JPH06297744A - 印字装置 - Google Patents
印字装置Info
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- JPH06297744A JPH06297744A JP8651393A JP8651393A JPH06297744A JP H06297744 A JPH06297744 A JP H06297744A JP 8651393 A JP8651393 A JP 8651393A JP 8651393 A JP8651393 A JP 8651393A JP H06297744 A JPH06297744 A JP H06297744A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータに回転ムラや振動が生じても、印字品
質を確保する印字装置を提供すること。 【構成】 サーマルヘッド1の発熱抵抗体2を4つのグ
ループ2a〜2dに配分する。各グループの2a〜2d
の発熱抵抗体2はストローブ信号線ST1〜ST2から
の電圧の印加により発熱する。ストローブ信号線ST1
〜ST2による電圧の印加は、1印字時間の16分の1
間隔で出力される信号により切り換えられる。従って、
1回の印字時間は1ライン印字時間の4分の1となり、
この印字が1ラインにつき4回行われる。
質を確保する印字装置を提供すること。 【構成】 サーマルヘッド1の発熱抵抗体2を4つのグ
ループ2a〜2dに配分する。各グループの2a〜2d
の発熱抵抗体2はストローブ信号線ST1〜ST2から
の電圧の印加により発熱する。ストローブ信号線ST1
〜ST2による電圧の印加は、1印字時間の16分の1
間隔で出力される信号により切り換えられる。従って、
1回の印字時間は1ライン印字時間の4分の1となり、
この印字が1ラインにつき4回行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタやファクシミ
リ装置等の印字装置に係り、詳しくは、サーマルヘッド
に多数の発熱抵抗体を印字行方向に沿って配列した印字
装置に関するものである。
リ装置等の印字装置に係り、詳しくは、サーマルヘッド
に多数の発熱抵抗体を印字行方向に沿って配列した印字
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の印字装置においては、
サーマルヘッドを印字行(以下ラインという)方向に移
動させる構成が不要なため、構成を簡素化でき、簡易型
ファクシミリ装置等に採用される。このような簡易型フ
ァクシミリ装置は、装置自体の小型化やコスト低減のた
め、電源部もできるだけ小型化する必要がある。そのた
め、サーマルヘッドに供給できる電力が小さいことか
ら、サーマルヘッドの全発熱抵抗体を同時に動作させる
ことができない。
サーマルヘッドを印字行(以下ラインという)方向に移
動させる構成が不要なため、構成を簡素化でき、簡易型
ファクシミリ装置等に採用される。このような簡易型フ
ァクシミリ装置は、装置自体の小型化やコスト低減のた
め、電源部もできるだけ小型化する必要がある。そのた
め、サーマルヘッドに供給できる電力が小さいことか
ら、サーマルヘッドの全発熱抵抗体を同時に動作させる
ことができない。
【0003】従って、発熱抵抗体を複数のグループに配
分し、各グループ単位で発熱抵抗体を順次発熱させてい
くことで1ライン分の印字を行っている。そして、従来
は、各グループの発熱体の発熱は1ライン印字につき1
回ずつ行われていた。
分し、各グループ単位で発熱抵抗体を順次発熱させてい
くことで1ライン分の印字を行っている。そして、従来
は、各グループの発熱体の発熱は1ライン印字につき1
回ずつ行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のファ
クシミリ装置では、サーマルヘッドの動作中に、常時用
紙送り動作が行われるため、図6に示すように1つのラ
インにおいて各グループによる印字位置が少しずつずれ
る。図6は、発熱抵抗体がライン方向に沿ってグループ
配分され、一端側のグループから発熱体が1回ずつ発熱
動作して直線を印字した場合を示している。従って、こ
の図6から明らかなように、従来の印字装置において
は、用紙送り方向に幅広の印字が階段状に形成されて、
印字位置のずれを避けることができず、印字品質の点で
好ましくない。
クシミリ装置では、サーマルヘッドの動作中に、常時用
紙送り動作が行われるため、図6に示すように1つのラ
