JPH062982B2 - セラミックスをコ−ティングした布又は紙製品 - Google Patents
セラミックスをコ−ティングした布又は紙製品Info
- Publication number
- JPH062982B2 JPH062982B2 JP62335983A JP33598387A JPH062982B2 JP H062982 B2 JPH062982 B2 JP H062982B2 JP 62335983 A JP62335983 A JP 62335983A JP 33598387 A JP33598387 A JP 33598387A JP H062982 B2 JPH062982 B2 JP H062982B2
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- Japan
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- cloth
- paper
- ceramics
- synthetic resin
- ceramic powder
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H19/00—Coated paper; Coating material
- D21H19/36—Coatings with pigments
- D21H19/44—Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
- D21H19/56—Macromolecular organic compounds or oligomers thereof obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D21H19/58—Polymers or oligomers of diolefins, aromatic vinyl monomers or unsaturated acids or derivatives thereof
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H19/00—Coated paper; Coating material
- D21H19/36—Coatings with pigments
- D21H19/44—Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
- D21H19/62—Macromolecular organic compounds or oligomers thereof obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は織物、編物、フェルト、不織布、その他の布
地や紙の外表面にセラミックスをコーティングし、各素
材の特性を維持しつつ保温性、衛生効果等を備えた布製
品又は紙製品に関するものである。
地や紙の外表面にセラミックスをコーティングし、各素
材の特性を維持しつつ保温性、衛生効果等を備えた布製
品又は紙製品に関するものである。
(従来の技術) 従来保温性を有する布製品、紙製品は専らその通気性を
抑えたり、内部空気層を設ける等のものである。また殺
菌性を有するものとしてはセラミックスの吸着性を利用
して消臭や殺菌効果を期待した繊維が開発されている
が、これらはセラミックス繊維糸や金属繊維糸を織り込
んでいる。
抑えたり、内部空気層を設ける等のものである。また殺
菌性を有するものとしてはセラミックスの吸着性を利用
して消臭や殺菌効果を期待した繊維が開発されている
が、これらはセラミックス繊維糸や金属繊維糸を織り込
んでいる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記従来の保温性を有する布製品や紙製品
は通気性を抑えているため、これを被服等に用いるとむ
れたりするおそれがある。このため通気性を良くすると
同時に保温性を良くする素材が種々開発されているが、
これらは特殊な繊維糸を用いたり、織り方を用いている
ため、製造が複雑で、高価なものとなっている。またセ
ラミックス繊維糸や金属繊維糸を織込んだ布製品も製造
コストが高く、耐久性が低いものであり、それ故用途も
限られてくる。
は通気性を抑えているため、これを被服等に用いるとむ
れたりするおそれがある。このため通気性を良くすると
同時に保温性を良くする素材が種々開発されているが、
これらは特殊な繊維糸を用いたり、織り方を用いている
ため、製造が複雑で、高価なものとなっている。またセ
ラミックス繊維糸や金属繊維糸を織込んだ布製品も製造
コストが高く、耐久性が低いものであり、それ故用途も
限られてくる。
従って製造が簡単でかつ安価な保温性及び殺菌性を備え
た布製品又は紙製品がないのが現状である。
