JPH06298232A - 袋開口方法および袋開口装置 - Google Patents

袋開口方法および袋開口装置

Info

Publication number
JPH06298232A
JPH06298232A JP5115299A JP11529993A JPH06298232A JP H06298232 A JPH06298232 A JP H06298232A JP 5115299 A JP5115299 A JP 5115299A JP 11529993 A JP11529993 A JP 11529993A JP H06298232 A JPH06298232 A JP H06298232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
held
holding
held portion
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5115299A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Arai
雅己 新井
Kunio Kato
邦夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OHASHI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
OHASHI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OHASHI SEISAKUSHO KK filed Critical OHASHI SEISAKUSHO KK
Priority to JP5115299A priority Critical patent/JPH06298232A/ja
Publication of JPH06298232A publication Critical patent/JPH06298232A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 袋を簡単迅速に開口し、かつその後の袋への
商品等の収容作業も簡単迅速に行えるようにする。 【構成】 互いに対向する第一および第二の面1a,1
bと、第一の面1aの上方に離脱容易に設けられた第一
の被保持部1cと、第二の面1bの上方に離脱容易に設
けられた第二の被保持部1dとを有する袋1を用意す
る。第一および第二の被保持部1c,1dを保持した状
態において、第一の面1aを捕捉した後、この第一の面
1aの捕捉部を第二の面1bから遠ざからせることによ
り、第一の被保持部1cから第一の面1aを離脱させて
袋1の口を開く。この開口状態で商品等の収容作業を完
了した後、第二の被保持部1dが保持されている位置か
ら袋1をそのまま取り去れば、第二の面1bも第二の被
保持部1dから離脱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品等を収容するプラ
スチック・フィルム等からなる袋を開口し、かつ前記商
品等を収容する作業の間、袋の開口状態を維持するため
の袋開口方法および袋開口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンビニエンス・ストア等の小売
店においては、商品をプラスチック・フィルムからなる
袋に商品を収容する際には、店員が手で袋を開口してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記袋は、未
使用状態では互いに対向する面がぴったりくっついた状
態となっているので、袋の口を手で開けるのには時間が
かかっていた。また、袋の口を開けた後も、一方の手で
この開口状態を維持しながら商品を袋に収容しなければ
ならなかったので、開口後の商品を袋に収容する作業自
体にも時間が長くかかっていた。このため、混雑時には
店員の数を増やす必要があった。 本発明は、このよう
な事情に鑑みてなされたもので、袋を簡単迅速に開口で
きるとともにその後の袋への商品等の収容作業も簡単迅
速に行うことができる袋開口方法および袋開口装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による袋開口方法
は、互いに対向する第一の面および第二の面と、前記第
一の面の上方に該第一の面から離脱容易なように設けら
れた第一の被保持部と、前記第二の面の上方に該第二の
面から離脱容易なように設けられた第二の被保持部とを
有する袋の口を開ける袋開口方法であって、前記第一の
面と前記第二の面とが合わさって前記袋の口が閉じた状
