JPH0629923U - 体重調整機構の調整ダイヤル構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートサスペンション装置付シートにおけ
る、部品点数の削減をはかるとともに、操作性を改善す
る。 【構成】 調整ダイヤル14を折曲自在なユニバーサルジ
ョイント56によって折曲可能とするとともに、軸線方向
に伸長可能としている。そして、シートスライド装置の
ケーブル52が、側方への調整ダイヤル14のスライドのも
とで牽引可能に、リクライニング装置のケーブル53が、
軸線方向への牽引操作のもとで牽引可能にそれぞれ連結
されて、各操作手段が調整ダイヤルと共用化されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、シートサスペンション装置付シートに設けられ、回転操作のもと で、着座者の体重に応じたシート高さを調整可能な体重調整機構の調整ダイヤル 構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

たとえば、上方へのサスペンション力のもとで、シートの載置される上枠を下 枠に対して弾性支持し、床面に伝達された衝撃、振動等を減衰させるシートサス ペンション装置が、車両等のシート、たとえば、トラック等のシートに装着され ている。

【０００３】 このようなシートサスペンション装置においては、上枠が、たとえば、前端、 後端のいずれかを可動端とする略Ｘ形状の伸縮自在なリンクを介して、下枠に取 付けられ、引張コイルばね等からなる偏倚手段の偏倚力が、サスペンション力と して、上枠、つまりはシートに作用可能となっている。

【０００４】 ここで、たとえば、調整ダイヤルの回転操作等のもとで、引張コイルばねの係 止片の位置を前後方向に移動させ、下枠に対する上枠の高さを調整可能とする体 重調整機構を備えた構成が知られている。

【０００５】 このような構成では、シートに作用する負荷、つまりは着座者の体重に応じて 、調整ダイヤルを回転操作し、リンクの可動端の前後位置を調整することによっ て、着座者の視点の高さ（アイポイント）をほぼ一定とするように作用可能とな っている。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、このようなシートサスペンション装置付のシートにおいては、一般 的に、シートの前後位置を調整可能とするシートスライド装置、および、シート バックの傾斜角度（リクライニング角度）を調整可能とするリクライニング装置 等が併設されている。

【０００７】 このようなシートのシートスライド装置、リクライニング装置等は、通常、シ ートの前面、側面等に配設された操作レバー等の個別の操作手段による、対応す るケーブルの牽引操作等によって、ロック解除可能、つまりは作動可能に構成さ れている。

【０００８】 つまり、公知の構成においては、シートサスペンション装置に設けられた体重 調整機構の調整ダイヤルに加えてシートスライド装置、リクライニング装置の操 作手段が、その数だけ設けられる。そのため、全体的な部品点数の増加が避けら れず、シートの構成の複雑化、および、重量の増加を招く虞れがある。

【０００９】 また、体重調整機構の調整ダイヤル、および、シートスライド装置、リクライ ニング装置の操作手段は、それぞれ異なる位置に離反して設けられるため、操作 位置が異なり、操作性の低下は避けられない。

【００１０】 この考案は、部品点数の削減により構成の簡素化および軽量化をはかるととも に、操作性を改善する体重調整機構の調整ダイヤル構造の提供を目的としている 。

【００１１】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するために、この考案においては、シートスライド装置、リク ライニング装置が対応するケーブルの牽引操作によって作動可能であることに着 目している。

【００１２】 そこで、この考案においては、調整ダイヤルを折曲自在なユニバーサルジョイ ントによって折曲可能とするとともに、体重調整機構のリードスクリューの軸線 方向に伸長可能としている。そして、シートスライド装置、リクライニング装置 のいずれか一方に対応するケーブルが、調整ダイヤルの折曲操作のもとで牽引可 能に、他方に対応するケーブルが、軸線方向への調整ダイヤルの伸長操作のもと で牽引可能に、それぞれ連結されて、各操作手段が調整ダイヤルと共用化されて いる。

