JPH06307719A - 空気調和機におけるコンプレッサの起動制御方法 - Google Patents

空気調和機におけるコンプレッサの起動制御方法

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JPH06307719A
JPH06307719A JP5098097A JP9809793A JPH06307719A JP H06307719 A JPH06307719 A JP H06307719A JP 5098097 A JP5098097 A JP 5098097A JP 9809793 A JP9809793 A JP 9809793A JP H06307719 A JPH06307719 A JP H06307719A
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井 伸 郎 松
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    • H02P6/20Arrangements for starting
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンプレッサの負荷条件のいかんにかかわら
ず、可及的に立ち上げ時間が短く、かつ可及的に異常停
止を生じさせない、安定した自動起動運転を行いうる、
コンプレッサの起動制御方法の提供。 【構成】 冷凍サイクル中の冷媒循環用コンプレッサ
(1)を、ブラシレスモータ(6,10)により駆動す
る空気調和機におけるコンプレッサの起動制御方法にお
いて、停止状態のブラシレスモータを、ロータ位置検知
信号を用いることなく非同期強制転流運転により起動
し、この強制転流運転の間に、同期転流のためのロータ
位置の検知が所定回数以上行われたとき、位置検知信号
を用いた同期転流起動運転に移行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレスモータによ
り可変速駆動されるコンプレッサを備えた空気調和機に
おけるコンプレッサの起動制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近時、ブラシレスモータにより可変速駆
動されるコンプレッサを備えた空気調和機が用いられて
いる。このブラシレスモータは、ロータに永久磁石を用
い、ロータの回転位置を検出してその検出回転位置信号
を用いて三相巻線に印加する電圧の通電相をサイクリッ
クに切換えることにより駆動される。この種のモータは
堅牢性に勝るとされる誘導電動機などと比較して、ロー
タに発生する熱損失が少ないなど、低損失・低発熱など
の利点を持っており、これらの利点を活かして、近時、
広く用いられる傾向にある。
【0003】この種の空気調和機の冷凍サイクル及びそ
れを駆動する電力系統の概略構成例を、図9を参照して
説明する。
【0004】図9の冷凍サイクルは四路切換弁2の切換
動作により暖房運転または冷房運転をすることができ
る。暖房運転時は、実線矢印で示すように、冷媒がコン
プレッサ1から四路切換弁2、室内熱交換器3、膨張弁
4、室外熱交換器5および四路切換弁2を通ってコンプ
レッサ1に還流する方向で通流する。冷房運転時は、破
線矢印で示すように、冷媒はコンプレッサ1から四路切
換弁2、室外熱交換器5、膨張弁4、室内熱交換器3お
よび四路切換弁2を通ってコンプレッサ1に還流する方
向で通流する。なお、室内熱交換器3には空調対象の室
内へ温風(暖房運転時)または冷風(冷房運転時)を送
出する室内ファン3aが付設され、室外熱交換器5には
外気との間の熱交換を促進するための室外ファン5aが
付設されている。周知のごとく、暖房運転時には室内熱
交換器3が放熱器(コンデンサ)として機能し、室外熱
交換器5が吸熱器(エバポレータ)として機能する。ま
た、冷房運転時には室内熱交換器3が吸熱器(エバポレ
ータ)として機能し、室外熱交換器5が放熱器(コンデ
ンサ)として機能する。室内熱交換器3および室内ファ
ン3a、並びに後述の室内コントローラは一つの室内ユ
ニットにまとめられ、その他の部品は一つの室外ユニッ
トにまとめられる。
【0005】コンプレッサ1は可変速制御されるモータ
6によって駆動される。モータ6は永久磁石ロータ型三
相同期電動機からなっており、インバータ10の出力に
よりPWM制御される。インバータ10には、固定周波
数・固定電圧の交流電源7から整流器8および平滑コン
デンサ9を介して直流電力が供給される。インバータ1
0はモータ6のための整流子およびブラシに相当する機
能を持っており、両者はモータシステムとして機械的整
流子およびブラシを持っていないことから、一般にブラ
シレスモータと称される。
【0006】図10はインバータ10の詳細構成を示す
ものである。インバータ10は直流正極側から見た正極
3相アームU,V,Wと、直流負極側から見た負極3相
アームX,Y,Zとからなる3相ブリッジ型インバータ
であり、アームU,Xの接続点がモータ6のU相端子に
接続され、アームV,Yの接続点がモータ6のV相端子
に接続され、アームW,Zの接続点がモータ6のW相端
子に接続されている。インバータ10の各アームはそれ
ぞれ逆並列接続のダイオードを有するパワートランジス
タからなっている。モータ6は一具体例として4極機で
あるとして説明を進める。
【0007】この種のブラシレスモータの駆動におい
て、モータ6の3相巻線のうち、2相巻線にPWM制御
されたパルス通電を行い、非通電の他の1相において、
永久磁石ロータの回転に伴う誘起電圧に基づいてロータ
の回転位置を検知し、そのロータ回転位置に同期して通
電モードをサイクリックに切り換える。具体的には、非
通電相の電圧とインバータ10の直流電圧Vccの中間の
電圧(Vcc/2)との大小比較をコンパレータ16,1
7,18より行い、その比較結果に従い位置演算器19
により電気角60°毎の位置検知が行われる。コンパレ