態で前記第一および第二の被保持部を保持した状態にお
いて前記第一の面を捕捉した後、この第一の面の捕捉部
を前記第二の面から離間する方向に移動することによ
り、前記第一の被保持部から前記第一の面を離脱させて
前記袋の口を開くものである。
【0005】また、本発明による袋開口装置は、互いに
対向する第一の面および第二の面と、前記第一の面の上
方に該第一の面から離脱容易なように設けられた第一の
被保持部と、前記第二の面の上方に該第二の面から離脱
容易なように設けられた第二の被保持部とを有する袋の
口を開ける袋開口装置であって、前記第一の面と前記第
二の面とが合わさって前記袋の口が閉じた状態において
前記第一および第二の被保持部を保持する被保持部保持
手段と、前記第一の面を捕捉する袋面捕捉手段とを有し
てなり、前記袋面捕捉手段は、前記被保持部保持手段に
前記第一および第二の被保持部を保持された前記袋の前
記第一の面を捕捉する捕捉位置とこの捕捉位置から離間
した位置との間を移動可能であるものである。
【0006】
【作用】本発明による袋開口方法においては、第一の面
と第二の面とが合わさって袋の口が閉じた状態で第一お
よび第二の被保持部を保持した状態において、第一の面
を捕捉し、この第一の面の捕捉部を第二の面から離間す
る方向に移動すると、第一の被保持部から第一の面が離
脱し、速やかに袋の口が開かれ、かつこの開口状態が維
持される。そして、この状態で商品等を袋に収容すれ
ば、その収容作業も迅速に行なうことができる。また、
商品等の収容作業完了したならば、第二の被保持部が保
持されている位置から袋をそのまま取り去れば、第二の
面も第二の被保持部から離脱する。
【0007】また、本発明による袋開口装置において
は、前記第一および第二の被保持部保持手段で第一およ
び第二の被保持部を保持させた状態において、袋面捕捉
手段を前記捕捉位置に移動させて該袋面捕捉手段に第一
の面を捕捉させた後、該袋面捕捉手段を前記捕捉位置か
ら離間した位置に移動させることにより、前記袋開口方
法を実現できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1〜4は本発明において使用する袋の一例
を示す。この袋1は、プラスチック・フィルムからなり
(図2〜3においては、図面を分り易くするために、袋
1のフィルム厚を誇張して厚く描いている)、互いに対
向する第一の面1aおよび第二の面1b(図2参照)を
有しており、第一の面1aの中央上部には第一の被保持
部1c、第二の面1bの中央上部には第二の被保持部1
dがそれぞれ設けられている。前記第一および第二の被
保持部1dは、それぞれミシン目1eにより第一の面1
a,第二の面1bから容易に切り離せるようになってい
るとともに、穴1fを設けられている。前記袋1の第一
の面1aの左右両側部と第二の面1bの左右両側部との
間にはマチ部1gが設けられている。前記袋1の第一の
面1aの左右両側部の上部と第二の面1bの左右両側部
の上部との間には手提げ部1hが掛け渡されている。
【0009】図5〜14は本発明による袋開口装置の第
一実施例を示す。図5〜7に示されるように、上部に開
口部2aを有する筐体2内には、袋収容枠3が固定され
ている。また、前記筐体2の開口部2aの周縁部付近に
おいて、袋収容枠3の上端部には被保持部保持台4が形
成されており、この被保持部保持台4には被保持部保持
ピン5が立設されている。前記筐体2の開口部2aの周
縁部には、蓋材6が被保持部保持台4上において開閉可
能なように支持されている。前記蓋材6の内面には除電
ブラシ7が設けられている。前記蓋材6の上部には、針
支持板8が軸9を中心として回動可能に支持されてお
り、この針支持板8の内面には針10が植設されてい
る。前記針支持材6はばね11により針10の突き刺し
方向(図5〜7における時計回り方向)に付勢されてい
る。
【0010】前記筐体2内、かつ袋収容枠3外には、1
対のアーム12が水平方向に延びる軸40を中心として
回動可能に支持されており、これらのアーム12間には
連結材13(図9参照)が固定されている。この結果、
1対のアーム12および連結材13は一体化されてい
る。前記アーム12は、該アーム12と筐体2との間に
介装されたばね14により被保持部保持台4から遠ざか
る方向(図5〜7における時計回り方向)に付勢されて
いる。なお、前記アーム12は、筐体2に固定されたス
トッパ15により、被保持部保持台4から遠ざかる方向
への回動範囲を規制されている。また、前記連結材13
には回動ハンドル16が固定されている。
【0011】図8等に示されるように、前記連結材13
には該連結材13と平行に固定支持板17が固定されて
