JPH0630298Y2 - 待機機能付きのシート材用乾燥装置及びこの乾燥装置を備えたシート材塗工ライン - Google Patents

待機機能付きのシート材用乾燥装置及びこの乾燥装置を備えたシート材塗工ライン

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JPH0630298Y2
JPH0630298Y2 JP14956288U JP14956288U JPH0630298Y2 JP H0630298 Y2 JPH0630298 Y2 JP H0630298Y2 JP 14956288 U JP14956288 U JP 14956288U JP 14956288 U JP14956288 U JP 14956288U JP H0630298 Y2 JPH0630298 Y2 JP H0630298Y2
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drying device
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充 志波
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井上金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、紙又はプラスチックフイルム等のシート材に
塗工されたオフセットインク又は樹脂剤等の塗工剤を乾
燥するために、シート材に熱風を吹付けるシート材用乾
燥装置及びシート材用乾燥装置を備えたシート材塗工ラ
インの改良に関する。
【従来の技術】
従来、シート材用乾燥装置としては、特公昭53−4666号
公報に記載のものがある。このシート材用乾燥装置1
は、第10図及び第11図に示す如く、乾燥室2内を前後方
向に沿って貫通するシート材送導路Rに向って熱風を噴
出するノズル群3と、ノズル群3と循環フアン4の吐出
域4aとに連通するダクトからなる熱風供給路5と、ノズ
ル群3から噴出した熱風を循環フアン4の吸引域4bに導
くように乾燥室2内に形成した熱風還流路6と、熱風供
給路5の途中に配設した加熱器7とを備えたものであ
る。上記ノズル群3は、上方のノズル3a,3a…と下方の
ノズル3a,3b…とからなり、シート材送導路Rを通過す
るシート材Wに向って適宜温度の熱風(例えば、70〜30
0℃)を適宜風速(例えば、10〜70m/sec)で噴出するも
のである。上下のノズル3a,3b…から噴出した熱風は、
シート材Wを浮揚状態で支持しつつ、シート材Wに塗工
された塗工剤を乾燥する。前記熱風供給路5は、循環フ
アン4の吐出域4aから一路5aで延設する共に、途中から
二路5b,5cに分岐して上方のノズル3a,3b…と下方ノズル
3b,3b…とに連通する。前記加熱器7は、熱風供給路5
の一路5aに配設したガスバーナー又は蒸気等を熱媒体と
する熱交換器等からなり、ノズル群3に供給する熱風の
温度を所望温度に制御するものである。乾燥室2は、乾
燥済みの熱風の一部を排気するための排気路8を備えて
いる。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、シート材Wは、乾燥室2内のシート材送導路
Rを適宜送導速度で通過する際に、ノズル群3から噴出
した熱風を受けて塗工剤を乾燥するものであるが、シー
ト材Wに対する印刷または塗工を中断する場合には、塗
工されていないシート材の損失防止等のためにシート材
送導を停止する。このシート材送導の停止は、シート材
Wを乾燥室2内に滞留させることになる。そこで、従来
のシート材用乾燥装置1は、乾燥室2内に滞留するシー
ト材Wの異常加熱を防止するために、循環フアン4を停
止して次の乾燥再開まで待機するようにしていた。しか
し、循環フアン4を停止させることについては、次のよ
うな問題点があった。 (a)従来のシート材用乾燥装置1をオフセット印刷機の
乾燥装置として用いるときには、高速乾燥のために、ノ
ズル群3から高温度(220〜240℃)で高風速(50〜70m/
sec)の熱風を噴出する必要がある。そのために、乾燥
装置1は、加熱器7としてガスバーナーを備えると共
に、循環フアン4に大容量の電動モーター(2,600mmの
乾燥域長さに対して35〜75KW)を備えている。ところ
で、印刷の中断により循環フアン4を停止させる場合に
は、熱風供給路5内の局部加熱防止のために加熱器7で
あるガスバーナーを停止していた。停止した乾燥装置1
を再起動させるには、安全確保のためにガスバーナー7
を着火させることなく循環フアン4を起動させるパージ
動作を約3分間行なう必要があり、更にパージ動作に伴
なう低温状態の乾燥室2内の温度を昇温するために、ガ
