JPH06301882A - 信号処理用集積回路及び信号処理装置 - Google Patents
信号処理用集積回路及び信号処理装置Info
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- JPH06301882A JPH06301882A JP9143393A JP9143393A JPH06301882A JP H06301882 A JPH06301882 A JP H06301882A JP 9143393 A JP9143393 A JP 9143393A JP 9143393 A JP9143393 A JP 9143393A JP H06301882 A JPH06301882 A JP H06301882A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- integrated circuit
- signal processing
- temperature
- information
- signal
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- Pending
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Landscapes
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲温度変位による誤差の修正を精度よく行
える信号処理用集積回路並びにそれを用いたアナログ／
デジタル変換用信号処理装置を提供する。 【構成】 アナログ信号を出力する検出手段１からの入
力情報をデジタル信号の出力情報に変換するアナログ／
デジタル変換部と、集積回路の内部温度を検出する温度
センサと、前記デジタル出力情報並びに前記温度センサ
における検出情報を、外部装置からの指令情報に基づい
て、外部装置との間で通信させる通信処理回路とを内装
した信号処理用集積回路２と、前記集積回路２に対して
予め定められる指令情報を与えるとともに、前記通信処
理回路から送信される前記デジタル出力情報を外部装置
に送信する制御装置３とを備え、前記制御装置３は、前
記温度検出センサにより検出される温度情報に基づい
て、前記アナログ／デジタル変換部の変換特性を変更さ
せるべく制御するよう構成してある。
える信号処理用集積回路並びにそれを用いたアナログ／
デジタル変換用信号処理装置を提供する。 【構成】 アナログ信号を出力する検出手段１からの入
力情報をデジタル信号の出力情報に変換するアナログ／
デジタル変換部と、集積回路の内部温度を検出する温度
センサと、前記デジタル出力情報並びに前記温度センサ
における検出情報を、外部装置からの指令情報に基づい
て、外部装置との間で通信させる通信処理回路とを内装
した信号処理用集積回路２と、前記集積回路２に対して
予め定められる指令情報を与えるとともに、前記通信処
理回路から送信される前記デジタル出力情報を外部装置
に送信する制御装置３とを備え、前記制御装置３は、前
記温度検出センサにより検出される温度情報に基づい
て、前記アナログ／デジタル変換部の変換特性を変更さ
せるべく制御するよう構成してある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、工業計測分野において
例えば温度、圧力、重量等の検出用センサーから得られ
るアナログ検出情報をデジタル情報に変換するための信
号処理用集積回路及び、この信号処理用集積回路を用い
た信号処理装置に関する。
例えば温度、圧力、重量等の検出用センサーから得られ
るアナログ検出情報をデジタル情報に変換するための信
号処理用集積回路及び、この信号処理用集積回路を用い
た信号処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】上述したような各検出センサーから得ら
れるアナログ情報をデジタル情報に変換する装置とし
て、従来では、検出センサーにより検出される変位量を
アナログ電気信号に変換するために夫々の検出センサ毎
の検出特性に合わせた変換特性を有する、所謂シグナル
コンディショナーと称される入力処理部と、この入力処
理部が出力するアナログ電気信号をデジタル信号に変換
するアナログ／デジタル変換器との組み合わせで構成さ
れていた。
