JPH06299591A - 雨水貯留槽 - Google Patents

雨水貯留槽

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JPH06299591A
JPH06299591A JP3914794A JP3914794A JPH06299591A JP H06299591 A JPH06299591 A JP H06299591A JP 3914794 A JP3914794 A JP 3914794A JP 3914794 A JP3914794 A JP 3914794A JP H06299591 A JPH06299591 A JP H06299591A
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Morio Miyazono
森男 宮園
Hideo Suzuki
英男 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各構成要素の運搬や保管時の利便性が良く、
作業員の足場および作業用工具の置き場が広く確保さ
れ、施工がコスト安く作業能率良くなされ、左右方向の
水平耐力等の面で構造力学的にも優れた雨水貯留槽を提
供する。 【構成】 平面形状が同等または近似した底面板部1と
上面板部2の左右方向の中間点に支柱板部3を直角に連
設した縦断面I字形の本体部用ブロック5を前後方向に
隣接し、左右方向に離隔して設置し、左右の本体部用ブ
ロック5,5間の底面開放部15を中間底面板16で閉
塞し、上面開放部17を中間上面板18で閉塞し、この
ブロック群19の前後左右の側面開放部20,21を、
隣接配置もしくは離隔配置した縦断面コ字形の周辺部用
ブロック9で閉塞するか、プレキャストまたは現場打設
の外壁板22で閉塞する。また、左右の本体部用ブロッ
ク5,5間の一部または全部において、水平面内に水平
面筋交い(ブレース)40、鉛直面内に鉛直面筋交い
(ブレース)41または中間仕切板41’を接続するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大量の雨水を一時的に貯
留する地下式又は半地下式の雨水貯留槽に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の増加や地表の舗装率の上昇
に伴い、大量の降雨時には雨水が地下に浸透きずに下水
道や河川に一気に流れ込み、その許容量を越えてしまう
結果、しばしば洪水が発生する。その一方で、普段は河
川の流量が少なくて水質が悪化し、地下水も枯れるとい
った問題が発生している。そのため、雨水を一旦貯留槽
に貯留して河川への流出量を調整する技術が開発されて
いる。
【0003】このような雨水貯留槽としては、実公昭6
3ー35092号公報に開示されたものがある。この雨
水貯留槽は、図31と図32に示したように底面板部5
1の左右方向の中間点に支柱板部53を直角に連設し、
支柱板部53の上端部に受台52を連設した縦断面逆T
字形の本体部用ブロック50と;底面板部55の一端部
に側面板部56を直角に連設した縦断面L字形の周辺部
用ブロック54と;現場打設の中間底面板57と;プレ
キャストの中間上面板58とによって構成されている。
【0004】本体部用ブロック50は前後方向に隣接
し、左右方向に離隔して設置され、中間底面板57は左
右の本体部用ブロック50,50間の底面開放部59を
閉塞し、中間上面板58は左右の本体部用ブロック5
0,50の受台52,52に載せられて上面開放部60
を閉塞し、この平箱状ブロック群の前後左右の側面開放
部は周辺部用ブロック54の列で閉塞され、各構成要素
は相互に固定される。
【0005】しかしながら、この雨水貯留槽では支柱板
部53の上端部の受台52は、極めて幅が狭いものであ
るため、各構成要素の組立施工時に通常の作業員が足場
に利用することは困難である。受台52を無理に足場と
して利用した時には、足を踏み滑らせて落下する危険性
が高く、支柱板部53の高さが3〜4mもあることか
ら、落下時の衝撃が大きい。そのため、労災事故の防止
の観点からは、専用の足場を別個仮設するか、熟練した
高所作業員を使用するべきである。
【0006】当然のことながら、専用足場の設置は雨水
貯留槽の敷設工事のコストアップを招くことになり、高
所作業員の使用も同様に施工コストを増大させる。ま
た、高所作業員を採用しても、接合作業用工具や治具の
置き場として受台を使用することができないので、作業
性が悪い。
【0007】また、このように縦断面逆T字形の本体部
用ブロックや縦断面L字形の周辺部用ブロックは、図3
1に示したように横にして置いた場合、支柱板部53が
水平とならず、全体が傾斜してしまうため、規則正しい
積み重ねができず、運搬や保管時の利便性が悪い。ま
た、このような断面形状では構造力学的に弱いので、そ
れを補うために鉄筋の本数を増やしたり、板厚を厚くす
る必要があり、これによって製作コストが増大し、製品
重量も増加する。
【0008】更に、図32に示されるような従来の雨水
貯留槽では、前後方向には本体部用ブロック50,50
