JPH06299421A - 糸又は撚形成用スピンドル - Google Patents
糸又は撚形成用スピンドルInfo
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- JPH06299421A JPH06299421A JP6037011A JP3701194A JPH06299421A JP H06299421 A JPH06299421 A JP H06299421A JP 6037011 A JP6037011 A JP 6037011A JP 3701194 A JP3701194 A JP 3701194A JP H06299421 A JPH06299421 A JP H06299421A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G3/00—Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
- D02G3/22—Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
- D02G3/26—Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre with characteristics dependent on the amount or direction of twist
- D02G3/28—Doubled, plied, or cabled threads
- D02G3/285—Doubled, plied, or cabled threads one yarn running over the feeding spool of another yarn
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H1/00—Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
- D01H1/14—Details
- D01H1/42—Guards or protectors for yarns or threads, e.g. separator plates, anti-ballooning devices
- D01H1/427—Anti-ballooning cylinders, e.g. for two-for-one twist machine
-
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- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H13/00—Other common constructional features, details or accessories
- D01H13/30—Moistening, sizing, oiling, waxing, colouring, or drying yarns or the like as incidental measures during spinning or twisting
- D01H13/306—Moistening, sizing, oiling, waxing, colouring, or drying yarns or the like as incidental measures during spinning or twisting by applying fluids, e.g. steam or oiling liquids
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- D01H7/02—Spinning or twisting arrangements for imparting permanent twist
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は糸又は撚形成用スピンドルに関し、
スピンドルの軸方向の空間を犠牲にすることなくバルー
ン空間内に流動性媒体を乱流を生ぜず導入することを目
的とする。 【構成】 スピンドルは実質的にスピンドル軸の領域に
始点を有する半径方向に延在する糸ガイド用ダクト２を
具えたスピンドルロータ１を有する。糸は糸ガイド用ダ
クト２から出現してバルーンを形成しながらスピンドル
ロータ軸Ａの延長上の中心点Ｚまで導かれる。糸バルー
ンＦによって規定される空間内に多相の流動性媒体Ｍ１
を導入するために、該糸バルーンＦによって規定された
空間に実質的に半径方向を指向する少なくとも一本の供
給パイプ３が設けられている。流動性媒体を供給するた
めのこの機構は、二重撚糸用スピンドルと直接ケーブリ
ング用スピンドルの両方に設置可能である。
スピンドルの軸方向の空間を犠牲にすることなくバルー
ン空間内に流動性媒体を乱流を生ぜず導入することを目
的とする。 【構成】 スピンドルは実質的にスピンドル軸の領域に
始点を有する半径方向に延在する糸ガイド用ダクト２を
具えたスピンドルロータ１を有する。糸は糸ガイド用ダ
クト２から出現してバルーンを形成しながらスピンドル
ロータ軸Ａの延長上の中心点Ｚまで導かれる。糸バルー
ンＦによって規定される空間内に多相の流動性媒体Ｍ１
を導入するために、該糸バルーンＦによって規定された
空間に実質的に半径方向を指向する少なくとも一本の供
給パイプ３が設けられている。流動性媒体を供給するた
めのこの機構は、二重撚糸用スピンドルと直接ケーブリ
ング用スピンドルの両方に設置可能である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は糸又は撚形成用スピンド
ルに関する。
ルに関する。
【０００２】
【従来の技術】このようなスピンドルにおいては、放射
状に延在する糸案内ダクトから出てくる糸や撚糸は、バ
ルーニングの形成と共に更に移動してスピンドルロータ
軸の延長上に位置する中心点に至るが、糸のバルーンは
それ自体で境界を形成し、バルーンで囲まれた空間内に
乱れることなく容易に流動性媒体例えば処理媒体等を導
入することが可能である。
状に延在する糸案内ダクトから出てくる糸や撚糸は、バ
ルーニングの形成と共に更に移動してスピンドルロータ
軸の延長上に位置する中心点に至るが、糸のバルーンは
それ自体で境界を形成し、バルーンで囲まれた空間内に
乱れることなく容易に流動性媒体例えば処理媒体等を導
入することが可能である。
【０００３】この流動性媒体は、調整された空気とか糸
や撚糸に特殊の効果を付与するために適宜な液滴、固体
粒子、溶解した繊維材料を懸濁・混合した空気等であ
