JPH06300243A - 廃タイヤの焼却灰処理装置 - Google Patents
廃タイヤの焼却灰処理装置Info
- Publication number
- JPH06300243A JPH06300243A JP8442593A JP8442593A JPH06300243A JP H06300243 A JPH06300243 A JP H06300243A JP 8442593 A JP8442593 A JP 8442593A JP 8442593 A JP8442593 A JP 8442593A JP H06300243 A JPH06300243 A JP H06300243A
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- JP
- Japan
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- ash
- water tank
- water
- ash pit
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 灰ピット水槽からの廃タイヤの焼却灰を地上
へ汲み上げ灰と水を自動的に分離し、かつ、分離水を再
利用する。 【構成】 廃タイヤの焼却炉1に連設された適当な傾斜
面13を持つ灰ピット水槽2に、伏水流装置を持つサン
ドポンプ3を配置する。サンドポンプ3は地上に配置し
た分離スクリーン7と吐出管にて接続され、その途中に
バイパス配管11が設けられ、灰ピット水槽2内へ接続
される。分離スクリーン7の一方には分離された灰を貯
蔵する灰コンテナ8があり、他方には分離水を貯蔵する
地上タンク12が配置される。また地上タンク12には
分離水を灰ピット水槽2へ戻すための水中ポンプ9が配
置される。
へ汲み上げ灰と水を自動的に分離し、かつ、分離水を再
利用する。 【構成】 廃タイヤの焼却炉1に連設された適当な傾斜
面13を持つ灰ピット水槽2に、伏水流装置を持つサン
ドポンプ3を配置する。サンドポンプ3は地上に配置し
た分離スクリーン7と吐出管にて接続され、その途中に
バイパス配管11が設けられ、灰ピット水槽2内へ接続
される。分離スクリーン7の一方には分離された灰を貯
蔵する灰コンテナ8があり、他方には分離水を貯蔵する
地上タンク12が配置される。また地上タンク12には
分離水を灰ピット水槽2へ戻すための水中ポンプ9が配
置される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は廃タイヤの焼却炉に適用
される廃タイヤの焼却灰処理装置に関する。
される廃タイヤの焼却灰処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、焼却炉にて焼却された廃タイヤの
焼却灰は廃ピット水槽に落とされ、冷却されたのち、同
灰ピット水槽内に設けられたバケットコンベヤ等にて地
上へ掻き上げられていた。
焼却灰は廃ピット水槽に落とされ、冷却されたのち、同
灰ピット水槽内に設けられたバケットコンベヤ等にて地
上へ掻き上げられていた。
【0003】前記のように、焼却炉にて焼却した廃タイ
ヤの焼却灰は灰ピット水槽よりバケットコンベヤ等にて
地上へ掻き出されていたため、灰ピット水槽から灰を確
実に掻き出すことができず、灰が灰ピット水槽内に堆積
するとともに、灰ピット水の濃度が増し、水を取り替え
る必要があった。また、コンベヤ等の駆動部が灰ピット
水槽内に配置されるために材料に酸腐蝕が起こり、定期
的に修理を行なう必要があるという欠点があった。
ヤの焼却灰は灰ピット水槽よりバケットコンベヤ等にて
地上へ掻き出されていたため、灰ピット水槽から灰を確
実に掻き出すことができず、灰が灰ピット水槽内に堆積
するとともに、灰ピット水の濃度が増し、水を取り替え
る必要があった。また、コンベヤ等の駆動部が灰ピット
水槽内に配置されるために材料に酸腐蝕が起こり、定期
的に修理を行なう必要があるという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、廃タイヤの
焼却灰ピット水槽から効果的に焼却灰を取り出すと共
に、保守が容易で寿命の長い廃タイヤ焼却灰処理装置を
提供することを課題としている。
焼却灰ピット水槽から効果的に焼却灰を取り出すと共
に、保守が容易で寿命の長い廃タイヤ焼却灰処理装置を
提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による廃タイヤの
焼却灰処理装置は、前記課題解決のため廃タイヤの焼却
炉に連設され、傾斜面を持つ灰ピット水槽、同灰ピット
水槽の底部に配置された伏水流装置を持つサンドポン
プ、同サンドポンプの吐出管に連通され汲み上げ水の一
部を前記灰ピット水槽へ戻すバイパス配管、前記サンド
ポンプの吐出管に連通された灰と水の分離スクリーン、
及び同分離スクリーンで分離された水を前記灰ピット水
槽に戻すポンプを備えた構成を有している。
焼却灰処理装置は、前記課題解決のため廃タイヤの焼却
炉に連設され、傾斜面を持つ灰ピット水槽、同灰ピット
水槽の底部に配置された伏水流装置を持つサンドポン
プ、同サンドポンプの吐出管に連通され汲み上げ水の一
部を前記灰ピット水槽へ戻すバイパス配管、前記サンド
ポンプの吐出管に連通された灰と水の分離スクリーン、
及び同分離スクリーンで分離された水を前記灰ピット水
槽に戻すポンプを備えた構成を有している。
【0006】
