JPH0629972A - データリンクプロトコル制御装置のバッファメモリ管理方式 - Google Patents

データリンクプロトコル制御装置のバッファメモリ管理方式

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JPH0629972A
JPH0629972A JP4201900A JP20190092A JPH0629972A JP H0629972 A JPH0629972 A JP H0629972A JP 4201900 A JP4201900 A JP 4201900A JP 20190092 A JP20190092 A JP 20190092A JP H0629972 A JPH0629972 A JP H0629972A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロトコル処理対象データをそのデータ長に
応じた可変長のエリア毎にバッファメモリに格納して、
バッファメモリの使用効率を向上させる。 【構成】 上位インタフェース装置3は信号網制御装置
1からデータ長表示データの送信があるとデータ長を記
憶し、バッファアドレス管理装置5はデータ長に基づい
てプロトコル処理対象データがバッファメモリ4に格納
可能であれば先頭アドレスを上位インタフェース装置3
に通知するとともに先頭アドレスおよび最終アドレスを
FIFOメモリ6に格納する。上位インタフェース装置
3は信号網制御装置1からプロトコル処理対象データの
送信があるとデータ長分を先頭アドレスからバッファメ
モリ4に格納する。プロトコル変換装置7はFIFOメ
モリ6から取り出した先頭アドレスおよび最終アドレス
に基づいてバッファメモリ4からデータを読み出してプ
ロトコル変換し回線終端装置8に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータリンクプロトコル
制御装置のバッファメモリ管理方式に関し、特に電話交
換局において信号網制御装置と回線終端装置との間に位
置するデータリンクプロトコル制御装置のバッファメモ
リ管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバッファメモリ管理方式
では、信号網制御装置から1回のアクセスで転送される
プロトコル処理対象データは、プロトコル処理対象デー
タの最大長を1エリアとしてバッファメモリ内に固定数
分だけあらかじめ割り付けられている固定長のエリアに
順次格納されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のバッファメ
モリ管理方式では、プロトコル処理対象データのデータ
長が短いときでもプロトコル処理対象データの最大長に
相当する1エリアをバッファメモリ内に占有して使用す
るため、1エリア内で必要なデータが格納されている部
分以外が無駄になり、バッファメモリの使用効率が悪く
なるという欠点があった。
【0004】また、バッファメモリ内のエリア数が固定
であるため、短いデータ長のデータ転送が続く場合に
は、バッファメモリの容量に比較して転送されているデ
ータ容量は少量であってもバッファメモリ内のエリア数
のしきい値を超えてプロトコル処理対象データの転送が
不可能になるという欠点があった。
【0005】本発明の目的は、上述の点に鑑み、プロト
コル処理対象データをそのデータ長に応じた可変長のエ
リアとしてバッファメモリに格納するようにしたデータ
リンクプロトコル制御装置のバッファメモリ管理方式を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のデータリンクプ
ロトコル制御装置のバッファメモリ管理方式は、電話交
換局において信号網制御装置と回線終端装置との間に位
置するデータリンクプロトコル制御装置において、前記
信号網制御装置から送信されてきたプロトコル処理対象
データを格納するバッファメモリと、このバッファメモ
リのプロトコル処理対象データが格納されたエリアの先
頭アドレスおよび最終アドレスを先入れ先出し方式で格
納するFIFOメモリと、前記信号網制御装置からプロ
トコル処理対象データ長表示データの送信があったとき
にプロトコル処理対象データのデータ長を認識して記憶
し、前記信号網制御装置からプロトコル処理対象データ
の送信があったときにデータ長分のプロトコル処理対象