る。ドイツ特許DE 37 21 364 C2 には、糸や撚糸を製造
するための装置の一部としてのスピンドルロータが述べ
られ、流動性媒体が糸バルーンによって囲まれた空間内
にスピンドルロータを通じて導入される。この目的のた
めに、スピンドルロータはスポーク状に配置された複数
のガイド翼を有し、糸ガイド用ダクトがこれらのガイド
翼の一つを通って設けられている。流動性媒体は外部か
らスピンドルロータ軸に実質的に平行に供給され、比較
的狭い空間内に供給装置が設けられると共に必要に応じ
てスピンドルロータの前方には他の装置部品が設けられ
なければならず、更に供給パイプがこの領域に延びてい
る。その上、スピンドルロータのガイド翼は、特に固体
粒子の流れに対しては障害となり、換気効果のために環
境空気がスピンドルロータを通じて運び込まれるとガイ
ド翼の上に汚れが堆積し、媒体の供給を益々悪化させ
る。
や撚糸に特殊の効果を付与するために適宜な液滴、固体
粒子、溶解した繊維材料を懸濁・混合した空気等であ
る。ドイツ特許DE 37 21 364 C2 には、糸や撚糸を製造
するための装置の一部としてのスピンドルロータが述べ
られ、流動性媒体が糸バルーンによって囲まれた空間内
にスピンドルロータを通じて導入される。この目的のた
めに、スピンドルロータはスポーク状に配置された複数
のガイド翼を有し、糸ガイド用ダクトがこれらのガイド
翼の一つを通って設けられている。流動性媒体は外部か
らスピンドルロータ軸に実質的に平行に供給され、比較
的狭い空間内に供給装置が設けられると共に必要に応じ
てスピンドルロータの前方には他の装置部品が設けられ
なければならず、更に供給パイプがこの領域に延びてい
る。その上、スピンドルロータのガイド翼は、特に固体
粒子の流れに対しては障害となり、換気効果のために環
境空気がスピンドルロータを通じて運び込まれるとガイ
ド翼の上に汚れが堆積し、媒体の供給を益々悪化させ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する問題は、スピンドルロータの軸方向の前方の限られ
た空間にこの目的に必要な装置を設けることなく、バル
ーンによって囲まれた空間内に流動性媒体を乱流を生じ
ることなく導入することのできるスピンドルを提供する
ことにある。
する問題は、スピンドルロータの軸方向の前方の限られ
た空間にこの目的に必要な装置を設けることなく、バル
ーンによって囲まれた空間内に流動性媒体を乱流を生じ
ることなく導入することのできるスピンドルを提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この問題の解決のため、
この発明は、実質的にスピンドルの領域に始点を有する
半径方向に延在する糸ガイド用ダクトを具えたスピンド
ルロータを有し、糸は前記糸ガイド用ダクトから出現し
てバルーンを形成しながらスピンドルロータ軸の延長上
の中心点まで導かれる糸又は撚糸の製造用スピンドルに
おいて、特徴とするのは糸バルーンによって規定される
空間に対して実質的に半径方向を指向する少なくとも一
本の供給パイプを設け、該糸バルーンによって規定され
た空間内に流動性媒体を導入することにある。
この発明は、実質的にスピンドルの領域に始点を有する
半径方向に延在する糸ガイド用ダクトを具えたスピンド
ルロータを有し、糸は前記糸ガイド用ダクトから出現し
てバルーンを形成しながらスピンドルロータ軸の延長上
の中心点まで導かれる糸又は撚糸の製造用スピンドルに
おいて、特徴とするのは糸バルーンによって規定される
空間に対して実質的に半径方向を指向する少なくとも一
本の供給パイプを設け、該糸バルーンによって規定され
た空間内に流動性媒体を導入することにある。
【０００６】本発明は、バルーンを通じて流動性媒体を
バルーンに囲まれた空間内に半径方向に導入することが
可能な驚くべき事実に基づいている。これによって、糸
又は薄い回転する糸ガイドチューブによって形成される
バルーンを直接貫通して媒体を導入することが可能にな
ることが証明された。純粋な糸のバルーンもこれを通過
する多相媒体による乱れがなく、驚くほど安定化してい
ることが証明された。しかし、回転する糸部分と導入さ
れる流動性媒体との接触を避けなければならない場合に
は、バルーンの異なる箇所に配置された供給パイプをオ
ン・オフしたり切り替えたりすることによって媒体の導
入を制御して、処理媒体の流れと回転する糸との接触が
生じないようにすることができる。
バルーンに囲まれた空間内に半径方向に導入することが
可能な驚くべき事実に基づいている。これによって、糸
又は薄い回転する糸ガイドチューブによって形成される
バルーンを直接貫通して媒体を導入することが可能にな
ることが証明された。純粋な糸のバルーンもこれを通過
する多相媒体による乱れがなく、驚くほど安定化してい
ることが証明された。しかし、回転する糸部分と導入さ
れる流動性媒体との接触を避けなければならない場合に
は、バルーンの異なる箇所に配置された供給パイプをオ
ン・オフしたり切り替えたりすることによって媒体の導
入を制御して、処理媒体の流れと回転する糸との接触が
生じないようにすることができる。
【０００７】スピンドルロータと共に回転している糸ガ
イドを通じて回転する糸を導いて、回転糸と流動性媒体
との接触が最初から起こらないようにすることも可能で
ある。本発明によるスピンドルの実施例を添付の図面に
基づいて以下に詳しく説明する。
イドを通じて回転する糸を導いて、回転糸と流動性媒体
との接触が最初から起こらないようにすることも可能で
ある。本発明によるスピンドルの実施例を添付の図面に
基づいて以下に詳しく説明する。
【０００８】
【実施例】二重撚糸機用スピンドルを示す図１〜３に
は、次の説明に必要な一部の部品だけが示されている。
即ち、図１には、シャフトの延長部１．１によって駆動
され、スピンドル軸Ａの領域から始まり外向きに放射状
に延在する糸ガイド用ダクト２を具えたスピンドルロー
タ１と、スピンドルロータ１の上方に配置され、中に未
加撚の糸供給パッケージ、例えば図１のボビンＳ等が挿
入されている保護ポット６を具えたボビンキャリアとが
示されている。この保護ポット６付きのボビンキャリア
は、スピンドルロータ１上に軸受（図示しない）を有
し、永久磁石Ｓ−Ｎによって回転しないようにその位置
に拘束されている。保護ポット６付きのボビンキャリア
はバルーンリミッタ５に囲まれている。糸供給パッケー
ジＳから引き出された糸Ｆ１とＦ２は、スピンドル軸Ａ
に沿ってロータの中心まで糸取り込みチューブ４を通じ
て導かれ、糸Ｆとなって糸ガイド用ダクト２から出て行
き、保護ポット６付きのボビンキャリアとバルーンリミ
ッタ５との間の空間に導かれ、狭い糸ガイド用アイレッ
