JPH06306219A - スタンピング成形用複合シート - Google Patents
スタンピング成形用複合シートInfo
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- JPH06306219A JPH06306219A JP5116612A JP11661293A JPH06306219A JP H06306219 A JPH06306219 A JP H06306219A JP 5116612 A JP5116612 A JP 5116612A JP 11661293 A JP11661293 A JP 11661293A JP H06306219 A JPH06306219 A JP H06306219A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08K7/02—Fibres or whiskers
- C08K7/04—Fibres or whiskers inorganic
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L23/10—Homopolymers or copolymers of propene
- C08L23/12—Polypropene
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- Y10T156/1002—Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 プロピレン系樹脂と、ガラス短繊維及びガラ
ス長繊維の混合物よりなるガラス繊維とからなる複合シ
ートであって、(A)前記ガラス繊維中のガラス短繊維
とガラス長繊維との配合割合が前者/後者=2/1〜1
/2(重量比)であり、(B)前記プロピレン系樹脂と
前記ガラス繊維との配合割合が前者/後者=85/15
〜50/50(重量比)であり、かつ(C)複合シート
を構成する組成物中のプロピレン系樹脂のメルトインデ
ックスが20g/10分以上であることを特徴とするス
タンピング成形用複合シート。 【効果】 本発明の複合シートは、スタンピング成形を
した場合に、成形の際のハンドリングが良好であり、機
械的強度にも優れたものであり、成形品の細部までガラ
ス繊維が充填され、端部の強度が改善され、また成形収
縮率が一様となり、変形やクラックが発生し難い成形品
を得ることができる。さらに、賦形性に優れたものであ
る。
ス長繊維の混合物よりなるガラス繊維とからなる複合シ
ートであって、(A)前記ガラス繊維中のガラス短繊維
とガラス長繊維との配合割合が前者/後者=2/1〜1
/2(重量比)であり、(B)前記プロピレン系樹脂と
前記ガラス繊維との配合割合が前者/後者=85/15
〜50/50(重量比)であり、かつ(C)複合シート
を構成する組成物中のプロピレン系樹脂のメルトインデ
ックスが20g/10分以上であることを特徴とするス
タンピング成形用複合シート。 【効果】 本発明の複合シートは、スタンピング成形を
した場合に、成形の際のハンドリングが良好であり、機
械的強度にも優れたものであり、成形品の細部までガラ
ス繊維が充填され、端部の強度が改善され、また成形収
縮率が一様となり、変形やクラックが発生し難い成形品
を得ることができる。さらに、賦形性に優れたものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスタンピング成形用複合
シートに関し、スタンピング成形するに際してハンドリ
ングが良好であり、かつ成形品の端部までガラス繊維が
充填され、端部の強度や成形収縮率が改善された成形品
を得ることのできるスタンピング成形用複合シートに関
する。
シートに関し、スタンピング成形するに際してハンドリ
ングが良好であり、かつ成形品の端部までガラス繊維が
充填され、端部の強度や成形収縮率が改善された成形品
を得ることのできるスタンピング成形用複合シートに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ガラス
繊維を配合したポリプロピレン樹脂は、機械的強度,剛
性に優れ、軽量であって、しかも耐薬品性等の物性に優
れているため、自動車部品などのスタンピング成形材料
として有用である。しかしながら、これらのガラス繊維
は、長繊維を主体としたものか、短繊維を主体としたも
のかのいずれかである。ここで長繊維を用いた場合に
は、強度的には優れているものの、ガラス繊維の流動性
が不充分であり、フランジやリブ、ボス等のある精密部
品の成形には適さないという問題がある。一方、短繊維
を用いた場合には、ガラス繊維の流動性は優れているも
のの、強度的に劣り、また、成形時のハンドリングにも
