JPH06304124A - 可撓管湾曲操作装置 - Google Patents

可撓管湾曲操作装置

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JPH06304124A
JPH06304124A JP5101372A JP10137293A JPH06304124A JP H06304124 A JPH06304124 A JP H06304124A JP 5101372 A JP5101372 A JP 5101372A JP 10137293 A JP10137293 A JP 10137293A JP H06304124 A JPH06304124 A JP H06304124A
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piezoelectric
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Koichi Umeyama
広一 梅山
Ichiro Takahashi
一朗 高橋
Masami Hamada
雅巳 浜田
Keiichi Arai
敬一 荒井
Yutaka Tatsuno
裕 龍野
Kenji Yoshino
謙二 吉野
Yasuhiro Ueda
康弘 植田
Sakae Takehata
栄 竹端
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、構成部品数が少なく、小形で、およ
び加工、組み立てのコストを低減できる圧電アクチュエ
ータを利用し、この圧電アクチュエータを組み込む可撓
管の細径小形化が図れる可撓管湾曲操作装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】本発明は、可撓管の隣接する湾曲駒3の一方を
静止部材7とし、この静止部材7に対して摩擦係合する
他方の湾曲駒2が移動体6とし、この移動体6側には駆
動用電圧を印加することで伸縮する圧電素子8を取着し
てなり、別部材の慣性体を設けることなく構成した圧電
アクチュエータにより可撓管を湾曲する可撓管湾曲操作
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印加電圧による圧電素
子(電歪素子を含む)の伸縮動作を利用して操作を行う
圧電アクチュエータにより湾曲操作を行う可撓管湾曲操
作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡の挿入部は可撓管に湾曲
部を設け、この湾曲部は操作ワイヤで押引きすることに
より湾曲操作される。湾曲部には関節駒が設けられ、こ
の関節駒が回動して湾曲するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
湾曲駆動手段は、湾曲操作ワイヤによる押引き操作で行
うため、その湾曲操作ワイヤが必要であり、ワイヤを案
内したり取付けたりする構造が必要であり、可撓管の細
径化の妨げとなっている。また、湾曲操作ワイヤは長尺
な挿入部の手元側から遠隔的に押引き操作するため、か
なり大きな牽引力が必要であった。
【0004】本発明は前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、構成部品数が少なく、加
工、組み立てのコストを低減できる圧電アクチュエータ
を利用し、この圧電アクチュエータを組み込む可撓管の
細径小形化が図れる可撓管湾曲操作装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、可
撓管の隣接する湾曲駒の一方を静止部材とし、この静止
部材に対して摩擦係合する他方の湾曲駒を移動体とし、
この移動体側には駆動用電圧を印加することで伸縮する
圧電素子を取着してなり、別部材の慣性体を設けること
なく構成した圧電アクチュエータにより可撓管を湾曲す
る可撓管湾曲操作装置である。
【0006】
【実施例】図1ないし図5を参照して、本発明の第1の
実施例について説明する。図1は内視鏡の挿入部におけ
る湾曲部1を示し、先端湾曲駒2とこれの後端に先端が
枢着される中間湾曲駒3とを備える。先端湾曲駒2と中
間湾曲駒3は枢着ピン4で上下方向に屈曲するように連
結されている。先端湾駒2と中間湾曲駒3の連結部分は
枢着ピン4で所定の摩擦力を発生させる摩擦係合部5を
