JPH04279428A - プラスチック袋繰り出し機付きのスーパーマーケット用勘定台のための袋開け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック袋繰り出
し機を含むスーパーマーケット用勘定台に係わり、特に
繰り出された袋を自動的に開けて中に物品が入れられる
ようにする装置に係わる。

【０００２】

【従来の技術】周知のように、普通スーパーマーケット
にはプラスチック袋を繰り出す装置が設置されており、
この装置は操作者及び／または顧客がスーパーマーケッ
トで購入された物品をプラスチック袋に入れるのを容易
にするべく設置される。また、公知の袋開け装置も、顧
客出口に配置されたスーパーマーケット用勘定台に組み
込んで設置されている。この種の装置は、例えば米国特
許第４，０８５，８２２号及び英国特許出願第２，０５
５，０８４号に開示されている。

【０００３】そのうえ、最近では、プラスチック袋を該
袋の連続ストリップから１つずつ繰り出し、繰り出した
袋を勘定台上面に設けられた適当な開口の下方で開け、
物品を入れ終わったら袋を放出する作業を自動的に行な
う、スーパーマーケット用勘定台に組み込むべく構成さ
れた集約型機械が発明され、本出願と同じ出願人のイタ
リア特許出願第２２４５５　　Ａ／８９号に開示されて
いる。

【０００４】従来技術による上述の装置及び機械はいず
れも、プラスチック袋を１つずつ開け、かつ顧客及び／
または勘定台操作者が物品を入れている間は開いたまま
に維持する装置を含む。このような公知装置は、非常に
機能的でかつ高信頼性ではあるが、袋の縁が引っ掛かっ
たり破損したりといった不都合を全く免れているわけで
はない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、袋を
開け、かつ物品を入れる間確実に開いた状態に維持する
作業を自動的に行なう装置であって上記不都合を免れて
いるものを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的は、水平なレー
ルに沿って、開けられるべきプラスチック袋が位置する
中央地点に関して対称な方向に移動して相互に接近及び
離隔し得る２つのスライダを含む装置によって達成され
、この装置の各スライダには互いに接触する１対のロー
ラが取り付けられており、これらのローラは電動機−減
速機によって互いに同時に、かつ他方のローラ対を成す
ローラと反対の方向に回転するように駆動され、ローラ
対はプラスチック袋の互いに対向する２つの側面に接触
してこれらの側面を掴み、かつ引き離し、その後それま
でと反対の方向に回転して前記側面を放すべく構成され
ている。

【０００７】

【作用】本発明による袋開け装置は、非常に単純な構造
を有し、従って信頼性がきわめて高い点で有利である。 本発明による袋開け装置は経費の上からも有利であり、
なぜなら構造が単純であるため比較的小さい製造コスト
しか要しないからである。

【０００８】

【実施例】本発明による袋開け装置の上記その他の利点
を明らかにするべく、本発明装置の一例を添付図面を参
照しつつ以下に詳述する。

【０００９】図１からは、本発明による袋開け装置が実
質的に２対のローラ１及び１′並びに２及び２′から成
ることが知見され、これら２対のローラは、いずれも図
示しない電動機−減速機の作用下にレール９に沿って往
復水平運動し得るスライダ７及び８に固定された２対の
軸受３及び４並びに５及び６に取り付けられている。こ
の袋開け装置は自動袋詰め機において、袋に入れられる
べき物品が導入される開口の直下で、かつ自動袋詰め機
内に設置された袋繰り出し装置の近傍である位置に取り
付けられている。袋繰り出し装置は、その２対の袋供給
ベルト１０及び１０′並びに１１及び１１′が図示して
ある。

【００１０】図１において、破線で示した袋１２は２対
の供給ベルト１０及び１０′並びに１１及び１１′が図
示の位置まで搬送してきたものであり、供給ベルト１０
、１０′、１１及び１１は未だ袋１２の両端を保持して
いる。袋１２は、その互いに対向する両側面を２対のロ
ーラ１及び１′並びに２及び２′によって引き離される
ことによって図示のように開く。ローラ１、１′、２及
び２′は初めは図中中央の地点２３に位置し、その後袋
１２の側面を掴んだら、電動機−減速機の作用下にレー
ル９沿いに滑動して相互に離隔するスライダ７及び８に
より地点２３から遠ざけられる。

