガータの間に口を開けている間隙の
回りに沿って張り巡らされているから、転落する危険性
は全く払拭され労働災害の絶滅に貢献できる。
[実施例] 第2図イ、ロ、ハはこの考案の実施例の一つを示す正面
図、平面図、側面図である。この図は第1図の状態を拡
大したものであり、ガータ2の上で可動柵8が拡げられ
て横行台車3とガータの最端部までに亘って遮蔽してい
る態様を示している。図イに詳細を見せるようにガータ
の最端部に固定支柱71が固着立設し、可動支柱72
A、72B、72C……が支持部材73(上)、74
(下)と枠組みされ図ロに見るように、モータ75の回
転を受けて横行軌道4の上を転動する車輪6の移動に伴
なって移動する。なお、図ハにおいてガイドローラ76
が軌道4に当接して横振れを防ぐ。可動柵8は支柱7の
間に張設され、具体例としては鋼製の長い薄板81を相
互には連結ピンによって、また支柱7とは固定ピン83
及びスライドピン84によって繋ぎ合わせ、伸縮自在の
立菱状の柵を形成する。車輪の転動に従って支柱が移動
するときには、このスライドピン84が支柱7に刻設し
た長溝77内を縦向に摺動し、薄板81は互いの交叉角
度を拡げたり窄めたりして伸縮する。可動柵8がガータ
上で伸び切って横行台車3と接するときには、無用の移
動が生じないように係止することが望ましい。図イの右
端に示しているのがその一例であって、横行台車3の側
部に立設した手摺31に固定ブラケット32を突設し、
一方一番内側の可動支柱72Dにもこれに対応して固定
ブラケット78を突設し、両者が合い対向したときに固
定ピン33を両ブラケットに共通する孔に挿通して支柱
72Dを係止する。この様なピンの挿通については、既
に安全柵が形成されているから運転員等がガータ上へ登
ってから手動で行っても良いが、運転台の中から遠隔的
に操作することもより望ましい。
一方安全柵を最短に縮めて収容し通常の天井クレーンと
して可動している状態を第3図イ、ロに示す。第2図イ
で明らかなように一番内側の可動支柱72Dの頂点に横
向けに水平な薄板固定レバー79を突設して支柱と共に
移動する。そして安全柵全体が最短に縮合してガータの
最端部に押しやられ折り重ねられたとき、この固定レバ
ーの先端は収容支柱21に装着された固定ピン22の直
下に達し、運転台からの遠隔操作によって固定ピン22
が降下してきて固定レバー79に穿った孔を挿通係止す
る。好ましい実施例として第4図にその系統図を示すよ
うに、運転台中にフート式油圧ペダル23を具え逆止弁
24を介して油圧シリンダー25へ配管し、運転者がペ
ダルを踏むと油圧シリンダーが作動して第3図(イ)にお
けるスプリング26の付勢力に打ち勝って固定ピン22
を下へ押し下げる構成を取っている。しかし勿論これは
一例に過ぎず、運転台からの遠隔操作が可能であれば、
どのような構成であっても足りることは言うまでもな
い。
[考案の効果] 本願考案は以上に述べたような構成と作用を有するか
ら、通常のクレーンの稼動時には走行軌道よりさらに端
部に寄せられて横行台車の死角を全く生じないのでクレ
ーンの行動範囲を狭めることなく、所望の時においての
み運転台中から運転員によって完全な安全柵を自動的に
形成する。形成した後において運転員ないし作業者がガ
ータの上へ登れば良いのであるから、転落事故の起こる
可能性はなくなり職場の安全遂行上、価値ある効果をも
らすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ、ロ、ハは実施例の正面図、平面図、側面図、
第2図イ、ロ、ハは同じ実施例の部分を拡大した正面
図、平面図、側面図、第3図イ、ロは同じ実施例の別の
状態を示す正面図、平面図、第4図は係止作動実施例の
系統図、第5図イ、ロは従来技術の一例を示す正面図と
平面図 1……天井走行クレーン、2……ガータ、3……横行台
車、4……軌道(横行)、5……軌道(走行)、6……
車輪、7……支柱、8……可動柵、10……運転台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井走行クレーン1のガータ2の上に架設
    した横行台車3の軌道4を両端の走行台車の軌道5を越
    えて延設し、該横行台車の軌道4上を横行する複数個の
    車輪6と、該車輪上でそれぞれ支保される複数の支柱7
    を配設し、該複数の支柱間へ立菱状に伸縮自在な可動柵
    8を張設し、該可動柵を縮めて前記横行台車の軌道4の
    延長部において係止する手段と、該係止を解除し伸して
    横行台車3の側壁に到達する手段と、伸縮のための前記
    車輪6の駆動手段と、前記すべての手段をクレーン運転
    台10より遠隔操作によって作動させる伝達系路とを具
    えたことを特徴とする天井走行クレーンの安全柵。
JP13890089U 1989-11-29 1989-11-29 天井走行クレーンの安全柵 Expired - Lifetime JPH0630782Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13890089U JPH0630782Y2 (ja) 1989-11-29 1989-11-29 天井走行クレーンの安全柵

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JP13890089U JPH0630782Y2 (ja) 1989-11-29 1989-11-29 天井走行クレーンの安全柵

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Publication Number Publication Date
JPH0376884U JPH0376884U (ja) 1991-08-01
JPH0630782Y2 true JPH0630782Y2 (ja) 1994-08-17

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