が隣接して配置されるため、前後方向の水平力に対して
高い剛性を有するが、左右方向には、本体部用ブロック
50,50が離隔して配置されるため、左右方向の水平
力に対して剛性が低く、水平耐力において劣るため、地
震などの場合には、雨水貯留槽本体が破壊してしまう恐
れがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、各構成要素の組立施工時に作業員の足場および接
合作業用工具や治具の置き場として十分なスペースが確
保されているため、施工がコスト安く、作業能率良くな
されると共に、本体部用ブロックや周辺部用ブロックの
運搬や保管時の利便性が良く、構造力学的にも十分な強
度を有する雨水貯留槽を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本発明の雨水貯留槽の構成要
素としては、平面形状が同等または近似した底面板部1
と上面板部2の左右方向の中間点に支柱板部3を直角に
連設してあり、前後方向に隣接し、左右方向に離隔して
設置される縦断面I字形の本体部用ブロック5と;一つ
の側面板部6の下端部に底面板部7を直角に連設し、該
側面板部6の上端部に上面板部8を直角に連設してあ
り、一列に隣接設置される縦断面コ字形の周辺部用ブロ
ック9とがある。
【0011】さらに構成要素としては、二つの側面板部
10,11を直角に連設し、該側面板部10,11の下
端部に底面板部12を直角に連設し、該側面板部10,
11の上端部に上面板部13を直角に連設した隅部用ブ
ロック14と;左右の本体部用ブロック5,5の底面板
部1,1間の底面開放部15を閉塞するプレキャストま
たは現場打設の中間底面板16と;左右の本体部用ブロ
ック5,5の上面板部2,2の端部2a,2aに載せら
れ、該上面板部2,2間の上面開放部17を閉塞する中
間上面板18とがある。
【0012】この本体部用ブロック5と中間底面板16
および中間上面板18より成る平箱状ブロック群19の
前後の側面開放部20と左右の側面開放部21を周辺部
用ブロック9の列で閉塞し、前後方向の周辺部用ブロッ
ク9の列の末端と左右方向の周辺部用ブロック9の列の
末端間の空所を隅部用ブロック14で閉塞し、各構成要
素を相互に固定する。また、左右方向に隣接する本体部
用ブロック5,5間の一部または全部において、鉛直面
内に鉛直面筋交い(ブレース)41または中間仕切板4
1’を設置することができる。更にまた、左右方向に隣
接する本体部用ブロック5,5間の一部または全部にお
いて、鉛直面内に鉛直面筋交い(ブレース)41または
中間仕切板41’を設置すると共に、水平面内に水平面
筋交い(ブレース)40を設置することもできる。
【0013】
【作用】敷地面積に対応して所要個数の本体部用ブロッ
ク5が、支柱板部3を一直線上に揃えて前後方向に隣接
して設置され、左右の本体部用ブロック列間には所定の
間隔が設定される。左右の本体部用ブロック5,5間の
底面開放部15を中間底面板16で閉塞し、上面開放部
17を中間上面板18で閉塞し、平箱状ブロック郡19
の側面開放部20,21を周辺部用ブロック9で閉塞す
ることによって、所要容積の貯水用空間が形成される。
組立施工時には、本体部用ブロック5の上面板部2が作
業員の足場や工具等の置き場として使用される。
【0014】この貯水用空間には地表の導水口に通じた
注入管路より雨水が流入し、本体部用ブロック5の支柱
板部3に設けた開口部4を通って、各部均一深さに貯留
される。降雨後の適当な段階で雨水はポンプで汲み上げ
られ、排水管路を経て順次河川に放水される。これによ
って河川の流量調整がなされ、大量の雨水が一時に流入
することによる河川の氾濫が防止される。
【0015】
【実施例】図1から図6に示した本発明の一実施例で
は、本体部用ブロック5、周辺部用ブロック9、隅部用
ブロック14、中間底面板16および中間上面板18は
鉄筋コンクリート製である。本体部用ブロック5の上面
板部2の端部2aは主体部分と同じ厚さに形成され、中
間上面板18はその厚さ分だけ上面板部2から突き出る
ようになっている。全部または一部の本体部用ブロック
5において、支柱板部3は底面板部1と上面板部2の前
後方向の長さの全部にわたって連設され、開口部4が支
柱板部3の中央部に設けられている。
【0016】図7から図10に示した別の一実施例で
は、本体部用ブロック5、周辺部用ブロック9および中
間上面板18は鉄筋コンクリート製であり、中間底面板
16は現場打設のものである。本体部用ブロック5の上
面板部2の端部2aは、中間上面板18の厚さ分だけ低
い段差状に形成されており、中間上面板18を載せたと
き中間上面板18の表面と上面板部2の表面が同一平面
に来る。その他の構成は前記実施例と同じである。
【0017】図11と図12に示した各実施例では、全
部または一部の本体部用ブロック5において、支柱板部
3を底面板部1と上面板部2の前後方向の長さの全部に
わたって連設し、開口部4を支柱板部3の中央部に設
け、開口部4の高さ方向の途中に仕切り板部3aを設け
ている。
【0018】図13からと図18に示した更に別の実施
例では、全部または一部の本体部用ブロック5におい
