JPH0818335B2 - シート状成形材料の製造装置 - Google Patents

シート状成形材料の製造装置

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JPH0818335B2
JPH0818335B2 JP62333757A JP33375787A JPH0818335B2 JP H0818335 B2 JPH0818335 B2 JP H0818335B2 JP 62333757 A JP62333757 A JP 62333757A JP 33375787 A JP33375787 A JP 33375787A JP H0818335 B2 JPH0818335 B2 JP H0818335B2
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    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シート状成形材料の製造装置に関し、詳し
くは、ガラスファイバー等の固形物質と樹脂等の液状物
質の混練物の両側に樹脂製フィルムを被せてシート状の
FRP成形材料を製造する装置において、特に、該シート
材料の厚さの巾方向の均一化を図り、厚幅なシックモー
ルディングコンパウンド(以下、TMCと略す)を製造す
る場合に、好適に使用出来るようにするものである。
従来の技術 従来、この種のシート状のFRP成形材料の製造方法と
して、本出願人は先に第7図に示す如き方法を提供して
いる。図中、Aはガラスロービング、Bは樹脂成分等か
らなるペースト状の液状物質、C、C′はフィルム(ポ
リエチレンシート)であり、ロービングカッター1で所
定長さに切断したガラスファイバーを、液状物質供給用
パイプ2から含浸用ローラー3、3′上に供給される液
状物質B上に散布し、図示の如く回転しているローラー
3、3′間を通過する際に液状物質をガラスファイバー
に含浸し、この含浸された混練物をローラー3、3′の
下方に配置した掻き取り用ローラ4、4′で掻き取って
搬送コンベヤ5上の下方フィルムC上に落下させ、一定
量とした混練物を上方フィルムC′でカバーし、次い
で、賦形ローラー6で形を整えてシート状の製品とし、
後工程に搬送している。
従来技術の問題点 上記した製造装置において、混練物をコンベヤ5上の
下フィルムC上に落下させる際、従来の落下距離(掻き
取り用ローラー4、4′からフィルムCまでの落下距離
が大きい)では下フィルムC上に混練物が巾方向に均一
な量で落下せず、中央部には多く、両側部には少なく、
第6図の破線で示す分布状態となっている。よって、製
造される製品はシートの巾方向の中央部が厚く、両側部
は比較的薄くなり、均一な巾厚の製品が製造出来ない問
題があった。
上記した問題を解決するため、本発明者が実験したと
ころ、第9図に示すごとく、掻き取り用ローラー4、
4′からフィルムCまでの落下距離を短くし、フィルム
Cをローラー4、4′の直下に配置すると、巾方向には
ほぼ均一に混練物を落下させることが出来ることが判明
した。しかし、その場合には、フィルムC上で飛散した
混練物が掻き取り用ローラー4、4′とフィルムCとの
隙間から系外へ全量の5〜10%と大量に飛散し、原料ロ
スが多くなると共に、側壁を汚染する問題が生じた。
また、従来の装置では、液状物質Bを含浸用ローラー
3、3′に供給する際、第8図に示すように、槽8から
定量ポンプ9により供給用パイプ2に圧送し、該パイプ
2の長さ方向に一定ピッチで穿設した同径の孔2aからロ
ーラー3、3′上に供給している。その場合、パイプ2
内ではポンプ9側の上流では圧力が高く、先端側の下流
に行くに従って圧力が低下するため、含浸用ローラー
3、3′上には上流側では液状物質Bの供給量が多く、
下流側では供給量が減少し、幅方向全体にわたって均一
量の液状物質Bが供給されない。この液状物質Bの供給
ムラも、製造される製品の巾方向の厚さの均一化を阻害
する原因になっている。
発明の目的 本発明は、上記した問題を解消せんとするもので、ま
ず、掻き取り用ローラーから下フィルムまでの落下距離
を短くして混練物の下フィルムへの供給ムラをなくすと