【００１３】

【実施例】

以下、図面を参照しながらこの考案の実施例について詳細に説明する。

【００１４】 図１、図２に示すように、この考案に係る体重調整機構の調整ダイヤル構造10 においては、体重調整機構12の調整ダイヤル14が、シートスライド装置16および リクライニング装置18の操作手段として共用化されている。

【００１５】 体重調整機構12は、シートサスペンション装置20に設けられている。図１、図 ２に示すように、シートサスペンション装置20は、たとえば、シート22の載置さ れる上枠（アッパーフレーム）24と車床等に取付けられる下枠（ロアレール）26 との間に、略Ｘ形状に組み立てられた伸縮自在なリンク28を備えて形成されてい る。

【００１６】 図１を見るとわかるように、リンク28は、たとえば、左右サイドに離反して配 設され、対応する左右サイド間が、フロント、リヤのコネクティングロッド30、3 1 によって、それぞれ連動可能に連結されている。

【００１７】 そして、このようなリンク28においては、たとえば、後端（図中左端）が上枠 24、下枠26にそれぞれ枢着されて、リンクの基端28a として形成されるのに対し 、リンクの前端（図中右端）は、ローラガイド34の内部でのローラ36の転動転動 によって前後方向に移動可能な、基端に対する可動端28b として形成されている 。

【００１８】 このような構成によれば、リンクの基端（後端）28s に対する可動端（前端） 28b の移動により、両端間の間隔の変化が保障されるため、上下方向へのリンク 28の伸縮が確保される。

【００１９】 なお、このようなシートサスペンション装置20の構成は公知であり、その構成 自体はこの考案の趣旨でないため、詳細に説明しない。

【００２０】 そして、図１に示すように、たとえば、リンク基端28a の上方の延出端間に、 支持ロッド38が架設され、リンク28を伸長方向に偏倚して偏倚力をサスペンショ ン力としてシートに付与する偏倚手段40が、リンクの支持ロッドと体重調整機構 12の係止片42との間に張設されている。偏倚手段40として、たとえば、左右に離 反して配設された一対の引張コイルばねが利用できる。

【００２１】 図１に示すように、体重調整機構12は、たとえば、リードスクリュー44と、リ ードスクリューに螺合するナット46とを備えて構成され、係止片42が、ナットに 一体的に形成されている。

【００２２】 リードスクリュー44は、たとえば、上枠24の前壁24a と軸受48との間で架設、 軸支され、上枠の前方に突設される調整ダイヤル14に、連動可能に連結されてい る。

【００２３】 このような構成では、リードスクリュー44の回転に伴う、リードスクリューの 軸線方向へのナット46の移動（螺進、螺退）によって、係止片42がリンクの基端 28a に対して前後移動し、リンク28の立ち上げ角度が調整される。そして、リン ク28の立ち上げ角度の調整に伴う、上枠24の上下位置の調整によって、体重の増 減に応じて上下に変化した着座者の視点の高さ（アイポイント）が、ほぼ一定に 設定できる。

【００２４】 なお、このような体重調整機構12の構成は公知であり、その構成自体はこの考 案の趣旨でないため、詳細に説明しない。

【００２５】 ところで、図２に示すように、シートサスペンション装置20の装着されたシー ト22においては、通常、シートの前後位置を調整するシートスライド装置16、お よび、シートバック50の傾斜角度（リクライニング角度）を調整するリクライニ ング装置18等の着座者姿勢制御装置が併設されている。

【００２６】 なお、シートスライド装置16、リクライニング装置18の構成は公知であり、そ の構成自体はこの考案の趣旨でないため、詳細に説明しない。

【００２７】 シートスライド装置16、リクライニング装置18は、通常、偏倚力のもとでロッ ク可能なロック手段（図示しない）をそれぞれ有して形成され、対応するケーブ ル52、53 の牽引によって、ロック解除可能に構成されている。しかしながら、公 知の構成においては、体重調整機構の調整ダイヤル14に加えてシートスライド装 置16、リクライニング装置18の操作手段が設けられるため、部品点数が増加し、 構成が複雑化しやすい。