スバーナー7の着火から更に1分程度の昇温時間を必要
としていた。そのため、従来の乾燥装置1では、再起動
してから定常状態になるまで約4分程度の時間を必要と
し、循環フアン4を再起動した後に送導を開始した未印
刷のシート材Wの損失量(所謂、ヤレ)が非常に多くな
る問題点があった。また、従来の乾燥装置1は、循環フ
アン4の大容量の電動モーターを起動させるのに大容量
の起動電力を必要とするため、停止起動の頻繁なオフセ
ツト印刷機にあっては、起動電力によるエネルギー損失
が無視できない程に大きくなる問題があった。 (b)シート材用乾燥装置1を磁気テープ塗工等のシート
材塗工ラインに設置する場合には、塗工剤乾燥時のマス
グレーション防止等の観点から乾燥能力を、前記オフセ
ット印刷機用に比べ低くして塗工剤の乾燥特性に合致さ
せる必要がある。そこで、従来一般には、図示は省略し
たが、乾燥室2を複数のゾーン(例えば、予熱ゾーン,
恒率乾燥ゾーン及び減率乾燥ゾーン)に分割し、各ゾー
ン毎に乾燥能力が設定できるように、各ゾーン毎に独立
した循環フアン4及び加熱器7(一般的には、蒸気又は
加熱油を熱媒体とする熱交換器)を配置していた。とこ
ろで、シート材塗工ラインは、シート材接合箇所が乾燥
装置内を通過する間、シート材接合する粘着テープの異
常加熱に伴う接合剥離を防止するために、循環フアン4
を停止する必要がある。更に、シート材塗工ラインは、
シート材切断等のアクシデントに対処するために、循環
フアン4を停止することがある。しかし、従来の乾燥装
置1は、各ゾーンの昇温能力の相違等により、循環フア
ン4の再起動後に総てのゾーンが定常状態になるまでの
時間が長くなり、循環フアン4の再起動後に送導を開始
した未塗工のシート材Wの損失量が非常に多くなる問題
があった。 本考案は、上記問題点を解決するために、循環フアンを
停止させることなく、ノズルからの熱風噴出を停止でき
る待機機能付きのシート材用乾燥装置及びこの乾燥装置
を備えたシート材塗工ラインの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
本第一の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装置
の要旨は、シート材送導路に向って熱風を噴出するノズ
ルと、ノズルと循環フアンの吐出域とに連通する熱風供
給路と、ノズルから噴出した熱風を循環フアンの吸引域
に導く熱風還流路と、熱風供給路の途中に配設した加熱
器とを備えたシート材用乾燥装置において、熱風供給路
の加熱器下流側から分岐して循環フアンの吸引域に連通
する熱風バイパス路と、熱風バイパス路及びノズルに分
配する熱風の分配比を制御する分配制御ダンパーとを備
えたことである。 本第二の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装置
の要旨は、シート材送導路の上面に向って熱風を噴出す
る上方のノズルと、該シート材送導路の下面に向って熱
風を噴出する下方のノズルと、循環フアンの吐出域から
一路状態で延設すると共に途中から二路状態に分岐して
上方のノズルと下方のノズルとに連通した熱風供給路
と、上下のノズルから噴出した熱風を循環フアンの吸引
域に導く熱風還流路と、熱風供給路の一路状態箇所に配
設した加熱器とを備えた乾燥装置において、熱風供給路
の一路状態箇所における加熱器下流側から分岐して循環
フアンの吸引域に連通した熱風バイパス路と、熱風バイ
パス路の上流口又は熱風供給路の二路状態箇所における
上流口を選択的に覆蓋する分配制御ダンパーとを備えた
ことである。 本第三の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装置
を備えたシート材塗工ラインの要旨は、シート材送導路
に向って熱風を噴出するノズルと、ノズルと循環フアン
の吐出域とに連通する熱風供給路と、ノズルから噴出し
た熱風を循環フアンの吸引域に導く熱風還流路と、熱風
供給路の途中に配設した加熱器とを備えたシート材用乾
燥装置の複数台をシート材送導路の進行方向に沿って配
置したシート材塗工ラインにおいて、各シート材用乾燥
装置は、熱風供給路の加熱器下流側から分岐して循環フ
アンの吸引域に連通する熱風バイパス路と、熱風バイパ
ス路及びノズルに分配する熱風の分配比を制御する分配
制御ダンパーと、分配制御ダンパーを操作するダンパー
操作具とを備え、シート材接合箇所が各シート材用乾燥
装置のシート材送導路を順次通過する間、シート材接合
箇所が通過する当該シート材用乾燥装置の分配制御ダン
パーに対して、熱風バイパス路にのみ熱風を分配する待
機状態となるように、待機操作信号を発する順次制御器
を備えたことである。 本第四の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装置
