JPH06298108A - 車輌の自動操舵装置 - Google Patents

車輌の自動操舵装置

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JPH06298108A
JPH06298108A JP8462693A JP8462693A JPH06298108A JP H06298108 A JPH06298108 A JP H06298108A JP 8462693 A JP8462693 A JP 8462693A JP 8462693 A JP8462693 A JP 8462693A JP H06298108 A JPH06298108 A JP H06298108A
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JP
Japan
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steering
steering angle
vehicle
automatic steering
target
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Application number
JP8462693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kichiyoshi Suzuki
木 吉 宜 鈴
Mitsutaka Nakamura
村 光 孝 中
Hideki Kusunoki
秀 樹 楠
Kazumasa Nakamura
村 和 正 中
Norio Komoda
田 紀 雄 薦
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動操舵装置の安全対策。反射マ−カの検出
の誤りや制御装置の誤動作が生じた場合でも、自動車が
暴走するのを回避する。 【構成】 手動操舵から自動操舵に切換える前に、シス
テムの診断(S2)を実施し、異常がある時には自動操
舵への切換えを禁止する。検出された複数の反射マ−カ
(8A,8B,8C)の位置から道路の曲率を計算し、
曲率半径が所定より小さい時は、反射マ−カの誤検出と
みなし(S126)、異常とする。手動操舵による実操
舵角θsと、自動操舵用に生成された目標操舵角θtと
の差Δθが所定より大きい場合にも、制御の異常とみな
す(S12C)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車輌の自動操舵装置に関
し、特に手動操舵から自動操舵への切換え時の安全対策
に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌を自動操縦する態様の1つとして、
例えば車輌が道路上の所定の走行レ−ンから外れないよ
うに、自動操舵し車輌を誘導することが考えられる。例
えば本発明者らは、このような自動操舵を可能にする1
つの方法として、次のような新しい車輌誘導方法を開発
している。
【0003】即ち、道路の端に、道路の延びる方向に沿
って反射鏡のようなマ−カが一定の間隔で配設されるこ
とを想定し、車輌に搭載した光学検出器と前記マ−カと
を利用し、自車と各マ−カとの距離及び自車の進行方向
とマ−カの方向との角度を検出すれば、これらの距離及
び角度に基づいて、車輌を誘導しうる。更に具体的に言
えば、複数のマ−カのそれぞれについて距離及び角度を
検出し、検出した距離が所定以上でしかも距離が最小の
マ−カを選択し、選択したマ−カに対する角度を使用す
る。そして、選択したマ−カの検出角度が0に近づくよ
うに車輌の舵角を調節する。そして、選択しているマ−
カとの距離が所定以内になったら、距離が2番目に近い
次のマ−カを選択し、新しく選択したマ−カに対する検
出角度が0に近づくように車輌の舵角を調節する。これ
らの動作を繰り返すことによって、自動操舵を実現しう
る。
【0004】勿論、自動操舵の方法としては、他の方法
も考えられる。例えば、ドライバの視野と同様な車輌前
方の風景をテレビカメラ等で画像入力し、入力した画像
を分析することによって、道路の位置や形状を認識すれ
ば、目標位置を決定し、自動操舵しうる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような自動操舵
を実施する場合、安全性の観点から、制御システムには
非常に高い信頼性が要求される。例えば、自動操舵シス
テムによって決定された目標位置が誤りであったり、例
えばノイズ等の影響によって計算された舵角に誤りが生
じると、車輌が走行レ−ンを外れて暴走する危険があ
る。しかしながら、誤りの発生を完全になくすことは困
難である。
【0006】例えば、レ−ザ光の反射を利用して道路上
に配設される各マ−カの位置を検出する場合、マ−カ以
外からのレ−ザ光の反射を検出すると、マ−カの検出位
置に誤りが生じるので、目標位置が走行レ−ンを外れる
恐れがある。また、決定された目標位置が正しい場合で
あっても、システムの一部分に故障が生じると、異常な
自動操舵が実施される可能性がある。
【0007】従って本発明は、自動操舵装置において、
システムの一部に誤動作が生じた場合の危険を回避する
ために、安全対策を施すことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の車輌の自動操舵装置は、車輌の進行方向を
定める舵角を調整する操舵アクチュエ−タ手段(13
0);車輌の実舵角を検出する舵角検出手段(150,
160);道路の形状に沿う位置に定められる目標位置
の情報を生成する、目標位置検出手段(2R,2L);
目標位置検出手段が生成した目標位置に応じた目標操舵
角を生成し、該目標操舵角と前記舵角検出手段が検出し
た実舵角とに応じて前記操舵アクチュエ−タ手段を制御
する自動操舵手段(S11);目標位置検出手段の情報
に基づいて道路のカ−ブの曲率を表わす情報を算出す
る、道路形状算出手段(S125);自動操舵のオン/
オフを制御し、手動操舵から自動操舵への切換指示があ
る時に、道路形状算出手段が算出した曲率の情報,自動
操舵手段の生成した目標操舵角,及び舵角検出手段の検
出した実舵角を参照し、曲率半径が所定以上で、しかも