おり、この固定支持板17には、以下に説明するような
左右対称の構成を有する袋面捕捉機構が設けられてい
る。前記固定支持板17の左右両端部付近には、短い円
柱状の金属部分18aにゴムリング18bを被せてなる
挟持部を両端部に有する固定挟持体18が固定されてい
る。前記ゴムリング18bの外周には粘着剤(図示せ
ず)が被覆されている。前記連結材13および固定支持
板17間にはガイドピン19(図9参照)が固定されて
いる。前記連結材13と固定支持板17との間には、昇
降板20a,20bが昇降可能に設けられている。これ
らの昇降板20a,20bはピン21,41により互い
に一体化されているとともに、中央部にガイド穴20c
をそれぞれ設けられており、これらのガイド穴20cに
ガイドピン19が貫通されることにより、昇降板20
a,20bの昇降が案内されるようになっている。前記
昇降板20a,20bは、該昇降板20a,20bと連
結材13との間に介装された図示しない昇降板付勢ばね
により下方に付勢されている。前記昇降板20bの上端
部にはセットハンドル22が固定されている。前記昇降
板20a,20bの左右両下端部には下側のピン21を
介してリンク板23の一端部が回動可能に結合されてお
り、前記リンク板23の他端側には該リンク材23の長
さ方向に延びるスライド穴23aが設けられている。前
記連結材13および固定支持板17には水平方向に延び
るガイド穴13a,13b,17a,17bがそれぞれ
1列に設けられている。リンク板24a,24bは両端
部を軸25,26で互いに結合されることにより一体化
されており、前記軸25,26をガイド穴13a,13
b,17a,17bにそれぞれ貫通されることにより、
連結材13および固定支持板17に対して水平方向にス
ライド可能とされるとともに、軸25を介してリンク板
23のスライド穴23aに貫通されることにより、リン
ク板の他端側に対し回動可能かつ一定範囲内でスライド
可能に結合されている。前記リンク板24a,24bに
は軸26を介して可動挟持体27が固定されており、こ
の可動挟持体27は短い円柱状の金属部分27aにゴム
リング27bを被せてなる挟持部を両端部に有してい
る。また、前記可動挟持体27は、図9に示されるよう
に、連結材13に固定されたばね支持板28と軸26と
の間に介装されたばね29により固定挟持体18に向か
って付勢されている。前記軸25には、径の細い頸部2
5aおよびテーパー部25bが隣接して設けられるとと
もに、テーパー部25bに隣接してピン30を立設され
ている。
【0012】前記固定支持板17に固定された係止板支
持材31には、L字型の係止板32の一端部が蝶番33
を介して回動可能に支持されている。前記係止板32に
は、係止穴34が設けられており、この係止穴34には
軸25が貫通している。図9および10によく示される
ように、前記係止穴34は、軸25の頸部25aに対応
する幅の狭い狭隘部34aと、幅広部34bと、狭隘部
34aと幅広部34bとの間に形成された円弧状部34
cとを有している。この係止板32はばね35により軸
25の頸部25a側からピン30側に向かって付勢され
ている。
【0013】以上述べた袋面捕捉機構は、連結材13に
取り付けられたカバー36により、挟持体18,27お
よび係止板32の先端側を除く部分を覆われている(図
8,11,および13はカバー36を取り外した状態で
袋面捕捉機構を示している)。
【0014】次に、本実施例による袋1の開口作業を説
明する。まず、図5に示されるように、未開口の袋1の
束の穴1fを被保持部支持ピン5に掛けて第一および第
二の被保持部1c,1dを被保持部保持台4に載置する
とともに蓋材6を閉じることにより、被保持部保持台4
上に第一および第二の被保持部1c,1dを保持した状
態で、前記未開口の袋1の束を筐体2内にセットする。
なおこのとき、未開口の袋1の束の手提げ部1hが被保
持部保持台4の左右両側方において下方に垂れ下がるよ
うにするとともに、袋1の大部分が袋収容枠3内に収容
されるようにし(袋1の下端側はさらに袋収容枠3外に
若干出た状態とされる)、かつ静電気発生防止のため、
除電ブラシ7が袋1の手提げ部1hの付け根の部分に接
触するようにする。また、このとき、ばね11の力によ
り針10が袋1の束に付き刺された状態となる(なお、
図5〜7においては、理解を容易にするために、袋1の
束を模式的に描き、袋1が3枚のみ重なっているものと
しているが、実際にはもっと多数の袋1を束ねておくこ
とができる。また、図おいては袋1のフイルム厚は誇張
して実際より厚く描いている。さらに、図では袋1の第
一の面1aと第二の面1bとが完全に離れているように
描いているが、勿論、実際には第一の面1aおよび第二