ータ16〜18及び位置演算器19により位置検出器2
3が構成されている。
【0008】通電モードmの具体例を図11に示す。図
11は、電気角360°(1サイクル)にわたって、P
WM波の基本波形、並びにU,V,W各相の電流及び電
圧の波形と、ロータ位置及び通電モードmとの相互関係
を示すものである。図から分かるように、通電モードm
=0はモータ側から見てU→W相(インバータ10のア
ームU,Z)に通電してV相通電休止とする通電モード
であり、以下同様に、m=1はU→V相(アームU,
Y)に通電してW相通電休止、m=2はW→V相(アー
ムW,Y)に通電してU相通電休止、m=3はW→U相
(アームW,X)に通電してV相休止、m=4はV→U
相(アームV,X)に通電してW相休止、m=5はV→
W相(アームV,Z)に通電してU相休止、とする通電
モードである。各通電モードにおいて、モータ6に電流
を流している一対のアームのうち、一方のみがPWM制
御され、他方は連続通電とされる。無通電状態にある残
りの1相の巻線に誘起する電圧によりロータの回転位置
が検知される。この回転位置の検知タイミングは、図1
1に示すように、各通電モードにおける1転流周期(6
0°)の中央位置である。従って、ロータ位置検出時点
から電気角30°経過した時点で転流指令が出力され
る。
【0009】室内熱交換器3には空調されるべき部屋の
温度すなわち室温Ti を検出する室温センサ11が設け
られており(図9)、この室温Ti が設定室温Ts に近
付くように部材1〜5で示される冷凍サイクルの運転が
行われる。
【0010】この種の空気調和機システムにおいて、コ
ンプレッサ起動時すなわちモータ起動時には、モータ巻
線にロータ回転位置検知のための誘起電圧が生じていな
いので、ロータ回転位置を検知することができない。そ
のため、モータ起動時にはロータ回転位置と同期をとる
ことなく、ロータ回転位置とは無関係に通電相を強制的
に切り換える、いわゆる非同期強制転流起動方式に従っ
て起動させる。
【0011】かくして、モータ起動時には非同期強制転
流起動運転を行い、ロータ誘起電圧を検知することがで
きるような速度に達したら、ロータ位置検出信号を用い
た同期転流運転に切り換えて起動運転(同期転流起動運
転)を継続し、起動完了により、室内ユニットから出力
される指令周波数に向けてインバータ10の出力を制御
する。
【0012】従来、コンプレッサ駆動用電動機としては
誘導電動機を用いるのが一般的であった。誘導電動機を
用いた場合、ロータは、ステータ巻線によって形成され
る回転磁界に対して、負荷の大きさに応じて生ずるすべ
りをもって回転する。一方、空気調和機の起動時には、
冷凍サイクルの安定性及び信頼性という観点から、目標
速度までコンプレッサ速度を上昇させるためには、電動
機入力周波数(=インバータ出力周波数)の上昇速度や
起動のための所定周波数へのホールド時間等を考慮した
シーケンスに従うことが必要となる。誘導電動機の場
合、起動時の負荷の軽重によるコンプレッサ速度の違い
は電動機のすべりの差として吸収されるので、起動のた
めの通電シーケンスすなわち周波数制御パターンは例え
ば図12に示すようなものを1通りだけ用意しておけば
よい。図12において、縦軸は目標周波数f、横軸は起
動指令後の時間Tを示すものである。図示の例では、起
動指令により起動周波数f0 でスタートし、その後、時
間Tの経過とともにホールド周波数f1 のところまで予
め定められた単位時間当たり周波数上昇率Δf/Δt
(例えば、Δf/Δt=3Hz /s)に従って周波数fを
上昇させ、周波数ホールド終了時間T1 以降は室内機か
らの指令周波数Fs に応じて所定の周波数上昇率Δf/
Δtで周波数を上昇(実線)または低下(破線)させ
る。
【0013】図13はコンプレッサをブラシレスモータ
により駆動する場合の周波数制御パターンの一例を示す
ものである。これは、破線で示す起動成功判定時刻
0 ′までの制御態様が多少異なるが、その時点での周
波数f0 ′以降の目標周波数の与え方は図12に示す誘
導電動機の場合と同様である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】コンプレッサ駆動用電
動機として誘導電動機を用いた場合、上述のように、起
動時の負荷の軽重は電動機のすべりの差として吸収され
るので、図14に示すように、起動時のモータの目標速
度は負荷の軽重にかかわらず同一パターンで与えればよ
い。
【0015】しかるにコンプレッサ駆動用電動機として
ブラシレスモータを用いた場合、目標速度の設定いかん
によっては、図15に示すように、起動時の負荷の軽重
により起動過程でのコンプレッサの実際速度は目標速度
に対して過大側(軽負荷時)または過小側(重負荷時)
に大きくずれたものとなる。そのため、起動時に減速制
御をしなければならなかったり、急加速により過電流が
流れ保護装置が動作して回路遮断してしまったりするこ
とがあった。
【0016】この種の空気調和システムにおいてコンプ
レッサの起動負荷は冷凍サイクルの状態によって大きく
異なる。例えば、コンプレッサの吸入側・吐出側の冷媒
圧力状態や、起動直後に冷媒が潤滑油に混入する、いわ
ゆる液バックなどによってコンプレッサ負荷は大きく変
動する。そのため、低損失・低発熱という特徴を活かし
てブラシレスモータ駆動とした場合、早過ぎるタイミン
グで同期転流運転に入ってしまうと、負荷変動等により
実際速度と目標速度との差が大きくなるため急加速によ
る過電流状態を引き起こしたり、過負荷や速度ムラによ
るモータの脱調や異常停止等の事態を生じたりする。逆
に、同期転流運転に入るタイミングが遅すぎると、シス
テムの立ち上げに時間がかかる。コンプレッサ回転部の
潤滑状態がよくない低速領域で長時間運転をすることは
好ましくなく、所定時間以上経過しても起動が完了でき
ないときは、起動異常または起動失敗とみなしてシステ
ムの運転を停止させざるを得ない。
【0017】本発明の目的は、コンプレッサの負荷条件
のいかんにかかわらず、可及的に立ち上げ時間が短く、
