JPH06302934A - プリント配線板のエッチング方法 - Google Patents

プリント配線板のエッチング方法

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JPH06302934A
JPH06302934A JP5084608A JP8460893A JPH06302934A JP H06302934 A JPH06302934 A JP H06302934A JP 5084608 A JP5084608 A JP 5084608A JP 8460893 A JP8460893 A JP 8460893A JP H06302934 A JPH06302934 A JP H06302934A
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etching
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test pattern
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resist
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Hitoshi Kashio
仁司 樫尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント配線板の導体パターンのエッチング
状態を、ライン上で確認でき、作業工程の簡略化、コス
トダウンを図れるエッチング方法を提供する。 【構成】 基板1の配線部7とは別の箇所に、段階的に
大きさを変えた複数のレジスト3を1列に配列したテス
トパターン部8を設け、このテストパターン部8のエッ
チング時におけるレジスト3の消失状態を観察してエッ
チング状態を管理してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント配線板のエッチ
ング工程において、エッチング量を最適に管理するエッ
チング管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエッチングによるプリント配線板
のパターン形成では、エッチングレジストの大きさは、
得ようとするパターンの大きさよりも若干大きく補正を
かけて設計される。これは、エッチング時に、エッチン
グがレジストの下にまで進行する(サイドエッチング)
ためである。通常、このサイドエッチング量はエッチン
グするパターンの厚み程度の大きさになる。
【0003】実際のプリント基板の工程では、エッチン
グ条件が不適当でサイドエッチング量が設計よりも少な
かった場合は、パターン間にエッチング残りが発生して
ショートが発生する。この場合、パターン間が狭くなり
隣接パターン間の絶縁特性に悪影響を与える。逆に、サ
イドエッチング量が設計よりも大きくなった場合、パタ
ーン幅は設計値よりも小さくなりパターンの電気抵抗の
増加、パターン断線が発生する。
【0004】特に、最初から設計値が細いパターンで
は、パターン幅の減少の影響はより大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、プリ
ント配線板の実装密度の向上、小サイズ化により配線板
に高密度配線が要求され、従来よりさらに微細なパター
ンが要求されている。このためパターンピッチの縮小が
必要となり、パターン幅の設計値が、パターン導体とし
て使用される金属箔の厚さの数倍程度まで狭くなってい
る。パターン幅が狭くなることから相対的にサイドエッ
チング量がこれに対して無視できないものとなり、工程
内での管理を厳しくする必要が生じている。
【0006】このような微細なパターンに対するエッチ
ング状態の監視方法として、従来は、工程内で製造ライ
ンより単品の基板を取り出して顕微鏡などによりパター
ン寸法を測定するという手段をとっていた。
【0007】しかし、このような従来の管理方法では、
基板のエッチング状態を工程の流れ上でスムーズに管理
するのは困難であり、手間を要する上、作業時間も長く
なりコストアップの要因となっていた。
【0008】そこで本発明の目的は、パターンのエッチ
ング状態を製造ライン上で容易に確認でき、作業工程の
簡略化を図れコストダウンできるエッチング管理方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、基板に積層した導体を、該導体上に設けた
レジストによってエッチングして配線部を得るプリント
配線板のエッチング方法において、前記基板の配線部と
は別の箇所に、段階的に大きさを変えた複数のレジスト
を1列に配列したテストパターン部を設け、該テストパ
ターン部のエッチング時におけるレジストの消失状態を
観察してエッチング状態を管理してなることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】上記した形状のレジストを用いてエッチングを
進めていくと、小さいほうのレジストは大きいほうのレ
ジストに比べ、早い時間にサイドエッチングによってそ
の下方にある導体ごと除去されてしまう。一方、大きい
方のレジストはサイドエッチングによってやはり側面部
が除去されてしまうものの、完全に消失する迄には至ら
ない。従って、エッチング時にテストパターンを上面か
ら観察すると、レジストが残っている部分とレジストが
除去されてしまった部分とを明確に識別できる。
【0011】以上のように本発明においては、テストパ
ターンを目視するだけでエッチング状態を確認できる。
従って、製造ライン工程の途中であっても、上方よりテ
ストパターンの消失点を観察することによってエッチン
グ状態を知ることができ、従来のようにエッチング状態
を観察するために基板を製造ラインより降ろす必要がな
い。このように本実施例によれば、エッチング工程を非
常に簡略化でき、コストダウンを図れる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例について、図1及び図2を
参照して説明する。図1(a)及び(b)はそれぞれ、
本実施例によるサイドエッチング量判定用のテストパタ
ーン(以下、単にテストパターンと記す)部の上面図及
び側面図、図2(a)及び(b)はそれぞれ、図1のテ
ストパターン部のエッチング途中の上面図及び側面図で
ある。但し、図2(a)の上面図には後述するように、
