JPH06306896A - 圧力タンクを備えた送水系の制御方法 - Google Patents

圧力タンクを備えた送水系の制御方法

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JPH06306896A
JPH06306896A JP9315293A JP9315293A JPH06306896A JP H06306896 A JPH06306896 A JP H06306896A JP 9315293 A JP9315293 A JP 9315293A JP 9315293 A JP9315293 A JP 9315293A JP H06306896 A JPH06306896 A JP H06306896A
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JP
Japan
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pressure
pump
water
water supply
flow rate
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JP9315293A
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English (en)
Inventor
Takaaki Takami
孝明 高見
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送水ポンプ1の運転動力費を節減するととも
に、容量の小さい圧力タンクの使用を可能にして、タン
ク設備費を節減する。 【構成】 送水管2下流側の使用水量の低下により流量
が減少して、圧力検知手段3によって検知された圧力タ
ンク4内の圧力が所定の値まで上昇するかあるいは流量
検知手段6によって検知した流量が所定の値まで低下し
たならば、それ以後は、送水管2下流側の使用水量の変
化に対応して送水ポンプ1の回転数を増減速制御するこ
とにより吐出圧力を一定に保持し、送水ポンプ1の回転
数が運転停止点に相当するレベルに低下した時点もしく
は流量が送水ポンプの運転停止点に相当するレベルに減
少した時点で、一旦、ポンプの回転数を上昇させたのち
運転を停止するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水道設備や灌漑設備
に使用される圧力タンクを備えた送水系の制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば図3に示すように、
送水ポンプ1の吐出口に送水管2を接続し、この送水管
2に圧力検知手段3を設けた圧力タンク4が備えられて
いる送水系5では、送水管2下流側の使用水量の低下に
より流量が減少して、圧力検知手段3によって検知され
た圧力タンク4内の圧力が送水ポンプ1の使用限界点に
相当するレベルに移行した時点でポンプ1の運転を停止
し、送水管2下流側の使用水量の増加により流量が大き
くなって、圧力検知手段3によって検知された圧力タン
ク4内の圧力が送水ポンプ1の運転点に相当するレベル
に達した時点でポンプ1の運転を開始するように制御さ
れている。
【0003】すなわち、図3および図4において、送水
管2下流側の使用水量の低下により、送水管2の通水量
が管路抵抗R2とQーHカーブC1との交点(運転停止
点)Bに対応するレベルQ1まで減少して、圧力検知手
段3によって検知されている圧力タンク4内の圧力が運
転停止点Bに対応するレベルP2まで上昇した時点でポ
ンプ1の運転を停止し、送水管2下流側の使用水量の増
加により、送水管2の送水量が管路抵抗R1とQーHカ
ーブC1との交点(運転点)Aに対応するレベルQ2ま
で増加して、圧力検知手段3によって検知されている圧
力タンク4内の圧力が運転点Aに対応するレベルP1ま
で低下した時点でポンプ1の運転を開始するように制御
されている。しかし、この種の送水制御方法では、運転
点Aから運転停止点Bの間は、送水ポンプ1が一定の回
転数(Nmax)で高速回転数され続けることになるの
で、運転動力費が増大するとともに、送水ポンプ1の吐
出圧力変動が大きいなどの問題点を有している。
【0004】そこで、可変速送水ポンプ1の使用によっ
て回転数制御を行うことで、運転動力費の節減を図ると
ともに、送水ポンプ1の吐出圧力変動を小さく抑えるよ
うにした送水系の制御方法が実施されている。この種の
制御方法によれば、図3の送水系5において、送水ポン
プ1が高速回転している送水管2下流側の使用水量の低
下により流量が減少して、圧力検知手段3によって検知
された圧力タンク4内の圧力が所定の値まで上昇したな
らば、それ以後は、送水管2下流側の使用水量の低下に
対応して送水ポンプ1の回転数を減速制御することによ
り吐出圧力を一定に保持し、回転数が送水ポンプ1の運
転停止点に相当するレベルに低下した時点でポンプ1の
運転を停止する。そして、送水管2下流側の使用水量の
増加により流量が大きくなって、圧力検知手段3によっ
て検知された圧力タンク4内の圧力が送水ポンプ1の運
転点に相当するレベルに達した時点でポンプ1の運転を