かつ可及的に異常停止を生じさせない、安定した自動起
動運転を行いうる、ブラシレスモータによって駆動され
るコンプレッサの起動制御方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、冷凍サイクル中のコンプレッサを、ブラ
シレスモータにより駆動する空気調和機におけるコンプ
レッサの起動制御方法であって、停止状態のブラシレス
モータを、ロータ位置検知信号を用いることなく非同期
強制転流運転により起動し、この強制転流運転の間に、
同期転流のためのロータ位置の検知が所定回数以上行わ
れたとき、位置検知信号を用いた同期転流起動運転に移
行させることを特徴とするものである。
【0019】さらに本発明は、停止状態のブラシレスモ
ータを、ロータ位置検知信号を用いることなく非同期強
制転流運転により起動し、所定値以下の範囲内でモータ
への印加電圧を時間に対しほぼ一定の割合で上昇させ、
強制転流運転の間に、同期転流のためのロータ位置の検
知が行われたとき、位置検知信号を用いた同期転流起動
運転に移行させる。
【0020】
【作用】ブラシレスモータにより駆動されるコンプレッ
サの起動に際して、ロータ位置検知信号を用いることな
く非同期強制転流運転により起動し、この強制転流運転
の間に、同期転流のためのロータ位置の検知が所定回数
以上行われるか、所定値以下の範囲内でモータへの印加
電圧を時間に対しほぼ一定の割合で上昇させたときにロ
ータ位置検知が可能になったとき、同期転流起動運転に
移行させる制御とする。こうすることによって、可及的
に異常停止を生じさせないことを条件としてコンプレッ
サの立ち上げ時間を可及的に短くし、かつ、安定した自
動起動運転を行うことができる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の方法を実施する装置の一例を
示すものである。図1において、室内コントローラ20
は室温センサ11によって検出された室温Ti を設定室
温TS と比較し、前者を後者に近付けるための周波数指
令Fs を空調制御に必要な他のデータとともに室外コン
トローラ21に含まれる速度コントローラ22へ送信す
る。室外コントローラ21には速度コントローラ22の
ほかに、位置検出器23、速度検出部24、PWM制御
部25およびドライバ26が含まれている。
【0022】モータ6の電圧Vm が位置検出器23に導
入される。位置検出器23はすでに述べたように通電休
止相の誘起電圧に基づいてモータ6のロータ回転位置を
検知し位置信号Pr を出力する。位置信号Pr は速度検
出部24およびドライバ26に供給される。速度検出部
24は単位時間当たりの位置信号Pr の数、あるいは2
つまたはそれ以上の位置信号Pr 間の時間に基づいてモ
ータ6の実際の回転速度Rr (rps )を演算し、それを
速度コントローラ22へ送出する。ここで述べる実施例
においては、位置信号Pr はモータ1回転につき12個
(=6×極数/2)であるから、2つの位置信号Pr
の時間をTT (ms)とすれば、ここでモータ速度Rr
して用いる1秒当たりのモータ回転数(rps)は、Rr
103 /(12・TT )として求めることができる。速
度コントローラ22は、起動完了後は、モータ速度Rr
に対応する運転周波数f=2・Rr を、室内コントロー
ラ20から指令された指令周波数Fs に一致させるよう
な制御信号を出力し、その制御信号に基づきPWM制御
部25およびドライバ26を介して操作量信号Sgが形
成され、その操作量信号Sg によりインバータ10の出
力が制御される。
【0023】以下、本発明による起動制御方法につい
て、図2〜4に示すフローチャートを参照して説明する
詳細な説明に先立って、その概要について説明してお
く。起動制御の概要 本発明による起動制御方法は、大別して、(1) 非同期強
制転流運転、(2) 同期転流起動運転、(3) 同期転流定常
運転、及び(4) 再起動処理の4つの部分からなってい
る。以下、それぞれの部分の概要を説明する。 (1) 非同期強制転流運転(ブロック30〜51) この運転では、位置検知信号の有無にかかわらず、規定
したモード時間が来れば次のモードへと切換える。この
ブロックは、さらに「電圧制御」、「モード切換制
御」、「別の運転への移行判別」のブロック部分からな
っている。 [電圧制御]インバータ出力のデューティ比Dが時間と
ともに増加する(D=5+0.5n(nは起動からの経
過時間(s))。ただし、Dは13%を上限とする。 [モード切換制御]位置検知が連続2回行われるまでは
モード切換は強制的にTT =65ms毎に行われる。
【0024】位置検知が連続2回行われた場合、モード
切換はTT 時間(=前前回の位置検知から前回の位置検
知までの時間)で行われ、途中で位置検知ができなくな
った場合は最後に検知されたTT 時間(=位置検知から
位置検知までの時間)で行われる。 [別の運転への移行判別]連続して8回位置検知がなさ
れ、かつコンプレッサ速度が10rps 以上で、起動開始
から4秒以上経過した場合、次の同期転流起動運転(ブ
ロック52)へと移行する。
【0025】起動開始から40秒経過すると、いったん
起動停止とし、再起動試行(ブロック58)へと移行す
る。 (2) 同期転流起動運転(ブロック52〜87) この運転は、強制転流運転から最終的な同期転流運転へ
と移行する過程で、同期転流運転を行っても問題が無い
かどうかを判断するために、同期転流による位置検知が
安定しているかどうかを判断するために行う運転であ
る。
【0026】同期転流運転では位置検知に異常があった
場合、即座に運転停止とするが、この運転では、いった
ん(1) の強制転流運転に戻る。ただし、位置検知の異常
判別条件が同期転流運転時よりも厳しい。このブロック
も、「電圧制御」、「モード切換制御」、「別の運転へ
の移行判別」のブロック部分からなっている。 [電圧制御]強制転流運転における電圧制御に準ずる。 [モード切換制御]位置検知信号検出から前前回の位置