問題がある。すなわち、スタンピング成形時、加熱した
複合シートを金型内に搬送する際、手作業では手袋に軟
化した樹脂が付着し、また自動設備では「つかみ具」に
付着するなど、製造時のハンドリングに問題がある。
繊維を配合したポリプロピレン樹脂は、機械的強度,剛
性に優れ、軽量であって、しかも耐薬品性等の物性に優
れているため、自動車部品などのスタンピング成形材料
として有用である。しかしながら、これらのガラス繊維
は、長繊維を主体としたものか、短繊維を主体としたも
のかのいずれかである。ここで長繊維を用いた場合に
は、強度的には優れているものの、ガラス繊維の流動性
が不充分であり、フランジやリブ、ボス等のある精密部
品の成形には適さないという問題がある。一方、短繊維
を用いた場合には、ガラス繊維の流動性は優れているも
のの、強度的に劣り、また、成形時のハンドリングにも
問題がある。すなわち、スタンピング成形時、加熱した
複合シートを金型内に搬送する際、手作業では手袋に軟
化した樹脂が付着し、また自動設備では「つかみ具」に
付着するなど、製造時のハンドリングに問題がある。
【0003】本発明は、これら従来の欠点を解消し、ス
タンピング成形をした場合に、成形の際のハンドリング
が良好であり、かつ成形品の端部までガラス繊維が充填
され、端部の強度や成形収縮率が改善されて、ソリやク
ラックの発生し難い成形品を得ることのできるスタンピ
ング成形用複合シートを提供することを目的とするもの
である。
タンピング成形をした場合に、成形の際のハンドリング
が良好であり、かつ成形品の端部までガラス繊維が充填
され、端部の強度や成形収縮率が改善されて、ソリやク
ラックの発生し難い成形品を得ることのできるスタンピ
ング成形用複合シートを提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、プロ
ピレン系樹脂と、ガラス短繊維及びガラス長繊維の混合
物よりなるガラス繊維とからなる複合シートであって、
(A)前記ガラス繊維中のガラス短繊維とガラス長繊維
との配合割合が前者/後者=2/1〜1/2(重量比)
であり、(B)前記プロピレン系樹脂と前記ガラス繊維
との配合割合が前者/後者=85/15〜50/50
(重量比)であり、かつ(C)複合シートを構成する組
成物中のプロピレン系樹脂のメルトインデックスが20
g/10分以上であることを特徴とするスタンピング成
形用複合シートを提供するものである。
ピレン系樹脂と、ガラス短繊維及びガラス長繊維の混合
物よりなるガラス繊維とからなる複合シートであって、
(A)前記ガラス繊維中のガラス短繊維とガラス長繊維
との配合割合が前者/後者=2/1〜1/2(重量比)
であり、(B)前記プロピレン系樹脂と前記ガラス繊維
との配合割合が前者/後者=85/15〜50/50
(重量比)であり、かつ(C)複合シートを構成する組
成物中のプロピレン系樹脂のメルトインデックスが20
g/10分以上であることを特徴とするスタンピング成
形用複合シートを提供するものである。
【0005】本発明で用いるプロピレン系樹脂として
は、プロピレン単独重合体の他に、プロピレンと他のα
−オレフィンとの共重合体(例えばプロピレン−エチレ
ン共重合体など、プロピレンと炭素数2以上のα−オレ
フィンとの共重合体、ランダムコポリマーであってもよ
いし、ブロックコポリマーであってもよい)を挙げるこ
とができるが、プロピレン単独重合体がより好ましい。
なお、本発明においては、ポリプロピレン本来の剛性や
衝撃強度を特に低下させない程度に、他の樹脂、例えば
ポリエチレン,ポリスチレン,ポリアミド,ポリカーボ
ネート,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテ
レフタレート,ポリアセタール,ポリフェニレンオキサ
イド,ポリフェニレンスルフィド,ポリ塩化ビニルなど
の樹脂を少量配合したものでもよい。さらに必要によ
り、炭酸カルシウム,タルク,沈降性バリウムなどの無
機充填材、メラミン樹脂粉末などの有機充填材、その他
に目的に応じた各種添加剤を適宜加えたものでもよい。
は、プロピレン単独重合体の他に、プロピレンと他のα
−オレフィンとの共重合体(例えばプロピレン−エチレ
ン共重合体など、プロピレンと炭素数2以上のα−オレ
フィンとの共重合体、ランダムコポリマーであってもよ
いし、ブロックコポリマーであってもよい)を挙げるこ
とができるが、プロピレン単独重合体がより好ましい。
なお、本発明においては、ポリプロピレン本来の剛性や
衝撃強度を特に低下させない程度に、他の樹脂、例えば
ポリエチレン,ポリスチレン,ポリアミド,ポリカーボ
ネート,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテ
レフタレート,ポリアセタール,ポリフェニレンオキサ
イド,ポリフェニレンスルフィド,ポリ塩化ビニルなど
の樹脂を少量配合したものでもよい。さらに必要によ
り、炭酸カルシウム,タルク,沈降性バリウムなどの無
機充填材、メラミン樹脂粉末などの有機充填材、その他
に目的に応じた各種添加剤を適宜加えたものでもよい。
【0006】また、本発明では、ガラス短繊維及びガラ
ス長繊維の混合物よりなるガラス繊維を用いる。ここで
ガラス短繊維としては平均繊維長が7mm以下、好まし
くは3〜0.1mmのものである。平均繊維長が7mm
を超えると、成形品の細部にガラス繊維が流動しにくく
なるので好ましくない。一方、繊維長が短か過ぎると強
度が充分に発揮しないので、下限を0.1mm、好まし
くは0.2mmとするのが望ましい。
ス長繊維の混合物よりなるガラス繊維を用いる。ここで
ガラス短繊維としては平均繊維長が7mm以下、好まし
くは3〜0.1mmのものである。平均繊維長が7mm
を超えると、成形品の細部にガラス繊維が流動しにくく
なるので好ましくない。一方、繊維長が短か過ぎると強
度が充分に発揮しないので、下限を0.1mm、好まし
くは0.2mmとするのが望ましい。
【0007】また、ガラス長繊維としては平均繊維長が
8mm以上、好ましくは30〜60mmのものである。
平均繊維長が8mm未満のものであると、衝撃強度が低
下するので好ましくない。上記ガラス長繊維としては、
一方向に引き揃えていないランダム(無配向)なもので
もよいが、一方向に引き揃えたものが好適である。この
ようなガラス長繊維の形態としては特に制限はなく、様
々な形態のものを使用することができる。例えば、マッ
ト,クロス,チョップドストランド,ニードルパンチン
グマットなどが挙げられ、特に連続ガラス繊維マットを
ニードルパンチしたものが好適である。なお、繊維径と
しては、長,短ガラス繊維のいずれも9〜25μm、好
ましくは10〜15μmである。ガラス繊維の繊維径が
25μmを超えると、引張強度が低下するので好ましく
ない。このようなガラス繊維の材質には特に制限はな
く、無アルカリガラス,低アルカリガラス,含アルカリ
ガラスのいずれでも良く、従来からガラス繊維として使
用されている各種の組成のものを使用することができ
る。
8mm以上、好ましくは30〜60mmのものである。
平均繊維長が8mm未満のものであると、衝撃強度が低
下するので好ましくない。上記ガラス長繊維としては、
一方向に引き揃えていないランダム(無配向)なもので
もよいが、一方向に引き揃えたものが好適である。この
ようなガラス長繊維の形態としては特に制限はなく、様
々な形態のものを使用することができる。例えば、マッ
ト,クロス,チョップドストランド,ニードルパンチン
グマットなどが挙げられ、特に連続ガラス繊維マットを
ニードルパンチしたものが好適である。なお、繊維径と
しては、長,短ガラス繊維のいずれも9〜25μm、好
ましくは10〜15μmである。ガラス繊維の繊維径が
25μmを超えると、引張強度が低下するので好ましく
ない。このようなガラス繊維の材質には特に制限はな
く、無アルカリガラス,低アルカリガラス,含アルカリ
ガラスのいずれでも良く、従来からガラス繊維として使
用されている各種の組成のものを使用することができ
る。
【0008】本発明は、上記の如きプロピレン系樹脂と
ガラス繊維とからなる複合シートであるが、前記した
(A)〜(C)の要件を具備する必要がある。
ガラス繊維とからなる複合シートであるが、前記した
(A)〜(C)の要件を具備する必要がある。
【0009】すなわち、まず(A)前記ガラス繊維中の
ガラス短繊維とガラス長繊維との配合割合が、前者/後
者=2/1〜1/2(重量比)、好ましくは5/3〜3
/5(重量比)であることが必要である。ここでガラス
短繊維/ガラス長繊維の割合が2/1を超えると、スタ
ンピング成形時(特に、成形品の取り出し時)可塑化し
た複合シートの粘着性が大きく、加工機器や作業員の手
袋に樹脂が付着し、加工時のハンドリングが困難となる
上に、成形品の衝撃強度が著しく減少するため好ましく
ない。一方、ガラス短繊維/ガラス長繊維の割合が1/
2未満であると、細かいリブの多い複雑な形状に成形す
る場合に、ガラス繊維が細部まで充填されず、細部や端
部の強度が低下したり、各部の成形収縮率に差が生じ、
その結果、ソリやクラックが発生するため好ましくな
い。
ガラス短繊維とガラス長繊維との配合割合が、前者/後
者=2/1〜1/2(重量比)、好ましくは5/3〜3
/5(重量比)であることが必要である。ここでガラス
短繊維/ガラス長繊維の割合が2/1を超えると、スタ
ンピング成形時(特に、成形品の取り出し時)可塑化し
た複合シートの粘着性が大きく、加工機器や作業員の手
袋に樹脂が付着し、加工時のハンドリングが困難となる