を備えたシート材塗工ラインの要旨は、シート材送導路
に向って熱風を噴出するノズルと、ノズルと循環フアン
の吐出域とに連通する熱風供給路と、ノズルから噴出し
た熱風を循環フアンの吸引域に導く熱風還流路と、熱風
供給路の途中に配設した加熱器とを備えたシート材用乾
燥装置を配置したシート材塗工ラインにおいて、シート
材用乾燥装置は、熱風供給路の加熱器下流側から分岐し
て循環フアンの吸引域に連通する熱風バイパス路と、熱
風バイパス路及びノズルに分配する熱風の分配比を制御
する分配制御ダンパーと、分配制御ダンパーを操作する
ダンバー操作具とを備え、シート材送導の異常状態の際
に、分配制御ダンパーが熱風バイパス路にのみ熱風を分
配する待機位置状態となるように、ダンバー操作具に対
して待機操作信号を発する一括制御器を備えたことであ
る。
【作用】
本考案の作用を図面に示す実施例に基づいて説明する。 本第一の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装置
は、第5図及び第6図に示す如く、左右の各分配制御ダ
ンパー40が、熱風バイパス路39の上流口39aを閉塞する
乾燥動作位置Dから各ノズル33aに連通する熱風供給路3
5の吐出口53a,35a…を閉塞する待機位置Cまでの間を移
動する。各分配ダンパー40が乾燥動作位置Dに停止して
いるときには、循環フアン34から吐出した熱風は、加熱
器37で所定温度まで加熱され、熱風供給路35を通過して
ノズル群33に供給され、ノズル群33からシート材Wの塗
工面に噴出され、塗工面から離反して熱風還流路36で導
かれて循環フアン34に吸引される循環を繰返す。逆に、
分配ダンパー40,40が待機位置Cに停止しているときに
は、循環フアン34から吐出した熱風は、加熱器37で所定
温度まで加熱され、熱風バイパス路39を介して循環フア
ン34に吸引される循環を繰返す。 本第二の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装置
は、第1図乃至第4図に示す如く、分配制御ダンパー20
が、熱風バイパス路19の入口19aを閉塞する乾燥動作位
置Dから熱風供給路15における二路15b,15cの上流口15
d,15eを閉塞する待機位置Cまでの間を移動する。分配
制御ダンパー20が、熱風バイパス路19の入口19aを閉塞
する乾燥動作位置Dにあるときには、熱風は、熱風供給
路15の二路15b,15cに流入して上下のノズル箱3a,3b…に
至り、上下のノズル箱3a,3b…からシート材送導路Rを
通過するシート材Wに向って噴出する。分配制御ダンパ
ー20が、待機位置Cにあるときには、熱風は、熱風バイ
パス路19に流出して循環フアン4の吸引域4bに至り、循
環フアン4,熱風供給路15の一路15a及び熱風バイパス
路19を循環する待機状態となる。 本第三の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装置
を備えたシート材塗工ラインは、第9図に示す如く、シ
ート材接合箇所Wsが通過する乾燥装置50に備えたダン
バー操作具63,63に対して、順次制御器90から待機操作
信号cが順次出力される。順次制御器90からの待機操作
信号cを受けたダンパー操作具63,63は、分配制御ダン
パー60,60を図中破線で示す待機位置Cに停止させる。
待機位置Cで分配制御ダンパー60,60が停止すると、循
環フアン54から吐出した熱風は、熱風バイパス路59にの
み分配されて、循環フアン54及び熱風バイパス路59を循
環し、決してノズル箱3a,3a…(3b,3b…)に供給される
ことはない。順次制御器90からの待機操作信号cを受け
た乾燥装置50は、シート材接合箇所Wsが当該乾燥装置
50を通過する間、ノズル箱3a,3b…からの熱風の噴出を
停止して、シート材接合箇所Wsの強制加熱を阻止す
る。 本第四の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装置
を備えたシート材塗工ラインは、第9図に示す如く、シ
ート材Wの送導の異常状態に対処して、一括制御器94か
らダンパー操作具63,63…に待機操作信号c,c…を発
する。一括制御器94からの待機操作信号c,c…を受け
たダンパー操作具63,63…は、分配制御ダンパー60,60…
を待機状態にしてノズル箱3a,3a…(3b,3b…)からの熱
風の噴出を停止する。
【実施例】
以下、本考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装置
(以下、「本案乾燥装置」という)及び待機機能付きの
シート材用乾燥装置を備えたシート材塗工ライン(以
下、「本案塗工ライン」という)を図面に示す実施例に
