JPH0630203Y2 - 空気抜き孔を有する液体分注針 - Google Patents

空気抜き孔を有する液体分注針

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JPH0630203Y2
JPH0630203Y2 JP1988148913U JP14891388U JPH0630203Y2 JP H0630203 Y2 JPH0630203 Y2 JP H0630203Y2 JP 1988148913 U JP1988148913 U JP 1988148913U JP 14891388 U JP14891388 U JP 14891388U JP H0630203 Y2 JPH0630203 Y2 JP H0630203Y2
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JP
Japan
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needle
liquid
air vent
vent hole
hole
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JP1988148913U
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JPH0268855U (ja
Inventor
武文 前田
昌夫 松野
雅昭 田中
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば、ラジオアイソトープ自動分注装置に
おける如く、複数のバイアルへ溶液を分注する際に使用
される空気抜き孔を有する液体分注針に関する。
[従来の技術] ラジオアイソトープ(以下、RIと略す)で標識された
薬剤(以下、標識薬と略す)が人体に注入されると、標
識薬の種類によって人体の特定の組織または臓器に選択
的に集る。これを適当な検出機器により観察することに
よって、注目している組織または臓器の生理学的ないし
病態生理学的な情報を得ることができる。
このような標識薬を作製するため、従来、試薬をRIで
標識する際には、ゴミや雑菌の混入するのを防いだり、
操作時における薬剤やRI溶液の飛散による汚染を防ぐ
ため、試薬が入っている標識バイアルはゴム栓などで密
閉された状態で分注針によりRI溶液を注入している。
この際、標識バイアル内が大気圧より高くなると針の挿
入時や針を引き抜く際、ゴム栓の針の刺し傷から液漏れ
を生じて、RI溶液による汚染を起こすおそれがある。
このため、マニュアル操作で行なう時には、予め注入す
るRI溶液量に相当する量の気体を抜き出した後、RI
溶液を注入するという工夫を行っている。
そこで、このようなマニュアル操作の欠点を除くため、
本出願人は既にRI自動分注装置を開発しており(特開
昭63−122998号公報)、この装置では、第2図
に示すように送液針8と空気抜き針9とを一体化構造物
10によって一体化した液体分注針を使用している。こ
の分注針によれば、大気圧での液の注入・排出が可能と
なり、有効なものである。
また、一般に使用されている注射針の針先は、第3図
(a)(b)のように斜めにカットされており、このよ
うな針ではゴム栓のゴムにより針詰まりを起こすおそれ
がある。前記したRI自動分注装置の場合には、針詰ま
りが生じると分注量が不正確になるばかりでなく、配管
系において耐圧性の最も低い部分から液漏れを生じるお
それがある。そのため、針詰まりのない注射針が種々提
案され、例えば第4図(a)(b)に示すような先端を
曲げた注射針が提供されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような注射針においても、先端の曲
り部11が外向きの場合、第5図に示すように、針先を
正確にゴム栓の中央部12に刺し込まないと、針の刺し
込み深さがゴム栓中央部12よりも深くなって針先開口
部13がゴム栓内に留まり、針先の閉塞を招くおそれが
あった。
また、第2図に示すように、送液針8と空気抜き針9と
を一体化構造とした場合には製作が繁雑であり、また製
造技術上2本の針を近接した構造とするには限度があっ
た。すなわち、ゴム栓の中央部12に正確に針を刺すた
めには送液針8と空気抜き針9を近づけて形成するこ
と、さらに針を刺す時の正確な位置決めが必要である
が、第2図の分注針では困難であった。
[課題を解決するための手段] そこで、本考案者は上記の問題に鑑み鋭意検討を行った
結果、本考案に到達したものである。
即ち、本考案によれば、送液孔および空気抜き孔が棒状
体を貫通するとともに、該送液孔および該空気抜き孔が
該棒状体の内部で仕切られて形成していて、該送液孔お
よび該空気抜き孔の針先開口部を相反する方向に配置
し、樹脂により一体的に成形してなる液体分注針であっ
て、該液体分注針の先端から該送液孔の該針先開口部ま