検知から前回の位置検知までの時間TT の半分の時間経
過後に転流が行われる。 [別の運転への移行判別]連続して255回位置検知が
なされ(約21回転)、かつコンプレッサ速度が10rp
s 以上の場合、第1ステップを終了し、その後、再度連
続して255回位置検知がなされ、かつコンプレッサ速
度が6rps 以上の場合、同期転流運転(ブロック88)
へと移行する。
【0027】起動開始から40秒経過すると、いったん
起動停止とし、再起動試行(ブロック58)へと移行す
る。
【0028】運転中、位置検知信号が前前回の位置検知
から前回の位置検知までの時間TTを超えても検知され
なかった場合、転流時間TT での非同期強制転流運転
(ブロック34)へと戻る。 (3) 同期転流運転(速度制御運転。ブロック88〜11
8) この運転は、起動を終了し、その後、目標速度に移行し
て運転させるものであり、それまでの運転ではコンプレ
ッサ速度は不定であるが、この運転では速度フィードバ
ックによりデューティ比Dが制御され、コンプレッサ速
度が正確に制御される。
【0029】この運転は「前期」と「後期」に別かれ、
前期はコンプレッサの急速な高速回転を防止のために速
度を起動開始から50秒間は30rps 以下に制限する制
御である。後期はコンプレッサ速度が空気調和機の負荷
に応じて制御される。前期も後期もそれぞれ「電圧制
御」、「モード切換制御」、「別の運転への移行判別」
のブロック部分からなっている。 (前期同期転流運転)(ブロック88〜109) これは起動開始から50秒以内で行われる運転である。 [電圧制御]デューティ比Dは実速度Rr が目標速度R
s =30rps となるように増減される。具体的には、実
速度Rr が目標速度Rs よりも低い時はデューティ比D
を微小な値ΔDだけ増加し、高い時(負荷が極端に軽い
状態の時に発生する可能性があるが、現実にはほとんど
無い)はΔDだけ減少させる。
【0030】ここで、コンプレッサ速度の変化及び変化
速度(加速度または減速度)が過大となり、コンプレッ
サ摺動部の異常を招いたり、速度がオーバーシュートし
たりするのを防止するために、デューティ比Dの変更、
すなわち速度変化が過大とならないように、単位時間
(Ts )での速度変化をΔR(=約1 rps/s)以下と
するため、実速度Rr に対し1秒間にΔRだけ目標速度
を増加させる。同様にデューティ比Dの時間的変更を所
定値以下に制限してもよい。 [モード切換制御]位置検知信号検出から、前前回の位
置検知から前回の位置検知までの時間TTの半分の時間
経過後に転流が行われる。ただし、以下に説明するフロ
ーチャートには記載していないが、進み角制御などにお
いて実速度に応じてこの時間が短縮されることもある。 [別の運転への移行判別]運転中、前回の位置検知信号
検出からの時間が、前前回の位置検知から前回の位置検
知までの時間TT の2倍を超えても次の位置検知信号が
なかった時に異常と判断し、再起動試行(ブロック5
8)へと移行する。
【0031】ここで(1) ,(2) の起動時よりも位置検知
信号不検出時間の精度を落とすのはコンプレッサ速度低
下の制御により位置検知が前回よりも遅くなることに対
処するためである。 (後期同期転流運転)(ブロック110〜117) これは起動開始から50秒経過以後の運転である。 [電圧制御]デューティ比Dは、空調負荷に応じた指令
周波数Rs と位置検知に基づく実速度Rr との差に基づ
き増減される。
【0032】具体的なデューティ比Dの変更は前期同期
転流運転の場合と同様である。 [モード切換制御]前期同期転流運転の場合と同様であ
る。 [別の運転への移行判別]前期同期転流運転の場合と同
様である。 (4) 再起動処理(ブロック58〜64) 位置検知等の異常によりコンプレッサ及びモータを停止
する。起動から50秒以内では停止後10秒で再度、非
同期強制転流運転に入る。起動から50秒以上経過した
後は2分30秒後に再度、非同期強制転流運転に入る。
【0033】ただし、1回の運転中に3回異常が発生し
たときは運転を中止し、異常表示を行う。
【0034】起動制御の具体例 図2〜4は速度コントローラ22によって行われる起動
制御ルーチンのフローチャートを示すものである。この
ルーチンがスタートすると、まず起動指令の有無がチェ
ックされる(ブロック30)。ここで“NO”のとき
は、起動以外の処理を行う他のルーチン(ブロック3
1)へ移行する。ブロック30で“YES”すなわち起
動指令有のときは、強制転流の時間、すなわち同一モー
ドの時間TTをTT =60(ms)(これは、モータ速度
=103 /(12×60)=1.39(rps)に対応し、
指令周波数=2.78(Hz )に対応する)に初期設定
するとともに、各変数m,h,j,kをそれぞれ“0”
なる値に初期設定して(ブロック32)電圧決定ブロッ
ク33,34に移行する。変数mは通電モードを表す変
数であり、hおよびkはそれぞれ起動運転時の同期転流
回数をカウントするための変数、jは再起動試行回数カ
ウントのための変数である。まず起動開始からの時間n
(s)の積算を開始し(ブロック33)、この積算時間
nを用いて、D=5+0.5・nなる演算式によりデュ
ーティー比D(%)を計算する(ブロック34)。この
演算式は、図5に示すように、n=0のときD=5であ
り、以後、時間の経過につれて0.5(%/s)の割合
で電圧値を増加させていくことを示している。このよう
に制御する理由は、モータ6の過大トルクによりコンプ
レッサ1に対し衝撃を与えることのないように低電圧で
スタートさせ、スタート後は低周波数(低速度)領域に
長時間滞留することのないように電圧を徐々に上昇さ
せ、モータ6およびコンプレッサ1が早く立ち上がるよ
うにするためである。起動判定時間は変数nを用いて、
同期転流運転により最長40(s)まで考慮するが、モ
ータ電圧が高くなり過ぎないように、ブロック34a,
34bの処理により、この範囲内では図5に示すよう
に、D=13(%)のところ(n=(13−5)/0.
