JPH0630673U - ガストラップ差圧設定装置 - Google Patents

ガストラップ差圧設定装置

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JPH0630673U
JPH0630673U JP6606492U JP6606492U JPH0630673U JP H0630673 U JPH0630673 U JP H0630673U JP 6606492 U JP6606492 U JP 6606492U JP 6606492 U JP6606492 U JP 6606492U JP H0630673 U JPH0630673 U JP H0630673U
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JP
Japan
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gas
liquid
chamber
pressure
trap
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Withdrawn
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JP6606492U
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English (en)
Inventor
勝之 井上
宏 藤野
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液室側の圧力が高くなった場合であっても、
ガストラップのガス室と液室とに差圧を発生させず、こ
れにより、該ガストラップの機能低下を防止したガスト
ラップ差圧設定装置の提供を目的とする。 【構成】 ガスが含有された液体が供給される配管1
に、ガストラップ3とアキュームレータ8とを設け、更
に、これらガストラップ3のガス室7とアキュームレー
タ8のガス室10とを、配管13及び14を介して互い
に接続した。これにより、配管1内の液体の圧力が増加
した場合に、アキュムレータ8のガス室10の圧力が増
加し、この圧力増加により、配管13及び14を通じ
て、ガストラップ3のガス室7側の圧力を増加させるこ
とが可能であり、その結果、ガストラップ3の液室6と
ガス室7との差圧増大を防止でき、熱交換液Aからのガ
ス抜きを支障無く行なうことが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、熱交換器の動作液、冷却水として使用される熱交換液中に含まれる ガスを除去するためのガストラップ差圧設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱交換器の熱交換液には、該熱交換液を充填する際、または機器の取外交換の 際に、空気(ガス)が外部から混入する場合があり、一方、熱交換液の圧力が低 下又は温度が上昇した場合には、該熱交換液中に溶存したガスが析出する場合が ある。そして、このように熱交換液中にガスが含有された場合には、このガスが 、例えば、熱交換器内に入り込み、これにより該熱交換器の熱交換効率を低下さ せるとともに、該熱交換液を輸送する送液ポンプに吐出不良を発生させるという 不具合を生じさせていた。
【0003】 そして、このような不具合を解決するために、熱交換液に含まれるガスを抜く ためのガストラップを接続したガス抜き装置が提案されている。 このガス抜き装置に使用されるガストラップは、容器の中央部が、ガスのみを 透過させる疎水性膜で仕切られたものであり、該疎水性膜で仕切られた容器の一 方側が、熱交換器の熱交換液が導入される液室であり、また、該疎水性膜で仕切 られた容器の他方側が、該疎水性膜に一定の圧力をかけるガス室となっている。 そして、このように構成されたガス抜き装置では、熱交換器の熱交換液が容器 の液室側に導入され、この液室から、熱交換液に溶存されるガスが、疎水性膜を 通じてガス室側に移動し、これにより該熱交換液からのガス抜きが行われるよう になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなガス抜き装置では、周囲雰囲気をガス室に導入し、こ の周囲雰囲気により疎水性膜の圧力を得るようにしているが、このような方式で あると、液室側の圧力が高くなった場合に、容器内のガス室と液室との差圧が大 きくなり、これによりガストラップが使用不能になるという問題があった。
【0005】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、液室側の圧力が高くな った場合であっても、ガストラップのガス室と液室とに過大な差圧を発生させず 、これにより、ガストラップの機能低下を防止し、熱交換液からのガス抜きを支 障無く行なうことが可能なガストラップ差圧設定装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では、 送液ポンプにより送液された液体が流通される配管と、 疎水性膜で仕切られた一方の側に、前記配管内の液体が導入される液室が形成 され、かつ、該疎水性膜で仕切られた他方の側に、該疎水性膜に圧力をかけるガ ス室が形成されたガストラップと、 ベローズで仕切られた一方の側に、前記配管内の液体が導入される液室が形成 され、かつ、該ベローズで仕切られた他方の側に、ガス室が形成されたアキュム レータとを具備し、 前記アキュムレータのガス室を、前記ガストラップのガス室に接続させるよう にしている。
【0007】
【作用】
この考案によれば、熱交換器の動作液、冷却水として使用される液体が、ガス トラップの液室側に導入され、この液室から、液体に含まれるガスが、疎水性膜 を通じてガス室側に移動し、これにより該液体からのガス抜きが行われる。一方 、液体は、アキュムレータの液室にも同時に導入され、このアキュムレータにお いて、液体の圧力に応じてベローズがガス室側に相対移動し、これにより変化し た該アキュムレータのガス室の圧力が、接続状態にあるガストラップのガス室に 導かれる。
