JPH06307422A - ねじ仮締め表示端子付きワッシャ - Google Patents

ねじ仮締め表示端子付きワッシャ

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JPH06307422A
JPH06307422A JP11386493A JP11386493A JPH06307422A JP H06307422 A JPH06307422 A JP H06307422A JP 11386493 A JP11386493 A JP 11386493A JP 11386493 A JP11386493 A JP 11386493A JP H06307422 A JPH06307422 A JP H06307422A
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JP
Japan
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washer
tightening
temporary
display terminal
nut
Prior art date
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Pending
Application number
JP11386493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Hasebe
州彦 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication of JPH06307422A publication Critical patent/JPH06307422A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルトナットの仮締め状態を顕在化するワッ
シャを提供する。 【構成】 ワッシャの本体11の周辺に、端面が適当な色
彩に塗装され、ナット52a が仮締め状態であることを表
示し、ナット52a の本締め作業の際に、除去する表示端
子13を設ける。 【効果】 表示端子13が未だ残存しておれば、本締めま
たはその確認作業が未完了と容易に判断され、本締めが
確実に実行できるもので、装置の信頼性が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ナットねじ又はボル
トの仮締め状態を表示する表示端子付きのワッシャに関
する。
【0002】
【従来の技術】製造工場における装置などの組み立てに
おいては、装置の各ユニットをボルトあるいはナットね
じにより、所定の位置に一旦仮締めして調整し、これが
終了すると本締めにより固定されて組み立てが完了し、
装置が出荷される。この場合、ユニットによっては、仮
締めはゆるく締めた状態とし、本締めで強く締めて固定
する場合があるが、光学ユニットなどでは、仮締めの段
階で強く締めて、本締めと同様に固定して光軸などを調
整し、本締めにおいて締め付け状態が確認される場合が
ある。上記の仮締めと本締めにおいては、ナットねじあ
るいはボルトの弛緩を防止するためにワッシャが使用さ
れており、ワッシャには平板のものや、ばね付きまたは
爪付きのものなど各種があり、目的に応じて使い分けさ
れている。なお、上記した光学ユニットのように仮締め
の段階で強く固定される場合は、これをゆるめると調整
に狂いが生ずるので、仮締めに使用したワッシャは、ボ
ルトに装着したまま本締めに共通使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、多数のユニット
よりなる装置においては、各ユニットの中には本締め
や、その確認がなされず、仮締め状態のまま出荷される
ミスがまま発生しており、ナットが弛緩してユニットが
脱落するなどの事故の原因となっている。このような本
締めやその確認がなされない理由には、失念や手順の錯
誤などがあり、一方、ボルトナットとワッシャは、仮締
め状態のままか、本締めが完了しているのかが、外観上
見分けがつかないからである。これに対して、仮締め状
態であることを顕在化し、これが目視により容易に判断
できる、なんらかの手段が必要とされている。この発明
は上記に鑑みてなされたもので、ボルトナットの仮締め
状態を顕在化するワッシャを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成する、ねじ仮締め表示端子付きワッシャであって、
ワッシャ本体の周辺あるいは端部が、彩色され、ナット
ねじあるいはボルトが仮締め状態であることを表示し、
ナットねじあるいはボルトの本締め作業の際に、除去さ
れるものである。上記の仮締めと本締めとに共用する表
示端子付きワッシャに対して、本締め作業の前または後
に、ワッシャの本体より表示端子を容易にカットできる
切り溝を設ける。上記の仮締めのみに使用する表示端子
付きワッシャに対して、本締め作業の際、ボルトにナッ
トが装着された状態で、ボルトよりワッシャを抜き取る
ことができる、U字形の切り欠きを設ける。表示端子の
塗装は、仮締めと本締めとに共用するワッシャと、仮締
めのみに使用するワッシャとを区別できる、別個の色彩
とする。
【0005】
