JPH06299834A - チェーン潤滑装置 - Google Patents
チェーン潤滑装置Info
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- JPH06299834A JPH06299834A JP11379093A JP11379093A JPH06299834A JP H06299834 A JPH06299834 A JP H06299834A JP 11379093 A JP11379093 A JP 11379093A JP 11379093 A JP11379093 A JP 11379093A JP H06299834 A JPH06299834 A JP H06299834A
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- Japan
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- sprocket
- spacer
- oil
- chain
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、スプロケットとチェーンとの噛合
部位を効率良く潤滑し、また、部品点数を少なくして複
雑な加工を省略し、製造コストを低減するとともに、噴
射量の設定を容易に調整することを目的としている。 【構成】 このため、スペーサの中心部位にオイル供給
通路を延設し、スペーサの中心から外周方向に延びる第
1通路を設けるとともにスプロケットの内側から外側方
向に延びる第2通路を設け、スプロケットの回転時に第
1、第2通路を間欠的に連絡させこれら第1、第2通路
をオイル供給通路の一部として機能させるべく構成して
いる。また、第1通路の外周部位と第2通路の内側部位
とのいずれか一方に円周方向に広がる切欠き部を設けて
いる。
部位を効率良く潤滑し、また、部品点数を少なくして複
雑な加工を省略し、製造コストを低減するとともに、噴
射量の設定を容易に調整することを目的としている。 【構成】 このため、スペーサの中心部位にオイル供給
通路を延設し、スペーサの中心から外周方向に延びる第
1通路を設けるとともにスプロケットの内側から外側方
向に延びる第2通路を設け、スプロケットの回転時に第
1、第2通路を間欠的に連絡させこれら第1、第2通路
をオイル供給通路の一部として機能させるべく構成して
いる。また、第1通路の外周部位と第2通路の内側部位
とのいずれか一方に円周方向に広がる切欠き部を設けて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チェーン潤滑装置に
係り、特にエンジンに固設されたスペーサにスプロケッ
トを軸支して設け、スプロケットに巻掛けられたチェー
ンとの噛合部位を潤滑すべく設けられたオイル供給通路
を有するチェーン潤滑装置に関する。
係り、特にエンジンに固設されたスペーサにスプロケッ
トを軸支して設け、スプロケットに巻掛けられたチェー
ンとの噛合部位を潤滑すべく設けられたオイル供給通路
を有するチェーン潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンにおいては、シリンダヘッドに
カム軸を設け、このカム軸を軸支するカムハウジングを
設け、このカムハウジングの一端側を一側ハウジング取
付ボルトによってシリンダヘッドに固設するとともにカ
ムハウジングの他端側を他側ハウジング取付ボルトによ
ってシリンダヘッドに固設する動弁装置を設けている。
カム軸を設け、このカム軸を軸支するカムハウジングを
設け、このカムハウジングの一端側を一側ハウジング取
付ボルトによってシリンダヘッドに固設するとともにカ
ムハウジングの他端側を他側ハウジング取付ボルトによ
ってシリンダヘッドに固設する動弁装置を設けている。
【0003】また、エンジンにおいては、例えば、クラ
ンク軸から連動させてカム軸を回転させるために、クラ
ンク軸に設けた駆動側スプロケットであるクランクスプ
ロケットとカム軸に設けた被動側スプロケットであるカ
ムスプロケットとにタイミングチェーンを巻掛けてい
る。また、このタイミングチェーンの摩耗等の不具合を
回避するために、タイミングチェーンに潤滑を施すチェ
ーン潤滑装置が設けられている。
ンク軸から連動させてカム軸を回転させるために、クラ
ンク軸に設けた駆動側スプロケットであるクランクスプ
ロケットとカム軸に設けた被動側スプロケットであるカ
ムスプロケットとにタイミングチェーンを巻掛けてい
る。また、このタイミングチェーンの摩耗等の不具合を
回避するために、タイミングチェーンに潤滑を施すチェ
ーン潤滑装置が設けられている。
【0004】更に、エンジンには、図5に示す如く、ス
プロケット312を軸支するスペーサ336にスプロケ
ット312の内周面とスペーサ336の外周面間を潤滑
するオイル通路356が形成されたものがある。
プロケット312を軸支するスペーサ336にスプロケ
ット312の内周面とスペーサ336の外周面間を潤滑
するオイル通路356が形成されたものがある。
【0005】更に、エンジンのチェーン潤滑装置として
は、実開昭63−147511号公報に開示される如
く、クランク軸を中心としてV型に配置された2つのバ
ンクに夫々カムシャフトが配設され、且つこれらのカム
シャフトをクランク軸との間に巻掛けられた第1、第2
チェーンにより夫々駆動するように構成されたエンジン
において、チェーンを収容するチェーンケースのクラン
ク軸近傍位置に、エンジンの潤滑系統に連通された1本
のオイル穴を穿設するとともに、このオイル穴に第1、
第2チェーンの所定位置に向けて夫々オイルを噴射する
第1、第2オイルジェットノズルを設けたものがあっ
た。
は、実開昭63−147511号公報に開示される如
く、クランク軸を中心としてV型に配置された2つのバ