共に、その際に問題となる掻き取り用ローラーと下フィ
ルムとの隙間からの飛散を、該掻き取り用ローラーとフ
ィルムとの関係から設定される後述する位置に飛散防止
用ローラーを配置することにより防止する一方、液状物
質供給用パイプの孔を改良して含浸ローラーの軸方向全
体にわたって液状物質が均一にムラなく供給出来るよう
にし、よって、製造されるシート成形材料の巾方向の厚
さを均一化するものである。
発明の構成および作用 上記した目的を達成するため、本発明は、ガラスファ
イバーと樹脂成分等からなる粘性を有する液状物質とを
相対して配置した一対の含浸用ローラー間を通過させ、
各含浸用ローラーの下方に隙間をあけて配置した一対の
掻き取り用ローラーでガラスファイバーと液状物質との
混練物を掻き落として下方に配置した下フィルム上に落
下させた後、該フィルム上の混練物の上面に上フィルム
を被せてシート状成形材料を製造する装置において、上
記一対の掻き取り用ローラーを真下に隙間をあけて下フ
ィルムを供給側よりほぼ水平に配置すると共に、下フィ
ルム供給側の掻き取り用ローラーの後方に飛散防止用の
ローラーを設け、このローラーの下端面と掻き取り用ロ
ーラーの下端面に接する共通接線が下フィルムの供給線
と交差する点が飛散防止用ローラーより後方に位置し、
かつ、飛散防止用ローラーの径を下フィルムに当接ある
いは近接すると共に同側の含浸用ローラーと近接する径
に設定し、該飛散防止用ローラーで混練物の系外への飛
散を防止することを特徴とするシート状成形材料の製造
装置を提供するものである。
また、上記下フィルム供給側の掻き取り用ローラーと
対向する上フィルム供給側の他方の掻き取り用ローラー
側では、該掻き取り用ローラーと同側の含浸用ローラー
との外側の共通接線の延長線と混練物の上面に被せる上
フィルムの供給線とが含浸ロール側で交わるように設定
し、該ローラー側で飛散する混練物は該上フィルム上に
飛散して、系外へは飛び出さないようにしたものであ
る。
上記した含浸用ローラーと掻き取り用ローラーとは、
含浸用ローラーの下面に近接し且つ0.05mm〜2mmの間隙
をあけて掻き取り用ローラーを配置すると共に、該掻き
取り用ローラーを各々対になった含浸用ローラーと同方
向へ1000〜10000rpmの回転数で回転させ、含浸用ローラ
ーの表面から混練物を掻き取る作用を行わせている。ま
た、下フィルム上に載せる混練物のこの時の厚さを20mm
と設定した場合、下フィルム供給側の掻き取り用ローラ
ーと下フィルムとの隙間は混練物の厚さに対応する約20
mmとすると共に、該掻き取り用ローラーの外側に配置す
る飛散防止用ローラーと下フィルムとの隙間は、該飛散
防止用ローラーと掻き取り用ローラーの共通接線が下フ
イルムと後方で交わる寸法として、上記隙間からの混練
物の飛散を完全に防止する一方、該飛散防止用ローラー
と含浸用ローラーとの隙間を小さくし、両ローラーに付
着している混練物により含浸用ローラーの回転に負荷が
異常にかからないようにしながら該隙間からの混練物の
飛散を防止している。さらに、上フィルム供給側の掻き
取り用ローラーと下フィルムとの隙間は40mm(混練物と
掻き取り用ローラーの隙間は20mm)、上フィルムを下フ
ィルムの上面に対向させる上フィルムガイドローラーと
下フィルムとの隙間を30mm(混練物と上フィルムとの隙
間を10mm)に設定している。
また、本発明では、含浸用ローラーの軸方向全体に液
状物質を均一に供給するため、供給用パイプに穿設する
液状物質供給用の開口面積を、パイプ内の圧力との関係
で、圧力が高い上流側では開口面積を小とする一方、圧
力の低い下流側では開口面積を大とし、例えば、等ピッ
チで穿設する孔の大きさを種々に変えて組み合わせ、下
流に行くに従って長さ当たりの開口面積を大とし、よっ
て、液状物質を均一に供給出来るようにするものであ
る。
上記した液状物質の開口は、異物の噛み込みを防止す
るため、直径を0.7mm以上にする必要があり、かつ、実
験結果より開口の間隔は10mm以下であることが望ましい
ことが判明している。よって、例えば、供給用パイプの
長さが1000mmである場合(含浸用ローラーの軸方向の長