基づいて説明する。 (第1実施例) 第1図乃至第4図は、第1実施例の本案乾燥装置10を示
すものである。 本案乾燥装置10の主たる改良点は、熱風供給路15の一路
15aにおける加熱器7の下流側から分岐して循環フアン
4の吸引域4bに連通したダクトからなる熱風バイパス路
19と、熱風バイパス路19の上流口19a又は熱風供給路の
二路15b,15cにおける上流口15d,15eを選択的に覆蓋する
分配制御ダンパー20とを備えたことである。この本案乾
燥装置10は、主としてオフセツト印刷機用の乾燥装置と
して用いられるものであって、乾燥室2内のシート材送
導路Rを印刷したシート材Wが通過する間に、ノズル群
3から噴出した高風速の熱風でシート材Wを浮揚しつつ
印刷インクを乾燥するものである。ノズル群3を構成す
る上下のノズル箱3a,3bとしては、特公昭54−38525号公
報,特公昭58−44945号公報,特公昭55−52851号公報又
は特開昭55−52852号公報等に記載のノズルが用いられ
る。 前記分配制御ダンパー20は、熱風供給路15における二路
15b,15cの上流口15d,15eより上流側に揺動自在に枢支さ
れている。分配制御ダンパー20は、ダンパー操作具21で
操作され、熱風バイパス路19の入口19aを閉塞する乾燥
動作位置Dから熱風供給路15におけ二路15b,15cの上流
口15d,15eを閉塞する待機位置Cまでの間で揺動する。
ダンパー操作具21は、圧縮空気で作動するロータリーア
クチュレーター等からなり、分配制御ダンパー20の停止
位置C又はDの切替えを瞬時に行なうようにしてある。
分配制御ダンパー20の停止位置C又はDの切替えに伴な
い、循環フアン4から吐出して加熱器(ガスバーナー)
7で加熱された熱風は、次のように流れる。即ち、分配
制御ダンパー20が乾燥動作位置Dにあるときには、熱風
は、熱風供給路15の二路15b,15cに流入して上下のノズ
ル箱3a、3b…に至り、上下のノズル箱3a、3b…からシート
材Wに向って噴出する。逆に、分配制御ダンパー20が待
機位置Cにあるときには、熱風は、熱風バイパス路19に
流入して循環フアン4の吸引域4bに至り、後述する如く
低回転の循環フアン4,熱風供給路15の一路15a及び熱
風バイパス路19を循環し待機状態となる。この様に待機
状態の間でも熱風が熱風供給路15の一路15aを通過する
ので、加熱器(ガスバーナー)7のパイロットバーナー
を点火し続けても一路15aを局部加熱することがない。
そのため、加熱器(ガスバーナー)7のメインバーナー
を再着火する場合にも、従来必要としていたパージ動作
を省略することができる。前記分配制御ダンパー20に
は、熱風供給路15の二路15b,15cの上流口15d,15eと対面
する箇所に、小孔20a,20bを必要に応じて突設すること
により、この上流口15d,15eを閉塞しているときにも、
この小孔20a、20bを通過して熱風の一部(待機状態にお
ける循環風量の数%)が熱風供給路15の二路15b,15cに
流出して上下のノズル箱3a、3b…を加熱保温するように
してある。 前記循環フアン4は、熱風バイパス路19と乾燥室12内に
形成した熱風還流路6との合流箇所に、チヤンバー22を
備えて吸引域4bを信号してある。チヤンバー22は、熱風
還流路6に臨む箇所に、ダンパー23及びフイルター24を
配置してある。循環フアン4に備えた電動モーター25
は、インバーター式等の可変速モーターが必要に応じて
用いられ、前記制御ダンパー20で熱風供給路15の二路15
b,15cの上流口15d,15eを閉塞しているときには、その回
転数を減速させて、循環フアン4,熱風供給路15の一路
15a及び熱風バイパス路19を循環する熱風の風量が、循
環フアン4の最大吐出風量の約1/3程度となるように
するのが一般的である。なお、第3図は、本案乾燥装置
10を2台接続した状態を示すもので、高速オフセット印
刷機に用いられるものである。 (第2実施例) 第5図及び第6図は、第2実施例の本案乾燥装置30を示
すものである。 本案乾燥装置30は、適宜ピッチ毎に配置したガイドロー
ル31,31…でシート材送導路Rを形成し、シート材送導
路Rを通過するシート材Wに熱風を噴出する形式のもの
であって、主として磁気テープ等のシート材塗工ライン
に設置されるものである。 本案乾燥装置30は、乾燥室32内に、シート材送導路Rに
向って熱風を噴出するノズル群33と、ノズル群33と循環
フアン34の吐出域34aとに連通する左右の熱風供給路35,
35と、ノズル群33から噴出した熱風を循環フアン34の吸
引域34bに導く中央寄り前後方向(シート材送導路Rの
延設方向)に延設した熱風還流路36と、熱風供給路35,3
5の途中に配設した加熱器17,17(蒸気又は加熱油を熱媒
体とする熱交換器)とを備えている。ノズル群33を構成
