JPH06304921A - 樹脂ペースト供給管及びシート状成形材料製造装置 - Google Patents

樹脂ペースト供給管及びシート状成形材料製造装置

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JPH06304921A
JPH06304921A JP2522594A JP2522594A JPH06304921A JP H06304921 A JPH06304921 A JP H06304921A JP 2522594 A JP2522594 A JP 2522594A JP 2522594 A JP2522594 A JP 2522594A JP H06304921 A JPH06304921 A JP H06304921A
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JP
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paste
paste supply
resin
supply pipe
supplied
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Application number
JP2522594A
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English (en)
Inventor
Masao Jinbo
昌夫 神保
Mitsuo Suzuki
光男 鈴木
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下流端が閉鎖端のペースト供給管より、シー
ト状成形材料の幅方向においてかつ連続して均一に樹脂
ペーストを供給する。 【構成】 キャリアフィルムの幅方向に軸方向を平行に
配置する第1ペースト供給管10と第2ペースト供給管
11とを設け、これら第1および第2ペースト供給管の
閉鎖された下流端と樹脂ペーストが供給される上流端と
逆方向に配置して、かつ、これら第1および第2ペース
ト供給管に軸方向にペースト供給用開口17を設けて、
第1ペースト供給管と第2ペースト供給管とからの供給
量を合わせると常に略等量の樹脂ペーストがキャリアフ
ィルムの幅方向に供給されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート状成形材料の製造
装置における樹脂ペースト供給管に関し、詳しくは、樹
脂ペーストとガラスファイバー、炭素繊維等の強化材と
の混練物あるいは層状物を上下キャリアフィルムに挟ん
で連続的に製造するシート状成形材料の製造装置に係
り、特に、TMC,SMC等のシート状成形材料の製造
装置において、シート状成形材料のキャリアフィルムの
幅方向に樹脂ペーストあるいは強化材を混練した樹脂ペ
ーストを連続的に供給する樹脂ペースト供給管に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシート状成形材料の製造
装置として、本出願人は先に、特公昭52−17903
号において、図9に示す装置を提供している。図中、A
はガラスロービング、Bは樹脂成分からなるペースト状
物質、C,C’はポリエチレンシート等からなる一対の
キャリアフィルムである。
【0003】上記ガラスロービングAは上方に配置した
ガラスロービングカッター1で切断して所定長さのガラ
スファイバーとして落下させている。該ガラスファイバ
ーの落下途中に、一対の含浸用ローラ3,3’を配置
し、各含浸用ローラ3,3’の表面にペースト供給管
2,2’より、樹脂ペーストを滴下散布し、これら含浸
用ローラ3,3’の間を上記ガラスファイバーが落下す
る際に樹脂ペーストをガラスファイバーに含浸させてい
る。この含浸された混練物を含浸用ローラ3,3’の下
面に接するように配置した掻き取り用ローラ4,4’で
掻き取って、下方のコンベヤ5上のキャリアフィルム
C’上に落下させ、大略定量供給とした混練物を一対の
キャリアフィルムCとC’の間に挟み、この状態でコン
ベヤ5上を搬送し、コンベヤ5下流側に配置した賦形ロ
ーラ6で形を整えてシート状製品として連続的に製造し
ている。
【0004】上記各ペースト供給管2,2’は、図示の
ように、含浸用ローラ3,3’の軸方向の長さと略同じ
長さを有し、含浸用ローラ3,3’の上方に所要間隔を
あけて略平行に水平配置している。その一側の各一端2
