JP2840932B2 - 乾燥装置 - Google Patents
乾燥装置Info
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Description
る紙,プラスチツクフイル又は金属箔等のシート状のウ
エブの上下面に適宜温度の乾燥用ガスを噴出する乾燥装
置の改良に関する。本明細書で言う乾燥とは、ウエブに
塗工した塗工剤若しくはウエブに含浸した含浸剤等の乾
燥処理又はウエブ自体を所望温度まで加熱する加熱処理
を指す。
出する乾燥装置としては、図4の斜視図及び図5の正面
図に示すものがある。この乾燥装置1は、ウエブ送導路
Rを前後方向に沿つて貫通させた乾燥室2と、乾燥室2
内のウエブ送導路Rに向かつて乾燥用ガスを噴出する上
方のノズル群4及び下方のノズル群5と、上下両方のノ
ズル群4,5と送風機6の吐出域6aとを連通するダク
トからなる送風路7と、上下両方のノズル群4,5から
噴出したガスを送風機6の吸引域6bに導くように乾燥
室2内に形成した還流路8と、送風路7の途中に配置し
た加熱器9とを備えたものである。
方向に長い分配ダクト10に、左右方向に長いノズル箱
3の複数を適宜間隔で接合したものである。上記送風路
7は、送風機6の吐出域6aから一路7aで延設すると
共に、途中から二路7b,7cに分岐して上下の分配ダ
クト10,10に連通する。送風機6は、羽根車6cを
定速度で回転するモーター11で駆動してある。前記加
熱器9は、送風路7の一路7aに配置したガスバーナー
又は蒸気等を熱媒体とする熱交換器等からなり、ノズル
群4,5に供給する乾燥用ガスを所望温度に制御するも
のである。乾燥室2は、乾燥済のガスの一部を排気する
ための排気路12を備えている。
4,5の各ノズル箱3からウエブ送導路Rを通過するウ
エブWに向かって乾燥用ガスを噴出することにより、ウ
エブWを浮揚(フローテイング)状態で支持しつつ乾燥
させる。ところで、乾燥装置1は、上下両方のノズル群
4,5の各ノズル箱3からウエブWに向かって噴出する
乾燥用ガスの風速を上方及び下方で個別に調節できるよ
うにして、ウエブWに伝達させる熱量をウエブWの上下
面で異ならせたり、ウエブWの浮揚状態を調整できるよ
うにする必要がある。そこで、乾燥装置1は、図5に示
すように、送風路7の分岐した二路7b,7cの各々に
風量調節ダンパー13が配置されている。
路7b,7cの各々に風量調節ダンパー13を配置する
ことは、乾燥室2の内部構造を複雑にすると共に乾燥装
置1の製造コストを増大させ、更にウエブWの浮揚(フ
ローテイング)伏態を維持させるべく上下両方のノズル
群から噴出する乾燥用ガスの風速を同期させながら操作
することを困難にする。
つの風量調節ダンパーを配置することなく上下両方の各
ノズル群から噴出する乾燥用ガスの風速を調節できる乾
燥装置の提供を目的とする。
要旨は、ウエブ送導路の上面に臨む上方のノズル群と、
ウエブ送導路の下面に臨む下方のノズル群と、上下両方
のノズル群と送風機の吐出域とを連通する送風路とを備
えた乾燥装置において、前記送風機は羽根車を回転駆動
するモーターとして可変速式モーターが用いられ、前記
送風路における前記ノズル群のいずれか一方にのみ連通
する箇所には風量調節ダンパーが配置され、前記送風路
における前記ノズル群の他方にのみ連通する箇所には風
量調節ダンパーが配置されていないことを特徴とする乾
燥装置である。請求項2記載の本発明の要旨は、前記送
風路は、前記風量調節ダンパーを全開したとき、前記一
方のノズル群のノズル吹出風速を前記他方のノズル群の
ノズル吹出風速よりも速くするように形成されている請
求項1記載の乾燥装置である。
ーターで羽根車の回転速度を変更することにより、送風
機の送風量を増減して上下両方のノズル群から噴出する
乾燥用ガスの風速を同時に調節できる。風量調節ダンパ
ーの開度を変更することにより、他方のノズル群から噴
出する乾燥用ガスの風速と一方のノズル群から噴出する
乾燥用ガスの風速との差を調節することができる。
節ダンパーの開度を変更することにより、一方のノズル
群のノズル吹出風速を他方のノズル群のノズル吹出風速
に比べて速く又は遅くすることができる。
施例に基づいて説明する。図1乃至図3は、本発明に係
る乾燥装置の実施例を示すものであり、図1は全体の概
要を示す模式図、図2は乾燥装置の正面図、図3はノズ
ル吹出風速の調節の三態様を示すグラフである。
