JPH06304373A - ミシンの消音装置 - Google Patents

ミシンの消音装置

Info

Publication number
JPH06304373A
JPH06304373A JP9588293A JP9588293A JPH06304373A JP H06304373 A JPH06304373 A JP H06304373A JP 9588293 A JP9588293 A JP 9588293A JP 9588293 A JP9588293 A JP 9588293A JP H06304373 A JPH06304373 A JP H06304373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing
sound
sewing machine
generated
speaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9588293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Tagawa
祐二 田川
Takashi Kondo
隆 近藤
Kazuji Inoue
和司 井上
Yasushi Mizuno
靖 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP9588293A priority Critical patent/JPH06304373A/ja
Publication of JPH06304373A publication Critical patent/JPH06304373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミシンから発生する縫製音を、ミシン本体の
機械的強度を低下させることなく、容易に消音すること
ができるミシンの消音装置を提供すること。 【構成】 ミシンから発生する縫製音をマイクロフォン
4が感知し、感知した縫製音をアンプ9が逆位相、同振
幅の音に変換し、その変換された音をスピカー6が発生
することにより、ミシンの縫製音を消音する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの消音装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のミシンにおいては、ミシンが発生
する縫製音を消音するために、ミシンの運動系の軽量化
や回転系のバランスを取ることにより、振動等を減らし
て、縫製音の静音化を図っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ミシン
の運動系の軽量化を図ることは、運動系全体の機械的強
度を低下させることになるので、この方法には限界があ
り、それに伴って縫製音の静音化にも限界がある。
【0004】また、ミシンの回転系においては、各々の
部品が互いに複雑な相互運動を行っているので、縫製音
を静音化するように、そのバランスを取ることは非常に
困難である。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ミシン本体の機械的強度を低下
させることなく、ミシンから発生する縫製音を容易に消
音することができるミシンの消音装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1のミシンの消音装置は、前記縫製音を感知す
る感知部と、前記感知部により感知した音を逆位相、同
振幅の音に変換する変換手段と、前記変換手段により変
換された音を発生する発生手段とを備えている。
【0007】また、請求項2のミシンの消音装置は、前
記縫製音を相殺するための音響データを記憶する音響デ
ータ記憶手段と、縫製駆動を制御する信号に基づき、前
記音響データ記憶手段より前記音響データを読み出し、
前記縫製音を相殺するための音響信号を作成する音響信
号作成手段と、前記音響信号作成手段により作成された
音響信号に基づいて音を発生する発音手段とを備えてい
る。
【0008】
【作用】上記の構成を有する請求項1のミシンの消音装
置においては、感知部がミシンから発生する縫製音を感
知し、その感知した音を変換手段が、逆位相、同振幅の
音に変換する。そして、変換手段により変換された音を
発生手段が発生することにより、ミシンの縫製音を消音
することができる。
【0009】また、請求項2のミシンの消音装置におい
ては、音響データ記憶手段が前記縫製音を相殺するため
の音響データを記憶しており、音響信号作成手段が、縫
製駆動を制御する信号に基づき、前記音響データ記憶手
段より音響データを読み出して、前記縫製音を相殺する
ための音響信号を作成する。その音響信号に基づいて発
音手段が音を発生することにより、ミシンの縫製音を消
音することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。
【0011】先ず、請求項1のミシンの消音装置の実施
例について説明する。図1にミシンの消音装置の構成を
示す。ミシン本体1は、テーブル2上に設置されてお
り、ミシン本体1に設けられている針棒3の下方で、テ