上に、成形品の衝撃強度が著しく減少するため好ましく
ない。一方、ガラス短繊維/ガラス長繊維の割合が1/
2未満であると、細かいリブの多い複雑な形状に成形す
る場合に、ガラス繊維が細部まで充填されず、細部や端
部の強度が低下したり、各部の成形収縮率に差が生じ、
その結果、ソリやクラックが発生するため好ましくな
い。
【0010】次に、(B)前記プロピレン系樹脂と前記
ガラス繊維との配合割合が、前者/後者=85/15〜
50/50(重量比)、好ましくは80/20〜60/
40(重量比)であることが必要である。ここでプロピ
レン系樹脂の配合量が85重量%を超えると、すなわ
ち、ガラス繊維の配合量が15重量%未満であると、成
形品の剛性などの機械的物性が充分でなく、一方、プロ
ピレン系樹脂の配合量が50重量%未満であると、すな
わち、ガラス繊維の配合量が50重量%を超えると、ス
タンピング成形時の賦形が困難となるため、いずれも好
ましくない。
ガラス繊維との配合割合が、前者/後者=85/15〜
50/50(重量比)、好ましくは80/20〜60/
40(重量比)であることが必要である。ここでプロピ
レン系樹脂の配合量が85重量%を超えると、すなわ
ち、ガラス繊維の配合量が15重量%未満であると、成
形品の剛性などの機械的物性が充分でなく、一方、プロ
ピレン系樹脂の配合量が50重量%未満であると、すな
わち、ガラス繊維の配合量が50重量%を超えると、ス
タンピング成形時の賦形が困難となるため、いずれも好
ましくない。
【0011】さらに、本発明においては、(C)複合シ
ートを構成する組成物中のプロピレン系樹脂のメルトイ
ンデックスが20g/10分以上、好ましくは25g/
10分以上であることが必要である。複合シートを構成
する組成物中のプロピレン系樹脂のメルトインデックス
が20g/10分未満であると、複合シート製造時にガ
ラス繊維へのプロピレン系樹脂の浸透が不充分となり、
スタンピング成形時の賦形性を阻害したり、ガラス繊維
の細部への充填を阻害するため、好ましくない。ここで
複合シートを構成する組成物中のプロピレン系樹脂のメ
ルトインデックスとは、原料であるプロピレン系樹脂の
メルトインデックスではなく、あくまで該組成物中のプ
ロピレン系樹脂のメルトインデックスであり、該組成物
からガラス繊維を分離除去した後のプロピレン系樹脂の
みのメルトインデックスである。このような複合シート
を構成する組成物中のプロピレン系樹脂のメルトインデ
ックスは、例えば後記する実施例に記載した方法によ
り、容易に測定することができる。なお、MIが300
g/10分程度以上となると、複合シート製造時にプロ
ピレン系樹脂が垂れたり、或いはたとえ複合シートが製
造できたとしても、スタンピング成形時にプロピレン系
樹脂が垂れたりするなどの不都合が生じる。
ートを構成する組成物中のプロピレン系樹脂のメルトイ
ンデックスが20g/10分以上、好ましくは25g/
10分以上であることが必要である。複合シートを構成
する組成物中のプロピレン系樹脂のメルトインデックス
が20g/10分未満であると、複合シート製造時にガ
ラス繊維へのプロピレン系樹脂の浸透が不充分となり、
スタンピング成形時の賦形性を阻害したり、ガラス繊維
の細部への充填を阻害するため、好ましくない。ここで
複合シートを構成する組成物中のプロピレン系樹脂のメ
ルトインデックスとは、原料であるプロピレン系樹脂の
メルトインデックスではなく、あくまで該組成物中のプ
ロピレン系樹脂のメルトインデックスであり、該組成物
からガラス繊維を分離除去した後のプロピレン系樹脂の
みのメルトインデックスである。このような複合シート
を構成する組成物中のプロピレン系樹脂のメルトインデ
ックスは、例えば後記する実施例に記載した方法によ
り、容易に測定することができる。なお、MIが300
g/10分程度以上となると、複合シート製造時にプロ
ピレン系樹脂が垂れたり、或いはたとえ複合シートが製
造できたとしても、スタンピング成形時にプロピレン系
樹脂が垂れたりするなどの不都合が生じる。
【0012】本発明のスタンピング成形用複合シート
は、前記成分を上記(A)〜(C)の条件に合致するよ
うに用い、複合シートとしたものである。なお、複合シ
ートとするには、単に前記各成分を混合し、押出機等を
用いてシート化してもよいが、通常は例えば下記のよう
に、シート状としたものを複合化する手法によって製造
することができる。すなわち、押出機に、プロピレン系
樹脂とガラス短繊維(所望により添加成分を加えてもよ
い)を入れて押し出すと共に、押し出された1層のガラ
ス短繊維含有樹脂シートの両外側を、ガラス長繊維(例
えばガラス長繊維マットなど)で挟み、さらに、このガ
ラス長繊維の両外側を、プロピレン系樹脂シートで挟
み、ラミネーターを用いて加圧加熱することにより複合