するノズル箱33aは、横断面▽型で下端長手縁に熱風噴
出用のスリットを開設してある。循環フアン34の吸引域
34bには、循環風量調節ダンパー43を必要に応じて配置
してある。熱風還流路36は、適所にダンパー付き排気路
38を臨ませてある。 各熱風供給路35の加熱器下流側からは、熱風還流路36に
連通する熱風バイパス路39を分岐してある。各熱風供給
路35の加熱器下流側には、分配制御ダンパー40を揺動自
在に配置してある。左右の各分配制御ダンパー40は、対
応する熱風バイパス路39の上流口39aを閉塞する乾燥動
作位置Dから各ノズル33aに連通する熱風供給路35の吐
出口35a,35a…を閉塞する待機位置Cまでの間を揺動す
る。ダンパー操作具41は、左右の分配制御ダンパー40,4
0を連動操作して左右の分配制御ダンパー40,40の揺動停
止位置を適宜選択するものであって、熱風バイパス路39
とノズル群33とに分配する熱風の分配比を制御する。即
ち、ダンパー操作具41の操作により、分配ダンパー40,4
0を乾燥動作位置Dに停止してあるときには、循環フア
ン34から吐出した熱風は、加熱器37で所定温度まで加熱
された後、熱風供給路35を通過してノズル群33に供給さ
れ、続けてノズル群33からシート材Wの塗工面に噴出さ
れ、更に塗工面から離反して熱風還流路36で導かれて循
環フアン34に吸引される循環を繰返す乾燥動作状態とな
る。逆に、ダンパー操作具41の操作により、分配ダンパ
ー40,40を待機位置Cに停止してあるときには、循環フ
アン34から吐出した熱風は、加熱器37で所定温度まで加
熱された後、熱風バイパス路39を介して循環フアン34に
吸引される循環を繰返す待機状態となる。 なお、前記分配制御ダンパー40は、小孔40a,40a…を必
要に応じて穿設することにより、待機位置Cに停止して
いる待機状態のときでも、この小孔40a,40a…を通過し
て熱風の一部がノズル33a,33aに流出してノズル33a,33a
…を加熱保温するようにすることもある。更に、循環フ
アン34に備えた電動モーター45は、インバーター式等の
可変速モーターが必要に応じて用いられ、可変速のモー
ター45は、前記制御ダンパー40が待機位置Cに停止して
いる待機状態のときには、その回転数を減速させて、待
機状態下における循環フアン34の風量が最大吐出風量の
約1/3〜1/5程度となり、省電力状態となる。 (第3実施例) 第7図及び第8図は、第3実施例の本案乾燥装置50を示
す側断面図である。本案乾燥装置50は、シート材送導路
Rを通過するシート材Wに向って熱風を噴出してシート
材Wを浮揚状態で乾燥するものであって、上下の乾燥装
置51,71の熱風循環経路を独立形成してある。即ち、上
方の乾燥装置51は、乾燥室52と、乾燥室52の室外に配置
した熱風給排装置53とからなる。乾燥室52の内部には、
シート材送導路Rを横断する方向に沿って延設した上方
のノズル箱3aの複数本を、シート材送導路Rの進行方向
に沿って適宜ピツチ毎に配置すると共に、循環フアン54
の吐出域54aからノズル箱3a,3a…に連通する熱風供給路
55の室内側55aを形成し、ノズル箱3a,3a…から噴出した
熱風を循環フアン54の吸引域54bに導く熱風還流路56の
室内側56aを形成してある。前記室外に配置した熱風給
排装置53は、循環フアン54と、上記ノズル箱3a,3a…と
循環フアン54の吐出域54aとに連通する熱風供給路55の
室外側55bと、ノズル箱3a,3a…から噴出した熱風を循環
フアン54の吸引域54bに導く熱風還流路56の室外側56b
と、熱風供給路55の室外側55bの途中に配設した加熱器5
7と、熱風供給路55の室外側55aの加熱器下流側から分岐
して循環フアン54の吸引域54bに連通する熱風バイパス
路59と、分岐箇所61に配置された分配制御ダンパー60と
を備えている。分配制御ダンパー60は、ダンパー操作具
64で操作され、循環フアン54から吐出した熱風を熱風バ
イパス路59とノズル箱3a,3a…に分配するときの分配比
を制御するものである。熱風還流路56における熱風バイ
パス路59の合流箇所62より上流側の適所からは、ダンパ
ー付の排気路58を延設してある。 なお、前記分配制御ダンパー60は、図示は省略したが、
小孔を必要に応じて穿設することにより、待機位置Cに
停止している待機状態のときでも、この小孔を通過して
熱風の一部がノズル3a,3a…に流出してノズル3a,3a…を
加熱保温するようにすることもある。更に、循環フアン
54に備えた電動モーター(図示は省略)は、インバータ
ー式等の可変速モーターが必要に応じて用いられ、待機
状態下で省電力状態となるようにすることもある。 前記下方の乾燥装置71は、乾燥室72に下方のノズル箱3
a,3a…を配置した以外は、前記上方の乾燥装置51と同様