トとして形成された中心域Ｚに到達し、保護ポット６付
きのボビンキャリアとバルーンリミッタ５との間の領域
で糸のバルーンが形成される。
は、次の説明に必要な一部の部品だけが示されている。
即ち、図１には、シャフトの延長部１．１によって駆動
され、スピンドル軸Ａの領域から始まり外向きに放射状
に延在する糸ガイド用ダクト２を具えたスピンドルロー
タ１と、スピンドルロータ１の上方に配置され、中に未
加撚の糸供給パッケージ、例えば図１のボビンＳ等が挿
入されている保護ポット６を具えたボビンキャリアとが
示されている。この保護ポット６付きのボビンキャリア
は、スピンドルロータ１上に軸受（図示しない）を有
し、永久磁石Ｓ−Ｎによって回転しないようにその位置
に拘束されている。保護ポット６付きのボビンキャリア
はバルーンリミッタ５に囲まれている。糸供給パッケー
ジＳから引き出された糸Ｆ１とＦ２は、スピンドル軸Ａ
に沿ってロータの中心まで糸取り込みチューブ４を通じ
て導かれ、糸Ｆとなって糸ガイド用ダクト２から出て行
き、保護ポット６付きのボビンキャリアとバルーンリミ
ッタ５との間の空間に導かれ、狭い糸ガイド用アイレッ
トとして形成された中心域Ｚに到達し、保護ポット６付
きのボビンキャリアとバルーンリミッタ５との間の領域
で糸のバルーンが形成される。
【０００９】外部からスピンドルに対して半径方向にホ
ルダ７を貫通して取付けられたパイプは、バルーンリミ
ッタ５の孔５．１で終わっている。この出口孔５．１に
対面して保護ポット６のジャケットに入口孔６．１が設
けられている。この入口孔６．１は出口孔５．１よりも
僅かに大きな直径を有し、パイプ３を通じて供給された
流動性媒体Ｍ１の好ましい流れの状態を形成するために
漏斗状に内側に引っ込んでいる。
ルダ７を貫通して取付けられたパイプは、バルーンリミ
ッタ５の孔５．１で終わっている。この出口孔５．１に
対面して保護ポット６のジャケットに入口孔６．１が設
けられている。この入口孔６．１は出口孔５．１よりも
僅かに大きな直径を有し、パイプ３を通じて供給された
流動性媒体Ｍ１の好ましい流れの状態を形成するために
漏斗状に内側に引っ込んでいる。
【００１０】図１に示す非常に単純な実施例の場合に
は、媒体は単一のパイプ３を通じて流れ、糸バルーンを
通して孔５．１と６．１間を通過し、保護ポット６の内
部に到達する。このようにして媒体は連続的流入時はバ
ルーンとして回転する糸Ｆに接触することができる。こ
のような接触を回避するべきときは、例えば、周期的な
中断を伴って媒体Ｍ１の供給を行うか、又は非中断的な
供給が必要か望ましい場合は図１の構成を図２，３に示
すように変更することができる。
は、媒体は単一のパイプ３を通じて流れ、糸バルーンを
通して孔５．１と６．１間を通過し、保護ポット６の内
部に到達する。このようにして媒体は連続的流入時はバ
ルーンとして回転する糸Ｆに接触することができる。こ
のような接触を回避するべきときは、例えば、周期的な
中断を伴って媒体Ｍ１の供給を行うか、又は非中断的な
供給が必要か望ましい場合は図１の構成を図２，３に示
すように変更することができる。
【００１１】図２では、同じ部品には同じ符号が付され
ている。ホルダ７を貫通して導かれたパイプ３は、その
最終部分で二つの分岐パイプ３．１と３．２に分かれ、
これらは円周方向に所定の間隔で設けられた出口孔
５’．１と５”．１を通じてそれぞれバルーンリミッタ
５の内部空間に開口している。この出口孔５’．１と
５”．１に対面して保護ポット６付きのボビンキャリア
のジャケットに入口孔６’．１が設けられ、それは漏斗
状に内側に引っ込んでいると共に、その直径は出口孔
５’．１から出てきた流れと出口孔５”．１から出てき
た流れの両者が入口孔６’．１を通って保護ポット６付
きのボビンキャリアの内部に案内されるようなサイズに
なっている。パイプ３の分岐部には、制御装置Ｃによっ
て切り替えられる制御バルブ８が設けられ、これによっ
て分岐パイプ３．１又は３．２が交互に流動性媒体の流
れを通過可能にする。制御バルブ８は、バルーン内の糸
Ｆが運動している際に、例えば、糸Ｆが分岐パイプ３．
１の出口孔５’．１を過ぎるまで先ず流動性媒体の流れ
Ｍ２が分岐パイプ３．２を通って流れるように制御す
る。この瞬間に制御バルブ８が切り替わって、媒体流は
図示されていないように分岐パイプ３．１を通って流れ
る。適宜なやり方で制御される制御バルブ８によるこう
した方法で、流動性媒体は出口孔５’．１及び５”．１
の前方を通過するバルーンの糸Ｆと出会わないようにガ
イドされる。勿論、制御バルブ８の代わりに、後述する
ように、回転型ダイヤフラムも使用可能である。
ている。ホルダ７を貫通して導かれたパイプ３は、その
最終部分で二つの分岐パイプ３．１と３．２に分かれ、
これらは円周方向に所定の間隔で設けられた出口孔
５’．１と５”．１を通じてそれぞれバルーンリミッタ
５の内部空間に開口している。この出口孔５’．１と
５”．１に対面して保護ポット６付きのボビンキャリア
のジャケットに入口孔６’．１が設けられ、それは漏斗
状に内側に引っ込んでいると共に、その直径は出口孔
５’．１から出てきた流れと出口孔５”．１から出てき
た流れの両者が入口孔６’．１を通って保護ポット６付
きのボビンキャリアの内部に案内されるようなサイズに
なっている。パイプ３の分岐部には、制御装置Ｃによっ
て切り替えられる制御バルブ８が設けられ、これによっ
て分岐パイプ３．１又は３．２が交互に流動性媒体の流
れを通過可能にする。制御バルブ８は、バルーン内の糸
Ｆが運動している際に、例えば、糸Ｆが分岐パイプ３．
１の出口孔５’．１を過ぎるまで先ず流動性媒体の流れ
Ｍ２が分岐パイプ３．２を通って流れるように制御す
る。この瞬間に制御バルブ８が切り替わって、媒体流は
図示されていないように分岐パイプ３．１を通って流れ
る。適宜なやり方で制御される制御バルブ８によるこう
した方法で、流動性媒体は出口孔５’．１及び５”．１
の前方を通過するバルーンの糸Ｆと出会わないようにガ
イドされる。勿論、制御バルブ８の代わりに、後述する
ように、回転型ダイヤフラムも使用可能である。
【００１２】図２の実施例においては、二つの分岐パイ
プが円周方向に小さな間隔を空けて配置されている。こ
の間隔を拡げると有効であることが判っている。こうし
た実施例が図３に示されている。図３においては、機構
全体を簡単にするために、バルーンリミッタ５’のみが
示されている。処理媒体Ｍ３又はＭ４が、それぞれ、直
径方向の反対側の点に配置されている二つの分岐パイプ
９，１０によって供給され、バルーンリミッタ５’と図
示されていない糸バルーンを通って、やはり図示されて
いない保護ポットの内部に導入される。ここでも、二つ
の入口点を糸が横切る時点に流れが中断するように図示