【００１１】スライダ７及び８のレール９に沿った往復
運動は、スライダ７と８とが徐々に、かつ両者同時に近
付き合い、または離れ合うように規定されている。スラ
イダ７及び８の最大相互離隔位置は図１に示した位置、
即ち袋１２が完全に開き、物品を入れられるようになっ
た時の位置にほぼ対応する。

【００１２】図１には各ローラ対の一方のローラのみ、
即ち図中左手のローラ対の下方のローラ１′、及び右手
のローラ対の上方のローラ２のみを示す。ローラ１′は
その両端を、小型電動機−減速機１３を収容するスペー
スを残すべくフォーク形に形成された軸受４のアームに
よって支持されている。電動機−減速機１３のシャフト
１４はベルト１５によってローラ１′の軸１６と結合さ
れている。この構成により、電動機−減速機１３を作動
させることによってローラ１′を回転させ得る。

【００１３】図中左手のローラ対の図示しない方のロー
ラ、即ちローラ１に関連するものとしてピン１８のみが
図示してあり、このピン１８によってローラ１の軸受３
はスライダ７に関して回動できる。ローラ１のレバー軸
受３は、図中右手のローラ対のローラ２のレバー軸受５
と同じ形状及び構造を有する。レバー軸受５は一体的な
部材であり、従って小型電動機−減速機１３′を隠蔽す
るので、電動機−減速機１３′は破線で図示してある。 軸受５下方にローラ２′を支承する、左手のローラ対の
ローラ１′を支承する軸受４と同じフォーク形の軸受６
が位置する。各ローラ１、１′、２、２′の外側面には
、ローラ同士が接触するところで完璧な付着が実現する
ことと、袋１２がローラ表面と接触する時袋１２を構成
する滑りやすいプラスチック材料が確実に把持されるこ
ととを保証するべく、ゴム引きが施されている。

【００１４】左手のローラ対のローラ１はローラ１′と
恒常的に接触し、ローラ１′は電動機−減速機１３によ
って駆動されて回転し始めると、ローラ１及び１′の一
端に取り付けられた１対の歯車３１及び３１′を介して
ローラ１も回転させるが、この回転の方向はローラ１′
の回転方向とは反対である。右手のローラ対でも同様に
、電動機−減速機１３′によって制御されるローラ２′
の回転がローラ２及び２′の一端に取り付けられた１対
の歯車３０及び３０′を介してローラ２の反対方向回転
を惹起する。電動機−減速機１３と１３′とは、電動機
−減速機１３がローラ１′を或る方向へ回転させる時電
動機−減速機１３′はローラ２′を反対方向へ回転させ
るようにして同期化されている。

【００１５】図１の装置が図１に示した作業段階の直後
の作業段階に有るところを示す図２では、図１の装置の
図１で見えなかった幾つかの構成要素を確認することが
できる。それらの構成要素とは、図中左手のローラ対の
上方のローラ１とそのレバー軸受３、及び図中右手のロ
ーラ対の下方のローラ２′とその軸受６である。図２に
は、ローラ対の一方のローラを他方のローラに対して押
し付ける機能を果たす圧縮ばね１９及び２０も示してあ
る。圧縮ばね１９及び２０を設置する構成によって、袋
１２の互いに対向する両側面１２′及び１２″を掴み、
引き込み、かつ保持するローラ１及び１′のゴム引き面
同士並びにローラ２及び２′のゴム引き面同士の完璧な
付着が保証される。図２に示した袋１２は完全に開いて
おり、しかもその両端はもはや、供給ベルト１０、１０
′、１１及び１１′によって図１に示したように保持さ
れてはいない。この状態で袋１２に物品を入れることが
でき、この作業は自動袋詰め機の、ベルト１０、１０′
、１１及び１１のすぐ上方に位置する開口から物品を落
とすことによって行なう。

【００１６】物品を入れ終わった袋１２は、２対のゴム
引きローラ１及び１′並びに２及び２′によって放され
、自動袋詰め機から放出される。２対のローラ１及び１
′並びに２及び２′に袋１２を放させるには、電動機−
減速機１３及び１３′の回転制御を逆転し、それによっ
てローラ１、１′、２及び２′をそれまでと反対の方向
へ回転させれば十分であり、この操作の結果ローラ１、
１′、２及び２′はもはや袋１２の両側面１２′及び１
２″に引き込み作用を及ぼさず、各一方のローラ対を成
すローラのゴム引き面同士の間にそれまで保持されてい
た上記側面１２′及び１２″は反対方向への作用、即ち
放出を実現する作用を受ける。