インにおいて各グループによる印字位置が少しずつずれ
る。図6は、発熱抵抗体がライン方向に沿ってグループ
配分され、一端側のグループから発熱体が1回ずつ発熱
動作して直線を印字した場合を示している。従って、こ
の図6から明らかなように、従来の印字装置において
は、用紙送り方向に幅広の印字が階段状に形成されて、
印字位置のずれを避けることができず、印字品質の点で
好ましくない。
【0005】しかも、用紙送りはモータの駆動によって
行われるが、モータには回転ムラや振動がつきものであ
る。従って、用紙送りの速度にばらつきが生じ、これに
よって前記のずれが大きくなって、印字品質がさらに悪
化するという問題がある。例えば、用紙送り速度のばら
つきにより、図6においては、隣接するグループによっ
て形成された印字間に上下方向の隙間が生じたりする。
行われるが、モータには回転ムラや振動がつきものであ
る。従って、用紙送りの速度にばらつきが生じ、これに
よって前記のずれが大きくなって、印字品質がさらに悪
化するという問題がある。例えば、用紙送り速度のばら
つきにより、図6においては、隣接するグループによっ
て形成された印字間に上下方向の隙間が生じたりする。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、用紙送り速度にばらつ
きが生じても、印字品質が悪化するのを防止できる印字
装置を提供することにある。
れたものであって、その目的は、用紙送り速度にばらつ
きが生じても、印字品質が悪化するのを防止できる印字
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、サーマルヘッドに多数の発熱体を印字
行方向に沿って配列するとともに、それらの発熱体を複
数にグループ配分し、1印字行における発熱体の発熱を
グループ単位で順次行うことによりドットマトリクスに
て印字が行われるようにした印字装置において、1印字
行の印字を各グループが複数回に分割して行うように発
熱体の動作を制御する制御手段を設けたことをその要旨
とする。
に、本発明では、サーマルヘッドに多数の発熱体を印字
行方向に沿って配列するとともに、それらの発熱体を複
数にグループ配分し、1印字行における発熱体の発熱を
グループ単位で順次行うことによりドットマトリクスに
て印字が行われるようにした印字装置において、1印字
行の印字を各グループが複数回に分割して行うように発
熱体の動作を制御する制御手段を設けたことをその要旨
とする。
【0008】
【作用】従って、本発明によれば、1印字行に対する印
字が各グループの抵抗発熱体によって複数回にわたって
行われる。このため、印字位置のずれ量が小さくなり、
モータの振動や回転ムラによる悪影響を少なくできる。
字が各グループの抵抗発熱体によって複数回にわたって
行われる。このため、印字位置のずれ量が小さくなり、
モータの振動や回転ムラによる悪影響を少なくできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した印字装置の一実施
例を図面に基づいて説明する。図1に示すように、サー
マルヘッド1には、1ライン分の画データ(以後、ライ
ンデータという)に対応した数(本実施例ではA4版対
応の1728個)の発熱抵抗体2がライン方向に沿って
配設されている。各発熱抵抗体2の一端には全発熱抵抗
体2共通の共通電極3が接続されるとともに、他端には
ドライバ4がそれぞれ接続されている。そして、このド
ライバ4の選択的作動により、作動されたドライバ4に
対応する発熱抵抗体2に電圧が印加されて、同発熱抵抗
体2が発熱動作される。
例を図面に基づいて説明する。図1に示すように、サー
マルヘッド1には、1ライン分の画データ(以後、ライ
ンデータという)に対応した数(本実施例ではA4版対
応の1728個)の発熱抵抗体2がライン方向に沿って
配設されている。各発熱抵抗体2の一端には全発熱抵抗
体2共通の共通電極3が接続されるとともに、他端には
ドライバ4がそれぞれ接続されている。そして、このド
ライバ4の選択的作動により、作動されたドライバ4に
対応する発熱抵抗体2に電圧が印加されて、同発熱抵抗
体2が発熱動作される。
【0010】シフトレジスタ5は画データを一時的に記
憶するためのものであり、ラッチ回路6はそのシフトレ
ジスタ5に記憶された画データのうち1ライン分を保持
するためのものである。ラッチ回路6は各ドライバ4に
接続されている。
憶するためのものであり、ラッチ回路6はそのシフトレ
ジスタ5に記憶された画データのうち1ライン分を保持