に構成してある。上下の乾燥装置61,71の排気路58,58
は、排気フアン(図示は省略)に接続してある。 (第4実施例) 第9図は、前記本案乾燥装置50の複数台からなる乾燥装
置群80を用いた本案塗工ライン80を示す模式図である。 本案塗工ライン80のレイアウトの概要は、前方に配置し
た2軸ターレット式等の捲出装置81と後方に配置した2
軸ターレット式等の捲取装置88との間に、前方から後方
に向って形成したシート材送導路Rに沿って、捲出装置
81に併設したシート材接合装置82と、捲出装置81よりシ
ート材Wを一定速度で引き出す引出装置83と、シート材
Wの片面に塗工剤Mを塗工するロール塗工式等の塗工装
置84と、塗工剤Mが塗工されたシート材Wを乾燥する乾
燥装置群89と、乾燥装置群89の出口側に配置したシート
材張力検知器85及び冷却装置86と、冷却装置86と捲取装
置88との間に配置したテンションカット装置87とを備え
ている。乾燥装置群89は、前記本案乾燥装置50の複数台
を接合してシート材送導路Rの進行方向に沿って複数の
ゾーンZ1,Z2…Znに区画し、入口から出口に至る間
の乾燥能力が最適状態となるように、各ゾーンの乾燥能
力を任意に設定できるようにしてある。 順次制御器90は、各ゾーンZ1,Z2,…Znに配置した
乾燥装置50のダンパー操作具63,63を順次制御するもの
であって、前記シート材接合装置82に併設したシート材
接合確認器91の確認信号aと引出装置83に併設したシー
ト材速度検知器92のシート材速度信号bとを受信して演
算し、シート材接合箇所Wsが通過するゾーンZ
1(Z2,…Zn)のダンパー操作具63,63に待機操作信号
cを自動的に順次出力するようにしてある。前記順次制
御器90で演算して対応する各ゾーンZ1(Z2,…Zn
のダンパー操作具63,63に待機操作信号cを出力するタ
イミングは、シート材接合確認器91でシート材接合位置
を確認した位置から対応するゾーンZ1(Z2,…Zn
までのシート材送導路Rの既知長さをシート材速度信号
bに基づくシート材速度で除して得た遅延時間を、シー
ト材接合確認器91で確認信号aを受けて得た基準時刻に
加算した時刻をいう。待機操作信号cを受けたダンパー
操作具63,63は、分配制御ダンパー60,60を図中破線で示
す待機位置Cに停止させる。分配制御ダンパー60,60が
待機位置Cで停止すると、循環フアン54から吐出した熱
風は、熱風バイパス路59にのみ分配されて、循環フアン
54及び熱風バイパス路59を循環し、決してノズル箱3a,3
a…(3b,3b…)に供給されることはない。そのため、順
次制御器90から待機操作信号cを受けたゾーンZ
1(Z2,…Zn)は、シート材接合箇所Wsが当該ゾー
ンを通過する間、ノズル箱3a,3b…からの乾燥用ガスの
噴出を停止して、シート材接合箇所Wsの強制加熱を阻
止する。逆に、順次制御器90から待機操作信号cを受け
ていないダンパー操作具63,63は、分配制御ダンパー60,
60を図中実線で示す乾燥動作位置Dに停止する。分配制
御ダンパー60,60が乾燥動作位置Dで停止すると、循環
フアン54から吐出した熱風は、熱風供給路55にのみ分配
されて、ノズル箱3a,3a…(3b,3b…)に供給されるシー
ト材Wに向って噴出する。 本案塗工ライン80には、一括制御器94を配置してある。
一括制御器94は、シート材送導の異常状態に対応して、
乾燥装置群89の各ゾーンZ1,Z2,…Znに配置した総
てのダンパー操作具63,63…に待機操作信号c,c…を
発するものである。シート材送導の異常状態とは、シー
ト材Wの張力が、前方のシート材捲出装置81から後方の
シート材捲取装置88までの間に形成したシート材送導路
Rに導かれる途中で許容範囲外となったとき、又は塗工
装置84に異常があったとき等、塗工乾燥ラインの正常運
転を維持できない状態をいう。シート材Wの張力が許容
範囲外となったことを検知する方法としては、乾燥装置
群89の出口側に配置したシート材張力検知器95を用い、
シート材張力検知器95の発する異常シート材張力信号d
で検知する。また塗工装置84等に異常があったことは、
塗工乾燥ライン80に備えた集中制御盤等(図示は省略)
が発する緊急停止信号eにより検知する。前記一括制御
器94は、上記異常シート材張力信号d又は緊急停止信号
eを受けたとき、乾燥装置群89の各ゾーンZ1,Z2,…
nに配置した総てのダンパー操作具63,63…に待機操作
信号c,c…を発し、総ての分配制御ダンパー60,60…
を待機状態にしてノズル箱3a,3a…(3b,3b…)からの熱
風の噴出を停止する。 (その他の実施例) 前記本案塗工ライン80は、本案乾燥装置50の複数台を接
合することにより、シート材送導路Rの進行方向に沿っ
て複数のゾーンZ1,Z2…Znに区画して乾燥装置群89