導体部の形状の外にこの導体部と比較するためのレジス
トの外形を示している。
【0013】本実施例のテストパターン部は、図1
(a)及び(b)に示すように、プリント基板1の全面
に形成された導体2上に、テストパターンとなる複数の
エッチングレジスト(以下、単にレジストと記す)3を
A方向に向かって段階的に幅が狭くなるように設けてい
る。レジスト3,3間の間隙4はすべて同一の幅となる
ようにしている。
【0014】上記した形状のエッチングレジスト3を用
いてエッチングを行うと、図2(a)及び(b)に示す
ように、幅の狭いほうのレジスト3は幅の大きいほうの
レジスト3に比べて、早い時間にサイドエッチング5に
よってその下方にある導体2ごと除去されてしまう。一
方、幅の広い方のレジスト3はサイドエッチングによっ
てやはり側面部が除去されてしまうものの、完全に消失
する迄には至らない。
【0015】従って、エッチング時にこのテストパター
ンを上面から観察すると、レジストが残っている部分B
とレジストが除去されてしまった部分Cとを明確に識別
できる。 図3及び図4は、図2と同じテストパターン
部の上面図であり、それぞれサイドエッチングが不足の
場合及びサイドエッチングが過剰の場合を示している。
【0016】このように、エッチング後にどの幅までの
レジスト3が残っているかを確認することで、サイドエ
ッチング量を直接測定することなく目視により判定する
ことができる。
【0017】図5乃至図8は上記テストパターンを多数
綴りのプリント基板のワーク外周に設けた例を示す上面
図であり、それぞれ、エッチング前、理想とするエッチ
ング状態、エッチング過剰の状態、エッチング不足の状
態を示している。図中、6は各プリント基板、7は配線
部、8はテストパターン部である。
【0018】ここで、テストパターン部8は配線部7と
同一基板上に設けられており、導体及びレジストの材
質、厚み等は両部とも同一のものである。また、予め設
定しておく条件として、理想的なサイドエッチング量の
時にテストパターン8の中央部でレジストがその下の導
体とともに除去され消失するように各レジストのレジス
ト幅を定めておく。
【0019】以上のような構造において、図5の状態よ
りエッチングを開始し、図6の状態まで、即ち上面から
見てレジストが矢印D部まで除去された時点までエッチ
ングを行い、そこでエッチング停止することによって、
予め設計した理想的な量のサイドエッチングを行える。
これに対し、図7及び図8はそれぞれサイドエッチング
過剰(矢印Eまで除去)及びサイドエッチング不足(矢
印Fまで除去)の例を示している。
【0020】このように本実施例によれば、テストパタ
ーンを上方より目視するだけでエッチング状態を確認で
きる。従って、従来においては製造ラインで流れている
基板のエッチング状態をそのまま製造ラインに載せたま
ま観察するのは困難であったが、本実施例によれば、製
造ライン工程の途中であっても、上方よりテストパター
ンの消失点を観察し、該消失点が中央部に達した時にエ
ッチングを停止するだけで、理想的なサイドエッチング
を実現することができる。このように本実施例によれ
ば、サイドエッチング量を容易かつ明確に知ることがで
き、エッチング工程を非常に簡略化でき、コストダウン
を図れる。
【0021】なお、本実施例においては、上述のように
幅を変えた縦長形状のレジストを複数配列したテストパ
ターンを用いたが、その形状は必ずしもこれに限らず、
例えば図9(a)に示すような円状パターン9とし、そ
の直径を段階的に変えて配列しても良い。
【0022】この例においても、図9(b)に示すよう
にエッチング後、その下の導体2とともに小さい円状パ
ターン9が消失することを利用して、サイドエッチング
量を知ることができ、エッチング工程の簡略化、コスト
ダウンを図れる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プリント
配線板のエッチング工程において、エッチング状態をプ
リント配線板の上面を観察するだけで容易かつ明確に知
ることができる。従って、製造ラインでプリント配線板
を流したままエッチング管理を行え、エッチング工程の
簡略化、コストダウンを図れるプリント配線板のエッチ
ング管理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)はそれぞれ、本発明の一実施
例によるテストパターン部の上面図及び側面図である。
【図2】(a)及び(b)はそれぞれ、本発明の一実施
例によるテストパターン部のエッチング途中の上面図及
び側面図である。
【図3】図1のテストパターン部において、エッチング
不足の状態を示す上面図である。
【図4】図1のテストパターン部において、エッチング
過剰の状態を示す上面図である。
【図5】本発明の一実施例によるテストパターン部を多
数綴りのプリント配線板のワーク外周に設けた例を示す
上面図である。
【図6】図5のプリント配線板に理想的なエッチングを
施した状態を示す上面図である。
【図7】図5のプリント配線板においてエッチング過剰
となった状態を示す上面図である。
【図8】図5のプリント配線板においてエッチング不足
となった状態を示す上面図である。
【図9】(a)及び(b)はそれぞれ、本発明の他の実
施例によるテストパターン部のエッチング前及びエッチ
ング後を示す上面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 導体 3 レジスト 7 配線部 8 テストパターン部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に積層した導体を、該導体上に設け
    たレジストによってエッチングして配線部を得るプリン
    ト配線板のエッチング方法において、 前記基板の配線部とは別の箇所に、段階的に大きさを変
    えた複数のレジストを1列に配列したテストパターン部
    を設け、該テストパターン部のエッチング時におけるレ
    ジストの消失状態を観察してエッチング状態を管理して
    なることを特徴とするプリント配線板のエッチング方
    法。
JP8460893A 1993-04-12 1993-04-12 プリント配線板のエッチング方法 Expired - Fee Related JP2905664B2 (ja)

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