機26の羽根車26cを回転駆動するモーター31とし
て可変速式モーターを用い、送風路27における下方の
ノズル群5にのみ連通する分岐箇所27cに風量調節ダ
ンパー33を配置し、送風路27における上方のノズル
群4にのみ連通する分岐箇所27bに風量調節ダンパー
を配置しないことである。乾燥装置21の改良点以外の
構造は、従来の乾燥装置1(図4及び図5参照)の構造
と実質的に同一である。
Rを前後方向に沿つて貫通させた乾燥室2と、乾燥室2
内のウエブ送導路Rに向かつて乾燥用ガスを噴出する上
方のノズル群4及び下方のノズル群5と、上下両方のノ
ズル群4,5と送風機26の吐出域26aとを連通する
ダクトからなる送風路27と、上下両方のノズル群4,
5から噴出したガスを送風機26の吸引域26bに導く
ように乾燥室2内に形成した還流路8と、送風路27の
一路27aの途中に配置した加熱器9とを備えている。
更に、上下両方のノズル群4,5の各々は、前後方向に
長い分配ダクト10に、左右方向に長いノズル箱3の複
数を適宜間隔で接合したものである。上記送風路27
は、送風機26の吐出域26aから一路27aで延設す
ると共に、途中から二路27b,27cに分岐して上下
の分配ダクト10,10に連通する。乾燥室2は、乾燥
済のガスの一部を排気するための排気路12を備えてい
る。
動するモーター31として可変速式モーターを用い、羽
根車26cを回転速度を調節することにより、吐出域2
6aから送風路27へ吐出する風量を所望値に変更でき
るようになつている。モーター31は、出力軸を可変速
できるように、ACベクトル制御式,直流制御式又は渦
電流カツプリング式等から適宜選択される。
た風量調節ダンパー33は、開度調節用の操作具34が
備えられ、操作具34の操作によりダンパー開度を全開
から全閉又は全閉に近い状態まで調節できるようになつ
ている。操作具34は、特公平6−59442号公報に
示すように、緊急指令信号を受けて、ダンパー開度を全
閉又は全閉に近い状態まで至急に操作するように構成さ
れている。風量調節ダンパー33は、操作具34の操作
で全閉又は全閉に近い状態にすると、ウエブ送導路Rの
塗工面側に面する上方のノズル群4から乾燥用ガスを噴
出させながら、ウエブ送導路Rの非塗工面側に面する下
方のノズル群5の乾燥用ガスの噴出を停止又は微量とす
ることができる。その結果、緊急時には、ウエブ送導路
Rの塗工面側に面する上方のノズル群4にウエブWの塗
工面を接触させることがなく、上方のノズル群4にウエ
ブWの塗工剤を付着させる事態を回避できる。
7cの通風抵抗を予め次のように設定してある。即ち、
分岐箇所27b及び27cは、風量調節ダンパー33を
全開にしたときに、下方のノズル群5のノズル吹出風速
を上方のノズル群4のノズル吹出風速よりも速くするよ
うに設定してある。この設定により、風量調節ダンパー
33の開度を操作具34で操作して変更することによ
り、図3(A)に示すように、下方のノズル群5のノズ
ル吹出風速を上方のノズル群4のノズル吹出風速と同一
にすることも又は速く若しくは遅く調節することができ
る。
及び27cの通風抵抗を上記のように設定することな
く、乾燥装置21の使用条件に応じて、予め次のように
設定することも可能である。その一例としては、風量調
節ダンパー33を全開にしたときに、下方のノズル群5
のノズル吹出風速と上方のノズル群4のノズル吹出風速
と同じにすることである。この設定により、風量調節ダ
ンパー33の開度を操作具34で操作して変更すること
により、図3(B)に示すように、上下両方のノズル群
4,5のノズル吹出風速を調節することができる。ま
た、別例としては、風量調節ダンパー33を全開にした
ときに、下方のノズル群5のノズル吹出風速を上方のノ
ズル群4のノズル吹出風速より遅くすることである。こ
の設定により、風量調節ダンパー33の開度を操作具3
4で操作して変更することにより、図3(C)に示すよ
うに、上下両方のノズル群4,5のノズル吹出風速を調
節することができる。
面側を非塗工面側とし、送風路27における下方のノズ
ル群5にのみ連通する分岐箇所27cに風量調節ダンパ
ー33を配置してある。しかし、本発明に係る乾燥装置
は、この実施例に限定されるものではなく、図示は省略
したが、ウエブ送導路Rの上面側を非塗工面側とすると
きには、送風路27における上方のノズル群4にのみ連
通する分岐箇所27bに風量調節ダンパー33を配置
