JPH05280520A - 締結部品 - Google Patents
締結部品Info
- Publication number
- JPH05280520A JPH05280520A JP10550892A JP10550892A JPH05280520A JP H05280520 A JPH05280520 A JP H05280520A JP 10550892 A JP10550892 A JP 10550892A JP 10550892 A JP10550892 A JP 10550892A JP H05280520 A JPH05280520 A JP H05280520A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- tightening torque
- tightening
- torque
- monitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業者が締結作業における締め付けトルクを
特殊な工具なしで目視で管理可能とする。 【構成】 ボルト及びナット及びワッシャ類に締め付け
トルクで色が変化するトルクモニターを備えたものであ
る。または、色が変化する材料自体でボルト及びナット
及びワッシャ類を製作した。 【効果】 締め付けトルク管理に特殊工具が不要とな
り、また、締め付けトルク管理の状態が常に監視可能と
なる。さらに、締め付けトルク過不足に起因するトラブ
ルを防ぐことができる。
特殊な工具なしで目視で管理可能とする。 【構成】 ボルト及びナット及びワッシャ類に締め付け
トルクで色が変化するトルクモニターを備えたものであ
る。または、色が変化する材料自体でボルト及びナット
及びワッシャ類を製作した。 【効果】 締め付けトルク管理に特殊工具が不要とな
り、また、締め付けトルク管理の状態が常に監視可能と
なる。さらに、締め付けトルク過不足に起因するトラブ
ルを防ぐことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボルト、ナット及び
ワッシャなどの締結部品を使用し、ものを組み立てる時
の締め付けトルク管理に関するものである。
ワッシャなどの締結部品を使用し、ものを組み立てる時
の締め付けトルク管理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のボルト及びナットの締め付
けトルク管理方法を示すもので、図において、1はトル
クレンチ本体、2はこのトルクレンチ本体に着脱自在に
装着されたビット、3は上記トルクレンチ本体1とビッ
ト2により締められるボルト、4aと4bはボルト3に
より互いに締め付けられる2個の被組立品である。
けトルク管理方法を示すもので、図において、1はトル
クレンチ本体、2はこのトルクレンチ本体に着脱自在に
装着されたビット、3は上記トルクレンチ本体1とビッ
ト2により締められるボルト、4aと4bはボルト3に
より互いに締め付けられる2個の被組立品である。
【0003】次に締め付け作業について説明する。トル
クレンチ本体1によって、ボルト3は被組立品4aと4
bを締め付けるが、このとき、トルクレンチ本体1は、
ボルト3と被組立品4a,4bの材質とネジ径により、
あらかじめ締め付けトルクを設定しているので、ボルト
3が締め付けトルクに達すると、トルクレンチ本体1が
ビット2の付け根部分で空回りし、設定トルク以上締め
付けトルクは発生しないようになされている。以上で、
ボルト締め付け作業は完了するが、この状態では第3者
にボルトが締まっているか解からないため、次いで図5
bに示すようにマジック5などで締め付け完了の印をつ
けている。
クレンチ本体1によって、ボルト3は被組立品4aと4
bを締め付けるが、このとき、トルクレンチ本体1は、
ボルト3と被組立品4a,4bの材質とネジ径により、
あらかじめ締め付けトルクを設定しているので、ボルト
3が締め付けトルクに達すると、トルクレンチ本体1が
ビット2の付け根部分で空回りし、設定トルク以上締め
付けトルクは発生しないようになされている。以上で、
ボルト締め付け作業は完了するが、この状態では第3者
にボルトが締まっているか解からないため、次いで図5
bに示すようにマジック5などで締め付け完了の印をつ
けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のボルト及びナッ
トの締め付け作業は以上のように実施されているので、
高価なトルクレンチを購入しなければならず、また、締
め付けトルクも作業者が適切に設定することが必要で、
さらにボルト締め付け後、装置の振動などでボルトが緩
んでも、目視での判断は不可能であるなどの問題点があ
った。
トの締め付け作業は以上のように実施されているので、
高価なトルクレンチを購入しなければならず、また、締
め付けトルクも作業者が適切に設定することが必要で、
さらにボルト締め付け後、装置の振動などでボルトが緩
んでも、目視での判断は不可能であるなどの問題点があ
った。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、目視でボルト及びナットの締め
付け力を管理できるとともに、従来のボルト及びナット
の締め付け作業に不可欠であったトルクレンチを不必要
とし、さらに作業者の技能に関係なく均一な締め付け作
業ができるようにすることを目的とする。
ためになされたもので、目視でボルト及びナットの締め