た布製品又は紙製品がないのが現状である。
(問題点を解決するための手段) この発明は既存の布又は紙に極めて簡単にセラミックス
を付着せしめ、これにより素材の持つ特性、例えば柔軟
性、吸水性等を保持しつつ保温性、消臭性、殺菌性等を
備えた布又は紙製品を提供することにより上記問題点を
解決せんとするものであり、さらに帯電防止効果を付加
した布又は紙製品をも提供するものである。
を付着せしめ、これにより素材の持つ特性、例えば柔軟
性、吸水性等を保持しつつ保温性、消臭性、殺菌性等を
備えた布又は紙製品を提供することにより上記問題点を
解決せんとするものであり、さらに帯電防止効果を付加
した布又は紙製品をも提供するものである。
しかしながら上記セラミックスは簡単には布又は紙に付
着しない。
着しない。
そこでこの発明はセラミックスを粉末にし、この粉末を
合成樹脂のエマルジョンに混合した溶液を布又は紙に塗
布したものである。
合成樹脂のエマルジョンに混合した溶液を布又は紙に塗
布したものである。
またさらに布又は紙に上記溶液を塗布し、布又は紙の内
部にまでこれが浸透し、定着すると布又は紙のもつ本来
の特性を損う。そこでこの発明では上記溶液を塗布する
と同時に布又は紙の外表面にこれらの溶液が残り、上記
セラミックス粉末が分散した合成樹脂の薄い層が布又は
紙の外表面に設けられ、布又は紙の内部は上記層がない
か、又はあっても極く濃度の低いものとした。
部にまでこれが浸透し、定着すると布又は紙のもつ本来
の特性を損う。そこでこの発明では上記溶液を塗布する
と同時に布又は紙の外表面にこれらの溶液が残り、上記
セラミックス粉末が分散した合成樹脂の薄い層が布又は
紙の外表面に設けられ、布又は紙の内部は上記層がない
か、又はあっても極く濃度の低いものとした。
そしてこの発明の具体的構成は適宜の溶剤を用いて合成
樹脂をエマルジョン化し、これにセラミックスの粉末を
約70%以下の割合で、帯電防止効果を有する界面活性剤
から成る分散剤を約10%以下の割合で夫々混合し、この
混合した溶液を布又は紙に塗布し、当該布又は紙の外表
面に、セラミックスの粉末が分散した合成樹脂の薄い層
を設けたものである。
樹脂をエマルジョン化し、これにセラミックスの粉末を
約70%以下の割合で、帯電防止効果を有する界面活性剤
から成る分散剤を約10%以下の割合で夫々混合し、この
混合した溶液を布又は紙に塗布し、当該布又は紙の外表
面に、セラミックスの粉末が分散した合成樹脂の薄い層
を設けたものである。
(作 用) この発明の布又は紙製品はセラミックスが外部の熱を設
け、この熱を透過性の良い長波長の遠赤外線(4〜15
μ)に変えて反射する。従ってこの布又は紙製品により
被服を作った場合、この被服を着た人の体温を受けて遠
赤外線を反射し、従って極めて保温性が高い。また上記
セラミックスの吸着性により周囲の臭いを吸着する。ま
た上記セラミックスの遠赤外線反射又は吸着性によって
周囲の細菌を殺す、殺菌効果もある。さらに上記セラミ
ックスを分散した合成樹脂の薄い層が、布又は紙の外表
面に付着し、布又は紙の内部にまで浸透していないた
め、布又は紙の本来の特性、即ち柔軟性や吸水性が損な
われない。
け、この熱を透過性の良い長波長の遠赤外線(4〜15
μ)に変えて反射する。従ってこの布又は紙製品により
被服を作った場合、この被服を着た人の体温を受けて遠
赤外線を反射し、従って極めて保温性が高い。また上記
セラミックスの吸着性により周囲の臭いを吸着する。ま
た上記セラミックスの遠赤外線反射又は吸着性によって
周囲の細菌を殺す、殺菌効果もある。さらに上記セラミ
ックスを分散した合成樹脂の薄い層が、布又は紙の外表
面に付着し、布又は紙の内部にまで浸透していないた
め、布又は紙の本来の特性、即ち柔軟性や吸水性が損な
われない。
(実施例) 以下この発明の実施例を説明する。
セラミックスの粉末としてはアルミ、銅、鉄、ナトリウ
ム、カリウム等の金属酸化物系、硅酸塩系、希土類系、
またはカオリン(粘土)、麦飯石、医王石、その他鉱物
質等の天然系のものが含まれ、粉末の粒径は約1μ〜5
μ以下のものが最適であるが、場合によっては100μの
ものまで使用できる。
ム、カリウム等の金属酸化物系、硅酸塩系、希土類系、
またはカオリン(粘土)、麦飯石、医王石、その他鉱物
質等の天然系のものが含まれ、粉末の粒径は約1μ〜5
μ以下のものが最適であるが、場合によっては100μの
ものまで使用できる。
合成樹脂のエマルジョンとしてはポリエステル系、アク
リル系、ホリエチレン系、ウレタン系、ゴム系(ラテッ
クス)のものが含まれ、これらの単独又は混合したもの
を用いる。また溶剤としては水だけではなく、有機溶剤
も含まれる。
リル系、ホリエチレン系、ウレタン系、ゴム系(ラテッ
クス)のものが含まれ、これらの単独又は混合したもの
を用いる。また溶剤としては水だけではなく、有機溶剤
も含まれる。
この合成樹脂のエマルジョンを適宜の容器に入れ、上記