れるアナログ情報をデジタル情報に変換する装置とし
て、従来では、検出センサーにより検出される変位量を
アナログ電気信号に変換するために夫々の検出センサ毎
の検出特性に合わせた変換特性を有する、所謂シグナル
コンディショナーと称される入力処理部と、この入力処
理部が出力するアナログ電気信号をデジタル信号に変換
するアナログ／デジタル変換器との組み合わせで構成さ
れていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造においては、次のような欠点があった。例えば、温度
検出センサーとして熱電対による計測を例にとると、熱
電対の接合部の温度〔測定温度〕と熱電対を構成する金
属の他端側の温度〔基準接点温度〕の温度差により、異
種金属の他端同士の間に温度差に応じた電圧が発生する
のであるが、前記基準接点温度が変動すると、計測温度
に誤差は発生するから、この基準接点温度に変動による
誤差を除去するために、基準接点補償〔冷接点補償〕を
行う必要があるが、上記従来構造においては、この基準
接点補償は前記入力処理部において処理されていた。し
かしながら、上記入力処理部はアナログ回路で構成され
るために、電気信号への変換特性が周囲温度により影響
を受け易く、精度の良い変換特性を得ることは困難であ
った。又、上記従来構造においては、検出センサーを検
出特性の異なる他の種類のセンサーに対しては、異なる
変換特性を有する入力処理部を用いる必要があり、特性
の異なる入力処理部を複数容易しなければならない等の
弊害があり、汎用性に欠ける欠点があった。本発明は上
記不具合点を解消することを目的としている。
造においては、次のような欠点があった。例えば、温度
検出センサーとして熱電対による計測を例にとると、熱
電対の接合部の温度〔測定温度〕と熱電対を構成する金
属の他端側の温度〔基準接点温度〕の温度差により、異
種金属の他端同士の間に温度差に応じた電圧が発生する
のであるが、前記基準接点温度が変動すると、計測温度
に誤差は発生するから、この基準接点温度に変動による
誤差を除去するために、基準接点補償〔冷接点補償〕を
行う必要があるが、上記従来構造においては、この基準
接点補償は前記入力処理部において処理されていた。し
かしながら、上記入力処理部はアナログ回路で構成され
るために、電気信号への変換特性が周囲温度により影響
を受け易く、精度の良い変換特性を得ることは困難であ
った。又、上記従来構造においては、検出センサーを検
出特性の異なる他の種類のセンサーに対しては、異なる
変換特性を有する入力処理部を用いる必要があり、特性
の異なる入力処理部を複数容易しなければならない等の
弊害があり、汎用性に欠ける欠点があった。本発明は上
記不具合点を解消することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本第１発明の特徴構成
は、アナログ信号を出力する検出手段からの入力情報を
デジタル信号の出力情報に変換するアナログ／デジタル
変換部と、集積回路の内部温度を検出する温度検出部
と、前記デジタル出力情報並びに前記温度検出部におけ
る検出情報を、外部装置からの指令情報に基づいて、外
部装置との間で通信させる通信処理部とを内装してある
信号処理用集積回路である点にある。
は、アナログ信号を出力する検出手段からの入力情報を
デジタル信号の出力情報に変換するアナログ／デジタル
変換部と、集積回路の内部温度を検出する温度検出部
と、前記デジタル出力情報並びに前記温度検出部におけ
る検出情報を、外部装置からの指令情報に基づいて、外
部装置との間で通信させる通信処理部とを内装してある
信号処理用集積回路である点にある。
【０００５】本第２発明の特徴構成は、前記検出手段が
接続される入力回路が断線しているか否かを検出する断
線状態検出手段を備えてある点にある。
接続される入力回路が断線しているか否かを検出する断
線状態検出手段を備えてある点にある。
【０００６】本第３発明の特徴構成は、前記信号処理用
集積回路と、前記信号処理用集積回路に対して予め定め
られる指令情報を与えるとともに、前記通信処理部から
送信される前記デジタル出力情報を外部装置に送信する
制御装置とを備え、前記制御装置は、前記温度検出部に
より検出される温度情報に基づいて、前記アナログ／デ
ジタル変換部の変換特性を変更させるべく制御するよう
構成してある信号処理装置である点にある。