前記目標操舵角と実舵角との差が所定以下である時に、
自動操舵への切換を許可し、それ以外の時には自動操舵
への切換を禁止する、切換制御手段(S3);を備え
る。
【0009】また好ましい態様では、目標位置検出手段
は、車輌上に搭載され、車輌前方の道路上もしくはその
近傍に配置される反射標識手段(8A,8B,8C,・
・・)に対してレ−ザ光を照射する、レ−ザ光照射手段
(21);前記車輌上に搭載され、前記反射標識手段で
反射されて戻ったレ−ザ光の時間遅れに基づいて両輌と
反射標識手段との距離を検出する、距離検出手段(2
6);前記車輌上に搭載され、前記反射標識手段で反射
されて戻ったレ−ザ光の受光方向に基づいて、車輌の進
行方向に対する反射標識手段の方向を検出する標識方向
検出手段(25);を含み、前記距離検出手段が検出し
た距離と前記標識方向検出手段が検出した方向とに基づ
いて、反射標識手段の位置を検出するように構成され
る。
【0010】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0011】
【作用】本発明においては、ドライバが例えばスイッチ
により、手動操舵から自動操舵への切換をシステムに指
示すると、切換制御手段は、道路形状算出手段が算出し
た曲率の情報,自動操舵手段の生成した目標操舵角,及
び舵角検出手段の検出した実舵角を参照する。そして、
曲率半径が所定以上で、しかも前記目標操舵角と実舵角
との差が所定以下であれば自動操舵への切換を許可する
が、そうでなければ自動操舵への切換を禁止する。
【0012】曲率半径は、道路の形状から求めることが
でき、例えば、道路上に配置された複数のマ−カの位置
関係に基づいて計算することができる。
【0013】自動操舵が実施できるのは、通常は高速道
路のように走行し易い整備された道路に限定されるが、
高速道路ではあまり曲率半径の小さいカ−ブは存在しな
い。例えば米国の高速道路では、最小の曲率半径が90
0mに定めてある。従って、そのような高速道路以外で
は、自動操舵を実施しないことを前提とすれば、道路形
状算出手段によって得られる曲率半径が例えば900m
未満である場合には、道路形状の認識(例えばマ−カの
検出)が誤りである可能性が高く、目標位置も正しくな
いので、自動操舵を禁止するのが安全である。
【0014】また、手動操舵による走行中には、通常、
道路の延びる方向に沿って走行するように操舵が実施さ
れ、自動操舵による走行においても、道路の延びる方向
(例えばマ−カの並びの方向)に沿って走行するように
操舵が実施されるので、手動操舵から自動操舵に移行す
る時には、通常であればドライバの手動操舵によって調
整される実舵角と、自動操舵装置の生成する目標操舵角
との差が大きくなることはあり得ない。つまり、手動操
舵から自動操舵に移行する時に、実舵角と、目標操舵角
との差が大きいのであれば、自動操舵装置が故障してい
る可能性が高いと考えられるので、自動操舵を禁止する
のが安全である。
【0015】つまり本発明によれば、ドライバが手動操
舵から自動操舵への切換を自動操舵装置に指示しても、
異常や故障が生じている場合には自動操舵への切換が自
動的に禁止されるので、自動操舵装置の異常や故障に対
して、暴走などが生じるのを確実に回避しうる。
【0016】
【実施例】実施例の自動操舵装置を搭載した自動車の外
観を図1に示す。図1を参照すると、この自動車の左右
のヘッドランプの近傍に、それぞれレーザレーダ2L及
び2Rが設置されている。これらのレーザレーダ2L,
2Rは、車両前方(車両の前端よりも前方)にレーザ光
を投射し、反射して自動車の方向に戻ってくるレ−ザ光
を検出する。即ち、高速道路などにおいては、道路上
に、その端部に沿って、所定の間隔で、光を反射する反
射マ−カが設置されるので、レーザレーダ2L,2Rか
ら発射されたレ−ザ光は、各々の反射マ−カによって反
射され、レーザレーダ2L,2Rに戻る。なお、この種
の反射マ−カは、光の入射した方向にその光を反射する
特性を有している。
【0017】簡単に言えば、これらのレーザレーダ2
L,2Rは、レ−ザ光を発射してから反射したレ−ザ光
が戻るまでの時間遅延に基づいて各反射マ−カまでの距
離を検出し、反射したレ−ザ光がレ−ダに入射した方向
から、各反射マ−カの方向を検出する。各反射マ−カ
は、道路の左端又は右端に沿って配置されるので、レー
ザレーダ2L及び2Rの検出軸は、それぞれ自動車の進
行方向に対してやや左寄り及び右寄りの角度に傾けて設
置してある。この実施例の自動操舵装置は、レーザレー
ダ2L及び2Rの検出した各反射マ−カの距離及び方向
から、目標方向を決定し、操舵角を制御する。
【0018】図2に、図1のレーザレーダ2(2L,2
Rの一方)の正面から見た外観を示し、図3にその右側
面から見た外観を示す。図2及び図3を参照すると、レ
ーザレーダ2には、前方にレーザ光を投射する発光部2
1と、マーカで反射されたレーザ光を受光する受信部2
2,23が備わっている。受信部22は方位検出用の受
信部であり、受信部23は距離検出用の受信部である。
【0019】図4に、レーザレーダ2の構成を示す。図
4を参照して説明する。発振回路24が出力する信号
は、駆動回路213で増幅され、レーザダイオード21
2のオン/オフを制御する。レーザダイオード212で
発生したレーザ光は、レンズ211を介して自動車の前
方に投射される。
【0020】この実施例では、発振回路24の出力する
信号により、パルス状のレ−ザ光を繰り返し発射する。
具体的には、0.16msecの周期でパルス幅15nsecのレ−
ザ光が1回あたり16パルス発射される。また、8msec
の周期でこの動作(16パルスのレ−ザ光出力)が繰り
返される。なおレーザ光の波長は860nmである。
【0021】反射マ−カで反射して戻ったレ−ザ光は、
受信部22及び23にそれぞれ入射する。受信部22に
入射したレ−ザ光は、フィルタ221およびレンズ22
2を介して、一次元CCD素子223に入射する。この
一次元CCD素子223は、水平方向に一次元配列され
た多数の受光セルを有しており、入射したレ−ザ光は、
いずれかの受光セルで受光される。即ち、入射するレ−
ザ光の方向に応じて、それが検出される受光セルの位置
が変わる。従って、レ−ザ光を検出した受光セルの位置
を特定することによって、レ−ザ光の入射方向、つま