データを前記バッファメモリに転送する上位インタフェ
ース装置と、この上位インタフェース装置から通知され
るデータ長に基づいてプロトコル処理対象データが前記
バッファメモリに格納可能かどうかを判断し格納可能な
場合にはプロトコル処理対象データを格納するエリアの
先頭アドレスを前記上位インタフェース装置に通知する
とともに先頭アドレスおよび先頭アドレスにデータ長を
加えた最終アドレスを前記FIFOメモリに格納するバ
ッファアドレス管理装置と、前記FIFOメモリから取
り出した先頭アドレスおよび最終アドレスに基づいて前
記バッファメモリからプロトコル処理対象データを読み
出してプロトコル変換し前記回線終端装置に送出するプ
ロトコル変換装置とを具備する。
【0007】
【作用】本発明のデータリンクプロトコル制御装置のバ
ッファメモリ管理方式では、バッファメモリが信号網制
御装置から送信されてきたプロトコル処理対象データを
格納し、FIFOメモリがバッファメモリのプロトコル
処理対象データが格納されたエリアの先頭アドレスおよ
び最終アドレスを先入れ先出し方式で格納し、上位イン
タフェース装置が信号網制御装置からプロトコル処理対
象データ長表示データの送信があったときにプロトコル
処理対象データのデータ長を認識して記憶し、信号網制
御装置からプロトコル処理対象データの送信があったと
きにデータ長分のプロトコル処理対象データをバッファ
メモリに転送し、バッファアドレス管理装置が上位イン
タフェース装置から通知されるデータ長に基づいてプロ
トコル処理対象データがバッファメモリに格納可能かど
うかを判断し格納可能な場合にはプロトコル処理対象デ
ータを格納するエリアの先頭アドレスを上位インタフェ
ース装置に通知するとともに先頭アドレスおよび先頭ア
ドレスにデータ長を加えた最終アドレスをFIFOメモ
リに格納し、プロトコル変換装置がFIFOメモリから
取り出した先頭アドレスおよび最終アドレスに基づいて
バッファメモリからプロトコル処理対象データを読み出
してプロトコル変換し回線終端装置に送出する。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施例に係るバッファ
メモリ管理方式が適用されたデータリンクプロトコル制
御装置2の構成を示すブロック図である。このデータリ
ンクプロトコル制御装置2は、電話交換局において信号
網制御装置1と回線終端装置8との間に位置し、上位イ
ンタフェース装置3と、バッファメモリ4と、バッファ
アドレス管理装置5と、FIFO(First−In
First−Out)メモリ6と、プロトコル変換装置
7とを含んで構成されている。
【0010】上位インタフェース装置3は、信号網制御
装置1からプロトコル処理対象データに先がけてプロト
コル処理対象データ長表示データが送信されてくると、
プロトコル処理対象データのデータ長を認識して記憶す
る。また、上位インタフェース装置3は、データリンク
プロトコル制御装置1から送信されてきたプロトコル処
理対象データをバッファアドレス管理装置5から通知さ
れてくる先頭アドレスを先頭としてデータ長分だけバッ
ファメモリ4に転送する。
【0011】バッファメモリ4は、信号網制御装置1か
ら送信されてくるプロトコル処理対象データを格納す
る。
【0012】バッファアドレス管理装置5は、バッファ
メモリ4でプロトコル処理対象データが格納されている
全エリアの使用開始アドレスおよび使用終了アドレスを
内部に記憶しており、使用開始アドレスおよび使用終了
アドレスがバッファメモリ4の最大アドレスを越えた場
合にはサイクリックに最小アドレスに戻すようになって
いる。
【0013】FIFOメモリ6は、バッファメモリ4の
プロトコル処理対象データが格納されている各エリアの
先頭アドレスおよび最終アドレスを先入れ先出し方式で
順次格納する。
【0014】プロトコル変換装置7は、FIFOメモリ
6から取り出した先頭アドレスおよび最終アドレスに基
づいて次に処理すべきプロトコル処理対象データをバッ
ファメモリ4から読み出してプロトコル変換して回線終
端装置8に送出するとともに、先頭アドレスおよび最終
アドレスをバッファアドレス管理装置5に通知する。
【0015】なお、図1中、符号9は上位データ線、1
0はバッファメモリ書込み線、11はデータ長通知線、
12はアドレス通知線、13はFIFOメモリ書込み
線、14はFIFOメモリ読出し線、15は空きアドレ
ス通知線、16はバッファメモリ読出し線、17はプロ