集積回路と、前記信号処理用集積回路に対して予め定め
られる指令情報を与えるとともに、前記通信処理部から
送信される前記デジタル出力情報を外部装置に送信する
制御装置とを備え、前記制御装置は、前記温度検出部に
より検出される温度情報に基づいて、前記アナログ／デ
ジタル変換部の変換特性を変更させるべく制御するよう
構成してある信号処理装置である点にある。
【０００７】本第４発明の特徴構成は、前記信号処理用
集積回路と前記制御装置との間に雑音除去部を介装して
ある点にある。
集積回路と前記制御装置との間に雑音除去部を介装して
ある点にある。
【０００８】
【作用】本第１発明に係る信号処理用集積回路は、検出
手段により検出されるアナログ情報をアナログ／デジタ
ル変換部によりデジタル出力情報に変換して、通信処理
部を介して外部装置にそのデジタル出力情報を通信させ
るのであるが、この信号処理用集積回路には集積回路の
内部温度を検出する温度検出部を備えてあり、検出手段
における物理的変位量をアナログ電気信号に変換するた
めの信号変換アナログ処理回路自身の温度変位情報を、
直接、外部装置に通信させることができるから、その温
度検出情報に基づいて、温度変位に起因するアナログ電
気信号への変換特性における誤差を予め算出して、その
結果に基づいて変換特性を補正させることが可能とな
り、検出特性を向上させることができる。
手段により検出されるアナログ情報をアナログ／デジタ
ル変換部によりデジタル出力情報に変換して、通信処理
部を介して外部装置にそのデジタル出力情報を通信させ
るのであるが、この信号処理用集積回路には集積回路の
内部温度を検出する温度検出部を備えてあり、検出手段
における物理的変位量をアナログ電気信号に変換するた
めの信号変換アナログ処理回路自身の温度変位情報を、
直接、外部装置に通信させることができるから、その温
度検出情報に基づいて、温度変位に起因するアナログ電
気信号への変換特性における誤差を予め算出して、その
結果に基づいて変換特性を補正させることが可能とな
り、検出特性を向上させることができる。
【０００９】本第２発明に係る信号処理用集積回路は、
検出手段が接続される入力回路が断線しているか否かを
検出することができ、その断線情報を通信処理部を介し
て外部装置に伝えることができ、外部装置において、測
定情報が変化していないか、又は、入力回路の断線であ
るかの判断が容易に行えることになる。
検出手段が接続される入力回路が断線しているか否かを
検出することができ、その断線情報を通信処理部を介し
て外部装置に伝えることができ、外部装置において、測
定情報が変化していないか、又は、入力回路の断線であ
るかの判断が容易に行えることになる。
【００１０】本第３発明に係る信号処理装置は、制御装
置が前記温度検出部により検出される温度情報に基づい
て、前記アナログ／デジタル変換部の変換特性を変更さ
せるよう自動補正しながら、予め定められる指令情報を
前記信号処理用集積回路に与えてアナログデジタル変換
処理を行わせるとともに、その出力を外部装置に送信す
るよう制御するのである。従って、前記信号処理用集積
回路に与える指令情報を、異なるデータに変換するだけ
で、検出特性の異なる検出手段であっても、精度の高い
デジタル出力情報を得ることが可能となる。
置が前記温度検出部により検出される温度情報に基づい
て、前記アナログ／デジタル変換部の変換特性を変更さ
せるよう自動補正しながら、予め定められる指令情報を
前記信号処理用集積回路に与えてアナログデジタル変換
処理を行わせるとともに、その出力を外部装置に送信す
るよう制御するのである。従って、前記信号処理用集積
回路に与える指令情報を、異なるデータに変換するだけ
で、検出特性の異なる検出手段であっても、精度の高い
デジタル出力情報を得ることが可能となる。
【００１１】本第４発明に係る信号処理装置は、前記信
号処理用集積回路と前記制御装置との間に雑音除去部が
介装されているから、制御装置側からの雑音が信号処理
用集積回路に伝わることが無く、又、信号処理用集積回
路側からの雑音も除去されて制御装置に伝わることが無
い。
号処理用集積回路と前記制御装置との間に雑音除去部が
介装されているから、制御装置側からの雑音が信号処理
用集積回路に伝わることが無く、又、信号処理用集積回
路側からの雑音も除去されて制御装置に伝わることが無
い。
【００１２】