り、反射マ−カの方向を知ることができる。一次元CC
D素子223が出力する信号は、信号処理回路224
で、増幅,二値化等の処理を受け、更に方位検出回路2
5に入力される。方位検出回路25は、CCD素子22
3の受光セルのいずれがレーザ光を検出したかを検出
し、受信部22の光学系の特性及び検出した受光セルの
位置関係から、レーザ光(反射光)の入射角つまり車両
進向方向に対する各反射マ−カの方向(角度が大きいも
のから数点)を算出し、そのデータを出力する。
【0022】距離検出用の受信部23に入射するレ−ザ
光は、フィルタ231およびレンズ232を介して、A
PD素子233で受光される。APD素子233は、受
光したレ−ザ光の強度に応じたレベルの電気信号を出力
する。APD素子233が出力する電気信号は、信号処
理回路234で処理され、距離検出回路26に印加され
る。距離検出回路26では、前記16パルスのレ−ザ光
射出期間を表わすパルス信号の立上り時点で計時を開始
し、APD素子233の出力が所定レベル以上のときの
計時値を、早いものから数点検出し、それらの計時デ−
タをレジスタにセーブする。そしてレジスタにセーブし
た計時値を距離値に変換し、変換された距離データ(数
点)を出力する。
【0023】図1の自動車のステアリング機構の主要部
分を図5及び図8に示す。なお図5では一部分が簡略化
又は省略して示されているが、図5の右端部分の詳細は
図6に示され、左端部分の詳細は図7に示されている。
図8はステアリングコラムの内部に配置される部分を示
しており、メインシャフト51の上端側は図示しないス
テアリングホイ−ルと結合され、メインシャフト51の
下端側は図示しない連結用の中間シャフトを介して図5
に示す入力軸91に結合されている。ドライバがステア
リングホイ−ルを回動することによって、メインシャフ
ト51が回動し、図5の入力軸91に回動力が伝達され
る。なお図5に示すステアリング機構にはパワ−ステア
リング機構が備わっているが、その機構の基本的な構成
及び動作は従来より良く知られているので、それに関す
る説明はここでは省略する。
【0024】図5に示すステアリング機構は、基本的に
はラック&ピニオン型式の構成になっており、入力軸9
1の先端部にピニオン92が設けられ、該ピニオン92
の外周に歯が形成されている。このピニオン92と軸が
交叉する形で、軸状のラック84が配置されている。ラ
ック84外周面の一部分のピニオン92と対向する面に
は歯が形成されており、この歯によってラック84とピ
ニオン92とが常時噛み合って両者が連結されている。
【0025】この実施例では、ラック84は中空に、つ
まり筒状に形成されており、その内側にラテラルパワ−
シャフト82が配置されている。ラテラルパワ−シャフ
ト82はラック84に対して軸方向、つまり左右方向に
摺動自在に支持されている。ラテラルパワ−シャフト8
2の右端には、ボ−ルジョイント120Rを介してタイ
ロッド122Rが結合されており、該タイロッド122
Rが左右方向に動くことによって右前輪の向きが変わ
る。同様に、ラテラルパワ−シャフト82の左端には、
ボ−ルジョイント120Lを介してタイロッド122L
が結合されており、該タイロッド122Lが左右方向に
動くことによって左前輪の向きが変わる。ラテラルパワ
−シャフト82とラック84とは軸方向に相対移動自在
であるが、両者の間には油圧アクチュエ−タ130が結
合されており、この油圧アクチュエ−タ130が両者の
相対移動を規制したり積極的に相対移動させることによ
り自動的な操舵を可能にしている。即ち図7に示すよう
に、ラック84の左端側に固着されたシリンダ132の
内空間に、ラテラルパワ−シャフト82に形成したピス
トン134が配置されている。ピストン134によって
分離されたシリンダ132の内空間133の各々と連通
するポ−ト138及び140には、後述する油圧回路が
結合されている。シリンダ132内に油を充填しポ−ト
138及び140からの油の流入出を遮断すれば、シリ
ンダ132内でピストン134の動きが規制されるの
で、ラテラルパワ−シャフト82とラック84との相対
的な動きは実質上なくなり、ラック84の動きはそのま
まラテラルパワ−シャフト82に伝達されるので、一般
のステアリング装置と同様に、ステアリングホイ−ルを
操作すれば、メインシャフト51及び中間シャフトを介
してピニオン92が回動し、ラック84が左右方向に移
動し、その動きが油圧アクチュエ−タ130を介してラ
テラルパワ−シャフト82に伝達され、車輪の操舵が行
なわれる。
【0026】また、ステアリングホイ−ルを操作しない
場合であっても、油圧回路の操作によりシリンダ132
内のピストン134の位置を動かすことによって、ラテ
ラルパワ−シャフト82がラック84に対して相対的に
移動し、車輪の向きが変わる。つまり、油圧アクチュエ
−タ130を駆動することによって、ステアリングホイ
−ルの操作に対して補償的な補助操舵を行なったり、あ
るいは完全な自動操舵を行なうことが可能である。
【0027】ところで、完全な自動操舵を行なう場合に
は、ドライバがステアリングホイ−ルから手を離すこと
になるので、操舵力に対する路面からの反力が大きい場
合には、その力がラテラルパワ−シャフト82,油圧ア
クチュエ−タ130,ラック84,メインシャフト51
等を介してステアリングホイ−ルに伝わり、ステアリン
グホイ−ルが勝手に回動し、その結果操舵量も目標値よ
り少なくなる。このような不都合をなくするため、この
実施例においては、自動操舵の場合にステアリングホイ
−ルの動きを拘束する機構を設けてある。
【0028】その拘束機構について図8を参照して説明
する。板状のスティ56は、ねじ63によってステアリ
ングコラムの固定部材62に固着されており、ベアリン
グ57を介してメインシャフト51を回動自在に支持し
ている。円板状に形成されたロ−タ53は、スペ−サ5
5によってスティ56との間隔が所定量に保持され、ま
たキ−52によってメインシャフト51に固着されてい
る。ロ−タ53の小径部の外周に、環状の可動板58が
配置されており、該可動板58は、板ばね60を介して
ロ−タ53に結合されている。板ばね60は、ロ−タ5
3と可動板58の各々にリベットのカシメにより固着さ
れている。スティ56の下面側に固着されたフレ−ム6
