JPH0630366A - 投射型映像表示装置 - Google Patents

投射型映像表示装置

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JPH0630366A
JPH0630366A JP4207429A JP20742992A JPH0630366A JP H0630366 A JPH0630366 A JP H0630366A JP 4207429 A JP4207429 A JP 4207429A JP 20742992 A JP20742992 A JP 20742992A JP H0630366 A JPH0630366 A JP H0630366A
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JP
Japan
Prior art keywords
original image
ratio
anamorphic lens
image display
aspect ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP4207429A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Moriya
哲 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Publication of JPH0630366A publication Critical patent/JPH0630366A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2種類のアスペクト比の投射像が得られる装
置であって、アナモフィックレンズの変形比を1に近付
けて、投射像の画質を改善し、さらに、低コスト・小型
化が図れる投射型映像表示装置を提供すること。 【構成】 原画像表示部では、スクリーン上で得たい投
射像4の2種類のアスペクト比の値の積の平方根の値と
なるアスペクト比で、原画像1を表示する。アナモフィ
ックレンズ5の変形比を、前記2種類のアスペクト比の
それぞれの値の逆数の比の平方根の値とする。アナモフ
ィックレンズ5を、原画像表示部からスクリーンまでの
投射光の光路上に設ける。回転機構によりアナモフィッ
クレンズ5の変形方向を垂直方向と水平方向とに切換え
て、2種類のアスペクト比の投射像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原画像のアスペクト比
を切換えることなくスクリーン上に2種類のアスペクト
比の映像を表示できる投射型映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現行テレビジョン(TV)放送の画像の
アスペクト比(横:縦)は、4:3であるが、高品位
(HDTV)放送や今後の高画質放送(EDTV2)で
はアスペクト比は16:9である。この2種類のアスペ
クト比の放送は将来も並存していくものと考えられる。
アスペクト比の異なる放送を鑑賞するとき、各々別のT
V受像機を用いるのは不便であり、同一の受像機で、両
方のアスペクト比の画像を映し出せるものが望ましい。
【0003】そこで、CRTを使用したいわゆる直視型
のTV受像機では、アスペクト比4:3、あるいは1
6:9のCRTを用いて、CRTと異なるアスペクト比
の画像を映し出すときには、表示面の一部に画像を映し
出さないようにして2種類のアスペクト比の画像の再生
を可能としたものが、既に発売されている。
【0004】一方、投射型のTV装置では、以下の2つ
の方式のものが考えられている。第1の方式は、図3に
示すアナモフィックレンズ3を用いる方式である。この
方式では、液晶あるいはCRTによる原画像表示部に、
その表示部のアスペクト比(図の場合は4:3)で原画
像1を再生し、前記アスペクト比と同じアスペクト比で
スクリーンに映し出す場合には(図3(a))、投射レ
ンズ2を介してそのまま原画像1を拡大投射する。4は
スクリーン上に得られるアスペクト比4:3の投射像で
ある。原画像表示部のアスペクト比と異なるアスペクト
比でスクリーンに映し出す場合には(図3(b))、原
画像表示部からスクリーンまでの光路中に、アスペクト
比変換のためのアナモフィックレンズ3を挿入する。
【0005】ここで、図4と共に、アナモフィックレン
ズの作用について簡単に説明する。アナモフィックレン
ズは、凸と凹の各1枚のシリンドリカルレンズの母線を
同一方向にし、ほぼアフォーカル系となるように前記2
枚のシリンドリカルレンズを間隔をあけて配置した構成
となっている。原画像からスクリーンまでの光路中に、
アナモフィックレンズを置くと、母線方向の像の大きさ
は変わらずに、母線と垂直方向の像の大きさが変わり、
投射される画像のアスペクト比を変えることができる。
図のような組み合わせでは、アナモフィックレンズの変
形方向は縦方向(垂直方向)であり、投射像は原画像の
縦方向が伸びた像となる。母線方向が縦方向であれば、
変形方向は横方向(水平方向)となる。
【0006】第2の方式は(図5参照)、原画像表示部
で、アスペクト比を切換えて原画像1を再生し、これを
投射レンズ2を介してそのままスクリーンに拡大投射す
るものである。4はスクリーン上に得られる原画像と同
じアスペクト比の投射像である。
【0007】これら2つの方式の投射型TV装置は、1
台で2種類のアスペクト比の画像を映し出せるものの、