の面1bは、一部においては互いに直接接触し、他の部
分においてはマチ部1gを介して互いに接触してい
る)。
【0015】図5,8および9は、本装置の待機状態を
示している。この待機状態においては、図8,9のよう
に係止板32の係止穴34の円弧状部34cが軸25の
テーパー部25bに係合されて軸25ひいてはリンク板
24a,24bが係止板32に係止されていることによ
り、可動挟持体27はばね29に抗して固定挟持体18
から離間された状態となっている。
【0016】次に、袋1を開口したいときには、回動ハ
ンドル16を持って、図6のようにアーム12を被保持
部保持台4側に回動させ、係止板32の先端部を袋1の
束のうちの一番外側の袋1の第一の面1aにぶつける。
すると、図11および12に示されるように、係止板3
2が固定支持板17側に押し込まれるように回動して係
止穴34の円弧状部34cと軸25のテーパー部25b
との係合が外れるので、可動挟持体27がリンク板24
a,24bおよび軸25とともにばね29の力により固
定挟持体18の方に移動して一番外側の袋1の第一の面
1aの一部が可動挟持体27と固定挟持体18との間に
挟み付けられるとともに、頸部25aが係止穴34の狭
隘部34aに侵入し、係止板32は固定支持板17側に
押し込まれた位置に保持された状態なる。
【0017】次に、この状態からアーム12を被保持部
保持台4側に回動させようとする力を解除するか、緩め
ると、ばね14の力により図7のようにアーム12が元
の待機位置に戻る。そして、このとき、一番外側の袋1
の第一の面1aのうちの可動挟持体27と固定挟持体1
8との間に挟持された部分がアーム12とともに被保持
部保持台4から遠ざかる方向に移動するので、第一の面
1aと第一の被保持部1cとの間のミシン目1eが切れ
て第一の面1aの上端部が第一の被保持部1cおよび被
保持部保持台4から離脱し、一番外側の袋1が開口され
る(第一の被保持部1cは被保持部保持台4上に残存す
る)。ここにおいて、一番外側の袋1の第二の被保持部
1dは、依然として被保持部保持台4上に保持されてい
るので、前記開口状態はアーム12が待機位置に完全に
戻った後もそのまま維持される。
【0018】次に、この開口状態で商品等を袋1に収容
すれば、従来のように一方の手で袋1の開口状態を維持
しながら商品等を収容する作業を行う必要がないので、
該商品等の収容作業を容易かつ迅速に行なうことができ
る。また、本実施例では、このとき袋1が袋収容枠3内
に収容されているため、第二の被保持部1dのミシン目
1eおよび第一の面1aに過大な力が作用し、ミシン目
1eが切れたり、挟持体18,27間から第一の面1a
の挟持部が脱落し、袋1の開口状態が損なわれるような
ことがない。
【0019】商品等の収容作業完了したならば、図13
のようにセットハンドル22を上方に持ち上げることに
より昇降板20a,20bを上昇させると、リンク板2
3が図13における時計方向に回動し、リンク板24
a,24bを水平方向外側に移動させるので、可動挟持
体27が再び固定挟持体18から離間し、それまで挟持
していた第一の面1aを放す。また、これに伴い、軸2
5の頸部25aが係止穴34の狭隘部34aから脱出す
るので、ばね35の力により係止板32が外側に回動
し、再び係止穴34の円弧状部34cが軸25のテーパ
ー部25bに係合し、軸25ひいてはリンク板24a,
24bおよび可動挟持体27をその位置に係止する。し
たがって、セットハンドル22から手を離すと、前記昇
降板付勢ばねの力により昇降板20a,20bは下降す
るが、可動挟持体27は固定挟持体18から離間したま
まであるので、離間装置は前記待機状態に戻る。そし
て、この状態において、手提げ部1hを持って袋1を持
ち上げれば、第二の被保持部1dのミシン目1eが切れ
て袋1の第二の面1bが第二の被保持部1dから離脱す
るので、そのまま袋1を筐体2外に取り出すことができ
る。また、後続の袋1も前記同様の手順で開口すること
ができる。
【0020】なお、本実施例において針支持材8に設け
られた針10は装置に必須のものではないが、このよう
な針10を設けておくと、この針10が束になった袋1
の第一および第二の面1a,1bに突き刺さって、これ
らの面1a,1bを軽く拘束するので、前記のようにし
て袋1が開口されるときや、商品等が収容された後、袋
1が筐体2外に取り出されるときに、まだ切れてはなら
ないミシン目1eに過大な力が作用してこれらのミシン
目1eが切れてしまうのを防止することができる。そし
て、針10が前記のような袋1の開口作業に針10が悪
影響を与えることもない。すなわち、挟持体18,27
に挟持された第一の面1aがアーム12とともに被保持