ンクに夫々カムシャフトが配設され、且つこれらのカム
シャフトをクランク軸との間に巻掛けられた第1、第2
チェーンにより夫々駆動するように構成されたエンジン
において、チェーンを収容するチェーンケースのクラン
ク軸近傍位置に、エンジンの潤滑系統に連通された1本
のオイル穴を穿設するとともに、このオイル穴に第1、
第2チェーンの所定位置に向けて夫々オイルを噴射する
第1、第2オイルジェットノズルを設けたものがあっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のチェ
ーン潤滑装置においては、図7に示す如く、タイミング
チェーン142を積極的に潤滑してタイミングチェーン
142の耐久性を向上させるべく、クランク軸110の
上方部位にエンジン102内に形成されたオイル通路
(図示せず)に連絡するオイルジェット182を設け、
クランクタイミングスプロケット112とタイミングチ
ェーン142との噛合部位にオイルを噴射しているもの
があった。
ーン潤滑装置においては、図7に示す如く、タイミング
チェーン142を積極的に潤滑してタイミングチェーン
142の耐久性を向上させるべく、クランク軸110の
上方部位にエンジン102内に形成されたオイル通路
(図示せず)に連絡するオイルジェット182を設け、
クランクタイミングスプロケット112とタイミングチ
ェーン142との噛合部位にオイルを噴射しているもの
があった。
【0007】しかし、このようなチェーン潤滑装置は、
オイルを常時噴射しているため、オイルの噴射量が過多
となってしまい、エアレーションや、他の潤滑部位への
オイルの供給不足や、油圧の低下を招く惧れがあり、実
用上不利であるという不都合があった。
オイルを常時噴射しているため、オイルの噴射量が過多
となってしまい、エアレーションや、他の潤滑部位への
オイルの供給不足や、油圧の低下を招く惧れがあり、実
用上不利であるという不都合があった。
【0008】このような不都合を回避するために、噴射
孔の径を小さく設定した場合には、噴射孔の加工が困難
になるとともに、噴射孔の目詰まりが発生する惧れがあ
り、実用上不利であるという不都合があった。
孔の径を小さく設定した場合には、噴射孔の加工が困難
になるとともに、噴射孔の目詰まりが発生する惧れがあ
り、実用上不利であるという不都合があった。
【0009】また、オイルジェット182の取付スペー
スや、このオイルジェット182にオイルを供給するオ
イル通路を確保する必要があり、製造コストが増加して
しまい、経済的に不利であるという不都合があった。
スや、このオイルジェット182にオイルを供給するオ
イル通路を確保する必要があり、製造コストが増加して
しまい、経済的に不利であるという不都合があった。
【0010】更に、図6に示す如く、スプロケット21
2の歯底部位に開口するオイル通路284を設け、この
オイル通路284からタイミングチェーン242に向か
ってオイルを放射状に噴射させるものがあった。
2の歯底部位に開口するオイル通路284を設け、この
オイル通路284からタイミングチェーン242に向か
ってオイルを放射状に噴射させるものがあった。
【0011】しかし、このようなチェーン潤滑装置も、
上述のものと同様に、オイルを常時噴射しているため、
オイルの噴射量が過多となってしまい、エアレーション
や、他の潤滑部位へのオイルの供給不足や、油圧の低下
を招く惧れがあり、実用上不利であるという不都合があ
った。
上述のものと同様に、オイルを常時噴射しているため、
オイルの噴射量が過多となってしまい、エアレーション
や、他の潤滑部位へのオイルの供給不足や、油圧の低下
を招く惧れがあり、実用上不利であるという不都合があ
った。
【0012】また、スプロケット212とタイミングチ
ェーン242との噛合部位以外の箇所にもオイルを噴射
しているため、潤滑効率が悪化してしまい、実用上不利
であるという不都合があった。
ェーン242との噛合部位以外の箇所にもオイルを噴射
しているため、潤滑効率が悪化してしまい、実用上不利
であるという不都合があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、エンジンに固設されたス
ペーサにスプロケットを軸支して設け、このスプロケッ
トに巻掛けられたチェーンとの噛合部位を潤滑すべく設
けられたオイル供給通路を有するチェーン潤滑装置にお
いて、前記スペーサの中心部位にオイル供給通路を延設
し、スペーサの中心から外周方向に延びる第1通路を設
けるとともに前記スプロケットの内側から外側方向に延
びる第2通路を設け、前記スプロケットの回転時に第
1、第2通路を間欠的に連絡させこれら第1、第2通路
を前記オイル供給通路の一部として機能させるべく構成
したことを特徴とする。また、エンジンに固設されたス
ペーサにスプロケットを軸支して設け、このスプロケッ
トに巻掛けられたチェーンとの噛合部位を潤滑すべく設
けられたオイル供給通路を有するチェーン潤滑装置にお
いて、前記スペーサの中心部位にオイル供給通路を延設
し、スペーサの中心から外周方向に延びる第1通路を設
けるとともに前記スプロケットの内側から外側方向に延
びる第2通路を設け、第1通路の外周部位と第2通路の
内側部位とのいずれか一方に円周方向に広がる切欠き部
を設け、前記スプロケットの回転時に切欠き部を介して
第1、第2通路を間欠的に連絡させこれら第1、第2通
路を前記オイル供給通路の一部として機能させるべく構
成したことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、エンジンに固設されたス
ペーサにスプロケットを軸支して設け、このスプロケッ
トに巻掛けられたチェーンとの噛合部位を潤滑すべく設
けられたオイル供給通路を有するチェーン潤滑装置にお
いて、前記スペーサの中心部位にオイル供給通路を延設
し、スペーサの中心から外周方向に延びる第1通路を設