a,2a’はT字状継手を先端に取り付けた供給主管7
に接続し、該供給主管7に樹脂槽8から樹脂ペーストを
定量ポンプ9で所要量供給し、ペースト供給管2,2’
に供給主管7を介して分流している。各ペースト供給管
2,2’の他方側先端2b,2b’は閉鎖しており、か
つ、含浸用ローラ3,3’と対向する下面側に、軸方向
に沿って所要間隔をあけて穴2c,2c’を設け、これ
らの穴2c,2c’より樹脂ペーストを含浸用ローラ
3,3’の表面へ滴下散布するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す従来のペー
スト供給管2,2’へ供給される樹脂ペーストは、供給
開始時には各穴2c,2c’よりスムーズに吐出されて
いるが、下流端が閉鎖されているため、該下流端に樹脂
ペーストが溜まり、この溜まった樹脂ペーストが時間経
過により粘性を増し、増粘物が下流端に発生することと
なる。このように増粘物が発生すると、該増粘物により
管内部の流路が小さくなり或は閉鎖された状態となり、
しかも、増粘物は次第に上流側へと拡大していく。
【0006】その結果、穴2c,2c’から供給される
樹脂ペーストの量は、次第に下流側より上流側が多くな
り、含浸用ローラ3,3’の表面に供給される樹脂ペー
ストの量は軸方向において均等でなくなり、製造される
シートの左右幅方向Wにおける厚みが均等でなくなる不
具合を発生する。SMCのシート状成形材料の製造装置
としての上記複層シートの製造装置においても、樹脂ペ
ースト供給管は同様の不具合を発生し、シートの幅方向
において均一に樹脂ペーストが供給されなくなる。
【0007】このように、ペースト供給管より軸方向に
均等に樹脂ペーストが供給できなくなると、製造を一旦
停止し、酢酸エチルなどの溶剤によりペースト供給管を
洗浄している。このペースト供給管の洗浄は、従来、製
造開始後2〜3時間毎に行っており、そのため、生産効
率が非常に低下する欠点があった。
【0008】また、樹脂ペーストが供給されている幅が
次第に狭くなり、この樹脂ペーストが供給されている部
分だけが製品として用いられるため、製品幅が次第に狭
くなる欠点がある。さらに、連続的に製造されるシート
状成形材料を巻取ロールに巻きとって保管する場合、左
右軸方向において一方側が厚くて他方側が薄いと、積層
して巻き付けられていく時に、幅方向の厚さの相異が累
進的に加速され、巻き姿勢を正常に保持することが出来
なくなる。
【0009】本発明は、上記欠点に鑑みてなされたもの
で、ペースト供給管の構成を改良して、シートの左右幅
方向における厚さが均等となるように樹脂ペーストをペ
ースト供給管の軸方向の全体にわたって均等に一様に供
給できるようにしてシート状成形材料の生産効率を改善
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、下流側先端が閉鎖
されたペースト供給管では、下流側先端に増粘物が発生
することは回避できないため、本発明は、キャリアフィ
ルムの幅方向に軸方向を平行もしくはほぼ平行に配置し
た第1ペースト供給管と第2ペースト供給管とを設け、
これら第1ペースト供給管と第2ペースト供給管とを軸
方向と直交する方向に所要間隔あけて配置し、かつ、第
1および第2ペースト供給管の閉鎖された下流端と樹脂
ペーストが供給される上流端とを逆方向に配置して、一
方の下流端を他方の上流端と対向させ、かつ、これら第
1および第2ペースト供給管に軸方向にペースト供給用
開口を設け該ペースト供給用開口は、樹脂ペーストがキ
ャリアフィルムの幅方向に均等に供給される構成とした
シート状成形材料製造装置における樹脂ペースト供給管
を提供するものである。
【0011】上記一対の第1および第2ペースト供給管
は、ガラスファイバーを樹脂ペーストに含浸させるため
の一対の含浸用ローラの上方に、該ローラの軸方向に略
平行に配置している。あるいは、上記一対の第1ペース
ト供給管と第2ペースト供給管をキャリアフィルムの上
方に配置し、樹脂ペーストをキャリアフィルム上あるい
は既に供給されている樹脂ペーストの上面に供給してい
る。
【0012】上記の上流端と下流端とを軸方向において
反対方向に対向配置する第1と第2ペースト供給管の各
上流端に、樹脂ペーストを供給する樹脂ペースト供給主
管の先端に分岐管を接続し、該分岐管の両端開口を夫々
接続管を介して上記第1,第2ペースト上流端に接続し
ている。
【0013】上記各第1,第2ペースト供給管には上流
側より下流側にかけて軸方向に、かつ、下方の含浸用ロ