部保持台4から遠ざかる方向に移動されて第一の被保持
部1cのミシン目が切れたときは、第一の面1aの針1
0に突きさされている部分が切れるし、袋1に商品等を
収容した後、袋1を持ち上げたときは、第二の面1bの
針10に突きさされている部分が切れるので、前記のよ
うな袋1の開口作業に針10が悪影響を与えることはな
い。
【0021】図15〜19は本発明による袋開口装置の
第二実施例を示す。この実施例において筐体50内には
底板51が固定されており、この底板51上にはスポン
ジ状のクッション材52が載置されている。前記筐体5
0の上部には傾斜した被保持部支持台53が形成されて
おり、この被保持部保持台53の上部側には被保持部支
持ピン54が立設されている。前記被保持部保持台53
の下部側上にはスポンジ状のクッション材55が取り付
けられている。前記筐体50には蓋材56が軸57を中
心として回動可能に設けられており、この蓋材56には
被保持部支持ピン54に嵌合する穴56aが設けられて
いる。
【0022】前記筐体50内には駆動軸57が水平方向
に設けられており、この駆動軸57は筐体50内に設け
られた図示しないアーム駆動装置によって回転されるよ
うになっている。前記駆動軸57には、アーム58の一
端部が固定されており、このアーム58の他端部にはパ
イプ59が固定されている。前記パイプ59の内部は筐
体50内に設けられた図示しない真空ポンプにホース6
0を介して接続されている。また、前記パイプ59には
中空の吸盤61が取り付けられており、これらの吸盤6
1の内部は図20に示されるようにパイプ59の内部に
接続されている。
【0023】前記パイプ59には該パイプ59の外周に
接するようにして固定挟持板62が固定されており、こ
の固定挟持板62の両端部には突出部62aが設けられ
ている。前記パイプ59には該パイプ59の外周にほぼ
接するようにして可動挟持板63が支持されており、こ
の可動挟持板63はパイプ59との接点付近を中心とし
て回動可能とされている。前記可動挟持板63の両端部
には突出部63aが設けられている。前記固定挟持板6
2と可動挟持板63との間にはばね64が介装されてお
り、このばね64は可動挟持板63の突出部63aが固
定挟持板62の突出部62aに接近することとなる方向
に可動挟持板63を付勢している。前記パイプ59には
ソレノイド支持板65を介してソレノイド66が取り付
けられており、このソレノイド66の可動鉄心66aは
可動挟持板63に連結されている。
【0024】前記アーム駆動装置、真空ポンプおよびソ
レノイド66は、図示しない制御装置により制御される
ようになっている。前記底板の上方には、赤外線セン
サ、ホトセンサ等の発光素子67と受光素子68とがパ
イプ59と平行な方向に配置されている。
【0025】次に、本実施例による袋1の開口作業を説
明する(なお、本実施例においても前記実施例と同一の
袋1を使用するものとする)。まず、図15に示される
ように、未開口の袋1の束を、穴1fを被保持部支持ピ
ン54に掛けて被保持部1c,1dを被保持部保持台5
3上に載置するとともに蓋材56を閉じることにより、
筐体50にセットする。なお、このとき、袋1の手提げ
部1hは被保持部保持台53の両側方において下方に垂
れ下がるようにする。図15,17〜19においても、
理解を容易にするために、袋1の束は模式的に描かれて
いる。
【0026】アーム58は、前記アーム駆動装置により
駆動されていない状態では、図15および16に示され
るように被保持部保持台53から遠ざかる方向に回動し
ている。この状態において装置の電源がオンし、受光素
子68が該受光素子68と発光素子67との間に開口さ
れて膨出して来た袋1がないことを検出すると、前記制
御装置は前記アーム駆動装置によりアーム58を被保持
部保持台53側に回動させるとともに、真空ポンプに吸
引を開始させ、かつソレノイド66に通電して可動鉄心
66aを引き込ませて可動挟持板63を開かせる。これ
により、図17のように吸盤61がクッション材55上
において袋1の束の一番外側のものにぶつかり、該袋1
の第一の面1aを吸着する。すると、第一の面1aが第
二の面1bから引き離され、図17に示されるように吸
盤61の吸着部付近において第一の面1aにしわが寄
る。
【0027】次に、前記制御装置はソレノイド66への
通電を停止する。すると、図18のようにばね64の力
により可動挟持板63が閉方向に回動されて該可動挟持
板63の突出部63aと固定挟持板62の突出部62a
との間に一番外側の袋1の第一の面1aのしわが寄った
部分が挟持される。
【0028】続いて前記制御装置は、前記アーム駆動装