セラミックスの粉末を上記エマルジョンの溶液に対し、
3〜50%の割合で混合せしめ、セラミックスの粉末をエ
マルジョンに対し均一に分散させる。さらにこの溶液中
に分散剤として帯電防止効果を有する界面活性剤を好ま
しくは約0.1〜3%、可能な範囲では10%以下の割合で入
れる。
セラミックスの粉末を上記エマルジョンの溶液に対し、
3〜50%の割合で混合せしめ、セラミックスの粉末をエ
マルジョンに対し均一に分散させる。さらにこの溶液中
に分散剤として帯電防止効果を有する界面活性剤を好ま
しくは約0.1〜3%、可能な範囲では10%以下の割合で入
れる。
この溶液を布又は紙の表面に塗布する方法としては、刷
毛での塗布、スプレー方式、ロールコーティング、浸漬
が可能であり、刷毛、スプレー、ロールコーティングに
よる場合、乾燥時間を速くすることにより、布又は紙の
表面に上記セラミックス粉末が分散した合成樹脂の薄い
層が形成される。また浸漬による場合、溶液から引き上
げた布又は紙の両面から又は片側づつ順に内部に付着、
浸透した溶液を吸引しつつ乾燥させる。これらにより布
又は紙の外表面に合成樹脂の薄い層が出来、内部はほと
んど合成樹脂が浸透、付着していないか、いるとしても
極く僅かである。従って布又は紙の外表面が高く、内部
が低い上記合成樹脂の濃度勾配が出来る。
毛での塗布、スプレー方式、ロールコーティング、浸漬
が可能であり、刷毛、スプレー、ロールコーティングに
よる場合、乾燥時間を速くすることにより、布又は紙の
表面に上記セラミックス粉末が分散した合成樹脂の薄い
層が形成される。また浸漬による場合、溶液から引き上
げた布又は紙の両面から又は片側づつ順に内部に付着、
浸透した溶液を吸引しつつ乾燥させる。これらにより布
又は紙の外表面に合成樹脂の薄い層が出来、内部はほと
んど合成樹脂が浸透、付着していないか、いるとしても
極く僅かである。従って布又は紙の外表面が高く、内部
が低い上記合成樹脂の濃度勾配が出来る。
またこのセラミックス粉末が分散した合成樹脂の層は第
1図に示す如く、布又は紙1の外表面の一つのみ層2を
形成する場合、また第2図に示す如く、布又は紙1の両
外表面に層2を形成する場合がある。
1図に示す如く、布又は紙1の外表面の一つのみ層2を
形成する場合、また第2図に示す如く、布又は紙1の両
外表面に層2を形成する場合がある。
いずれの場合も布又は紙又は紙の表面に付着した層2は
布又は紙の各繊維乃至は糸の外面に付着するため、平面
的には連続した膜とならず、布又は紙の内部と外部とに
通気性がある。また層2の厚さは約1μ〜100μ内であ
る。
布又は紙の各繊維乃至は糸の外面に付着するため、平面
的には連続した膜とならず、布又は紙の内部と外部とに
通気性がある。また層2の厚さは約1μ〜100μ内であ
る。
また上記セラミックス粉末を分散した溶液に界面活性剤
を入れ、表面張力をおとし、これを塗布することにより
第3図に示す如く布又は紙3の各糸又は繊維の交点4に
上記溶液乃至層5が付着し、布又は紙の形がくずれない
と同時に柔軟性をもたすことができる。
を入れ、表面張力をおとし、これを塗布することにより
第3図に示す如く布又は紙3の各糸又は繊維の交点4に
上記溶液乃至層5が付着し、布又は紙の形がくずれない
と同時に柔軟性をもたすことができる。
また上記実施例ではセラミックスの粉末の合成樹脂のエ
マルジョンに混合する割合は3〜50%であるが、これに
限らず約70%以下の割合でも可能である。このセラミッ
クスの混合する割合を多くすると、セラミックスの導電
性により、布又は紙の外表面の電気抵抗値を下げ、帯電
防止効果も生じる。また布又は紙が天然繊維の場合、付
着性及び柔軟性を良くするため、上記溶液中にゴムラテ
ックスを約50%以下の割合で混合することもある。
マルジョンに混合する割合は3〜50%であるが、これに
限らず約70%以下の割合でも可能である。このセラミッ
クスの混合する割合を多くすると、セラミックスの導電
性により、布又は紙の外表面の電気抵抗値を下げ、帯電
防止効果も生じる。また布又は紙が天然繊維の場合、付
着性及び柔軟性を良くするため、上記溶液中にゴムラテ
ックスを約50%以下の割合で混合することもある。
また上記分散剤に使用する界面活性剤に、殺菌性を有す
るものを選べば、これらの界面活性剤がセラミックスの
粉末に強固に吸着され、帯電防止効果並びに殺菌効果を
有するとともにこれらの効果の持続性が高い。
るものを選べば、これらの界面活性剤がセラミックスの
粉末に強固に吸着され、帯電防止効果並びに殺菌効果を
有するとともにこれらの効果の持続性が高い。
またこの発明でいうところの布又は紙製品とは靴下、肌
着、手袋、スリッパ、帽子、シーツ、タオル、ハンカ
チ、壁紙、フイルター等のものが含まれ、これらのもの
に限らず、布又は紙を主体としてできた製品を含むもの
である。
着、手袋、スリッパ、帽子、シーツ、タオル、ハンカ