されていない分配装置を制御することができる。更に、
分岐パイプ９，１０を共通の一つの供給パイプから分岐
させる必要がないことを指摘しておく。一方、別の媒体
Ｍ３とＭ４をそれぞれパイプ９，１０によって図示しな
い供給装置から供給することも可能である。
プが円周方向に小さな間隔を空けて配置されている。こ
の間隔を拡げると有効であることが判っている。こうし
た実施例が図３に示されている。図３においては、機構
全体を簡単にするために、バルーンリミッタ５’のみが
示されている。処理媒体Ｍ３又はＭ４が、それぞれ、直
径方向の反対側の点に配置されている二つの分岐パイプ
９，１０によって供給され、バルーンリミッタ５’と図
示されていない糸バルーンを通って、やはり図示されて
いない保護ポットの内部に導入される。ここでも、二つ
の入口点を糸が横切る時点に流れが中断するように図示
されていない分配装置を制御することができる。更に、
分岐パイプ９，１０を共通の一つの供給パイプから分岐
させる必要がないことを指摘しておく。一方、別の媒体
Ｍ３とＭ４をそれぞれパイプ９，１０によって図示しな
い供給装置から供給することも可能である。
【００１３】流動性媒体を供給するための図１〜３に示
す構成は、勿論、二重撚糸用スピンドルの場合だけでな
く、同じように直接ケーブリング用スピンドルにも使用
可能である。これについては、図７を参照して次に説明
する。図７に示す直接ケーブリング(direct cabling)用
スピンドルは、スピンドルシャフトの延長部３１．１に
よって駆動される糸ガイド用ダクト３２付きのスピンド
ルロータ３１を具え、これを通じて図示しない外部の供
給装置Ａから糸Ｆ７が軸方向に供給され、前記糸ガイド
用ダクト３２で半径方向に向きを変え、スピンドルロー
タ３１から外に出てくる。スピンドルロータ３１の上方
には保護ポット３６の付いたボビンキャリアが設けら
れ、その中には未加撚の糸の供給パッケージが供給ボビ
ンＳとして挿入されている。スピンドルロータ３１から
出てきた糸Ｆ７は、保護ポット３６付きのボビンキャリ
アとバルーンリミッタ３５との間の空間に導かれて中心
点Ｚに達し、保護ポット３６付きのボビンキャリアとバ
ルーンリミッタ３５との間の領域で糸のバルーンが形成
される。供給ボビンＳから保護ポット３６付きのボビン
キャリアの内部に引き出された糸Ｆ６は、保護ポット３
６付きのボビンキャリアの上部３６．２においてボビン
キャリアに固定された糸制動装置３８を通じて走行し、
中心点Ｚに達し、ここで第１の糸Ｆ７に巻き付けられ
る。
す構成は、勿論、二重撚糸用スピンドルの場合だけでな
く、同じように直接ケーブリング用スピンドルにも使用
可能である。これについては、図７を参照して次に説明
する。図７に示す直接ケーブリング(direct cabling)用
スピンドルは、スピンドルシャフトの延長部３１．１に
よって駆動される糸ガイド用ダクト３２付きのスピンド
ルロータ３１を具え、これを通じて図示しない外部の供
給装置Ａから糸Ｆ７が軸方向に供給され、前記糸ガイド
用ダクト３２で半径方向に向きを変え、スピンドルロー
タ３１から外に出てくる。スピンドルロータ３１の上方
には保護ポット３６の付いたボビンキャリアが設けら
れ、その中には未加撚の糸の供給パッケージが供給ボビ
ンＳとして挿入されている。スピンドルロータ３１から
出てきた糸Ｆ７は、保護ポット３６付きのボビンキャリ
アとバルーンリミッタ３５との間の空間に導かれて中心
点Ｚに達し、保護ポット３６付きのボビンキャリアとバ
ルーンリミッタ３５との間の領域で糸のバルーンが形成
される。供給ボビンＳから保護ポット３６付きのボビン
キャリアの内部に引き出された糸Ｆ６は、保護ポット３
６付きのボビンキャリアの上部３６．２においてボビン
キャリアに固定された糸制動装置３８を通じて走行し、
中心点Ｚに達し、ここで第１の糸Ｆ７に巻き付けられ
る。
【００１４】流動性媒体Ｍ８はパイプ３３によって供給
される。該パイプは、ホルダ３７を貫通して外部から半
径方向に取付けられバルーンリミッタ３５の孔で終わっ
ており、該孔に対面して、漏斗状に内側に引っ込んだ入
口孔３６．１が保護ポット３６のジャケットに設けられ
ている。媒体Ｍ８の供給は、図１に関して述べたのと同
じように行われる。
される。該パイプは、ホルダ３７を貫通して外部から半
径方向に取付けられバルーンリミッタ３５の孔で終わっ
ており、該孔に対面して、漏斗状に内側に引っ込んだ入
口孔３６．１が保護ポット３６のジャケットに設けられ
ている。媒体Ｍ８の供給は、図１に関して述べたのと同
じように行われる。
【００１５】直接ケーブリング用スピンドルに流動性媒
体を供給する別の構成を図４と５を参照して次に述べ
る。図４に示す直接ケーブリング用スピンドルは、スピ
ンドルシャフトの延長部１１．１によって駆動される糸
ガイド用ダクト１２付きのスピンドルロータ１１を具
え、これを通じて外部の供給装置から糸Ｆ’１が軸方向
に導入され、糸ガイド用ダクト１２において半径方向に
向きを変えてスピンドルロータ１１から出てくる。未加
撚の糸供給パッケージＳ’が中に挿入されている保護ポ
ット１６付きのボビンキャリアがスピンドルロータ１１
に接続されている。ここに図示された例の場合には、糸
Ｆ’１は自由な糸パルーンを形成せず、スピンドルロー
タ１１に固定された糸ガイドチューブ１５に受け入れら
れ、保護ポット１６付きのボビンキャリアの周囲を周回
してスピンドルの上方のスピンドル軸Ａ’上にある中心
点Ｚ’まで導かれる。
体を供給する別の構成を図４と５を参照して次に述べ
る。図４に示す直接ケーブリング用スピンドルは、スピ
ンドルシャフトの延長部１１．１によって駆動される糸
ガイド用ダクト１２付きのスピンドルロータ１１を具
え、これを通じて外部の供給装置から糸Ｆ’１が軸方向
に導入され、糸ガイド用ダクト１２において半径方向に
向きを変えてスピンドルロータ１１から出てくる。未加
撚の糸供給パッケージＳ’が中に挿入されている保護ポ
ット１６付きのボビンキャリアがスピンドルロータ１１
に接続されている。ここに図示された例の場合には、糸
Ｆ’１は自由な糸パルーンを形成せず、スピンドルロー
タ１１に固定された糸ガイドチューブ１５に受け入れら
れ、保護ポット１６付きのボビンキャリアの周囲を周回
してスピンドルの上方のスピンドル軸Ａ’上にある中心
点Ｚ’まで導かれる。
【００１６】保護ポット１６付きのボビンキャリアの内
部の糸供給パッケージ５’から引き出された第２の糸
Ｆ’２は、保護ポット１６付きのボビンキャリアの上部
１６．２にボビンキャリアに固定された糸制動装置１８
を介して走行し、保護ポット１６の頂点にある中心アイ
レット１４に達し、次いで中心点Ｚ’に達し、第１糸
Ｆ’１の周囲に巻き付けられる。
部の糸供給パッケージ５’から引き出された第２の糸
