JPH06307427A - 物体の固定構造 - Google Patents

物体の固定構造

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JPH06307427A
JPH06307427A JP11773293A JP11773293A JPH06307427A JP H06307427 A JPH06307427 A JP H06307427A JP 11773293 A JP11773293 A JP 11773293A JP 11773293 A JP11773293 A JP 11773293A JP H06307427 A JPH06307427 A JP H06307427A
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JP
Japan
Prior art keywords
nut
bolt
force
counterclockwise
hand thread
Prior art date
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Pending
Application number
JP11773293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Oguchi
弘 大口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIKICHI KK
Original Assignee
DAIKICHI KK
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Publication date
Application filed by DAIKICHI KK filed Critical DAIKICHI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 物体を固定する装置で、ボルトの脚部に右回
りのねじ切りと左回りのねじ切りを形成し、ナットも右
回転でねじ込めるタイプと左回転でねじ込めるタイプの
2種類のナットを使うことにより、その固定は外的要因
に左右されることなく又、長期に渡り安定させることが
できる。又、固定を解除する場合は、その作業は容易
で、しかも何度もこの装置は、そのまま再利用可能であ
る。 【構成】 本発明の物体の固定構造は、ボルト1の脚部
に形成された左回りのねじ切り2と右回りのねじ切り3
により構成され、又ナットにおいては右回転でボルト1
にねじ込める様にねじ切りされたナットと左回転でねじ
込める様にねじ切りされたナットにより構成され、それ
ぞれをボルト1にねじ込んでいくことにより、固定を強
固で安定したものにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】製造業、建設業、工業等におけ
る、物体の固定に関するもの。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の物体を固定するためには、
接着によるもの、ろう着によるものとボルトとナットに
よるものが汎用されてきているが一度固定したものを再
度分離する必要がある場合には、ボルトとナットの使用
が好ましくこれは諸産業に活用されてきている。しかし
振動等外的要因により固定後のゆるみや脱離が、大きな
事故を発生し社会問題となっている。
【0003】
【発明が解決するための課題】ボルトとナットによる固
定には、その後のゆるみや脱離が近年大きな問題となっ
てきているが、一度固定したらゆるみや脱離を防止で
き、かつ修理、点検など必要が生じた場合はボルトとナ
ットの人為的な分離を可能とし又、それらのボルトとナ
ットをそのまま再利用できるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1、2、3を用いて説
明する。本発明のボルト(1)に左回りのねじ切り
(2)と右回りのねじ切り(3)を同一ボルトに施し
又、ボルト脚部より見て右回りでねじ込めるようにされ
たねじ切りのナット(4)と左回りでねじ込める様にね
じ切りされたナットを作製することにより図3で示す様
にまず板A、Bをナット(4)を右回転させながら(以
下すべてボルト脚部より見ての回転方向で表す。)ボル
ト(1)とナット(4)でしめ込み固定する。次にナッ
ト(5)を左回転に回しナット(4)に到達せしめ固定
する仕組みを開発した。
【0005】
【作用】図4を用いて説明する。ナット(4)は右回り
の力でねじ込む力、つまり物体をしめつけ固定する力と
なり、一方ナット(6)は左回りでねじ込む力、つまり
物体をしめつけ固定する力となるとなる。そこで、振動
等によりナット(4)にゆるむ力、つまり左回りの力が
加わった場合その力はナット(6)に伝わりナット
(6)にとって左回りの力はねじ込む力、つまり物体を
しめつけ固定する力なので、ナット(6)はナット
(4)のゆるみに抵抗する力となって働く。その為、板
A,Bの固定は、振動等外的要因に左右されることなく
固定される。
【0006】
【実施例】次に実際の作製例を図5を用いて説明する。
金属板AとBをボルト(1)とナット(4)とナット
(8)で固定した。そのためにまずボルト(1)にあら
かじめボルトの直径よりわずかに大き目にあけられた金
属板AとBを通し、次に右回転でナット(4)をボルト
(1)にねじ切り(2)に沿わせねじ込み、金属板A,
Bをボルト(1)の頭部とナット(4)ではさみ強固に
固定した。次にナット(8)は左回転でボルト(1)に
ねじ切り(3)に沿わせねじ込んだ。この時ナット
(8)には通常のナットのねじ切りとは逆のねじ切りを
施し、左回転によりボルトのねじ切り(3)に沿ってね
じ込める様に製作した。ナット(4)にナット(8)を
緊密に強固に密着させた。ナット(8)は、ナット
(4)よりやや大き目に作製したので、ナット(8)を
ねじ込む時ナット(4)にスパナ−等で影響を与えるこ
となく作業が容易にできた。次に前述と逆の作業を行な
うことにより容易にそれらをはずすことができた。
【0007】
【発明の効果】本発明の同一ボルトの脚部に左回りのね
じ切り(2)と右回りのねじ切り(3)を形成し、又右
回りでねじ込める様に作られたねじ切りのナット(4)
と左回りでねじ込める様に作られたねじ切りのナット
(6)を使用することにより、物体を固定した場合、そ
の後の固定の維持安定に多大な信用をもたらし又、はず
す場合もその作業を容易に可能にした。この装置によ
り、今後交通や作業などの安全度は、より高いものにな