【００２８】 そこで、この考案においては、シートスライド装置16、リクライニング装置18 のロック手段が、偏倚力に抗するケーブル52、53 の牽引操作によってロック解除 可能であることに着目し、調整ダイヤル14と各操作手段との共用化をはかってい る。

【００２９】 そして、この考案によれば、調整ダイヤル14が、たとえば、回転操作に加えて 側方へのスライド操作、および、軸線方向への牽引操作を可能に形成されている 。

【００３０】 図１、図３を見るとわかるように、調整ダイヤル14は、折曲自在な、いわゆる ユニバーサルジョイント56を介して、リードスクリュー44の前端に連結されてい る。

【００３１】 なお、ユニバーサルジョイント56の構成は公知であり、その構成自体はこの考 案の趣旨でないため、詳細に説明しない。

【００３２】 ユニバーサルジョイント56の一サイドは、たとえば、リードスクリュー44の前 端に一体的に回転可能に固定されている。また、たとえば、ユニバーサルジョイ ント56の他サイドが一体的なサポートロッド58を有して形成されるとともに、調 整ダイヤル14が中空の駆動シャフト60を一体的に有して形成され、サポートロッ ドへの駆動シャフトの冠挿によって、調整ダイヤルがユニバーサルジョイントに 取付けられている。

【００３３】 ここで、サポートロッド58に係止ピン62が嵌着されるとともに、係止ピンの遊 挿可能な長孔状のガイド孔64が調整ダイヤルの駆動シャフト60に穿設されている 。

【００３４】 このような構成では、ガイド孔64の範囲内において、調整ダイヤル14が、駆動 シャフト60とともにユニバーサルジョイント56に対して引き出される。

【００３５】 また、サポートブラケット66が上枠24の前端にスライド可能に取付けられてい る。サポートブラケット66は、たとえば、略コ字形状に折曲成形され、上枠の前 端部側方に設けられたスライドガイド68によって、前後方向にスライド可能に支 持されている。

【００３６】 そして、サポートブラケット68は、ユニバーサルジョイント56による調整ダイ ヤル14の折曲、つまりはユニバーサルジョイントを中心とした、側方への調整ダ イヤルの回動を保障する長孔状のガイド孔70を有して形成されている。

【００３７】 このような構成では、調整ダイヤル14の牽引のもとで、サポートブラケット66 が上枠24に対して引き出されるとともに、ガイド孔70の範囲内で、側方への調整 ダイヤルのスライドが可能となる。

【００３８】 そして、たとえば、図１、図３に示すように、シートスライド装置16のロック 手段に連動するケーブル52が、調整ダイヤルの駆動シャフト60にブッシュ状に挿 着された支持リング72に、サポートブラケット66の側壁を介して固定されている 。また、リクライニング装置18のロック手段に連動するケーブル53が、上枠24の 前壁を介してサポートブラケット66の前壁に固定されている。

【００３９】 このような構成において、図３に一点鎖線で示すように、たとえば、ユニバー サルジョイント56を中心として、調整ダイヤル14を側方に折曲、つまりはスライ ドさせると、シートスライド装置ケーブル52が牽引されて、シートスライド装置 16がロック解除される。

【００４０】 そして、シート22の前後位置の調整後、調整ダイヤル14の操作力を解除すれば 、ロック手段のロック方向に作用する偏倚力のもとで、調整ダイヤルが牽引され て、初期位置に戻され、シートスライド装置16の作動が規制される。

【００４１】 また、図３に二点鎖線で示すように、調整ダイヤル14を初期位置から軸線方向 に牽引すると、調整ダイヤルが、たとえば、ユニバーサルジョイント56に対して 伸長し、サポートブラケット66が調整ダイヤルとともに引き出されて、リクライ ニング装置のケーブル53が牽引され、リクライニング装置18のロック手段がロッ ク解除される。