を形成してあるが、何らこれに限定するものではない。 即ち、図示は省略したが、本案塗工ラインは、前記本案
乾燥装置10(第1図乃至第4図参照)又は前記本案乾燥
装置30(第5図及び第6図参照)の複数台を接合するこ
とにより、シート材送導路Rの進行方向に沿って複数の
ゾーンに区画した乾燥装置群を形成し、シート材接合箇
所Wsが通過するゾーンに順次制御器90から発した待機
操作信号cにより、ノズルからの熱風の噴出を停止し
て、シート材接合箇所Wsの強制加熱を阻止する。 更に、前記本案塗工ライン80は、前記本案乾燥装置10
(第1図乃至第4図図参照),前記本案乾燥装置30(第
5図及び第6図参照)又は前記本案乾燥装置50(第7図
及び第8図参照)の1台を配置し、シート材送導の異常
状態に対応して、一括制御器94から一台の本案乾燥装置
10(30,50)に備えたダンパー操作具20(41,64)に発するよ
うに構成することも可能である。
【考案の効果】
以上詳述の如く、本考案は、次の如く実用的効果を有す
る。 本第一の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装
置にあっては、分配制御ダンパーが、熱風バイパス路の
上流口を閉塞する乾燥動作位置からノズルに連通する熱
風供給路の吐出口を閉塞する待機位置までの間を移動す
る。従って、分配制御ダンパーを待機位置に切換ること
により、ノズルから熱風を噴出させることなく、熱風が
循環フアン,加熱器及び熱風バイパス路を循環する待機
状態となる。その結果、本案乾燥装置は、待機状態から
乾燥状態に切替えたとき、ノズルからシート材に向って
所定温度の熱風を直ちに噴出させることが可能となる。 本第二の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装
置にあっては、分配制御ダンパーが、熱風バイパス路の
入口を閉塞する乾燥動作位置から熱風供給路における二
路の上流口を閉塞する待機位置までの間で移動する。従
って、分配制御ダンパーを待機位置に切換ることによ
り、ノズルから熱風を噴出させることなく、熱風が循環
フアン,加熱器及び熱風バイパス路を循環する待機状態
となる。その結果、本案乾燥装置は、待機状態から乾燥
状態に切替えたとき、ノズルからシート材に向って所定
温度の熱風を直ちに噴出させることが可能となる。本案
乾燥装置をオフセット印刷機の乾燥として用いるときに
は、シート材の損失量(所謂、ヤレ)を最少限とするこ
とが可能となると共に、待機中も循環フアン用モーター
が回転しているのでのモーター起動電力が不要となり省
エネルギー化を図ることができる。 本第三の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装
置を備えたシート材塗工ラインは、シート材接合箇所が
通過する乾燥装置に備えたダンパー操作具に待機操作信
号を順次出力する。順次制御器から待機操作信号を受け
た乾燥装置は、シート材接合箇所が通過する間、ノズル
からの乾燥用ガスの噴出を停止して、シート材接合箇所
の強制加熱を阻止する。シート材接合箇所が通過した乾
燥装置は、順次制御器から待機操作信号を受けることな
く、ノズルから所定温度の熱風を直ちに噴出する。その
結果、本案塗工ラインは、シート材接合の前後に形成す
る非塗工領域の長さを最小限とすることができ、シート
材の損失量を必要最低限とすることが可能となる。 本第四の考案に係る待機機能付きのシート材用乾燥装
置を備えたシート材塗工ラインは、シート材Wの送導の
異常状態に対応して、一括制御器からダンパー操作具に
待機操作信号を発する。一括制御器から待機操作信号を
受けたダンパー操作具は、分配制御ダンパーを待機状態
にしてノズルからの熱風の噴出を停止する。乾燥装置
は、異常状態が解除されると、一括制御器から待機操作
信号を受けることなく、ノズルから所定温度の熱風を直
ちに噴出する。その結果、本案塗工ラインは、シート材
の損失量を必要最低限とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係る待機機能付きのシート
材用乾燥装置の第1実施例を示すものであって、第1図
は模式図、第2図は全体を示すものであって一部を切欠
いた斜視図、第3図は乾燥装置を2台連設した状態を示
す平面断面図、第4図はシート材送導路の入口側から見
た正面図、第5図及び第6図は本考案に係る待機機能付
きのシート材用乾燥装置の第2実施例を示すものであっ
て、第5図はシート材送導路の入口側から見た正面断面
図、第6図は右側断面図、第7図及び第8図は本考案に
係る待機機能付きのシート材用乾燥装置の第3実施例を
示すものであって、第7図はシート材送導路の入口側か
ら乾燥室を見たときの模式図、第8図は乾燥室を右側か