て、支柱板部3を底面板部1と上面板部2の前後方向の
長さの一部に片寄らせて連設し、支柱板部3に設けた開
口部4の前後方向の側部を開放してある。この開口部
4,4が連通するように本体部用ブロック5,5を配置
することによって、貯水用空間の仕切り壁には、より広
い通路を形成することができる。
【0019】また、一部の本体部用ブロック5において
は、支柱板部3を底面板部1と上面板部2の前後方向の
長さの全部にわたって連設し、開口部4を支柱板部3に
設けない。これによって、当該本体部用ブロック5で
は、上載荷重に対する支持強度が増大する。
【0020】図19に示した実施例では、周辺部用ブロ
ック9と隅部用ブロック14が構成要素となっておら
ず、本体部用ブロック5と中間底面板16および中間上
面板18より成る平箱状ブロック群19の前後の側面開
放部20と左右の側面開放部21を、プレキャストまた
は現場打設の外壁板22で閉塞している。周辺部用ブロ
ック9と隅部用ブロック14の成型用型枠が不要となる
ので、構成要素の製作用設備コストが節減できる。
【0021】図20に示した実施例では、隅部用ブロッ
ク14が構成要素となっておらず、本体部用ブロック5
と中間底面板16および中間上面板18より成る平箱状
ブロック群19の左右の側面開放部21を周辺部用ブロ
ック9の列で閉塞し、ブロック群19の前後の側面開放
部20と周辺部用ブロック9の列の端面開放部23を、
プレキャストまたは現場打設の外壁板22で閉塞してい
る。隅部用ブロック14の成型用型枠が不要となるの
で、構成要素の製作用設備コストを節減することができ
る。
【0022】図21に示した実施例でも隅部用ブロック
14が構成要素となっておらず、本体部用ブロック5と
中間底面板16および中間上面板18より成る平箱状ブ
ロック群19の前後の側面開放部20を周辺部用ブロッ
ク9の列で閉塞し、ブロック群19の左右の側面開放部
21と周辺部用ブロック9の列の端面開放部23を、プ
レキャストまたは現場打設の外壁板22で閉塞してい
る。隅部用ブロック14の成型用型枠が不要となるの
で、構成要素の製作用設備コストを節減することができ
る。
【0023】図22から図24に示した別の実施例で
は、周辺部用ブロック9は本体部用ブロック5から離隔
して設置されており、中間底面板16は左右の本体部用
ブロック5,5間の底面開放部15を閉塞するだけでな
く、本体部用ブロック5の底面板部1と周辺部用ブロッ
ク9の底面板部7間の底面開放部24を閉塞するのにも
使用されている。中間上面板18は、左右の本体部用ブ
ロック5,5間の上面開放部17を閉塞するだけでな
く、本体部用ブロック5の上面板部2の端部2aと周辺
部用ブロック9の上面板部8の端部8aに載せられて、
該上面板部2,8間の上面開放部25を閉塞するのにも
使用されている。
【0024】本実施例では隅部用ブロック14が構成要
素になっていないので、隅部用ブロック14の成型用型
枠が不要となり、構成要素の製作用設備コストを節減で
きる。また、本実施例では、側圧に対する支持強度を増
大させるために外壁板22の左右両縁部に縦リブ2a,
2aを付け、上下両縁部に横リブ2b,2bを付けてあ
り、これにより重量の軽減を図ることができる。なお、
この補強用リブは周辺部用ブロック9の側面板部6にも
設けることができる。外壁板22は運搬と施工時の便宜
を考慮して複数枚の組み合わせ構成とすることもでき
る。
【0025】このように本体部用ブロック5と周辺部用
ブロック9の間に一定の間隔を設定すること、すなわ
ち、本体部用ブロック5の上面板部2と周辺部用ブロッ
ク9の上面板部8を直接接合する代わりに、中間上面板
18の一方の端部を本体部用ブロック5の上面板部2に
接合し、中間上面板18の他方の端部を周辺部用ブロッ
ク9の上面板部8に接合するようにすると、各構成要素
相互間の接合構造を共通化することができ、接合用部材
の製作加工や埋設処理、接合作業が統一単純化されてコ
ストの節減が図れる。
【0026】また、この本体部用ブロック5と周辺部用
ブロック9の離隔配置は変形敷地に対する適応性を著し
く向上させる。すなわち、図25と図28に示したよう
に、正方形や長方形以外の変形敷地に雨水貯留槽を敷設
する場合には、本体部用ブロック5に対する周辺部用ブ
ロック9の配置角度を平行状態から所定角度斜めに変更
することによって、敷地の変形度合いに的確に対応した
施工を簡単に行うことができる。
【0027】変形敷地では、敷地の外郭線から離れてい
る本体部分については、本体部用ブロッック5、周辺部
用ブロック9、中間底面板16および中間上面板18は
いずれも何らの変形を加えられずにそのまま使用され
る。他方、本体部用ブロックの配置基準線に対して傾斜
している外郭線の周辺部分については、成形用型枠に仕
切り板を所要位置に挿入することによって、平面形状を
変形させたものが使用される。図15と図16に示した
ように支柱板部3に開口部4がない本体部用ブロック5
を周辺部分に使用するようにすれば、本体部用ブロック
5の平面形状の変形は強度面での不安なく簡単に行え
る。
【0028】中間上面板18は本体部用ブロック5の上
面板部2や周辺部用ブロック9の上面板部8の各端部に