するためのものである。ラッチ回路6は各ドライバ4に
接続されている。
【0011】制御手段としてのメイン制御回路7はサー
マルヘッド1の全体の動作を制御するためのものであ
る。このメイン制御回路7には、クロック信号線L1 及
びデータ信号線L2 を介して前記シフトレジスタ5が接
続されるとともに、ラッチ信号線L3 を介して前記ラッ
チ回路6が接続されている。また、メイン制御回路7に
は、ラインスタート信号線L4及びプリントエンド信号
線L5を介して制御手段としてのサブ制御回路10が接
続されている。
マルヘッド1の全体の動作を制御するためのものであ
る。このメイン制御回路7には、クロック信号線L1 及
びデータ信号線L2 を介して前記シフトレジスタ5が接
続されるとともに、ラッチ信号線L3 を介して前記ラッ
チ回路6が接続されている。また、メイン制御回路7に
は、ラインスタート信号線L4及びプリントエンド信号
線L5を介して制御手段としてのサブ制御回路10が接
続されている。
【0012】前記メイン制御回路7は、クロック信号線
L1を介してシフトレジスタ5にクロック信号を送出す
るとともに、そのクロック信号に同期して、データ信号
線L2を介してシフトレジスタ5に1ライン分のライン
データを転送する。そして、1ライン分のラインデータ
の転送が終了すると、メイン制御回路7は、ラッチ信号
線L3を介してラッチ回路6にラッチ信号を送出し、前
記シフトレジスタ5に記憶されたラインデータのうちの
1ライン分をラッチ回路6に保持させる。
L1を介してシフトレジスタ5にクロック信号を送出す
るとともに、そのクロック信号に同期して、データ信号
線L2を介してシフトレジスタ5に1ライン分のライン
データを転送する。そして、1ライン分のラインデータ
の転送が終了すると、メイン制御回路7は、ラッチ信号
線L3を介してラッチ回路6にラッチ信号を送出し、前
記シフトレジスタ5に記憶されたラインデータのうちの
1ライン分をラッチ回路6に保持させる。
【0013】また、メイン制御回路7は、ラインスター
ト信号線L4を介してサブ制御回路10に対して図3に
示すラインプリントスタート(以下PSという)信号を
出力する。さらに、メイン制御回路7は、プリントエン
ド信号線L5を介して前記サブ制御回路10からプリン
トエンド(以下PEという)信号を入力する。
ト信号線L4を介してサブ制御回路10に対して図3に
示すラインプリントスタート(以下PSという)信号を
出力する。さらに、メイン制御回路7は、プリントエン
ド信号線L5を介して前記サブ制御回路10からプリン
トエンド(以下PEという)信号を入力する。
【0014】前記PS信号は、用紙に各ラインデータの
印字を開始する際に出力される信号である。また、前記
PE信号は、各ラインデータの印字が終了した際に出力
される信号である。
印字を開始する際に出力される信号である。また、前記
PE信号は、各ラインデータの印字が終了した際に出力
される信号である。
【0015】図2に示すように、前記サブ制御回路10
は、コントローラ11、6ビットカウンタ12、第1の
2ビットカウンタ13、第2の2ビットカウンタ14、
デコーダ15及びアンドゲート16より構成されてい
る。前記コントローラ11の入力側には、前記ラインス
タート信号線L4を介してメイン制御回路7が接続され
ている。また、その入力側には第1の2ビットカウンタ
13が接続されている。一方、コントローラ11の出力
側には、6ビットカウンタ12が接続されている。
は、コントローラ11、6ビットカウンタ12、第1の
2ビットカウンタ13、第2の2ビットカウンタ14、
デコーダ15及びアンドゲート16より構成されてい
る。前記コントローラ11の入力側には、前記ラインス
タート信号線L4を介してメイン制御回路7が接続され
ている。また、その入力側には第1の2ビットカウンタ
13が接続されている。一方、コントローラ11の出力
側には、6ビットカウンタ12が接続されている。
【0016】図3に示すように、コントローラ11はメ
イン制御回路7からPS信号を入力すると、6ビットカ
ウンタ12にEN信号を出力する。6ビットカウンタ1
2は、コントローラ11からEN信号を入力すると、一
定時間毎にRCO信号を出力する。このRCO信号の出
力間隔は1ライン印字に要する時間の16分の1であっ
て、この時間は図3におけるTPWとする。
イン制御回路7からPS信号を入力すると、6ビットカ
ウンタ12にEN信号を出力する。6ビットカウンタ1
2は、コントローラ11からEN信号を入力すると、一
定時間毎にRCO信号を出力する。このRCO信号の出