シートを得ることができる。或いは、まず押出機に、プ
ロピレン系樹脂とガラス短繊維を入れて押し出し、ガラ
ス長繊維(例えばガラス長繊維マットなど)の両外側
を、この押し出されたガラス短繊維含有樹脂シートで挟
み、ラミネーターを用いて加圧加熱することにより複合
シートを得ることもできる。
は、前記成分を上記(A)〜(C)の条件に合致するよ
うに用い、複合シートとしたものである。なお、複合シ
ートとするには、単に前記各成分を混合し、押出機等を
用いてシート化してもよいが、通常は例えば下記のよう
に、シート状としたものを複合化する手法によって製造
することができる。すなわち、押出機に、プロピレン系
樹脂とガラス短繊維(所望により添加成分を加えてもよ
い)を入れて押し出すと共に、押し出された1層のガラ
ス短繊維含有樹脂シートの両外側を、ガラス長繊維(例
えばガラス長繊維マットなど)で挟み、さらに、このガ
ラス長繊維の両外側を、プロピレン系樹脂シートで挟
み、ラミネーターを用いて加圧加熱することにより複合
シートを得ることができる。或いは、まず押出機に、プ
ロピレン系樹脂とガラス短繊維を入れて押し出し、ガラ
ス長繊維(例えばガラス長繊維マットなど)の両外側
を、この押し出されたガラス短繊維含有樹脂シートで挟
み、ラミネーターを用いて加圧加熱することにより複合
シートを得ることもできる。
【0013】この複合シートの厚みは通常、1〜10m
m、好ましくは2〜5mmである。複合シートの厚みが
1mm未満であると、複合シートの製造が困難となる。
一方、複合シートの厚みが10mmを超えると、スタン
ピング成形時の予備加熱が困難となるため好ましくな
い。このようにして得られる複合シートをスタンピング
成形により適宜形状に成形すると、細部までガラス繊維
が充填され、その結果、端部の強度が改善され、成形収
縮率が一様となり、変形,クラックの発生し難い成形品
が得られる。また、スタンピング成形時(特に、成形品
の取り出し時)、可塑化した複合シートの粘着性がそれ
ほど大きくならず、加工機器や作業員の手袋に樹脂が付
着して、加工時のハンドリングが困難となるなどの支障
がない。なお、本発明において、リブ部(成形品の細
部)にクラックが発生しない理由をより細かく説明する
と、本発明によれば成形品末端までガラス繊維が充填さ
れるため、ガラス長繊維が充填されている根元部分との
成形収縮率の差が少なく、クラックが発生しない。従来
のものでは、成形品末端までのガラス繊維の充填か不充
分なため、クラックが発生する。
m、好ましくは2〜5mmである。複合シートの厚みが
1mm未満であると、複合シートの製造が困難となる。
一方、複合シートの厚みが10mmを超えると、スタン
ピング成形時の予備加熱が困難となるため好ましくな
い。このようにして得られる複合シートをスタンピング
成形により適宜形状に成形すると、細部までガラス繊維
が充填され、その結果、端部の強度が改善され、成形収
縮率が一様となり、変形,クラックの発生し難い成形品
が得られる。また、スタンピング成形時(特に、成形品
の取り出し時)、可塑化した複合シートの粘着性がそれ
ほど大きくならず、加工機器や作業員の手袋に樹脂が付
着して、加工時のハンドリングが困難となるなどの支障
がない。なお、本発明において、リブ部(成形品の細
部)にクラックが発生しない理由をより細かく説明する
と、本発明によれば成形品末端までガラス繊維が充填さ
れるため、ガラス長繊維が充填されている根元部分との
成形収縮率の差が少なく、クラックが発生しない。従来
のものでは、成形品末端までのガラス繊維の充填か不充
分なため、クラックが発生する。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を示す。 実施例1〜4及び比較例1〜6 押出機に、プロピレン系樹脂(プロピレンホモポリマ
ー、密度0.91g/cm3 )と平均繊維長0.3mm
のガラス短繊維とを所定割合で配合したものを入れて押
し出すと共に、押し出された1層のガラス短繊維含有樹
脂シートの両外側を、平均繊維長50mm以上(繊維径
23μm)のガラス長繊維からなるニードルパンチング
マット層の所定量で挟み、さらに、このガラス長繊維の
両外側を、前記と同様のプロピレン系樹脂シートで挟
み、ラミネーターを用いて3kg/cm2 ,230℃,
5分間加圧加熱して、プロピレン系樹脂をガラス繊維層
に含浸させ、次いで冷却して複合シートを得た。なお、
(A)前記ガラス繊維中のガラス短繊維とガラス長繊維
との配合割合と、(B)前記プロピレン系樹脂と前記ガ
ラス繊維との配合割合と、(C)複合シートを構成する
プロピレン系樹脂のメルトインデックス(MI)とは、
第1表に示した通りである。得られた複合シートの物性
を第1表に示す。
ー、密度0.91g/cm3 )と平均繊維長0.3mm