4の内側に電気コイル61が装着されており、またフレ
−ム64の可動板58と対向する面には環状に形成され
た摩擦材59が装着されている。54は電気コイル61
から引き出されたリ−ド線である。
【0029】電気コイル61に通電しない状態では、可
動板58は板ばね60の力によってロ−タ53の大径部
(下側)に近づけられ、可動板58と摩擦材59とは離
れている。従ってその状態では、メインシャフト51は
自由に動くことができる。電気コイル61に通電する
と、磁性体でなる可動板58は電気コイル61側に吸引
される力を受け、上方に移動して摩擦材59の面に当接
しその状態に保持される。従ってその状態では、固定さ
れた摩擦材59と可動板58との間の摩擦力によって、
可動板58の回動方向の動きが拘束される。従って、ロ
−タ53及びメインシャフト51の回動も拘束される。
しかし、この拘束力は摩擦力によるものなので、それほ
ど大きな力ではなく、路面からの反力に対してはメイン
シャフト51の動きを確実に止めることができるが、緊
急時などに比較的大きな力でステアリングホイ−ルが操
作される時には、電気コイル61が通電された状態であ
っても、可動板58は摩擦材59に対して相対移動で
き、ドライバによる操舵は可能である。
【0030】油圧アクチュエ−タ130の故障等が生じ
た場合に、ラテラルパワ−シャフト82とラック84と
の相対位置を中立位置に自動的に戻すための機構が、ラ
テラルパワ−シャフト82の右端近傍に設けられてい
る。即ち、図6に示すように、ラック82の右端に固着
したハウジング部材171及び172の内側に、圧縮コ
イルスプリング175、及びその両端にそれぞれ当接す
る形でフランジが形成された円筒形状のストッパ173
及び174が設けられている。ストッパ173及び17
4はラテラルパワ−シャフト82上を摺動可能であり、
中立位置から、ラテラルパワ−シャフト82がラック8
4に対して矢印AR方向に移動する時には、ストッパ1
74の動きはハウジング部材172によって規制され、
ストッパ173はラテラルパワ−シャフト82に押され
てそれとともに矢印AR方向に移動し、スプリング17
5を圧縮する。従ってスプリング175は、ストッパ1
73を矢印AL方向に押圧し、ストッパ173と係合す
るラテラルパワ−シャフト82は中立位置に戻るように
力を受ける。逆に中立位置からラテラルパワ−シャフト
82がラック84に対して矢印AL方向に移動する時に
は、ストッパ173の動きはハウジング部材171によ
って規制され、ストッパ174はラテラルパワ−シャフ
ト82に押されてそれとともに矢印AL方向に移動し、
スプリング175を圧縮する。従ってスプリング175
は、ストッパ174をAR方向に押圧し、ストッパ17
4と係合するラテラルパワ−シャフト82は中立位置に
戻るように力を受ける。
【0031】ハウジング部材171の外側に、副操舵角
センサ150が装着されている。該センサ150は、軸
方向に摺動する摺動子を有するポテンショメ−タであ
り、その摺動子は、ボ−ルジョイント120Rに固着さ
れたア−ム176と係合されている。ラック84に対し
てラテラルパワ−シャフト82が移動すると、ハウジン
グ部材171に対してア−ム176が軸方向に移動し、
副操舵角センサ150の摺動子が動く。従って、副操舵
角センサ150は、ラック84に対するラテラルパワ−
シャフト82の相対位置を検出する。
【0032】実施例の自動操舵装置の電気回路及び油圧
回路の構成を図9に示す。図9を参照してまず油圧回路
を説明する。11はポンプ、12はアキュ−ムレ−タ、
13は3位置切換電磁弁、16はリザ−バである。3位
置切換電磁弁13を第1の状態に設定すると、ポンプ1
1からの高圧の油がシリンダ132の右側の室内に供給
され、同時にシリンダ132の左側室内の油がリザ−バ
16に流れるので、ピストン134は左側に移動する。
同様に3位置切換電磁弁13を第2の状態に設定する
と、ポンプ11からの高圧の油がシリンダ132の左側
の室内に供給され、同時にシリンダ132の右側室内の
油がリザ−バ16に流れるので、ピストン134は右側
に移動する。3位置切換電磁弁13を第3の状態に設定
すると、シリンダ132の各ポ−トからの油の流入出が
遮断され、各室内の油量変化がなくなるので、ピストン
134の位置は固定される。ピストン134の位置に応
じたラック84とラテラルパワ−シャフト82との相対
位置関係は、副操舵角センサ150によって検出され
る。
【0033】次に電気回路を説明する。この自動操舵装
置の制御は、電子制御ユニットECUによって実行され
る。即ち、電子制御ユニットECUは、レ−ザレ−ダ2
L,2Rが出力する情報、及び他の様々なセンサが出力
する情報に基づいて、操舵すべき方向及び操舵量を決定
し、その操舵量に応じて油圧回路のリニア圧力制御弁1
5及び3位置切換電磁弁13を制御し、操舵系を自動制
御する。また、自動操舵状態ではステアリングホイ−ル
の回動を拘束するため、電磁クラッチ33(図8の拘束
機構)を制御する。電磁クラッチ33は、ドライバ32
を介して制御される。
【0034】この実施例では、自動操舵の制御のために
必要な情報を検出するセンサとして、副操舵角センサ1
50,主操舵角センサ160,車速センサ71,前後G
センサ72,操舵トルクセンサ73及びヨ−レ−トセン
サ74が備わっている。またシステムの信頼性を高める
ため、上記各センサが正常に機能しているか否かを検出
する異常検出回路75が設けられている。SWは自動操
舵モ−ドをオン/オフする切換スイッチであり、BKは
ブレ−キペダルの踏込みの有無に応じてオン/オフする
ブレ−キスイッチである。
【0035】主操舵角センサ160は、運転者のハンド
ル操作によって変化するステアリング入力軸の操舵角を
検出するものであり、この実施例では図5に示すように
ステアリングギアハウジング90内の入力軸先端部分に
設置されている。具体的には、主操舵角センサ160は
ポテンショメ−タであり、ピニオン92の回転角度を検
出する。前後Gセンサ72は、車体の前後方向に加わる
加速度の大きさを検出する。操舵トルクセンサ73は、
運転者のハンドル操作によって変化するステアリング入
力軸に加わるトルクの大きさを検出する。ヨ−レ−トセ
ンサ74は、車体の重心位置近傍に配置され、それを通