置によりアーム58を被保持部保持台53から遠ざかる
方向に回動する。すると、一番外側の袋1の第一の面1
aと第一の被保持部1cとの間のミシン目1eが切れて
図19のように第一の面1aの上端部が第一の被保持部
1cおよび被保持部保持台53から離脱し、一番外側の
袋1が開口される(第一の被保持部1cは被保持部保持
台53上に残存する)。前記制御装置は、第一の面1a
と第一の被保持部1cとの間のミシン目1eが切れた
後、真空ポンプに吸引を停止させる。これにより吸盤6
1は第一の面1aを吸着しなくなるが、挟持板62,6
3が依然として第一の面1aを挟持し続けているし、第
二の被保持部1dが依然として被保持部保持台53上に
保持されているので、一番外側の袋1の前記開口状態
は、真空ポンプの吸引が終了するとともにアーム58が
図15の元の位置に完全に戻った後も維持される(な
お、第一の面1aと第一の被保持部1cとの間のミシン
目1eが切れた後、真空ポンプの吸引を停止するのは、
前記ミシン目1eを切るときは強い力で第一の面1aを
捕捉しておく必要があるが、その後は挟持板で第一の面
1aを挟持しておくだけで、十分袋1を開口状態に維持
できるからである)。
【0029】その後、商品等の開口した袋1に対する収
容作業を了したならば、手提げ部1hを手で持って袋1
を持ち上げれば、第二の被保持部1dのミシン目1eが
切れて袋1の第二の面1bが第二の被保持部1dから離
脱するので、そのまま袋1を筐体50外に取り出すこと
ができる。また、このように開口された袋1が筐体50
外に取り出されたことを受光素子68が検出すると、前
記制御装置は再び前記アーム駆動装置によりアーム58
を被保持部保持台53側に回動させるとともに、真空ポ
ンプに吸引を開始させ、かつソレノイド66に通電して
可動鉄心66aを引き込ませて可動挟持板63を開かせ
る。そして、以後、前記動作が繰り返し行われて次の袋
1が開口される。
【0030】以下、このようなシーケンスにより、本実
施例の袋開口装置は、通常は袋1を開口状態に維持した
図19の状態で待機しており、開口された袋1が商品等
を収容されて筐体50外に取り出されると、次の袋1を
開口して、また待機状態に戻るという動作を自動的に繰
り返す。
【0031】なお、図面では以上のようにして袋1を開
口する機構を1組のみ示したが、本実施例では、実際に
は、各種サイズの袋1に適応するため、前記のようにし
て袋1を開口する機構が同一の筐体50に複数組設けら
れており、各組の機構毎において左右の挟持板62,6
3間の間隔、吸盤61間の間隔、吸盤61の数等が変え
られている。
【0032】前記従来の技術の項において、従来技術を
コンビニエンス・ストア等の小売店における実情に関連
して説明したが、本発明はこれらの小売店以外の分野に
おいても実施し、有用な効果を得られるものであること
は言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明による袋開口装置
は、袋を簡単迅速に開口できるとともにその後の袋への
商品等の収容作業も簡単迅速に行うことができる等の優
れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いられる袋の一例を示す正面
図である。
【図2】図1のII−II線における拡大断面図であ
る。
【図3】図1のIII−III線における拡大断面図で
ある。
【図4】図1のIV−IV線における拡大断面図であ
る。
【図5】本発明の袋開口装置の第一実施例を、待機状態
において示す断面図である。
【図6】前記第一実施例を、挟持体を袋の束にぶつけた
状態において示す断面図である。
【図7】前記第一実施例を、袋を開口させた状態におい
て示す断面図である。
【図8】前記第一実施例における袋面捕捉機構を図5に
対応する動作状態においてカバーを除去して示す正面図
(図5のA方向矢視図)である。
【図9】図8のIX−IX線における拡大断面図であ
る。
【図10】前記第一実施例における係合板を示す拡大斜
視図である。
【図11】前記袋面捕捉機構を図6に対応する動作状態
においてカバーを除去して示す正面図である。
【図12】図11のXII−XII線における拡大断面
図である。
【図13】前記袋面捕捉機構を図7に対応する動作状態
においてカバーを除去して示す正面図である。
【図14】図13のXIV−XIV線における拡大断面
図である。
【図15】本発明の袋開口装置の第二実施例を、開口動
作開始前の状態において示す断面図である。
【図16】前記第二実施例を、図15に対応する状態に
おいて示す平面図である。
【図17】前記第二実施例を、吸盤を袋の束にぶつけた
状態において示す断面図である。