【発明の効果】従って、第１発明によれば、物理的変位
量をアナログ電気信号に変換するアナログ処理回路にお
ける回路自身の温度変位を精度よく検出することがで
き、その温度に起因する変化特性の誤差を予め補正させ
ながら、検出情報の変換作動を行わせることが可能な信
号処理用集積回路を提供できるに至った。
量をアナログ電気信号に変換するアナログ処理回路にお
ける回路自身の温度変位を精度よく検出することがで
き、その温度に起因する変化特性の誤差を予め補正させ
ながら、検出情報の変換作動を行わせることが可能な信
号処理用集積回路を提供できるに至った。
【００１３】第２発明によれば、第１発明による効果に
加えて、デジタル出力情報に変化が無い場合に、測定量
の変位が無いのか、あるいは、断線故障であるかの判断
を容易に行え、更に検出変換精度の高い信号処理用集積
回路を提供できるに至った。
加えて、デジタル出力情報に変化が無い場合に、測定量
の変位が無いのか、あるいは、断線故障であるかの判断
を容易に行え、更に検出変換精度の高い信号処理用集積
回路を提供できるに至った。
【００１４】第３発明によれば、第１発明による効果に
加えて、指令情報データを変更させるだけで、検出特性
の異なる検出手段からの検出情報であっても精度よくア
ナログ／デジタル変換処理を行うことができる信号処理
装置を提供できるに至った。
加えて、指令情報データを変更させるだけで、検出特性
の異なる検出手段からの検出情報であっても精度よくア
ナログ／デジタル変換処理を行うことができる信号処理
装置を提供できるに至った。
【００１５】第４発明によれば、第３発明による効果に
加えて、雑音に起因して検出情報に誤差が発生するのを
未然防止できて、更に精度の高いアナログ／デジタル変
換用信号処理装置を提供できるに至った。
加えて、雑音に起因して検出情報に誤差が発生するのを
未然防止できて、更に精度の高いアナログ／デジタル変
換用信号処理装置を提供できるに至った。
【００１６】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図３
に、例えば熱電対や測温抵抗等の検出手段１からのアナ
ログ入力信号をデジタル出力信号に変換して外部装置に
通信させるための信号処理装置を示している。この信号
処理装置は、検出手段１からのアナログ入力信号を増幅
し、且つ、デジタル出力信号に変換するための信号処理
用集積回路２と、各種の信号処理を行うマイクロコンピ
ュータ３〔制御装置の一例〕と、マイクロコンピュータ
３の制御手順を予め記憶してある電気的に書き込み、消
去可能な読み出し専用メモリー（ＥＥＰＲＯＭ）４、信
号処理用集積回路２とマイクロコンピュータ３とを電気
的に絶縁した状態で所定の電圧を供給するＤＣ／ＤＣコ
ンバータ５〔雑音除去部の一例〕及び、信号処理用集積
回路２とマイクロコンピュータ３との間において、電気
的に絶縁した状態で、信号伝達のみを許容するフォトカ
プラ６〔雑音除去部の一例〕等で構成される。
に、例えば熱電対や測温抵抗等の検出手段１からのアナ
ログ入力信号をデジタル出力信号に変換して外部装置に
通信させるための信号処理装置を示している。この信号
処理装置は、検出手段１からのアナログ入力信号を増幅
し、且つ、デジタル出力信号に変換するための信号処理
用集積回路２と、各種の信号処理を行うマイクロコンピ
ュータ３〔制御装置の一例〕と、マイクロコンピュータ
３の制御手順を予め記憶してある電気的に書き込み、消
去可能な読み出し専用メモリー（ＥＥＰＲＯＭ）４、信
号処理用集積回路２とマイクロコンピュータ３とを電気
的に絶縁した状態で所定の電圧を供給するＤＣ／ＤＣコ
ンバータ５〔雑音除去部の一例〕及び、信号処理用集積
回路２とマイクロコンピュータ３との間において、電気
的に絶縁した状態で、信号伝達のみを許容するフォトカ
プラ６〔雑音除去部の一例〕等で構成される。
【００１７】前記信号処理用集積回路２は、図１に示す
ように、検出手段１からの信号を増幅するとともに、入
力情報の選択を行う入力アンプ部７、シグマデルタ型ア
ナログ／デジタル変換器８、ローパスフィルター９、デ
ータレジスタ１０、調歩同期式シリアル通信回路１１
〔通信処理部の一例〕、基準電圧を発生する基準電源１
２、後述する制御指令を記憶するコマンドステータレジ
スタ１３等で構成され、こられの各部が集積回路内に混
載されて構成されている。又、前記入力アンプ部７は、