ら見たときの模式図、第9図は本考案に係る待機機能付
きのシート材用乾燥装置を備えたシート材塗工ラインの
実施例を示すものであって乾燥装置を右側から見たとき
の模式図、第10図及び第11図は従来の乾燥装置を示すも
のであって、第10図は全体を示す斜視図、第11図はシー
ト材送導路の入口側から見た正面図である。 3(33)…ノズル群 4(34,54)…循環フアン 6(36,56)…熱風還流路 7(37,57)…加熱器 15(35,55)…熱風供給路 19(35,59)…熱風バイパス路 20(40,60)…分配制御ダンパー 21(41,64)…ダンパー操作具 90…順次制御器 94…一括制御器 C…待機位置、D…乾燥動作位置 R…シート材送導路 W…シート材、Ws…シート材接合箇所

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材送導路に向って熱風を噴出するノ
    ズルと、ノズルと循環フアンの吐出域とに連通する熱風
    供給路と、ノズルから噴出した熱風を循環フアンの吸引
    域に導く熱風還流路と、熱風供給路の途中に配設した加
    熱器とを備えたシート材用乾燥装置において、熱風供給
    路の加熱器下流側から分岐して循環フアンの吸引域に連
    通する熱風バイパス路と、熱風バイパス路及びノズルに
    分配する熱風の分配比を制御する分配制御ダンパーとを
    備えたことを特徴とする待機機能付きのシート材用乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】シート材送導路の上面に向って熱風を噴出
    する上方のノズルと、該シート材送導路の下面に向って
    熱風を噴出する下方のノズルと、循環フアンの吐出域か
    ら一路状態で延設すると共に途中から二路状態に分岐し
    て上方のノズルと下方のノズルとに連通した熱風供給路
    と、上下のノズルから噴出した熱風を循環フアンの吸引
    域に導く熱風還流路と、熱風供給路の一路状態箇所に配
    設した加熱器とを備えたシート材用乾燥装置において、
    熱風供給路の一路状態箇所における加熱器下流側から分
    岐して循環フアンの吸引域に連通した熱風バイパス路
    と、熱風バイパス路の上流口又は熱風供給路の二路状態
    箇所における上流口を選択的に覆蓋する分配制御ダンパ
    ーとを備えたことを特徴とする待機機能付きのシート材
    用乾燥装置。
  3. 【請求項3】シート材送導路に向って熱風を噴出するノ
    ズルと、ノズルと循環フアンの吐出域とに連通する熱風
    供給路と、ノズルから噴出した熱風を循環フアンの吸引
    域に導く熱風還流路と、熱風供給路の途中に配設した加
    熱器とを備えたシート材用乾燥装置の複数台を、シート
    材送導路の進行方向に沿って配置したシート材塗工ライ
    ンにおいて、各シート材用乾燥装置は、熱風供給路の加
    熱器下流側から分岐して循環フアンの吸引域に連通する
    熱風バイパス路と、熱風バイパス路及びノズルに分配す
    る熱風の分配比を制御する分配制御ダンパーと、分配制
    御ダンパーを操作するダンパー操作具とを備え、シート
    材接合箇所が各シート材用乾燥装置のシート材送導路を
    順次通過する間、シート材接合箇所が通過する当該シー
    ト材用乾燥装置の分配制御ダンパーに対して、熱風バイ
    パス路にのみ熱風を分配する待機状態となるように、待
    機操作信号を発する順次制御器を備えたことを特徴とす
    る待機機能付きのシート材用乾燥装置を備えたシート材
    塗工ライン。
  4. 【請求項4】シート材送導路に向って熱風を噴出するノ
    ズルと、ノズルと循環フアンの吐出域とに連通する熱風
    供給路と、ノズルから噴出した熱風を循環フアンの吸引
    域に導く熱風還流路と、熱風供給路の途中に配設した加
    熱器とを備えたシート材用乾燥装置を配置したシート材
    塗工ラインにおいて、シート材用乾燥装置は、熱風供給
    路の加熱器下流側から分岐して循環フアンの吸引域に連
    通する熱風バイパス路と、熱風バイパス路及びノズルに
    分配する熱風の分配比を制御する分配制御ダンパーと、
    分配制御ダンパーを操作するダンパー操作具とを備え、
    シート材送導の異常状態の際に、分配制御ダンパーが熱
    風バイパス路にのみ熱風を分配する待機位置状態となる
    ように、ダンパー操作具に対して待機操作信号を発する
    一括制御器を備えたことを特徴とする待機機能付きのシ
    ート材用乾燥装置を備えたシート材塗工ライン。
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