付け力を管理できるとともに、従来のボルト及びナット
の締め付け作業に不可欠であったトルクレンチを不必要
とし、さらに作業者の技能に関係なく均一な締め付け作
業ができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る締結部品
は、応力によって色が変化する塗料、プラスチック、金
属を締め付けトルクモニターとし、これを締結部品の一
部に取付けるか、または締結部品自体を応力で色が変化
する材料で成形したものである。
は、応力によって色が変化する塗料、プラスチック、金
属を締め付けトルクモニターとし、これを締結部品の一
部に取付けるか、または締結部品自体を応力で色が変化
する材料で成形したものである。
【0007】
【作用】この発明における締結部品は、締め付けにて発
生する応力により、塗料、プラスチック、金属などの締
め付けトルクモニターの色が変化し、作業者は目視にて
規定の締め付けトルクに達したことを確認する。
生する応力により、塗料、プラスチック、金属などの締
め付けトルクモニターの色が変化し、作業者は目視にて
規定の締め付けトルクに達したことを確認する。
【0008】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図において、3はボルト、6はこのボルト3の頭
に取付けられたプラスチック製の締め付けトルクモニタ
ーである。なお7はボルト3を締め付けるための六角棒
レンチ、4a,4bは被組立品である。
する。図において、3はボルト、6はこのボルト3の頭
に取付けられたプラスチック製の締め付けトルクモニタ
ーである。なお7はボルト3を締め付けるための六角棒
レンチ、4a,4bは被組立品である。
【0009】次にその作用について説明する。図1にお
いて、六角棒レンチ7にてボルト3を回すことで被組立
品4a,4bを互いに締め付けることにより、ボルト3
の頭に応力が発生し、この応力でプラスチック製締め付
けトルクモニター6の色が変化し、作業者は、規定の締
め付けトルクに達したことを確認し、締め付け作業完了
となる。
いて、六角棒レンチ7にてボルト3を回すことで被組立
品4a,4bを互いに締め付けることにより、ボルト3
の頭に応力が発生し、この応力でプラスチック製締め付
けトルクモニター6の色が変化し、作業者は、規定の締
め付けトルクに達したことを確認し、締め付け作業完了
となる。
【0010】実施例2.なお上記実施例では、ボルトの
場合について説明したが、図2に示すように、ナット7
に適用してもよい。
場合について説明したが、図2に示すように、ナット7
に適用してもよい。
【0011】実施例3.また図3に示すように、ワッシ
ャ8に成形したプラスチック製締め付けトルクモニター
を使用した組み立て方法でも良く、上記実施例と同様の
効果を奏する。
ャ8に成形したプラスチック製締め付けトルクモニター
を使用した組み立て方法でも良く、上記実施例と同様の
効果を奏する。
【0012】実施例4.また上記実施例では、プラスチ
ック製の締め付けトルクモニターとしたが、締め付けト
ルクモニターに金属、塗料を用いてもよい。
ック製の締め付けトルクモニターとしたが、締め付けト
ルクモニターに金属、塗料を用いてもよい。
【0013】実施例5.また上記実施例では、ボルト及
びナットに、締め付けトルクモニターの材料を付設した
ものを示したが、応力により色が変化する材料自体で成
形したボルト及びナット及びワッシャでもよく、同様の
効果を奏する。
びナットに、締め付けトルクモニターの材料を付設した
ものを示したが、応力により色が変化する材料自体で成
形したボルト及びナット及びワッシャでもよく、同様の
効果を奏する。
【0014】実施例6.また図4に示すように、ボルト
10、或はまたナット及びワッシャに締め付けトルクモ
ニター6を埋め込んだものでもよく、同様の効果を奏す
る。
10、或はまたナット及びワッシャに締め付けトルクモ
ニター6を埋め込んだものでもよく、同様の効果を奏す
る。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、締結部
品自体に締め付けトルクモニターを備えたので、組立作
業にトルクレンチが不要となり、また精度が高く簡単に
トルク管理が可能となり、さらに作業者間の締め付け作
業の均一化が図れる効果がある。
品自体に締め付けトルクモニターを備えたので、組立作
業にトルクレンチが不要となり、また精度が高く簡単に
トルク管理が可能となり、さらに作業者間の締め付け作
業の均一化が図れる効果がある。
【図1】この発明の一実施例による締結作業を示す斜面
図aとそのボルトのみの斜面図bである。
図aとそのボルトのみの斜面図bである。
【図2】この発明の他の実施例による締結状態を示す正
面図aとそのナットのみの斜面図bである。
面図aとそのナットのみの斜面図bである。
【図3】この発明の他の実施例による締結状態aとその
ワッシャのみの斜面図bである。
ワッシャのみの斜面図bである。
【図4】この発明の他の実施例によるボルトを示す正面
図である。
図である。
【図5】従来の締結作業を示す斜面図aとその締結完了
確認作業を示す斜面図bである。
確認作業を示す斜面図bである。
3 ボルト 4a 被組立品 4b 被組立品 6 締め付けトルクモニター
Claims (2)
- 【請求項1】 規定の締め付けトルクに達したとき、そ
の応力によって色が変化するトルクモニターを備えたこ