図２に示すように、２組の入力端子から入力される信号
を夫々増幅する低ゲイン〔１倍〕の４個の初段アンプ１
４、高ゲイン〔１６倍〕の２個の中間アンプ１５、増幅
ゲインを１倍、２倍、４倍、８倍の夫々に可変調節自在
な１個の終段アンプ１６、集積回路内の温度を検出する
一対の温度センサ１７〔温度検出部の一例〕、検出手段
１が接続される入力回路に対して電流を供給する電流源
１８、初段アンプ１４の入力を切り換える４個の入力切
換スイッチＳ１〜Ｓ４、電流源１８と入力回路とを接続
又は分離する電流供給切換スイッチＳ５，Ｓ６、増幅ゲ
インを切り換えるためのゲイン切換スイッチＳ７，Ｓ
８、抵抗１９等から成る。前記入力切換スイッチＳ１〜
Ｓ４と電流供給切換スイッチＳ５，Ｓ６とを適宜切り換
えることで、以下のような各種の入力モードを選択でき
る。 零点電圧 温度センサ電圧 熱電対、電流入力又はローレベル電圧入力 ３線式測温抵抗 ４線式測温抵抗 ハイレベル電圧入力 外部基準電圧 断線検出電圧 又、前記ゲイン切換スイッチＳ７，Ｓ８を適宜切り換え
ることで、ゲインを１倍〜１２８倍に切り換えることが
できる。このように、信号処理用集積回路２は内蔵の温
度センサ１７により回路自身の温度を検出するよう構成
するとともに、内部スイッチＳ１〜８により入力状態と
ゲインを切り換えるよう構成してある。尚、前記電流源
１８及び電流供給切換スイッチＳ５，Ｓ６により断線状
態検出手段Ａを構成する。
ように、検出手段１からの信号を増幅するとともに、入
力情報の選択を行う入力アンプ部７、シグマデルタ型ア
ナログ／デジタル変換器８、ローパスフィルター９、デ
ータレジスタ１０、調歩同期式シリアル通信回路１１
〔通信処理部の一例〕、基準電圧を発生する基準電源１
２、後述する制御指令を記憶するコマンドステータレジ
スタ１３等で構成され、こられの各部が集積回路内に混
載されて構成されている。又、前記入力アンプ部７は、
図２に示すように、２組の入力端子から入力される信号
を夫々増幅する低ゲイン〔１倍〕の４個の初段アンプ１
４、高ゲイン〔１６倍〕の２個の中間アンプ１５、増幅
ゲインを１倍、２倍、４倍、８倍の夫々に可変調節自在
な１個の終段アンプ１６、集積回路内の温度を検出する
一対の温度センサ１７〔温度検出部の一例〕、検出手段
１が接続される入力回路に対して電流を供給する電流源
１８、初段アンプ１４の入力を切り換える４個の入力切
換スイッチＳ１〜Ｓ４、電流源１８と入力回路とを接続
又は分離する電流供給切換スイッチＳ５，Ｓ６、増幅ゲ
インを切り換えるためのゲイン切換スイッチＳ７，Ｓ
８、抵抗１９等から成る。前記入力切換スイッチＳ１〜
Ｓ４と電流供給切換スイッチＳ５，Ｓ６とを適宜切り換
えることで、以下のような各種の入力モードを選択でき
る。 零点電圧 温度センサ電圧 熱電対、電流入力又はローレベル電圧入力 ３線式測温抵抗 ４線式測温抵抗 ハイレベル電圧入力 外部基準電圧 断線検出電圧 又、前記ゲイン切換スイッチＳ７，Ｓ８を適宜切り換え
ることで、ゲインを１倍〜１２８倍に切り換えることが
できる。このように、信号処理用集積回路２は内蔵の温
度センサ１７により回路自身の温度を検出するよう構成
するとともに、内部スイッチＳ１〜８により入力状態と
ゲインを切り換えるよう構成してある。尚、前記電流源
１８及び電流供給切換スイッチＳ５，Ｓ６により断線状
態検出手段Ａを構成する。
【００１８】前記マイクロコンピュータ３は、メモリ４
に予め記憶されている内蔵プログラムに基づいて以下の
ように制御する。マイクロコンピュータ３は、信号処理
用集積回路２に向けてフォトカプラ６並びに調歩同期式
シリアル通信回路１１を介してシリアルデータによる指
令情報を与えて、入力切換スイッチＳ１〜Ｓ４を接地状
態に切り換え、入力が零電圧であるときの入力アンプ部
７の出力を入力オフセット値として設定記憶する。又、
入力切換スイッチＳ１〜Ｓ４を順次切り換えて、温度セ
ンサ１７の検出電圧と外部基準電圧とを読み取り、メモ
リ４に予め記憶されている温度係数データより適正ゲイ
ンを算出して記憶するとともに、前記ゲイン切換スイッ
チＳ７，Ｓ８を適正ゲインとなるよう切り換え設定す
る。又、電流供給切換スイッチＳ５，Ｓ６を接続させ
て、電流源１８より検出手段１に微小電流を流して電圧
検出により断線か否かの検出を行う。
に予め記憶されている内蔵プログラムに基づいて以下の
ように制御する。マイクロコンピュータ３は、信号処理
