JPH06306321A - 金属印刷用インキ組成物 - Google Patents

金属印刷用インキ組成物

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JPH06306321A
JPH06306321A JP9951793A JP9951793A JPH06306321A JP H06306321 A JPH06306321 A JP H06306321A JP 9951793 A JP9951793 A JP 9951793A JP 9951793 A JP9951793 A JP 9951793A JP H06306321 A JPH06306321 A JP H06306321A
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JP
Japan
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solvent
acid
ink composition
group
metal printing
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JP9951793A
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Inventor
Hiroyuki Yoshizawa
廣之 芳澤
Shigeru Otsuka
茂 大塚
Takashi Hirose
高志 広瀬
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Sakata Inx Corp
Original Assignee
Sakata Inx Corp
Sakata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属印刷用インキ組成物の耐ミスチング性、
流動性などの諸特性を低下させることなく、一次硬化速
度が速く、かつ水性オーバープリントワニスに対し優れ
た印刷適性を有する金属印刷用インキ組成物を提供する
こと。 【構成】 顔料、バインダー樹脂および溶剤から主とし
て構成される金属印刷用インキ組成物において、溶剤と
して沸点200〜400℃の範囲にある一般式(1)、
(2)、(3)および(4)で示される化合物よりなる
群から選ばれた少なくとも1種を金属印刷用インキ組成
物中、3〜50重量%含有することを特徴とする金属印
刷用インキ組成物。 【化3】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属印刷用インキ組成
物に関する。さらに詳しくは、金属印刷用インキ組成物
の耐ミスチング性、流動性などの諸特性を低下させるこ
となく、一次硬化速度が速く、かつ水性オーバープリン
トワニスに対し優れた印刷適性を有する金属印刷用イン
キ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属素材、たとえば、鉄板、亜鉛
引きまたは錫引き鉄板、アルミニウム板、あるいはこれ
ら金属素材からなる金属缶などの金属外面の印刷には、
アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂など
の樹脂と鉱物油あるいは高級アルコールなどの溶剤を主
たるビヒクル成分とする金属印刷用インキ組成物が使用
されていた。
【0003】また、これら印刷インキの表面には、印刷
被膜の密着性、耐折り曲げ性、耐衝撃性、耐摩擦性など
を向上させるため、一般的にオーバープリントが行われ
ている。これらオーバープリントワニスとしては、アル
キッド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂などの樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹
脂などの硬化剤および鉱物油やセロソルブ系などの溶剤
からなる溶剤タイプのものが広く使用されていた。
【0004】しかしながら、最近、溶剤による大気汚染
の問題、印刷作業環境における衛生面あるいは安全性の
面から、溶剤タイプのオーバープリントワニスから、水
性タイプのものに移行する動きが顕著になりつつある。
【0005】しかし、従来の金属印刷用インキ組成物の
インキ塗膜上に水性オーバープリントワニスを塗布した
場合、水性オーバープリントワニスのはじき、水性オー
バープリントワニスのインキ塗膜中へのもぐり込みなど
の現象が生じ、その結果塗膜の光沢あるいは塗膜の密着
性などの塗膜品質の著しい低下をきたしていた。
【0006】このような水性オーバープリントワニス適
性を改善する方法として、印刷インキの溶剤の少なくと
も一部にグリコール、グリコールモノエーテル、あるい
はグリコールモノエステルなどを用いた金属印刷用イン
キ組成物が提案されている(特公昭54−22331号
公報)。
【0007】また、特開昭62−295974号公報に
は、炭素数4〜8のアルキレングリコール系溶剤の使用
が、特開昭62−295975号公報には、ポリオキシ
アルキレングリコール系溶剤の使用が、特開昭62−2
95976号公報には、ポリオキシアルキレンアルキル
エーテル系溶剤の使用が、特開平3−273068号公
報には、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加体