Ｆ’２は、保護ポット１６付きのボビンキャリアの上部
１６．２にボビンキャリアに固定された糸制動装置１８
を介して走行し、保護ポット１６の頂点にある中心アイ
レット１４に達し、次いで中心点Ｚ’に達し、第１糸
Ｆ’１の周囲に巻き付けられる。
【００１７】糸ガイドチューブ１５は中心アイレット１
４上の回転軸受によって支持されている。第１糸Ｆ’１
は回転する糸ガイドチューブ１５に導かれて保護ポット
１６付きのボビンキャリアの周囲を周回する。糸ガイド
チューブ１５によって描かれる回転経路の外周の外側の
所定位置にはホルダ１７が設けられ、これを貫通してス
ピンドルの半径方向にパイプ１３が配置されている。該
パイプは出口孔１５．１の位置で開口し、他の例で既に
説明したのと同じように、これに対面して入口孔１６．
１が保護ポット１６付きのボビンキャリアのジャケット
に設けられている。この入口孔１６．１は好ましい流れ
状態を作り出すために漏斗状に内側に引っ込んでいる。
パイプ１３を通じて流動性媒体Ｍ５が供給され、出口孔
１５．１から出て入口孔１６．１を経て保護ポット１６
付きのボビンキャリアの内部に入る。一本のパイプ１３
しか設けられていない図４に示す実施例の場合には、媒
体の流れＭ５は回転する糸ガイドチューブ１５が出口孔
１５．１前を通過する時にこれと出会う。流動性媒体と
糸ガイドチューブ１５とのこの出会いを防止するには、
図５に示すように変更した構成が可能であり、この図で
は同じ部品には同じ符号を付している。図５の実施例で
は、パイプ１３が二つの分岐パイプ１３．１と１３．２
に分かれ、これらは円周方向に所定の間隔で設けられた
出口孔１５’．１と１５”．１で開口している。これら
二つの出口孔１５’．１と１５”．１に対面して、保護
ポット１６付きのボビンキャリアのジャケットに入口孔
１６’．１が設けられ、分岐パイプ１３．１を通って流
れた媒体と分岐パイプ１３．２を通って流れた媒体の両
方が入口孔１６’．１を通じて保護ポット１６付きのボ
ビンキャリア内に供給されるように構成されている。模
式的に示された制御装置Ｃ１によって、媒体Ｍ６の供給
は、糸ガイドチューブ１５が出口孔１５’．１を通過す
る際には流れは分岐パイプ１３．２を通じて行われ、通
過した後では媒体の流れは再び分岐パイプ１３．１を通
じて行われるように制御される。流れを適宜に制御する
ことによって、連続的に媒体を流しながら、通過する糸
ガイドチューブ１５が流動性媒体によって悪影響を受け
ないようにすることができる。
４上の回転軸受によって支持されている。第１糸Ｆ’１
は回転する糸ガイドチューブ１５に導かれて保護ポット
１６付きのボビンキャリアの周囲を周回する。糸ガイド
チューブ１５によって描かれる回転経路の外周の外側の
所定位置にはホルダ１７が設けられ、これを貫通してス
ピンドルの半径方向にパイプ１３が配置されている。該
パイプは出口孔１５．１の位置で開口し、他の例で既に
説明したのと同じように、これに対面して入口孔１６．
１が保護ポット１６付きのボビンキャリアのジャケット
に設けられている。この入口孔１６．１は好ましい流れ
状態を作り出すために漏斗状に内側に引っ込んでいる。
パイプ１３を通じて流動性媒体Ｍ５が供給され、出口孔
１５．１から出て入口孔１６．１を経て保護ポット１６
付きのボビンキャリアの内部に入る。一本のパイプ１３
しか設けられていない図４に示す実施例の場合には、媒
体の流れＭ５は回転する糸ガイドチューブ１５が出口孔
１５．１前を通過する時にこれと出会う。流動性媒体と
糸ガイドチューブ１５とのこの出会いを防止するには、
図５に示すように変更した構成が可能であり、この図で
は同じ部品には同じ符号を付している。図５の実施例で
は、パイプ１３が二つの分岐パイプ１３．１と１３．２
に分かれ、これらは円周方向に所定の間隔で設けられた
出口孔１５’．１と１５”．１で開口している。これら
二つの出口孔１５’．１と１５”．１に対面して、保護
ポット１６付きのボビンキャリアのジャケットに入口孔
１６’．１が設けられ、分岐パイプ１３．１を通って流
れた媒体と分岐パイプ１３．２を通って流れた媒体の両
方が入口孔１６’．１を通じて保護ポット１６付きのボ
ビンキャリア内に供給されるように構成されている。模
式的に示された制御装置Ｃ１によって、媒体Ｍ６の供給
は、糸ガイドチューブ１５が出口孔１５’．１を通過す
る際には流れは分岐パイプ１３．２を通じて行われ、通
過した後では媒体の流れは再び分岐パイプ１３．１を通
じて行われるように制御される。流れを適宜に制御する
ことによって、連続的に媒体を流しながら、通過する糸
ガイドチューブ１５が流動性媒体によって悪影響を受け
ないようにすることができる。
【００１８】勿論、この実施例の場合、図３の実施例の
ように、直径方向に対面する分岐パイプを設けることも
可能である。図４と５に関して述べた流動性媒体の供給
のための構成は、二重撚糸用スピンドルにも使用可能で
ある。これは図６に示されている。この二重撚糸用スピ
ンドルは、シャフトの延長部２１．１によって駆動され
るスピンドルロータ２１を具え、該ロータは半径方向に
外側を指向する糸ガイド用ダクト２２を具えている。ス
ピンドルロータ２１の上方には、保護ポット２６の付い
たボビンキャリアが設けられ、この中に供給ボビンＳが
挿入されている。供給パッケージのボビンＳから引き出
された糸Ｆ３とＦ４とはスピンドル軸に沿って糸取り入
れチューブ２４を通じてロータの中心に導かれる。糸ガ
イド用ダクト２２から出てくる糸Ｆ５は、この場合には
自由な糸バルーンを形成せずに、図４の実施例と同様に
スピンドルロータ２１に固定された糸ガイドチューブ２
５に受け入れられて、保護ポット１６付きのボビンキャ
リアの周囲を周回してスピンドル軸上の中心点Ｚに達す
る。中心点Ｚは中心アイレット２５．１として構成さ
れ、ホルダ２５．２によって図示しない機械フレームに
連結されている。糸ガイドチューブ２５の上端は回転軸
受によって中心アイレット２５．１上に支持されてい
る。糸ガイドチューブ２５の描く回転経路の外周の外側
の所定の位置にはホルダ２７が設けられ、スピンドルの
半径方向にこれを貫通してパイプ２３が導かれ、これを
通じて流動性媒体Ｍ７が供給され、その出口孔は保護ポ
ット２６付きのボビンキャリアのジャケットに設けられ
た入口孔２６．１に対面している。この入口孔２６．１
も漏斗状に内側に引っ込んでいる。この構成の作用は、
図４の構成の作用と同じである。
ように、直径方向に対面する分岐パイプを設けることも
可能である。図４と５に関して述べた流動性媒体の供給
のための構成は、二重撚糸用スピンドルにも使用可能で
ある。これは図６に示されている。この二重撚糸用スピ
ンドルは、シャフトの延長部２１．１によって駆動され
るスピンドルロータ２１を具え、該ロータは半径方向に
