JPH06298099A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH06298099A
JPH06298099A JP9027293A JP9027293A JPH06298099A JP H06298099 A JPH06298099 A JP H06298099A JP 9027293 A JP9027293 A JP 9027293A JP 9027293 A JP9027293 A JP 9027293A JP H06298099 A JPH06298099 A JP H06298099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering wheel
shock absorbing
absorbing member
boss
boss plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9027293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Fujita
佳幸 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP9027293A priority Critical patent/JPH06298099A/ja
Publication of JPH06298099A publication Critical patent/JPH06298099A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃吸収効率を高めることができるステアリ
ングホイールを提供する。 【構成】 ステアリングホイール本体1の略中央に設け
られたボス部2には、ボスプレート3が固着されてい
る。ボスプレート3の下側にはロアカバー7が取り付け
られ、同ロアカバー7のコーナー部には他の箇所よりも
肉薄の切欠7aが設けられている。ボスプレート3の一
側下面には、ボスプレート3よりも肉薄であり、容易に
変形可能な取付片13が固着されている。又、ボスプレ
ート3の上部にはステアリングホイールパッド8が配設
され、ボスプレート3とステアリングホイールパッド8
との間には衝撃吸収部材10が配置されている。さら
に、衝撃吸収部材10の下側には被取付部11が延設さ
れ、同被取付部11はネジ12により取付片13に対し
固定支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステアリングホイー
ルに係り、詳しくは、ステアリングホイール本体とステ
アリングホイールパッドとの間に衝撃吸収部材を介在し
て構成したステアリングホイールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術としては、例えば図
3に示すようなものがある。つまり、ステアリングホイ
ール本体21のボス部22には、剛性材からなるボスプ
レート(芯金部材)23が固着されている。ボスプレー
ト23には図中斜め上方に延びる折曲部23aが形成さ
れている。又、ステアリングホイールパッド24は、ボ
スプレート23を覆うように配設されており、同パッド
24の下側には衝撃吸収部材25が固定されている。衝
撃吸収部材25の下面には被取付部26が延設されてお
り、同被取付部26はネジ27にてボスプレート23の
折曲部23aに締付固定されている。従って、このステ
アリングホイールでは、ステアリングホイールパッド2
4に衝撃が加わると、衝撃吸収部材25が圧縮変形する
ことにより衝撃を吸収することができる。
【0003】又、被取付部26とボスプレート23との
間には所定量のクリアランスLA が設けられており、衝
撃の際にはクリアランスLA により衝撃吸収部材25が
下方(衝撃方向)に移動可能となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ステアリングホイールでは、衝撃吸収部材25がボスプ
レート23の折曲部23aに固定されることにより、衝
撃吸収率が低下するという問題があった。つまり、衝撃
吸収部材25は、衝撃の度合いに応じて圧縮変形すると
ともに、衝撃方向に移動する。この場合、図3のステア
リングホイールでは、衝撃吸収部材25を取り付けるた
めにボスプレート23が衝撃吸収部材25側に突出して
おり、それによって、衝撃吸収部材25の移動許容量が
クリアランスLA のみとなってしまう。そして、それを
越える移動は剛性材からなるボスプレート23により規
制されることになる。その結果、ボスプレート23が衝
撃吸収の妨げとなっていた。
【0005】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、衝撃吸収効率
を高めることができるステアリングホイールを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ステアリングホイール本体のボス部に
は剛性材からなる芯金部材を固着するとともに、前記ボ
ス部を覆うようにステアリングホイールパッドを配設
し、前記ステアリングホイール本体と前記ステアリング
ホイールパッドとの間に衝撃吸収部材を介在したステア
リングホイールにおいて、前記芯金部材には易変形材か
らなる取付部材を延設し、同取付部材に対し前記衝撃吸
収部材を固定支持したことを要旨とするものである。
【0007】又、ステアリングホイール本体の下側にロ
アカバーを配設し、同ロアカバーには前記取付部材の変
形時に同取付部材により変形可能な易変形部を設けるよ
うにしてもよい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ステアリングホイールパッ
ドに衝撃が加わると、衝撃吸収部材にて衝撃が吸収され
るとともに、衝撃の度合いに応じて衝撃吸収部材が衝撃
方向に変形移動する。このとき、取付部材が容易に変形
することによって衝撃吸収部材の移動が許容される。そ
の結果、従来のステアリングホイールとは異なり、芯金
部材により衝撃吸収部材の変形移動が規制されることな
く、衝撃吸収効率が高められる。
【0009】又、衝撃の度合いが過大である場合にはロ
アカバーにも衝撃が加わるが、ロアカバーに易変形部を
設けることで、同ロアカバーが衝撃吸収部材及び取付部
材の変形の妨げとなることはない。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、衝撃吸収効率を高め
ることができるという優れた効果を発揮する。
【0011】
【実施例】以下、この発明を自動車用のステアリングホ
イールに具体化した一実施例について図面に従って説明
する。
【0012】図1及び図2に示すように、ステアリング
ホイール本体1の略中央には、図示しないステアリング
シャフトの先端に嵌合されるボス部2が設けられてお
り、同ボス部2にはボスプレート3が固着されている。
このボスプレート3は芯金部材を構成しており、高剛性
の金属にて形成されている。ボスプレート3からは複数
本(本実施例では2本)のスポーク部芯金4が延びてい
る。スポーク部芯金4及び同芯金4を被覆する被覆層か
らなるスポーク部5の先端には、リング部6が連結され
ている。
【0013】又、前記ボスプレート3の下側には合成樹
脂性のロアカバー7が取り付けられている。ロアカバー