【図18】前記第二実施例を、挟持板で袋の第一の面を
挟持した状態において示す断面図である。
【図19】前記第二実施例を、袋を開口させた状態にお
いて示す断面図である。
【図20】前記第二実施例における吸盤およびパイプを
示す断面図である。
【符号の説明】
1 袋 1a 第一の面 1b 第二の面 1c 第一の被保持部 1d 第二の被保持部 1e ミシン目 4 被保持部保持台 5 被保持部保持ピン 6 蓋材 18 固定挟持体 27 可動挟持体 53 被保持部保持台 54 被保持部保持ピン 56 蓋材 61 吸盤 62 固定挟持板 63 可動挟持板 66 ソレノイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する第一の面および第二の面
    と、前記第一の面の上方に該第一の面から離脱容易なよ
    うに設けられた第一の被保持部と、前記第二の面の上方
    に該第二の面から離脱容易なように設けられた第二の被
    保持部とを有する袋の口を開ける袋開口方法であって、 前記第一の面と前記第二の面とが合わさって前記袋の口
    が閉じた状態で前記第一および第二の被保持部を保持し
    た状態において前記第一の面を捕捉した後、この第一の
    面の捕捉部を前記第二の面から離間する方向に移動する
    ことにより、前記第一の被保持部から前記第一の面を離
    脱させて前記袋の口を開くことを特徴とする袋開口方
    法。
  2. 【請求項2】 互いに対向する第一の面および第二の面
    と、前記第一の面の上方に該第一の面から離脱容易なよ
    うに設けられた第一の被保持部と、前記第二の面の上方
    に該第二の面から離脱容易なように設けられた第二の被
    保持部とを有する袋の口を開ける袋開口装置であって、 前記第一の面と前記第二の面とが合わさって前記袋の口
    が閉じた状態において前記第一および第二の被保持部を
    保持する被保持部保持手段と、前記第一の面を捕捉する
    袋面捕捉手段とを有してなり、 前記袋面捕捉手段は、前記被保持部保持手段に前記第一
    および第二の被保持部を保持された前記袋の前記第一の
    面を捕捉する捕捉位置とこの捕捉位置から離間した位置
    との間を移動可能であることを特徴とする袋開口装置。
JP5115299A 1993-04-19 1993-04-19 袋開口方法および袋開口装置 Pending JPH06298232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5115299A JPH06298232A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 袋開口方法および袋開口装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5115299A JPH06298232A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 袋開口方法および袋開口装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06298232A true JPH06298232A (ja) 1994-10-25

Family

ID=14659204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5115299A Pending JPH06298232A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 袋開口方法および袋開口装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06298232A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005021386A1 (ja) * 2003-08-27 2005-03-10 Kabushiki Kaisha Muraharu Seisakusho 物品収納装置
JP2006137497A (ja) * 2003-08-27 2006-06-01 Muraharu Seisakusho:Kk 物品収納装置
KR101482862B1 (ko) * 2013-07-17 2015-01-15 (주)에이 앤 에스 개발 우산 포장기
JP6359154B1 (ja) * 2017-06-13 2018-07-18 株式会社Harman・Products 食品収納容器包装装置
JP2019119494A (ja) * 2018-01-05 2019-07-22 東芝テック株式会社 袋保持具

