JPH0629970B2 - マスク層を有する製版用静電記録材料 - Google Patents
マスク層を有する製版用静電記録材料Info
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- JPH0629970B2 JPH0629970B2 JP23211583A JP23211583A JPH0629970B2 JP H0629970 B2 JPH0629970 B2 JP H0629970B2 JP 23211583 A JP23211583 A JP 23211583A JP 23211583 A JP23211583 A JP 23211583A JP H0629970 B2 JPH0629970 B2 JP H0629970B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、マスク層を有する製版用静電記録材料に係
り、特に(1)のせ文字、抜き文字、 (2)写真の切り抜き合成、おぼび(3)毛抜き合せ等
に有効なマスク層を有する製版用静電記録材料に関する
ものである。
り、特に(1)のせ文字、抜き文字、 (2)写真の切り抜き合成、おぼび(3)毛抜き合せ等
に有効なマスク層を有する製版用静電記録材料に関する
ものである。
従来、写真印刷の製版作業に於いて文字やカラー写真を
含む貼込み原稿からPS刷版のための分版されたフィル
ム原稿を作成する過程で、銀塩その他の反転感光材料、
或いはマスキング材料といわれる原稿の不要部分を選択
的に感光材料の感光波長域、言い換えれば感光材料を露
光する際使用する光源が照射する活性光線に対して遮光
する材料等が使用されている。
含む貼込み原稿からPS刷版のための分版されたフィル
ム原稿を作成する過程で、銀塩その他の反転感光材料、
或いはマスキング材料といわれる原稿の不要部分を選択
的に感光材料の感光波長域、言い換えれば感光材料を露
光する際使用する光源が照射する活性光線に対して遮光
する材料等が使用されている。
そして前記のマスキング材料としては、活性光線遮光性
の着色剤をプラスチックスや紙に添加せしめた着色プラ
スチックフィルムや着色紙、或いは透明プラスチックフ
ィルムの片面に、活性光線を遮光する能力のある剥離性
皮膜を設けたものが知られている。
の着色剤をプラスチックスや紙に添加せしめた着色プラ
スチックフィルムや着色紙、或いは透明プラスチックフ
ィルムの片面に、活性光線を遮光する能力のある剥離性
皮膜を設けたものが知られている。
前者のマスキング材料は、材料自体を切り抜いてパター
ン化して使用し、後者のマスキング材料は、プラスチッ
クフィルム支持体上の着色皮膜のみをカッターナイフな
どで切り、不要部分だけを支持体から剥離して遮光性皮
膜のパターンを形成するものである。
ン化して使用し、後者のマスキング材料は、プラスチッ
クフィルム支持体上の着色皮膜のみをカッターナイフな
どで切り、不要部分だけを支持体から剥離して遮光性皮
膜のパターンを形成するものである。
このようなパターン化の作業は、通常貼込み原稿または
撮影したリス原稿と重ねて行ない、パターン化されたマ
スク材料は銀塩等の写真材料と透明粘着テープで貼り合
せて次の工程の原稿とされている。
撮影したリス原稿と重ねて行ない、パターン化されたマ
スク材料は銀塩等の写真材料と透明粘着テープで貼り合
せて次の工程の原稿とされている。
前記した従来のマスキング作業に於いては、ナイフ等に
よるカッティング作業中に原稿の位置ズレを起こし易
く、また感光性フィルムとマスク材が重なるため、感光
乳剤面と遮光性皮膜との間のベース厚が増し、焼きボケ
が生ずる欠陥があった。
よるカッティング作業中に原稿の位置ズレを起こし易
く、また感光性フィルムとマスク材が重なるため、感光
乳剤面と遮光性皮膜との間のベース厚が増し、焼きボケ
が生ずる欠陥があった。
また銀塩材料に於いては、露光、現像工程を暗室内で処
理しなければならず、作業能率が悪く、露光および現像
等に伴う装置が必要である。
理しなければならず、作業能率が悪く、露光および現像
等に伴う装置が必要である。
一方、ジアゾニウム感光材料においては現像時にアンモ
ニアを使用するため、臭いの問題があった。前記のジア
ゾ感光材料は銀塩材料に比べてある程度、明室化するこ
とができるもののそれでも安全光を必要とした。
ニアを使用するため、臭いの問題があった。前記のジア
ゾ感光材料は銀塩材料に比べてある程度、明室化するこ
とができるもののそれでも安全光を必要とした。
更に銀塩材料、ジアゾニウム感光材料ともに貯蔵安定性
の問題があり、特にジアゾニウム感光材料はシェルフラ
イフが1年前後と短く、またその保存には、冷暗所また
は装置を要した。
の問題があり、特にジアゾニウム感光材料はシェルフラ
イフが1年前後と短く、またその保存には、冷暗所また
は装置を要した。
そしてまた、前記の銀塩材料、ジアゾニウム感光材料と
もに、オリジナル原稿より光学的に第二原図を得るた
め、経時変更修正を行なうに伴い、一定期間オリジナル
原稿を保管する必要があり、保管中のオリジナル原稿の
温湿度変化による寸法安定法に問題があり、経時変更に
伴う修正時に、オリジナル原稿と修正図面との間に、位
置ずれを起こし、オリジナル原稿と修正図面とのトンボ
合わせによる位置決めが困難となるものであった。
もに、オリジナル原稿より光学的に第二原図を得るた
め、経時変更修正を行なうに伴い、一定期間オリジナル
原稿を保管する必要があり、保管中のオリジナル原稿の
温湿度変化による寸法安定法に問題があり、経時変更に
伴う修正時に、オリジナル原稿と修正図面との間に、位
置ずれを起こし、オリジナル原稿と修正図面とのトンボ
合わせによる位置決めが困難となるものであった。
一方、紙質のマスク材料は温湿度の影響を受けて反り易
く、ネガ原稿の大面積をマスクして使用する場合など、
寸法精度が特に悪く、精密製版には問題があった。
く、ネガ原稿の大面積をマスクして使用する場合など、
寸法精度が特に悪く、精密製版には問題があった。
これに対して本発明は前記従来の製版材料の欠陥を解消
したものである。
したものである。