チ、壁紙、フイルター等のものが含まれ、これらのもの
に限らず、布又は紙を主体としてできた製品を含むもの
である。
(発明の効果) この発明は以上の構成であり、布又は紙の外表面のセラ
ミックスによって外部の熱を受け、これを透過性の良い
長波長の遠赤外線に変えて反射する。従ってこの布又は
紙を着衣とした場合、人体からの熱を受けて人体に遠赤
外線(4〜15μ)を反射し、極めて温かい着衣となると
同時にこの遠赤外線の反射により殺菌効果もある。しか
もこの発明ではセラミックス粉末が分散した合成樹脂の
エマルジョンを布又は紙に塗布するため、既存の布又は
紙或いはこれらの製品、例えば被服、手袋、靴下、帽子
等に塗布でき、従って極めて製造が簡単かつ安価にでき
る。
ミックスによって外部の熱を受け、これを透過性の良い
長波長の遠赤外線に変えて反射する。従ってこの布又は
紙を着衣とした場合、人体からの熱を受けて人体に遠赤
外線(4〜15μ)を反射し、極めて温かい着衣となると
同時にこの遠赤外線の反射により殺菌効果もある。しか
もこの発明ではセラミックス粉末が分散した合成樹脂の
エマルジョンを布又は紙に塗布するため、既存の布又は
紙或いはこれらの製品、例えば被服、手袋、靴下、帽子
等に塗布でき、従って極めて製造が簡単かつ安価にでき
る。
また上記セラミックス粉末を合成樹脂のエマルジョンを
介して布又は紙に付着せしめるため、エマルジョンの吸
着性によりセラミックス粉末は合成樹脂とともに布又は
紙に強力に付着し、耐久性がある。その上このセラミッ
クス粉末が分散した合成樹脂の薄い層は布又は紙の外表
面にのみ設けられ、内部に入っていないため布又は紙の
柔軟性、通気性、吸水性等の特性が損なわれず、本来の
機能を保持するものである。
介して布又は紙に付着せしめるため、エマルジョンの吸
着性によりセラミックス粉末は合成樹脂とともに布又は
紙に強力に付着し、耐久性がある。その上このセラミッ
クス粉末が分散した合成樹脂の薄い層は布又は紙の外表
面にのみ設けられ、内部に入っていないため布又は紙の
柔軟性、通気性、吸水性等の特性が損なわれず、本来の
機能を保持するものである。
また布又は紙の外表面に分散されたセラミックス粉末に
よって凹凸が表面にでき、このセラミックス粉末の量を
調整することにより布又は紙の外表面のすべり具合が調
整でき、さらに表面積が大となって布又は紙の乾燥性が
良くなる。また上記セラミックスの吸着性により、周囲
の湿気、臭い等を吸着し、消臭効果等をも有する。また
布又は紙の外表面にセラミックスが分散した合成樹脂の
薄い層が設けられているため、耐摩耗性、洗濯性が良
く、木綿の場合、この層を設けないものと比べ2〜3倍
の耐摩耗性がある。
よって凹凸が表面にでき、このセラミックス粉末の量を
調整することにより布又は紙の外表面のすべり具合が調
整でき、さらに表面積が大となって布又は紙の乾燥性が
良くなる。また上記セラミックスの吸着性により、周囲
の湿気、臭い等を吸着し、消臭効果等をも有する。また
布又は紙の外表面にセラミックスが分散した合成樹脂の
薄い層が設けられているため、耐摩耗性、洗濯性が良
く、木綿の場合、この層を設けないものと比べ2〜3倍
の耐摩耗性がある。
従ってこの発明の布製品が靴下の場合これを着用すると
温かく、ベタ付きがなく、殺菌性、消臭効果があり、か
つ通気性が良い、最適のものが得られる。
温かく、ベタ付きがなく、殺菌性、消臭効果があり、か
つ通気性が良い、最適のものが得られる。
またこの発明の製品は帯電防止効果を有し、かつこの電
防止効果を有する界面活性剤がセラミックス粉末に水分
が吸着され、容易に剥離せず、またセラミックス粉末に
水分が吸着されて帯電防止効果を発揮するのに必要な水
分が常に確保される。
防止効果を有する界面活性剤がセラミックス粉末に水分
が吸着され、容易に剥離せず、またセラミックス粉末に
水分が吸着されて帯電防止効果を発揮するのに必要な水
分が常に確保される。
第1図はこの発明のセラミックス粉末を分散した合成樹
脂の薄い層を布又は紙の一つの外表面に設けた断面図、
第2図は同層を布又は紙の両外表面に設けた断面図、第
3図は同層を布又は紙の外表面の交点に設けた断面図で
ある。 なお図中1は布又は紙、2はセラミックス粉末を分散し
た合成樹脂の薄い層である。
脂の薄い層を布又は紙の一つの外表面に設けた断面図、
第2図は同層を布又は紙の両外表面に設けた断面図、第
3図は同層を布又は紙の外表面の交点に設けた断面図で
ある。 なお図中1は布又は紙、2はセラミックス粉末を分散し
た合成樹脂の薄い層である。
Claims (1)
- 【請求項1】適宜の溶剤を用いて合成樹脂をエマルジョ
ン化し、これにセラミックスの粉末を約70%以下の割合
で、帯電防止効果を有する界面活性剤から成る分散剤を
約10%以下の割合で、夫々混合した溶液を布又は紙に塗
布し、当該布又は紙の外表面にセラミックスの粉末が分
散した合成樹脂の薄い層を設けたことを特徴とする、セ