5=16(s))を上限値としている。なお、電圧上昇
パターンは図5に示されているものに限定されることな
く、図6に示すように例えば起動指令直後に1秒間の最
低電圧(D=5%)保持区間をおいた後、それ以降上限
値(D=13%)のところまで図5と同様の上昇率0.
5(%/s)で上昇させるなど、適宜のパターンとする
ことができる。
【0035】次の処理は通電モードの決定・実行であ
る。この処理は、通電モードを表わす変数m(以下、こ
れを通電モードmと称する)の値に従ってインバータ1
0を転流制御するものであって、通電モードmの値を値
6で割り算したときの剰余を表す演算式:mod (m/
6)の演算結果を新たな変数mの値として求める処理
(ブロック35)と、通電モードmで通電させる処理
(ブロック36)とからなっている。通電モードmの具
体例は図11を参照してすでに説明した通りである。
【0036】通電モードmを決定し、それに従って強制
転流制御をした後、m=m+1のインクリメント処理を
し通電モードの切換え準備をした(ブロック37)後、
通電モード切換からの経過時間TD (ms) の計測を開始
する(ブロック38)。次にロータの回転位置が検知さ
れたかどうかをチェックする(ブロック39)。
【0037】ブロック39において“NO”すなわち位
置検知なしのときは、続いてブロック38で計測スター
トした時間TD のチェック、すなわちTD ≧TT である
かのチェックを行う(ブロック40)。ここで“NO”
すなわちTD <TT である場合はブロック39に戻り、
位置検知なし、かつTD <TT である限り、ここで待機
する。ブロック40において“YES”すなわちTD
T になったときは、次の通電モードで非同期強制転流
起動を行わせるべく、時間TP (ロータ位置検知から次
の位置検知までの時間カウントのためのタイマ時間)を
ストップしてクリアし(ブロック41)、続いて連続位
置検知回数カウンタである変数hをクリアしてゼロにし
(ブロック42)、時間TD をクリアし(ブロック4
3)てブロック57へ進む。
【0038】ブロック39において“YES”すなわち
位置検知ありのときは、時間TP のカウント継続中かど
うかをチェックし(ブロック44)、“NO”すなわち
前通電モードで位置検知がなされていないことにより、
時間TP のカウント継続中でないときは、時間TP を新
たにカウント開始させ(ブロック45)、ブロック40
の場合と同様に、TD ≧TT のチェックを行い、ここで
“NO”すなわちTD<TT である場合には、TD ≧T
T となるまで待機し次の転流チャンスまで待つ(ブロッ
ク46)。ここで“YES”すなわちTD ≧TT になっ
たら、初回の位置検知がなされたものとしてh=1の処
理をし(ブロック47)、ブロック43へ進む。
【0039】ブロック44で“YES”すなわち時間T
P のカウント継続中であるときは、時間TP のカウント
をストップし(ブロック48)、h=h+1のインクリ
メント処理をする(ブロック49)。この連続位置検知
回数をカウントする変数hの値につき、h≧8かどう
か、すなわち8回連続して位置検知されたか否かのチェ
ックを行う(ブロック50)。
【0040】ブロック50で“NO”すなわちh<8で
ある場合は、時間TP をストップしてクリアし(ブロッ
ク51)、ブロック45へ進む。ブロック50で“YE
S”すなわちh≧8である場合には、TT =TP の処理
(ブロック52)、TD およびTP のクリア処理(ブロ
ック53)、並びにTP およびTF のカウントスタート
の処理(ブロック54)を行い、TF の値が、TF ≧T
T /2かどうかのチェックを行い、ここで“NO”すな
わちTF <TT /2である限り待機する(ブロック5
5)。TF ≧TT /2になったら、TF をストップして
クリアし(ブロック56)、ブロック57へ進む。すな
わち、TT =TP の処理(ブロック52)により位置検
知ありの場合は、以降の通電モードの時間が最長でTp
の値に制限される。ブロック50〜56は転流が位置検
知信号に基づいて行われる同期運転用転流時間決定の処
理を行うブロックである。
【0041】ブロック57において、n<40(s)で
あるかどうかをチェックする。ここで“NO”すなわち
n≧40である場合には、ブロック58〜64は変数j
を用いて3回までの再起動(ブロック32〜56)を試
みるルーチンである。ここで、起動指令からの時間nに
対して設定される40秒という時間であるが、これは経
験的に割り出される時間であって、一連の起動運転プロ
セスの成否を決定するための目安の最長時間として設定
される。まず、j=j+1の処理により起動失敗回数を
カウントする変数Jをインクリメントし(ブロック5
8)、この変数jの値が、j≦3であるかどうかをチェ
ックする(ブロック59)。ここで“NO”すなわちj
>4のときは、1回の運転で起動失敗等が4回以上発生
したということであり、コンプレッサ拘束や、欠相、過
負荷などによる起動不能等の異常状態とみなしてシステ
ム全体をオフとし(ブロック60)、異常表示をする
(ブロック61)という内容の異常処理を行う。ブロッ
ク58において“YES”すなわちj≦3のときは、時
間TO のカウントを開始させ(ブロック62)、起動開
始からの時間nがn>50(sec )か否かを判別する
(ブロック63)。この時間判別はn≦50の場合の起
動制御中の異常と運転途中の異常(ブロック100,1
01)かを識別し、起動途中の停止に対しては、冷凍サ
イクル中の高低圧差が小であるためコンプレッサ停止時
間T0Sを10(sec )と短くし、運転中は高低圧差が小
さくなるまでの長い時間150(s)(=2分30秒)
を設定する(ブロック63a,63b)。そして、この
時間TO がT0S以上になるまで待機する(ブロック63
c)。TO ≧T0Sになったら、カウント時間nをストッ