および/またはプロピレンオキサイド付加体の使用が提
案されている。
【0008】しかし、これら金属印刷用インキ組成物に
使用する溶剤は、元来親水性溶剤であり、金属印刷用イ
ンキ組成物の水性オーバープリントワニス適性を改善す
る上では効果があるが、印刷インキのミスチングが増加
する問題を有していた。
【0009】また、最近、焼付時間の短縮化が進んでお
り、金属缶の印刷はたとえばつぎのような工程で行われ
ている。 1)金属缶外面へ、オフセット印刷機、ドライオフセッ
ト印刷機などを用いてインキの印刷を行う。 2)印刷直後にコーターなどを用いて、ウェットオンウ
ェットでインキ被膜上にオーバープリントワニスを塗布
する。 3)150〜280℃(たとえば200℃、約30秒)
で一次焼付けを行う。 4)金属缶内面へスプレーなどで内面塗料を塗布する。 5)150〜230℃(たとえば200℃、約120
秒)で二次焼付けを行う。
【0010】しかし、水性オーバープリントワニス適性
を改善するため金属印刷インキ組成物に、前記公報に記
載した溶剤を使用した場合、該溶剤化合物のOH基と金
属印刷用インキおよび水性オーバープリントワニス中の
アミノ樹脂との反応が起こり、アミノ樹脂の反応性が低
下し、硬化速度が遅くなる結果、一次焼付後の物性が不
充分になり、金属缶内面へスプレーなどで内面塗料を塗
布するまでの工程で塗膜の傷付などが発生するなどの問
題が生じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の課題を解決するためになされたものであり、
金属印刷用インキ組成物の耐ミスチング性、流動性など
の諸特性を低下させることなく、一次硬化速度が速く、
かつ水性オーバープリントワニスに対し優れた印刷適性
を有する金属印刷用インキ組成物を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、顔料、バイン
ダー樹脂および溶剤から主として構成される金属印刷用
インキ組成物において、溶剤として沸点200〜400
℃の範囲にある一般式(1)、(2)、(3)および
(4)で示される化合物よりなる群から選ばれた少なく
とも1種を金属印刷用インキ組成物中、3〜50重量%
含有することを特徴とする金属印刷用インキ組成物を提
供する。
【0013】
【化2】
【0014】(式中、Y1 、Y2 、Y3 、Y4 およびY
5 はそれぞれ独立に炭化水素基もしくは炭化水素基とエ
ーテル結合から構成される、多価アルコールの残基、ま
たは炭化水素基から構成される、多価カルボン酸もしく
はオキシカルボン酸の残基であり、R1 、R2 、R3
4 、R5 、R6 、R7 、R8 、R9 、R10およびR11
はそれぞれ独立に炭素数1〜18の直鎖または分岐状ア
ルキル基、芳香族基、脂環族基および芳香脂肪族基から
選ばれる1種であり、X1 、X2 、X3 、X4 、X5
6 、X7 、X8 、X9 、X10、X11およびX12はそれ
ぞれ独立に−O−、−O−CO−、−CO−O−から選
ばれる1種である)。
【0015】
【作用および実施例】本発明の金属印刷用インキ組成物
において使用する溶剤は前記一般式(1)、(2)、
(3)または(4)で示されるものである。なお本発明
においてアルコールというときはフェノール類を含む概
念である。
【0016】本発明で使用できる溶剤としては、下記
a)、b)、c)で示される化合物から選ばれた1種以
上を使用することができる。
【0017】a)ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、ヘキサプロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリ
ン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、トリメ
チロールエタン、ペンタエリストール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,
3−ペンタンジオール、3−メチル−1,3−ペンタン
ジオール、ビスフェノールA、ビスフェノールFなどの
2価、3価もしくは4価の多価アルコールまたはこれら
多価アルコールのエチレンオキサイド付加体および/ま
たはプロピレンオキサイド付加体などの多価アルコール
のエーテル化物、エステル化物、エーテルエステル化
物。具体的には、テトラエチレングリコールジメチルエ
ーテル、テトラエチレングリコールジブチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、
ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、
グリセリントリアセテート、テトラプロピレングリコー
ルモノブチルエーテルアセテート、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリ
コールモノブチルエーテルアセテート、テトラエチレン
グリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレン
グリコールモノ(2−エチルヘキシル)エーテルアセテ
ート、ジエチレングリコールメチル2−エチルヘキシル
ジエーテル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタ
ンジオールジイソブチレートなどが例示できる。