【００４２】 そして、シートバック50のリクライニング角度の調整後、調整ダイヤル14の操 作力を解除すれば、ロック手段のロック方向に作用する偏倚力のもとで、調整ダ イヤルが牽引されて、初期位置に戻され、リクライニング装置18の作動が規制さ れる。

【００４３】 なお、たとえば、調整ダイヤル14の初期位置において、調整ダイヤルを回転操 作すれば、リードスクリュー44が回転して、対応する方向にナット46が移動し、 リンク28の伸長に伴う上枠24の高さ調整により、着座者の体重に応じたサスペン ション力が調整される。

【００４４】 上記のように、この考案の体重調整機構の調整ダイヤル構造10によれば、体重 調整機構の調整ダイヤル14が、シートスライド装置16、リクライニング装置18の 操作手段として共用化されている。そして、調整ダイヤル14の回転操作、側方へ のスライド操作、および、軸線方向への牽引操作によって、体重調整機構12、シ ートスライド装置16、リクライニング装置18が個別に作動可能となっている。

【００４５】 そのため、シート22の全体的な部品点数が十分に削減でき、構成の簡素化およ び全体的な軽量化がはかられる。

【００４６】 また、１箇所に設けられた調整ダイヤル14の異なる操作のもとで、体重調整機 構12、シートスライド装置16、リクライニング装置18の作動が個別に行える。そ のため、各種装置の調整のつど、異なる操作手段を操作することもなく、操作性 が十分に改善される。

【００４７】 そして、ユニバーサルジョイント56を介して、リードスクリュー44、調整ダイ ヤル14を連結することによって、側方への調整ダイヤル14のスライドが、軸線方 向への牽引に加えて容易に得られる。そのため、構成を複雑化することなく、３ 方向への調整ダイヤル14の個別操作が確保でき、他の装置に誤動作を生じさせる ことなく、各装置が個別操作できる。

【００４８】 ここで、実施例においては、リクライニング装置のケーブル53が、サポートブ ラケット66を介して、調整ダイヤル14に連動可能に連結されている。しかし、調 整ダイヤル14とともに牽引可能であれば足りるため、これに限定されず、たとえ ば、ケーブル53を調整ダイヤルに直接的に連結してもよい。

【００４９】 しかしながら、実施例のように、サポートブラケット66を介して調整ダイヤル 14に連動可能に連結すれば、側方への調整ダイヤルのスライド時においてサポー トブラケットがスライドしないため、特に、リクライニング装置18の誤動作が十 分に防止できる。

【００５０】 また、調整ダイヤル14は、側方にスライド可能な構成として具体化されている が、シートスライド装置のケーブル52を牽引可能であれば足りるため、上下方向 への折曲のもとで、ケーブル52を牽引する構成としてもよい。

【００５１】 しかしながら、調整ダイヤル14を側方にスライド可能とすれば、調整ダイヤル のスライドストロークが十分に確保できるとともに、上下方向へのストローク確 保のために、サポートブラケット66を大型化することもない。

【００５２】 更に、実施例においては、側方への調整ダイヤル14のスライドによってシート スライド装置のケーブル52を牽引可能に、軸線方向への調整ダイヤルの牽引によ ってリクライニング装置のケーブル53を牽引可能に構成されている。しかし、こ れに限定されず、側方への調整ダイヤル14のスライドによってケーブル53を、軸 線方向への牽引によってケーブル52をそれぞれ牽引する構成としてもよい。

【００５３】 なお、体重調整機構12は、調整ダイヤル14の回転操作に起因するリードスクリ ュー44の回転によって、偏倚手段40からのサスペンション力を調整可能であれば 足りるため、図示の構成に限定されない。

【００５４】 また、実施例においては、トラック等に装着されるシートサスペンション装置 付シート22として具体化しているが、シートサスペンション装置20、シートスラ イド装置16およびリクライニング装置18の併設されたシートであれば足り、これ に限定されず、たとえば、電車、飛行機、船舶等のシートに、この考案を応用し てもよい。

【００５５】 上述した実施例は、この考案を説明するためのものであり、この考案を何等限 定するものでなく、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全て この考案に包含されることはいうまでもない。