プさせクリアし(ブロック64)、ブロック32へ戻っ
て再起動を試みる。
【0042】ブロック57において、“YES”すなわ
ちn<40(s)である場合には、印加電圧一定の下で
ブロック65〜68の起動判定第1ステップを処理す
る。まず、h≧255かどうかのチェックを行う(ブロ
ック65)。ここで“255”という転流回数である
が、これはコンプレッサ立ち上げ直後の液バックや負荷
変動による回転むらを回避し、あるいは加速時のモータ
脱調や異常停止という事態を回避するための回転安定ま
での判断回数として設定されるものである。ブロック6
5で“NO”すなわちh<255であったときは、ブロ
ック34へ戻る。ブロック65において“YES”すな
わちh≧255である場合には、さらにn≧4であるか
どうかのチェックを行い(ブロック66)、“NO”す
なわちn<4である場合には、ブロック34へ戻る。こ
こでn<4という事態は、軽負荷時にコンプレッサ速度
が急速に上昇することによって生ずるので、ブロック3
4へ戻って再起動を行うことによりコンプレッサ回転が
安定するまで時間を稼ぐことができる。ブロック66に
おいて“YES”、すなわちn≧4である場合は、速度
r (rps)すなわち1秒当たりの回転数を、Rr
1/(12・TT )として算出し(ブロック67)、そ
の速度Rr が、Rr ≧10であるかどうかをチェックす
る(ブロック68)。なお、ここではモータ6の極数P
が、P=4であるとし、Rr =2・周波数/P=2/
(周期・P)=2/(6・TT ・4)に基づいて演算式
を決定している。ブロック68でRr <10なら、異常
な過負荷、例えばコンプレッサがカジリ直前の状態であ
るとか、潤滑油の粘度が異常に高いなどの状態にあるも
のと判断し、コンプレッサの回転が安定するまでの時間
を稼ぐためにブロック34へ戻る。ブロック68におい
て、“YES”すなわちRr ≧10なら、コンプレッサ
の回転が安定して立ち上がったものと判断して第2ステ
ップの同期転流起動運転ルーチンに入る(ブロック69
〜83)。
【0043】このルーチンでは、まずブロック35と同
様に演算式:mod (m/6)の演算結果を新たな通電モ
ードに対応する変数mの値として格納し(ブロック6
9)、ここで求められた変数mの値に従ってトランジス
タU〜Zの中から一対のトランジスタを選択して通電す
る(ブロック70。図11参照)。このブロックの処理
の後、変数mを、m=m+1としてインクリメントし
(ブロック71)、モード切換すなわち転流時点からの
時間TD (ms) の計測を開始する(ブロック72)。次
にロータ位置が検知されたかどうかをチェックする(ブ
ロック73)。
【0044】ブロック73で“NO”すなわち位置検知
なしのときは、脱調判別の処理(ブロック74〜76)
を実行する。この処理ではまずTD ≧TT かのチェック
を行う(ブロック74)。ここで“NO”すなわちTD
<TT である場合はブロック73に戻り、位置検知な
し、かつTD <TT である限り、ここで待機する。ブロ
ック74において“YES”すなわちTD ≧TT になっ
た場合は、脱調であると判断しh=0の処理(ブロック
75)をした後、TP およびTD をストップしてクリア
し(ブロック76)てブロック34へ戻って起動運転を
やりなおす。
【0045】ブロック73において“YES”すなわち
位置検知ありのときは、時間TP のカウント動作をスト
ップし(ブロック77)、新たな通電モード時間の設定
T=TP の処理をした(ブロック78)後、TD およ
びTP をクリアし(ブロック79)、TP およびTF
タイムカウントをスタートさせる(ブロック80)。次
いで時間TF の値が、TF ≧TT /2かどうかのチェッ
クを行い、“NO”すなわちTF <TT /2である限り
ここで待機する(ブロック81)。TF ≧TT/2にな
ったら、TF をストップしてクリアする(ブロック8
2)。その後、kの値をk=k+1とインクリメントし
(ブロック83)、次の通電モード処理(ブロック6
9)へ戻る前に起動判定の第2ステップ(ブロック84
〜87)へと進む。
【0046】このステップでは、まずn<40(sec )
か否かのチェックを行う(ブロック84)。ここで“N
O”すなわちn≧40なら正常な起動が行われていない
と判断し、ブロック58へ進んで最初から再起動を試み
る。ブロック84で“YES”すなわちn<40なら、
連続位置検知回数を示すkの値がk≧255かどうかの
チェックを行い(ブロック85)、“NO”すなわちk
<255である場合には、ブロック69へ戻って第2ス
テップの同期転流起動運転を行う。ブロック85におい
て“YES”すなわちk≧255である場合には、Rr
=1/(TT ・12)の演算をし(ブロック86)、R
r が、Rr ≧10であるかどうかをチェックする(ブロ
ック87)。ここで“NO”すなわちRr <10なら、
ブロック69へ戻り、第2ステップの同期転流起動運転
を行う。ブロック87において、“YES”すなわちR
r ≧6なら、ブロック88以下の処理、すなわち起動運
転から定常運転へと移行するためのルーチンを実行す
る。
【0047】起動運転から定常運転へと移行するための
最初のブロック88は目標速度変更用タイマすなわち単
位時間(1秒)設定用タイマの時間TS のスタート処理
である。この処理の後、目標速度RS に対し、RS =R
r +ΔRの処理を行い(ブロック89)、この処理の後
の目標速度RS が30(rps )を超えないようにブロッ
ク89a,89bで処理される。その後、TS ≧1
(s)か否かのチェックを行う(ブロック90)。ブロ
ック89におけるΔRは目標速度RS に対する単位時間
(1sec )当たりの変化量すなわち加速度相当の数値を
示すものであり、目標速度RS と実際速度Rr の差が大
きい時に加速度が極端に大きくならないように設定され
る。ブロック90で“YES”すなわちTS ≧1なら、