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005021386A1 (ja) * 2003-08-27 2005-03-10 Kabushiki Kaisha Muraharu Seisakusho 物品収納装置
JP2006137497A (ja) * 2003-08-27 2006-06-01 Muraharu Seisakusho:Kk 物品収納装置
CN100460285C (zh) * 2003-08-27 2009-02-11 株式会社村春制作所 物品容纳装置
US7637081B2 (en) 2003-08-27 2009-12-29 Niikura Scales Co., Ltd. Article storage device
KR101482862B1 (ko) * 2013-07-17 2015-01-15 (주)에이 앤 에스 개발 우산 포장기
JP6359154B1 (ja) * 2017-06-13 2018-07-18 株式会社Harman・Products 食品収納容器包装装置
JP2019001477A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 株式会社Harman・Products 食品収納容器包装装置
JP2019119494A (ja) * 2018-01-05 2019-07-22 東芝テック株式会社 袋保持具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6775216B2 (ja) 手袋装着システム
FR2666595A1 (fr) Procede et dispositif pour le retournement et le pliage d'une piece pliable aplatie.
JPH06298232A (ja) 袋開口方法および袋開口装置
FR2501628A1 (fr) Procede et dispositif pour ouvrir et charger des recipients flexibles
CH647275A5 (fr) Appareil automatique pour l'alimentation en meches d'une machine a filer en continu.
JP2562806B2 (ja) 傘の袋収納装置
CN106585921B (zh) 一种尸体打捞装置
FR2497493A1 (fr) Appareil et procede pour fixer des inserts sur des articles a l'aide de bandes plastiques retractables
JPH04279428A (ja) プラスチック袋繰り出し機付きのスーパーマーケット用勘定台のための袋開け装置
JPS63248610A (ja) 雨傘袋形成装置
KR0155413B1 (ko) 우산의 봉지 수납장치
FR2624058A1 (fr) Support pour un ruban encreur de machines a ecrire et analogues
FR2581049A1 (fr) Dispositif d'empilage de pieces textiles
JP3038742B2 (ja) アンプルの無菌試験装置
JPH07291242A (ja) 袋掛け装置
JPH08133245A (ja) 物品収納袋の開袋方法及び装置
JPH0995392A (ja) 真空採血管キャップシ−ル剥離装置
CN213414793U (zh) 包装袋、挂放机构和撑袋装置
JPH09254930A (ja) チャック付袋体の開口装置
JPH06182099A (ja) 「シーツ挿入機」
JP3297061B2 (ja) プラスチック容器の組立装置
JP3088119B2 (ja) 袋状容器の自動洗浄装置および袋状容器の受渡し装置
GB1250836A (ja)
JPH02219707A (ja) 傘自動袋収納装置
US2065158A (en) Machine for bagging potatoes or the like

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051024

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20061107

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761