単に載せるだけでも、それ自体の重量によって当初の設
定位置に安定に保持されるが、必要に応じて中間上面板
18を本体部用ブロック5や周辺部用ブロック9に積極
的に固定することもできる。
【0029】図29は中間上面板8の固定方法の一例を
示すものであり、上面板部2にナット型インサート26
を埋め込み固定し、中間上面板18に上面側から下面側
に向かって縮径したテーパー状透孔27を設け、該透孔
27に挿入したボルト28をナット型インサート26に
ねじ込み固定し、ボルト28の途中に嵌め込み固定した
水平耐圧板29を包囲するようにモルタル30を透孔2
7に充填している。ナット型インサート26にはアンカ
ー筋31を接続してある。
【0030】本体部用ブロック5側に定着したボルト2
8が中間上面板18から抜け出ようとする動きは、テー
パー状透孔27内で硬化した倒立円錐台形のモルタル体
30と該モルタル体30内に埋め込まれた水平耐圧板2
9によって的確に阻止されるため、中間上面板18は本
体部用ブロック5に対し剛に結合される。
【0031】この他の接合方法としては、例えば本体部
用ブロック5に埋設したナット型インサートに中間上面
板18の貫通孔から締付ボルトをねじ込んだり、本体部
用ブロック5に埋設して中間上面板18の貫通孔に挿通
したボルトに締付ナットを螺合したり、中間上面板18
と本体部用ブロック5に埋設したナット型インサートに
連絡プレートの各端部の貫通孔から締付ボルトをねじ込
んだり、中間上面板18と本体部用ブロック5に埋設し
たボルトを連絡プレートの各端部の貫通孔に挿通して締
付ナットを螺合する等して、中間上面板18を本体部用
ブロック5に締付け固定することができる。中間上面板
18と周辺部用ブロック9間の相互固定、また必要に応
じて中間底面板16と本体部用ブロック5間、中間底面
板16と周辺部用ブロック9間等の相互固定も同様にし
て行うことができる。
【0032】本体部用ブロック5と本体部用ブロック5
間、本体部用ブロック5と周辺部用ブロック9間、周辺
部用ブロック9と周辺部用ブロック9間、周辺部用ブロ
ック9と隅部用ブロック14間、外壁板22と本体部用
ブロック5間、外壁板22と周辺部用ブロック9間、中
間上面板18と本体部用ブロック5間、中間上面板18
と周辺部用ブロック9間、中間底面板16と本体部部用
ブロック5間、中間底面板16と周辺部用ブロック9間
等には、必要に応じてパッキング部材や定型シール部材
の装填あるいはコーキング材の充填等によって、適当な
止水処理がなされる。
【0033】また、本体部用ブロック5と本体部用ブロ
ック5間、本体部用ブロック5と周辺部用ブロック9
間、隅部用ブロック14と周辺部用ブロック9、本体部
用ブロック5と外壁板22、周辺部用ブロック9と外壁
板22間等の構成要素の相互間の固定についても、必要
に応じて一方に埋設したナット型インサートに他方の透
孔から締付ボルトをねじ込んだり、一方に埋設して他方
の透孔に挿通したボルトに締付ナットを螺合したり、双
方に埋設したナット型インサートに対し連絡プレートの
各端部の透孔から締付ボルトをねじ込んだり、双方に埋
設したボルトを連絡プレートの各端部の透孔に挿通して
締付ナットを螺合したり、双方の透孔に挿通したPC鋼
材32の各端部を定着部材33によって双方の端部に定
着する等して行うことができる。
【0034】図32は従来の縦断面逆T字形の本体部用
ブロック50を用い、支柱板部53の上端部の受台52
に中間上面板58の端部を載せた雨水貯留槽の常時にお
けるる曲げモーメント図である。図33は本発明の縦断
面I字形の本体部用ブロック5を用い、支柱板部3の上
端部に張り出した上面板部2に中間上面板18の端部を
載せた雨水貯留槽の常時における曲げモーメント図であ
る。各雨水貯留槽において本体部用ブロック50,5は
同一スパンl1 で配置されている。
【0035】従来の雨水貯留槽において中間上面板58
の最大曲げモーメントをM1maxとし、本発明の雨水貯留
槽において中間上面板18の最大曲げモーメントM4max
とすると、l1 >l2 であるから、M1max>M4maxとな
り、本発明の雨水貯留槽の方が従来の雨水貯留槽よりも
中間上面板の厚さを薄くすることができ、経済性が良
い。また、本発明の雨水貯留槽では、本体部用ブロック
5の上面板部2に曲げモーメント(最大曲げモーメント
5max)発生するが、)が本体部用ブロック5の底面板
部1にも同程度の曲げモーメント(最大曲げモーメント
6max)が発生するため、配筋を同程度にすることがで
き、鉄筋の組立加工が行ない易くなる。
【0036】図34は従来の雨水貯留槽の水平荷重作用
時の曲げモーメント図である。縦断面逆T字形の本体部
用ブロック50の受台52と中間上面板58との接合は
重ねが少なくて、剛に接合することが難しいので、ピン
接合とした。図35は本発明の雨水貯留槽の水平荷重作
用時の曲げモーメント図である。縦断面I字形の本体部
用ブロック5の上面板部2と中間上面板18の重ねが多
く取れ、比較的剛に接合し易いので、剛接合とした。
【0037】従来の雨水貯留槽において本体部用ブロッ
ク50の支柱板部53の最大曲げモーメントをM8max
し、底面板部の最大曲げモーメントをM9maxとする一