第1の発明は、透明支持体の片面に剥離性低抵抗マスク
層を介して誘電体層を設けて成ることを特徴とするマス
ク層を有する製版用静電記録材料である。
層を介して誘電体層を設けて成ることを特徴とするマス
ク層を有する製版用静電記録材料である。
第2の発明は、透明支持体の表面抵抗値が101〜10
18Ω/cm2、好ましくは104〜109Ω/cm2、体積抵
抗値が101〜1020Ωcm、好ましくは104〜1010
Ωcmである透明支持体の表面に直接剥離性誘電体マスク
層を設けて成ることを特徴とするマスク層を有する製版
用静電記録材料である。
18Ω/cm2、好ましくは104〜109Ω/cm2、体積抵
抗値が101〜1020Ωcm、好ましくは104〜1010
Ωcmである透明支持体の表面に直接剥離性誘電体マスク
層を設けて成ることを特徴とするマスク層を有する製版
用静電記録材料である。
第3の発明は、透明支持体上の片面に剥離層を設け、更
にその上に表面抵抗値が101〜1010Ω/cm2なる低
抵抗層を介して誘電体層を積層して成るマスク層を有す
る製版用静電記録材料である。
にその上に表面抵抗値が101〜1010Ω/cm2なる低
抵抗層を介して誘電体層を積層して成るマスク層を有す
る製版用静電記録材料である。
以下、本発明を図面を基に説明する。
第1図は第1の発明を示すもので、透明支持体1の一方
の面に剥離可能な剥離性低抵抗マスク層2が設けてあ
り、更にその上に誘電体層3が重層してあり、前記透明
支持体1の他方の面には低抵抗層4を設けて構成してあ
る。
の面に剥離可能な剥離性低抵抗マスク層2が設けてあ
り、更にその上に誘電体層3が重層してあり、前記透明
支持体1の他方の面には低抵抗層4を設けて構成してあ
る。
前記の低抵抗層4は透明または半透明であることが望ま
しい。そして低抵抗層4は場合によっては設けなくても
よく、また剥離性があってもよい。
しい。そして低抵抗層4は場合によっては設けなくても
よく、また剥離性があってもよい。
本発明で使用する透明支持体1は、表面抵抗値101〜
1020Ω/cm2、体積抵抗値101〜1020Ωcmならば
よく、第2図のように表面抵抗値が101〜1010Ω/
cm2、体積抵抗値が101〜1015Ωcmならば、低抵抗
透明支持体上に、直接剥離性誘電体マスク層を設けるこ
とができる。
1020Ω/cm2、体積抵抗値101〜1020Ωcmならば
よく、第2図のように表面抵抗値が101〜1010Ω/
cm2、体積抵抗値が101〜1015Ωcmならば、低抵抗
透明支持体上に、直接剥離性誘電体マスク層を設けるこ
とができる。
本発明に於いて使用される透明支持体としては例えば、
ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル
樹脂、塩化ブニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリサルフィン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂を成膜したフィルムま
たはシート状のもの等が挙げられる。
ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル
樹脂、塩化ブニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリサルフィン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂を成膜したフィルムま
たはシート状のもの等が挙げられる。
剥離性低抵抗マスク層2は、活性光線、特に紫外線に対
して遮光性効果のある顔料または染料を分散若しくは溶
解せしめた可とう性の熱可塑性高分子物質、合成ゴム及
び天然ゴム等から成る。
して遮光性効果のある顔料または染料を分散若しくは溶
解せしめた可とう性の熱可塑性高分子物質、合成ゴム及
び天然ゴム等から成る。
具体的には、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、ポリビ
ニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルア
ルコール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ア
クリロニトリル樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、
ABS樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の合成樹
脂、ネオプレンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、
イソプレンゴム、および天然ゴム等が挙げられる。
ニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、ポリビ
ニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルア
ルコール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ア
クリロニトリル樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、
ABS樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の合成樹
脂、ネオプレンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、
イソプレンゴム、および天然ゴム等が挙げられる。
また前記の合成樹脂及びゴムに配合される遮光性効果を
有する染顔料としては、例えば、アゾ系染顔料、アント
ラキノン系染顔料、フタロシアニン系染顔料、キナクリ
ドン系染顔料、ベンガラ、カーボンブラック、酸化チタ
ン等が挙げられる。
有する染顔料としては、例えば、アゾ系染顔料、アント
ラキノン系染顔料、フタロシアニン系染顔料、キナクリ
ドン系染顔料、ベンガラ、カーボンブラック、酸化チタ
ン等が挙げられる。