構成している。
【0007】この先端湾駒2と中間湾曲駒3には、以下
に述べるような圧電アクチュエータを組み込む。すなわ
ち、先端湾駒2は中間湾曲駒3に対して移動体6とな
り、先端湾駒2に対して中間湾曲駒3は静止部材7とな
る。そして、前述した摩擦係合部5を介して相対的に移
動(回動)するようになっている。さらに、先端湾駒2
の回動端の上面部と下面部にはそれぞれ積層型圧電素子
8が取着されている。
【0008】積層型圧電素子8はその結晶板の積層方向
が先端湾駒2の軸方向に直交させて、その一端面を先端
湾駒2の面部に貼り付けている。つまり、積層型圧電素
子8は上下対称に設けられ、先端湾駒2の回転中心を中
心とする仮想中心円の接線方向にその伸縮軸方向を向け
て設置する。一対の積層型圧電素子8の向きは逆向きに
なる。また、積層型圧電素子8を設ける面部分は、凹部
9として形成されており、前述した積層型圧電素子8は
その凹部9の深さ内に収められている。
【0009】前記積層型圧電素子8の他端側部分は自由
端となっており、これには別の部材としての慣性体を実
質的に設けていない。しかし、慣性体としての作用を期
待しない、例えば弾性部材で圧電素子の部分を保持する
ようなものも含むものである。各積層型圧電素子8には
これに駆動電圧を給電するリード線(図示しない。)が
接続されている。リード線は内視鏡の挿入部内を通じて
アクチュエータ駆動制御装置に接続されている。
【0010】次に、積層型圧電素子8を備えた先端湾駒
2を移動体6とした前記構成の圧電アクチュエータの作
用について説明する。まず、図2(A)で示す波形の駆
動信号を一方の積層型圧電素子8に印加する場合につい
て説明する。この場合、圧電アクチュエータは図3
(A)のa,b,aの手順で動作する。
【0011】最初、図3(A)のaで示すように、移動
体6としての先端湾駒2は静止部材としての中間湾曲駒
3に圧接され、摩擦係合状態で静止している。そして、
この状態で、図2(A)で示す波形の駆動電圧を印加す
ると、その波形のa領域では圧電素子8はゆっくり縮
み、b領域では急激に伸びるというサイクルを繰り返
す。
【0012】すなわち、駆動波形のa領域で、圧電素子
8はゆっくりと縮むため、この場合、移動体6は静止部
材7に摩擦力で係合された状態で固定され続ける。ま
た、駆動波形のb領域では、圧電素子8が急激に伸びる
ため、次の理由によって移動体6は図3中の左方向へ移
動体6を押圧する衝撃力が発生する。つまり、圧電素子
8自身の質量に伴う慣性力が発生し、移動体6はこの圧
電素子8からの衝撃力によって図3中の左方向へ微小
量、回転移動する。この場合、圧電素子8の自重と移動
体6の質量との両者により決まる重心を不動点として図
3(A)のbに示すように図中左方向へ微小量、回転移
動する。この後のa領域では、圧電素子8は、ゆっくり
と縮む。これを繰り返すことにより前記重心位置を図中
左方向へ微小量づつ移動する。
【0013】一方、図2(B)で示す波形の駆動電圧を
印加する場合には図3(B)のc,d,cの手順で動作
する。この駆動波形でのc領域では圧電素子8がゆっく
り伸び、d領域では急激に縮むサイクルをくり返す。そ
して、駆動波形のc領域で圧電素子8がゆっくり伸びる
場合には移動体6は図3(B)のcに示すように静止部
材7との接触面の摩擦力で静止したままの状態で保持さ
れる。
【0014】さらに、駆動波形のd領域で圧電素子8が
急激に縮むが、この場合にはその圧電素子8の急激な収
縮動作によって移動体6を図3(B)中で右方向に引っ
張る衝撃力が発生するため、移動体6はこの圧電素子8
からの衝撃力によって圧電素子8の自重と移動体6の質
量とにより決まる重心を不動点として図3(B)のdに
示すように図中右方向に移動する。
【0015】したがって、この圧電アクチュエータの動
作は、圧電素子8に図2の(A)の波形の駆動電圧が印
加される場合には移動体6が図3中での左方向に移動
し、先端湾駒2を中間湾曲駒3に対して回動する。ま
た、圧電素子8に図2の(B)の波形の駆動電圧を印加
する場合には移動体6が図3中で右方向へ移動し、先端
湾駒2は逆向き回動する。
【0016】なお、各圧電素子8に異なる(A)(B)
の波形の駆動信号を同時に印加すると、移動体6として
の先端湾駒2に対して同じ向きに回転モーメントを与え
るものとして働き、先端湾駒2を2倍の駆動力で回転さ
せることができる。
【0017】ここで、湾曲駆動力を与える構成の圧電ア