ーブル2の下側に、マイクロフォン4、アンプ5、及び
スピーカ6が設けられている。図2に示されるように、
前記マイクロフォン4がアンプ5に接続され、そのアン
プ5がスピーカ6に接続される。そして、前記マイクロ
フォン4が、ミシンの縫製音を感知する感知手段を構成
する。前記アンプ5は、音を増幅する本来の機能を有す
る他に、前記マイクロフォン4によって感知した音を逆
位相、同振幅の音に変換する機能も有し、このアンプ5
が変換手段を構成する。また、スピーカ6が、その変換
された音を発生する発生手段を構成している。
【0012】次に、図2に示すブロック図に基づいて、
ミシンの消音装置の動作について説明する。
【0013】縫製中において、マイクロフォン4が、ミ
シンから発生する縫製音を感知し、その縫製音を図3中
の実線の曲線aに示される信号に変換する。曲線aの信
号は、アンプ9によって、曲線bに示される、逆位相、
同振幅の信号に変換される。そして、スピーカ4から縫
製音(曲線a)に同期してその縫製音に対して逆位相、
同振幅の音(曲線b)が発生され、これによって、ミシ
ンの縫製音を打ち消すことができる。
【0014】次に、請求項2のミシンの消音装置の実施
例について説明する。ミシンの消音装置におけるコンピ
ュータ制御の機能的構成を図4のブロック図に基づいて
説明する。
【0015】CPU13には、ミシンの起動、停止スイ
ッチからの縫製信号が入力される入力ポート12、縫製
プログラム及び消音動作のプログラムが記憶されたRO
M25、縫製データ14及び音響データ15が記憶され
たメモリ10が接続されている。また、ミシンモータ2
3を駆動するミシンモータ駆動回路21及び送りモータ
を駆動する送りモータ駆動回路22が出力ポート16を
介してCPU13に接続され、音響信号出力ポート17
を介してD/Aコンバータ18、増幅器19、及びスピ
ーカ20が接続されている。このCPU13が音響信号
作成手段を構成し、メモリ10が音響データ記憶手段を
構成し、スピーカ20が発音手段を構成している。
【0016】スピーカ20の発生音は、作成された音響
信号に基づき、縫製によって発生する縫製音と逆位相の
波形を形成し、前記縫製音を打ち消す働きをする。
【0017】ミシンから発生する縫製信号11が入力ポ
ート12に入力されると、CPU13はROM25内に
記憶されている縫製プログラムに従って、縫製信号11
に基づき、メモリ10に記憶されている縫製データ14
を呼び出し、この縫製データ14に基づき出力ポート1
6にミシンモータ駆動回路21、及び送りモータ駆動回
路22の動作を制御するための制御信号を与え、縫製を
開始する。
【0018】この時、CPU13は、ROM25内に記
憶されている消音動作のプログラムに従って、割り込み
動作により前記制御信号と、メモリ10に記憶された音
響データ15に基づいて、対応する音響信号を作成し、
そして、所定のタイミングでその音響信号出力ポート1
7に出力し、D/Aコンバータ18、増幅器19を介し
てミシンに取り付けられたスピーカ20を駆動する。
【0019】図5に、図2に示すミシンの消音装置の動
作を表すフローチャートを示す。
【0020】ミシンの消音装置のスイッチ投入で、制御
をスタートし、縫製信号を検出すると(ステップ1、以
下S1と略称する。下記ステップも同様:Yes)、C
PU13がメモリ10に記憶されている縫製データに基
づいて制御信号を発生し(S2)、この制御信号に基づ
き、メモリ10に記憶されている音響データを読み出し
(S3)、前記音響データと前記制御信号に基づき音響
信号を作成する(S4)。この音響信号をS2より所定
のタイミング経過時に出力する(S5)。その出力に基
づいて、スピーカ20から縫製音を打ち消す音が発生す
る。
【0021】尚、ミシンモータ23及び送りモータ24
を駆動するための制御信号の発生から縫製音の発生まで
は所定の時間の遅れがあるので、この時間の遅れに合わ
せてスピーカ20より消去音が発生するように、プログ
ラムに組んでおくことが考えられる。また、増幅器19
のゲインを調整することにより、スピーカ出力の振幅を
調節して、縫製音を精度良く打ち消すように制御するこ
とが考えられる。
【0022】更に、図2においては、CPU13が縫製
動作と消音動作の両方の目的のために使用され、メモリ
10も縫製データ14と音響データ15とを兼用する場
合が示されているが、消音装置の機能を向上させるため
に、それぞれ独立のものとして装置を構成してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の消音装置付きミシンによれば、ミシンから発生す
る縫製音そのものを抑制するのではなく、発生した縫製
音を打ち消す音を発生するように構成されているので、
ミシンの機械的強度を低下させることなく、容易に縫製
音を消音することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の実施例におけるミシンの消音装置の
構成図である。
【図2】請求項1の実施例におけるミシンの消音装置の
ブロック図である。
【図3】ミシンから発生する縫製音を表す曲線とスピー
カから発生する音を表す曲線とを示す図である。
【図4】請求項2の実施例におけるミシンの消音装置の