開始するように制御されている。
【0005】すなわち、図3および図5において、管路
抵抗R1とQーHカーブC1が交差する運転点Aで送水
ポンプ1が高速回転(Nmax)している状態におい
て、送水管2下流側の使用水量の低下により流量が減少
して、圧力検知手段3によって検知された圧力タンク4
内の圧力が管路抵抗R3とQーHカーブCが交差する運
転点Cに相当する値PCまで上昇したならば、それ以後
は送水管2下流側の使用水量がさらに低下して流量が減
少するのに対応して、送水ポンプ1の回転数を小さくし
て圧力タンク4内の圧力、つまり送水ポンプ1の吐出圧
力を一定値PCに保持する。そして、送水ポンプ1の回
転数が管路抵抗R2とQーHカーブC2が交差する運転
停止点Dに相当するレベル(Nmin)に低下した時点
でポンプ1の運転を停止させる。さらに、送水管2下流
側の使用水量の増加により流量が大きくなって、圧力検
知手段3によって検知された圧力タンク4内の圧力が送
水ポンプ1の運転点Aに相当するレベルP1まで下降し
た時点でポンプ1の運転を開始するように制御されてい
る。この種の送水制御方法では、ポンプ1の連続高速運
転を回避できるので、運転動力費を節減できる。しか
し、運転停止点Dに対応する圧力PCは、図4および図
5の圧力P2よりも小さいので、圧力タンク4の容量が
図4および図5において同じであれば、PCのレベルか
らP1までの圧力低下時間が短くなって、ポンプ1の起
動頻度が高くなる問題を生じる。したがって、ポンプ1
の延命を図るために容量の大きい圧力タンク4を使用し
てポンプ1の起動頻度を必要最小限に抑えるように考慮
しなければならず、圧力タンク4の設備費が増大する欠
点を有している。そのために、運転動力費を節減できる
とともに、容量の小さい圧力タンク4を使用してタンク
設備費を節減することのできる送水制御方法の開発が要
求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、運転動力費が増大するとともに、運転動力費の節
減を図るように制御すると容量の大きい圧力タンクが必
要になって、タンク設備費が増大する点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、送水ポンプの
吐出口に送水管が接続され、この送水管に圧力検知手段
を設けた圧力タンクが備えられた送水系において、高速
運転送水中に前記圧力検知手段によって検知された圧力
タンク内の圧力が所定の値まで上昇するか、あるいは送
水管に介設した流量検知手段によって検知した流量が所
定の値まで低下したならば、それ以後は、送水管下流側
の使用水量の変化に対応して送水ポンプの回転数を増減
速制御することにより吐出圧力を一定に保持し、回転数
が送水ポンプの運転停止点に相当するレベルに低下した
時点もしくは流量が送水ポンプの運転停止点に相当する
レベルに減少した時点で、一旦、ポンプの回転数を上昇
させたのち運転を停止するように制御することを特徴と
し、運転動力費を節減できるとともに、容量の小さい圧
力タンクの使用を可能にしてタンク設備費も節減する目
的を達成した。
【0008】
【作用】本発明によれば、送水ポンプが高速回転してい
る送水管下流側の使用水量の低下により流量が減少し
て、圧力検知手段によって検知された圧力タンク内の圧
力が所定の値まで上昇するかあるいは流量検知手段によ
って検知した流量が所定の値まで低下したならば、それ
以後は、送水管下流側の使用水量の変化に対応して送水
ポンプの回転数を増減速制御することにより吐出圧力を
一定に保持し、回転数が送水ポンプの運転停止点に相当
するレベルに低下した時点もしくは流量が送水ポンプの
運転停止点に相当するレベルに減少した時点で、一旦、
ポンプの回転数を上昇させたのち運転を停止する。そし
て、送水管下流側の使用水量の増加により流量が大きく
なって、圧力検知手段によって検知された圧力タンク内
の圧力が送水ポンプの運転点に相当するレベルまで低下
した時点でポンプの運転を開始する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明が適用される送水系の概略構成図
を示す。なお、前記従来例と同一もしくは相当部分には
同一符号を付して説明する。図1において、送水系5
は、可変速送水ポンプ1と、この送水ポンプ1の吐出口
に接続された送水管2と、送水管2介設された流量検知
手段6および圧力検知手段3を設けた圧力タンク4を具
備した構造になっている。また、流量検知手段3によっ
て検知した送水管2の流量は制御手段7に入力され、圧
力検知手段3によって検知した圧力、つまり送水ポンプ
1の吐出圧力も制御手段7に入力される。そして、制御
手段7から送水ポンプ1の原動機(図示省略)に起動信
号と停止信号および変速信号が出力されるとともに、送
水ポンプ1の回転数が制御手段7に入力されるようにな
っている。
【0010】本発明は、送水ポンプ1が高速回転してい
る送水管2下流側の使用水量の低下により流量が減少し
て、圧力検知手段3によって検知された圧力タンク4内
の圧力が所定の値まで上昇するかあるいは流量検知手段
によって検知した流量が所定の値まで低下したならば、
それ以後は、送水管2下流側の使用水量の低下に対応し
て送水ポンプ1の回転数を減速制御することにより吐出