クチュエータを移動体6と圧電素子8のみとによって構
成し、従来の圧電アクチュエータで使用されていた別部
材の慣性体を設けることを省略したから、従来の圧電ア
クチュエータに比べてそれの構成部品数が少なく、その
加工、組み立てのコストを低減することができる。ま
た、圧電アクチュエータのユニット全体を小形化するこ
とができる。したがって、これを可撓管の湾曲部1に組
み込み易い。また、外部から機械的な衝撃を受けた際に
過大な衝撃が少なく圧電素子8が破損しにくい。
【0018】さらに、先端湾駒2を利用して移動体6、
中間湾曲駒3を利用して静止部材7とし、その先端湾駒
2の面部を利用して圧電素子8をコンパクトに組み込め
るから、この可撓管の湾曲部1の部材を有効に利用して
組み込める。このため、特に、構成部品数の低減化と、
その加工、組み立てのコストの低減化が図れる。また、
さらに、可撓管の湾曲部1の部分の細径小形化が達成で
きる。
【0019】また、前記圧電アクチュエータの圧電素子
8に印加する駆動信号の波形としては、図4や図5で示
すような波形のものでも駆動可能である。図4(a)の
駆動波形の電圧を圧電素子8に印加した場合には電圧の
時間微分値が不連続に反転する点(圧電素子8の運動が
伸び方向から急に縮み方向に変わる点)Pで、移動体6
が左方向に滑る。このときのステップ移動量は通常数μ
m以下程度になる。図4(b)の駆動波形の電圧を圧電
素子8に印加した場合には電圧の時間微分値が不連続に
反転する点(圧電素子8の運動が縮み方向から急に伸び
方向に変わる点)Pで、移動体6が右方向に滑る。駆動
波形の他の点では滑らない。
【0020】図5で示すような波形でも、前述した図2
で示した場合のものと同様に駆動可能であるが、(a)
で示す波形では左方向へ回転移動し、(b)で示す波形
では右方向へ回転移動する。
【0021】なお、前記圧電素子8を設ける場所は先端
湾駒2の部材に直接取着しなくともよい。先端湾駒2に
連結される部材や内視鏡用フード等に設けてもよい。そ
の部材等は先端湾駒2と機能的に一体となって移動部材
となる。また、この圧電アクチュエータの関係は前記中
間湾曲駒3とこれの手元側に続く隣接した中間湾曲駒と
の間に構成してもよい。さらに、各中間湾曲駒の間にそ
れぞれ構成してもよいものである。
【0022】図6は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。これは圧電素子8の設け方が前記第1の実施例の
ものと異なる。すなわち、先端湾駒2の端縁部分内面
に、先端湾駒2の回転中心に偏心して圧電素子8を取着
し、その結晶板の積層方向を先端湾駒2の軸方向に一致
させて設けたものである。前述したような駆動電圧を印
加したことにより圧電素子8は先端湾駒2の回転中心と
する回転モーメントを先端湾駒2に与える衝撃力を発生
する。そして、前述したと同様に選択的に駆動信号を印
加することにより先端湾駒2を回動することができる。
【0023】図7および図8は、本発明の第3の実施例
を示すものである。この内視鏡の挿入部用可撓管10に
おける湾曲部11をその可撓管10の内部において上下
に配置した圧電アクチュエータ12によってこれに対応
したそれぞれのアングルワイヤ13を牽引して湾曲駆動
するものである。湾曲部11は複数の湾曲駒14を上下
に回動するように枢着して連結し、湾曲部11を全体的
にも上下に湾曲できる構成とした。
【0024】圧電アクチュエータ12は図8で示すよう
に構成される。すなわち、筒状の静止部材15に摺接す
る移動体16と積層型圧電素子17を有している。別部
材としての慣性体は設けない。移動体16は基部から後
方へ複数の脚部18を延出してなり、その複数の脚部1
8は弾性的に拡がる。脚部18の先端部外側には摺接用
突起19を設け、この突起19が前記静止部材15の内
面に対して弾性的に圧接する。
【0025】積層型圧電素子17は複数の結晶板を積層
してなり、その積層方向の前端を移動体16の基部に取
り付ける。そして、圧電素子17の他端側は自由端とな
って後方へ突出している。そして、電圧を印加すること
によりその結晶板の積層方向に伸縮する。
【0026】圧電素子17の自由端には電極に導通する
フレシキブルなリード線21が接続されている。そし
て、このリード線21を通じて前述した例えば図2で示
すような波形の駆動信号を圧電素子17に印加すると、
移動体16は図3で示すような移動を行う。