【0018】b)マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、ピメリック酸、スベリン酸、アゼライン酸、
セバチン酸、ノナンジカルボン酸、デカンジカルボン
酸、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、フタール
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸などの2価、3価または4価の多価カルボ
ン酸のエステル化物。具体的には、コハク酸ジエチル、
イタコン酸ジエチル、セバチン酸ジメチル、セバチン酸
ジブチル、セバチン酸ジオクチル、グルタル酸ジエチ
ル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイ
ン酸ジイソプロピル、マレイン酸ジブチル、フマル酸ジ
エチル、フマル酸ジブチル、マレイン酸ジ(2−エチル
ヘキシル)、フマル酸ジイソブチル、フタル酸ジメチ
ル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジ
(2−エチルヘキシル)、アジピン酸ジメチル、アジピ
ン酸ジブチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ
オクチル、アジピン酸ブチルベンジル、アゼライン酸ジ
オクチルなどが例示できる。
【0019】c)グリコール酸、グリセリン酸、乳酸、
ヒドロアクリル酸、酒石酸、クエン酸、サリチル酸、m
−オキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、マンデル酸、
ヒマシ油脂肪酸などのオキシ油脂肪酸、p−ヒドロキシ
フェニル酢酸、ジメチロールプロピオン酸などのオキシ
カルボン酸のエステル化物、エーテルエステル化物。具
体的には、アセチルクエン酸トリブチル、アセチルクエ
ン酸トリエチルなどが例示できる。
【0020】d)前記多価カルボン酸と前記オキシカル
ボン酸との反応物のエステル化物。具体的には、エチル
フタリルエチルグリコレートなどが例示できる。
【0021】本発明の溶剤の沸点は、200〜400
℃、好ましくは250〜350℃の範囲であることが望
ましい。溶剤の沸点が、200℃未満では、揮発性が速
くなり、金属印刷用インキ組成物の機上安定性が低下す
るという問題がある。また、溶剤の沸点が、400℃を
超えると、乾燥性が悪くなり、えられた被膜物性が低下
するという問題がある。
【0022】本発明の溶剤の使用量は、金属印刷用イン
キ組成物中、3〜50重量%、好ましくは5〜45重量
%含有させることが望ましい。本発明の溶剤の使用量が
3重量%未満では、目的とする効果がえられない。ま
た、本発明の溶剤の使用量が50重量%を超えると、粘
度が低下し、ミスチングが増加するという問題がある。
【0023】本発明の金属印刷用インキ組成物に使用で
きるバインダー樹脂としては、従来より金属印刷用イン
キ組成物のバインダー樹脂として使用されている各種樹
脂が使用でき、特に制限はない。たとえば長油長アルキ
ッド樹脂、短油長アルキッド樹脂、オイルフリーアルキ
ッド樹脂、各種変性ポリエステル樹脂、あるいはエポキ
シエステル樹脂などの樹脂が使用でき、その他必要に応
じ、ビニル変性アルキッド樹脂、ロジンあるいは脂肪酸
変性フェノール樹脂またはマレイン酸樹脂などを併用す
ることができる。
【0024】硬化剤としては、メラミン樹脂、ベンゾグ
アナミン樹脂などのアミノ樹脂が例示できる。
【0025】本発明の金属印刷用インキ組成物において
は、従来から使用されている溶剤を水性オーバープリン
ト適性の性能が低下しない範囲で併用することができ
る。具体的には、OH基を含有しているインキ用の溶剤
として、グリコール類、グリコールのモノアルキルエー
テル類などが例示でき、インキ溶剤中50重量%以下、
好ましくは30重量%以下で使用できる。また、OH基
を含有しないインキ用の溶剤としては、高沸点石油溶
剤、アルキルベンゼン系溶剤、ビフェニルエーテルおよ
びそのモノまたはジ置換体系溶剤、ビフェニルアルカン
およびそのモノまたはジ置換体系溶剤などが使用でき
る。
【0026】着色剤としては、通常の無機および有機顔
料、染料が使用できる。また、必要に応じ、ワックスな
ども使用できる。
【0027】前記した各種材料から本発明の金属印刷用
インキ組成物を製造するには、樹脂10〜60重量%、
顔料5〜60重量%、溶剤5〜50重量%、硬化剤0〜
30重量%の割合で混合し、常法により製造することが
できる。
【0028】また、金属印刷用インキ組成物の上に塗工
する水性オーバープリントワニスとしては、従来から使
用されているものが使用でき、具体的には、水性アクリ
ル樹脂、水性ポリエステル樹脂、水性アルキッド樹脂、
水性エポキシ樹脂、またはこれらの2種以上の変性樹脂
などをバインダーとし、硬化剤としてのアミノ樹脂を併
用したものが使用できる。
【0029】前述の金属印刷用インキ組成物および水性
オーバープリントワニスを用いて、金属素材面に印刷す
る場合は、まず金属印刷用インキ組成物を、通常ドライ
オフセット印刷機、オフセット印刷機などにより印刷を
行い、インキが乾燥しないウエット状態で、水性オーバ
ープリントワニスをコーターなどでオーバーコーティン
グし、その後150〜280℃で数秒〜数分焼付けられ
る。
【0030】以下、実施例に基づき、本発明をさらに具
体的に説明するが、これに限定されるものでない。
【0031】合成例1 大豆油脂肪酸200重量部、トリメチロールプロパン1