さが1000mm)、3.5mmのピッチで1.9φ、2.0φ、2.1φの
孔を穿設し、この径の異なる孔を数種類組み合わせて長
さ当たりの開口面積を下流に行くに従って大としてい
る。
本発明で用いる液状物質は、不飽和ポリエステル樹
脂、ポリスチレンのスチレン溶液などの液体樹脂、液体
のスチレンモノマー、粉体の炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウムなどの充填剤、粉体のステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸カルシウムなどの内部離型剤、液体あるいは
ペーストのBPO(ベンゾイルパーオキシド)、TBPB(t
−ブチルパーベンゾエイト)などからなる触媒、粉体か
らなるHQ(ハイドロキノン)、PBQ(パラベンゾキノ
ン)などの安定剤を調合したコンパウンド液に、MgOペ
ースト(マグネシア・ペースト)からなる増粘剤および
液体からなる各種着色剤を混合したものである。
上記液状物質と含浸用ローラー上で混合する固形物質
の補強材として用いるガラスファイバーは、12μ、TEX4
630のガラスロービングを1″程度の所定長さに切断し
たものを用いている。
上記ペースト状物と固形物質とを混合した混練物の上
下両面に被せるシートとしては、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルムを用いている。
上記混練物の両面をフィルムで被覆して成形するシー
ト状成形材料は、厚さ5〜10mm程度の厚肉で、幅が0.55
〜1m程度のTMCを対象とし、該シート状成形材料をコン
プレッション等の成型法により各種用途の製品を成型し
ている。例えば、バスタブ、防水パン、水タンクパネ
ル、バルコニー等の住宅設備、自動車用機器のエアスポ
イラー、エアインテーク、ルーフ、サイドパネル、エン
ジンフード、その他、イス、トレー、パラボラアンテナ
等が好適に製造出来る。
実施例 以下、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。尚、第7図に示す従来例と同一機器は同一符号を付
す。
第1図に実施例で用いた装置を示す。第1図では、含
浸装置のフレーム10の上端に回転自在にロービングカッ
ター1を搭載し、該ロービングカッター1をモータ11で
回転し、対向するローラ12との間を降下するガラスロー
ビングAを所定長さに切断し、該切断したガラスファイ
バーを下方に配置した含浸用ローラー3、3′上に落下
させている。該含浸用ローラー3、3′はモータ22等で
矢印方向で示すように互いに内側に回転させている。該
含浸用ローラー3、3′は通常直径が約100〜1000mm
で、互いの隙間は通常約2〜10mm、回転数は通常約10〜
200rpmとするのが好ましい。これら含浸用ローラー3、
3′の上面には後述する液状物質供給用パイプ13,13′
を配置し、これらパイプ13、13′より液状物質Bを含浸
用ローラー3、3′の表面に散布している。よって、該
含浸用ローラー3、3′の間隙を通過する際にガラスフ
ァイバーは液状物質Bに含浸され、この含浸された混練
物はローラー3、3′の面に沿って下方に移動する。
上記含浸用ローラー3、3′の下方部分には夫々掻き
取り用ローラー4、4′を配置し、これらローラー4、
4′をモータ14、15で上側の含浸用ローラー3、3′と
同方向に高速回転している。該掻き取り用ローラー4、
4′は含浸用ローラー3、3′よりも径を小さくするの
が良く、通常は約50〜200mmとし、回転数はローラー
3、3′よりも大幅に大きくし、通常約1000〜10000rpm
とし、かつ、ローラー3と4、3′と4′との間隙は通
常約0.05〜2mm程度としている。上記掻き取りローラー
4、4′により含浸用ローラー3、3′の表面に沿って
移動してくる混練物を掻き取って下方に供給する下フィ
ルムC上に落下させている。
該下フィルムCは下フィルム巻出機16よりガイドロー
ラー1を介して、第2図に示すように、上記掻き取りロ
ーラー4、4′の直下に、例えば、ほぼ水平に対して僅
かな角度下流側を下方向に傾斜させて供給している。該