そして前記の染顔料は合成樹脂またはゴムに配合され、
更にこの配合物を有機溶媒中に溶解または分散すること
によって塗工液とされる。
更にこの配合物を有機溶媒中に溶解または分散すること
によって塗工液とされる。
なお、この塗工液を調製する際、必要に応じ界面活性
剤、帯電防止剤、金属粉末が配合される。
剤、帯電防止剤、金属粉末が配合される。
前記の塗工液を透明支持体1の片面にハケ塗り、ナイフ
コーター、ロールコーター等によって塗布し、乾燥する
ことによって剥離性低抵抗マスク層2が設けられる。剥
離性低抵抗マスク層2の膜厚は5〜50μ、好ましくは
10〜30μであり、その光線透過率はラッテン18A
フィルターで、2.0以上必要であり、また体積抵抗値
は、101〜1015Ωcm、好ましくは105〜1013Ω
cmである。
コーター、ロールコーター等によって塗布し、乾燥する
ことによって剥離性低抵抗マスク層2が設けられる。剥
離性低抵抗マスク層2の膜厚は5〜50μ、好ましくは
10〜30μであり、その光線透過率はラッテン18A
フィルターで、2.0以上必要であり、また体積抵抗値
は、101〜1015Ωcm、好ましくは105〜1013Ω
cmである。
体積抵抗値は他層の抵抗値との兼ね合いで、低すぎて
も、高すぎても画像濃度の低下をきたす。
も、高すぎても画像濃度の低下をきたす。
また、剥離性低抵抗マスク層2の透明支持体1に対する
接着強度は、通常の作業で剥離し易い範囲内であればよ
い。
接着強度は、通常の作業で剥離し易い範囲内であればよ
い。
180°剥離による接着力が1cm幅当たり、 10〜500gに設定するのがよい。
10g以下では皮膜が脱落し易く、また500g以上で
は皮膜が破断したり、剥離作業が困難となる。
は皮膜が破断したり、剥離作業が困難となる。
次に誘電体層3に使用される樹脂としては、帯電し易
く、減衰しにくい樹脂がよく、具体的には、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル樹脂、ポリ
ビニルアセタール樹脂、酢酸ビニル−クロトン酸共重合
体、メタクリル酸エステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン
共重合体、ポリビニルアセタール樹脂、シリコーン樹
脂、硝化綿およびセルロースエステル誘導体が挙げられ
る。
く、減衰しにくい樹脂がよく、具体的には、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル樹脂、ポリ
ビニルアセタール樹脂、酢酸ビニル−クロトン酸共重合
体、メタクリル酸エステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン
共重合体、ポリビニルアセタール樹脂、シリコーン樹
脂、硝化綿およびセルロースエステル誘導体が挙げられ
る。
Henniker摩擦帯電序列における中性領域に位置する樹
脂、例えばメラミンホルムアルデヒド樹脂、セルロース
アセテート樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレンアクリロ
ニトリル樹脂、スチレンブタジエン樹脂、エポキシ樹脂
等が静電気カブリを起こしにくいので適している。
脂、例えばメラミンホルムアルデヒド樹脂、セルロース
アセテート樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレンアクリロ
ニトリル樹脂、スチレンブタジエン樹脂、エポキシ樹脂
等が静電気カブリを起こしにくいので適している。
前記誘電体層用の樹脂には、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、微粉末シリカ、チタン酸バリウム等が
0.01〜250重量%、好ましくは0.5〜50重量
%配合され、更にこの配合物は有機溶媒に溶解または分
散することにより塗工液とされる。
ン、酸化亜鉛、微粉末シリカ、チタン酸バリウム等が
0.01〜250重量%、好ましくは0.5〜50重量
%配合され、更にこの配合物は有機溶媒に溶解または分
散することにより塗工液とされる。
この塗工液は、剥離性低抵抗層上に0.1〜50μ、好
ましくは2〜15μ塗布し、表面粗さが0.01〜30
μになるように調製される。
ましくは2〜15μ塗布し、表面粗さが0.01〜30
μになるように調製される。
表面粗さが0.01μ以下ではトナーの定着及び画像の
流れによるゴーストの発生がひどく、また30μ以上で
は電荷の注入が不十分になり、画像濃度が低下する。
流れによるゴーストの発生がひどく、また30μ以上で
は電荷の注入が不十分になり、画像濃度が低下する。
次に低抵抗層4は、透明支持体1に対して接着の良い樹
脂と帯電防止剤または帯電防止樹脂との混合物にブロッ
キング防止剤としてシリカ、澱粉などを0.01〜50
重量%配合される。
脂と帯電防止剤または帯電防止樹脂との混合物にブロッ
キング防止剤としてシリカ、澱粉などを0.01〜50
重量%配合される。
前記の低抵抗層4を形成するための接着性のよい樹脂と
しては塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニリデン−アクリロ
ニトリル共重合体、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂
などがあるが、特にポリエステル樹脂が好ましい。
しては塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニリデン−アクリロ
ニトリル共重合体、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂
などがあるが、特にポリエステル樹脂が好ましい。
また帯電防止剤としては、ポリエチレンイミンハイドロ
クロライド、2−アクリロイルエチルトリメチルアンモ
ニウムクロライドとビニルスルホンとの共重合体、ポリ
(N−メチルビニルピリジニウムクロライド)、ポリビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、4級