外側を指向する糸ガイド用ダクト２２を具えている。ス
ピンドルロータ２１の上方には、保護ポット２６の付い
たボビンキャリアが設けられ、この中に供給ボビンＳが
挿入されている。供給パッケージのボビンＳから引き出
された糸Ｆ３とＦ４とはスピンドル軸に沿って糸取り入
れチューブ２４を通じてロータの中心に導かれる。糸ガ
イド用ダクト２２から出てくる糸Ｆ５は、この場合には
自由な糸バルーンを形成せずに、図４の実施例と同様に
スピンドルロータ２１に固定された糸ガイドチューブ２
５に受け入れられて、保護ポット１６付きのボビンキャ
リアの周囲を周回してスピンドル軸上の中心点Ｚに達す
る。中心点Ｚは中心アイレット２５．１として構成さ
れ、ホルダ２５．２によって図示しない機械フレームに
連結されている。糸ガイドチューブ２５の上端は回転軸
受によって中心アイレット２５．１上に支持されてい
る。糸ガイドチューブ２５の描く回転経路の外周の外側
の所定の位置にはホルダ２７が設けられ、スピンドルの
半径方向にこれを貫通してパイプ２３が導かれ、これを
通じて流動性媒体Ｍ７が供給され、その出口孔は保護ポ
ット２６付きのボビンキャリアのジャケットに設けられ
た入口孔２６．１に対面している。この入口孔２６．１
も漏斗状に内側に引っ込んでいる。この構成の作用は、
図４の構成の作用と同じである。
【００１９】図８には、周期的な中断作動を行いつつ媒
体を供給するのに使用される流動性媒体Ｍ９を供給する
ための機構の別の実施例を示す。この構成は、例えば図
１又は図７の加撚用スピンドルに使用可能である。ホル
ダ４７によってスピンドルに対して半径方向に導かれて
いるパイプ４３は、出口孔４３．１においてバルーンリ
ミッタ４５に開口している。前述したようにこれに対面
して保護ポットのジャケット４６に入口孔４６．１が設
けられている。糸バルーンを形成する糸Ｆ８はバルーン
リミッタ４５と保護ポットのジャケット４６との間の間
隙を走行する。ホルダ４７は横方向のスロット４７．２
を有し、これはパイプ４３に進入し、その中に駆動・制
御装置Ｃ２によって回転駆動される駆動シャフト４８．
２上に配置された孔空きダイアフラム４８が嵌め込まれ
ている。この孔空きダイアフラム４８の閉じたダイアフ
ラム部分４８．１がスロット４７．２に到達するとすぐ
に、パイプ４３を通る媒体Ｍ９の流れは、このダイアフ
ラム部分４８．１がスロット４７．２を通過する間中断
される。勿論、このようにして、図２に示すように或る
時点で一方の分岐パイプを媒体が通過し、別の時点で他
方の分岐パイプを媒体が通過するように分岐パイプを通
る媒体の流れを制御することも可能である。
体を供給するのに使用される流動性媒体Ｍ９を供給する
ための機構の別の実施例を示す。この構成は、例えば図
１又は図７の加撚用スピンドルに使用可能である。ホル
ダ４７によってスピンドルに対して半径方向に導かれて
いるパイプ４３は、出口孔４３．１においてバルーンリ
ミッタ４５に開口している。前述したようにこれに対面
して保護ポットのジャケット４６に入口孔４６．１が設
けられている。糸バルーンを形成する糸Ｆ８はバルーン
リミッタ４５と保護ポットのジャケット４６との間の間
隙を走行する。ホルダ４７は横方向のスロット４７．２
を有し、これはパイプ４３に進入し、その中に駆動・制
御装置Ｃ２によって回転駆動される駆動シャフト４８．
２上に配置された孔空きダイアフラム４８が嵌め込まれ
ている。この孔空きダイアフラム４８の閉じたダイアフ
ラム部分４８．１がスロット４７．２に到達するとすぐ
に、パイプ４３を通る媒体Ｍ９の流れは、このダイアフ
ラム部分４８．１がスロット４７．２を通過する間中断
される。勿論、このようにして、図２に示すように或る
時点で一方の分岐パイプを媒体が通過し、別の時点で他
方の分岐パイプを媒体が通過するように分岐パイプを通
る媒体の流れを制御することも可能である。
【００２０】
【発明の効果】媒体流は、調整された空気特に湿度を含
ませた空気、オイルミスト、パラフィン粒子や煙又はそ
の他の多相の処理媒体を含んだ空気であって、特別な方
法で糸の特性を改善する目的を有するものである。溶解
した繊維材料を気流に乗せて噴射することも可能であ
る。本発明による解決策は、保護ポットのないスピンド
ルの場合にも有用である。
ませた空気、オイルミスト、パラフィン粒子や煙又はそ
の他の多相の処理媒体を含んだ空気であって、特別な方
法で糸の特性を改善する目的を有するものである。溶解
した繊維材料を気流に乗せて噴射することも可能であ
る。本発明による解決策は、保護ポットのないスピンド
ルの場合にも有用である。
【図１】流動性媒体を供給するための構成の第１実施例
を具えた二重撚糸用スピンドルの一部破断側面図であ
る。
を具えた二重撚糸用スピンドルの一部破断側面図であ
る。
【図２】図１の実施例の変形の流動性媒体供給機構の領
域の水平断面図である。
域の水平断面図である。
【図３】図１の実施例の別の変形における上から見た模
式図である。
式図である。
【図４】流動性媒体供給機構の別の実施例を具えた直接
ケーブリング用スピンドルの一部破断側面図である。
ケーブリング用スピンドルの一部破断側面図である。
【図５】図４の実施例の流動性媒体供給機構の領域の水
平断面図である。
平断面図である。
【図６】図４と同じような流動性媒体供給機構の実施例
を具えた図１と同様な二重撚糸用スピンドルの一部破断
側面図である。
を具えた図１と同様な二重撚糸用スピンドルの一部破断
側面図である。
【図７】図１と同じような流動性媒体供給機構の実施例
を具えた図４と同様な直接ケーブリング用スピンドルの
一部破断側面図である。
を具えた図４と同様な直接ケーブリング用スピンドルの
一部破断側面図である。
【図８】流動性媒体供給機構の領域における図１又は７
の実施例の別の変形を示す斜視図である。
の実施例の別の変形を示す斜視図である。
３，１３，２３，３３，４３…供給パイプ ５．１，５’．１，５”．１…孔 Ｍ１〜Ｍ８…流動性媒体 ２，２２…糸ガイド用ダクト Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４…糸 １１，３１…スピンドルロータ １５，２５…糸ガイドチューブ ６，１６，２６，３６，４６…保護ポット ６．１，１６．１，２６．１，３６．１，４６．１…入
口孔 ３．１，３．２；１３．１，１３．２…分岐パイプ
口孔 ３．１，３．２；１３．１，１３．２…分岐パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライナー ロレンツ ドイツ連邦共和国，デー−41334 ネッテ タル−ブレイェル，シュマックスブルッフ 35 ベー (72)発明者 ウルリッヒ ロッサ ドイツ連邦共和国，デー−47804 クレフ ェルト，ビンネルツベーク 13 (72)発明者 カール ヨゼフ ブロックマンズ ドイツ連邦共和国，デー−47877 ビリッ ヒ−アンラート，ヤコブ クレブス シュ トラーセ 80