用集積回路２に向けてフォトカプラ６並びに調歩同期式
シリアル通信回路１１を介してシリアルデータによる指
令情報を与えて、入力切換スイッチＳ１〜Ｓ４を接地状
態に切り換え、入力が零電圧であるときの入力アンプ部
７の出力を入力オフセット値として設定記憶する。又、
入力切換スイッチＳ１〜Ｓ４を順次切り換えて、温度セ
ンサ１７の検出電圧と外部基準電圧とを読み取り、メモ
リ４に予め記憶されている温度係数データより適正ゲイ
ンを算出して記憶するとともに、前記ゲイン切換スイッ
チＳ７，Ｓ８を適正ゲインとなるよう切り換え設定す
る。又、電流供給切換スイッチＳ５，Ｓ６を接続させ
て、電流源１８より検出手段１に微小電流を流して電圧
検出により断線か否かの検出を行う。
【００１９】このように零点補正とゲイン補正が行われ
た状態で、熱電対や測温抵抗等の非直線特性の検出手段
１による検出情報を、シグマデルタ型アナログ／デジタ
ル変換器８とローパスフィルタ９によって１６ビット分
解能のデジタル信号に変換し、例えば、メモリ４に予め
記憶されている日本工業規格で定められた電圧・温度変
換特性等に基づいて絶対温度を算出して線形化処理を行
う。尚、このとき、検出手段１の基準出力値に基づいて
冷接点補償を行う。
た状態で、熱電対や測温抵抗等の非直線特性の検出手段
１による検出情報を、シグマデルタ型アナログ／デジタ
ル変換器８とローパスフィルタ９によって１６ビット分
解能のデジタル信号に変換し、例えば、メモリ４に予め
記憶されている日本工業規格で定められた電圧・温度変
換特性等に基づいて絶対温度を算出して線形化処理を行
う。尚、このとき、検出手段１の基準出力値に基づいて
冷接点補償を行う。
【００２０】上記したように検出されたデジタル出力信
号は、調歩同期式シリアル通信回路１１からフォトカプ
ラ６を介してマイクロコンピュータ３に入力され、マイ
クロコンピュータ３から外部装置に対して、パラレル通
信方式又はシリアル通信方式のいずれかの通信方式に基
づいて伝送される。上述したように、線形化処理や冷接
点補償等をデジタル演算方式で処理することによって理
想的な検出特性を得ることができるとともに、各種の異
なる検出特性の検出手段に対しても対応することが可能
となる。
号は、調歩同期式シリアル通信回路１１からフォトカプ
ラ６を介してマイクロコンピュータ３に入力され、マイ
クロコンピュータ３から外部装置に対して、パラレル通
信方式又はシリアル通信方式のいずれかの通信方式に基
づいて伝送される。上述したように、線形化処理や冷接
点補償等をデジタル演算方式で処理することによって理
想的な検出特性を得ることができるとともに、各種の異
なる検出特性の検出手段に対しても対応することが可能
となる。
【００２１】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】信号処理用集積回路のブロック図
【図２】入力アンプ部のブロック図
【図３】信号処理装置のブロック図
１ 検出手段 ２ 信号処理用集積回路 ３ 制御装置 ５，６ 雑音除去部 ８ アナログ／デジタル変換部 １１ 通信処理部 １７ 温度検出部 Ａ 断線状態検出手段
Claims (4)
- 【請求項１】 アナログ信号を出力する検出手段（１）
からの入力情報をデジタル信号の出力情報に変換するア
ナログ／デジタル変換部（８）と、集積回路の内部温度
を検出する温度検出部（１７）と、前記デジタル出力情
報並びに前記温度検出部（１７）における検出情報を、
外部装置からの指令情報に基づいて、外部装置との間で
通信させる通信処理部（１１）とを内装してある信号処
理用集積回路。 - 【請求項２】 前記検出手段（１）が接続される入力回
路が断線しているか否かを検出する断線状態検出手段
（Ａ）を備えてある請求項１に記載の信号処理用集積回
路。 - 【請求項３】 前記信号処理用集積回路（２）と、 前記信号処理用集積回路（２）に対して予め定められる
指令情報を与えるとともに、前記通信処理部（１１）か
ら送信される前記デジタル出力情報を外部装置に送信す
る制御装置（３）とを備え、 前記制御装置（３）は、前記温度検出部（１７）により
検出される温度情報に基づいて、前記アナログ／デジタ
ル変換部（８）の変換特性を変更させるべく制御するよ
う構成してある信号処理装置。 - 【請求項４】 前記信号処理用集積回路（２）と前記制
御装置（３）との間に雑音除去部（５），（６）を介装