ラミックスをコーティングした布又は紙製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62335983A JPH062982B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | セラミックスをコ−ティングした布又は紙製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62335983A JPH062982B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | セラミックスをコ−ティングした布又は紙製品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01183579A JPH01183579A (ja) | 1989-07-21 |
JPH062982B2 true JPH062982B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=18294484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62335983A Expired - Lifetime JPH062982B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | セラミックスをコ−ティングした布又は紙製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062982B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2736731B2 (ja) * | 1993-11-24 | 1998-04-02 | 株式会社ニッセラ | 紙のコーティング用塗料 |
US6046119A (en) * | 1998-01-28 | 2000-04-04 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Heat-retaining, moisture-permeable, waterproof fabrics |
ES2166282B1 (es) * | 1999-10-01 | 2003-04-01 | Gutierrez Parra Fca Amparo | Nuevas aplicaciones medioambientales de la arcilla. |
DE20018014U1 (de) * | 2000-10-20 | 2000-12-21 | Rotta Gmbh | Wässrige Beschichtungszusammensetzung für textile Flächengebilde |
KR100519670B1 (ko) * | 2001-10-30 | 2005-10-07 | (주)코튼코리아 | 기능성 세라믹가공 섬유의 제조방법 |
FR2897075B1 (fr) * | 2006-02-06 | 2012-02-03 | Jacques Casper | Materiau textile comprenant un composite polymere-ceramique et procede de fabrication |
JP2020111838A (ja) * | 2019-01-07 | 2020-07-27 | 東光商事株式会社 | 放熱性に優れた生地および衣料 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62296850A (ja) * | 1986-06-16 | 1987-12-24 | Kazuyoshi Konno | 遠赤外線放射セラミツクス |
JPS6468572A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-14 | Unitika Ltd | Heat insulating moisture pervious waterproof cloth |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP62335983A patent/JPH062982B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
西一郎外2名編「界面活性剤便覧」第210〜246頁産業図書株式会社 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01183579A (ja) | 1989-07-21 |
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