【作用】上記の、ねじ仮締め表示付きワッシャにおいて
は、表示端子は本締め作業の際に除去されるので、もし
表示端子が残っておれば、ナットねじあるいはボルトが
仮締め状態のままであると判断され、失念や手順の錯誤
などのミスが排除されて本締めが確実になされ、ナット
の弛緩による事故の発生が防止できる。仮締めと本締め
とに共用するワッシャの表示端子は、本締め作業の前ま
たは後に、その切り溝により本体から容易にカットされ
るので、仮締め状態のままか、本締めが完了したかが明
確に判断できる。仮締めのみに使用するワッシャの表示
端子には、U字形の切り欠きが設けられ、本締め作業の
前に、ボルトにナットが装着された状態で、ワッシャの
本体とともに表示端子が抜き取られるので、やはり仮締
めと本締めが明確に判断できる。表示端子の塗装の色彩
は、仮締め本締めに共用するワッシャと、仮締めのみに
使用するワッシャとが別個とされているので、これらが
容易に識別され、それぞれの取り扱いに混乱が生じな
い。
【0006】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例における、
仮締めと本締めに共用するワッシを示し、(a) は本体11
が平板のワッシャ1、(b) は本体21がばね付きのワッシ
ャ2の、それぞれの平面および断面図を示し、(c) はワ
ッシャ1または2の使用方法の説明図である。図1(a)
において、表示端子付きワッシャ1は、本体11が円形の
平板で、その中心にボルトに対する中心孔12がある。本
体11の周辺に図示の形状の端子131 を形成し、その端面
に、例えば赤色の塗料を塗装132 して表示端子13とし、
これと本体11の境界に切り溝14を設けて構成される。図
1(b) において、表示端子付きワッシャ2の本体21は、
その一部に切り欠き211 を有し、その両側が湾曲した、
いわゆるばね付きである。切り欠き211 の反対側の本体
21の周辺に、上記のワッシャ1と同様に、端子231 と切
り溝24を形成し、端子231 の端面を、例えば黄色に塗装
232 して表示端子23が構成される。なお、上記の端子13
1,231 と切り溝14,24 は、それぞれの本体11,21 の打抜
き加工と同時に形成することができる。
【0007】図1(c) において、例えば装置のフレーム
4a に対して、光学ユニットなどのベース4b を、ボル
トナット5により固定するものとする。まず、ボルト51
を両者の貫通孔に挿入し、例えば図示の上側で、ボルト
51にワッシャ1(または2)を、また下側には通常のワ
ッシャ53をそれぞれ嵌挿し、ホルト51の上下の両側にナ
ット52a,52b をねじ込んで仮締めする。この仮締めは、
ある程度に強く締めてベース4b をフレーム4a にほぼ
固定し、必要によりナット52a を僅かにゆるめるなどし
て光軸調整などを行い、調整が終了すると本締めと同様
に確実に固定する。
【0008】出荷時点などにおける各ナットねじあるい
はボルトの本締めの際は、表示端子13(または14) が残
存していれば、仮締めのままで、締め付け状態が未確認
であるから、これを確認した後、表示端子13(または2
3) を切り溝14(または24) で折り曲げて切り取る。こ
れにより、本体11(または21) は残って通常のワッシャ
の役目を果たすとともに、本締めの確認が終了したこと
が明確に示される。なお上記においては、仮締め段階で
本締めと同様にベース4b を固く固定したものである
が、仮締めをゆるくする場合は、ばね付きのワッシャ2
を適用することができる。
【0009】次に、図2はこの発明の第2の実施例にお
ける、仮締めのみに使用するワッシャ3を示し、(a) は
平面および断面図、(b) は使用方法の説明図である。図
2(a) において、表示端子付きワッシャ3の本体31は、
中心部から周辺部に向かって、ボルトに挿入するための
切り欠き32を有し、その両側が湾曲してばねとされてい
る。切り欠き32の反対側の本体11の周辺に、前記と同様
の端子331 を形成し、その端面に、例えば青色の塗料を
塗装332 して表示端子33を構成する。図2(b) におい
て、前記の装置のフレーム4a に対して、ユニットのベ
ース4c を、ボルトナット5により固定するものとす
る。両者の貫通孔に挿入されたボルト51の上側に、通常
のワッシャ53a と表示端子付きワッシャ3を、また下側
に通常のワッシャ53b をそれぞれ嵌挿し、ボルト51の上
下の両側にナット52a,52bをねじ込み、この場合はゆる
く仮締めする。この状態で必要な調整などを行う。
【0010】本締めにおいて、表示端子33が残存してい
れば、本締めが未完了であるから、ナット52a を装着し
たまま、ボルト51からワッシャ3とともに表示端子33を
抜き取った後、ナット52a を本締めしてベース4c をフ
レーム4a に確実に固定する。ワッシャ3の抜き取りに
より、本締めが完了したことが明確に示される。
【0011】図3は、洗濯ばさみのように、先端を開い
たり閉じたりできる他の実施例であり、把持する端部に
塗装332 で示すように、色彩が施されている。また、図
4(a) は、C形のスプリング34をワッシャ3の本体31に
溶着し、抜け止めとして他の実施例である。その端部に
は、塗装332 で示すように、色彩が施されている。ま
た、(b) は、C形のスプリング34の開放側の先端の形状
を平らにした実施例である。