る鉛直軸を中心とする回転方向の角速度、つまりヨ−イ
ング角速度を検出する。
【0036】電子制御ユニットECUの処理の概略を図
10に示す。図10を参照して説明する。電源がオンす
ると、まずステップS1で初期化を実行し、ステップS
2に進む。ステップS2では、「自動操舵システム診
断」を実行する。次のステップS3では、ステップS2
の結果、自動操舵が可能な状態(異常がない)か否かを
後述するフラグFをチェックして識別する。フラグFが
クリアされている間は、ステップS2とS3を繰り返し
実行する。フラグFがセットされると、ステップS3か
らS4に進む。
【0037】ステップS4では、「モ−ド判定処理」を
実行し、次のステップS5では後述する自動操舵フラグ
の状態を参照し、自動操舵モ−ドか否かを識別する。自
動操舵モ−ドの時にはステップS6に進み、そうでなけ
ればステップS14に進む。自動操舵モ−ドの場合、ま
ずステップS6で電磁クラッチ33の電気コイル61に
通電してステアリングホイ−ルの回動を拘束し、ステッ
プS7で自動操舵に必要な各種センサから情報を入力
し、ステップS8でレ−ザレ−ダ2L,2Rが出力する
マ−カ位置情報を入力し、次のステップS10で、目標
操舵角を生成するための「操舵制御」を実施し、次のス
テップS11では、ステップS10で生成された目標操
舵角と実操舵角(センサ150及び160の出力から求
まる)に基づいてPID制御等により操舵位置を調整す
る。
【0038】実際には、ステップS11で、3位置切換
電磁弁13及びリニア圧力制御弁15を制御してピスト
ン134の位置を調整し、操舵位置を調整する。また、
調整を実施しても副操舵角が変化しないような、調整不
可能な状態を検出した場合には、ステップS13に進
み、ステアリングホイ−ルの拘束を解除して、以後の自
動操舵を禁止する。
【0039】自動操舵モ−ドからそれを解除する時に
は、ステップS14で電磁クラッチ33の電気コイル6
1の通電を終了してステアリングホイ−ルを解放し、ス
テップS15で目標操舵位置を0(中央)に設定し、目
標操舵位置になるまでステップS16,S17,S1
8,S19の処理を繰り返し、操舵位置が中央に戻った
ら、次のステップS20で3位置切換電磁弁13を、リ
ニア圧力制御弁15の制御圧とシリンダ132との流路
を遮断する状態に設定し、ピストン134の位置を固定
してステップS2に戻る(フラグFはクリアされる)。
【0040】ステップS2の「自動操舵システム診断」
の処理の内容を図12に示す。図12を参照して「自動
操舵システム診断」を説明する。ステップS121で
は、レ−ザレ−ダ2L,2Rが出力するマ−カ位置情報
(距離及び方向)を入力する。次のステップS122で
は、検出された反射マ−カの数を調べる。マ−カ数が0
であれば、ステップS12Eに進み、フラグFをクリア
する。マ−カ数が1以上であれば、ステップS122か
らS123に進む。ステップS123では、フラグFが
セット済か否かを調べる。フラグFがセットされている
時には、メインル−チン(図10)に戻る。フラグFが
クリアされている時には、ステップS123からS12
4に進み、再び検出マ−カ数を調べる。検出マ−カ数が
1の時には、ステップS12Eに進み、検出マ−カ数が
2以上ならステップS125に進む。ステップS125
では、検出された2以上のマ−カの位置情報から、道路
の曲率半径Rを計算する。なお、この処理の内容につい
ては、後で詳細に説明する。
【0041】ステップS126では、検出した道路の曲
率半径Rを定数Rt(例えば900m)と比較する。そ
してR>Rtである時にはステップS127に進み、そ
うでなければステップS12Fに進みカウンタCをクリ
アする。即ち、レ−ザレ−ダの出力によって検出された
曲率半径Rがあまり小さい場合には、レ−ザレ−ダが反
射マ−カ以外の物体を誤って検出している可能性がある
ので、システムが制御不可能な状態とみなす。
【0042】次のステップS127では、目標操舵角θ
tを計算して求める。この処理の詳細については後で説
明するが、簡単に言えば、レ−ザレ−ダによって検出さ
れた各反射マ−カの位置に基づいて決定される目標位置
の方向と現在の自動車の進行方向との角度がθtとして
求められる。次のステップS128では、実操舵角θs
を入力する。実操舵角θsは、主操舵系の舵角と副操舵
系の舵角とを加えた角度であるが、この処理を実行する
時には、自動操舵を実施していないので、副操舵系の舵
角は0(中立)であり、主操舵系の舵角を検出する主操
舵角センサ160の出力信号から実操舵角θsが求めら
れる。
【0043】ステップS129では、目標操舵角θtと
実操舵角θsとの差分をΔθとして計算し、次のステッ
プS12Aでは、Δθを定数Δθtと比較する。そし
て、Δθ<Δθtの場合にはステップS12Bに進み、
そうでない時にはステップS12Fに進む。手動操舵か
ら自動操舵に切換える時、即ち、通常の手動走行中に
は、道路の延びる方向に沿って走行するように、運転者
がステアリングホイ−ルを操作するので、その時には、
実操舵角θsと自動操舵系の生成した目標操舵角θtと
は略等しくなるはずである。従って、Δθ<Δθtであ
れば、問題はないが、そうでない時には、自動操舵系に
何らかの故障が生じている可能性が高いので、制御不可
能とみなす。
【0044】ステップS12BではカウンタCをインク
リメントし、次のステップS12CではカウンタCの値
を定数Ctと比較する。C>CtでなければステップS
121に戻り、C>CtであればステップS12Dに進
み、フラグFをセットする。つまり、図12に示す処理
では、検出された道路の曲率半径がRtより大きく、し
かも実操舵角θsと自動操舵系の生成した目標操舵角θ
tとが略等しい状態が所定時間継続した場合に限り、自
動操舵可能とみなし、フラグFをセットしてメインル−
チンに戻る。
【0045】図10のステップS4のモ−ド判定処理の
内容を図11に示す。図11を参照して説明する。最初
のステップS111では、自動操舵フラグの状態を調
べ、自動操舵モ−ド中か否かを判定して、自動操舵モ−
ドならステップS112に進み、自動操舵解除中ならス
テップS119に進む。ステップS112では切換スイ
ッチSWがオフか否かを判定し、ステップS113では
主操舵角センサ160の検出した実主操舵角が所定範囲