のガラス短繊維とを所定割合で配合したものを入れて押
し出すと共に、押し出された1層のガラス短繊維含有樹
脂シートの両外側を、平均繊維長50mm以上(繊維径
23μm)のガラス長繊維からなるニードルパンチング
マット層の所定量で挟み、さらに、このガラス長繊維の
両外側を、前記と同様のプロピレン系樹脂シートで挟
み、ラミネーターを用いて3kg/cm2 ,230℃,
5分間加圧加熱して、プロピレン系樹脂をガラス繊維層
に含浸させ、次いで冷却して複合シートを得た。なお、
(A)前記ガラス繊維中のガラス短繊維とガラス長繊維
との配合割合と、(B)前記プロピレン系樹脂と前記ガ
ラス繊維との配合割合と、(C)複合シートを構成する
プロピレン系樹脂のメルトインデックス(MI)とは、
第1表に示した通りである。得られた複合シートの物性
を第1表に示す。
【0015】さらに、それぞれ得られた複合シートを、
同一条件でスタンピング成形して、第1図に示す如き形
状の成形品(幅250mm,奥行き150mm,高さ6
5mm,周壁1の厚み3mm)を製造した。得られた成
形品について、内部中央に設けられているリブ2(高さ
25mm)における太幅リブ部2A(幅12mmの部
分、長さ50mm、高さ25mm)の曲げ強さと、成形
収縮によるクラックの発生率を測定した。また、リブ2
における細幅リブ部2B(幅3mm、長さ50mm、高
さ25mmであり、かつ底面と交接する面を半径3mm
に面取りした部分)より試験片を切出し、ガラス繊維の
充填率を測定した。結果を第1表に示す。なお、図中、
符号2Cはリブ2における別の細幅リブ部を示してお
り、幅3mm、長さ50mmであり、かつ底面と交接す
る面が半径5mmに面取りされている。
同一条件でスタンピング成形して、第1図に示す如き形
状の成形品(幅250mm,奥行き150mm,高さ6
5mm,周壁1の厚み3mm)を製造した。得られた成
形品について、内部中央に設けられているリブ2(高さ
25mm)における太幅リブ部2A(幅12mmの部
分、長さ50mm、高さ25mm)の曲げ強さと、成形
収縮によるクラックの発生率を測定した。また、リブ2
における細幅リブ部2B(幅3mm、長さ50mm、高
さ25mmであり、かつ底面と交接する面を半径3mm
に面取りした部分)より試験片を切出し、ガラス繊維の
充填率を測定した。結果を第1表に示す。なお、図中、
符号2Cはリブ2における別の細幅リブ部を示してお
り、幅3mm、長さ50mmであり、かつ底面と交接す
る面が半径5mmに面取りされている。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】〔第1表の脚注〕 *1:複合シートを構成する組成物中のプロピレン系樹
脂のメルトインデックス(MI)は、以下のようにして
測定した。すなわち複合シートを230℃に加熱されて
おり、かつ窒素雰囲気に保たれているろ過器に入れ、上
部より加圧し、目開き0.5mmのろ網を5枚重ねてろ
過し、ガラス繊維を除去した後、残ったプロピレン系樹
脂のMIを常法により測定した。 *2:ASTM D 638に準拠 *3:ASTM D 790に準拠 *4:ASTM D 790に準拠 *5:ASTM D 256に準拠(ノッチ付) *6:細幅リブ部2B(25mm×50mm×3mm)
を切り取り、試験片とし、それを灰化し、影の部分で示
されるガラス繊維充填部の断面積の全断面積に対する割
合で表した。表中の数値は、10のサンプルの平均値で
ある。 ・充填率(%)=(ガラス繊維充填部の断面積/全断面
積)×100 *7:リブ2のうち、厚さ12mmの部分を長さ50m
m、高さ10mmにわたって切取り、その曲げ強度をA
STM D 790に準拠して測定した。 *8:スタンピング成形後、成形品を24時間放置し、
リブ2に形成された微小クラックを観察し、サンプル数
10にて次の式により評価した。 ・クラック発生率(%)=(微小クラックの観察された
もの/10)×100 *9:幅290mm、奥行き170mm、厚さ65mm
の金型を用いて、複合シート(幅210mm、奥行き1
25mm、厚さ3.8mm)を3枚重ねて、加熱ブラン
ク温度230〜250℃、上部金型温度50〜60℃、
下部金型温度30〜45℃、プレス圧力140kg/c
m2 、プレス加圧時間20秒間の条件でスタンピング成
形し、四角形の容器状成形品を得た。表中の賦形率は、
サンプル数10にて次の式により、完全に賦形できたも
のの割合で表した。 ・賦形率(%)=(完全に賦形できたもの/10)×1
00
脂のメルトインデックス(MI)は、以下のようにして
測定した。すなわち複合シートを230℃に加熱されて
おり、かつ窒素雰囲気に保たれているろ過器に入れ、上
部より加圧し、目開き0.5mmのろ網を5枚重ねてろ