圧力を一定に保持し、回転数が送水ポンプ1の運転停止
点に相当するレベルに低下した時点もしくは流量が送水
ポンプ1の運転停止点に相当するレベルに低下した時点
で、ポンプ1の回転数を上昇させたのち運転を停止す
る。そして、送水管2下流側の使用水量の増加により流
量が大きくなって、圧力検知手段3によって検知された
圧力タンク4内の圧力が送水ポンプ1の運転点に相当す
るレベルまで低下した時点でポンプ1の運転を開始す
る。
【0011】すなわち、図1および図2において、管路
抵抗R1とQーHカーブC1が交差する運転点Aで送水
ポンプ1が高速回転(Nmax)している状態におい
て、送水管2下流側の使用水量の低下により流量が減少
して、圧力検知手段3によって検知された圧力タンク4
内の圧力が、管路抵抗R3とQーHカーブCが交差する
運転点Cに相当する値PCまで上昇するかあるいは流量
検知手段6によって検知した流量がQ3まで低下したな
らば、それ以後は送水管2下流側の使用水量がさらに低
下して流量が減少するのに対応して制御手段7から送水
ポンプ1に減速信号を出力して、送水ポンプ1の回転数
を小さくして圧力タンク4内の圧力、つまり送水ポンプ
1の吐出圧力を一定値PCに保持する。送水ポンプ1の
回転数が管路抵抗R3とQーHカーブC2が交差する低
速運転停止点Dに相当するレベル(Nmin)に低下し
た状態を回転数(Nmin)または流量Q1によって検
出した時点でポンプ1の回転数を上げ、送水ポンプ1を
高速回転(Nmax)させて運転停止点が管路抵抗R3
とQーHカーブC1の交点B、つまり高速運転停止点B
に移行した時点で制御手段7から停止信号を出力して送
水ポンプ1の運転を停止する。また、送水管2下流側の
使用水量の増加により流量が大きくなって、圧力検知手
段3によって検知された圧力タンク4内の圧力が送水ポ
ンプ1の運転点Aに相当するレベルP1まで下降した時
点でポンプ1の運転を開始するように制御される。
【0012】このように、本発明の制御方法では、送水
ポンプ1の連続高速運転を回避できるので、運転動力費
を節減できる。しかも、高速運転停止点Bに対応する圧
力P2は、図5の圧力PCよりも大きいから、本発明の
圧力タンク4の容量が図5の圧力タンク4と同じであれ
ば、図5のPCのレベルからP1のレベルまでの圧力低
下時間よりも本発明のP2のレベルからP1のレベルま
での圧力低下時間の方が長くなる。したがって、両者に
おける圧力低下時間を等しい値に設定すれば、本発明は
容量の小さい圧力タンクの使用が可能になり、タンク設
備費を節減することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、送水管
下流側の使用水量の変化に対応して送水ポンプの回転数
を増減速制御することにより吐出圧力を一定に保持し、
送水ポンプの回転数が運転停止点に相当するレベルに低
下した時点もしくは流量が送水ポンプの運転停止点に相
当するレベルに減少した時点で、一旦、ポンプの回転数
を上昇させたのち運転を停止するようにしているので、
送水ポンプの連続高速運転が回避され運転動力費を節減
できる。また、容量の小さい圧力タンクの使用が可能に
なりタンク設備費を節減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用される送水系の概略構
成図である。
【図2】本発明の制御説明用のQーHグラフである。
【図3】従来例が適用される送水系の概略構成図であ
る。
【図4】従来例の制御説明用のQーHグラフである。
【図5】従来の他の例の制御説明用のQーHグラフであ
る。
【符号の説明】
1 送水ポンプ 2 送水管 3 圧力検知手段 4 圧力タンク 5 送水系 6 流量検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送水ポンプの吐出口に送水管が接続さ
    れ、この送水管に圧力検知手段を設けた圧力タンクが備
    えられた送水系において、高速運転送水中に前記圧力検
    知手段によって検知された圧力タンク内の圧力が所定の
    値まで上昇するか、あるいは送水管に介設した流量検知
    手段によって検知した流量が所定の値まで低下したなら
    ば、それ以後は、送水管下流側の使用水量の変化に対応
    して送水ポンプの回転数を増減速制御することにより吐
    出圧力を一定に保持し、回転数が送水ポンプの運転停止
    点に相当するレベルに低下した時点もしくは流量が送水
    ポンプの運転停止点に相当するレベルに減少した時点
    で、一旦、ポンプの回転数を上昇させたのち運転を停止
    するように制御することを特徴とする圧力タンクを備え
    た送水系の制御方法。
JP9315293A 1993-04-20 1993-04-20 圧力タンクを備えた送水系の制御方法 Pending JPH06306896A (ja)

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JPH06306896A true JPH06306896A (ja) 1994-11-01

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