ブロック88へ戻る。ブロック90で“NO”すなわち
S <1のときは、さらにRr とRSの大小関係のチェ
ックを行う(ブロック92)。Rr >RS ならモータ電
圧を徐々に上昇させるべく、D=D+ΔDの処理を行い
(ブロック93)、Rr <RSならD=D−ΔDの電圧
修正処理を行った(ブロック94)後、すでに述べたと
同様のm=mod (m/6)の演算を行う(ブロック9
5)。ブロック92でRr=RS のときは、Dに関する
変更処理を行わずに直接、ブロック95へ進む。このよ
うにしてブロック88〜95ではコンプレッサの速度変
化が最大でΔR/sec に制限される。次に通電モードm
で通電を行い(ブロック96)、m=m+1のインクリ
メント処理をして(ブロック97)時間TD のカウント
をスタートさせ(ブロック98)、ロータ位置が検知さ
れたかどうかをチェックする(ブロック99)。
【0048】ブロック99で“NO”すなわち位置検知
なしのときは、まずTD ≧2TT かのチェックを行う
(ブロック100)。ここで“NO”すなわちTD <2
T である場合はブロック99に戻り、位置検知なし、
かつTD <2TT である限り、ここで待機する。ブロッ
ク100において“YES”すなわちTD ≧2TT にな
った場合には、TP およびTD をストップしてクリアし
(ブロック101)、ブロック58へジャンプして再起
動を試行する。この運転では、通電モード切換から位置
検知までの時間TD が、前回の位置検知から位置検知ま
での時間TT の2倍まで許容される。
【0049】ブロック99において“YES”すなわち
位置検知ありのときは、時間TP のカウント動作をスト
ップし(ブロック102)、TT =TP の処理をした
(ブロック103)後、TD およびTP をクリアし(ブ
ロック104)、次いでTP およびTF のカウントを改
めてスタートさせる(ブロック105)。時間TF の値
が、TF ≧TT /2かどうかをチェックし、ここで“N
O”すなわちTF <TT/2である限り待機する(ブロ
ック106)。TF ≧TT /2になったら、TFのカウ
ントをストップしてクリアし(ブロック107)、モー
タ速度Rr につきRr =1/(TT ・12)の演算をし
(ブロック108)、n>50かどうかをチェックする
(ブロック109)。ここで“NO”すなわちn≦50
なら、ブロック90へ戻る。従って起動開始から50
(s)経過するまでは、コンプレッサ速度Rr は最高で
S =30(rps )に制限され、油の温度が低い状態で
高速回転がされないようにしている。
【0050】ブロック109において“YES”すなわ
ちn>50なら、時間TS がカウント継続中かどうかの
チェックを行い(ブロック110)、“YES”すなわ
ち継続中である場合には時間TS に関し、TS ≧1かど
うかをチェックし(ブロック111)、“NO”すなわ
ちTS <1であったら、そのカウントをストップしクリ
アしてブロック92へジャンプする。TS ≧1である場
合は、室内コントローラ21から指令周波数FS を受信
し(ブロック112)、その指令周波数FS を実際速度
r と比較する(ブロック113)。ブロック110で
“NO”すなわち時間TS がカウント継続中でなかった
場合には時間TS のカウントを開始させ(ブロック11
4)てから指令周波数FS を受信し(ブロック11
2)、それと実際速度Rr (モータ周波数換算)とを比
較する。この比較の結果、FS >Rrなら、RS =Rr
+ΔRの処理を行い(ブロック115)、ブロック92
へジャンプする。また、FS ≦Rr の場合は、FS <R
r か否かのチェックを行い(ブロック116)、“YE
S”すなわちFS <Rr であったら、RS =Rr −ΔR
の処理を行い(ブロック117)、ブロック92へジャ
ンプする。さらにブロック116で“NO”すなわちF
S =Rr の場合は、RS の修正を行うことなくブロック
92へジャンプする。このようにして定常の電圧制御に
よる同期運転へと移行する。
【0051】図7及び図8は本発明に従ってコンプレッ
サを起動運転したときの典型的な速度推移(図7)及び
モータ電圧推移(図8)を示すものである。いずれも、
起動指令後、1秒未満の非同期強制転流区間、及び数秒
間の同期転流起動区間を経て起動が完了し、それ以後、
本来の速度制御に移行していることが分かる。
【0052】以上述べた本発明による制御方法によれ
ば、軽負荷時でも衝撃なしに起動することができ、逆に
過負荷状態のときでも電圧漸増制御により可及的に起動
可能とし、起動失敗の事態を可及的に減少させることが
できる。
【0053】
【発明の効果】コンプレッサの負荷条件いかんにかかわ
らず、可及的に安定した自動起動運転を行いうる、空気
調和機におけるコンプレッサの起動制御方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御方法を実施する装置の一例を
示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例による処理ルーチンの第1部
分を示すフローチャート。
【図3】本発明の一実施例による処理ルーチンの第2部
分を示すフローチャート。
【図4】本発明の一実施例による処理ルーチンの第3部
分を示すフローチャート。
【図5】起動時の印加電圧(デューティ比)パターンを
示す線図。
【図6】起動時の他の印加電圧(デューティ比)パター
ンを示す線図。
【図7】本発明の起動制御方法によって起動したときの
コンプレッサ速度の推移を示す線図。
【図8】本発明の起動制御方法によって起動したときの
モータに対する印加電圧の推移を示す線図。
【図9】公知の冷凍サイクルおよびそれを駆動する電力
系統を示すブロック図。
【図10】図9におけるインバータの内部構成を、制御
のための検出端装置とともに示す接続図。