化アンモニウム塩−アクリル共重合体、4級化アンモニ
ウム塩−エポキシ共重合体等が使用され、その配合量は
2〜30重量%である。
クロライド、2−アクリロイルエチルトリメチルアンモ
ニウムクロライドとビニルスルホンとの共重合体、ポリ
(N−メチルビニルピリジニウムクロライド)、ポリビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、4級
化アンモニウム塩−アクリル共重合体、4級化アンモニ
ウム塩−エポキシ共重合体等が使用され、その配合量は
2〜30重量%である。
次に第2図に示す本発明の第2の発明における低抵抗透
明支持体10とは、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ
アミドイミド、ポリエステル等の高分子重合体にポリエ
チレンイミン、ハイドロクロライド、2−アクリロイル
エチルトリメチルアンモニウムクロライドとニビルスル
ホンとの共重合体、ポリ(N−メチル−4−ビニルピリ
ジニウムクロライド)、ポリビニルベンジルトリメチル
アンモニウムクロライド等を2〜30重量%混練せし
め、成膜した厚さ10〜200μのフィルムであり、そ
の体積抵抗値は101〜1020Ωcm、好ましくは104
〜1010Ωcmである。
明支持体10とは、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ
アミドイミド、ポリエステル等の高分子重合体にポリエ
チレンイミン、ハイドロクロライド、2−アクリロイル
エチルトリメチルアンモニウムクロライドとニビルスル
ホンとの共重合体、ポリ(N−メチル−4−ビニルピリ
ジニウムクロライド)、ポリビニルベンジルトリメチル
アンモニウムクロライド等を2〜30重量%混練せし
め、成膜した厚さ10〜200μのフィルムであり、そ
の体積抵抗値は101〜1020Ωcm、好ましくは104
〜1010Ωcmである。
第2図における低抵抗層30は、第1図における低抵抗
層4と同一のものである。
層4と同一のものである。
剥離性誘電体マスク層20は、第1の発明の剥離性低抵
抗マスク層2に使用した剥離性を有する樹脂と第1図の
誘電体層3に使用した樹脂の1種または2種以上の混合
物よりなる。但し、帯電防止剤や帯電防止性樹脂を含有
しない。
抗マスク層2に使用した剥離性を有する樹脂と第1図の
誘電体層3に使用した樹脂の1種または2種以上の混合
物よりなる。但し、帯電防止剤や帯電防止性樹脂を含有
しない。
前記の剥離性誘電体マスク層20は、遮光性のある染顔
料が配合され、必要に応じてトナーの付着向上剤とし
て、シリカ、澱粉等のマット剤を添加することもでき
る。
料が配合され、必要に応じてトナーの付着向上剤とし
て、シリカ、澱粉等のマット剤を添加することもでき
る。
また本発明の第2図における低抵抗透明支持体10の代
わりに、第3図に示すように透明支持体41上にスパッ
タリング皮膜42を設けたものも使用される。
わりに、第3図に示すように透明支持体41上にスパッ
タリング皮膜42を設けたものも使用される。
スパッタリング皮膜を形成せしめるには、主としてポリ
エステルフィルム基材表面に、金、パラジウム、アルミ
ニウムなどの金属薄膜を設けるもの、In2O3(Sn)、SnO2(S
b)、SnO2(F)、TiO2、 ZrO2、Cd2SnO4、CuIなどの半導体薄膜を設けるもの、TiOx
/Ag/TiOx(X≦2)などの多層薄膜を設けるもの、ポリ
ビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、オ
リゴ(ポリ)スチレンスルホン酸塩を設けたものなどが
ある。
エステルフィルム基材表面に、金、パラジウム、アルミ
ニウムなどの金属薄膜を設けるもの、In2O3(Sn)、SnO2(S
b)、SnO2(F)、TiO2、 ZrO2、Cd2SnO4、CuIなどの半導体薄膜を設けるもの、TiOx
/Ag/TiOx(X≦2)などの多層薄膜を設けるもの、ポリ
ビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、オ
リゴ(ポリ)スチレンスルホン酸塩を設けたものなどが
ある。
前記のスパッタリング皮膜は、その厚さが10〜200
mμ、表面抵抗値101〜1010 Ω/cm2、好ましくは104〜109Ω/cm2、光線透過
率30〜95%のものがよい。
mμ、表面抵抗値101〜1010 Ω/cm2、好ましくは104〜109Ω/cm2、光線透過
率30〜95%のものがよい。
第3図に示す低抵抗層44は第1図の低抵抗層4と同一
のものが用いられる。但し、支持体の裏面にもスパッタ
リング皮膜が施され、その表面抵抗値が107Ω/cm2
以下の場合には低抵抗層44は設けなくてもよい。
のものが用いられる。但し、支持体の裏面にもスパッタ
リング皮膜が施され、その表面抵抗値が107Ω/cm2
以下の場合には低抵抗層44は設けなくてもよい。
また、剥離性誘電体マスク層43は、第2図の剥離性誘
導体マスク層20と同一のものが用いられる。
導体マスク層20と同一のものが用いられる。
第4図は本発明における第3の発明を示すものであり、
透明支持体51の上に剥離層52が設けられてあり、更
に低抵抗層53を介して誘電体層54が設けられてい
る。
透明支持体51の上に剥離層52が設けられてあり、更
に低抵抗層53を介して誘電体層54が設けられてい
る。
前記透明支持体51の他方の面には、低抵抗層55が設
けられ構成されている。
けられ構成されている。
前記の透明支持体51としては第1図の透明支持体1と
同一のものが使用される。
同一のものが使用される。
低抵抗層53、55および誘電体層54は第1図のもの
と同一のものが用いられる。
と同一のものが用いられる。
剥離層52は第1図の剥離性低抵抗層2と同一のもので
あってもよい。
あってもよい。
第5図乃至第8図は片面または両面にサンディング処理
を施し、筆記性を持たせた透明支持体を使用したもので
ある。
を施し、筆記性を持たせた透明支持体を使用したもので
ある。
第5図は、透明支持体の片面をサンディング処理するこ