下フィルムCの供給側には、掻き取り用ローラー4′の
外側方で、かつ、下フィルムCの上面と含浸用ローラー
3′の下面の間の位置に混練物飛散防止用のローラー18
を配置している。該飛散防止用ローラー18の配置位置
は、掻き取り用ローラー4′の下端面と飛散防止用ロー
ラー18の下端面の共通接線X1が、下フィルムCの供給線
と後方の点P1で交わるように設定している。よって、ロ
ーラー18と下フィルムCとは互いの作動に負荷が懸から
ない程度に近接あるいは当接させている。また、該ロー
ラー18と含浸用ローラー3′との隙間も互いの回転に負
荷がかからない範囲で近接させている。
一方、上フィルムC′は上フィルム巻出機19よりガイ
ドローラー20を介して案内し、含浸用ローラー3の下方
で且つ掻き取り用ローラー4の外側方に配置した最終ガ
イドローラー20′で下フィルムCの上方へ供給してい
る。かつ、上記最終ガイドローラ20′への上フィルム
C′の供給線と、掻き取り用ローラー4と含浸用ローラ
ー3との外側の共通接線X2が含浸ローラー側の交点P2
交わるように位置させており、上フィルム供給側の掻き
取り用ローラー4と下フィルムCとの隙間から飛散する
混練物は上フィルムC′に付着して系外への飛散を防止
している。
上記した下フィルムCと各ローラーとの間隔は、混練
物の厚さを20mmとした場合、本実施例では、下記の如く
設定している。
飛散防止用ローラー18と含浸用ローラー3′の隙間
(a)を8mm、飛散防止用ローラー18と下フィルムCの
隙間(b)を3mm、掻き取り用ローラー4′と下フィル
ムCの隙間(c)を20mm、掻き取り用ローラー4と下フ
ィルムCの隙間(d)を40mm、ガイドローラ20′と下フ
ィルムCの隙間(e)を30mmとしている。
一方、上記含浸用ローラー3、3′上に液状物質Bを
散布する供給用パイプ13、13′は、第3図及び第4図に
示すように、含浸用ローラー3、3′と対向する下側面
に、軸方向に一方ピッチをあけた丸孔からなる開口21を
2列穿設している。該開口は3種の径の異なる開口(1.
9φ、2.0φ、2.1φ)としており、これら開口21を組み
合わせ、圧送用ポンプ(図示せず)側の上流側よりパイ
プ先端の下流側にかけて、長さ当たりの開口面積を第5
図に示す如く、順次大きく設定している。このように、
内部圧力の高い上流側では開口面積を小とし、圧力の低
い下流側では開口面積を大として、含浸用ローラー3、
3′の軸方向全体にわたってほぼ均一の液状物質Bを散
布するようにしている。
上記構成よりなる含浸装置によれば、掻き取り用ロー
ラー4、4′の直下に下フィルムCを配置し、かつ、液
状物質Bを含浸用ローラー3、3′の表面に軸方向全体
にわたって均一に散布しているため、ガラスファイバ
ー、液状物質、及びこれら混練物を下フィルムCの巾方
向全体にわたってほぼ均一に供給することが出来る。本
装置による巾方向の分布状態は実験結果によれば、第6
図中に実線で示す通りであり、従来の装置による破線で
示す分布状態と比較して、均一化の効果が大きいことは
明白である。
また、下フィルムCを掻き取りローラー直下に配置す
ると、主として掻き取り用4′と下フィルムCの隙間か
ら多くの混練物が飛散するが、該掻き取り用ローラー
4′と下フィルムCとの共通接線上に飛散防止用ローラ
ー18を配置しているため、該ローラー18により飛散が防
止され、系外に混練物が飛び出して環境を汚染すること
はない。
尚、本発明は上記実施例に限定されず、例えば、液状
物質の供給用パイプ13、13′に穿設する開口は丸孔に限
定されず、また、ピッチを変えて開口を穿設してもよ
く、圧力に関連して開口面積を可変し、パイプの長さ方
向にわたって均一量の液状物質が散布出来るようにすれ
ば良い。
発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明に係わる装置
によれば、掻き取り用ローラーの直下に下フィルムを配
置したことにより、混練物をフィルムの巾方向全体にわ
たって均一に分布させることが出来る。かつ、この下フ
ィルムを直下に配置した場合に生じる混練物の飛散も飛
散防止用ローラーの配置により確実に防止出来るため、
原料ロスを無くして、コストダウンを図ることが出来る