とを特徴とする締結部品。 - 【請求項2】 規定の締め付けトルクに達したとき、そ
の応力によって色が変化する材料で成形されている締結
部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10550892A JPH05280520A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 締結部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10550892A JPH05280520A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 締結部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280520A true JPH05280520A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=14409547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10550892A Pending JPH05280520A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 締結部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05280520A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6279242B1 (en) | 1999-09-13 | 2001-08-28 | Swagelok Company | Intrinsic gauging for tube fittings |
US6640457B2 (en) | 1999-09-13 | 2003-11-04 | Swagelok Company | Intrinsic gauging for tube fittings |
US7194817B2 (en) | 1999-09-13 | 2007-03-27 | Swagelok Company | Intrinsic gauging for tube fittings |
CN102619846A (zh) * | 2012-03-31 | 2012-08-01 | 徐子玉 | 聪明螺母 |
EP3537020A1 (en) * | 2018-03-09 | 2019-09-11 | General Electric Company | Visual torque indication for threaded joints |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP10550892A patent/JPH05280520A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6279242B1 (en) | 1999-09-13 | 2001-08-28 | Swagelok Company | Intrinsic gauging for tube fittings |
US6502323B2 (en) | 1999-09-13 | 2003-01-07 | Swagelok Company | Intrinsic gauging for tube fittings |
US6640457B2 (en) | 1999-09-13 | 2003-11-04 | Swagelok Company | Intrinsic gauging for tube fittings |
US6941668B2 (en) | 1999-09-13 | 2005-09-13 | Swagelok Company | Intrinsic gauging for tube fittings |
US7194817B2 (en) | 1999-09-13 | 2007-03-27 | Swagelok Company | Intrinsic gauging for tube fittings |
US7430811B2 (en) | 2003-03-12 | 2008-10-07 | Swagelok Company | Intrinsic gauging for tube fittings |
CN102619846A (zh) * | 2012-03-31 | 2012-08-01 | 徐子玉 | 聪明螺母 |
EP3537020A1 (en) * | 2018-03-09 | 2019-09-11 | General Electric Company | Visual torque indication for threaded joints |
CN110242804A (zh) * | 2018-03-09 | 2019-09-17 | 通用电气公司 | 用于螺纹接头的视觉扭矩指示 |
JP2019168445A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-10-03 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ねじ継手の可視トルク表示 |
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