【作用】本発明に係わる廃タイヤの焼却灰処理装置にお
いては、焼却炉から、灰掻き出し装置等によって炉外に
掻き出された焼却灰は、適当な傾斜面を持つ灰ピット水
槽に落下し冷却され、灰ピット水槽底部に設置された伏
水流装置を持つサンドポンプにて灰と水を同時に灰ピッ
ト水槽外へ汲み上げられる。サンドポンプにて汲み上げ
られた灰と水は傾斜または振動による分離スクリーンに
て灰と水に分離され、灰は灰コンテナーへ、水は水中ポ
ンプにて再び灰ピット水槽へ戻され再利用される。サン
ドポンプで汲み上げられた水の一部はバイパス配管を経
て灰ピット水槽2へ戻され、分離スクリーンの容量に応
じて灰と水の量を調整される。
いては、焼却炉から、灰掻き出し装置等によって炉外に
掻き出された焼却灰は、適当な傾斜面を持つ灰ピット水
槽に落下し冷却され、灰ピット水槽底部に設置された伏
水流装置を持つサンドポンプにて灰と水を同時に灰ピッ
ト水槽外へ汲み上げられる。サンドポンプにて汲み上げ
られた灰と水は傾斜または振動による分離スクリーンに
て灰と水に分離され、灰は灰コンテナーへ、水は水中ポ
ンプにて再び灰ピット水槽へ戻され再利用される。サン
ドポンプで汲み上げられた水の一部はバイパス配管を経
て灰ピット水槽2へ戻され、分離スクリーンの容量に応
じて灰と水の量を調整される。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例に係わる廃タイヤの焼却灰
処理装置を、図1ないし図2によって説明する。本装置
は、焼却炉から掻き出された焼却灰を灰ピット水槽より
完全に汲み上げ、灰と水に自動的に分離し、かつ、分離
した水を灰ピット水槽に戻し再利用するものである。即
ち、図1,図2に示すように灰ピット水槽2は適当な傾
斜面13を持ち廃タイヤの焼却炉1に連設されており、
焼却炉1から掻き出された焼却灰が冷却され、底部へ自
然に集まるように構成されている。灰ピット水槽2の底
部には、サンドポンプ3が配置され同サンドポンプ3は
吸込み口4の上部にリング状に設けたヘッダー5に適当
数のノズル6と戻り配管10を設けた伏水流装置にて構
成されており、サンドポンプ起動時の吸い上げ水の一部
を利用してサンドポンプ回りに伏水流を起こすしくみと
なっている。
処理装置を、図1ないし図2によって説明する。本装置
は、焼却炉から掻き出された焼却灰を灰ピット水槽より
完全に汲み上げ、灰と水に自動的に分離し、かつ、分離
した水を灰ピット水槽に戻し再利用するものである。即
ち、図1,図2に示すように灰ピット水槽2は適当な傾
斜面13を持ち廃タイヤの焼却炉1に連設されており、
焼却炉1から掻き出された焼却灰が冷却され、底部へ自
然に集まるように構成されている。灰ピット水槽2の底
部には、サンドポンプ3が配置され同サンドポンプ3は
吸込み口4の上部にリング状に設けたヘッダー5に適当
数のノズル6と戻り配管10を設けた伏水流装置にて構
成されており、サンドポンプ起動時の吸い上げ水の一部
を利用してサンドポンプ回りに伏水流を起こすしくみと
なっている。
【0008】一方、サンドポンプ3にて汲み上げられた
灰と水は吐出管を通して地上に配置された傾斜または振
動による分離スクリーン7に導かれ灰と水に分離され
る。分離された灰は灰コンテナ8に貯蔵され、水は一旦
地上タンク12へ貯蔵されるが水中ポンプ9にて再度灰
ピット水槽2へ戻される。また分離スクリーン7の前方
に設けたバイパス配管11を利用してサンドポンプ3に
よる汲み上げ水を一部灰ピット水槽2へ戻すことによ
り、分離スクリーン7の容量に応じて灰と水の量を調整
することができる。なお、分離水は分離スクリーン7の
配置の工夫により水中ポンプ9を介さずに直接灰ピット
水槽2へ戻すことができる。
灰と水は吐出管を通して地上に配置された傾斜または振
動による分離スクリーン7に導かれ灰と水に分離され
る。分離された灰は灰コンテナ8に貯蔵され、水は一旦
地上タンク12へ貯蔵されるが水中ポンプ9にて再度灰
ピット水槽2へ戻される。また分離スクリーン7の前方
に設けたバイパス配管11を利用してサンドポンプ3に
よる汲み上げ水を一部灰ピット水槽2へ戻すことによ
り、分離スクリーン7の容量に応じて灰と水の量を調整
することができる。なお、分離水は分離スクリーン7の
配置の工夫により水中ポンプ9を介さずに直接灰ピット
水槽2へ戻すことができる。
【0009】本実施例においては、焼却炉1から灰ピッ
ト水槽2へ落下してきた焼却灰をサンドポンプ3にて灰
と水を同時に汲み上げ、分離スクリーン7にて灰と水と
を完全に分離し、かつ、分離水は灰ピット水槽に戻し再
利用する。以上、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定され
ず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その構造、
構成に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
ト水槽2へ落下してきた焼却灰をサンドポンプ3にて灰
と水を同時に汲み上げ、分離スクリーン7にて灰と水と
を完全に分離し、かつ、分離水は灰ピット水槽に戻し再
利用する。以上、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定され
ず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その構造、
構成に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0010】