ーラあるいはキャリアフィルム側に対向して、ペースト
供給用開口を設けている。該開口は所要間隔をあけて穿
設した穴からなり、穴は同径にしてもよいが、ペースト
状物によってはこれらの穴の開口面積は上流側を下流側
より小さく設定し、各穴より略同量の樹脂ペーストが含
浸用ローラに供給されるようにするとよい。尚、上記穴
の形状は任意である。さらに、穴は周方向に複数列設け
てもよい。
【0014】さらに、上記ペースト供給用開口として、
所要間隔あけて穴を穿設する代わりに、軸方向に連続し
たスリットを設けてもよく、該スリットの開口は均等幅
でもよいが、ペースト状物によっては上流側より下流側
にかけて太幅にするとよい。尚、繊維強化材を混練した
樹脂ペーストを供給する場合は、この順次大幅にしたス
リットを設けることが好ましい。
【0015】上記樹脂ペーストの成分は、樹脂成分、ビ
ニル単量体、重合開始剤、熱可塑性樹脂、重合抑制剤、
増粘剤などが挙げられる。上記樹脂成分としては、例え
ば、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂およ
びエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。これら
は単独または2種以上の混合物として用いられるが、中
でも不飽和ポリエステル樹脂およびビニルエステル樹脂
が好ましく用いられる。上記ビニル単量体としては、従
来から上記樹脂成分の架橋剤または希釈剤として慣用さ
れているビニル単量体が用いられ、例えば、スチレンな
どの芳香族ビニル単量体、アクリル酸などのアクリル系
ビニル単量体が用いられる。上記重合開始剤としては、
t−ブチルパーオキシベンゾエートなどのパーオキシエ
ステル類、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネ
ート等のパーオキシカーボネート類等が用いられる。上
記熱可塑性樹脂としては、通常、熱硬化性樹脂の低収縮
剤として用いられているものが挙げられ、例えばポリス
チレン、ポリ酢酸ビニル、ポリブタジエンまたはその水
素添加物、ポリイソプレンまたはその水素添加物等が用
いられる。上記増粘剤としては、マグネシウムなどのア
ルカリ土類金属の酸化物または水酸化物等が用いられ
る。
【0016】上記繊維強化材としては、ガラス繊維、炭
素繊維等の無機繊維、アラミド繊維、高強度ポリエチレ
ン繊維等の有機繊維が用いられる。
【0017】本発明はTMCのシート状成形材料製造装
置では、ガラスファイバーを樹脂ペーストに含浸させる
ための一対の含浸用ローラを備え該含浸用ローラ夫々の
上方でかつ含浸用ローラの軸方向と管軸方向を平行にし
て互いに所要間隔をあけて配置した第1ペースト供給管
と第2ペースト供給管とを設け、これら第1および第2
ペースト供給管を、その閉鎖された下流端と樹脂ペース
トが供給される上流端とを逆方向に配置して、一方の下
流端を他方の上流端と対向させ、かつ、これら第1およ
び第2ペースト供給管に管軸方向にペースト供給用開口
を夫々設け、該ペースト供給用開口は、第1および第2
ペースト供給管共にペースト供給上流側より下流側へ開
口面積を順次大きくして樹脂ペーストを含浸用ローラに
一様に供給する構成にする。
【0018】また、本発明は、SMCのシート状成形材
料製造装置では、下側キャリアフィルムの幅方向と管軸
方向を平行に所要間隔をあけて配置する第1ペースト供
給管と第2ペースト供給管とを設け、これら第1および
第2ペースト供給管を、その閉鎖された下流端と樹脂ペ
ーストが供給される上流端とを逆方向に配置して、一方
の下流端を他方の上流端と対向させ、かつ、これら第1
および第2ペースト供給管に管軸方向にペースト供給用
開口を夫々設け、該ペースト供給用開口は、第1および
第2ペースト供給管共にペースト供給上流側より下流側
へ開口面積を順次大きくして上記下側キャリアフィルム
の上面あるいは該下側キャリアフィルム上に供給されて
いる物質の上部に樹脂ペーストを一様に供給する構成に
する。
【作用】上記のように一対の含浸用ローラの上方あるい
はキャリアフィルムの上方に配置する一対の第1,第2
ペースト供給管の上流と下流とを逆にして対向配置して
いると、第1ペースト供給管の下流側で増粘物が発生し
て、下流側のペースト供給用開口の断面が小となり或は
閉鎖されて、供給されるペーストが減少しても、他方の
第2ペースト供給管の上流側よりペーストが所要量供給
されている。同様に、第2ペースト供給管の下流側で供
給されるペースト供給量が減少しても、第1ペースト供
給管の上流側からは所要量のペーストが供給されてい
る。また、第1と第2ペースト供給管に設けるペースト
供給用開口は、均等でもよいが、ペースト状物によって
はペースト供給管内部で発生する圧力損失を考慮して、
第1および第2ペースト供給管共に、ペースト供給上流
側より下流側へ開口面積を順次大きくしている。このこ
とと上記構成とが相まって、樹脂ペーストが管軸方向全
体に均等に供給される。このように、一方のペースト供
給管よりペースト供給量が減少した軸方向では、他方の
ペースト供給管より供給されるペーストが減少しない関
係となり、両方のペースト供給管より供給されるペース
ト供給量を合わせると、軸方向において全体にわたっ
て、供給されるペースト量を略同量とすることが出来
る。よって、シートの左右幅方向における厚さを略均等
に保持することが出来る。
【0019】尚、このように構成されたペースト供給管
は、上記した作用を有するため、樹脂ペーストに限定さ
れず、他のペースト状物の供給にも好適に用いることが
出来る。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明するが、上記したように、これらに限定されるも
のではない。図1から図3はTMCのシート状成形材料
製造装置に適用した第1実施例を示し、図4は供給管の
開口を示す。図5は第1実施例の供給管の先端閉鎖部を
示し、かつ図6乃至図8はSMCのシート状成形材料製
造装置に適用した第2実施例を示すものである。第1実
施例の図1においてAはガラスロービング、Bは樹脂成
分からなるペースト状物質、C,C’はポリエチレンシ
ート等からなるキャリアフィルムである。
【0021】図3に示す如く、上記ガラスロービングA
は上方に配置したガラスロービングカッター1で切断し
て所定長さのガラスファイバーとして落下させている。
該ガラスファイバーの落下途中に、一対の含浸用ローラ
3,3’を配置し、各含浸用ローラ3,3’の表面にペ
ースト供給管10,11より、樹脂ペーストを滴下散布
し、これら含浸用ローラ3,3’の間を上記ガラスファ
イバーが落下する際に樹脂ペーストにガラスファイバー
を含浸させている。この含浸された混練物を含浸用ロー
ラ3,3’の下面に接するように配置した掻き取り用ロ
ーラ4,4’で掻き取って、下方のコンベヤ5上のキャ
リアフィルムC’上に落下させ、大略一定量供給とした
混練物を一対のキャリアフィルムCとC’の間に挟み、
この状態でコンベヤ5上を搬送し、コンベヤ5下流側に
配置した賦形ローラ6で形を整えてシート状製品として
連続的に製造している。
【0022】上記含浸用の第1ローラ3と第2ローラ
3’の各上方には、これらローラ3,3’と平行に第1
ペースト供給管10、第2ペースト供給管11とを配置
している。上記第1および第2ペースト供給管10,1
1は共に、キャリアフィルムの左右幅方向Wと同一方向
に軸方向を配置し、かつ、該軸方向と直角方向に所定間
隔をあけて第1ペースト供給管10と第2ペースト供給
管11を配置し、夫々含浸用の第1,第2ローラ3,
3’の上面に樹脂ペーストBを散布するようにしてい
る。
【0023】上記第1および第2ペースト供給管10,
11は円筒管よりなり、夫々下流端10a,11aを閉
鎖栓で閉鎖し、上流端10b,11bを樹脂ペースト供
給用主管13にT字管14、接続管15,16を介して
接続している。上記樹脂ペースト供給用主管13はポン
プ9を介して樹脂槽8に接続し、定量ポンプ9で樹脂槽
から樹脂ペーストを主管13、T字管14、接続管1
5,16を介して第1および第2ペースト供給管10,
11に所要圧で送給している。
【0024】図2に示すように、第1ペースト供給管1
0の下流端10aは第2ペースト供給管11の上流端1
1bと対向させ、第1ペースト供給管の上流端10bを
第2ペースト供給管11の下流端11aと対向させ、軸
方向において下流と上流とを逆方向としている。
【0025】上記第1および第2ペースト供給管10,
11には、ローラ3,3’と対向する下面に、図4
(A)に示すように、軸方向に所要間隔をあけて丸穴か
らなるペースト供給用開口17を穿設している。これら
開口17は上流側を下流側より次第に小さくして、圧力
の低い下流側と、圧力が高い上流側とより開口17を通
して同量の樹脂ペーストが吐出されるようにしている。
【0026】尚、本実施例では、第1および第2ペース
ト供給管10,11の全長を1000mmとし、開口17を3.