Claims (10)
- 【請求項１】 実質的にスピンドルの領域に始点を有す
る半径方向に延在する糸ガイド用ダクトを具えたスピン
ドルロータを有し、糸は前記糸ガイド用ダクトから出現
してバルーンを形成しながらスピンドルロータ軸の延長
上の中心点まで導かれる糸又は撚糸の製造用スピンドル
であって、糸バルーンによって規定される空間に対して
実質的に半径方向を指向する少なくとも一本の供給パイ
プ（３，１３，２３，３３）を設け、該糸バルーンによ
って規定された空間内に流動性媒体（Ｍ１〜Ｍ８）を導
入することを特徴とするスピンドル。 - 【請求項２】 撚糸用スピンドルとして構成され、各供
給パイプ（３，３．１，３．２，３３）に対して、この
パイプが接続される半径方向の孔（５．１，５’．１，
５”．１）を具えたことを特徴とする請求項１に記載の
スピンドル。 - 【請求項３】 双糸加撚用スピンドルとして構成され、
中空シャフトを有し、その下端は前記糸ガイド用ダクト
（２，２２）内に開口し、その上端（４，２４）を通じ
て加撚される糸（Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４）が供給され
ることを特徴とする請求項１又は２に記載のスピンド
ル。 - 【請求項４】 直接ケーブリング用スピンドルとして構
成され、スピンドルロータ（１１，３１）のシャフトの
延長部（１１．１，３１．１）を軸方向に通って糸ガイ
ド用ダクト（１２，３２）に開口する中空シャフトを有
し、糸成分（Ｆ’１，Ｆ７）は中心点（Ｚ’，Ｚ）の領
域において第２の糸成分（Ｆ’２，Ｆ６）と合糸されて
ケーブル構造を構成し、糸バルーンによって囲まれた空
間から実質的に軸方向に向かって中心点（Ｚ’，Ｚ）に
供給されることを特徴とする請求項１又は２に記載のス
ピンドル。 - 【請求項５】 一方の端はスピンドルロータ（１１，２
１）に固定されてこれと共に回転し、他方の端は中心点
（Ｚ）に達する糸ガイドチューブ（１５，２５）を有
し、これを通じて糸ガイド用ダクト（１２，２２）から
半径方向に出てきた糸（Ｆ’１，Ｆ５）が中心点
（Ｚ’，Ｚ）に導かれることを特徴とする請求項３又は
４に記載のスピンドル。 - 【請求項６】 保護ポット（６，１６，２６，３６，４
６）付きのボビンキャリアを具え、該保護ポットのジャ
ケットは各供給パイプ（３，１３，２３，３３，４３）
の出口孔に対面する領域に入口孔（６．１，１６．１，
２６．１，３６．１，４６．１）を有することを特徴と
する請求項１〜５のいずれか１項に記載のスピンドル。 - 【請求項７】 各入口孔（６．１，１６．１，２６．
１，３６．１，４６．１）が、供給パイプ（３，１３，
２３，３３，４３）のそれに対面する出口孔より所定量
だけ大きい直径を有することを特徴とする請求項６に記
載のスピンドル。 - 【請求項８】 各入口孔（６．１，１６．１，２６．
１，３６．１，４６．１）が、内側に漏斗状に引っ込ん
でいることを特徴とする請求項７に記載のスピンドル。 - 【請求項９】 糸バルーンによって取り囲まれた空間内
に向かって直径方向を指向する二つの供給パイプ（９，
１０）を有することを特徴とする請求項１〜８のいずれ
か１項に記載のスピンドル。 - 【請求項１０】 各供給パイプが、回転方向に一定の間
隔で設けられた二つの分岐したパイプ（３．１，３．
２；１３．１，１３．２）に介して糸バルーンに取り囲
まれた空間内に接続され、前記二つの分岐パイプはスピ
ンドルロータの回転速度の関数として適宜に制御されて
交互に開閉することを特徴とする請求項１〜９のいずれ
か１項に記載のスピンドル。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4307296:8 | 1993-03-09 | ||
| DE4307296A DE4307296C1 (de) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | Spindel zur Herstellung eines Garns oder Zwirns |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06299421A true JPH06299421A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=6482254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6037011A Pending JPH06299421A (ja) | 1993-03-09 | 1994-03-08 | 糸又は撚形成用スピンドル |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5428948A (ja) |
| EP (1) | EP0615011B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06299421A (ja) |
| CN (1) | CN1033237C (ja) |
| CZ (1) | CZ284804B6 (ja) |
| DE (1) | DE4307296C1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0681934A1 (en) | 1994-05-11 | 1995-11-15 | Nippondenso Co., Ltd. | Air passage switching device and vehicular air conditioner |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4427875C1 (de) * | 1994-08-06 | 1996-01-04 | Palitex Project Co Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Zwirns in einem integrierten Spinn-Zwirnprozess nach dem Doppeldrahtprinzip sowie Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