【0027】また、この各圧電アクチュエータ12の移
動体16にはそれぞれアングルワイヤ13が取着され、
この各アングルワイヤ13は前記湾曲部11まで延出さ
れ、最先端の湾曲駒14の対応する上下端14aにそれ
ぞれ連結される。しかして、例えば上側の圧電アクチュ
エータ12を駆動して上側のアングルワイヤ13を牽引
すれば、湾曲部11を上向きに湾曲する。また、下側の
圧電アクチュエータ12を駆動して下側のアングルワイ
ヤ13を牽引すれば、湾曲部11を下向きに湾曲する。
【0028】図9および図10は、本発明の第4の実施
例を示すものである。これは第3の実施例と同様、内視
鏡の挿入部用可撓管10における湾曲部11をその可撓
管10の内部において上下に配置した圧電アクチュエー
タ12によってこれに対応したそれぞれのアングルワイ
ヤ13を牽引して湾曲駆動するものである。
【0029】だだし、圧電アクチュエータ12の構成が
異なる。すなわち、静止部材は可撓管26とし、その内
面に摺接する中空の移動体27を設ける点が基本的に異
なる。他は実施的に同じである。移動体27はその基部
から後方へ複数の脚部28を延出してなり、その複数の
脚部28が弾性的に拡がり、可撓管26の内面に摺接す
る。移動体27には円筒型の積層型圧電素子29を有し
ている。別部材としての慣性体は設けない。
【0030】このような圧電アクチュエータ12を2
個、可撓管26に前後にずらして配設する。各圧電アク
チュエータ12の積層型圧電素子29にはそれぞれアン
グルワイヤ13が取着され、この各アングルワイヤ13
の延出先端は前記湾曲部11まで延出され、最先端の湾
曲駒14の対応する上下端14aにそれぞれ連結され
る。しかして、例えば上側の圧電アクチュエータ12を
駆動して上側のアングルワイヤ13を牽引すれば、湾曲
部11を上向きに湾曲する。また、下側の圧電アクチュ
エータ12を駆動して下側のアングルワイヤ13を牽引
すれば、湾曲部11を下向きに湾曲する。
【0031】また、中空の移動体27および積層型圧電
素子29の内部には、ライトガイドやイメージガイドな
どの内蔵部材30が挿通される。この構成によれば、圧
電アクチュエータ12を設置するスペース効率がよく可
撓管10の細径化が図れる。
【0032】図11は前述したような形式の圧電アクチ
ュエータ31を利用して側視型内視鏡の鉗子チャンネル
32のチャンネル口33に設けた鉗子起上台34を起伏
操作するようにしたものである。鉗子起上台34は基端
を枢着してなり、鉗子起上台34の裏面には圧電アクチ
ュエータ31の移動体35が静止部材としての先端部本
体36に形成したガイド孔37に嵌挿されている。この
移動体35はガイド孔37の内面に対して弾性的に圧接
する脚部38が設けられている。移動体35には積層型
圧電素子39を有している。この圧電アクチュエータ3
1には別部材としての慣性体を実質的に設けない。な
お、圧電素子39の外周にはパリレン等の防水コートを
付して防水処理を行ってある。
【0033】前記リード線40を通じて圧電素子39に
前述したような駆動信号を印加することにより移動体3
5を進退移動できる。そして、この移動体35の移動に
より鉗子起上台34を起伏操作し、処置具41の導出方
向を選ぶことができる。なお、図11中、42は照明光
学部、43は観察光学部である。
【0034】図12は、前述したような形式、つまり、
特別に別部材の慣性体を取着しないで構成した圧電アク
チュエータ50を内視鏡における送気送水等を行うポン
プ手段として利用するものである。つまり、送気送水ノ
ズル51に流体を供給する管路52の途中に連通したダ
イヤフラム53を設け、このダイヤフラム53を設ける
筒状の部材を静止部材54とし、この静止部材54の内
部に圧電アクチュエータ50の移動体55を配設する。
【0035】移動体55には静止部材54の内面に対し
て弾性的に圧接する脚部56が設けられている。移動体
55には積層型圧電素子57を有している。別部材とし
ての慣性体は設けない。なお、圧電素子57のリード線
58が接続されている。この圧電アクチュエータ50を
前述したように駆動して引退動作を繰り返せば、この移
動体55がダイヤフラム53を押し引きし、送気送水ノ
ズル51に流体を供給する。なお、同図中、60は観察
用電子式撮像装置である。本発明は前記実施例のものに
限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で種々