けるとともに前記スプロケットの内側から外側方向に延
びる第2通路を設け、前記スプロケットの回転時に第
1、第2通路を間欠的に連絡させこれら第1、第2通路
を前記オイル供給通路の一部として機能させるべく構成
したことを特徴とする。また、エンジンに固設されたス
ペーサにスプロケットを軸支して設け、このスプロケッ
トに巻掛けられたチェーンとの噛合部位を潤滑すべく設
けられたオイル供給通路を有するチェーン潤滑装置にお
いて、前記スペーサの中心部位にオイル供給通路を延設
し、スペーサの中心から外周方向に延びる第1通路を設
けるとともに前記スプロケットの内側から外側方向に延
びる第2通路を設け、第1通路の外周部位と第2通路の
内側部位とのいずれか一方に円周方向に広がる切欠き部
を設け、前記スプロケットの回転時に切欠き部を介して
第1、第2通路を間欠的に連絡させこれら第1、第2通
路を前記オイル供給通路の一部として機能させるべく構
成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明の構成によれば、エンジンの駆動時に
は、クランク軸の駆動力がチェーンを介してスプロケッ
トに伝達され、スプロケットがスペーサを回転軸として
回転している。また、スペーサに設けられたオイル供給
通路内のオイルがこのスペーサに設けられた第1通路に
供給され、この第1通路に間欠的に連絡されるスプロケ
ットの第2通路に供給され、スプロケットとチェーンと
の噛合部位にのみオイルを供給している。
は、クランク軸の駆動力がチェーンを介してスプロケッ
トに伝達され、スプロケットがスペーサを回転軸として
回転している。また、スペーサに設けられたオイル供給
通路内のオイルがこのスペーサに設けられた第1通路に
供給され、この第1通路に間欠的に連絡されるスプロケ
ットの第2通路に供給され、スプロケットとチェーンと
の噛合部位にのみオイルを供給している。
【0015】また、エンジンの駆動時には、クランク軸
の駆動力がチェーンを介してスプロケットに伝達され、
スプロケットがスペーサを回転軸として回転していると
ともに、スペーサに設けられたオイル供給通路内のオイ
ルがこのスペーサに設けられた第1通路に供給され、そ
の後に切欠き部を介して第1通路に間欠的に連絡される
スプロケットの第2通路に供給され、スプロケットとチ
ェーンとの噛合部位にのみオイルを供給している。
の駆動力がチェーンを介してスプロケットに伝達され、
スプロケットがスペーサを回転軸として回転していると
ともに、スペーサに設けられたオイル供給通路内のオイ
ルがこのスペーサに設けられた第1通路に供給され、そ
の後に切欠き部を介して第1通路に間欠的に連絡される
スプロケットの第2通路に供給され、スプロケットとチ
ェーンとの噛合部位にのみオイルを供給している。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。
且つ具体的に説明する。
【0017】図1〜図3はこの発明の第1実施例を示す
ものである。図3において、2はエンジン、例えばV型
エンジン、4はシリンダブロック、6−1、6−2は第
1、第2シリンダヘッド、8−1、8−2は第1、第2
シリンダバンクである。
ものである。図3において、2はエンジン、例えばV型
エンジン、4はシリンダブロック、6−1、6−2は第
1、第2シリンダヘッド、8−1、8−2は第1、第2
シリンダバンクである。
【0018】前記V型エンジン2は、シリンダブロック
4に第1、第2シリンダヘッド6−1、6−2を搭載し
て略V字形状に第1、第2シリンダバンク8−1、8−
2を配列している。
4に第1、第2シリンダヘッド6−1、6−2を搭載し
て略V字形状に第1、第2シリンダバンク8−1、8−
2を配列している。
【0019】前記シリンダブロック4には、図示しない
ベアリングキャップによって長手方向に1本のクランク
軸10を軸支し、下部にオイルパン(図示せず)を取付
けている。前記シリンダブロック4には、図示しない第
1、第2シリンダが設けられ、夫々第1、第2ピストン
(図示せず)が装着されている。第1、第2ピストン
は、夫々図示しない第1、第2コネクチングにより前記
クランク軸10に連絡されている。
ベアリングキャップによって長手方向に1本のクランク
軸10を軸支し、下部にオイルパン(図示せず)を取付
けている。前記シリンダブロック4には、図示しない第
1、第2シリンダが設けられ、夫々第1、第2ピストン
(図示せず)が装着されている。第1、第2ピストン
は、夫々図示しない第1、第2コネクチングにより前記
クランク軸10に連絡されている。
【0020】このクランク軸10の一端部には、例えば
クランク軸10用のスプロケット12が取付けられてい
る。
クランク軸10用のスプロケット12が取付けられてい
る。
【0021】また、前記第1シリンダヘッド6−1の第
1ヘッドカバー14−1内に2本の吸気弁用第1カム軸
16と排気弁用第1カム軸18とが夫々配設されるとと
もに、第2シリンダヘッド6−2の第2ヘッドカバー1
4−2内には2本の吸気弁用第2カム軸20と排気弁用
第2カム軸22とが夫々配設されている。
1ヘッドカバー14−1内に2本の吸気弁用第1カム軸
16と排気弁用第1カム軸18とが夫々配設されるとと
もに、第2シリンダヘッド6−2の第2ヘッドカバー1
4−2内には2本の吸気弁用第2カム軸20と排気弁用
第2カム軸22とが夫々配設されている。
【0022】そして、前記第1、第2シリンダヘッド6
−1、6−2により挟まれる空間部24側に、吸気弁用
第1、第2カム軸16、20を夫々位置させている。
−1、6−2により挟まれる空間部24側に、吸気弁用
第1、第2カム軸16、20を夫々位置させている。
【0023】更に、吸気弁用第1カム軸16及び排気弁
用第1カム軸18の一端に、小径スプロケット26、2
8を夫々配設する。
用第1カム軸18の一端に、小径スプロケット26、2
8を夫々配設する。
【0024】前記吸気弁用第2カム軸20の一端に大径
スプロケット30と小径スプロケット26、28と同一
形状の小径スプロケット32とを配設するとともに、排
気弁用第2カム軸22の一端には、小径スプロケット2
6、28、30と同一形状の小径スプロケット34を配
設する。
スプロケット30と小径スプロケット26、28と同一
形状の小径スプロケット32とを配設するとともに、排
気弁用第2カム軸22の一端には、小径スプロケット2
6、28、30と同一形状の小径スプロケット34を配
設する。
【0025】そして、前記第1シリンダヘッド6−1の
2本の吸気弁用第1カム軸16及び排気弁用第1カム軸
18とクランク軸10間に中間軸Sを設け、この中間軸
S外周にスペーサ36を配設するとともに、このスペー
サ36の一端に大径スプロケット38及び小径スプロケ
ット40を夫々配設する。
2本の吸気弁用第1カム軸16及び排気弁用第1カム軸
18とクランク軸10間に中間軸Sを設け、この中間軸
S外周にスペーサ36を配設するとともに、このスペー
サ36の一端に大径スプロケット38及び小径スプロケ
ット40を夫々配設する。
【0026】また、前記第2シリンダヘッド6−2の例
えば吸気弁用第2カム軸20の大径スプロケット30と
スペーサ36の大径スプロケット38とクランク軸10
のスプロケット12とを第1タイミングチェーン42に
より連絡して設ける。
えば吸気弁用第2カム軸20の大径スプロケット30と
スペーサ36の大径スプロケット38とクランク軸10
のスプロケット12とを第1タイミングチェーン42に
より連絡して設ける。
【0027】そして、前記第1シリンダヘッド6−1の
2本の吸気弁用第1カム軸16及び排気弁用第1カム軸
18の小径スプロケット26、28とスペーサ36の小
径スプロケット40とを第2タイミングチェーン44に
より連絡して設ける。
2本の吸気弁用第1カム軸16及び排気弁用第1カム軸
18の小径スプロケット26、28とスペーサ36の小
径スプロケット40とを第2タイミングチェーン44に
より連絡して設ける。
【0028】また、前記第2シリンダヘッド6−2に配
設される2本の吸気弁用第2カム軸20及び排気弁用第
2カム軸22の小径スプロケット32、34を第3タイ
ミングチェーン46により連絡して設ける。
設される2本の吸気弁用第2カム軸20及び排気弁用第
2カム軸22の小径スプロケット32、34を第3タイ
ミングチェーン46により連絡して設ける。
【0029】更に、前記クランク軸10とオイルポンプ
48とを第4タイミングチェーン50により連絡してい
る。
48とを第4タイミングチェーン50により連絡してい
る。
【0030】そして、前記第1〜第4タイミングチェー
ン42、44、46、50は、図3に示す如く、タイミ
ングチェーンカバー52により被覆される。
ン42、44、46、50は、図3に示す如く、タイミ
ングチェーンカバー52により被覆される。
【0031】また、前記スペーサ36の中心部位にオイ
ル供給通路54を延設し、スペーサ36の中心から外周
方向に延びる第1通路56を設けるとともに、大径、小
径スプロケット38、40の内側から外側方向に延びる
第2通路58を設け、前記大径、小径スプロケット3
8、40の回転時に第1、第2通路56、58を間欠的
に連絡させこれら第1、第2通路56、58を前記オイ
ル供給通路54の一部として機能させるべく構成してい
る。
ル供給通路54を延設し、スペーサ36の中心から外周
方向に延びる第1通路56を設けるとともに、大径、小
径スプロケット38、40の内側から外側方向に延びる
第2通路58を設け、前記大径、小径スプロケット3
8、40の回転時に第1、第2通路56、58を間欠的
に連絡させこれら第1、第2通路56、58を前記オイ
ル供給通路54の一部として機能させるべく構成してい
る。
【0032】詳述すれば、ノックピン60によって第1
シリンダヘッド6−1に固設されたスペーサ36の中心
部位、つまり、中間軸Sとスペーサ36間にオイル供給
通路54を設ける。
シリンダヘッド6−1に固設されたスペーサ36の中心
部位、つまり、中間軸Sとスペーサ36間にオイル供給
通路54を設ける。
【0033】また、スペーサ36にこのスペーサ36の
中心から外側方向、例えば半径方向に延び且つ大径スプ
ロケット38と第1タイミングチェーン42との噛合部
位に指向する第1タイミングチェーン42用第1通路5
6−Aを例えば1個設けるとともに、スペーサ36の軸
方向に移動した位置にもスペーサ36の中心から外側方
向、例えば半径方向に延び且つ小径スプロケット40と
第2タイミングチェーン44との噛合部位に指向する第
2タイミングチェーン44用第1通路56−Bを例えば
1個設ける。
中心から外側方向、例えば半径方向に延び且つ大径スプ
ロケット38と第1タイミングチェーン42との噛合部
位に指向する第1タイミングチェーン42用第1通路5
6−Aを例えば1個設けるとともに、スペーサ36の軸
方向に移動した位置にもスペーサ36の中心から外側方
向、例えば半径方向に延び且つ小径スプロケット40と
第2タイミングチェーン44との噛合部位に指向する第
2タイミングチェーン44用第1通路56−Bを例えば
1個設ける。
【0034】更に、前記大径スプロケット38にこの大
径スプロケット38の内側から外側方向、例えば大径ス
プロケット38の半径方向に延びる第1タイミングチェ
ーン用第2通路58−Aを例えば4本設けるとともに、
小径スプロケット40にこの小径スプロケット40の内
側から外側方向、例えば小径スプロケット40の半径方
向に延びる第2タイミングチェーン用第2通路58−B
を例えば4本設ける。
径スプロケット38の内側から外側方向、例えば大径ス
プロケット38の半径方向に延びる第1タイミングチェ
ーン用第2通路58−Aを例えば4本設けるとともに、