| DE19905184C1 (de) * | 1999-02-09 | 2000-03-16 | Volkmann Gmbh & Co | Vorrichtung zur Herstellung eines Zwirns in einem integrierten Spinn-Zwirnprozeß |
| US6248274B1 (en) | 1999-09-21 | 2001-06-19 | Playtex Products, Inc. | Method of manufacturing a catamenial/tampon device |
| US6635205B2 (en) | 1999-09-21 | 2003-10-21 | Playtex Products, Inc. | Method of manufacturing a catamenial/tampon device |
| US20030140468A1 (en) * | 2002-01-28 | 2003-07-31 | Shaikh Humayan N. | Twist after dyeing method of processing yarn |
| CZ306702B6 (cs) * | 2006-03-23 | 2017-05-17 | Technická univerzita v Liberci | Zařízení pro vřetenové předení nebo skaní |
| CN100427657C (zh) * | 2006-08-25 | 2008-10-22 | 朱爱萍 | 横孔射流气动穿纱短纤倍捻锭子 |
| CN104073933A (zh) * | 2014-07-08 | 2014-10-01 | 吴江久美微纤织造有限公司 | 带有油料毛细圈的气圈罩 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1510521A1 (de) * | 1963-11-30 | 1969-07-24 | Barma Barmer Maschinenfabrik A | Doppeldrahtzwirnverfahren und Einrichtung zur Durchfuehrung desselben |
| DE1760063A1 (de) * | 1968-03-28 | 1971-12-23 | Hamel Gmbh Zwirnmaschinen | Doppeldraht-Zwirnspindel mit einer Duese fuer Fadenbehandlungsmedien |
| IT1033610B (it) * | 1974-12-11 | 1979-08-10 | Savio Spa | Dispositivo per la distribuzione dell avvivaggio sul filato durante il processo di ritorcitura |
| IT1024242B (it) * | 1974-12-12 | 1978-06-20 | Savio Spa | Dispositivo per la distribuzione dell avvivaggio sll filato duran te il processo di ritoroitura |
| CH581717A5 (ja) * | 1975-02-08 | 1976-11-15 | Barmag Barmer Maschf | |
| DE2627268A1 (de) * | 1976-06-18 | 1977-12-22 | Hamel Gmbh Zwirnmaschinen | Doppeldraht-zwirnspindel zum nasszwirnen |
| DE3033046A1 (de) * | 1980-09-03 | 1982-04-01 | Stahlecker, Fritz, 7347 Bad Überkingen | Spinnaggregat fuer eine umwindegarnspinnmaschine |
| DE3721364A1 (de) * | 1987-06-29 | 1989-01-19 | Palitex Project Co Gmbh | Spindelrotor als teil einer vorrichtung zum herstellen eines garnes oder zwirnes und mit einem solchen spingelrotor ausgeruestete doppeldraht-zwirnspindel |
-
1993
- 1993-03-09 DE DE4307296A patent/DE4307296C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-02-12 EP EP94102176A patent/EP0615011B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-03-08 JP JP6037011A patent/JPH06299421A/ja active Pending
- 1994-03-09 CZ CZ94540A patent/CZ284804B6/cs unknown
- 1994-03-09 CN CN94102315.XA patent/CN1033237C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1994-03-09 US US08/208,965 patent/US5428948A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0681934A1 (en) | 1994-05-11 | 1995-11-15 | Nippondenso Co., Ltd. | Air passage switching device and vehicular air conditioner |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CZ284804B6 (cs) | 1999-03-17 |
| EP0615011A1 (de) | 1994-09-14 |
| CN1033237C (zh) | 1996-11-06 |
| US5428948A (en) | 1995-07-04 |
| EP0615011B1 (de) | 1996-09-11 |
| DE4307296C1 (de) | 1994-08-25 |
| CZ54094A3 (en) | 1994-09-14 |
| CN1098450A (zh) | 1995-02-08 |
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