してある請求項３に記載の信号処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9143393A JPH06301882A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 信号処理用集積回路及び信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9143393A JPH06301882A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 信号処理用集積回路及び信号処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06301882A true JPH06301882A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=14026239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9143393A Pending JPH06301882A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 信号処理用集積回路及び信号処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06301882A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012144373A1 (ja) * | 2011-04-21 | 2012-10-26 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | スイッチ回路、選択回路、及び電圧測定装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6395597A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-26 | 株式会社日立製作所 | 計測デ−タの伝送方法 |
| JPS63310099A (ja) * | 1987-06-12 | 1988-12-19 | Fuji Electric Co Ltd | 多点入力信号変換装置 |
| JPH02109199A (ja) * | 1988-09-29 | 1990-04-20 | Renk Ag | 測定値の処理および無線送信装置 |
| JPH02219324A (ja) * | 1989-02-20 | 1990-08-31 | Nec Corp | 海中有線式データ収集システム |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP9143393A patent/JPH06301882A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6395597A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-26 | 株式会社日立製作所 | 計測デ−タの伝送方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2012144373A1 (ja) * | 2011-04-21 | 2012-10-26 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | スイッチ回路、選択回路、及び電圧測定装置 |
| JP5640147B2 (ja) * | 2011-04-21 | 2014-12-10 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | スイッチ回路、選択回路、及び電圧測定装置 |
| US9453886B2 (en) | 2011-04-21 | 2016-09-27 | Renesas Electronics Corporation | Switch circuit, selection circuit, and voltage measurement device |
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