小径スプロケット40にこの小径スプロケット40の内
側から外側方向、例えば小径スプロケット40の半径方
向に延びる第2タイミングチェーン用第2通路58−B
を例えば4本設ける。
【0035】前記第1通路56−Aと第2通路58−A
及び第1通路56−Bと第2通路58−Bとは、大径、
小径スプロケット38、40の回転時に夫々間欠的に連
絡されるものである。
及び第1通路56−Bと第2通路58−Bとは、大径、
小径スプロケット38、40の回転時に夫々間欠的に連
絡されるものである。
【0036】次に、この実施例の作用を説明する。
【0037】V型エンジン2の駆動時には、クランク軸
10の駆動力が第1タイミングチェーン42を介して大
径、小径スプロケット38、40に伝達され、この大
径、小径スプロケット38、40がスペーサ36を回転
軸として回転している。
10の駆動力が第1タイミングチェーン42を介して大
径、小径スプロケット38、40に伝達され、この大
径、小径スプロケット38、40がスペーサ36を回転
軸として回転している。
【0038】また、前記スペーサ36内周に設けられた
オイル供給通路54内のオイルは、このスペーサ36に
設けられた第1通路56−A、56−Bに供給され、こ
の第1通路56−Aに間欠的に連絡される大径スプロケ
ット38の第2通路58−Aに供給されるとともに、第
1通路56−Bに間欠的に連絡される小径スプロケット
40の第2通路58−Bに供給され、大径、小径スプロ
ケット38、40と第1、第2タイミングチェーン4
2、44との噛合部位にのみオイルを夫々供給してい
る。
オイル供給通路54内のオイルは、このスペーサ36に
設けられた第1通路56−A、56−Bに供給され、こ
の第1通路56−Aに間欠的に連絡される大径スプロケ
ット38の第2通路58−Aに供給されるとともに、第
1通路56−Bに間欠的に連絡される小径スプロケット
40の第2通路58−Bに供給され、大径、小径スプロ
ケット38、40と第1、第2タイミングチェーン4
2、44との噛合部位にのみオイルを夫々供給してい
る。
【0039】これにより、大径、小径スプロケット3
8、40と第1、第2タイミングチェーン42、44と
の噛合部位を効率良く潤滑でき、大径、小径スプロケッ
ト38、40と第1、第2タイミングチェーン42、4
4との使用寿命を長くし得て、実用上有利であるととも
に、第1、第2通路56−A、56−B、58−A、5
8−Bの目詰まりを減少でき、信頼性を向上できる。
8、40と第1、第2タイミングチェーン42、44と
の噛合部位を効率良く潤滑でき、大径、小径スプロケッ
ト38、40と第1、第2タイミングチェーン42、4
4との使用寿命を長くし得て、実用上有利であるととも
に、第1、第2通路56−A、56−B、58−A、5
8−Bの目詰まりを減少でき、信頼性を向上できる。
【0040】また、スペーサ36の中心から外周方向に
延びる第1通路56−A、56−Bを設けるとともに、
大径、小径スプロケット38、40の内側から外側方向
に延びる第2通路58−A、58−Bを設ける構成とし
たので、従来のものに比して部品点数を少なくでき、複
雑な加工を省略でき、製造コストを低減し得て、経済的
に有利であり、また、他のエンジン部品(図示せず)の
レイアウトを制約することなく形成でき、実用上有利で
あるとともに、噴射量の設定を容易に調整することがで
きる。
延びる第1通路56−A、56−Bを設けるとともに、
大径、小径スプロケット38、40の内側から外側方向
に延びる第2通路58−A、58−Bを設ける構成とし
たので、従来のものに比して部品点数を少なくでき、複
雑な加工を省略でき、製造コストを低減し得て、経済的
に有利であり、また、他のエンジン部品(図示せず)の
レイアウトを制約することなく形成でき、実用上有利で
あるとともに、噴射量の設定を容易に調整することがで
きる。
【0041】更に、前記大径、小径スプロケット38、
40の回転時に第1、第2通路56−A、56−B、5
8−A、58−Bを間欠的に連絡させこれら第1、第2
通路56−A、56−B、58−A、58−Bをオイル
供給通路54の一部として機能させるべく構成したこと
により、オイルの噴射量を小とし得るとともに、油圧低
下の影響を小とすることができ、実用上有利である。
40の回転時に第1、第2通路56−A、56−B、5
8−A、58−Bを間欠的に連絡させこれら第1、第2
通路56−A、56−B、58−A、58−Bをオイル
供給通路54の一部として機能させるべく構成したこと
により、オイルの噴射量を小とし得るとともに、油圧低
下の影響を小とすることができ、実用上有利である。
【0042】図4はこの発明を第2実施例を示すもので
ある。この第2実施例において上述第1実施例と同一機
能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
ある。この第2実施例において上述第1実施例と同一機
能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
【0043】この第2実施例の特徴とするところは、第
1通路56−Bの外周部位と第2通路58−Bの内側部
位とのいずれか一方に円周方向に広がる切欠き部たる溝
部72を設け、大径、小径スプロケット38、40の回
転時に溝部72を介して第1、第2通路56−B、58
−Bを間欠的に連絡させこれら第1、第2通路56−
B、58−Bをオイル供給通路54の一部として機能さ
せるべく構成している。
1通路56−Bの外周部位と第2通路58−Bの内側部
位とのいずれか一方に円周方向に広がる切欠き部たる溝
部72を設け、大径、小径スプロケット38、40の回
転時に溝部72を介して第1、第2通路56−B、58
−Bを間欠的に連絡させこれら第1、第2通路56−
B、58−Bをオイル供給通路54の一部として機能さ
せるべく構成している。
【0044】すなわち、第1通路56−Bの外周部位と
第2通路58−Bの内側部位とのいずれか一方、例えば
第1通路56−Bの外周部位にスペーサ36の円周方向
に広がる溝部72を設ける。この溝部72は、第1、第
2通路56−B、58−Bの連絡状態を大とするもので
ある。
第2通路58−Bの内側部位とのいずれか一方、例えば
第1通路56−Bの外周部位にスペーサ36の円周方向
に広がる溝部72を設ける。この溝部72は、第1、第
2通路56−B、58−Bの連絡状態を大とするもので
ある。
【0045】さすれば、オイルの吐出する範囲を大にで
き、つまり小径スプロケット40と第2タイミングチェ
ーン44との噛合部位に大なる量のオイルを噴射でき、
適切な潤滑を行い得て、実用上有利であるとともに、第
1、第2通路56−B、58−Bの目詰まりを減少で
き、信頼性を向上できる。
き、つまり小径スプロケット40と第2タイミングチェ
ーン44との噛合部位に大なる量のオイルを噴射でき、
適切な潤滑を行い得て、実用上有利であるとともに、第
1、第2通路56−B、58−Bの目詰まりを減少で
き、信頼性を向上できる。
【0046】また、スペーサ36の中心から外周方向に
延びる第1通路56−Bを設けるとともに、小径スプロ
ケット40の内側から外側方向に延びる第2通路58−
Bを設け、第1通路56−Bの外周部位に円周方向に広
がる溝部72を設ける構成としたので、従来のものに比
して部品点数を少なくでき、複雑な加工を省略でき、製
造コストを低減し得て、経済的に有利である。
延びる第1通路56−Bを設けるとともに、小径スプロ
ケット40の内側から外側方向に延びる第2通路58−
Bを設け、第1通路56−Bの外周部位に円周方向に広
がる溝部72を設ける構成としたので、従来のものに比
して部品点数を少なくでき、複雑な加工を省略でき、製
造コストを低減し得て、経済的に有利である。
【0047】更に、他のエンジン部品のレイアウトを制
約することなく形成でき、実用上有利であるとともに、
噴射量の設定を容易に調整することができる。
約することなく形成でき、実用上有利であるとともに、
噴射量の設定を容易に調整することができる。
【0048】更にまた、小径スプロケット40の回転時
に溝部72を介して第1、第2通路56−B、58−B
を間欠的に連絡させこれら第1、第2通路56−B、5
8−Bをオイル供給通路54の一部として機能させるべ
く構成したことにより、オイルの噴射量を小とし得ると
ともに、油圧低下の影響を小とすることができ、実用上
有利である。
に溝部72を介して第1、第2通路56−B、58−B
を間欠的に連絡させこれら第1、第2通路56−B、5
8−Bをオイル供給通路54の一部として機能させるべ
く構成したことにより、オイルの噴射量を小とし得ると
ともに、油圧低下の影響を小とすることができ、実用上
有利である。
【0049】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0050】例えば、この発明の第1実施例において
は、第1タイミングチェーン用第1通路と第2タイミン
グチェーン用第1通路とをスペーサに夫々1個設ける構
成としたが、第1タイミングチェーン用第1通路と第2
タイミングチェーン用第1通路とを夫々複数個設けて使
用することも可能である。
は、第1タイミングチェーン用第1通路と第2タイミン
グチェーン用第1通路とをスペーサに夫々1個設ける構
成としたが、第1タイミングチェーン用第1通路と第2
タイミングチェーン用第1通路とを夫々複数個設けて使
用することも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、スペーサの中心部位にオイル供給通路を
延設し、スペーサの中心から外周方向に延びる第1通路
を設けるとともにスプロケットの内側から外側方向に延
びる第2通路を設け、スプロケットの回転時に第1、第
2通路を間欠的に連絡させこれら第1、第2通路をオイ
ル供給通路の一部として機能させるべく構成したので、
スプロケットとチェーンとの噛合部位を効率良く潤滑で
き、スプロケットとチェーンとの使用寿命を長くし得
て、実用上有利であるとともに、第1、第2通路の目詰
まりを減少でき、信頼性を向上できる。また、スペーサ
の中心から外周方向に延びる第1通路を設けるとともに
スプロケットの内側から外側方向に延びる第2通路を設
ける構成としたので、従来のものに比して部品点数を少
なくでき、複雑な加工を省略でき、製造コストを低減し
得て、経済的に有利であり、また、他のエンジン部品の
レイアウトを制約することなく形成でき、実用上有利で
あるとともに、噴射量の設定を容易に調整することがで
きる。更に、スプロケットの回転時に第1、第2通路を
間欠的に連絡させこれら第1、第2通路をオイル供給通
路の一部として機能させるべく構成したことにより、オ
イルの噴射量を小とし得るとともに、油圧低下の影響を
小とすることができ、実用上有利である。
発明によれば、スペーサの中心部位にオイル供給通路を
延設し、スペーサの中心から外周方向に延びる第1通路
を設けるとともにスプロケットの内側から外側方向に延
びる第2通路を設け、スプロケットの回転時に第1、第
2通路を間欠的に連絡させこれら第1、第2通路をオイ
ル供給通路の一部として機能させるべく構成したので、
スプロケットとチェーンとの噛合部位を効率良く潤滑で
き、スプロケットとチェーンとの使用寿命を長くし得
て、実用上有利であるとともに、第1、第2通路の目詰
まりを減少でき、信頼性を向上できる。また、スペーサ
の中心から外周方向に延びる第1通路を設けるとともに
スプロケットの内側から外側方向に延びる第2通路を設
ける構成としたので、従来のものに比して部品点数を少
なくでき、複雑な加工を省略でき、製造コストを低減し
得て、経済的に有利であり、また、他のエンジン部品の
レイアウトを制約することなく形成でき、実用上有利で
あるとともに、噴射量の設定を容易に調整することがで
きる。更に、スプロケットの回転時に第1、第2通路を
間欠的に連絡させこれら第1、第2通路をオイル供給通
路の一部として機能させるべく構成したことにより、オ
イルの噴射量を小とし得るとともに、油圧低下の影響を
小とすることができ、実用上有利である。
【0052】また、スペーサの中心部位にオイル供給通
路を延設し、スペーサの中心から外周方向に延びる第1
通路を設けるとともにスプロケットの内側から外側方向
に延びる第2通路を設け、第1通路の外周部位と第2通
路の内側部位とのいずれか一方に円周方向に広がる切欠
き部を設け、スプロケットの回転時に切欠き部を介して
第1、第2通路を間欠的に連絡させこれら第1、第2通
路をオイル供給通路の一部として機能させるべく構成し
たので、スプロケットとチェーンとの噛合部位に大なる
量のオイルを噴射でき、適切な潤滑を行い得て、実用上
有利であるとともに、第1、第2通路の目詰まりを減少
でき、信頼性を向上できる。また、スペーサの中心から
外周方向に延びる第1通路を設けるとともにスプロケッ
トの内側から外側方向に延びる第2通路を設け、第1通
路の外周部位と第2通路の内側部位とのいずれか一方に
円周方向に広がる切欠き部を設ける構成としたので、従
来のものに比して部品点数を少なくでき、複雑な加工を
省略でき、製造コストを低減し得て、経済的に有利であ
り、また、他のエンジン部品のレイアウトを制約するこ
となく形成でき、実用上有利であるとともに、噴射量の
設定を容易に調整することができる。更に、スプロケッ
トの回転時に切欠き部を介して第1、第2通路を間欠的
に連絡させこれら第1、第2通路をオイル供給通路の一
部として機能させるべく構成したことにより、油圧低下
の影響を小とすることができ、実用上有利である。
路を延設し、スペーサの中心から外周方向に延びる第1
通路を設けるとともにスプロケットの内側から外側方向
に延びる第2通路を設け、第1通路の外周部位と第2通
路の内側部位とのいずれか一方に円周方向に広がる切欠
き部を設け、スプロケットの回転時に切欠き部を介して
第1、第2通路を間欠的に連絡させこれら第1、第2通
路をオイル供給通路の一部として機能させるべく構成し
たので、スプロケットとチェーンとの噛合部位に大なる
量のオイルを噴射でき、適切な潤滑を行い得て、実用上
有利であるとともに、第1、第2通路の目詰まりを減少
でき、信頼性を向上できる。また、スペーサの中心から
外周方向に延びる第1通路を設けるとともにスプロケッ
トの内側から外側方向に延びる第2通路を設け、第1通
路の外周部位と第2通路の内側部位とのいずれか一方に
円周方向に広がる切欠き部を設ける構成としたので、従
来のものに比して部品点数を少なくでき、複雑な加工を
省略でき、製造コストを低減し得て、経済的に有利であ
り、また、他のエンジン部品のレイアウトを制約するこ
となく形成でき、実用上有利であるとともに、噴射量の
設定を容易に調整することができる。更に、スプロケッ
トの回転時に切欠き部を介して第1、第2通路を間欠的
に連絡させこれら第1、第2通路をオイル供給通路の一
部として機能させるべく構成したことにより、油圧低下
の影響を小とすることができ、実用上有利である。
【図1】この発明の第1実施例を示すV型エンジンの要
部拡大図である。
部拡大図である。
【図2】V型エンジンの要部拡大断面図である。
【図3】V型エンジンの概略説明図である。
【図4】この発明の第2実施例を示すV型エンジンの要
部拡大図である。
部拡大図である。
【図5】この発明の従来の技術を示すエンジンの断面図
である。
である。
【図6】エンジンの拡大断面図である。
【図7】V型エンジンの概略説明図である。
2 V型エンジン 4 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 8 シリンダバンク 10 クランク軸 36 スペーサ 38 大径スプロケット 40 小径スプロケット 42 第1タイミングチェーン 44 第2タイミングチェーン 46 第3タイミングチェーン 50 第4タイミングチェーン 54 オイル供給通路 56 第1通路 58 第2通路
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】更に、前記クランク軸10とオイルポンプ
48とをオイルポンプチェーン50により連絡してい
る。
48とをオイルポンプチェーン50により連絡してい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】そして、前記第1〜第3タイミングチェー
ン42、44、46及びオイルポンプチェーン50は、
図3に示す如く、タイミングチェーンカバー52により
被覆される。
ン42、44、46及びオイルポンプチェーン50は、
図3に示す如く、タイミングチェーンカバー52により
被覆される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 2 V型エンジン 4 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 8 シリンダバンク 10 クランク軸 36 スペーサ 38 大径スプロケット 40 小径スプロケット 42 第1タイミングチェーン 44 第2タイミングチェーン 46 第3タイミングチェーン 50 オイルポンプチェーン 54 オイル供給通路 56 第1通路 58 第2通路
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンに固設されたスペーサにスプロ
ケットを軸支して設け、このスプロケットに巻掛けられ
たチェーンとの噛合部位を潤滑すべく設けられたオイル
供給通路を有するチェーン潤滑装置において、前記スペ
ーサの中心部位にオイル供給通路を延設し、スペーサの