【図11】ブラシレスモータの各相電流・電圧および通
電モードを示す説明図。
【図12】公知の誘導電動機駆動による起動の場合の指
令周波数パターンを示す線図。
【図13】公知のブラシレスモータ駆動による起動の場
合の指令周波数パターンを示す線図。
【図14】誘導電動機駆動による起動の場合のコンプレ
ッサの実際速度と目標速度との関係を示す線図。
【図15】ブラシレスモータ駆動による起動の場合のコ
ンプレッサの実際速度と目標速度との関係を示す線図。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 3 室内熱交換器 5 室外熱交換器 6 モータ 8 整流器 9 コンデンサ 10 インバータ 11 室温センサ 20 室内コントローラ 21 室外コントローラ 22 速度コントローラ 23 位置検出器 24 速度検出部 26 ドライバ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍サイクル中のコンプレッサを、ブラシ
    レスモータにより駆動する空気調和機におけるコンプレ
    ッサの起動制御方法であって、 停止状態のブラシレスモータを、ロータ位置検知信号を
    用いることなく非同期強制転流運転により起動し、 この強制転流運転の間に、同期転流のためのロータ位置
    の検知が所定回数以上行われたとき、位置検知信号を用
    いた同期転流起動運転に移行させることを特徴とする、
    空気調和機におけるコンプレッサの起動制御方法。
  2. 【請求項2】ロータ位置検知信号を用いた同期転流起動
    運転とした後でロータ位置検知が不可能となったとき、
    ロータ位置検知をしていたときと同一の転流時間間隔で
    再度非同期強制転流運転を行うことを特徴とする請求項
    1に記載の起動制御方法。
  3. 【請求項3】コンプレッサ速度が所定値以上に達したこ
    と、同期転流起動運転の下でコンプレッサが所定回数以
    上の回転数に達したこと、及び起動運転開始後、所定時
    間以上経過したことの3つの起動判定基準のうち、少な
    くとも1つを満たしたときに起動終了とみなして空調負
    荷に応じた速度制御運転に移行させることを特徴とする
    請求項2に記載の起動制御方法。
  4. 【請求項4】コンプレッサ速度が所定値以上に達したこ
    と、コンプレッサが同期転流起動運転の下で所定値以上
    の回転数に達したこと、及び起動運転開始後、所定時間
    以上経過したことの3つの起動判定基準をすべて満たし
    た後、改めて、コンプレッサ速度が所定値以上に達した
    こと、起動運転開始後、所定時間以上経過したこと、及
    び同期転流起動運転の下で所定値以上の回転数に達した
    ことの3つの起動判定基準を満たしたときに起動終了と
    みなすことを特徴とする請求項3に記載の起動制御方
    法。
  5. 【請求項5】起動運転開始後所定時間以内に起動判定基
    準を満たさないときは、異常による起動不良とみなして
    運転停止とすることを特徴とする請求項1に記載の起動
    制御方法。
  6. 【請求項6】起動運転開始後、起動判定が終了するまで
    の間、所定値以下の範囲内でモータへの印加電圧を時間
    に対しほぼ一定の割合で上昇させることを特徴とする請
    求項1に記載の起動制御方法。
  7. 【請求項7】起動運転開始後、所定時間の間一定の低電
    圧を印加し、次いで印加電圧を時間に対しほぼ一定の割
    合で上昇させることを特徴とする請求項6に記載の起動
    制御方法。
  8. 【請求項8】モータへの印加電圧を、印加パルスのデュ
    ーティ比を調整することにより調整することを特徴とす
    る請求項6に記載の起動制御方法。
  9. 【請求項9】起動運転開始後、モータへの印加電圧を調
    整する電圧制御による起動を行い、起動判定基準に基づ
    いて起動終了と判定された時のコンプレッサの実際速度
    を検知し、それ以降、その実際速度に対応する周波数を
    初期周波数としてコンプレッサの速度を空調負荷に応じ
    て制御することを特徴とする請求項6に記載の起動制御
    方法。
  10. 【請求項10】ロータ位置検知信号を、ブラシレスモー
    タへの入力直流電圧の中間電圧と、非通電相のモータ巻
    線端子電圧との比較結果に基づいて得ることを特徴とす
    る請求項1に記載の起動制御方法。
  11. 【請求項11】冷凍サイクル中のコンプレッサを、ブラ
    シレスモータにより駆動する空気調和機におけるコンプ
    レッサの起動制御方法であって、 停止状態のブラシレスモータを、ロータ位置検知信号を
    用いることなく非同期強制転流運転により起動し、 所定値以下の範囲内でモータへの印加電圧を時間に対し
    ほぼ一定の割合で上昇させ、 強制転流運転の間に、同期転流のためのロータ位置の検
    知が行われたとき、位置検知信号を用いた同期転流起動
    運転に移行させることを特徴とする、空気調和機におけ
    るコンプレッサの起動制御方法。
  12. 【請求項12】ロータ位置検知信号を用いた同期転流起
    動運転とした後でロータ位置検知が不可能となったと
    き、ロータ位置検知をしていたときと同一の転流時間間
    隔で再度非同期強制転流運転を行うことを特徴とする請
    求項11に記載の起動制御方法。
  13. 【請求項13】ロータ位置検知信号を、ブラシレスモー
    タへの入力直流電圧の中間電圧と、非通電相のモータ巻
    線端子電圧との比較結果に基づいて得ることを特徴とす
    る請求項11に記載の起動制御方法。
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