7のコーナー部には易変形部としての切欠7aが設けら
れており、ロアカバー7の他の箇所に比べて厚みが肉薄
に形成されている。
【0014】さらに、前記ボスプレート3の一側下面に
は、取付部材としての取付片13が溶接等により固着さ
れている。この取付片13はボスプレート3よりも厚み
が肉薄に形成されることにより易変形材として構成さ
れ、衝撃吸収部材10からの衝撃によって容易に撓み変
形可能となっている。
【0015】一方、ステアリングホイールパッド8は、
ボスプレート3を覆うように配設されており、同パッド
8の下側にはインサート9が設けられている。インサー
ト9の下側には衝撃吸収部材10が設けられている。そ
して、衝撃を受けた際にはこの衝撃吸収部材10が高さ
方向中央部に位置する屈曲部10aにて撓むことによ
り、その衝撃力が吸収され、緩和されるようになってい
る。
【0016】衝撃吸収部材10の下側には被取付部11
が延設され、同被取付部11はネジ12により前記取付
片13に対し固定支持されている。そして、ボスプレー
ト3とは別体の取付片13を用いて衝撃吸収部材10と
ボスプレート3とが連結されることで、衝撃吸収部材1
0とボスプレート3との間には任意の大きさのクリアラ
ンスが設定可能となっている。
【0017】次いで、上記にように構成した本実施例の
ステアリングホイールの作用について説明する。ステア
リングホイールパッド8側から(即ち、図1の上方か
ら)衝撃が加わると、その衝撃により衝撃吸収部材10
の屈曲部10aが撓み、衝撃吸収部材10が圧縮変形す
る。
【0018】そして、衝撃の度合いが大きくなると、衝
撃吸収部材10の圧縮変形とともに、衝撃吸収部材10
全体が図の下方(衝撃方向)に移動する。このとき、被
取付部11を介して取付片13にも衝撃が加わり、取付
片13が容易に変形することで衝撃吸収部材10の移動
が許容され、衝撃が吸収される。又、取付片13の変形
により同取付片13がロアカバー7に当接すると、同ロ
アカバー7が切欠7aにて折曲、或いは破壊される。
【0019】以上のように、本実施例のステアリングホ
イールでは、ステアリングホイールパッド8に加わる衝
撃の度合いが大きい場合でも、衝撃吸収部材10の圧縮
変形とともに移動が許容され、衝撃が確実に吸収され
る。その結果、従来のステアリングホイールのようにボ
スプレートにより衝撃吸収が規制されることはなく、衝
撃吸収率を高めることができる。又、衝撃吸収部材10
を取り付けるための取付片31とボスプレート3とを別
体にて構成したため、ボスプレート3の衝撃吸収部材1
0側への突出を少なくでき、衝撃吸収のためのクリアラ
ンスLを大きくすることができる。
【0020】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲内におい
て例えば以下のように変更してもよい。前記実施例では
ロアカバー7に切欠7aを設けて易変形部を構成した
が、スリットや薄肉部を設けるようにしてもよい。
【0021】又、前記実施例では、2本スポークのステ
アリングホイールに具体化したが、3本スポークや4本
スポークのステアリングホイールに具体化してもよく、
取付片13の位置もステアリングホイールに応じて変更
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例におけるステアリングホイールを示す
図であり、図2のA−A線断面図である。
【図2】一実施例におけるステアリングホイールを示す
正面図である。
【図3】従来の技術におけるステアリングホイールを示
す断面図である。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール本体、2…ボス部、3…芯金
部材としてのボスプレート、7…ロアカバー、7a…易
変形部としての切欠、8…ステアリングホイールパッ
ド、10…衝撃吸収部材、13…取付部材としての取付
片。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体(1)のボス
    部(2)には剛性材からなる芯金部材(3)を固着する
    とともに、前記芯金部材(3)を覆うようにステアリン
    グホイールパッド(8)を配設し、前記ステアリングホ
    イール本体(1)と前記ステアリングホイールパッド
    (8)との間に衝撃吸収部材(10)を介在するステア
    リングホイールにおいて、 前記芯金部材(3)には易変形材からなる取付部材(1
    3)を延設し、同取付部材(13)に対し前記衝撃吸収
    部材(10)を固定支持したことを特徴とするステアリ
    ングホイール。
  2. 【請求項2】 ステアリングホイール本体(1)の下側
    にロアカバー(7)を配設し、同ロアカバー(7)には
    前記取付部材(13)の変形時に同取付部材(13)に
    より変形可能な易変形部(13a)を設けた請求項1に
    記載のステアリングホイール。
JP9027293A 1993-04-16 1993-04-16 ステアリングホイール Pending JPH06298099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9027293A JPH06298099A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 ステアリングホイール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9027293A JPH06298099A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 ステアリングホイール

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Publication Number Publication Date
JPH06298099A true JPH06298099A (ja) 1994-10-25

Family

ID=13993882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9027293A Pending JPH06298099A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 ステアリングホイール

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JP (1) JPH06298099A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010502495A (ja) * 2006-08-31 2010-01-28 オートリブ エーエスピー,インコーポレイティド 安全性能改善のための2枚構成のステアリングホイール背面カバー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010502495A (ja) * 2006-08-31 2010-01-28 オートリブ エーエスピー,インコーポレイティド 安全性能改善のための2枚構成のステアリングホイール背面カバー

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