を外れるか否かを判定し、ステップS114では前後G
センサ72の検出した実加速度が所定範囲を外れるか否
かを判定し、ステップS115では操舵トルクセンサ7
3の検出した実操舵トルクが所定範囲を外れるか否かを
判定し、ステップS116ではブレ−キスイッチの状態
がブレ−キオン状態か否かを判定し、ステップS117
では異常検出回路75がいずれかのセンサの異常を検出
しているか否かを判定する。
【0046】また、ステップS119では切換スイッチ
SWがオンか否かを判定し、ステップS11Aでは主操
舵角センサ160の検出した実主操舵角が所定範囲内か
否かを判定し、ステップS11Bでは車速センサ71の
検出した車速が所定範囲内か否かを判定し、ステップS
11Cでは異常検出回路75の出力を参照して全てのセ
ンサが正常か否かを判定し、ステップS11Dでは前後
Gセンサ72の検出した実加速度が所定範囲内か否かを
判定する。
【0047】自動操舵モ−ドの場合、切換スイッチSW
がオン(自動操舵オン指定)で、実主操舵角が所定範囲
内にあり、前後の実加速度が所定範囲内にあり、実操舵
トルクが所定範囲内の小さい値であり、ブレ−キスイッ
チBKがオフ(非制動状態)であり、全てのセンサが正
常に動作している場合には、ステップS112,S11
3,S114,S115,S116及びS117を通っ
てこの処理を終了し、そのまま自動操舵モ−ドを継続す
る。しかし、切換スイッチSWがオフ(自動操舵オフ指
定)の場合,実主操舵角が所定範囲を外れる場合,前後
の実加速度が所定範囲を外れる場合,実操舵トルクが所
定範囲を外れる場合,ブレ−キスイッチBKがオン(制
動状態)の場合,又はいずれかのセンサに何らかの異常
が生じている場合には、ステップS118に進み、自動
操舵フラグをクリア(自動操舵解除状態に)し、フラグ
Fもクリアする。
【0048】また自動操舵解除中の場合には、切換スイ
ッチSWがオフの場合,実主操舵角が所定範囲を外れて
いる場合,車速が所定範囲を外れている場合,いずれか
のセンサに異常が生じている場合,又は前後Gが所定範
囲を外れている場合にはその時の状態を維持するが、切
換スイッチSWがオンし、実主操舵角が所定範囲内にあ
り、実車速が所定範囲内にあり、全てのセンサが正常に
機能し、前後Gが所定範囲内にあると、ステップS11
9,S11A,S11B,S11C及びS11Dを通っ
てステップS11Eに進み、自動操舵フラグをセット
(自動操舵オン状態に)する。
【0049】図10のステップS10の「操舵制御」の
内容を図13に示す。図13を参照して「操舵制御」を
説明する。ステップS131では、検出した車速を入力
し、現車速に基づいてプレビュ−半径を決定する。プレ
ビュ−半径は、ある目標点からの円形の範囲を示すもの
であり、例えば図17に示すRpがプレビュ−半径であ
る。この例では、プレビュ−半径を車速に応じて決定す
る。即ち、車速が60Km/h以下の時にはRp=5m
に定め、車速が60Km/hを越え80Km/h以下の
時にはRp=7mに定め、車速が80Km/hを越え1
00Km/h以下の時にはRp=11mに定め、車速が
100Km/hを越える時にはRp=15mに定める。
【0050】ステップS132,S133及びS134
では、レ−ザレ−ダから入力された情報に基づいて、そ
の時に検出されているマ−カの状態を調べる。レ−ザレ
−ダ2L及び2Rによって道路の左と右の両方でマ−カ
が検出されている場合には、ステップS132からステ
ップS135に進み、「目標舵角計算LR」を実行す
る。また、レ−ザレ−ダ2Lによって道路の左側のみで
マ−カが検出されている場合には、ステップS133か
らステップS136に進み、「目標舵角計算L」を実行
する。また、レ−ザレ−ダ2Rによって道路の右側のみ
でマ−カが検出されている場合には、ステップS134
からステップS137に進み、「目標舵角計算R」を実
行する。
【0051】「目標舵角計算L」の処理の内容を図14
及び図15に示す。図14及び図15を参照して「目標
舵角計算L」を説明する。なお、「目標舵角計算R」の
内容は、左と右が逆になるだけで処理の内容は「目標舵
角計算L」と同一であるので、それの説明は省略する。
【0052】ステップS141では、設定されたオフセ
ット量を入力し、距離Dを決定する。図9に示すオフセ
ット設定器34は、ポテンショメ−タであり、運転者が
調整できる位置に設置されている。このオフセット設定
器34の状態をA/D変換器を介して読取り、オフセッ
ト量とする。このオフセット量に応じて、距離Dが決定
される。距離Dは、図17に示すように、実際に道路端
に存在する反射マ−カ8A,8B,8C,・・・の各々
からずらした位置に割り当てられる仮想マ−カ位置と各
反射マ−カとの距離、即ちオフセットを意味する。
【0053】この例では、各仮想マ−カの位置は、直進
する時の自動車の進行方向の軸と直交し、かつ検出した
反射マ−カを通る軸上に設定される。図17において、
d1,d2及びd3は、それぞれレ−ザレ−ダ2Lと反
射マ−カ8A,8B及び8Cとの距離であり、θ1,θ
2及びθ3は、それぞれ自動車の進行方向と反射マ−カ
8A,8B及び8Cの方向との角度であり、これらは全
てレ−ザレ−ダ2Lによって検出される。またd1’,
d2’及びd3’は、それぞれレ−ザレ−ダ2Lと各仮
想マ−カ位置との距離であり、θ1’,θ2’及びθ
3’は、それぞれ自動車の進行方向と各仮想マ−カ位置
の方向との角度であり、これらは計算によって求められ
る。
【0054】再び図14を参照する。ステップS143
では、各々の反射マ−カ情報に対して、仮想マ−カ位置
の情報を生成する。例えば、反射マ−カ8Aに対して
は、まずレ−ザレ−ダ2Lの位置と反射マ−カ8Aの位
置を通る直角三角形の各辺の長さX及びY(図17参
照)を、反射マ−カ8Aの距離d1及び角度θ1から求
める。レ−ザレ−ダ2Lの位置と仮想マ−カ位置を通る
直角三角形の2辺の長さは、X−D及びYであるので、
残りの一辺の長さ、つまり仮想マ−カ位置を示す距離d
1’は、((X−D)2+Y2)の平方根として求められ
る。また仮想マ−カ位置を示す角度θ1’は、arctan
((X−D)/Y)である。
【0055】ステップS144では、計算により求めた
仮想マ−カの距離(d1’,d2’,d3’)を、ステ