【発明の効果】以上具体的に説明したように、本発明に
係わる廃タイヤの焼却灰処理装置によれば、焼却灰を灰
ピット水槽より完全に地上に汲み上げ分離スクリーンに
て自動的に灰と水を分離し、水は灰ピット水槽へ戻し再
利用される。従って、灰ピット水槽内に焼却灰の搬送の
ためのコンベヤ等を特別に準備する必要が無く、装置が
簡単であるためトラブルが無くなる。また、灰と水が完
全に分離されるため灰の処理費用が少なくて済むという
利点がある。
係わる廃タイヤの焼却灰処理装置によれば、焼却灰を灰
ピット水槽より完全に地上に汲み上げ分離スクリーンに
て自動的に灰と水を分離し、水は灰ピット水槽へ戻し再
利用される。従って、灰ピット水槽内に焼却灰の搬送の
ためのコンベヤ等を特別に準備する必要が無く、装置が
簡単であるためトラブルが無くなる。また、灰と水が完
全に分離されるため灰の処理費用が少なくて済むという
利点がある。
【図1】本発明の一実施例による廃タイヤの焼却灰処理
装置の機器配置図である。
装置の機器配置図である。
【図2】図1に示した装置におけるサンドポンプ回り伏
水流装置を拡大して示す側面図である。
水流装置を拡大して示す側面図である。
【図3】図2に示す伏水流装置におけるヘッダーを示す
図面で(a)は平面図、(b)は側面図である。
図面で(a)は平面図、(b)は側面図である。
1 焼却炉 2 灰ピット水槽 3 サンドポンプ 4 吸込み口 5 ヘッダー 6 ノズル 7 分離スクリーン 8 灰コンテナ 9 水中ポンプ 10 戻り配管 11 バイパス配管 12 地上タンク 13 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 勝三 長崎県長崎市滑石1丁目6の6 (72)発明者 加藤 清人 長崎県大村市古賀島町133−2−C−303
Claims (1)
- 【請求項1】 廃タイヤの焼却炉に連設され、傾斜面を
持つ灰ピット水槽、同灰ピット水槽の底部に配置された
伏水流装置を持つサンドポンプ、同サンドポンプの吐出
管に連通され汲み上げ水の一部を前記灰ピット水槽へ戻
すバイパス配管、前記サンドポンプの吐出管に連通され
た灰と水の分離スクリーン、及び同分離スクリーンで分
離された水を前記灰ピット水槽に戻すポンプを備えたこ
とを特徴とする廃タイヤの焼却灰処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8442593A JPH06300243A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 廃タイヤの焼却灰処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8442593A JPH06300243A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 廃タイヤの焼却灰処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06300243A true JPH06300243A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13830235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8442593A Withdrawn JPH06300243A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 廃タイヤの焼却灰処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06300243A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1082327A1 (en) * | 1998-05-29 | 2001-03-14 | Archimica (Florida), Inc. | Perfluorinated organo substituted cyclosiloxanes and copolymers prepared from these cyclosiloxanes |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP8442593A patent/JPH06300243A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1082327A1 (en) * | 1998-05-29 | 2001-03-14 | Archimica (Florida), Inc. | Perfluorinated organo substituted cyclosiloxanes and copolymers prepared from these cyclosiloxanes |
EP1082327A4 (en) * | 1998-05-29 | 2003-04-16 | Clariant Lsm Italia Spa | ORGANO PERFLUORINATED SUBSTITUTED CYCLOSILOXANES AND COPOLYMERS PREPARED FROM SAID CYCLOSILOXANES |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |