JPH0629976U - 操向機構の操作装置 - Google Patents
操向機構の操作装置Info
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- JPH0629976U JPH0629976U JP6768392U JP6768392U JPH0629976U JP H0629976 U JPH0629976 U JP H0629976U JP 6768392 U JP6768392 U JP 6768392U JP 6768392 U JP6768392 U JP 6768392U JP H0629976 U JPH0629976 U JP H0629976U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速断で旋回を行っても旋回終了時におい
て、変速用クラッチがスムースに接続され、スムースな
発進ができるようにする。 【構成】 油圧クラッチ式変速装置と油圧式サイドクラ
ッチSCL・SCRと、油圧式サイドブレーキSBL・
SBRを有する作業車輌のトランスミッションにおい
て、油圧クラッチ式変速装置の油圧回路に配したディレ
イリリーフバルブ36の二次側に、サイドクラッチの油
圧作動回路とサイドブレーキの油圧作動回路とを接続
し、該ディレイリリーフバルブ36には一次側の一定の
圧力降下状態のみを感知して自動昇圧可能なオープンバ
ルブ37を設け、サイドクラッチの油圧作動回路に配し
た操向制御弁39の切換後にサイドブレーキを作動可能
とするシーケンス弁33と、該操向制御弁の切換動作に
連動してサイドブレーキの作動油圧を上昇させる可変式
減圧弁34をサイドブレーキの油圧作動回路に設けたも
のである。
て、変速用クラッチがスムースに接続され、スムースな
発進ができるようにする。 【構成】 油圧クラッチ式変速装置と油圧式サイドクラ
ッチSCL・SCRと、油圧式サイドブレーキSBL・
SBRを有する作業車輌のトランスミッションにおい
て、油圧クラッチ式変速装置の油圧回路に配したディレ
イリリーフバルブ36の二次側に、サイドクラッチの油
圧作動回路とサイドブレーキの油圧作動回路とを接続
し、該ディレイリリーフバルブ36には一次側の一定の
圧力降下状態のみを感知して自動昇圧可能なオープンバ
ルブ37を設け、サイドクラッチの油圧作動回路に配し
た操向制御弁39の切換後にサイドブレーキを作動可能
とするシーケンス弁33と、該操向制御弁の切換動作に
連動してサイドブレーキの作動油圧を上昇させる可変式
減圧弁34をサイドブレーキの油圧作動回路に設けたも
のである。
Description
【0001】
本考案は、油圧クラッチ式変速装置の油圧回路を利用して操向装置のサイドク ラッチとサイドブレーキを作動するための構成に関する。
【0002】
従来から油圧クラッチ式変速装置を用いて変速し、サイドクラッチとサイドブ レーキを圧油により作動させて操向を行う技術は公知となっているのである。例 えば、実開昭61−69548号公報の技術である。
【0003】
このような従来の技術では、油圧クラッチ式変速装置及びサイドクラッチとサ イドブレーキそれぞれに専用の油圧ポンプにより圧油を供給する構成となってお り、二つの油圧ポンプを並列に設けているので、エンジンへの負荷が大きくなる とともにスペースも必要であり、配管等の部品点数が増加し、油路も構成する必 要があり、コスト高の要因になっていたのである。また、高速段で旋回を行った 場合には、サイドクラッチを接とすると急発進することがあり大変危険であり、 サイドクラッチをドッグ式とした場合にはクラッチ断から接としたときに弾かれ て動力の伝達がスムースにできないことがあったのである。
【0004】
本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説 明する。即ち、油圧クラッチ式変速装置から左右の走行装置へ動力の伝達を独立 的に遮断自在なサイドクラッチと、動力遮断側の走行装置を制動するサイドブレ ーキからなる操向機構を油圧作動型に構成した作業車両のトランスミッションに おいて、油圧クラッチ式変速装置の油圧回路に配したディレイリリーフバルブの 二次側に、サイドクラッチの油圧作動回路とサイドブレーキの油圧作動回路とを 接続し、該ディレイリリーフバルブには一次側の一定の圧力降下状態のみを感知 して自動昇圧可能なオープンバルブを設け、サイドブレーキの油圧作動回路には 、サイドクラッチの油圧作動回路に配した操向制御弁の切換後にサイドブレーキ を作動可能とするシーケンス弁を設けると共に、該操向制御弁の切換動作に連動 してサイドブレーキの作動油圧を上昇させる可変式減圧弁を設けたものである。
【0005】
このように構成することによって、主変速レバーを回動して油圧クラッチ式変 速装置を変速する際は切換バルブ30の変速過渡期のポンプ圧オープンにより、 絞り弁50の前後に圧力差が生じオープンバルブ37がその油圧回路の一定の圧 力降下を感知し、一次側圧力を低圧に減圧し、その後自動昇圧させる。又、ディ レイリリーフバルブは変速時ごとに作動させることによりショックを減少し、ま た、サイドクラッチレバーを回動して旋回を行う時には、前記ディレイリリーフ バルブから排出される二次側の圧油が操向制御弁よりサイドクラッチに導かれ旋 回側のクラッチが断となり、この圧油は調圧弁によりクラッチが作動するための 所定圧にまで高められ、この圧油がパイロット油路よりまず切換弁35、次にシ ーケンス弁33が切り換えられて、サイドブレーキへ圧油が送油され、旋回側を 制動し、このサイドブレーキの作動油圧はサイドクラッチレバーに連動連結した 可変減圧弁により回動量に比例した油圧とし、制動力を調整できるようにし、旋 回完了時のみ絞り弁50の前後の圧力差により、オープンバルブ37が作動し、 変速時と同様にディレイリリーフバルブ36が作動する。それにより変速用油圧 クラッチの作動圧が減少してスリップ係合する程度に作動圧が低下し、半クラッ チとなって駆動力がそのまま伝えられず、緩発進することになるのである。
【0006】
次に実施例を説明する。図1はトランスミッションケースのスケルトン図、図 2は本考案の操作装置の油圧回路図である。図1において、ミッションケース1 の上部に入力軸2が横架され、該ミッションケース1外側の入力軸2上の一端に 入力プーリー3が固設され、他端に油圧ポンプPが付設され、該ミッションケー ス1内の入力軸2上には遊嵌ギア4と摺動ギア5が外嵌され、該遊嵌ギア4は副 変速軸6上に固設した歯車7と常時噛合し、摺動ギア5は副変速レバーの回動に より摺動されて、遊嵌ギア4の歯部4aと副変速軸6上の歯車8・9と選択して 噛合させて副変速を可能としているのである。
【0007】 該副変速軸6上の歯車9は更に変速一軸11上に遊嵌した歯車13及び変速二 軸12上に遊嵌した歯車15と噛合し、副変速軸6上の歯車10は変速一軸11 上に遊嵌した歯車14と噛合し、該歯車14は変速二軸12上に遊嵌した歯車1 6と噛合しているのである。そして、該変速一軸11と歯車14の間に一速油圧 クラッチF1が介装され、変速一軸11と歯車13の間に二速油圧クラッチF2 が介装され、変速二軸12と歯車15の間に三速油圧クラッチF3が介装され、 変速二軸12と歯車16の間に後進速油圧クラッチR1が介装され、油圧クラッ チ式変速装置が構成され、主変速レバーを回動することによりそれぞれの油圧ク ラッチが接とされ変速が行われるのである。
【0008】 また、変速一軸11中央に形成した歯車17、及び、変速二軸12中央に形成 した歯車18がサイドクラッチ軸19上に固設した歯車20と噛合し、変速二軸 12端にはブレーキドラム22が固設され、駐車ブレーキを構成している。前記 歯車20両側面とサイドクラッチ軸19上に遊嵌した歯車23L・23Rの間に 油圧サイドクラッチSCL・SCRが構成され、該歯車23L・23Rはサイド ブレーキ軸21上に遊嵌した歯車24aL・24aRと噛合し、該歯車24aL ・24aRとサイドブレーキ軸21の間に油圧サイドブレーキSBL・SBRが 形成され、サイドブレーキ軸21上に遊嵌した歯車24bL・24bRが車軸3 1L・31R上の歯車32L・32Rと噛合し、該車軸31L・31R両端に駆 動スプロケット等を固設してクローラ又は走行輪を駆動可能としているのである 。
【0009】 そして、前記油圧クラッチF1・F2・F3・R1及び油圧サイドクラッチS CL・SCR、油圧サイドブレーキSBL・SBRは図2に示す油圧回路の如く 接続されているのである。即ち、油圧ポンプPからの圧油は分岐されて、一方は 切換バルブ30を介して油圧クラッチF1・F2・F3・R1に送油可能とされ 、該切換バルブ30を切り換えることにより択一的に送油して動力の断・接可能 として、変速ができるようにしており、油圧ポンプPからの圧油の他方はディレ イリリーフバルブ36を介して油圧サイドクラッチ側に送油されるが、該ディレ イリリーフバルブ36のスプールコントロール側にはオープンバルブ37が設け られ、変速用油圧クラッチ側の油圧回路の圧力変動を感知して油圧クラッチの作 動圧を低下可能としているのである。そして、該ディレイリリーフバルブ36の 二次側に操向制御弁39が接続され、該操向制御弁39は電磁バルブよりなり、 サイドクラッチレバー43の回動によりON/OFFされるスイッチ44L・4 4Rにより切り換えられるのである。
【0010】 該操向制御弁39の出力ポートA・Bと油圧サイドクラッチSCL・SCRの 間には油路45L・45Rが接続され、該油路45L・45R間に油圧サイドク ラッチSCL・SCRの作動を低圧でも作動できるように設定するシャトル切換 型の調圧弁40が介装されているのである。また、前記ディレイリリーフバルブ 36の二次側に操向制御弁39と並列にシーケンス弁33を接続し、更に直列に 可変減圧弁34、切換弁35、油圧サイドブレーキSBL・SBRが接続され、 切換弁35はパイロット油圧により切り換えられる制御弁よりなり、パイロット 油路46L・46Rが前記油路45L・45Rと切換弁35及びシーケンス弁3 3のスプールを摺動させる油室側との間をそれぞれ連通されており、シーケンス 弁33はサイドクラッチレバー43とワイヤー等で連動連結されている。42は 潤滑油圧を設定する低圧リリーフバルブである。
【0011】 このような構成において、油圧ポンプPからの圧油は主変速レバーを回動して 切換バルブ30を切り換えることによって変速一軸11および変速二軸12上の 油圧クラッチF1・F2・F3・R1の1つを選択して送油されてクラッチを接 として変速が行われる。この油圧クラッチの作用油圧はディレイリリーフバルブ 36とオープンバルブ37により設定され、ディレイリリーフバルブ36が開か れるとその二次側の圧油は操向制御弁39に送油される。ここでサイドクラッチ レバー43を例えば左側に倒すと操向制御弁39が切換わり給油ポートが出力ポ ートAに接続され、油は油路45Lを通り調圧弁40により低圧に調整され油圧 サイドクラッチSCLが作動され、歯車20から歯車23Lへの動力の伝達が断 たれ、左方へ機体が旋回するのである。そして、パイロット油路46Lよりシー ケンス弁33が開かれ、同時に切換弁35も切り換わり、圧油がディレイリリー フバルブ36の二次側よりシーケンス弁33、可変減圧弁34、切換弁35を介 して油圧サイドブレーキSBLが作動し、車軸31L側が制動されて更に急な旋 回を可能としているのである。この時、可変減圧弁34はサイドクラッチレバー 43の回動量に比例した圧で開閉し、油圧サイドブレーキの制動力が調整できる ようにしているのである。そして、旋回終了後に変速用油圧クラッチ側の油圧は スリップ係合する程度にまで作動圧が低下し、高速段で走行している場合であっ てもスムースな発進ができるのである。また、逆にサイドクラッチレバー43を 右側に回動した時も同様に作用するものである。
【0012】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、 サイドクラッチレバーを回動して旋回を行い、旋回が完了すると、変速用油圧ク ラッチの作動圧が下がり半クラッチ状態となるので、高速段であっても急発進と はならずスムースな発進ができるようになり安全に旋回ができ、また、変速も滑 らかに行うことができるようになり、サイドクラッチがドッグ式に構成した場合 であっても弾かれてクラッチを接とすることができなくなるようなことがないの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスミッションケースのスケルトン図であ
る。
る。
【図2】本考案の操作装置の油圧回路図である。
【図3】一次側圧力と時間の関係を示す図である。
P 油圧ポンプ F1・F2・F3・R1 油圧クラッチ SCL・SCR サイドクラッチ SBL・SBR サイドブレーキ 30 切換バルブ 33 シーケンス弁 34 可変減圧弁 35 切換弁 36 ディレイリリーフバルブ 37 オープンバルブ 39 操向制御弁
Claims (1)
- 【請求項1】 油圧クラッチ式変速装置から左右の走行
装置へ動力の伝達を独立的に遮断自在なサイドクラッチ
と、動力遮断側の走行装置を制動するサイドブレーキか
らなる操向機構を油圧作動型に構成した作業車両のトラ
ンスミッションにおいて、油圧クラッチ式変速装置の油
圧回路に配したディレイリリーフバルブの二次側に、サ
イドクラッチの油圧作動回路とサイドブレーキの油圧作
動回路とを接続し、該ディレイリリーフバルブには一次
側の一定の圧力降下状態のみを感知して自動昇圧可能な
オープンバルブを設け、サイドブレーキの油圧作動回路
には、サイドクラッチの油圧作動回路に配した操向制御
弁の切換後にサイドブレーキを作動可能とするシーケン
ス弁を設けると共に、該操向制御弁の切換動作に連動し
てサイドブレーキの作動油圧を上昇させる可変式減圧弁
を設けたことを特徴とする操向機構の操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6768392U JP2558893Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 操向機構の操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6768392U JP2558893Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 操向機構の操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629976U true JPH0629976U (ja) | 1994-04-19 |
JP2558893Y2 JP2558893Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=13352042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6768392U Expired - Fee Related JP2558893Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 操向機構の操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558893Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP6768392U patent/JP2558893Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2558893Y2 (ja) | 1998-01-14 |
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