【0012】以上は、ワッシャの端部に彩色の塗装を施
した実施例を示したが、彩色は塗装に限らず、端部に所
定の色彩を持つプラスチックのカバーや塩化ビニールチ
ューブ等を被覆して色彩を施してもよい。特に、作業内
容や特別な部分には、その内容に応じて赤、青、黄とい
うように、色彩を変えることもできる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明によるね
じ仮締め表示端子付きワッシャにおいては、表示端子に
よりナットねじあるいはボルトの仮締め状態が顕在化さ
れて、本締めまたはその確認作業が的確に実行され、ナ
ットの弛緩による事故を防止できるものであり、また、
ワッシャは、仮締めと本締めの共用ものや、仮締めのみ
に使用するものに対して、適切な形状と識別用の塗装が
開示されて、それぞれが混乱なく使用できるもので、出
荷される装置の信頼性が向上する効果には大きいものが
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例における、仮締めと
本締めに共用する平板ワッシを示し、(a) はその平面図
および中央断面図、(b) はばね付き平板ワッシャの平面
図および断面図、そして(c) は平板ワッシャの使用方法
の説明図である。
【図2】 この発明の第2の実施例における、仮締めの
みに使用するワッシャを示し、(a) はその平面図および
断面図、(b) はその使用方法の説明図である。
【図3】 この発明の第3の実施例における、仮締めの
みに使用する他のワッシャの平面図および側面図であ
る。
【図4】 この発明の第3の実施例における、仮締めの
みに使用するスプリングを溶着したワッシャを示し、
(a) は、その平面図および側面図、(b) は、スプリング
の先端形状を変えた平面図である。
【符号の説明】
1,2…仮締め本締め共用の表示端子付きワッシャ、3
…仮締めのみに使用する表示端子付きワッシャ、11,21,
31…ワッシャの本体 12,22 …中心孔、211,32…切り欠
き、13,23,33…表示端子、131,231,331 …端子、132,23
2,332 …塗装、14,24 …切り溝、4a …装置のフレーム
など、4b …光学ユニットのベース、4c …ユニットの
ベース、5…ボルトナット、51…ボルト、52a,52b …ナ
ット、 53,53a,53b…通常のワッシャ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトに嵌挿され、被固定物に対するナ
    ットねじ又はボルトの締め付け用のワッシャにおいて、
    該ワッシャの本体の周辺あるいは端部が、彩色され、前
    記ナットねじが仮締め状態であることを表示し、該ナッ
    トねじの本締め作業の際に、除去されることを特徴とす
    る、ねじ仮締め表示端子付きワッシャ。
  2. 【請求項2】 前記仮締めと本締めとに共用する表示端
    子付きワッシャに対して、該本締め作業の前または後
    に、該ワッシャの本体より、該表示端子を容易にカット
    できる切り溝を設けたことを特徴とする、請求項1記載
    のねじ仮締め表示端子付きワッシャ。
  3. 【請求項3】 前記仮締めのみに使用する表示端子付き
    ワッシャに対して、前記本締め作業の前に、前記ボルト
    にナットが装着された状態で、該ボルトより該ワッシャ
    を抜き取ることができる、U字形の切り欠きを設けたこ
    とを特徴とする、請求項1記載のねじ仮締め表示端子付
    きワッシャ。
  4. 【請求項4】前記表示端子の塗装は、前記仮締めと本締
    めとに共用するワッシャと、前記仮締めのみに使用する
    ワッシャとを区別できる、別個の色彩とすることを特徴
    とする、請求項1から3のうちの1項記載のねじ仮締め
    表示端子付きワッシャ。
JP11386493A 1993-04-16 1993-04-16 ねじ仮締め表示端子付きワッシャ Pending JPH06307422A (ja)

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JP (1) JPH06307422A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005299858A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Toshiba Corp 緊締具用座体の取扱装置、この取扱装置に用いられる緊締具用座体並びに緊締具用座体の取扱方法
KR100857917B1 (ko) * 2007-01-25 2008-09-10 유신정밀공업 주식회사 스냅 링
JP2019078404A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト 係合インジケータを備えたファスナーカプラ

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KR100857917B1 (ko) * 2007-01-25 2008-09-10 유신정밀공업 주식회사 스냅 링
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