方、本発明の雨水貯留槽において本体部用ブロックの支
柱板部3の最大曲げモーメントをM10max とし、底面板
部の最大曲げモーメントをM11max とすると、M8max
10max となり、M9max>M11max となる。したがっ
て、本発明の雨水貯留槽の方が従来の雨水貯留槽よりも
水平抵抗力を増大させることができ、このような構造は
地震時などにおいて有効である。また、支柱板部3や底
面板部1の鉄筋を少なくすることができ、経済性が良く
なる。
【0038】図31及び図32に示されるような従来の
雨水貯留槽では、前後方向には本体部用ブロック50,
50が隣接するため、前後方向の水平力に対しては高い
剛性を有する構造である。しかしながら、左右方向の水
平力に対しては、受台52自体は左右方向の幅が極めて
狭いものであり、左右方向の水平力が加えられる時、高
い剛性と耐力を示すものではないから、受台52の部分
を水平梁として考える余地はない。それに加えて、左右
方向には本体部用ブロック50,50は隔離して配置さ
れるため、受台52は同方向には孤立した存在であり、
左右方向の水平力に対しては十分な剛性が得られない。
また、受台52,52間に中間上面板58を配置するこ
とで多少剛性はアップするが、受台52の幅が狭いた
め、中間上面板58を剛に接合することが難しく、やは
り十分な剛性と水平耐力は見込めない。
【0039】これに対して本発明の雨水貯留槽では、本
体部用ブロック5の上面板部2の左右方向の幅寸法が広
く設定されているため、水平力が左右方向から加えられ
る時、上面板部2は水平梁として有効に機能することに
なり、水平方向の外力は上面板部2から鉛直面筋交い4
1または中間仕切板41’、外壁板22に的確に伝達さ
れる。かくして、雨水貯留槽に左右方向の水平力が働い
た場合には、図36の一点破線の湾曲した仮想線で示し
たような水平応力が本体部用ブロック群に生じ、良好な
水平耐力性能を発揮する。更にまた図36及び図37に
示したように、左右に隣接する本体部用ブロック5,5
間の一部または全部において、水平面内筋交い(ブレー
ス)40を配置したときには、水平梁として働く上面板
部2の作用とあいまって、左右方向の水平力に対して高
い剛性を有し、水平耐力に優れた雨水貯留槽が得られ
る。
【0040】また、中間上面板18と本体部用ブロック
5,5を前記手法によって剛に接合すれば、より一層剛
性がアップする。外壁板22や中間仕切板41’あるい
は中間上面板18それ自体に、筋交い部材を内蔵させて
置くこともできる。
【0041】なお、この雨水貯留槽の構造は排水溝や配
管路や通路などにも利用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の雨水貯留槽では、
平面形状が同等または近似した底面板部1と上面板部2
の左右方向の中間点に支柱板部3を直角に連設した縦断
面I字形の本体部用ブロック5を使用しており、本体部
用ブロック5の上面板部2の幅が十分に広く設定されて
いるため、組立施工時には該上面板部2を作業員の足場
および接合用工具や治具の置き場として有効に活用する
ことができる。専用の足場を仮設したり高所作業員を採
用したりする必要がないので、組立施工がコスト安く、
作業能率良く安全に行なえる。
【0043】互いに平行に配置された底面板部1と上面
板部2の平面形状が等しいので、図30に示したように
本体部用ブロック5を横向きに置いたとき、支柱板部3
が水平となり、底面板部1と上面板部2が同じ高さに配
置されるため、規則正しい積み重ねを安定良く行なうこ
とができ、フォークリフトなどで運搬したり保管する場
合の利便性が良い。
【0044】更にまた、前記のように構造力学的に強い
構造に雨水貯留槽を構築できるため、各構成要素の厚さ
や鉄筋量を少なくすることができ、材料コストの節減と
製品重量の軽減が可能である。
【0045】更にまた、本発明の雨水貯留槽では本体部
用ブロック5の上面板部2が底面板部1とほぼ同形に形
成され、左右方向の幅が従来のものと比べて格段に広く
設定されているため、水平力が左右方向から加えられる
時の剛性が大きく、上面板部2は水平梁として有効に機
能することになり、水平方向の外力は上面板部2から鉛
直面筋交い(ブレース)41または中間仕切板41’、
外壁板22に的確に伝達されるため、本発明によれば水
平耐力の大きな雨水貯留槽を確実に構築することができ
る。
【0046】また、左右に隣接する本体部用ブロック
5,5間の一部または全部に、中間上面板18に加え
て、水平面筋交い(ブレース)40を接合したときに
は、水平梁として機能する左右の上面板部2,2が、中
間上面板18と水平面筋交い40を介して一体的に連結
されるため、左右方向の水平力に対して更に高い剛性と
力伝達性を示し、水平耐力が一段と増強された雨水貯留
槽を的確に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る雨水貯留槽の一部切欠
き平面図である。
【図2】図1のAーA線断面図である。
【図3】図1のBーB線断面図である。
【図4】図1の雨水貯留槽に使用した本体部用ブロック
の斜視図である。
