JPH0630640Y2 - 電動船外機における操作杆のスライド機構 - Google Patents

電動船外機における操作杆のスライド機構

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JPH0630640Y2
JPH0630640Y2 JP1807586U JP1807586U JPH0630640Y2 JP H0630640 Y2 JPH0630640 Y2 JP H0630640Y2 JP 1807586 U JP1807586 U JP 1807586U JP 1807586 U JP1807586 U JP 1807586U JP H0630640 Y2 JPH0630640 Y2 JP H0630640Y2
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JP
Japan
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groove
handle
key
outboard motor
axial direction
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JP1807586U
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JPS62129397U (ja
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宣時 石川
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は船尾に脱着自在に装着される電動船外機におけ
る操作杆のスライド機構に関する。
〔従来の技術〕
従来上記スライド機構としては第6図、第7図に示した
如きものが知られている。
この機構は、操作軸aの外周にあって軸方向に長く溝b
を設け、上記操作軸aの端末にバネcにより外側へ突出
するよう付勢させて設けたストッパーボールdと係脱自
在な複数箇の係止凹部e…を内壁面に設けた中空のハン
ドルfを上記操作軸aに外装し、該ハンドルfから中心
方向に突設した突起gを上記溝bにスライド自在に係嵌
することによって当該ハンドルfを非回転にして、かつ
軸方向へスライド自在に取付けた構成である。
しかし、上述構成では、ハンドルfを伸長すると操作軸
aの外周に設けた溝bが露出されるので、当該溝bに塵
埃等が付着し易くなり、為に上記突起gの滑りが悪くな
ってハンドルfの伸縮作動が不円滑となったり、又釣船
に使用した場合、上記溝gに釣糸や錘、釣針等が引掛り
ハンドルの伸縮作動ができなくなったり、釣糸を巻き込
んで該釣糸を損傷し又は切断する等の問題点がある。
〔考案の詳細な説明〕
本考案は上記問題点を解消しようとしたもので、ハンド
ルの伸長によって操作軸の露出する部分には凹凸等を一
切設けず、常にハンドルに内装され軸端部に回り止め用
の溝を設け、該溝に適合するキーをハンドルの内壁面に
沿って固定して上記溝に軸方向へスライド可能に係嵌し
て構成したことによって、上記溝への塵埃の付着や釣
糸、錘、釣針等の引掛りを防止し得るようにしてハンド
ルの伸縮作動を円滑になし得るようにしたのが、その目
的である。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち本考案は、船外機本体から突設した操作軸の軸端に
端末部材を一体に設け、該端末部材の外周に回り止め用
の溝を軸方向に長く凹設し、該溝に穿設した孔にばねに
より外側へ突出するように付勢したストッパーボールを
設け、更に、該溝に、中空のハンドルの内壁面に軸方向
に長く設けられたキーをスライド自在に係嵌すると共
に、該キーの上記溝に対向する内側面に上記ストッパー
ボールが係脱自在に係嵌可能な複数箇の係止凹部…を軸
方向へ所定間隔毎に設け、上記ハンドルを操作軸に節度
感をもって軸方向へスライド伸縮可能に外装して構成
し、上記問題点を解決したのである。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述すれば、第
1図ないし第2図に示したように船外機本体1に内装し
たスイッチ2の軸2aと同軸的に内端が固定された操作
軸3は上記船外機本体1に回転自在に支承されて外側へ
長く突出させてある。
上記操作軸3の軸端には、縦断面略横向き凹字形状に形
成した端末部材4が、同部材4の凹孔4aに軸端を嵌合
した状態でピン5により一体に固定させてあり、該端末
部材4の外周の一部には回り止め用の溝6が軸方向に長
く凹設させてあると共に、該溝6の底壁に開口させて半
径方向に突設した有底状の孔7内にはストッパーボール
8を介在させたばね9により上記溝6内に突出する方向
へ弾撥付勢させて配置させてある。
上記操作軸3の船外機本体1から突出した部分の略全長
にはラバー16を外装して中空に形成したハンドル10が外
装させてある。
即ち、上記ハンドル10は、その内壁面に沿って上記溝6
に適合するキー11が軸方向へ長く一体に、又はビス12…
により固定して設けてあり、該キー11の上記溝6の底壁
に対向する内側面には、上記ストッパーボール8と係脱
自在に係嵌可能なるよう略半球形状に形成した複数箇の
係止凹部13…が軸方向へ所定間隔毎に設けられており、
上記溝6に上記キー11を端部から軸方向へ差し込んで係
嵌することによって上記ハンドル10は上記操作軸3に回
転が阻止された状態で軸方向へスライド伸縮自在に、か
つ、上記ストッパーボール8と係止凹部13…の一箇が係
嵌されることで所望長さに保持可能に外装させてある。
又、上記ハンドル10の内径は、上記操作軸3の直径より