力間隔は1ライン印字に要する時間の16分の1であっ
て、この時間は図3におけるTPWとする。
【0017】第2の2ビットカウンタ14は、6ビット
カウンタ12からRCO信号を入力する毎に、その入力
回数を2進コードに変換して加算する。例えば、6ビッ
トカウンタ12からRCO信号を1回入力した場合に
は、そのカウント値は「01」(L・H)、また、RC
O信号を2回入力した場合には、そのカウント値は「1
0」(H・L)となる。そして、第2の2ビットカウン
タ14は、6ビットカウンタ12からRCO信号の入力
回数に対応するカウント信号を第1ポートQ1及び第2
ポートQ2 を介し、デコーダ15に出力する。
カウンタ12からRCO信号を入力する毎に、その入力
回数を2進コードに変換して加算する。例えば、6ビッ
トカウンタ12からRCO信号を1回入力した場合に
は、そのカウント値は「01」(L・H)、また、RC
O信号を2回入力した場合には、そのカウント値は「1
0」(H・L)となる。そして、第2の2ビットカウン
タ14は、6ビットカウンタ12からRCO信号の入力
回数に対応するカウント信号を第1ポートQ1及び第2
ポートQ2 を介し、デコーダ15に出力する。
【0018】本実施例では、第1ポートQ1から出力さ
れるカウント信号は、第2の2ビットカウンタ14のカ
ウント値の1ビット目に対応する値、また、第2ポート
Q2から出力される出力信号は、第2の2ビットカウン
タ14のカウント値の2ビット目に対応する値となる。
例えば、第2の2ビットカウンタ14のカウント値が
「L・H」(01)の場合には、第1ポートQ1からは
「H」の出力信号が、また、第2ポートQ2からは
「L」の出力信号がそれぞれ出力される。また、第2の
2ビットカウンタ14の各ポートQ1,Q2は前記アン
ドゲート16の入力側にもそれぞれ接続されている。従
って、このアンドゲート16にも第2の2ビットカウン
タ14からデコーダ15に出力される信号が出力され
る。
れるカウント信号は、第2の2ビットカウンタ14のカ
ウント値の1ビット目に対応する値、また、第2ポート
Q2から出力される出力信号は、第2の2ビットカウン
タ14のカウント値の2ビット目に対応する値となる。
例えば、第2の2ビットカウンタ14のカウント値が
「L・H」(01)の場合には、第1ポートQ1からは
「H」の出力信号が、また、第2ポートQ2からは
「L」の出力信号がそれぞれ出力される。また、第2の
2ビットカウンタ14の各ポートQ1,Q2は前記アン
ドゲート16の入力側にもそれぞれ接続されている。従
って、このアンドゲート16にも第2の2ビットカウン
タ14からデコーダ15に出力される信号が出力され
る。
【0019】前記デコーダ15の出力側には、4本のス
トローブ信号線ST1,ST2,ST3,ST4を介し
て前記サーマルヘッド1の各ドライバ4に接続されてい
る。各ストローブ信号線ST1〜ST4は、それぞれ全
ドライバ4の4分1ずつに接続されている。従って、こ
の実施例においては、図1に示すように1本のストロー
ブ信号線に接続されたドライバ4は512個であって、
この512個のドライバ4がそれぞれグループ4a〜4
dに配分され、それに対応して発熱抵抗体2もグループ
2a〜2dに配分されている。この発熱抵抗体2のグル
ープ2a〜2dは印字行方向に沿って1グループずつ区
画配列されている。そして、デコーダ15は、前記第2
の2ビットカウンタ14から入力した信号に基づいて、
どのストローブ信号線ST1〜ST4に印加信号を出力
するかを決定する。
トローブ信号線ST1,ST2,ST3,ST4を介し
て前記サーマルヘッド1の各ドライバ4に接続されてい
る。各ストローブ信号線ST1〜ST4は、それぞれ全
ドライバ4の4分1ずつに接続されている。従って、こ
の実施例においては、図1に示すように1本のストロー
ブ信号線に接続されたドライバ4は512個であって、
この512個のドライバ4がそれぞれグループ4a〜4
dに配分され、それに対応して発熱抵抗体2もグループ
2a〜2dに配分されている。この発熱抵抗体2のグル
ープ2a〜2dは印字行方向に沿って1グループずつ区
画配列されている。そして、デコーダ15は、前記第2
の2ビットカウンタ14から入力した信号に基づいて、
どのストローブ信号線ST1〜ST4に印加信号を出力
するかを決定する。
【0020】図4は前記デコーダ15に対する第2のビ
ットカウンタ14からの入力とデコーダ15からストロ
ーブ信号線ST1〜ST4への出力との関係を示す。す
なわち、前記第2の2ビットカウンタ14の第1ポート