過し、ガラス繊維を除去した後、残ったプロピレン系樹
脂のMIを常法により測定した。 *2:ASTM D 638に準拠 *3:ASTM D 790に準拠 *4:ASTM D 790に準拠 *5:ASTM D 256に準拠(ノッチ付) *6:細幅リブ部2B(25mm×50mm×3mm)
を切り取り、試験片とし、それを灰化し、影の部分で示
されるガラス繊維充填部の断面積の全断面積に対する割
合で表した。表中の数値は、10のサンプルの平均値で
ある。 ・充填率(%)=(ガラス繊維充填部の断面積/全断面
積)×100 *7:リブ2のうち、厚さ12mmの部分を長さ50m
m、高さ10mmにわたって切取り、その曲げ強度をA
STM D 790に準拠して測定した。 *8:スタンピング成形後、成形品を24時間放置し、
リブ2に形成された微小クラックを観察し、サンプル数
10にて次の式により評価した。 ・クラック発生率(%)=(微小クラックの観察された
もの/10)×100 *9:幅290mm、奥行き170mm、厚さ65mm
の金型を用いて、複合シート(幅210mm、奥行き1
25mm、厚さ3.8mm)を3枚重ねて、加熱ブラン
ク温度230〜250℃、上部金型温度50〜60℃、
下部金型温度30〜45℃、プレス圧力140kg/c
m2 、プレス加圧時間20秒間の条件でスタンピング成
形し、四角形の容器状成形品を得た。表中の賦形率は、
サンプル数10にて次の式により、完全に賦形できたも
のの割合で表した。 ・賦形率(%)=(完全に賦形できたもの/10)×1
00
【0019】
【発明の効果】本発明の複合シートは、スタンピング成
形をした場合に、成形の際のハンドリングが良好であ
り、例えば加熱した複合シートを金型内に搬送する際、
手作業では手袋に軟化した樹脂が付着したりすることが
なく、また自動設備では「つかみ具」に付着するなどの
問題がない。また、本発明の複合シートは、機械的強度
に優れたものであり、長ガラス繊維のみを含有したシー
トと同等のものである。しかも本発明の複合シートは、
スタンピング成形をした場合、成形品の細部までガラス
繊維が充填され、その結果、端部の強度が改善され、ま
た成形収縮率が一様となり、変形やクラックが発生し難
い成形品を得ることができる。さらに、本発明の複合シ
ートは、賦形性に優れたものである。従って、本発明の
複合シートは、特にスタンピング成形用の素材として有
効に利用することができる。
形をした場合に、成形の際のハンドリングが良好であ
り、例えば加熱した複合シートを金型内に搬送する際、
手作業では手袋に軟化した樹脂が付着したりすることが
なく、また自動設備では「つかみ具」に付着するなどの
問題がない。また、本発明の複合シートは、機械的強度
に優れたものであり、長ガラス繊維のみを含有したシー
トと同等のものである。しかも本発明の複合シートは、
スタンピング成形をした場合、成形品の細部までガラス
繊維が充填され、その結果、端部の強度が改善され、ま
た成形収縮率が一様となり、変形やクラックが発生し難
い成形品を得ることができる。さらに、本発明の複合シ
ートは、賦形性に優れたものである。従って、本発明の
複合シートは、特にスタンピング成形用の素材として有
効に利用することができる。
【図1】第1図は本発明の複合シートを、スタンピング
成形して得られた成形品の一態様を示す斜視図である。
成形して得られた成形品の一態様を示す斜視図である。
1 周壁 2 リブ全体 2A 太幅リブ部 2B 細幅リブ部 2C 別の細幅リブ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:06
Claims (1)
- 【請求項1】 プロピレン系樹脂と、ガラス短繊維及び
ガラス長繊維の混合物よりなるガラス繊維とからなる複
合シートであって、(A)前記ガラス繊維中のガラス短
繊維とガラス長繊維との配合割合が前者/後者=2/1
〜1/2(重量比)であり、(B)前記プロピレン系樹
脂と前記ガラス繊維との配合割合が前者/後者=85/
15〜50/50(重量比)であり、かつ(C)複合シ
ートを構成する組成物中のプロピレン系樹脂のメルトイ
ンデックスが20g/10分以上であることを特徴とす
るスタンピング成形用複合シート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5116612A JPH06306219A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | スタンピング成形用複合シート |