も大きく、上記端末部材4の外径と同等ないしはそれよ
りも僅かに大きく形成されているので、当該ハンドル10
の上述スライド操作をガタ付きなく円滑に行ない得るよ
う、その内端の開口部10a内には環14をビス15…等によ
り固定して上記操作軸3に外装させるようにすると良
い。
尚、第1図において17は上記操作軸3に固定したスイッ
チ表示環、18は上記操作軸3に固定したスイッチ表示
板、19は船外機本体1に設けた球状のストッパー、20は
上記ストッパー19を上記スイッチ表示環17にスイッチO
FFの位置に対応して設け凹穴21と係嵌する方向へ弾撥
付勢する為のばねを夫々示している。
而して上記構成において、ハンドル10を第1図の位置か
ら図において右方向へ引動するとストッパーボール8は
今まで係嵌されていた係止凹部13の開口縁によりばね力
に抗して孔7内に押し込まれることによって両者の係嵌
は解かれるのでハンドル10は溝6とキー11との係嵌によ
り回り止めされているので軸上を右方向にスライドし、
所望長さだけ引動した位置で係止凹部13の一箇がストッ
パーボール8と一致すると、該ボール8はばね9により
押し出されて係止凹部13と係嵌し、ハンドル10はその位
置に保持される。
又、ハンドル10が各係止凹部13、13のピッチ以上長く引
動され、又は反対方向に押し込みされると、ストッパー
ボール8は各係止凹部13…と順番に係脱されるので、
当該ハンドル10のスライド伸縮は節度感をもって行なわ
れる。
又、ハンドル10の回転力は溝6とキー11の係嵌により操
作軸3に伝達されてスイッチ2の軸2aは回転すること
により出力調整が行なわれる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る電動船外機における操
作杆のスライド機構は構成されたものであるから、操作
軸3に対してハンドル10を非回転にして軸方向へスライ
ド自在とする為に相互に係嵌する溝6とキー11の内、そ
の溝6をハンドル10によって覆れる軸端の端末部材4に
凹設し、キー11をハンドル10内に設けたので上記操作軸
3の露出部分には凹凸等が一切ない為、溝部分に釣糸が
巻き込まれたり、錘や釣針が引掛かったり、又塵埃が付
着することはなくなるから、ハンドル10のスライド伸縮
作動を長期間にわたって円滑に行なうことができ、又釣
糸の巻き込みによる損傷や切断も防止できる等の実用的
効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る電動船外機における操作杆のスラ
イド機構の一実施例を示した縦断側面図、第2図は同実
施例における操作軸端部の斜視図、第3図、第4図、第
5図は第1図におけるIII−III線、IV−IV線、V−V線
各矢視横断面図、第6図は従来の操作杆のスライド機構
を示した縦断側面図、第7図は第6図におけるVII−VII
線矢視横断面図である。 1……船外機本体、3……操作軸 4……端末部材、6……溝 8……ストッパーボール、10……ハンドル 11……キー、13……係止凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船外機本体1から突設した操作軸3の軸端
    に端末部材4を一体に設け、該端末部材の外周に回り止
    め用の溝6を軸方向に長く凹設し、該溝に穿設した孔7
    にばね9により外側へ突出するように付勢したストッパ
    ーボール8を設け、更に、該溝に、中空のハンドル10
    の内壁面に軸方向に長く設けられたキー11をスライド
    自在に係嵌すると共に、該キーの上記溝に対向する内側
    面に上記ストッパーボールが係脱自在に係嵌可能な複数
    箇の係止凹部13…を軸方向へ所定間隔毎に設け、上記
    ハンドルを操作軸に節度感をもって軸方向へスライド伸
    縮可能に外装してなることを特徴とする電動船外機にお
    ける操作杆のスライド機構。
JP1807586U 1986-02-10 1986-02-10 電動船外機における操作杆のスライド機構 Expired - Lifetime JPH0630640Y2 (ja)

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JP1807586U JPH0630640Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10 電動船外機における操作杆のスライド機構

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Publication Number Publication Date
JPS62129397U JPS62129397U (ja) 1987-08-15
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ID=30811422

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005335448A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Yamaha Marine Co Ltd 船外機用操舵ハンドル
JP6056277B2 (ja) * 2012-08-30 2017-01-11 スズキ株式会社 電動式船外機の操作装置
DK3243739T3 (da) * 2016-05-13 2020-08-10 Torqeedo Gmbh Elektrisk båddrev

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