00重量部、ネオペンチルグリコール160重量部、ア
ジピン酸130重量部、およびイソフタル酸175重量
部を常法にてエステル化し、酸価9.0、油長26%の
液状の長油長アルキッド樹脂をえた(樹脂1という)。
【0032】合成例2 ネオペンチルグリコール170重量部、トリメチロール
プロパン110重量部、アジピン酸170重量部、およ
びイソフタル酸200重量部を常法にてエステル化し、
酸価17.0の液状のオイルフリーアルキッド樹脂をえ
た(樹脂2という)。
【0033】ビヒクル製造例1〜14 合成例1、合成例2でえたそれぞれの樹脂を用い、表1
に従いビヒクルを製造した。
【0034】
【表1】
【0035】実施例1〜10及び比較例1〜4 ビヒクル製造例でえたそれぞれのビヒクルを用い、ビヒ
クル40重量部、酸化チタン50重量部を常法に従い練
肉分散せしめ、その後、表2に従い、それぞれの溶剤1
0重量部を加え、金属印刷用インキ組成物を調製した。
【0036】
【表2】
【0037】〔印刷試験〕実施例1〜10および比較例
1〜4でえた金属印刷用インキ組成物を使用し、アルミ
2ピース缶にドライオフセット方式で約30mg/10
0cm2 の塗膜量(固形分換算)にて印刷した。また、
印刷と同時に、インキが乾燥しないウエット状態で水性
アクリルアミノ系オーバープリントワニスをロールコー
ターを用いて、固形分換算で約60mg/100cm2
の塗膜量にて全面にオーバープリントし、その後、温度
200℃で30秒、60秒または120秒間焼付けを行
い、塗膜性状、塗膜耐性を評価した。評価結果を表3に
示す。
【0038】〔試験方法〕 (1)硬化速度 200℃で30秒、60秒または120秒間焼付けを行
った後の塗膜性状を、タックのないものを3、少しタッ
クのあるものを2、べたつくものを1として評価した。
【0039】(2)ミスチング試験 インキをそれぞれ1.3ccとってインコメーター(ス
イング・アルバート社製)に塗布し、均一にならした
後、1200rpmで1分間回転させた。この間、ロー
ラーの下に黒紙を置いておき、その上へのインキのミス
チングの多少を比較した。測定はローラーを30℃に保
って行った。
【0040】黒紙上1cm2 当り、白点が1個以下のも
のを4、白点が2〜5個のものを3、白点が6〜10個
のものを2、白点が11個以上のものを1として評価し
た。
【0041】(3)塗装性(水性オーバーコートプリン
トワニス適性) 金属印刷用インキ組成物の塗膜上に塗布した水性オーバ
ーコートプリントワニスについて、はじき、もぐり込み
の有無を目視で調べ、全く問題のないものを2、はじ
き、もぐり込み傾向のあるものを1として評価した。
【0042】(4)流動性 スプレッドメーターにてフロー値を測定し、フロー傾斜
(スロープ)値にて評価した。フロー傾斜値が2.0以
上のものを2、2.0未満のものを1として評価した。
【0043】(5)転移性 12時間の連続印刷を行い、インキのつきの良否および
転移性を調べ、転移が良好なものを3、転移が不良なも
のを2、転移しないものを1として評価した。
【0044】
【表3】
【0045】
【発明の効果】本発明で特定する溶剤を用いた金属印刷
用インキ組成物は、金属印刷用インキ組成物の耐ミスチ
ング性、流動性などの諸特性を低下させることなく、一
次硬化速度が速く、かつ水性オーバープリントワニスに
対し優れた印刷適性を有している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料、バインダー樹脂および溶剤から主
    として構成される金属印刷用インキ組成物において、溶
    剤として沸点200〜400℃の範囲にある一般式
    (1)、(2)、(3)および(4)で示される化合物
    よりなる群から選ばれた少なくとも1種を金属印刷用イ
    ンキ組成物中、3〜50重量%含有することを特徴とす
    る金属印刷用インキ組成物。 【化1】 (式中、Y1 、Y2 、Y3 、Y4 およびY5 はそれぞれ
    独立に炭化水素基もしくは炭化水素基とエーテル結合か
    ら構成される、多価アルコールの残基、または炭化水素
    基から構成される、多価カルボン酸もしくはオキシカル
    ボン酸の残基であり、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
    6 、R7 、R8 、R9 、R10およびR11はそれぞれ独
    立に炭素数1〜18の直鎖または分岐状アルキル基、芳
    香族基、脂環族基および芳香脂肪族基から選ばれる1種
    であり、X1 、X2 、X3 、X4 、X5 、X6 、X7
    8 、X9 、X10、X11およびX12はそれぞれ独立に−
    O−、−O−CO−、−CO−O−から選ばれる1種で
    ある)。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008501044A (ja) * 2004-03-12 2008-01-17 サン・ケミカル・コーポレーション 低マイグレーション低臭気オフセットインキまたはワニス
JP2008169251A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Daicel Chem Ind Ltd 顔料分散液

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