US08/678,117 US5681887A (en) | 1993-04-21 | 1996-07-11 | Method of stamping composite sheets |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5116612A JPH06306219A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | スタンピング成形用複合シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06306219A true JPH06306219A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14691490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5116612A Pending JPH06306219A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | スタンピング成形用複合シート |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5681887A (ja) |
JP (1) | JPH06306219A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013031860A1 (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-07 | 帝人株式会社 | 立ち面を有する成形体、およびその製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996040477A1 (fr) * | 1995-06-07 | 1996-12-19 | Ube-Nitto Kasei Co., Ltd. | Mat de fibres de verre pour feuille a estamper, procede de production de ce mat, feuille a estamper fabriquee a partir de ce mat, procede de fabrication de la feuille et equipement de production correspondant |
US10583617B2 (en) | 2016-11-28 | 2020-03-10 | General Electric Company | Automatic systems and methods for stacking composite plies |
CN109679192B (zh) * | 2019-01-07 | 2021-03-19 | 江苏环宇汽车零部件有限公司 | 一种发泡的聚乙烯-长玻璃纤维混合板及其制备方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4044188A (en) * | 1972-10-02 | 1977-08-23 | Allied Chemical Corporation | Stampable thermoplastic sheet reinforced with multilength fiber |
JPH0251536A (ja) * | 1988-08-16 | 1990-02-21 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 繊維補強熱可塑性樹脂シート |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP5116612A patent/JPH06306219A/ja active Pending
-
1996
- 1996-07-11 US US08/678,117 patent/US5681887A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013031860A1 (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-07 | 帝人株式会社 | 立ち面を有する成形体、およびその製造方法 |
US10322559B2 (en) | 2011-08-31 | 2019-06-18 | Teijin Limited | Shaped product having standing plane, and method for manufacturing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5681887A (en) | 1997-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031022 |