し、送風路27における下方のノズル群5にのみ連通す
る分岐箇所27cに風量調節ダンパーを配置しないこと
もある。更に、本発明に係る乾燥装置は、ウエブ送導路
Rが水平状態となる姿勢で用いる他に、図示は省略した
が、ウエブ送導路Rが垂直状態又は傾斜状態となる姿勢
で用いることもある。
は、次の如き優れた効果を有する。請求項1記載の本発
明は、可変速式モーターと一つの風量調節ダンパーとで
上下両方の各ノズル群から噴出する乾燥用ガスの風速を
調節できるため、乾燥室の内部構造を簡単にできると共
に乾燥装置の製造コストの低減を図ることができ、更に
上下両方の各ノズル群から噴出する乾燥用ガスの風速を
上下両方で同時に簡単に操作することができる。
ダンパーの調節で、一方のノズル群のノズル吹出風速を
他方のノズル群のノズル吹出風速に比べて速く又は遅く
することができるため、簡単な操作で各種乾燥条件に対
応させることができる。
り、全体の概要を示す模式図である。
様を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 ウエブ送導路の上面に臨む上方のノズル
群と、ウエブ送導路の下面に臨む下方のノズル群と、上
下両方のノズル群と送風機の吐出域とを連通する送風路
とを備えた乾燥装置において、前記送風機は羽根車を回
転駆動するモーターとして可変速式モーターが用いら
れ、前記送風路における前記ノズル群のいずれか一方に
のみ連通する箇所には風量調節ダンパーが配置され、前
記送風路における前記ノズル群の他方にのみ連通する箇
所には風量調節ダンパーが配置されていないことを特徴
とする乾燥装置。 - 【請求項2】 前記送風路は、前記風量調節ダンパーを
全開したとき、前記一方のノズル群のノズル吹出風速を
前記他方のノズル群のノズル吹出風速よりも速くするよ
うに形成されている請求項1記載の乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7083077A JP2840932B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7083077A JP2840932B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08240387A JPH08240387A (ja) | 1996-09-17 |
JP2840932B2 true JP2840932B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=13792123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7083077A Expired - Lifetime JP2840932B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2840932B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103363793A (zh) * | 2013-07-27 | 2013-10-23 | 王兆进 | 一种对物料两面均进行风循环的装置 |
CN114046643B (zh) * | 2021-11-04 | 2023-03-24 | 盐城工学院 | 一种用于电极箔实验的干湿分离制备设备及其制备方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0682010B2 (ja) * | 1988-09-22 | 1994-10-19 | 株式会社大林組 | 床面吹出式の空気調和装置 |
JPH0630298Y2 (ja) * | 1988-11-16 | 1994-08-17 | 井上金属工業株式会社 | 待機機能付きのシート材用乾燥装置及びこの乾燥装置を備えたシート材塗工ライン |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP7083077A patent/JP2840932B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08240387A (ja) | 1996-09-17 |
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