ることが約束される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボルトにボルト脚部より見て右回りと左回りの
2通りのねじ切りをした斜視図である。
【図2】ボルト脚部から見てナットが右回りでねじ込ん
でいくものと別のナットで左回りでねじ込んでいくもの
と2種類でナットの斜視図である。
【図3】金属板A,Bをボルトに通し、右回りでボルト
にねじ込むナットと左回りでボルトにねじ込むナットの
状態を示す斜視図である。
【図4】ナット(4)と(6)とボルト(1)で板A,
Bを固定した斜視図である。
【図5】実際に作製された例の斜視図である。
【符号の説明】
(1) ボルト (2) 左回りのねじ切り (3) 右回りのねじ切り (4) ナット (5) ボルト装着時ボルト脚部より見て右回りでねじ
込める様に作製されたナットのねじ切り部分 (6) ナット (7) ボルト装着時ボルト脚部より見て左回りでねじ
込める様に作製されたナットのねじ切り部分 (8) 左回りでねじ込める様に作製されたナット
(4)より大きいナット A 板 B 板 C ボルト脚部より見て右回り(時計の方向)の方向
を示す矢印 D ボルト脚部より見て左回り(時計と反対の方向)
の方向を示す矢印
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】図1、2、3を用いて説
明する。本発明のボルト(1)に左回りのねじ切り
(2)と右回りのねじ切り(3)を、同一ボルトに施し
又、ボルト脚部より見て右回りでねじ込めるようにされ
たねじ切りのナット(4)と左回りでねじ込めるように
ねじ切りされたナット(6)を作製することにより図3
で示す様にまず板A,Bをナット(4)を右回転させな
がら(以下すべてボルト脚部より見ての回転方向で表
す。)ボルト(1)とナット(4)でしめ込み固定す
る。次にナット(6)を左回転に回しナット(4)に到
達せしめ固定する仕組みを開発した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【実施例】 例1 次に実際の作製例図5を用いて説明する。金属板
AとBをボルト(1)とナット(4)とナット(8)で
固定した。そのためにまずボルト(1)にあらかじめボ
ルトの直径よりわずかに大き目にあけられた金属板Aと
Bを通し、次に右回転でナット(4)をボルト(1)に
ねじ切り(2)に沿わせねじ込み、金属板AとBをボル
ト(1)の頭部とナット(4)ではさみ強固に固定し
た。次にナット(8)は左回転でボルト(1)にねじ切
り(3)に沿わせねじ込んだ。この時ナット(8)には
通常のナットのねじ切りとは逆のねじ切りを施し、左回
転によりボルトのねじ切り(3)に沿ってねじ込める様
に製作した。ナット(4)にナット(8)を緊密に強固
に密着させた。ナット(8)は、ナット(4)よりやや
大き目に作製したので、ナット(8)をねじ込む時ナッ
ト(4)にスパナ−等で影響を与えることなく作業が容
易にできた。次に前述と逆の作業を行なうことにより容
易にそれらをはずすことができた。 例2 図6を用いて説明する。金属板A,Bをナット
4、6を用いて固定後、ナット(4)(6)の外周をは
め込むことができる内径をもったキャップ(9)でナッ
ト(4)(6)をはめ込んだ。このキャップによりその
固定はより持続的で確実なものとなった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】実際に作製された例の斜視図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【符号の説明】 (9) キャップ ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトとナットによる固定で同一ボルト
    に右回りと左回りのねじ切りを形成し一方ナットに於い
    ては、右回りと左回りのねじ切りの2種類を製作、それ
    らを使用し物体を固定することにより、ボルトとナット
    のゆるみを生じさせないことを特徴とする物体の固定構
    造。
JP11773293A 1993-04-20 1993-04-20 物体の固定構造 Pending JPH06307427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11773293A JPH06307427A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 物体の固定構造

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JP11773293A JPH06307427A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 物体の固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06307427A true JPH06307427A (ja) 1994-11-01

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ID=14718923

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JP11773293A Pending JPH06307427A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 物体の固定構造

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JP (1) JPH06307427A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006028327A1 (en) * 2004-09-09 2006-03-16 Jae Won Ko Bolt structure, and bolt and nut assembly structure
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CN112472199A (zh) * 2021-01-15 2021-03-12 王春保 一种可调节角度和力度的挠动脉止血器
US11933342B1 (en) 2021-07-19 2024-03-19 Shiro Hatakeyama Non-loosening fastening structure

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