とにより得られたサンディングフィルム61のマット面
62上に第1図の低抵抗層4と同一の組成の低抵抗層6
6を設け、サンディングフィルム61のもう一方の面に
第4図と同一の剥離層63、低抵抗層64、及び誘電体
層65を設けたものである。またサンディングマットの
表面粗さのために低抵抗層66の上からもサンディング
マットの機能を損なわずに、鉛筆、ボールペン等による
加筆、消去ができる。
とにより得られたサンディングフィルム61のマット面
62上に第1図の低抵抗層4と同一の組成の低抵抗層6
6を設け、サンディングフィルム61のもう一方の面に
第4図と同一の剥離層63、低抵抗層64、及び誘電体
層65を設けたものである。またサンディングマットの
表面粗さのために低抵抗層66の上からもサンディング
マットの機能を損なわずに、鉛筆、ボールペン等による
加筆、消去ができる。
第6図は、片面がサンディング処理された透明支持体7
1の該マット面72上に、第1図と同一の低抵抗層75
を設け、次にサンディング面のもう一方の面上に第1図
と同一の剥離性低抵抗マスク層73、誘電体層74を順
次設けたものである。
1の該マット面72上に、第1図と同一の低抵抗層75
を設け、次にサンディング面のもう一方の面上に第1図
と同一の剥離性低抵抗マスク層73、誘電体層74を順
次設けたものである。
第5図と同様サンディングマットの表面粗さのために低
抵抗層75の上からもサンディングマットの機能を損な
わずに鉛筆、ボールペン等による加筆、消去ができる。
抵抗層75の上からもサンディングマットの機能を損な
わずに鉛筆、ボールペン等による加筆、消去ができる。
第7図は第4図と対応するものであり、透明支持体の両
面にサンディング処理を行なったものである。この場合
透明支持体は、帯電防止剤練込フィルムをサンディング
処理したものを使用してもさしつかえない。
面にサンディング処理を行なったものである。この場合
透明支持体は、帯電防止剤練込フィルムをサンディング
処理したものを使用してもさしつかえない。
サンディングマット表面82の上に第4図と同一の剥離
層83を設け、更に低抵抗層84、誘電体層85を設
け、次いでもう一方のサンディングマット表面82′上
に低抵抗層86を設けたものである。
層83を設け、更に低抵抗層84、誘電体層85を設
け、次いでもう一方のサンディングマット表面82′上
に低抵抗層86を設けたものである。
剥離層83をサンディングマット面82から剥離したサ
ンディングマット面上に、鉛筆、ボールペン等による加
筆、消去が可能である。また、低抵抗層86上にも鉛
筆、ボールペンによる加筆、消去が可能である。
ンディングマット面上に、鉛筆、ボールペン等による加
筆、消去が可能である。また、低抵抗層86上にも鉛
筆、ボールペンによる加筆、消去が可能である。
第8図は、透明支持体91の一方の面をサンディング処
理してサンディングマット面92を形成せしめ、更にそ
の上に剥離性低抵抗マスク層93および誘電体層94を
設け、もう一方の透明支持体の面上に第1図と同じ低抵
抗層95を形成する。
理してサンディングマット面92を形成せしめ、更にそ
の上に剥離性低抵抗マスク層93および誘電体層94を
設け、もう一方の透明支持体の面上に第1図と同じ低抵
抗層95を形成する。
剥離性低抵抗マスク層93が剥離されたサンディングマ
ット面92上は鉛筆、ボールペン等による加筆、消去が
可能である。
ット面92上は鉛筆、ボールペン等による加筆、消去が
可能である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
処方例1.剥離性低抵抗マスク層用塗工液の調製 ポリアミド樹脂 7重量部 (商品名:ウルトラミド バスフ社製品) メトキシメチロール化ナイロン 3重量部 帯電防止剤 10重量部 (商品名:STH55 三菱油化社製品) 染料 1.0重量部 (商品名:スピロンレッドBEH) 染料 0.5重量部 (商品名:スピロンイエロー3RH) 界面活性剤 0.1重量部 メタノール 60重量部 トルオール 20重量部 水 10重量部 処方例2.剥離性誘電体マスク層用塗工液の調製 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 140重量部 アクリロニトリルゴム 50重量部 (AN含有量33%) スチレン樹脂 20重量部 染料 12重量部 (商品名:ネオザポンレッドGEバスフ社製品) 染料 4重量部 (商品名:ネオザポンオレンジREバスフ社製品) 微粉末二酸化ケイ素 16重量部 (商品名:サイロイド308富士デビソン社製品) 微粉末二酸化ケイ素 16重量部 (商品名:エアロジルOK412デグサ社製品) メチルエチルケトン 500重量部 トリオール 500重量部 処方例3.低抵抗層用塗工液の調製 導電性樹脂 10重量部 (商品名:ケミスタット6300H三洋化成社製品) メトキシメチロール化ポリアミド 5重量部 水溶性ポリエステル樹脂 5重量部 (商品名:MD1200東洋紡社製品) 微粉末シリカ 0.1重量部 (商品名:サイロイド308富士デビソン社製品) 微粉末シリカ 0.1重量部 (商品名:サイロイド244) カルボキシル化澱粉 0.05重量部 メタノール 20重量部 水 70重量部 メチルセロソルブ 10重量部 処方例4.誘電体層用塗工液の調製 スチレン樹脂 5重量部 ポリビニルブチラール樹脂 10重量部 エチルセルロース 5重量部 微粉末シリカ 1.0重量部 (商品名:サイロイド308富士デビソン社製品) 微粉末シリカ 1.0重量部 (商品名:エアロジルOK412デグサ社製品) カルボキシル化澱粉 2.0重量部 メチルエチルケトン 60重量部 トリオール 20重量部 処方例5.低抵抗透明支持体の製造 ポリエチレンテレフタレートペレット90重量部に、2
−アクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ドとビニルスルホンとの共重合体10重量部を加え、こ
の配合物を40m/m押出成形機によりTダイを用いて
290℃でフィルム状に押出成形した。
−アクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ドとビニルスルホンとの共重合体10重量部を加え、こ
の配合物を40m/m押出成形機によりTダイを用いて
290℃でフィルム状に押出成形した。
次いでフィルム延伸機で97℃において、二軸延伸
(2.5倍)を行ない膜厚75μの低抵抗ポリエチレン
テレフタレートフィルム支持体を得た。
(2.5倍)を行ない膜厚75μの低抵抗ポリエチレン
テレフタレートフィルム支持体を得た。
実施例1. ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下ポリエステ
ルフィルムという)支持体1の片面に処方例1によって
得た剥離製低抵抗マスク層用塗工液をリバースロールコ
ーターにより膜厚25μの剥離性低抵抗マスク層2を設
けた。
ルフィルムという)支持体1の片面に処方例1によって
得た剥離製低抵抗マスク層用塗工液をリバースロールコ
ーターにより膜厚25μの剥離性低抵抗マスク層2を設
けた。
次いで処方例4で得た誘電体層用塗工液をリバースロー
ルコーターで重層し、5μの誘電体層3を得た。
ルコーターで重層し、5μの誘電体層3を得た。
次いでポリエステルフィルム支持体1のもう一方の面に
処方例3で得た低抵抗層用塗工液をコーティングバー#
15にて厚さ4μの低抵抗層4を設け、マスク層を有す
る製版用静電記録材料を得た。
処方例3で得た低抵抗層用塗工液をコーティングバー#
15にて厚さ4μの低抵抗層4を設け、マスク層を有す
る製版用静電記録材料を得た。
このマスク層を有する製版用静電記録材料を静電記録装
置バーサテックV−80により速度1.2インチ/se
c.、帯電圧780Vで電荷を印加して静電画像を形成
し、現像定着したところ、バックグラウンドにはにじみ
現象がなく、鮮明な画像が得られた。また、剥離性低抵
抗マスク層の剥離性も良好であった。そしてマスク版と
しての性能も十分であった。またその性能の測定結果を
第1表に示す。
置バーサテックV−80により速度1.2インチ/se
c.、帯電圧780Vで電荷を印加して静電画像を形成
し、現像定着したところ、バックグラウンドにはにじみ
現象がなく、鮮明な画像が得られた。また、剥離性低抵
抗マスク層の剥離性も良好であった。そしてマスク版と
しての性能も十分であった。またその性能の測定結果を
第1表に示す。
実施例2. 処方例5によって製造した厚さ75μの低抵抗透明支持
体10上に処方例2によって得た剥離性誘電体マスク層
用塗工液をコーティングバー#60にて、膜厚18μの
剥離性誘電体マスク層20を設けた。
体10上に処方例2によって得た剥離性誘電体マスク層
用塗工液をコーティングバー#60にて、膜厚18μの
剥離性誘電体マスク層20を設けた。
さらに前記低抵抗透明支持体10の他方の面に処方例3
で得た低抵抗層用塗工液を塗布し、低抵抗層30を設け
ることによってマスク層を有する製版用静電記録材料を
得た。
で得た低抵抗層用塗工液を塗布し、低抵抗層30を設け
ることによってマスク層を有する製版用静電記録材料を
得た。
このマスク層を有する製版用静電記録材料を静電記録装
置バーサテックV−80により速度1.2インチ/se
c.、帯電圧630Vで電荷を印加して静電画像を形成
し、現像定着したところ、バックグラウンドにはにじみ
現象がなく、鮮明な画像が得られた。また、剥離性誘電
体マスク層の剥離性も良好であった。そしてマスク版と
しての性能も十分であった。またその性能の測定結果を
第1表に示す。
置バーサテックV−80により速度1.2インチ/se
c.、帯電圧630Vで電荷を印加して静電画像を形成
し、現像定着したところ、バックグラウンドにはにじみ
現象がなく、鮮明な画像が得られた。また、剥離性誘電
体マスク層の剥離性も良好であった。そしてマスク版と
しての性能も十分であった。またその性能の測定結果を
第1表に示す。
実施例3 透明ポリエステルフィルム支持体41の片面にパラジウ
ムのスパッタリング皮膜42を設けた。その上に処方例
2によって得た塗工液をコーティングバー#60にて、
膜厚18μの剥離性誘電体マスク層43を設けた。
ムのスパッタリング皮膜42を設けた。その上に処方例
2によって得た塗工液をコーティングバー#60にて、
膜厚18μの剥離性誘電体マスク層43を設けた。
さらに透明ポリエステルフィルム支持体41のもう一方
の面に処方例3によって得た低抵抗層用塗工液をコーテ
ィングバー#15にて塗布し、膜厚4μの低抵抗層44
を得た。
の面に処方例3によって得た低抵抗層用塗工液をコーテ
ィングバー#15にて塗布し、膜厚4μの低抵抗層44
を得た。
このマスク層を有する製版用静電記録材料を、静電記録
装置バーサテックV−80により速度1.2インチ/se
c.、帯電圧720Vで電荷を印加して静電画像を形成
し、現像定着したところ、バックグラウンドにはにじみ
現象がなく、鮮明な画像が得られた。また、剥離性誘電
体マスク層の剥離性も良好であった。そしてマスク版と
しての性能も十分であった。またその性能の測定結果を
第1表に示す。
装置バーサテックV−80により速度1.2インチ/se
c.、帯電圧720Vで電荷を印加して静電画像を形成
し、現像定着したところ、バックグラウンドにはにじみ
現象がなく、鮮明な画像が得られた。また、剥離性誘電
体マスク層の剥離性も良好であった。そしてマスク版と
しての性能も十分であった。またその性能の測定結果を
第1表に示す。
実施例4 透明ポリエステルフィルム支持体51の片面に処方例2
によって得た剥離性誘電体マスク層用塗工液をコーティ
ングバー#75にて塗布し、膜厚20μの剥離層52を
設ける。
によって得た剥離性誘電体マスク層用塗工液をコーティ
ングバー#75にて塗布し、膜厚20μの剥離層52を
設ける。
さらにその上に処方例3によって得た低抵抗層塗工液を
リバースロールコーターにより塗工し、膜厚が3μの底
抵抗層53を得た。
リバースロールコーターにより塗工し、膜厚が3μの底
抵抗層53を得た。
さらにその上に処方例4で得た誘電体層用塗工液を塗布
し、誘電体層54を設けた。
し、誘電体層54を設けた。
次いで前記透明ポリエステルフィルム支持体51のもう