5mmピッチで穿設し、上流端の最小面積の開口の直径を
1.9mm、下流端の最大面積の開口の直径を2.8mmとしてい
る。
【0027】尚、上記樹脂ペースト供給用の開口17は
図4(B)に示すように、周方向に複数列(17’)設
けてもよく、あるいは、図4(C)に示すように、軸方
向に連続されたスリット(17'')から構成してもよ
く、該スリットは上流側より下流側にむかって次第に太
幅としている。
【0028】上記第1および第2ペースト供給管10,
11の下流端は、先端開口を閉鎖栓により圧接閉鎖して
いる。具体的には、図5の変形例に示す如く、上記第1
および第2ペースト供給管10,11の下流端の先端開
口を閉鎖栓12で閉鎖するもので、例えば、ネジ棒20
の先端にゴムパッキン21を保持枠22に嵌め込んだ閉
鎖栓を固定し、ネジ棒20をフレーム23に固定した保
持筒24に回転自在に貫通させて突出させ、その先端に
ハンドル25を取り付けている。該ネジ棒20はフレー
ム23より突設した締付部材26のメネジ穴26a内を
螺嵌させており、よって、ハンドル25を回転させるこ
とにより閉鎖栓12を前進させて、ペースト供給管1
0,11の開口にゴムパッキン21を圧接して閉鎖して
いる。尚、洗浄時にはハンドル25を逆回転させて閉鎖
栓12を離反させて開口することができる。
【0029】上記したTMCのシート状成形材料製造装
置は、ガラスファイバーを樹脂ペーストに含浸させるた
めの一対の含浸用ローラを備え、該含浸用ローラ夫々の
上方でかつ含浸用ローラの軸の幅方向と管軸方向を平行
して互いに所要間隔をあけて配置した第1ペースト供給
管と第2ペースト供給管とを設け、これら第1および第
2ペースト供給管を、その閉鎖された下流端と樹脂ペー
ストが供給される上流端とを逆方向に配置して、一方の
下流端を他方の上流端と対向させ、かつ、これら第1お
よび第2ペースト供給管に管軸方向にペースト供給用開
口を夫々設け、該ペースト供給用開口は、第1および第
2ペースト供給管共にペースト供給上流側より下流側へ
開口面積を順次大きくして樹脂ペーストを含浸用ローラ
に一様に供給される。
【0030】上記装置において、第1ペースト供給管1
0より第1含浸用ローラ3へ供給される樹脂ペースト
と、第2ペースト供給管11より第2含浸用ローラ3’
へ供給される樹脂ペーストとが、合わせて下方のキャリ
アフィルム上に供給される。上記樹脂ペーストの供給開
始後、時間経過により、各ペースト供給管10,11の
下流端に増粘物が発生し、下流側から供給される樹脂ペ
ーストの供給量が減少する。しかしながら、その際、対
向する相方のペースト供給管11,10の上流側からの
樹脂ペースト供給量は減少しないため、両方のペースト
供給管10,11とから供給される樹脂ペーストを合わ
せた供給量は軸方向の両端において略同時に同様の現象
が発生するため、軸方向の全体にわたって略均等に樹脂
ペーストが供給されることとなる。
【0031】このように、軸方向の全体にわたって供給
される樹脂ペーストの量を同等に保持できるため、キャ
リアフィルムの左右幅方向全体にわたって供給される樹
脂ペースト量が略同等となり、キャリアフィルムの厚さ
を略均等に保持出来る。
【0032】
【実験例1】上記本発明の第1実施例のペースト供給管
を設置した場合と、従来の図9に示すペースト供給管を
設置した場合とにおける製品幅および巻取ロールにおけ
る巻き姿勢について比較した。一対のペースト供給管に
供給する樹脂ペースト: 不飽和ポリエステル樹脂: ポリマール6409(武田薬品工業株式会社製) 100部 粉末ポリエチレン: フローセンUF20(住友精化株式会社製) 3部 ターシャリーブチルパーオキシベンゾエート: パーブチルZ(日本油脂株式会社製) 1部 ハイドロキン: HQ(富士写真フィルム株式会社製) 0.05部 ステアリン酸亜鉛: SZ−2000(堺化学株式会社製) 4部 炭酸カルシウム: スーパーSS(丸尾カルシム株式会社製) 120部 アイボリー色トナー(大泰化工株式会社製) 5部 酸化マグネシウム: キョーワマグ40(協和化学株式会社製) 1部 ガラスファイバー:ガラスロービング(日本電気硝子株
式会社製 テックス4630)をガラスロービングカッ
ターで1インチにカットしたもの 上記樹脂ペースト70重量%に対してガラスファイバー