ップS131で定めたプレビュ−半径Rpと比較する。
そして、仮想マ−カの距離がプレビュ−半径より小さい
場合、つまり、仮想マ−カからRpの範囲内に自動車が
存在する時には、ステップS145に進み、その仮想マ
−カのデ−タをキャンセルする。
【0056】検出された全ての反射マ−カの情報に対し
て、上記処理を繰り返し、それが終了すると、ステップ
S142からS146に進む。ステップS146では、
求められた仮想マ−カの位置情報を、距離の近い順に並
べ変える。
【0057】続くステップS147,S148,S14
9及びS14Aでは、求められた仮想マ−カの数を調べ
る。そして、仮想マ−カの数が1であればステップS1
4Bに進み、仮想マ−カの数が2であれば図15のステ
ップS151に進み、仮想マ−カの数が3以上であれば
図15のステップS158に進む。
【0058】ステップS14Bでは、求められた最短距
離に存在する仮想マ−カ(プレビュ−範囲内のものは除
く)の方向を示すθ1’をヘディング角を示すレジスタ
Aheadにストアし、Aheadの値に定数kを掛けた結果を
必要操舵角(θt)として出力する。
【0059】仮想マ−カの数が2の場合には、道路の曲
率半径Rを推定し、曲率半径Rに応じた操舵角を定め
る。曲率半径Rは次のようにして求める。図18及び図
19に示すように、検出された反射マ−カ8A,8Bを
円弧上の2点とみなし、自動車の進行方向と直角な方向
の反射マ−カ8A−8B間の距離dxと、自動車の進行
方向の反射マ−カ8A−8B間の距離dyを求める。反
射マ−カ8A−8B間の直線距離は一定(14.4m)
とみなす。そして、反射マ−カ8Aを通り、自動車の進
行方向の軸と直交する軸上に円の中心が存在するとみな
せば、dx,dy及び定数(14.4m)から半径Rが
求められる。
【0060】図15のステップS151では、自動車の
進行方向の軸に対する各反射マ−カの距離L1及びL
2、ならびに自動車の進行方向の各反射マ−カの距離Y
1及びY2(図18参照)を求め、ステップS152で
は、反射マ−カ間の各軸方向の距離dx及びdyを求
め、それらの結果を利用して次のステップS153では
曲率半径Rを求める。
【0061】ステップS154では、図20に示すよう
に、円の方程式に求められた半径Rと反射マ−カの2点
の各座標を代入し、得られた2つの連立方程式を解い
て、円の中心座標a,bを求める。
【0062】次のステップS155では、目標地点の座
標xt,ytを次のようにして求める。即ち、図20に
示すように、仮想マ−カの位置を通る軌跡を、反射マ−
カを通る円よりもDだけ内側に位置するとみなし、前記
a,bを中心とし、半径をR−Dとし、目標地点xt,
ytを通る円の方程式を立てる。更に、自動車からの距
離Lが一定(見通し距離)の円内に目標地点が存在する
と仮定し、半径がLの円の方程式を立てる。これら2つ
の円の方程式を解くことにより、目標地点の座標xt,
ytが求められる。
【0063】ステップS156では、S155で求めた
座標xt及びytからヘディング角Aheadを求め、次の
ステップS157では、ヘディング角Aheadに定数kを
掛けて必要操舵角(θt)を求める。
【0064】仮想マ−カの数が3以上の場合には、道路
の形状を推定し、道路の形状に応じた操舵角を定める。
ステップS158では、検出された3点の反射マ−カの
座標を求める。x1及びy1は第1点の反射マ−カの各
軸方向の距離であり、d1及びθ1から求められる。x
2及びy2は第2点の反射マ−カの各軸方向の距離であ
り、d2及びθ2から求められる。x3及びy3は第3
点の反射マ−カの各軸方向の距離であり、d3及びθ3
から求められる。
【0065】次のステップS159では、検出された3
点の反射マ−カを円弧上の3点とみなし、これらの3点
を通る円の半径R及び中心位置a,bを求める。即ち、
円の方程式に各点の座標値を代入して求められる3つの
連立方程式を解くことにより、未知数である円の半径R
及び中心位置a,bを求める。
【0066】ステップS15Aでは、目標地点の座標x
t,ytを次のようにして求める。即ち、図20に示す
ように、仮想マ−カの位置を通る軌跡を、反射マ−カを
通る円よりもDだけ内側に位置するとみなし、前記a,
bを中心とし、半径をR−Dとし、目標地点xt,yt
を通る円の方程式を立てる。更に、自動車からの距離L
が一定(見通し距離)の円内に目標地点が存在すると仮
定し、半径がLの円の方程式を立てる。これら2つの円
の方程式を解くことにより、目標地点の座標xt,yt
が求められる。
【0067】ステップS15Bでは、S15Aで求めた
座標xt及びytからヘディング角Aheadを求め、次の
ステップS15Cでは、ヘディング角Aheadに定数kを
掛けて必要操舵角(θt)を求める。
【0068】図13の「目標操舵角計算LR」の内容を
図16に示す。図16を参照して「目標操舵角計算L
R」を説明する。ステップS161では、検出された8
点の反射マ−カの各位置情報(距離と角度)から各々の
座標を計算により求める。即ち、図21に示すように、
道路の左端側で検出された各反射マ−カの位置座標(x
1,y1,x2,y2,x3,y3,x4,y4)と道
路の右端側で検出された各反射マ−カの位置座標(x
1',y1',x2',y2',x3',y3',x4',y
4')を求める。
【0069】ステップS162では、8点の座標を通る
対角線の交点(P1,P2,P3,P4)の各座標を求
める。
【0070】ステップS163では、求められた交点の
座標と自車位置の座標から、最小2乗近似により、それ
らの点を通る3次曲線の関数を求める。
【0071】ステップS164では、自車からの距離が
Lの円の方程式(L2=xt2+yt2)と、ステップS
163で求めた3次曲線の関数から、目標位置の座標x
t,ytを求める。
【0072】ステップS165では、S164で求めた
座標xt及びytからヘディング角Aheadを求め、次の
ステップS166では、ヘディング角Aheadに定数kを
掛けて必要操舵角(θt)を求める。
【0073】尚、曲率の決定に関しては、上記実施例以
外の方法を用いてもよい。例えば、GPSから得た情報
によって現在位置を特定し、予め用意されたマップに基
づいて曲率を決定することもできる。
【0074】