一方の面に処方例3によって得た低抵抗層用塗工液をコ
ーティングバー#15にて塗布し、厚さ4μの低抵抗層
55を設けることによってマスク層を有する製版用静電
記録材料を得た。
一方の面に処方例3によって得た低抵抗層用塗工液をコ
ーティングバー#15にて塗布し、厚さ4μの低抵抗層
55を設けることによってマスク層を有する製版用静電
記録材料を得た。
このマスク層を有する製版用静電記録材料を静電記録装
置バーサテックV−80により速度1.2インチ/se
c.、帯電圧710Vで電荷を印加して静電画像を形成
し、現像定着したところ、バックグラウンドにはにじみ
現象がなく、鮮明な画像が得られた。また、剥離層の剥
離性も良好であった。そしてマスク版としての性能も十
分であった。またその性能の測定結果を第1表に示す。
置バーサテックV−80により速度1.2インチ/se
c.、帯電圧710Vで電荷を印加して静電画像を形成
し、現像定着したところ、バックグラウンドにはにじみ
現象がなく、鮮明な画像が得られた。また、剥離層の剥
離性も良好であった。そしてマスク版としての性能も十
分であった。またその性能の測定結果を第1表に示す。
実施例5 ポリエステルフィルム支持体の片面にサンドブラストマ
シーンによりケイ砂をぶつけてその表面に1〜10μの
凹凸を設けたサンディング処理ポリエステルフィルム支
持体61のサンディングマット面62の上に処方例3に
よって得た低抵抗層用塗工液をコーティングバー#10
にて塗布し、膜厚4μの低抵抗層66を設けた。さら
に、前記のサンディング処理ポリエステルフィルム支持
体61のもう一方の面に処方例2によって得た剥離性誘
電体マスク層用塗工液をリバースロールコーターにて塗
布し、膜厚25μの剥離層63を設け、その上に処方例
3によって得た低抵抗層用塗工液をコーティングバー#
15にて塗布して膜厚4μの低抵抗層64を設けた。
シーンによりケイ砂をぶつけてその表面に1〜10μの
凹凸を設けたサンディング処理ポリエステルフィルム支
持体61のサンディングマット面62の上に処方例3に
よって得た低抵抗層用塗工液をコーティングバー#10
にて塗布し、膜厚4μの低抵抗層66を設けた。さら
に、前記のサンディング処理ポリエステルフィルム支持
体61のもう一方の面に処方例2によって得た剥離性誘
電体マスク層用塗工液をリバースロールコーターにて塗
布し、膜厚25μの剥離層63を設け、その上に処方例
3によって得た低抵抗層用塗工液をコーティングバー#
15にて塗布して膜厚4μの低抵抗層64を設けた。
さらにその上に処方例4によって得た誘電体層用の塗工
液をコーティングバー#15にて塗布し、膜厚5μの誘
電体層65を設けることによってマスク層を有する製版
用静電記録材料を得た。
液をコーティングバー#15にて塗布し、膜厚5μの誘
電体層65を設けることによってマスク層を有する製版
用静電記録材料を得た。
このマスク層を有する製版用静電記録材料を、静電記録
装置バーサテックV−80により速度1.2インチ/se
c.、帯電圧780Vで電荷を印加して静電画像を形成
し、現像定着したところ、バックグラウンドにはにじみ
現象がなく鮮明な画像が得られた。また、剥離層の剥離
性も良好であった。そしてマスク版としての性能も十分
であった。またその性能の測定結果を第1表に示す。
装置バーサテックV−80により速度1.2インチ/se
c.、帯電圧780Vで電荷を印加して静電画像を形成
し、現像定着したところ、バックグラウンドにはにじみ
現象がなく鮮明な画像が得られた。また、剥離層の剥離
性も良好であった。そしてマスク版としての性能も十分
であった。またその性能の測定結果を第1表に示す。
第1図は本発明の第1の発明のマスク層を有する製版用
静電記録材料の断面図、第2図及び第3図は、第2の発
明に係るマスク層を有する製版用静電記録材料の断面
図、第4図は、第3の発明のマスク層を有する製版用静
電記録材料の断面図、第5図乃至第8図は、サイディン
グ処理等を施したマスク層を有する製版用静電記録材料
の断面図。 1……透明支持体 2……剥離性低抵抗マスク層 3……誘電体層 4……低抵抗層 10……低抵抗透明支持体 20……剥離性誘電体マスク層 30……低抵抗層 41……透明支持体 42……スパッタリング皮膜 43……剥離性誘電体マスク層 44……低抵抗層 51……透明支持体 52……剥離層 53……低抵抗層 54……誘電体層 55……低抵抗層 61……サンディング処理透明支持体 62……サンディングマット面 63……剥離層 64……低抵抗層 65……誘電体層 66……低抵抗層 71……サンディング処理透明支持体 72……サンディングマット面 73……剥離性低抵抗マスク層 74……誘電体層 75……低抵抗層 81……両面サンディングフィルム支持体 82,82′……サンディングマット面 83……剥離層 84……低抵抗層 85……誘電体層 86……低抵抗層 91……サンディング処理フィルム支持体 92……サンディングマット面 93……剥離性低抵抗マスク層 94……誘電体層 95……低抵抗層
静電記録材料の断面図、第2図及び第3図は、第2の発
明に係るマスク層を有する製版用静電記録材料の断面
図、第4図は、第3の発明のマスク層を有する製版用静
電記録材料の断面図、第5図乃至第8図は、サイディン
グ処理等を施したマスク層を有する製版用静電記録材料
の断面図。 1……透明支持体 2……剥離性低抵抗マスク層 3……誘電体層 4……低抵抗層 10……低抵抗透明支持体 20……剥離性誘電体マスク層 30……低抵抗層 41……透明支持体 42……スパッタリング皮膜 43……剥離性誘電体マスク層 44……低抵抗層 51……透明支持体 52……剥離層 53……低抵抗層 54……誘電体層 55……低抵抗層 61……サンディング処理透明支持体 62……サンディングマット面 63……剥離層 64……低抵抗層 65……誘電体層 66……低抵抗層 71……サンディング処理透明支持体 72……サンディングマット面 73……剥離性低抵抗マスク層 74……誘電体層 75……低抵抗層 81……両面サンディングフィルム支持体 82,82′……サンディングマット面 83……剥離層 84……低抵抗層 85……誘電体層 86……低抵抗層 91……サンディング処理フィルム支持体 92……サンディングマット面 93……剥離性低抵抗マスク層 94……誘電体層 95……低抵抗層