トコルデータ送信線をそれぞれ示す。
【0016】次に、このように構成された本実施例のデ
ータリンクプロトコル制御装置のバッファメモリ管理方
式の動作について説明する。
【0017】信号網制御装置1から上位データ線9を介
してデータリンクプロトコル制御装置2内の上位インタ
フェース装置3にプロトコル処理対象データ長表示デー
タが受信されると、上位インタフェース装置3は、プロ
トコル処理対象データのデータ長を記憶し、かつデータ
長通知線11を介してバッファアドレス管理装置5に通
知する。
【0018】バッファアドレス管理装置5は、上位イン
タフェース装置3からデータ長を通知されると、内部に
記憶しているバッファメモリ4の使用開始アドレスと使
用終了アドレスとの差分である使用中のメモリ容量とバ
ッファメモリ4の全容量とを比較して空き容量を算出
し、空き容量と通知されたデータ長とを比較する。空き
容量の方がデータ長より小さい場合には、バッファアド
レス管理装置5は、データ転送不可をアドレス通知線1
2を介して上位インタフェース装置3に通知する。
【0019】上位インタフェース装置3は、バッファア
ドレス管理装置5からデータ転送不可が通知されると、
次に信号網制御装置1から転送されてくるプロトコル処
理対象データを引き取らないようにし、信号網制御装置
1に次のサイクルで同一データを再送するように促す。
【0020】一方、空き容量の方がデータ長より大きい
場合には、バッファアドレス管理装置5は、データ転送
可として、内部に記憶しているバッファメモリ4の使用
終了アドレスの次アドレスをプロトコル処理対象データ
を格納するエリアの先頭アドレスとしてアドレス通知線
12を介して上位インタフェース装置3に通知する。
【0021】上位インタフェース装置3は、バッファア
ドレス管理装置5からデータ転送可としてアドレスが通
知されると、次に信号網制御装置1から転送されてくる
プロトコル処理対象データを引き取り、通知されたアド
レスをバッファメモリ4の先頭アドレスとして、記憶し
ているデータ長分のプロトコル処理対象データをバッフ
ァメモリ書込み線10を介してバッファメモリ4に書き
込む。上位インタフェース装置3は、プロトコル処理対
象データをバッファメモリ4に転送完了したことを認識
すると、プロトコル処理対象データの転送完了をデータ
長通知線11を介してバッファアドレス管理装置5に通
知する。
【0022】バッファアドレス管理装置5は、上位イン
タフェース装置3からプロトコル処理対象データの転送
完了を通知されると、そのサイクルに転送したプロトコ
ル処理対象データを格納したバッファメモリ4のエリア
の先頭アドレスおよび先頭アドレスにデータ長を加算し
た最終アドレスをFIFOメモリ書込み線13を介して
FIFOメモリ6に書き込み、内部に記憶しているバッ
ファメモリ4の使用終了アドレスを最終アドレスに更新
する。
【0023】一方、プロトコル変換装置7は、FIFO
メモリ6からFIFOメモリ読出し線14を介して先頭
アドレスおよび終了アドレスを取り出し、先頭アドレス
および終了アドレスに相当するエリアのプロトコル処理
対象データをバッファメモリ4からバッファメモリ読出
し線16を介して読み出してプロトコル変換し、変換し
たプロトコル変換データをプロトコルデータ送信線17
を介して回線終端装置8に送出する。プロトコル変換装
置7は、プロトコル変換データを送出し終えたならば、
該当するプロトコル処理対象データが格納されていたエ
リアの先頭アドレスおよび最終アドレスを空きアドレス
通知線15を介してバッファアドレス管理装置5に通知
する。
【0024】バッファアドレス管理装置5は、プロトコ
ル変換装置7から先頭アドレスおよび最終アドレスの通
知を受けると、該当するアドレスのバッファメモリ4の
エリアを空きエリアと認識し、内部に記憶しているバッ
ファメモリ4の使用開始アドレスを通知された最終アド
レスの次のアドレスに更新する。
【0025】なお、プロトコル変換装置7は、信号網制
御装置1からのデータ入力タイミングと非同期で動作し
ているが、FIFOメモリ6にはバッファメモリ4のプ
ロトコル処理対象データを格納する各エリアの先頭アド
レスおよび最終アドレスが入力順に登録され、またその
順序で取り出されるため、プロトコル処理対象データの
到着順にプロトコル変換処理を行うシーケンスは保たれ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プロトコ