を30重量%の割合で混合してTMCからなるシート状
成形材料を製造した。
【0033】上記実験の結果は、下記の表1に示す通り
であり、本発明の第1実施例では含浸開始後8時間経過
してもペースト供給管の軸方向の略両端まで同一厚さと
なり、製品幅を含浸開始時と略同幅に保持することがで
きた。また、巻取ローラの巻姿勢も8時間経過後も正常
に保持出来た。これに対して、従来のペースト供給管で
は、含浸開始後2時間経過すると、ペースト供給管の下
流端が閉鎖し、製品幅が狭くなるため洗浄が必要になる
と共に、巻取ローラの巻姿勢が次第に断面円錐形状とな
り、うまく巻くことができなくなった。
【0034】
【表1】 含浸開始後 1時間経過 2時間経過 8時間経過 実施例 製品幅 1000mm 1000mm 1000mm 995mm 巻き姿勢 正常 正常 正常 正常 従来品 製品幅 1000mm 990mm 985mm 要洗浄 巻き姿勢 正常 やや円錐となる 円錐となり巻取不能
【0035】第2実施例を図6に示す。図6のSMCの
シート状成形材料の製造装置は複層のSMCを製造する
ものであって、その構成の略図を図8に示す。図8に示
す如く下側キャリアフィルムC’の上面に樹脂ペースト
Bを供給し、該樹脂ペーストBの上面にガラスファイバ
ーAを供給し、ついで、その上面に別種の樹脂ペースト
B’を供給し、更に、再度ガラスファイバーA’を供給
し、最後の樹脂ペーストB’’を塗布して後上側キャリ
アフィルムCを供給するもので、キャリアフィルムC'
−樹脂ペーストB−ガラスファイバーA−樹脂ペースト
B'−ガラスファイバーA'−樹脂ペーストB''−上側キ
ャリアフィルムCを順次積層した複層のSMCを製造す
るものである。
【0036】図6に戻り、下側キャリアフィルムC’の
上面に最初に供給する樹脂ペーストBはドクターブレー
ド30により定量の厚さで供給しており、ついで、上方
に配置した第1ガラスロービングカッター1Aよりガラ
スファイバーAを上記樹脂ペーストBの上面に散布して
いる。
【0037】上記ガラスロービングカッター1Aの下流
に、本発明に関わる樹脂ペースト供給管31を配置して
いる。該樹脂ペースト供給管31は図7に示すように、
第1実施例と同様に、一対の第1ペースト供給管10と
第2ペースト供給管11とよりなり、これら第1ペース
ト供給管10と第2ペースト供給管の上流側と下流側と
を逆方向とし、一方の上流側に他方の下流側を対向させ
ている。また、これら第1,第2ペースト供給管10,
11に設けるペースト供給用開口17も第1実施例と同
様で、夫々上流側より下流側にかけて開口面積を順次大
きくしている。上記樹脂ペースト供給管31からは樹脂
ペーストB’をガラスファイバーAの上面に供給してい
る。
【0038】上記樹脂ペースト供給管31の下流には第
2ガラスロービングカッター1Bを配置し、上記樹脂ペ
ーストB’の上面にガラスファイバーA’を散布してい
る。第2ガラスロービングカッター1Bの下流に、ドク
ターブレード32および上側キャリアフィルムCの供給
装置33を配置し、上側キャリアフィルムCに樹脂ペー
ストB''を塗布しながら供給して、上記最上面のガラス
ファイバーA’の上面に巻き付けている。
【0039】上記のように上下キャリアフィルムC,
C’により挟持した状態で賦形含浸ローラ6の間を通
し、最後に巻取ロール35に巻き付けている。
【0040】上記したSMCのシート状成形材料製造装
置は、キャリアフィルムの幅方向と管軸方向を平行もし
くはほぼ平行に所要間隔をあけて配置する第1ペースト
供給管10と第2ペースト供給管11とを設け、これら
第1および第2ペースト供給管を、その閉鎖された下流
端と樹脂ペーストが供給される上流端とを逆方向に配置
して、一方の下流端を他方の上流端と対向させ、かつ、
これら第1および第2ペースト供給管に管軸方向にペー
スト供給用開口17を夫々設け、該ペースト供給用開口
は、第1および第2ペースト供給管共にペースト供給上
流側より下流側へ開口面積を順次大きくして、樹脂ペー
ストを下側キャリアフィルム上面あるいは該下側キャリ
アフィルムに供給されている物質の上面に一様に供給す
る構成としたものである。
【0041】したがって、上記したSMCの製造装置に
本発明の樹脂ペースト供給管31を設置することによ
り、該樹脂ペースト供給管の一対の第1および第2ペー