Q1から「L」が、第2ポートQ2から「L」が出力さ
れた場合には、デコーダ15はストローブ信号線ST1
に印加信号を出力する。第1ポートQ1から「L」が、
第2ポートQ2から「H」が出力された場合には、デコ
ーダ15はストローブ信号線ST2に印加信号を出力す
る。第1ポートQ1から「H」が、第2ポートQ2から
「L」が出力された場合には、デコーダ15はストロー
ブ信号線ST3に印加信号を出力する。第1ポートQ1
から「H」が、第2ポートQ2から「H」が出力された
場合には、デコーダ15はストローブ信号線ST4に印
加信号を出力する。
ットカウンタ14からの入力とデコーダ15からストロ
ーブ信号線ST1〜ST4への出力との関係を示す。す
なわち、前記第2の2ビットカウンタ14の第1ポート
Q1から「L」が、第2ポートQ2から「L」が出力さ
れた場合には、デコーダ15はストローブ信号線ST1
に印加信号を出力する。第1ポートQ1から「L」が、
第2ポートQ2から「H」が出力された場合には、デコ
ーダ15はストローブ信号線ST2に印加信号を出力す
る。第1ポートQ1から「H」が、第2ポートQ2から
「L」が出力された場合には、デコーダ15はストロー
ブ信号線ST3に印加信号を出力する。第1ポートQ1
から「H」が、第2ポートQ2から「H」が出力された
場合には、デコーダ15はストローブ信号線ST4に印
加信号を出力する。
【0021】なお、前記メイン制御回路7からコントロ
ーラ11にPS信号が入力された場合、すなわち、各ラ
インデータの印字開始時には、第2の2ビットカウンタ
14の両ポートQ1,Q2の出力はそれぞれ「L」であ
る。従って、この場合には、常にデコーダ15はストロ
ーブ信号線ST1に印加信号を出力する。
ーラ11にPS信号が入力された場合、すなわち、各ラ
インデータの印字開始時には、第2の2ビットカウンタ
14の両ポートQ1,Q2の出力はそれぞれ「L」であ
る。従って、この場合には、常にデコーダ15はストロ
ーブ信号線ST1に印加信号を出力する。
【0022】前述したように、前記アンドゲート16に
は、6ビットカウンタ12及び第2の2ビットカウンタ
14の両ポートQ1,Q2からの出力信号がそれぞれ入
力される。アンドゲート16はこれら3信号が全て、
「H」の場合に前記第1の2ビットカウンタ13にRC
O2信号を出力する。
は、6ビットカウンタ12及び第2の2ビットカウンタ
14の両ポートQ1,Q2からの出力信号がそれぞれ入
力される。アンドゲート16はこれら3信号が全て、
「H」の場合に前記第1の2ビットカウンタ13にRC
O2信号を出力する。
【0023】従って、図3及び図4から明らかなように
RCO2信号が出力される間隔は、1ライン印字に必要
な時間の4分1である。第1の2ビットカウンタ13
は、アンドゲート16から入力したRCO2信号の出力
回数をカウントする。そして、そのカウント値が3回に
達すると、第1の2ビットカウンタ13は前記コントロ
ーラ11にプリントエンド信号(PE信号)を出力す
る。コントローラ11は第1の2ビットカウンタ13か
らPE信号を入力すると、6ビットカウンタ12へのE
N信号の出力を停止する。
RCO2信号が出力される間隔は、1ライン印字に必要
な時間の4分1である。第1の2ビットカウンタ13
は、アンドゲート16から入力したRCO2信号の出力
回数をカウントする。そして、そのカウント値が3回に
達すると、第1の2ビットカウンタ13は前記コントロ
ーラ11にプリントエンド信号(PE信号)を出力す
る。コントローラ11は第1の2ビットカウンタ13か
らPE信号を入力すると、6ビットカウンタ12へのE
N信号の出力を停止する。
【0024】次に上記のように構成された印字装置の作
用について説明する。メイン制御回路7からシフトレジ
スタ5へクロック信号に同期してラインデータが転送さ
れると、そのラインデータがシフトレジスタ5に一時的
に記憶される。そして、ラインデータの転送が終了され
ると、メイン制御回路7からラッチ回路6へラッチ信号
が送出されて、シフトレジスタ5に記憶されたラインデ
ータの1ライン分がラッチ回路6に保持される。
用について説明する。メイン制御回路7からシフトレジ
スタ5へクロック信号に同期してラインデータが転送さ
れると、そのラインデータがシフトレジスタ5に一時的
に記憶される。そして、ラインデータの転送が終了され
ると、メイン制御回路7からラッチ回路6へラッチ信号
が送出されて、シフトレジスタ5に記憶されたラインデ
ータの1ライン分がラッチ回路6に保持される。
【0025】それと同時に、メイン制御回路7からサブ