ル処理対象データのデータ長に対応して必要なサイズ分
のエリアのみをバッファメモリ内に確保してプロトコル
処理対象データを順次格納するようにしたことにより、
バッファメモリ内にプロトコル処理対象データが連続的
に格納されるようになり、バッファメモリの使用効率を
上げることができるという効果がある。
【0027】また、従来はプロトコル処理対象データの
データ長に関係なく固定であったバッファメモリ内のエ
リア数をデータ長に応じて可変にとることが可能になる
ので、1回に転送されるデータ長が短いアクセスが連続
する場合にはバッファメモリ内に多くのエリア数を確保
できるため、従来発生していたエリア数のしきい値を超
えるためにプロトコル処理対象データの転送が不可能と
なる事態を防ぐことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデータリンクプロトコ
ル制御装置のバッファメモリ管理方式の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 信号網制御装置 2 データリンクプロトコル制御装置 3 上位インタフェース装置 4 バッファメモリ 5 バッファアドレス管理装置 6 FIFOメモリ 7 プロトコル変換装置 8 回線終端装置 9 上位データ線 10 バッファメモリ書込み線 11 データ長通知線 12 アドレス通知線 13 FIFOメモリ書込み線 14 FIFOメモリ読出し線 15 空きアドレス通知線 16 バッファメモリ読出し線 17 プロトコルデータ送信線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話交換局において信号網制御装置と回
    線終端装置との間に位置するデータリンクプロトコル制
    御装置において、 前記信号網制御装置から送信されてきたプロトコル処理
    対象データを格納するバッファメモリと、 このバッファメモリのプロトコル処理対象データが格納
    されたエリアの先頭アドレスおよび最終アドレスを先入
    れ先出し方式で格納するFIFOメモリと、 前記信号網制御装置からプロトコル処理対象データ長表
    示データの送信があったときにプロトコル処理対象デー
    タのデータ長を認識して記憶し、前記信号網制御装置か
    らプロトコル処理対象データの送信があったときにデー
    タ長分のプロトコル処理対象データを前記バッファメモ
    リに転送する上位インタフェース装置と、 この上位インタフェース装置から通知されるデータ長に
    基づいてプロトコル処理対象データが前記バッファメモ
    リに格納可能かどうかを判断し格納可能な場合にはプロ
    トコル処理対象データを格納するエリアの先頭アドレス
    を前記上位インタフェース装置に通知するとともに先頭
    アドレスおよび先頭アドレスにデータ長を加えた最終ア
    ドレスを前記FIFOメモリに格納するバッファアドレ
    ス管理装置と、 前記FIFOメモリから取り出した先頭アドレスおよび
    最終アドレスに基づいて前記バッファメモリからプロト
    コル処理対象データを読み出してプロトコル変換し前記
    回線終端装置に送出するプロトコル変換装置とを具備す
    ることを特徴とするデータリンクプロトコル制御装置の
    バッファメモリ管理方式。
JP4201900A 1992-07-06 1992-07-06 データリンクプロトコル制御装置のバッファメモリ管理方式 Expired - Lifetime JP2937218B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996007254A1 (en) * 1994-08-30 1996-03-07 Seiko Instruments Inc. Receiver
KR100317785B1 (ko) * 1999-10-25 2001-12-22 서평원 관문국 시스템에서 서로 다른 신호망 프로토콜 연동 방법
JP2014039113A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Nec Commun Syst Ltd プロトコル変換支援装置、プロトコル変換支援方法、及び、プロトコル変換支援プログラム

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