【図5】図1の雨水貯留槽に使用した周辺部用ブロック
の斜視図である。
【図6】図1の雨水貯留槽に使用した隅部用ブロックの
斜視図である。
【図7】本発明の別の実施例における雨水貯留槽の一部
切欠き平面図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】図7のD−D線断面図である。
【図10】図7の雨水貯留槽に使用した本体部用ブロッ
クの斜視図である。
【図11】本発明の更に別の実施例における本体部用ブ
ロックの斜視図である。
【図12】本発明の他の実施例における本体部用ブロッ
クの斜視図である。
【図13】本発明の更に他の実施例における本体部用ブ
ロックの斜視図である。
【図14】本発明の別の実施例における本体部用ブロッ
クの斜視図である。
【図15】本発明の更に別の実施例における本体部用ブ
ロックの斜視図である。
【図16】本発明の他の実施例における本体部用ブロッ
クの斜視図である。
【図17】図4と図13と図14の本体部用ブロックを
組み合わせて使用した雨水貯留槽の図3に対応した断面
図である。
【図18】図4と図15の本体部用ブロックを組み合わ
せて使用した雨水貯留槽の図3に対応した断面図であ
る。
【図19】周辺部用ブロックと隅部用ブロックを使用し
ていない雨水貯水槽の実施例を示す一部切欠き平面図で
ある。
【図20】隅部用ブロックを使用していない雨水貯水槽
の実施例を示す一部切欠き平面図である。
【図21】隅部用ブロックを使用していない別の雨水貯
水槽の実施例を示す一部切欠き平面図である。
【図22】周辺部用ブロックを本体部用ブロックから離
隔設置した雨水貯水槽の実施例を示す一部切欠き平面図
である。
【図23】図22のE−E線断面図である。
【図24】図22のF−F線断面図である。
【図25】周辺部用ブロックを本体部用ブロックから離
隔設置した変形敷地における雨水貯水槽の実施例を示す
一部切欠き平面図である。
【図26】周辺部用ブロックを本体部用ブロックから離
隔設置した雨水貯水槽の別の実施例を示す一部切欠き平
面図である。
【図27】図26のG−G線断面図である。
【図28】周辺部用ブロックを本体部用ブロックから離
隔設置した変形敷地における雨水貯水槽の別の実施例を
示す一部切欠き平面図である。
【図29】本体部用ブロックと中間上面板との接合構造
の一実施例を示す拡大縦断面図である。
【図30】本発明の雨水貯留槽の本体部用ブロックを横
向きにして置いた場合の正面図である。
【図31】従来の雨水貯留槽の本体部用ブロックを横向
きに置いた時の正面図である。
【図32】従来の雨水貯留槽の常時における曲げモーメ
ント図である。
【図33】本発明の雨水貯留槽の常時における曲げモー
メント図である。
【図34】従来の雨水貯留槽の水平荷重作用時における
曲げモーメント図である。
【図35】本発明の雨水貯留槽の水平荷重作用時におけ
る曲げモーメント図である。
【図36】左右方向にある間隔で鉛直面内に筋交いまた
は中間仕切板を配置した雨水貯留槽の一部の切欠き平面
図である。
【図37】左右方向にある間隔で水平面内および鉛直面
内において筋交いを接続した雨水貯留槽の一部の斜視図
であり、水平面筋交いとの錯綜を避けるため、中間上面
板の図示を省略してある。
【符号の説明】
1 本体部用ブロックの底面板部 2 本体部用ブロックの上面板部 3 本体部用ブロックの支柱板部部 4 開口部 5 本体部用ブロック 6 周辺部用ブロックの側面板部 7 周辺部用ブロックの底面板部 8 周辺部用ブロックの上面板部 9 周辺部用ブロック 10 隅部用ブロックの側面板部 11 隅部用ブロックの側面板部 12 隅部用ブロックの底面板部 13 隅部用ブロックの上面板部 14 隅部用ブロック 15 下面開放部 16 中間底面板 17 上面開放部 18 中間上面板 19 ブロック群 20 ブロック群の側面開放部 21 ブロック群の側面開放部 22 外壁板 23 周辺部用ブロックの端面開放部 24 底面開放部 25 上面開放部 26 ナット型インサート 27 透孔 28 ボルト 29 水平耐圧板 30 モルタル体 31 アンカー筋 32 PC鋼材 33 PC鋼材の定着部材 34 水平耐圧板の位置決め用ナット 35 水平耐圧板の位置決め用ナット 40 水平面筋交い(ブレース) 41 鉛直面筋交い(ブレース) 41’ 中間仕切板

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状が同等または近似した底面板部
    1と上面板部2の左右方向の中間点に支柱板部3を直角
    に連設してあり、前後方向に隣接し、左右方向に離隔し
    て設置される縦断面I字形の本体部用ブロック5と;一
    つの側面板部6の下端部に底面板部7を直角に連設し、
    該側面板部6の上端部に上面板部8を直角に連設してあ
    り、一列に隣接設置される縦断面コ字形の周辺部用ブロ
    ック9と;二つの側面板部10,11を直角に連設し、
    該側面板部10,11の下端部に底面板部12を直角に
    連設し、該側面板部10,11の上端部に上面板部13
    を直角に連設した隅部用ブロック14と;左右の本体部