スト供給管10,11とより供給される樹脂ペースト
は、キャリアフィルムの幅方向に均一に供給され、成形
されるシートの幅方向の厚さを均一に保持することが出
来る。
【0042】
【実験例2】上記図6に示す本発明の第2実施例と、該
図6に示す装置において樹脂ペースト供給管を従来の図
9に示す構造とした装置とを用いて、製品幅と巻き姿勢
について比較した。尚、下側キャリアフィルムおよび上
側キャリアフィルムに樹脂ペーストBを供給する手段と
しては同一のドクターブレードを用いている。
【0043】本発明の第2実施例および比較例とも、ド
クターブレードより供給する樹脂ペーストBの成分は下
記の通りである。 不飽和ポリエステル樹脂: ポリマール6409(武田薬品工業株式会社製) 100部 粉末ポリエチレン: フローセンUF20(住友精化株式会社製) 3部 ターシャリーブチルパーオキシベンゾエート: パーブチルZ(日本油脂株式会社製) 1部 ハイドロキン: HQ(富士写真フィルム株式会社製) 0.05部 ステアリン酸亜鉛: SZ−2000(堺化学株式会社製) 4部 アイボリー色トナー(大泰化工株式会社製) 5部 酸化マグネシウム: キョーワマグ40(協和化学株式会社製) 1部 本発明および比較例とも一対のペースト供給管からなる
樹脂ペースト供給管から供給する樹脂ペーストB’の成
分は下記の通りである。 不飽和ポリエステル樹脂: ポリマール6409(武田薬品工業株式会社製) 100部 粉末ポリエチレン: フローセンUF20(住友精化株式会社製) 3部 ターシャリーブチルパーオキシベンゾエート: パーブチルZ(日本油脂株式会社製) 1部 ハイドロキン: HQ(富士写真フィルム株式会社製) 0.05部 ステアリン酸亜鉛: SZ−2000(堺化学株式会社製) 4部 炭酸カルシウム: スーパーSS(丸尾カルシム株式会社製) 120部 アイボリー色トナー(大泰化工株式会社製) 5部 酸化マグネシウム: キョーワマグ40(協和化学株式会社製) 1部 本発明および比較例とも供給するガラスファイバーは、
ガラスロービング(日東紡株式会社製 テックス463
0)をガラスロービングカッターで1インチにカットし
たものである。上記樹脂ペーストB+B'+Bを70重
量%、ガラスファイバーA'+A’を30重量%の割合
で混合している。また、樹脂ペーストB+BとB’とは
夫々35重量%ずつとしている。
【0044】上記実験の結果は、下記の表2に示す通り
であり、本発明の実施例では含浸開始後8時間経過して
もペースト供給管の軸方向の略両端まで同一厚さとな
り、製品幅を含浸開始時と略同幅に保持することができ
た。また、巻取ローラの巻姿勢も8時間経過後も正常に
保持出来た。これに対して、従来のペースト供給管を用
いた場合は、2時間経過後には洗浄が必要になると共
に、巻取ローラの巻姿勢が次第に断面円錐形状となり、
うまく巻くことができなくなった。
【0045】
【表2】 含浸開始直後 1時間経過 2時間経過 8時間経過 実施例 製品幅 1000mm 1000mm 1000mm 1000mm 巻き姿勢 正常 正常 正常 正常 従来品 製品幅 1000mm 990mm 985mm 要洗浄 巻き姿勢 正常 やや円錐となる 円錐となり巻取不能
【0046】
【発明の効果】上記実施例に詳説した如く、本発明にか
かる樹脂ペースト供給管を用いると、一対のペースト供
給管のうち、一方のペースト供給管の下流側が詰まって
供給される樹脂量が減少しても、対向する他方のペース
ト供給側は上流側で供給量は減少しないため、長時間に
わたってキャリアフィルムの両端まで樹脂ペーストを供
給することが出来る。よって、製造されるシートの製品
幅が時間経過にともない狭くなることを防止出来る。
【0047】また、長時間にわたって、幅方向の厚さを
均一に保持できるため、巻取ロールに巻き取った時の姿
勢を正常に保持することが出来る。さらに、長時間にわ
たって、幅方向に両端まで均等な厚さで供給できるた
め、一旦停止して洗浄する時間間隔が長くなる。よっ
て、従来は2〜3時間おきに停止して洗浄していたのに
対して、8時間まで洗浄する必要がないため、1日の製
造を終了した後で洗浄すれば良くなる。その結果、生産
性が非常に向上する利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す装置全体の斜視図