中心から外周方向に延びる第1通路を設けるとともに前
記スプロケットの内側から外側方向に延びる第2通路を
設け、前記スプロケットの回転時に第1、第2通路を間
欠的に連絡させこれら第1、第2通路を前記オイル供給
通路の一部として機能させるべく構成したことを特徴と
するチェーン潤滑装置。 - 【請求項2】 エンジンに固設されたスペーサにスプロ
ケットを軸支して設け、このスプロケットに巻掛けられ
たチェーンとの噛合部位を潤滑すべく設けられたオイル
供給通路を有するチェーン潤滑装置において、前記スペ
ーサの中心部位にオイル供給通路を延設し、スペーサの
中心から外周方向に延びる第1通路を設けるとともに前
記スプロケットの内側から外側方向に延びる第2通路を
設け、第1通路の外周部位と第2通路の内側部位とのい
ずれか一方に円周方向に広がる切欠き部を設け、前記ス
プロケットの回転時に切欠き部を介して第1、第2通路
を間欠的に連絡させこれら第1、第2通路を前記オイル
供給通路の一部として機能させるべく構成したことを特
徴とするチェーン潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11379093A JPH06299834A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | チェーン潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11379093A JPH06299834A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | チェーン潤滑装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299834A true JPH06299834A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14621160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11379093A Pending JPH06299834A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | チェーン潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06299834A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0811791A2 (de) * | 1996-06-05 | 1997-12-10 | Daimler-Benz Aktiengesellschaft | Kettentrieb, insbesondere Nebenantrieb bei einer Brennkraftmaschine |
FR2795475A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2000-12-29 | Sachs Automotive France Sa | Pignon d'entrainement ou de renvoi de chaine et moteur equipe d'un tel pignon |
JP2015148183A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 株式会社デンソー | バルブタイミング調整装置 |
JP2019173585A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP11379093A patent/JPH06299834A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0811791A2 (de) * | 1996-06-05 | 1997-12-10 | Daimler-Benz Aktiengesellschaft | Kettentrieb, insbesondere Nebenantrieb bei einer Brennkraftmaschine |
EP0811791A3 (de) * | 1996-06-05 | 1999-06-23 | DaimlerChrysler AG | Kettentrieb, insbesondere Nebenantrieb bei einer Brennkraftmaschine |
FR2795475A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2000-12-29 | Sachs Automotive France Sa | Pignon d'entrainement ou de renvoi de chaine et moteur equipe d'un tel pignon |
EP1065411A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2001-01-03 | Sachs Automotive France SA | Pignon de chaíne, ensemble de transmission de puissance et moteur équipés d'un tel pignon |
JP2015148183A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 株式会社デンソー | バルブタイミング調整装置 |
JP2019173585A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
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