での距離を、該液体分注針の該先端から該空気抜き孔の
該針先開口部までの距離と異ならしめたことを特徴とす
る空気抜き孔を有する液体分注針、が提供される。
また、本考案においては、送液孔および空気抜き孔の針
先開口部を、それぞれ液体分注針の先端より異なった位
置に形成したので、送液孔から空気抜き孔への溶液のシ
ョートパスが生じない [作用] 本考案の液体分注針は、第1図にように、送液孔および
空気抜き孔を夫々棒状体を貫通して形成し、かつその針
先開口部を相反する方向に配置し、樹脂により一体的に
成形している。このため、送液孔と空気抜き孔とを近接
して形成することができ、ゴム栓に正確に穿針すること
が可能である。また、針詰まりのおそれがない。
なお、本考案の液体分注針を一体的に成形する樹脂とし
ては特にその種類は限定されるものではないが、ポリカ
ーボネート、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン)等の強度の大な剛性を有する合成樹脂が好ま
しく使用される。
[実施例] 以下、本考案を図示の実施例により更に詳細に説明する
が、本考案はこれら実施例に限られるものではない。
第1図は本考案の液体分注針の一実施例を示す概要図で
ある。図において、1は送液孔、2は空気抜き孔、3は
送液孔の針先開口部、4は空気抜き孔の針先開口部、5
は液体分注針の先端部であり、これらの各部は合成樹脂
製の液体分注針本体6によって一体化されている。また
7および7′はそれぞれ液体および空気の配管チューブ
である。
ここで、送液孔1および空気抜き孔2の針先開口部3お
よび4は相反する方向に配置されている。また、液体分
注針の先端部5から送液孔および空気抜き孔の針先開口
部3および4までの距離を相異ならしめた構造となって
いる。
この液体分注針は、上記した構成を有しているので、針
詰まりがなく、また送液孔1と空気抜き孔2とを近接し
て形成することができ、ゴム栓に正確に穿針することが
できる。
また、送液孔1および空気抜き孔2の針先開口部3およ
び4を、それぞれ液体分注針の先端より異なった位置に
形成したので、送液孔1から空気抜き孔2への溶液のシ
ョートパスが生じない。
なお、本構造の液体分注針をRI自動分注装置で使用し
たところ、針詰まりがなく、また送液孔の針先開口部か
ら空気抜き孔の針先開口部への液のショートパスもな
く、正確にかつ安定したRI溶液の分注を行うことがで
きた。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、次の効果が奏せ
られる。
本願考案の液体分注針は、送液孔および空気抜き孔の針
先開口部を相反する方向に配置し、樹脂により一体的に
成形しているので、針詰まりがなく、また送液孔から空
気抜き孔へ液がショートパスすることがないなど優れた
利点があり、常に放射線量の正確なRI溶液の分注を行
うことができる。
また、送液孔と空気抜き孔を有する液体分注針を樹脂に
よって一体的に成形したので、製作が容易であり、例え
ば射出成形機によって容易に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の液体分注針の一実施例を示す概
要図、第1図(b)は第1図(a)のA−A′断面図、
第1図(c)は第1図(a)のB−B′断面図、第1図
(d)は第1図(a)の送液孔および空気抜き孔の開口
部を示す説明図、第2図は従来の送液針と空気抜き針を
一体化した液体分注針を示す説明図、第3図〜第4図は
それぞれ従来の注射針を示す説明図、第5図は従来の注
射針の刺し込み状態を示す概要図である。 1…送液孔、2…空気抜き孔、3…送液孔の針先開口
部、4…空気抜き孔の針先開口部、5…液体分注針の先
端部、6…液体分注針本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送液孔および空気抜き孔が棒状体を貫通す
    るとともに、該送液孔および該空気抜き孔が該棒状体の
    内部で仕切られて形成していて、該送液孔および該空気
    抜き孔の針先開口部を相反する方向に配置し、樹脂によ
    り一体的に成形してなる液体分注針であって、該液体分
    注針の先端から該送液孔の該針先開口部までの距離を、
    該液体分注針の該先端から該空気抜き孔の該針先開口部
    までの距離と異ならしめたことを特徴とする空気抜き孔
    を有する液体分注針。
JP1988148913U 1988-11-15 1988-11-15 空気抜き孔を有する液体分注針 Expired - Lifetime JPH0630203Y2 (ja)

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JPH0268855U JPH0268855U (ja) 1990-05-24
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