制御回路10のコントローラ11にPS信号が出力さ
れ、それに応じてコントローラ11がEN信号を6ビッ
トカウンタ12に出力する。この時は未だ1ライン印字
時間を16分の1が経過していないので、RCO信号の
出力レベルは「L]である。従って、第2のビットカウ
ンタ14の第1,第2のポートQ1,Q2の出力も
「L]である。このため、前記PS信号の出力と同時に
デコーダ15のストローブ信号線ST1から印加信号が
出力されて、第1グループ4aのドライバ4に電圧が印
加される。これにより、前記ラッチ回路6に保持された
ラインデータに基づいて、第1グループ2aの発熱抵抗
体2のうち所要のものが発熱動作され、このグループ2
aに対応したデータの印字が行われる(図5の領域
)。
制御回路10のコントローラ11にPS信号が出力さ
れ、それに応じてコントローラ11がEN信号を6ビッ
トカウンタ12に出力する。この時は未だ1ライン印字
時間を16分の1が経過していないので、RCO信号の
出力レベルは「L]である。従って、第2のビットカウ
ンタ14の第1,第2のポートQ1,Q2の出力も
「L]である。このため、前記PS信号の出力と同時に
デコーダ15のストローブ信号線ST1から印加信号が
出力されて、第1グループ4aのドライバ4に電圧が印
加される。これにより、前記ラッチ回路6に保持された
ラインデータに基づいて、第1グループ2aの発熱抵抗
体2のうち所要のものが発熱動作され、このグループ2
aに対応したデータの印字が行われる(図5の領域
)。
【0026】そして、1印字時間の16分の1が経過す
ると、6ビットカウンタ12がRCO信号を出力する。
これにより、図4に示すように第2の2ビットカウンタ
14の第2のポートQ2の出力が「H]に反転し、電圧
印加がストローブ信号線ST1からストローブ信号線S
T2に切替られる。従って、第2グループ2bの発熱抵
抗体2が発熱動作され、図5の領域の印字が行われ
る。
ると、6ビットカウンタ12がRCO信号を出力する。
これにより、図4に示すように第2の2ビットカウンタ
14の第2のポートQ2の出力が「H]に反転し、電圧
印加がストローブ信号線ST1からストローブ信号線S
T2に切替られる。従って、第2グループ2bの発熱抵
抗体2が発熱動作され、図5の領域の印字が行われ
る。
【0027】また、これと同時にアンドゲートに対して
も、6ビットカウンタ12及び第2の2ビットカウンタ
14から「H]信号が出力される。発熱抵抗体2の第2
グループ2aにより印字画開始されてから1印字時間の
16分の1が経過すると、再びRCO信号が出力され
て、電圧が印加されるストローブ信号線が切替られる。
も、6ビットカウンタ12及び第2の2ビットカウンタ
14から「H]信号が出力される。発熱抵抗体2の第2
グループ2aにより印字画開始されてから1印字時間の
16分の1が経過すると、再びRCO信号が出力され
て、電圧が印加されるストローブ信号線が切替られる。
【0028】そして、同じように第3グループ2c及び
第4グループ2dの発熱抵抗体2が順次1印字時間の1
6分の1ずつ発熱動作され、図5の領域,の印字が
行われる。そして、第4グループ2dの印字が終了する
と、すなわち、1印字時間の4分の1が経過すると、6
ビットカウンタ12からRCO信号が出力されるが、こ
の時すでに第2の2ビットカウンタ14のポートQ1,
Q2の出力が「H]なので、アンドゲート16への入力
信号が全て「H」となる。このため、アンドゲート16
から第1の2ビットカウンタ13にRCO2信号が出力
される。
第4グループ2dの発熱抵抗体2が順次1印字時間の1
6分の1ずつ発熱動作され、図5の領域,の印字が
行われる。そして、第4グループ2dの印字が終了する
と、すなわち、1印字時間の4分の1が経過すると、6
ビットカウンタ12からRCO信号が出力されるが、こ
の時すでに第2の2ビットカウンタ14のポートQ1,
Q2の出力が「H]なので、アンドゲート16への入力
信号が全て「H」となる。このため、アンドゲート16
から第1の2ビットカウンタ13にRCO2信号が出力
される。
【0029】このとき、第1の2ビットカウンタ13の
カウント値は「1」であるので、未だ第1の2ビットカ
ウンタ13からコントローラ11にPE信号は出力され
ない。そして、第2のビットカウンタ14のカウント値
が「0」になるとともに、コントローラ11から6ビッ
トカウンタ12へのEN信号の出力が継続されて、この
後も前記1回の印字動作と同様にラインデータの2回目
の印字動作が1印字時間の16分の1で領域から行わ