それぞれ次のような問題があった。アナモフィックレン
ズを挿入・除去する第1の方式では、アナモフィックレ
ンズの変形比は、切換える2種類のアスペクト比の比の
値だけ必要となる。例えば、4:3と16:9の2種類
のアスペクト比を切換えようとすると、 (3/4)/(9/16)=1.3333倍 の変形比が必要である。このように変形比が大きいと
(変形比が1から離れた値であると)、結像性能上で、
歪曲収差、色収差等の劣化が大きくなり、投射像が劣化
してしまう。また、変形比が1から離れた大きな値のア
ナモフィックレンズは高価であり、大きさも大きいの
で、コスト面、スペース面で問題があった。さらに、ア
ナモフィックレンズを光路中から除去した場合の収納ス
ペースが必要であり、装置の大型化を招いていた。
【0008】第2の方式では原画像表示部でアスペクト
比を変換しているので、変換のための複雑な回路が必要
となる。液晶表示部を用いた場合には2系統の駆動回路
が必要となり、CRTの表示部を用いた場合には、2系
統の偏向回路が必要となる。また、液晶表示部の場合、
表示部と異なるアスペクト比の原画像を表示する時に、
使用できない画素部分が生じ表示可能画素数が減るの
で、解像度が劣化するという問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、アナモフィックレンズの変形比を1に近
付けて、投射像の画質を改善し、さらに、低コスト・小
型化が図れる投射型映像表示装置とするために、どのよ
うな手段を講じればよいかという点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、原画像表示部に再生された原画像
を2種類のアスペクト比でスクリーンに投射する投射型
映像装置において、前記原画像表示部を、前記2種類の
アスペクト比の値の積の平方根の値となるアスペクト比
で原画像を再生する表示部とし、前記原画像表示部から
スクリーンまでの光路上に、前記2種類のアスペクト比
のそれぞれの値の逆数の比の平方根の値の変形比を有す
るアナモフィックレンズを、変形方向が垂直方向と水平
方向とに切換え自在に設けたことを特徴とする投射型映
像表示装置を提供するものである。
【0011】
【実施例】この発明の投射型映像表示装置は、原画像表
示部では1種類のアスペクト比のみで原画像を表示し、
変形比が1に近い値のアナモフィックレンズを光路中で
回転させることにより、上記の問題を解決して、投射像
のアスペクト比を2種類切換えてスクリーンに画像を投
射できる装置である。
【0012】本発明の一実施例を図1,図2と共に説明
する。図1は一実施例の要部の構成を示す図、図2は原
画像表示部上の原画像のアスペクト比を説明するための
図である。なお、実施例の説明においては、アスペクト
比を横:縦、アスペクト比の値を(横/縦)、アスペク
ト比の値の逆数を(縦/横)とする。
【0013】原画像表示部(液晶表示部、CRT等)で
は、原画像1を、スクリーン上で得たい投射像4の2種
類のアスペクト比の値の積の平方根の値となるアスペク
ト比で表示する。2種類のアスペクト比が4:3と1
6:9の場合には、原画像のアスペクト比の値は、(1
6/9)×(4/3)の平方根であるから、1.539
6(約1.54)となる。図2に実線で、アスペクト比
1.54:1の原画像を示す。次に、アナモフィックレ
ンズ5の変形比を、前記2種類のアスペクト比のそれぞ
れの値の逆数の比の平方根の値とする。2種類のアスペ
クト比が4:3と16:9の場合には、変形比は、(3
/4)/(9/16)の平方根であるから、1.154
7倍(約1.15)となる。
【0014】上記変形比を有するアナモフィックレンズ
5を、原画像表示部からスクリーンまでの投射光の光路
上に(図1の場合は投射レンズ2の後段に)設ける。さ
らに、アナモフィックレンズ5の変形方向を縦方向(垂
直方向)と横方向(水平方向)とに切換えるための回転
機構(図示せず)を設ける。この回転機構は、アナモフ
ィックレンズ5を投射光の光軸を中心軸として回転させ
る。
【0015】なお、アナモフィックレンズ5は、原画像
表示部からスクリーンまでの投射光の光路上てあればど
の位置に設けてもよい。一般的に投射レンズ2は、複数
枚のレンズを並べて構成されているので、この投射レン
ズの中にアナモフィックレンズを組み込んでもよい。
【0016】回転機構によりアナモフィックレンズ5を
回転させ、その変形方向を縦方向(垂直方向)とした場
合(図1(a)参照)、原画像1は縦方向のみが変形比
だけ伸ばされてスクリーンに投射される。スクリーン上
の投射像4のアスペクト比の値は、 1.5396÷1.1547=1.3333=4/3 となり、4:3のアスペクト比の投射像4が得られる。
【0017】次に、回転機構によりアナモフィックレン
ズ5を光軸を中心軸として90°回転させ(母線方向を
90°回転)、その変形方向を横方向(水平方向)とす
ると(図1(b)参照)、原画像1は横方向のみが変形
比だけ伸ばされてスクリーンに投射される。スクリーン
上の投射像4のアスペクト比の値は、 1.5396×1.1547=1.7778=16/9 となり、16:9のアスペクト比の投射像4が得られ
る。このように、本実施例は、アナモフィックレンズ5
の変形方向を切換えることにより、1種類のアスペクト
比の原画像1から2種類のアスペクト比で投射像4を得
ることができる。
【0018】本実施例では、上述のようにアナモフィッ