と共に、系外への飛散による環境汚染を防止することも
出来る。さらに、含浸用ローラーへの液状物質の散布も
軸方向全体にわたってほぼ均一におこなわれるため、こ
の点からも混練物の巾方向への均一分布を高めることが
出来る。このように、混練物を巾方向に均一に分布させ
ることが出来るため、製造されるシート状成形材料は巾
方向に均一な肉厚を有するものとなる。特に、従来は均
一な肉厚のTMCを簡単に製造することが困難であったた
め、本装置は、均一な肉厚のTMCの製造が可能となった
という画期的な効果を持つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる装置の実施例を示す正面図、第
2図は第1図の要部拡大図、第3図は液状物質供給用パ
イプの断面図、第4図は第3図に示すパイプの側面図、
第5図は該パイプの長さ当たりの開口面積を示す線図、
第6図は本発明に係わる装置による巾方向の分布状態と
従来の装置による分布状態とを比較した線図、第7図は
従来例を示す概略図、第8図は従来の液状物質供給用パ
イプを示す概略図、第9図は下フィルムをローラー直下
に配置した場合の問題点を示す概略図である。 1……ロービングカッター、 3、3′……含浸用ローラー、 4、4′……掻き取り用ローラー、 18……飛散防止用ローラー、 A……ガラスロービング、B……液状物質、 C……下フィルム、C′……上フィルム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスファイバー等の固形物質と樹脂成分
    等からなる粘性を有する液状物質とを相対して配置し内
    側に回転する一対の含浸用ローラー間を通過させ、各含
    浸用ローラーの下方に隙間をあけて配置した一対の掻き
    取り用ローラーでガラスファイバーと液状物質との混練
    物を掻き落として下方に配置した下フィルム上に落下さ
    せた後、該フィルム上の混練物の上面に上フィルムを被
    せてシート状成形材料を製造する装置において、 上記一対の掻き取り用ローラーを真下に隙間をあけて下
    フィルムを供給側よりほぼ水平に配置すると共に、下フ
    ィルム供給側の掻き取り用ローラーの後方に飛散防止用
    のローラーを設け、該飛散防止用ローラーの下端面と掻
    き取り用ローラーの下端面に接する接線が下フィルムの
    供給線と交差する点が該飛散防止用ローラーの後方にな
    るように設定し、かつ、該飛散防止用ローラーの径は下
    フィルムに当接あるいは近接すると共に同側の含浸用ロ
    ーラーと近接する大きさに設定し、該飛散防止用ローラ
    ーで混練物の系外への飛散を防止することを特徴とする
    シート状成形材料の製造装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第(1)項記載の装置にお
    いて、上記下フィルム供給側の掻き取り用ローラーと対
    向する上フィルム供給側の他方の掻き取り用ローラー側
    では、該掻き取り用ローラーと同側の含浸用ローラーと
    の外側の共通接線の延長線と、混練物の上面に被せる上
    フィルムの供給線とが含浸ロール側で交わるように設定
    し、該ローラー側で飛散する混練物は該上フィルム上に
    飛散して、系外へは飛び出さないようにしたことを特徴
    とするシート状成形材料の製造装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第(1)項記載の装置にお
    いて、上記液状物質供給用パイプに穿設する液状物質供
    給用の開口面積を、パイプ内の圧力との関係で、圧力が
    高い上流側では長さ当たりの開口面積を小とする一方、
    圧力の低い下流側では長さ当たりの開口面積を大とし
    て、液状物質を供給用パイプから含浸用ローラーの軸方
    向全体にわたって均一に供給出来るようにしたことを特
    徴とするシート状成形材料の製造装置。
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