れる。
カウント値は「1」であるので、未だ第1の2ビットカ
ウンタ13からコントローラ11にPE信号は出力され
ない。そして、第2のビットカウンタ14のカウント値
が「0」になるとともに、コントローラ11から6ビッ
トカウンタ12へのEN信号の出力が継続されて、この
後も前記1回の印字動作と同様にラインデータの2回目
の印字動作が1印字時間の16分の1で領域から行わ
れる。
【0030】そして、4回目の印字動作が完了され、ア
ンドゲート16から第1の2ビットカウンタ13に
「H」信号が出力されると、第1の2ビットカウンタ1
3のカウント値が「3」となるので、同第1の2ビット
カウンタ13からコントローラ11及びメイン制御回路
7にPE信号が出力される。
ンドゲート16から第1の2ビットカウンタ13に
「H」信号が出力されると、第1の2ビットカウンタ1
3のカウント値が「3」となるので、同第1の2ビット
カウンタ13からコントローラ11及びメイン制御回路
7にPE信号が出力される。
【0031】第1の2ビットカウンタ13からメイン制
御回路7にPE信号が入力されると、同メイン制御回路
7はシフトレジスタ5にラインデータを転送する。そし
て、ラインデータの転送が終了されると、メイン制御回
路7からラッチ回路6へラッチ信号が送出されて、新た
なラインデータがラッチ回路6に保持される。
御回路7にPE信号が入力されると、同メイン制御回路
7はシフトレジスタ5にラインデータを転送する。そし
て、ラインデータの転送が終了されると、メイン制御回
路7からラッチ回路6へラッチ信号が送出されて、新た
なラインデータがラッチ回路6に保持される。
【0032】また、図3に示すように、それと同時に、
メイン制御回路7からサブ制御回路10のコントローラ
11にPS信号が出力され、次のラインの印字が開始さ
れる。
メイン制御回路7からサブ制御回路10のコントローラ
11にPS信号が出力され、次のラインの印字が開始さ
れる。
【0033】上記のように、本実施例では、1ライン分
のデータの印字を4つに分割し、その1印字時間を、1
ライン分の印字時間の4分の1にした。従って、印字に
要する時間が長くなることなく、本実施例では印字時間
を細分化した。その結果、図6の場合とは異なり、印字
の用紙送り方向の幅が細分化されて印字が階段状大きく
ずれることがなくなる。しかも、用紙送りを行うモータ
に回転ムラや振動が発生しても、各印字間に大きな隙間
が生じることがなくなる。これらのことにより本実施例
では、印字品質を向上させること可能となる。
のデータの印字を4つに分割し、その1印字時間を、1
ライン分の印字時間の4分の1にした。従って、印字に
要する時間が長くなることなく、本実施例では印字時間
を細分化した。その結果、図6の場合とは異なり、印字
の用紙送り方向の幅が細分化されて印字が階段状大きく
ずれることがなくなる。しかも、用紙送りを行うモータ
に回転ムラや振動が発生しても、各印字間に大きな隙間
が生じることがなくなる。これらのことにより本実施例
では、印字品質を向上させること可能となる。
【0034】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で次のよう
に変更して具体化することも可能である。 (1)前記実施例では、ドライバ4、すなわちの発熱抵
抗体2を4グループに配分したが、これを例えば、2ブ
ロックや5ブロック以上に配分すること。
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で次のよう
に変更して具体化することも可能である。 (1)前記実施例では、ドライバ4、すなわちの発熱抵
抗体2を4グループに配分したが、これを例えば、2ブ
ロックや5ブロック以上に配分すること。
【0035】(2)前記実施例では、発熱抵抗体2の数
を1728個としてA4サイズ対応としていたが、その
発熱抵抗体2の数を例えば2048個というB4サイズ
対応の数に変更すること。
を1728個としてA4サイズ対応としていたが、その
発熱抵抗体2の数を例えば2048個というB4サイズ
対応の数に変更すること。
【0036】(3)前記実施例では発熱抵抗体2のグル
ープ配分を512個ずつライン方向に区画したが、例え
ば、全部で4グループとして、1個の抵抗発熱体2が第
1グループ、その隣の1個の抵抗発熱体2が第2グルー
プ・・・・というようにライン全幅にわたってグループ
を混在させたりして、グループ配分の形を変更するこ
と。
ープ配分を512個ずつライン方向に区画したが、例え