ブロック図である。
【図5】請求項2の実施例におけるミシンの消音装置の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ミシン本体 4 マイクロフォン 6 スピーカ 9 アンプ 10 メモリ 13 CPU 15 音響データ 20 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 靖 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製音を発生するミシンにおいて、 前記縫製音を感知する感知部と、 前記感知部により感知した音を逆位相、同振幅の音に変
    換する変換手段と、前記変換手段により変換された音を
    発生する発生手段と、 を備えたことを特徴とするミシンの消音装置。
  2. 【請求項2】 縫製音を発生するミシンにおいて、 前記縫製音を相殺するための音響データを記憶する音響
    データ記憶手段と、 縫製駆動を制御する信号に基づき、前記音響データ記憶
    手段より前記音響データを読み出し、前記縫製音を相殺
    するための音響信号を作成する音響信号作成手段と、 前記音響信号作成手段により作成された音響信号に基づ
    いて音を発生する発音手段と、 を備えたことを特徴とするミシンの消音装置。
JP9588293A 1993-04-22 1993-04-22 ミシンの消音装置 Pending JPH06304373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9588293A JPH06304373A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 ミシンの消音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9588293A JPH06304373A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 ミシンの消音装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06304373A true JPH06304373A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14149701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9588293A Pending JPH06304373A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 ミシンの消音装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06304373A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109554854A (zh) * 2018-12-24 2019-04-02 浙江众邦机电科技有限公司 一种带有传感器信号处理功能的缝纫机操作面板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109554854A (zh) * 2018-12-24 2019-04-02 浙江众邦机电科技有限公司 一种带有传感器信号处理功能的缝纫机操作面板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6845162B1 (en) Device for active sound control in a space
JP2530779B2 (ja) 騒音低減装置
JPH06304373A (ja) ミシンの消音装置
JP3580972B2 (ja) 能動振動抑制装置
JP2980007B2 (ja) 排気音質改良装置
JPH07287583A (ja) 能動消音装置
JP3506440B2 (ja) 騒音制御装置
JPH0313998A (ja) 電子消音システム
JP3009118U (ja) 消音プリンター
JPH06237840A (ja) ベッド装置
JPH1195758A (ja) 能動消音方法ならびに装置
JPS6370785U (ja)
JPH0578065A (ja) エレベータ乗りかごの遮音装置
JPH05111797A (ja) プレス機械の騒音低減装置
JPH10147034A (ja) 騒音低減装置
JPH0533625A (ja) 騒音制御装置
JPS61262166A (ja) インパクトプリンタの消音装置
JPH0456996A (ja) ピアノの音量制御装置
JPH04355797A (ja) 装置静音化システム
JPH05221384A (ja) プロペラ放射音の能動型消音装置
JPH06230787A (ja) 能動型騒音制御装置
JPS635696A (ja) 能動防音装置の制御方法
JP3503140B2 (ja) 車両用振動制御装置
JPH07281673A (ja) Nc工作機械のための能動消音方法およびその装置
JPH03147500A (ja) 消音装置