の変形が可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、可撓管の
隣接する湾曲駒の一方を静止部材とし、この静止部材に
対して摩擦係合する他方の湾曲駒を移動体とし、この移
動体側には駆動用電圧を印加することで伸縮する圧電素
子を取着してなり、別部材の慣性体を設けることなく構
成した圧電アクチュエータにより可撓管を湾曲する可撓
管湾曲操作装置である。これによれば、いわゆる慣性体
を別部材として設けないから、圧電アクチュエータを構
成する部品数が減り、それの加工や組み立てのコストを
低減することができる。また、圧電アクチュエータ全体
の小形化が達成でき、これを適用する可撓管への組み込
みが容易であり、さらに可撓管の細径小形化を図ること
ができる。また、いわゆる慣性体を別部材として設けな
いから、外部から機械的な衝撃を受けた際、慣性体で衝
撃を助長することが回避できるため、圧電素子に加わる
衝撃を低減できる。したがって、圧電素子が破損しにく
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示した可撓管の
斜視図。
【図2】圧電アクチュエータの圧電素子に印加する駆動
信号の波形図。
【図3】前記駆動信号を印加したときの圧電アクチュエ
ータの動作説明図。
【図4】圧電アクチュエータの圧電素子に印加する他の
駆動信号の波形図。
【図5】圧電アクチュエータの圧電素子に印加する異な
る他の駆動信号の波形図。
【図6】本発明の第2の実施例の構成を示した可撓管の
斜視図。
【図7】本発明の第3の実施例の構成を示した可撓管の
斜視図。
【図8】本発明の第3の実施例の圧電アクチュエータの
構成の説明図。
【図9】本発明の第4の実施例の圧電アクチュエータの
構成の説明図。
【図10】本発明の第4の実施例の要部の拡大断面図。
【図11】圧電アクチュエータを利用した内視鏡の鉗子
起上台起伏機構の説明図。
【図12】圧電アクチュエータを利用した内視鏡の送気
送水ポンプの説明図。
【符号の説明】
1…湾曲部、2…先端湾駒、3…中間湾曲駒、4…枢着
ピン、5…摩擦係合部、6…移動体、7…静止部材、8
…積層型圧電素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 敬一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 龍野 裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉野 謙二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 植田 康弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 竹端 栄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓管の隣接する湾曲駒の一方を静止部材
    とし、この静止部材に対して摩擦係合する他方の湾曲駒
    を移動体とし、この移動体側には駆動用電圧を印加する
    ことで伸縮する圧電素子を取着して別部材の慣性体を設
    けることなく構成した圧電アクチュエータにより可撓管
    を湾曲することを特徴とする可撓管湾曲操作装置。
JP10137293A 1993-03-04 1993-04-27 可撓管湾曲操作装置及び内視鏡 Expired - Fee Related JP3349759B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6486716B1 (en) 1999-09-08 2002-11-26 Nec Corporation Phase compensation circuit
JP2010253155A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Fujifilm Corp 内視鏡システム、内視鏡、並びに内視鏡駆動方法
WO2012117865A1 (ja) 2011-02-28 2012-09-07 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 湾曲部付医療装置
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