ば、全部で4グループとして、1個の抵抗発熱体2が第
1グループ、その隣の1個の抵抗発熱体2が第2グルー
プ・・・・というようにライン全幅にわたってグループ
を混在させたりして、グループ配分の形を変更するこ
と。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、紙
送りを行うモータに回転ムラや振動が生じても、印字品
質が悪化するのを防止できるという優れた効果を発揮す
る。
送りを行うモータに回転ムラや振動が生じても、印字品
質が悪化するのを防止できるという優れた効果を発揮す
る。
【図1】本発明を具体化した一実施例のサーマルヘッド
駆動回路の概略的なブロック図である。
駆動回路の概略的なブロック図である。
【図2】サブ制御回路の概略的なブロック図である。
【図3】サーマルヘッド駆動回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図4】ストローブ信号の出力関係を説明する図であ
る。
る。
【図5】記録紙上にラインデータが印字された状態を示
す模式図である。
す模式図である。
【図6】従来での記録紙上にラインデータが印字された
状態を示す模式図である。
状態を示す模式図である。
1…サーマルヘッド、2…発熱抵抗体、4…ドライバ、
7,10…制御手段としてのメイン制御回路,サブ制御
回路。
7,10…制御手段としてのメイン制御回路,サブ制御
回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 サーマルヘッドに多数の発熱体を印字行
方向に沿って配列するとともに、それらの発熱体を複数
にグループ配分し、1印字行における発熱体の発熱をグ
ループ単位で順次行うことによりドットマトリクスにて
印字が行われるようにした印字装置において、1印字行
の印字を各グループが複数回に分割して行うように発熱
体の動作を制御する制御手段を設けた印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8651393A JPH06297744A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8651393A JPH06297744A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 印字装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06297744A true JPH06297744A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=13889073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8651393A Pending JPH06297744A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06297744A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009297998A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Toshiba Tec Corp | サーマルプリンタ及びサーマルプリンタの制御方法 |
CN102407680A (zh) * | 2008-06-12 | 2012-04-11 | 东芝泰格有限公司 | 印刷设备及其控制方法 |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP8651393A patent/JPH06297744A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009297998A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Toshiba Tec Corp | サーマルプリンタ及びサーマルプリンタの制御方法 |
CN102407680A (zh) * | 2008-06-12 | 2012-04-11 | 东芝泰格有限公司 | 印刷设备及其控制方法 |
CN102407680B (zh) * | 2008-06-12 | 2015-09-16 | 东芝泰格有限公司 | 印刷设备及其控制方法 |
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