【００１７】同時に、スライダ７及び８の移動を制御す
る電動機−減速機がスライダ７及び８を、図中２つの矢
印が指す方向へ移動させるべく再び始動し、それによっ
てレール９沿いに相互接近を開始したスライダ７及び８
は、２対のローラ１及び１′並びに２及び２′が地点２
３に到達し、そこでコンベヤベルト１０、１０′、１１
及び１１′が供給する新しい袋１２に接触するまで移動
を続ける。

【００１８】図３には、スライダ７及び８がレール９に
沿ったその相互接近を終え、２対のローラ１及び１′並
びに２及び２′がコンベヤベルト１０、１０′、１１及
び１１′の供給する袋１２（図示せず）の両側面に接触
しようとするところを示す。この時点において、適当に
制御された小型電動機−減速機１３及び１３′はローラ
１′及び２′を互いに反対の方向へ回転させ、それによ
ってローラ１′及び２′を、ローラ１、１′、２及び２
′の一端に取り付けられた歯車を介してローラ１及び２
を駆動する該ローラ１′及び２′が袋１２を構成するプ
ラスチック材料に引き込み作用を及ぼすように駆動する
。この引き込み作用によって、袋１２の各側面の縁部が
関連するローラ対によって引き込まれ、かつ保持される
。２つのローラ対は、相互に離隔する時袋１２の互いに
対向する両側面をそれぞれ伴い、それによって袋１２を
開ける。

【００１９】図３中円で囲った領域を拡大して示す図４
に、２対のローラ１及び１′並びに２及び２′が回転し
て袋１２の互いに対向する両側面１２′及び１２″を掴
み、かつ引き込む様子を詳細に示す。ローラ１′は電動
機−減速機１３によって駆動されて反時計回りに回転し
、従ってローラ１は歯車３１及び３１′を介して時計回
りに回転される。ローラ１及び１′のゴム引き面は、側
面１２′のプラスチック材料に接触することにより該側
面１２′の縁部を引き込み、それによって輪２１を形成
する。反対側でも同様に、ローラ２′が時計回りに回転
することによってローラ２は反時計回りに回転し、ロー
ラ２と２′とは共働して輪２２を形成する。輪２１及び
２２は、２対のローラ１及び１′並びに２及び２′が袋
１２の互いに対向する両側面１２′及び１２″を掴んで
引き離すことを可能にする一種のハンドルと看做され得
る。この時点において、主電動機−減速機はスライダ７
及び８を駆動して相互に離隔させ、それによって２つの
ローラ対の相互離隔を実現する。ローラ対同士が離隔す
ることによって輪２１と２２とが離隔し、従って袋１２
は開く。その後、図１及び図２に示した作業段階が再び
開始され、上述の作業の新たな１サイクルが実施される
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による袋開け装置の平面図である。

【図２】図１の装置の側面図である。

【図３】図１の装置が図２に示したのと異なる作業段階
に有るところを示す側面図である。

【図４】図３中円で囲った領域を拡大して示す説明図で
ある。

【符号の説明】

１，１′，２，２′　　ローラ ７，８　　スライダ １２　　袋 １３，１３′　　電動機−減速機

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　プラスチック袋繰り出し機を含むスー
   パーマーケット用勘定台に設置される袋開け装置であっ
   て、２つのスライダを含み、これらのスライダは水平な
   レールに沿って、開けられるべきプラスチック袋が位置
   する中央地点に関して対称な方向に移動して相互に接近
   及び離隔し得、各スライダには互いに接触する１対のロ
   ーラが取り付けられており、これらのローラは電動機−
   減速機によって互いに同時に、かつ他方のローラ対を成
   すローラと反対の方向に回転するように駆動され、２つ
   のローラ対はプラスチック袋の互いに対向する両側面に
   接触してこれらの側面を掴み、かつ引き離し、その後そ
   れまでと反対の方向に回転して前記側面を放すべく構成
   されていることを特徴とする、プラスチック袋繰り出し
   機付きのスーパーマーケット用勘定台のための袋開け装
   置。
2. 【請求項２】　　各スライダに１対のローラが、当該ス
   ライダに固定された１対の軸受を介して取り付けられて
   いることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】　　対を成すローラ同士がその一方のロー
   ラの軸受に作用する圧縮ばねによって互いに密に接触し
   た状態に維持されていることを特徴とする請求項１また
   は２に記載の装置。
4. 【請求項４】　　２対のローラが各々その外側面にゴム
   引きを施されていることを特徴とする請求項１から３の
   いずれか一項に記載の装置。