    用ブロック5,5の底面板部1,1間の底面開放部15
    を閉塞するプレキャストまたは現場打設の中間底面板1
    6と;左右の本体部用ブロック5,5の上面板部2,2
    の端部2a,2aに載せられ、該上面板部2,2間の上
    面開放部17を閉塞する中間上面板18とで構成され、
    本体部用ブロック5と中間底面板16および中間上面板
    18より成る平箱状ブロック群19の前後の側面開放部
    20と左右の側面開放部21を周辺部用ブロック9の列
    で閉塞し、前後方向の周辺部用ブロック9の列の末端と
    左右方向の周辺部用ブロック9の列の末端間の空所を隅
    部用ブロック14で閉塞し、各構成要素を相互に固定し
    た雨水貯留槽。
  2. 【請求項2】 平面形状が同等または近似した底面板部
    1と上面板部2の左右方向の中間点に支柱板部3を直角
    に連設してあり、前後方向に隣接し、左右方向に離隔し
    て設置される縦断面I字形の本体部用ブロック5と;左
    右の本体部用ブロック5,5の底面板部1,1間の底面
    開放部15を閉塞するプレキャストまたは現場打設の中
    間底面板16と;左右の本体部用ブロック5,5の上面
    板部2,2の端部2a,2aに載せられ、該上面板部
    2,2間の上面開放部17を閉塞する中間上面板18と
    で構成され、本体部用ブロック5と中間底面板16およ
    び中間上面板18より成る平箱状ブロック群19の前後
    の側面開放部20と左右の側面開放部21を、プレキャ
    ストまたは現場打設の外壁板22で閉塞し、各構成要素
    を相互に固定した雨水貯留槽。
  3. 【請求項3】 平面形状が同等または近似した底面板部
    1と上面板部2の左右方向の中間点に支柱板部3を直角
    に連設してあり、前後方向に隣接し、左右方向に離隔し
    て設置される縦断面I字形の本体部用ブロック5と;一
    つの側面板部6の下端部に底面板部7を直角に連設し、
    該側面板部6の上端部に上面板部8を直角に連設してあ
    り、一列に隣接設置される縦断面コ字形の周辺部用ブロ
    ック9と;左右の本体部用ブロック5,5の底面板部
    1,1間の底面開放部15を閉塞するプレキャストまた
    は現場打設の中間底面板16と;左右の本体部用ブロッ
    ク5,5の上面板部2,2の端部2a,2aに載せら
    れ、該上面板部2,2間の上面開放部17を閉塞する中
    間上面板18とで構成され、本体部用ブロック5と中間
    底面板16および中間上面板18より成る平箱状ブロッ
    ク群19の左右の側面開放部21を周辺部用ブロック9
    の列で閉塞し、ブロック群19の前後の側面開放部20
    と周辺部用ブロック9の列の端面開放部23を、プレキ
    ャストまたは現場打設の外壁板22で閉塞し、各構成要
    素を相互に固定した雨水貯留槽。
  4. 【請求項4】 平面形状が同等または近似した底面板部
    1と上面板部2の左右方向の中間点に支柱板部3を直角
    に連設してあり、前後方向に隣接し、左右方向に離隔し
    て設置される縦断面I字形の本体部用ブロック5と;一
    つの側面板部6の下端部に底面板部7を直角に連設し、
    該側面板部6の上端部に上面板部8を直角に連設してあ
    り、一列に隣接設置される縦断面コ字形の周辺部用ブロ
    ック9と;左右の本体部用ブロック5,5の底面板部
    1,1間の底面開放部15を閉塞するプレキャストまた
    は現場打設の中間底面板16と;左右の本体部用ブロッ
    ク5,5の上面板部2,2の端部2a,2aに載せら
    れ、該上面板部2,2間の上面開放部17を閉塞する中
    間上面板18とで構成され、本体部用ブロック5と中間
    底面板16および中間上面板18より成る平箱状ブロッ
    ク群19の前後の側面開放部20を周辺部用ブロック9
    の列で閉塞し、ブロック群19の左右の側面開放部21
    と周辺部用ブロック9の列の端面開放部23を、プレキ
    ャストまたは現場打設の外壁板22で閉塞し、各構成要
    素を相互に固定した雨水貯留槽。
  5. 【請求項5】 平面形状が同等または近似した底面板部
    1と上面板部2の左右方向の中間点に支柱板部3を直角
    に連設してあり、前後方向に隣接し、左右方向に離隔し
    て設置される縦断面I字形の本体部用ブロック5と;一
    つの側面板部6の下端部に底面板部7を直角に連設し、
    該側面板部6の上端部に上面板部8を直角に連設してあ
    り、本体部用ブロック5から離隔して一列に隣接設置さ
    れる縦断面コ字形の周辺部用ブロック9と;左右の本体
    部用ブロック5,5の底面板部1,1間の底面開放部1
    5を閉塞し、また、本体部用ブロック5の底面板部1と
    周辺部用ブロック9の底面板部7間の底面開放部24を
    閉塞するプレキャストまたは現場打設の中間底面板16
    と;左右の本体部用ブロック5,5の上面板部2,2の
    端部2a,2aに載せられて、該上面板部2,2間の上