である。
【図2】 図1の装置に備えるペースト供給管部分の平
面図である。
【図3】 図1の装置の作用説明図である。
【図4】 (A)(B)(C)はペースト供給管に設けるペ
ースト供給用開口の種々の形態を示す概略図である。
【図5】 図1のペースト供給管の下流閉鎖端部を示す
正面図である。
【図6】 本発明の第2実施例を示す装置全体の正面図
である。
【図7】 図6の装置の作用説明図である。
【図8】 第2実施例の装置に備えるペースト供給管部
分の斜視図である。
【図9】 従来例の斜視図である。
【符号の説明】
10 第1ペースト供給管 12 第2ペースト供給管 17 ペースト供給用開口 A ガラスロービング B,B’ 樹脂ペースト C,C’ キャリアフィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状成形材料のキャリアフィルムの
    幅方向と管軸方向を平行もしくはほぼ平行に所要間隔を
    あけて配置する第1ペースト供給管と第2ペースト供給
    管とを設け、これら第1および第2ペースト供給管を、
    その閉鎖された下流端と樹脂ペーストが供給される上流
    端とを逆方向に配置して、一方の下流端を他方の上流端
    と対向させ、かつ、これら第1および第2ペースト供給
    管に管軸方向にペースト供給用開口を夫々設け、樹脂ペ
    ーストをキャリアフィルムに一様に供給する構成とした
    樹脂ペースト供給管。
  2. 【請求項2】 ガラスファイバーを樹脂ペーストに含浸
    させるための一対の含浸用ローラを備え、含浸用ローラ
    夫々の上方でかつ含浸用ローラの方向と管軸方向を平行
    にして互いに所要間隔をあけて配置した第1ペースト供
    給管と第2ペースト供給管とを設け、これら第1および
    第2ペースト供給管を、その閉鎖された下流端と樹脂ペ
    ーストが供給される上流端とを逆方向に配置して、一方
    の下流端を他方の上流端と対向させ、かつ、これら第1
    および第2ペースト供給管に管軸方向にペースト供給用
    開口を夫々設け、樹脂ペーストを含浸用ローラに一様に
    供給する構成としたシート状成形材料製造装置。
  3. 【請求項3】 下側キャリアフィルムの幅方向と管軸方
    向を平行もしくはほぼ平行に所要間隔をあけて配置する
    第1ペースト供給管と第2ペースト供給管とを設け、こ
    れら第1および第2ペースト供給管を、その閉鎖された
    下流端と樹脂ペーストが供給される上流端とを逆方向に
    配置して、一方の下流端を他方の上流端と対向させ、か
    つ、これら第1および第2ペースト供給管に管軸方向に
    ペースト供給用開口を夫々設け、上記下側キャリアフィ
    ルムの上面あるいは該下側キャリアフィルム上に供給さ
    れている物質の上部に樹脂ペーストを一様に供給する構
    成としたことを特徴とするシート状成形材料製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいづれか一項に記
    載のものであって該ペースト供給用開口は、第1および
    第2ペースト供給管共にペースト供給上流側より下流側
    へ開口面積を順次大きくしたことを特徴とするシート状
    成形材料製造装置。
JP2522594A 1993-02-25 1994-02-23 樹脂ペースト供給管及びシート状成形材料製造装置 Withdrawn JPH06304921A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106442A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Kubota-Ci Co 防蟻システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106442A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Kubota-Ci Co 防蟻システム

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