Claims (14)
- 【請求項1】透明支持体の片面に表面抵抗値が101〜
1010Ω/cm2、体積抵抗値が101〜1015Ω・cmで
ある剥離性マスク層を介して誘電体層を設けて成ること
を特徴とするマスク層を有する製版用静電記録材料。 - 【請求項2】剥離性マスク層あるいは誘電体層のいずれ
かの一層に、感光材料の感光波長域に対して遮光性効果
を有する染顔料を該層を構成するバインダーに対して
0.5〜300重量%含有させたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載のマスク層を有する製版用静電記
録材料。 - 【請求項3】透明支持体の片面若しくは両面をサンディ
ング処理によりマット化し、加筆及び消去を可能とした
特許請求の範囲第1項記載のマスク層を有する製版用静
電記録材料。 - 【請求項4】透明支持体のもう一方の面に表面抵抗値が
101〜1010/cm2の低抵抗層を設けて成る特許請求
の範囲第1項記載のマスク層を有する製版用静電記録材
料。 - 【請求項5】スパッタリングにより、表面抵抗値が10
1〜1010Ω/cm2、体積抵抗値が101〜1015Ω・c
mである皮膜が施された透明支持体の表面に、感光材料
の感光波長域に対して遮光性効果を有する染顔料をバイ
ンダーに対して0.5〜300重量%含有させた、剥離
性を有する誘電体層を直接設けたことを特徴とするマス
ク層を有する製版用静電記録材料。 - 【請求項6】透明支持体の片面若しくは両面をサンディ
ング処理によりマット化し、加筆及び消去を可能とした
特許請求の範囲第5項記載のマスク層を有する製版用静
電記録材料。 - 【請求項7】透明支持体のもう一方の面に表面抵抗値が
101〜1010Ω/cm2の低抵抗層を設けて成る特許請
求の範囲第5項記載のマスク層を有する製版用静電記録
材料。 - 【請求項8】帯電防止剤を2〜30重量%含有し、体積
抵抗値が105〜1013Ω・cmである透明支持体の表面
に、感光材料の感光波長域に対して遮光性効果を有する
染顔料をバインダーに対して0.5〜300重量%含有
させた剥離性を有する誘電体層を直接設けたことを特徴
とするマスク層を有する製版用静電記録材料。 - 【請求項9】透明支持体の片面若しくは両面をサンディ
ング処理によりマット化し、加筆及び消去を可能とした
特許請求の範囲第8項記載のマスク層を有する製版用静
電記録材料。 - 【請求項10】透明支持体のもう一方の面に表面抵抗値
が101〜1010Ω/cm2の低抵抗層を設けて成る特許
請求の範囲第8項記載のマスク層を有する製版用静電記
録材料。 - 【請求項11】透明支持体の片面に剥離層、表面抵抗値
が101〜1010Ω/cm2の低抵抗層、誘電体層を順次
積層してなるマスク層を有する製版用静電記録材料。 - 【請求項12】剥離層、低抵抗層、誘電体層のいずれか
の一層に、感光材料の感光波長域に対して遮光性効果を
有する染顔料をバインダーに対して0.5〜300重量
%含有させた特許請求の範囲第11項記載のマスク層を
有する製版用静電記録材料。 - 【請求項13】透明支持体の片面若しくは両面をサンデ
ィング処理によりマット化し、加筆及び消去を可能とし
た特許請求の範囲第11項記載のマスク層を有する製版
用静電記録材料。 - 【請求項14】透明支持体のもう一方の面に表面抵抗値
が101〜1010Ω/cm2の低抵抗層を設けて成る特許
請求の範囲第11項記載のマスク層を有する製版用静電
記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23211583A JPH0629970B2 (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | マスク層を有する製版用静電記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23211583A JPH0629970B2 (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | マスク層を有する製版用静電記録材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60123847A JPS60123847A (ja) | 1985-07-02 |
JPH0629970B2 true JPH0629970B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=16934238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23211583A Expired - Lifetime JPH0629970B2 (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | マスク層を有する製版用静電記録材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629970B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62163054A (ja) * | 1986-01-11 | 1987-07-18 | Shinko Kagaku Kogyo Kk | 帯電防止型遮光性マスキングフイルム |
JPH0518137Y2 (ja) * | 1987-10-06 | 1993-05-14 |
-
1983
- 1983-12-08 JP JP23211583A patent/JPH0629970B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60123847A (ja) | 1985-07-02 |
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