    面開放部17を閉塞し、また、本体部用ブロック5の上
    面板部2の端部2aと周辺部用ブロック9の上面板部8
    の端部8aに載せられて、該上面板部2,8間の上面開
    放部25を閉塞する中間上面板18とで構成され、本体
    部用ブロック5と中間底面板16および中間上面板18
    より成る平箱状ブロック群19の左右の側面開放部21
    を周辺部用ブロック9の列で閉塞し、ブロック群19の
    前後の側面開放部20と周辺部用ブロック9の列の端面
    開放部23を、プレキャストまたは現場打設の外壁板2
    2で閉塞し、各構成要素を相互に固定した雨水貯留槽。
  6. 【請求項6】 本体部用ブロック5、周辺部用ブロック
    9、中間底面板16および中間上面板18の全部または
    一部の平面形状を、敷地の外郭線の周辺部分の平面形状
    に対応させて変化させた、請求項1から請求項5のいず
    れかに記載の雨水貯留槽。
  7. 【請求項7】 本体部用ブロック5の上面板部2と中間
    上面板18の相互固定において、上面板部2にナット型
    インサート26を埋め込み固定し、中間上面板18に上
    面側から下面側に向かって縮径したテーパー状透孔27
    を設け、該透孔27に挿入したボルト28をナット型イ
    ンサート26にねじ込み固定し、ボルト28の途中に嵌
    め込み固定した水平耐圧板29を包囲するようにモルタ
    ル30を透孔27に充填して剛に結合する、請求項1、
    請求項2、請求項3または請求項4に記載の雨水貯留
    槽。
  8. 【請求項8】 本体部用ブロック5の上面板部2と中間
    上面板18の相互固定、周辺部用ブロック9の上面板部
    8と中間上面板18の相互固定において、上面板部2お
    よび上面板部8にナット型インサート26を埋め込み固
    定し、中間上面板18に上面側から下面側に向かって縮
    径したテーパー状透孔27を設け、該透孔27に挿入し
    たボルト28をナット型インサート26にねじ込み固定
    し、ボルト28の途中に嵌め込み固定した水平耐圧板2
    9を包囲するようにモルタル30を透孔27に充填して
    剛に結合する、請求項5に記載の雨水貯留槽。
  9. 【請求項9】 全部または一部の本体部用ブロック5に
    おいて、支柱板部3を底面板部1と上面板部2の前後方
    向の長さの全部にわたって連設し、開口部4を支柱板部
    3の中央部に設けた、請求項1から請求項8のいずれか
    に記載の雨水貯留槽。
  10. 【請求項10】 全部または一部の本体部用ブロック5
    において、支柱板部3を底面板部1と上面板部2の前後
    方向の長さの全部にわたって連設し、開口部4を支柱板
    部3の中央部に設け、開口部4の高さ方向の途中に仕切
    り板部3aを設けた、請求項1から請求項8のいずれか
    に記載の雨水貯留槽。
  11. 【請求項11】 全部または一部の本体部用ブロック5
    において、支柱板部3を底面板部1と上面板部2の前後
    方向の長さの一部に片寄らせて連設し、支柱板部3に設
    けた開口部4の前後方向の側部を開放した、請求項1か
    ら請求項8のいずれかに記載の雨水貯留槽。
  12. 【請求項12】 一部の本体部用ブロック5において、
    支柱板部3を底面板部1と上面板部2の前後方向の長さ
    の全部にわたって連設し、開口部4を支柱板部3に設け
    ない、請求項1から請求項8のいずれかに記載の雨水貯
    留槽。
  13. 【請求項13】 本体部用ブロック5の上面板部2の左
    右の各端部2aを段差状に形成し、中間上面板18を載
    せたとき中間上面板18の表面と上面板部2の表面が同
    一平面に来るようにした、請求項1から請求項12のい
    ずれかに記載の雨水貯留槽。
  14. 【請求項14】 左右方向に隣接する本体部用ブロック
    5,5間の一部または全部において、鉛直面内に鉛直面
    筋交い(ブレース)41または中間仕切板41’を設置
    した、請求項1から13のいずれかに記載の雨水貯留
    槽。
  15. 【請求項15】 左右方向に隣接する本体部用ブロック
    5,5間の一部または全部において、水平面内に水平面
    筋交い(ブレース)40を設置し、鉛直面内に鉛直面筋
    交い(ブレース)41または中間仕切板41’を設置し
    た、請求項1から14のいずれかに記載の雨水貯留槽。
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KR100938223B1 (ko) * 2009-07-20 2010-01-22 동양특수콘크리트 (주) 조립식 우수저류조
JP2012092634A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Yamax Corp 地下貯水構造物

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