【発明の効果】以上のとおリ、本発明によれば、切換制
御手段が、道路形状算出手段が算出した曲率の情報,自
動操舵手段の生成した目標操舵角,及び舵角検出手段の
検出した実舵角を参照し、曲率半径が所定以上で、しか
も目標操舵角と実舵角との差が所定以下であれば自動操
舵への切換を許可するが、そうでなければ自動操舵への
切換を禁止するので、ドライバが手動操舵から自動操舵
への切換を自動操舵装置に指示しても、異常や故障が生
じている場合には自動操舵への切換が自動的に禁止され
る。従って、自動操舵装置の異常や故障に対して、暴走
などが生じるのを確実に回避しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の装置を搭載した自動車を示す斜視図
である。
【図2】 1つのレ−ザレ−ダの外観を示す正面図であ
る。
【図3】 図2のレ−ザレ−ダの側面図である。
【図4】 図2のレ−ザレ−ダの構成を示すブロック図
である。
【図5】 ステアリング機構の一部分を示す縦断面図で
ある。
【図6】 図5の一部分を詳細に示す拡大縦断面図であ
る。
【図7】 図5の一部分を詳細に示す拡大縦断面図であ
る。
【図8】 ステアリング機構の一部分を示す縦断面図で
ある。
【図9】 自動操舵装置の油圧回路及び電気回路を示す
ブロック図である。
【図10】 図9のECUの動作を示すフロ−チャ−ト
である。
【図11】 図10のS4の内容を示すフロ−チャ−ト
である。
【図12】 図10のS2の内容を示すフロ−チャ−ト
である。
【図13】 図10のS10の内容を示すフロ−チャ−
トである。
【図14】 図13のS136の内容の一部分のフロ−
チャ−トである。
【図15】 図13のS136の内容の残りのフロ−チ
ャ−トである。
【図16】 図13のS135の内容を示すフロ−チャ
−トである。
【図17】 自動車と反射マ−カの位置関係を示す平面
図である。
【図18】 自動車と反射マ−カの位置関係を示す平面
図である。
【図19】 反射マ−カと円の中心及び半径を示す模式
図である。
【図20】 自動車と反射マ−カの位置関係を示す平面
図である。
【図21】 自動車と反射マ−カの位置関係を示す平面
図である。
【符号の説明】
2,2L,2R:レ−ザレ−ダ 11:ポンプ 12:アキュ−ムレ−タ 13:3位置切換電
磁弁 14:リリ−フ弁 15:リニア圧力制
御弁 16:リザ−バ 21:発光部 22,23:受信部 24:発振回路 25:方位検出回路 26:距離検出回路 34:オフセット設
定器 51:メインシャフト 52:キ− 53:ロ−タ 54:リ−ド線 55:スペ−サ 56:スティ 57:ベアリング 58:可動板 59:摩擦材 60:板ばね 61:電気コイル 62:固定部材 63:ねじ 64:フレ−ム 71:車速センサ 72:前後Gセンサ 73:操舵トルクセンサ 74:ヨ−レ−トセ
ンサ 75:異常検出回路 82:ラテラルパワ
−シャフト 84:ラック 90:ステアリング
ギアハウジング 91:入力軸 92:ピニオン 120R,120L:ボ−ルジョイント 122R,122L:タイロッド 130:油圧アクチュエ−タ 132:シリンダ 134:ピストン 133:内空間 138,140:ポ−ト 150:副操舵角セ
ンサ 160:主操舵角センサ 171,172:ハ
ウジング部材 173,174:ストッパ 175:圧縮コイル
スプリング 176:ア−ム 213:駆動回路 212:レーザダイオード 211,222,2
32:レンズ 221,231:フィルタ 223:一次元CC
D素子 233:APD素子 224,234:信
号処理回路 ECU:電子制御ユニット SW:切換スイッチ BK:ブレ−キスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 137:00 (72)発明者 楠 秀 樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 中 村 和 正 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 薦 田 紀 雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の進行方向を定める舵角を調整する
    操舵アクチュエ−タ手段;車輌の実舵角を検出する舵角
    検出手段;道路の形状に沿う位置に定められる目標位置
    の情報を生成する、目標位置検出手段;目標位置検出手
    段が生成した目標位置に応じた目標操舵角を生成し、該
    目標操舵角と前記舵角検出手段が検出した実舵角とに応
    じて前記操舵アクチュエ−タ手段を制御する自動操舵手
    段;目標位置検出手段の情報に基づいて道路のカ−ブの
    曲率を表わす情報を算出する、道路形状算出手段;自動
    操舵のオン/オフを制御し、手動操舵から自動操舵への
    切換指示がある時に、道路形状算出手段が算出した曲率
    の情報,自動操舵手段の生成した目標操舵角,及び舵角
    検出手段の検出した実舵角を参照し、曲率半径が所定以
    上で、しかも前記目標操舵角と実舵角との差が所定以下
    である時に、自動操舵への切換を許可し、それ以外の時
    には自動操舵への切換を禁止する、切換制御手段;を備
    える車輌の自動操舵装置。
  2. 【請求項2】 目標位置検出手段は、車輌上に搭載さ
    れ、車輌前方の道路上もしくはその近傍に配置される反
    射標識手段に対してレ−ザ光を照射する、レ−ザ光照射
    手段;前記車輌上に搭載され、前記反射標識手段で反射
    されて戻ったレ−ザ光の時間遅れに基づいて両輌と反射
    標識手段との距離を検出する、距離検出手段;前記車輌
    上に搭載され、前記反射標識手段で反射されて戻ったレ
    −ザ光の受光方向に基づいて、車輌の進行方向に対する
    反射標識手段の方向を検出する標識方向検出手段;を含
    み、前記距離検出手段が検出した距離と前記標識方向検
    出手段が検出した方向とに基づいて、反射標識手段の位
    置を検出する、前記請求項1記載の車輌の自動操舵装
    置。
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