クレンズ5の変形比を、2種類のアスペクト比のそれぞ
れの値の逆数の比の平方根の値にできるので、従来に比
べて変形比を1に近い値にできる。従って、アナモフィ
ックレンズでの歪曲収差、色収差等を大幅に減らすこと
とができ、本実施例は、投射像の歪みや鮮鋭度を改善で
きる。また、変形比が1に近付けば、アナモフィックレ
ンズの小型化や大幅なコストダウンが図れる。さらに、
原画像表示部は、一種類のアスペクト比の画像を表示す
ればよいので、本実施例は、原画像表示部の回路構成を
大幅に簡略化できる。
【0019】なお、アナモフィックレンズの変形比を、
(9/16)/(3/4)の平方根である0.8860
としてもよい。この場合は、原画像を横方向に変形比だ
け縮める(0.8860倍する)と、4:3のアスペク
ト比の投射像が得られる。縦方向に変形比だけ縮める
(0.8860倍する)と、16:9のアスペクト比の
投射像が得られる。
【0020】また、原画像表示部の表示面のアスペクト
比は、規定した原画像のアスペクト比と同一でなくとも
よいが、原画像の画質等の面からは同一のものが望まし
い。原画像表示部として、規定した原画像のアスペクト
比と同一のアスペクト比の液晶表示部を用いた場合に
は、液晶の全画素を無駄無く原画像の表示に使用でき
る。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明になる投射型映像表
示装置は、従来に比べて1に近い値の変形比のアナモフ
ィックレンズを使用できるので、アナモフィックレンズ
での歪曲収差、色収差等を大幅に減らすこととができ、
投射像の歪みや鮮鋭度を大きく改善できる。また、変形
比が1に近付けば、アナモフィックレンズの小型化や大
幅なコストダウンも図れる。さらに、この投射型映像表
示装置は、原画像表示部での原画像の表示が、一種類の
アスペクト比のみの表示でよいので、原画像表示部の回
路構成を大幅に簡略化でき、装置全体の小型化、低コス
ト化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の要部の構成を示す図である。
【図2】原画像表示部上の原画像のアスペクト比を説明
するための図である。
【図3】従来の投射型映像表示装置を説明するための図
である。
【図4】アナモフィックレンズを説明するための図であ
る。
【図5】従来の投射型映像表示装置を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 原画像 2 投射レンズ 4 投射像 5 アナモフィックレンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像表示部に再生された原画像を2種類
    のアスペクト比でスクリーンに投射する投射型映像装置
    において、 前記原画像表示部を、前記2種類のアスペクト比の値の
    積の平方根の値となるアスペクト比で原画像を再生する
    表示部とし、 前記原画像表示部からスクリーンまでの光路上に、前記
    2種類のアスペクト比のそれぞれの値の逆数の比の平方
    根の値の変形比を有するアナモフィックレンズを、変形
    方向が垂直方向と水平方向とに切換え自在に設けたこと
    を特徴とする投射型映像表示装置。
JP4207429A 1992-07-10 1992-07-10 投射型映像表示装置 Pending JPH0630366A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4207429A JPH0630366A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 投射型映像表示装置

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JP4207429A JPH0630366A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 投射型映像表示装置

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JPH0630366A true JPH0630366A (ja) 1994-02-04

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ID=16539613

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JP4207429A Pending JPH0630366A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 投射型映像表示装置

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Cited By (4)

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JP2000171896A (ja) * 1998-12-04 2000-06-23 Sanyo Electric Co Ltd 多面スクリーンを有する投写型表示装置
KR100364665B1 (ko) * 2000-03-17 2002-12-16 엘지전자 주식회사 투사형 디스플레이
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