【0008】 すなわち、本考案では、液体の圧力が増加した場合に、アキュムレータのガス 室の圧力が増加し、この圧力増加により、アキュムレータのガス室と接続状態に あるガストラップのガス室の圧力を増加させることが可能であり、その結果、ガ ストラップの液室とガス室との差圧が増大することを防止できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に基づいて説明する。 この図において符号1で示すものは、熱交換器100の動作液、冷却水として 使用される熱交換液Aが供給される配管であり、この配管1の途中には熱交換液 Aを輸送するための送液ポンプ2と、熱交換液Aに含有されるガスを抜くための ガストラップ3とが設けられている。 前記ガストラップ3は、容器4の中央部を、ガスのみを透過させる疎水性膜5 で仕切ったものであり、該疎水性膜5で仕切られた容器4の一方側が、熱交換器 の熱交換液が導入される液室6であり、また、該疎水性膜5で仕切られた容器4 の他方側が、該疎水性膜5に一定の圧力をかけるガス室7となっている。 そして、このように構成されたガス抜き装置では、熱交換器の熱交換液が容器 4の液室6側に導入され、この液室6から、熱交換液に溶存されるガスが、疎水 性膜5を通じてガス室7側に移動し、これにより該熱交換液からのガス抜きが行 われるようになっている。
【0010】 一方、送液ポンプ2の上流側に位置する配管1にはアキュムレータ8が設けら れている。 このアキュムレータ8は、ベローズ9により仕切られた容器10の一方側に、 熱交換液が導入される液室11が形成され、かつ、ベローズ9により仕切られた 容器10の他方側に、ガス(後述する)が導入されるガス室12が形成されたも のであって、このアキュムレータ8のガス室12は、互いに連結された配管13 及び配管14を通じてガストラップ3のガス室7に接続されている。 一方、配管13の他端部はガス供給系15とガス排出系16とに接続されてお り、該配管13の途中に設けられた三方切換弁17の切換により、前記アキュム レータ8のガス室12に対して、ガス(空気あるいは不活性ガス)が供給、排出 されるようになっている。
【0011】 そして、以上のように構成されたガス抜き装置では、熱交換器の熱交換液Aが 、ガストラップ3の液室6側に導入され、この液室6から、熱交換液Aに含まれ るガスが、疎水性膜5を通じてガス室7側に移動し、これにより該熱交換液Aか らのガス抜きが行われるようになっている。一方、熱交換液Aは、アキュムレー タ8の液室11にも導入されるようになっており、この液室11において、熱交 換液Aの圧力に応じてベローズ9がガス室10側に相対移動され、これにより変 化したガス室10の圧力が、配管13及び配管14を通じてガストラップ3のガ ス室7に導かれる。
【0012】 すなわち、本考案のガス抜き装置では、配管1内の熱交換液Aの圧力が増加し た場合に、アキュムレータ8のガス室10の圧力も増加し、この圧力増加により 、配管13及び配管14を通じて、ガストラップ3のガス室7側の圧力を増加さ せることが可能であり、その結果、ガストラップ3の液室6とガス室7との差圧 が増大することを防止でき、熱交換液Aからのガス抜きを支障無く行なうことが できる効果が得られる。
【0013】 なお、三方切換弁17は、アキュムレータ8のガス室12に対してガスを導入 及び排出する場合に開閉される他、アキュムレータ8のガス室12、配管13、 14、及びガストラップ3のガス室7の圧力が高くなり過ぎた場合(図示しない 圧力計で検知する)にも開閉され、これらアキュムレータ8のガス室12、配管 13、14、及びガストラップ3のガス室7の圧力を所定の値に戻すようにして いる。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなようにこの考案によれば、液体の圧力が増加した場合 に、アキュムレータのガス室の圧力が増加し、この圧力増加により、アキュムレ ータのガス室と接続状態にあるガストラップのガス室の圧力を増加させることが 可能であり、その結果、ガストラップの液室とガス室との差圧が増大することを 防止でき、液体からのガス抜きを支障無く行なえる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略構成図。
【符号の説明】 1 配管 2 送液ポンプ 3 ガストラップ 4 容器 5 疎水性膜 6 液室 7 ガス室 8 アキュムレータ 9 ベローズ 10 容器 11 液室 12 ガス室 13 配管 14 配管 15 ガス供給系 16 ガス排出系 17 三方切換弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送液ポンプにより送られた液体が流通さ
    れる配管と、 疎水性膜で仕切られた一方の側に、前記配管内の液体が
    導入される液室が形成され、かつ、該疎水性膜で仕切ら
    れた他方の側に、該疎水性膜に圧力をかけるガス室が形
    成されたガストラップと、 ベローズで仕切られた一方の側に、前記配管内の液体が
    導入される液室が形成され、かつ、該ベローズで仕切ら
    れた他方の側に、ガス室が形成されたアキュムレータと
    を具備してなり、 前記アキュムレータのガス室は、前記ガストラップのガ
    ス室に接続されていることを特徴とするガストラップ差
    圧設定装置。
JP6606492U 1992-09-22 1992-09-22 ガストラップ差圧設定装置 Withdrawn JPH0630673U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009122477A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 三菱電機株式会社 空調給湯複合システム
JP2021127858A (ja) * 2020-02-13 2021-09-02 キヤノン株式会社 熱輸送装置

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