【００５６】

【考案の効果】

上記のように、この考案に係る体重調整機構の調整ダイヤル構造によれば、体 重調整機構の調整ダイヤルが、シートスライド装置、リクライニング装置の操作 手段として共用化されている。そのため、シートの全体的な部品点数が十分に削 減でき、構成の簡素化および全体的な軽量化がはかられる。

【００５７】 また、１箇所に設けられた調整ダイヤルの異なる操作のもとで、体重調整機構 、シートスライド装置およびリクライニング装置の作動が個別に行える。そのた め、各種装置の調整のつど、異なる操作手段を操作することもなく、操作性が十 分に改善される。

【００５８】 そして、ユニバーサルジョイントを介して、リードスクリュー、調整ダイヤル を連結することによって、調整ダイヤルの折曲操作が、軸線方向への牽引に加え て容易に得られる。そのため、構成を複雑化することなく、３方向への調整ダイ ヤルの個別操作が確保でき、他の装置に誤動作を生じさせることなく、各装置が 個別操作できる。

【００５９】 また、上枠前端にスライド可能に設けられたサポートブラケットに、いずれか のケーブルを取付ければ、調整ダイヤルの折曲操作の際の誤動作が十分に防止で きる。

【００６０】 更に、調整ダイヤルの軸線方向に移動不能かつ回転自在に巻装した支持リング にケーブルを連結すれば、支持リングを伴うことなく調整ダイヤルの回転操作が 行えるため、ケーブルの牽引を伴うことなく、調整ダイヤルの回転操作が単独で 行え、この点においても、誤動作が十分に防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る体重調整機構の調整ダイヤル構
造の概略斜視図である。

【図２】シートサスペンション装置、シートスライド装
置およびリクライニング装置の併設されたシートの側面
図である。

【図３】体重調整機構の調整ダイヤル構造の平面図であ
る。

【符号の説明】

10 体重調整機構の調整ダイヤル構造 12 体重調整機構 14 調整ダイヤル 16 シートスライド装置 18 リクライニング装置 20 シートサスペンション装置 22 シート 52 シートスライド装置のケーブル 53 リクライニング装置のケーブル 56 ユニバーサルジョイント 66 サポートブラケット 70 ガイド孔 72 支持リング

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 操作手段による、対応するケーブルの牽
   引操作によって作動可能なシートスライド装置、リクラ
   イニング装置を少なくとも備えたシートサスペンション
   装置付シートに設けられ、回転操作のもとで、着座者の
   体重に応じたシート高さを調整可能な体重調整機構の調
   整ダイヤル構造において、 調整ダイヤルが、折曲自在なユニバーサルジョイントを
   介して、リードスクリューに対して折曲可能に連結され
   るとともに、リードスクリューの軸線方向に伸長可能に
   取付けられ、 シートスライド装置、リクライニング装置のいずれか一
   方に対応するケーブルをユニバーサルジョイントによる
   調整ダイヤルの折曲操作によって牽引可能に、他方に対
   応するケーブルを軸線方向への調整ダイヤルの伸長操作
   によって牽引可能にそれぞれ連結して、シートスライド
   装置、リクライニング装置の操作手段を体重調整機構の
   調整ダイヤルと共用化したことを特徴とする体重調整機
   構の調整ダイヤル構造。
2. 【請求項２】 サポートブラケットが、調整ダイヤルの
   軸線方向で、調整ダイヤルと一体的に、シートサスペン
   ション装置の上枠に対してスライド可能に取付けられる
   とともに、ユニバーサルジョイントによる側方への調整
   ダイヤルのスライドを保障する長孔状のガイド孔を有し
   て形成され、 調整ダイヤルの軸線方向に移動不能かつ回転自在に巻装
   された支持リングに、一方のケーブルが連結されるとと
   もに、サポートブラケットに、他方のケーブルが連結さ
   れた請求項１記載の体重調整機構の調整ダイヤル構造。